2014年10月
曇りときどき小雨ぱらつく
- 2014-10-27 (月)
- 14秋天♪鉄観音
曇り。
あの日までに、集中して終了させて、本当にビンゴだったーーー!!!
雨が去った後に続きを、とおとんも私も最初は考えていたが、
いやいやそれは危険と判断し。。。結果おーらい☆
好かったよおおお~~♪
来秋は、もしも来られるなら、もう数日早く入る。
状況がいろいろ変わっている。
理想言っても仕方ない、流れに対応していかないと。
その中で、自分にできるベストを尽くす。
その秋が迎えられるように、また1年、がんばるんだ☆
品茶:12号、帯梗・挑梗・梗。
・帯梗=茎付きの葉:伝統の審査標準:みなさんにお届けしている基本の状態♪
・挑梗=茎を取り除いた葉だけ:現代の審査標準
・梗=茎だけ
おおおー♪
次の品茶会では、久しぶりにこれやりましょう!やりましょう!!
どうして茎付きでお届けしているのか、どうして茎付きの方がおいしいのか、等々、
いろんなこと、とてもわかり易いし、説明しやすーーいっっ☆
おかたづけ、製茶室の続き。
外布、点検&池に漬けておく(下洗い)。
速包機、平板機、等々機械類、清掃。
揉捻機(木製の、これ大切な道具、無くなったらもう作れる人もいないし、素材もない)点検&清掃。
木の部品一つ一つ、丁寧に茶末や埃を取り除く。
木の揉捻機は、殺青仕立ての茶葉が直接触れる場所。。。丁寧に、清潔に。
揉捻機だけで、2時間。昔の道具だからね。
品茶、14号、16号。
そろそろ一回目の一斉品比してもいいかな。
最後の茶葉が仕上がって、、ひー、ふー、みー、、、まだ3日か。
ま、それを計算に入れて、明日やってみようか♪
あー、おとん、早く帰ってくないかなぁ。。。
おとん、あれから毎日2回点滴しに病院に通っているのだが、ぱっと全快しないらしい。
味がわからなくて(点滴のせいで)、なに食べても薬の味がするとかで、、、しょんぼりしている。
早く帰りたい、と。
鼻(臭覚)はまだなんとかいけるそうだ、もちろん、絶好調の時のようにはいかないが。
あーぁ、、、また審評できないじゃないかーーー。
体調管理は、審評する人間の(製茶する人間にも)基本なんだけどなぁ。。。おとん。
でも、それでもいいから、審評に加わってくれ~~。
ふいみーーーん。
おっ☆
ふいみんと言えば、お蔭様で彼女も、中国国家一級高級技師『高級評茶師』、受かりましたよおおおーーー!!!
ぱちぱちぱちーーー♪♪♪
証書が届いてからご報告☆と思っていたのですが、まだ証書が届かないんですよぉ・・・、あれから何ヶ月?
はぁぁ・・・。
香港人初です☆
大陸人外では2人目?!(一人目は3年前の私)
いや、少し前にマレーシア人でひとり!でも大陸の人とか???
とにかく、すごいね☆
身内で3人の、国家級の高級評茶師が揃ってる!!!あははーっっ♪
おとんは高級評茶師の資格はないけれど、国際的な鉄観音茶王賽の審査員を政府から依頼されて何度もしている実力。
これで、どこかに依頼しなくても、『免費』で全部済む☆。。。あはは、らーくちんっっ♪(笑笑)
でも、そのふたりとも、今いないし、、、。
ふいみーーーん、早く来てえええ~~~。
と、叫んでも来られないから、ひとりで先に進めよう。
どうせ1回2回じゃ終わらないし、まずは作り手として、一足お先に。。。うふ♪
空は晴れてもお茶はない
- 2014-10-26 (日)
- 14秋天♪鉄観音
あっかるい♪晴れーー、お茶作れる☆
けど、もう茶葉ない~。
晴れてはいるが、雲の様子は変わった。
空一面に、イワシ雲みたいの。
品茶、20号柳樹、20号生態茶、21号。
どはっっっ♪
気になって、その流れに19号。
イエスッ☆
そのままW金袋。
なるほどぉ。
あああ~~~、誰かと一緒に飲みたいーーー♪
おかたづけの続き。
竹笊全部(100枚くらい?)清掃&点検、木架、それらの置き場関係。
続いて製茶室、本日はホン干関係、ホン干機、ホン干用笊、焙籠。
加工中の茶葉が直接触れる道具たち、清潔第一。
茶巾の繕い。
家の中の通路エリア、厨房も。
ここまで6時間。
一日、動きながら頭の中でずっと製茶を振り返っている。
気づいたところで、すぐにノート振り返る&メモ。
パソコン部屋へ。
久しぶりにパソコンの前にゆっくり座った。
げ、、、。(目の前ある冷蔵庫をみて)
冷凍庫の扉が少し開いている、、、ということは?(何度も経験済み)
バキッ(開けた)。
ぁぁ・・・、氷の化け物に覆われている・・・。(日本では見られない現象)
明日にしよう。
体洗う準備。
水汲み、やかん×4、順番に沸かす。
その間に、応接エリア周辺、掃き掃除。(体温を上げておく。風邪ひき予防。)
沸いたらバケツに入れて、外の小部屋まで運んだら、猛ダッシュ。
限られた熱湯を山泉水で割りながら、急いで洗う。
準備開始の水汲みから、洗濯物洗って全部干し終わるまで、約2時間。
総移動距離何百メートル?
洗濯機などもちろんない、山泉水で手洗い、手絞り。
さっぱりしたところで、再びパソ部屋へ。
画像の移動。カメラからパソへ。。。溜まってる。何日分?ひゃーーー。
品茶&おかたづけ
- 2014-10-25 (土)
- 14秋天♪鉄観音
本日も曇り、これではもしも茶葉があっても摘まない。
昨日もそんな陽気だった、本当にギリギリセーフ、大ビンゴだった!!!
好かったぁ。。。
茶巾洗いの続き。
外周り&釜周り掃除、竹竿半分撤収。
揺青機清掃、木架修理、茶葉の整理。
頭の中は、やはり茶葉のこと考えている。
家中の掃除と、道具たちのお片付けするのに、数日はかかるだろう。
でも、この家と、この道具たちも、大切な宝物。
もしもこれらが無ければ、こういう茶葉は作れない&飲めない。
品茶の続き、16号、17号、18号、19号。
茶友の顔が浮かんできて、気づくとひとりでうふうふ笑っている♪
まだ会ったことのない茶友も、想像で浮かんでくる(笑笑)、一緒に飲みたいなあ☆
まだ一斉品比はしない。
豆腐が届いていたのを思い出す。
豚足もあった。
豚ヒレ肉もあった。
たまっている画像の整理したい、が、眠い、、、寝よう。
終わってしまった
- 2014-10-24 (金)
- 14秋天♪鉄観音
21号収茶。。。14秋完了☆
はあ。。。終わってしまった。
もう茶葉はいない。
来年まで。
急に風が冷たく感じる。
充実していた。
没頭できて、連日最高だった。
起きてから寝るまで、頭のなかでは高速回転で茶葉のことを考え続けながら、
足は止まることなく家の中を動き続け、全身と心が流れるように動き続けていた。
とても静かで、とても不思議な、自然感だった。
天井が宇宙に繋がるこの大自然の大きな家で、昼も夜も誰にも邪魔されず、集中したいように集中でき、
ストレスは全くなく、素晴らしい時間。
ありがとうございます。
茶葉の言葉が、これまでよりも大分理解できるようになっている。
そんな実感。
ドキドキする、どんどんピントが合っていく、。。。私きっと、もっとおいしいお茶作れるっ♪(笑笑)
いきなり気候が変わった。
曇り、雲ゆき怪しい、午後霧状の雨少し。
ああ、間に合った。ビンゴ☆。。。天地の神様、ありがとう。
21号、できたて、品茶。
茶巾洗う、大物洗えるだけ洗う、撤収開始だ。
終了と同時に、次回の準備。
どうかまた来年も来られますように。。。丁寧に、徹底的に、洗う。
料理らしいもの?作る。
小紅が届けてくれていた、アヒルの卵&排骨があるのを思い出す。
どうしよう。。。おとんの生姜掘って、こっちのたまり醤油で!!!
アヒルの卵、大好き♪
日本では食べられる機会ほとんどない。
生は、バニラの香り♪ああー、これでお菓子作ったらおいしいだろうなー。
ゆでたまご、先にひとつ、塩でパク。
黄身は、クリームチーズの食感。
白身は、ゼリーの食感。
好き。うふ。
静かな夜。
星もお休み、風もお休み、虫たちも今夜は静か。
大分冷える、動いていないから余計そう感じるのだろうか。
寝ようと思ったが、気になる。
品茶、初日から振り返っていく、12号、14号。
あああ。。。早く誰かと一緒に飲みたいーーーっっ♪
今夜はいっぱい寝る☆
14秋製茶最後の夜
- 2014-10-23 (木)
- 14秋天♪鉄観音
昨日(21号採茶&20号殺青の日)は、起きてからもう一切腰を下ろすスキもなかった。
茶摘み開始前に起きてから寝るまで(朝の7時半頃)、動き続けて、パソをのぞきにも来られなかった。
手揉もした☆そこが今秋のラストチャンスだったから。
一日中「香り合戦」の中にいて、もう大変な事だった☆
茶友に教えてあげたいこといっぱい♪(笑笑)
2種摘めば翌日3種以上同時進行になるから、ひとりで連日製茶で2種同時摘みはキツイ。
できなくはないけど、それが連続すれば集中力が分散される、結果に影響する。
できればラストにしたい、けど、気候条件次第。
今回は次がラストの茶摘みだって分かってたから、なんとか。
気合。
深夜3時頃、ひとりせっせと手揉する横で、にわか雨。。。間に合った、ほっ。
結局寝られたのは今朝8時前。昼過ぎまで寝られる。
のに、起きてしまう。
21号の香気の動きと付き合いながら、20号3種(含手揉)収茶&品茶、21号のタイミングを探る。
曇り、昼過ぎさらさらと小雨来る。。。あぁ、間に合った。でも、どうか炒茶の時までもう少し待って。
茶摘みはもうない、昨日摘み21号がラスト、本日は炒茶のみ。
小雨は消えた。
無事に炒茶が終わって、ミスト状の雨少し。。。ぎりぎりセーフ。
天の神さま、ありがとう。
さっき、ラスト21号が無事にホン干機に。。。終わった。
急に眠気が来た。
もう、動いている茶葉は、この家にはいない。
21号の仕上がり迎えるだけ。
14秋が終わった。
実は最後の最後、ホン干直前、問題発覚。
ホン干しようと球を解こうとするが、定形終了した21号の球がびくともしない。
エエエエーーー、最後は軽く締めるようにお願いしているのに。
このままでは、茶葉が台無し。
ここにまできてこれかよぉ。。。どうする。。。時間が遅い、誰も呼べない。朝まで待てない。
1時間以上格闘、ダメ。速包機も使うが、ダメ。試行錯誤、全てダメ。
仕方ない、奥の手。
ハサミで破く!!!
21号救出☆
いえーーーい♪
寝るぞーーーっっ。
茶斤?水につけとく、起きてから洗う、明日(今日だけど)炒茶ないからそれで好い、、、寝るーー☆
21号:ラスト生態園
- 2014-10-22 (水)
- 14秋天♪鉄観音
陽光出た!!!感謝。
茶摘みラスト☆竹林横の生態園。
20号2種、香り合戦。
21号加わり、香り大合戦。
3種の声を聞き分ける。
集中力高まる。
20号、動く。
21号涼青、晒青、翻、収。
小紅&工人、遅い、まだ来ない。
起火、運柴、釜準備、三脚準備。
やっと来た、急げ。
20号柳横殺青。手揉開始。
生態茶殺青。
21号1揺。
21号2揺タイミング来ない、今夜も時間かかる。
いいのよ、じっくり付き合う、横で手揉しながら。どうぞ慌てずあなたのペースで♪
深夜3時、手揉中、にわか雨。。。ラスト、間に合った。天地の神さま、ああ感謝。
どうか明日の殺青まで、今少し待って。
すぐ止んだ。ほっ。
全て終了。
7時半。
朝だ。。。鳥、鶏、鳴いている。。。眠い。茶摘みない、昼まで寝る。
20号:おとんの初代樹その3&生態茶
- 2014-10-21 (火)
- 14秋天♪鉄観音
暑い、昨日級に暑い。。。
夕方から、気圧が変わった、茶葉の動きが変わった、香りの動きが変わった。
今日は時間かかった。おまけに2種。最高の時間。
雲ひとつない星空ひろがる、お月さまはまんまるで口だけ金色。
山に茶香が広がる、家では茶香が生まれる。
この家は、真夜中から明け方が一番香る。
今夜も最高。
夜が明けたら採茶、ラスト一地点。
おやすみなさい~~。
19号:おとんの初代樹その2
- 2014-10-20 (月)
- 14秋天♪鉄観音
ああ、お星さま。。。美しい夜空。
お月様が、にかっ、て笑ってる。
山に茶香が広がっている。。。18号だ。
森で迷子になっても、この香りがあれば戻ってこられる。
家の中では次々に香りが生まれている。。。19号だ。
ついうっとりと、連れられていきそう。
自分の口が、香りを放っている。
さっき飲んだ、ホン干前の18号だ。
ああ、ここは桃源郷なのだろうか。
朝から暑っつうううーーー。風が強い。季節逆もどり?
強い風が家の中に入ってくる、大門閉めておく、18号が風で動かないように。
その香りに、家に入った人みんなが驚く&喜ぶ、笑顔になっている、言葉分からなくても香りは共通語。
茶友みんなの顔も浮かんでくる、この香りをかがせてあげたい。
香港のふいみんから、安渓のおとんから、気候情報届く。
ネットで気象衛星も見る。
山には小気候があるから、何とも言えないが、参考になる。
大丈夫、最後までもちそう。
でも、あと2日で摘んだ方が好い。
明日も摘む、柳の横&生態茶。
翌日が最後、竹林横の生態園。
心の隊員募集記事が途中のまま、最後まで書き上がっていない、まだ投稿できない。
(みなさま!心のご準備よろしくですっ☆)
夜が明けたら、2地点。。。ひーー、寝ます。
18号:おとんの初代樹
- 2014-10-19 (日)
- 14秋天♪鉄観音
うお、、、雲が多い。風強い。
もう天候変わってくるのか?
えー、早いよ、もう少し、、、あと数日もって欲しい。
電気消す、17号香気確認、大門小門開ける、さわやかさん、お粥仕掛けて、洗面身支度しながら、お湯沸かす。
『六脚尖』外に干す、鶏にごはん、16号できたて品茶&記録。
茶摘みのおばちゃん&おじちゃん、まだ来ていない。
おかしい、もう始まっている時間なのに。
おとんに電話して、今どの辺りまで来ているか電話で確認してもらう。
幸い、まだ陽光出ていないから、今日はこれで好かったが。。。
ご飯、茶巾洗う、17号収茶、家中の掃除、揺青機の掃除、青葉到着の準備、、17号香気は何度も確認。
昼過ぎ、雲切れる、太陽ぴかーー☆
茶葉も香気を放ち始める。よっしゃー!!!
おば&おじも到着、好!摘む樹を説明。
おじちゃんは普通語が少し理解できる、おばちゃんは全く理解できない。
原始的言葉で会話。身振り手振り&表情。
三脚持って撮影大会。
青葉到着、家の前だから早い、好かった、間にあう。
ふあー♪吸い込まれていくような香り!!!おじ『昨日より香る!』
その横で17号、とてもすがすがしい涼やかな香り、フレッシュ、まだ湧き上がるようなステージには来ていない。
おじ&おば、『好香!』と喜んでいるが、昨日ほど手にとったり、くんくんしていない。
昨日のタイミングより、静かな香気。
竹笊に広げて晒青準備中、風吹く。
瞬間、ぶあーーーっっっ、と香りが立ち上がる☆
おじ『(びっくりして振り向いて)ふあーーー♪』
あ、まずい、今日は早めに殺青準備入ったほうがいい。
晒青中:18号、おとんの初代樹、石頭の上。
わお、「香水☆」(と私が呼んでいる鉄観音特有のある香気)
目を閉じた人をここ連れて来て、この香りをかがせてあげたら、絶対目の前に葉っぱがあるなんて思わない。
こんな香りのふとんで寝られたら、生涯目が覚めなくても幸せ。
ひとりで、翻。陽光強い、時折強い風。
老梗が多い、翻しながら、ひとつひとつ丁寧にチェックして、取り除く。
あー、17号が呼んでいる!!!
殺青タイミング、もうすぐだ、やはり早い。おとんに電話。
炒茶鍋準備、先に起火、鍋回転。製茶室開門始動準備。
お米仕掛ける。
昨日に続き、小紅が殺青時手伝いに来てくれる。助かるー。
火の番、揉捻機よろしく。あ、薪も追加しといて~、よろしく。
私は、晒青終了&揺青開始、殺青監督。
排骨持ってきてくれた、大根、青菜採ってきてくれた、ありがとー。
18号第一揺青しながら、17号炒茶。
もうすぐ日が暮れる、きれいな夕日。
さあ、明け方までノンストップ。
第二揺青の頃。星少ない。少し暑い?昨日より気温高い。
本日のお仕事、ついさきほど一通り終わった。朝になってしまう。寝なくっちゃーーー。
明日(夜が明けたら)も摘むよ、おとんの初代樹、石頭の下☆
ふいみんから気候情報、『明日の夜から曇り、その後にわか雨があるそうだ。香港。』
一日遅れぐらいで、それがこっちにやってくる。
明日、明後日、、、で、しばらく停止かな。柳の横が摘めないかも。
寝るー。
17号:おじいの初代樹
- 2014-10-18 (土)
- 14秋天♪鉄観音
素晴らしい秋空。風強め、日差し強いが、涼しい。
おじいの初代樹、摘みに行く。
おじいの初代樹、行ってきた、下段、摘み終わった。
昨日の老茶樹より、柔らかい。好青葉、好香♪
老茶樹、香気が家中に満載。
茶摘みおば&おじ、大門開けるなり『!?』、キョロキョロ。。。老茶樹見つけて『好香!!!』、、、こら触るなー。
16号、老茶樹、炒る。
小紅、焼火の時だけ、手伝いに来てくれる。
炒った。
小紅、鉄鍋の柴の消火をしたら、すぐに山を下りる。
今日は(夜が明けたら)生態園、竹林辺を摘む。
この気候、逃したくない。
でも、おとんの初代樹は、まだ成熟には早い。
柳横のおとんの初代樹も、まだ早い。
つい先ほどホン干開始。
おおおーーー、今夜も見事な星空☆
寝る。
16号:南山の老茶樹
- 2014-10-17 (金)
- 14秋天♪鉄観音
本日も大晴天なりー♪
日差しが強いが風は冷たい、ところどころに雲流れる。秋深まる。
いよいよ、南山の老茶樹を作る日が来た。
茶摘みは始まっている、大丈夫だった、摘み盗られていなかった。好かった。
行きたい、おとんがいればひとりで行っていた、が、仕方ない。また次回。
なにが無くなっても、このお茶樹はずっと作って飲み続けたい。
この春は作れなかった。(14春鉄観音≪品茶セット≫ご参照ください♪)
起きてから4時間ほど家中をひとり動き回る。
洗面、炊事、鶏にご飯、各所掃除、14号評茶、洗茶巾、炊事、14号収茶、製茶室道具整備、晒青準備、etc。
昨日山の下から届いた絞めたての鶏、どうしようかな。。。鳥一羽、おひとり様用☆丸ごとスープだ!
南山の老茶樹、来っっったあああーーーー♪
おお☆発芽量が増えている!!!
瀕死の状態から復活後、昨秋に続き、2度めの収穫。
布袋から出し、水篩に広げる。
今日の茶摘みのおばちゃん&おじちゃん(昨秋も老茶樹はこの2人)が、『この青葉きれい!』『本当に美しい!』
と、茶葉を何度も両手に取り見つめている。
本当にきれい!!!光沢があって、生命力強くて、成熟度もビンゴ、みんな揃って光り輝いているーー、美しい☆
香りがまたたまんねーなーこりゃーーー♪
鉄観音原生の「あの香り」+かすかなりんご香☆立ち上がってくるように香りの層が厚い。
うっへーーー♪ワクワクする!!!
晒青始まると、すぐに花香立ち上がる。甘い、砂糖のような香り起きる。
しばらくすると、甘い花シロップのよう♪
花蜜濃原、いろんな要素。
やばい、これめちゃくちゃ好いお茶になるーーー、後は私次第だ。
2種審評。
初めて並べて飲んでみる、早くやりたかった。
わーーー、こりゃまたたまんねーなーーー!!!吸い付きたくなる、この香り♪
うーわ、ふたつタイプ違う、のに、どっちも水重っっっ☆
待ちに待った、老茶樹との時間。
揺青。
香りに耳を傾ける。。。香りは語らぬ茶葉の言葉。
この家にひとり、とても集中できる。
心地が好い、ストレスゼロ。
まったく。。。他国の、人の家で、ひとりなにをやってんだか。。。(笑笑)
明日は忙しくなる。
明日も摘む、おじいの初代樹の残り半分を。
となると、茶葉が2種同時進行になる、16号炒茶&加工と17号晒青&揺青が、、、ひー。
辛くてもやる、この陽気がチャンスだから。
日曜日あたりから気候が変わる予報、なので、この陽気のうちに製茶したい、が、ひとりで連日は厳しい。
誰か~~。(今年は誰も来ない)
起風、冷風、星々☆キラキラ、今夜は冷える。
寝ておかないと、、、明日明後日は睡眠時間あまり確保できない。
好い香りのする家
- 2014-10-16 (木)
- 14秋天♪鉄観音
こんな山奥で、周りは大自然で、花の咲く季節でもないのに、この家は好い香りがする。
この家のどこかで、見たこともないような花と食べたことのないようなフルーツの香りが、生まれている。
誘うような、包むような、流れるような、うっとりするような、気が遠くなるような。。。やさしくて、呆けてしまう香り。
目が覚めてドアを開けると、大気中にひろがっている。
外から戻ってくれば、大門の外まで流れている。
この大自然の山に、この自然素材で作られた家に、とても似合っている。
持って帰りたいけれど持って帰れない、作りたくても作れない、二度と再現できない。。。14号の香り♪
香りは生き物で、半日以上動き続ける、変化し続ける、まるでお話しているかのように。
私はそのメッセージを読み取る、今日は一日この香りの見張り番。。。「香守」だね♪(笑笑)
殺青、3人?なんで2人じゃないの?
おしゃべりしながらできて楽しい?
ここは他の場所とは違う、製茶しながらおしゃべりは、ここでは禁止ですよ!
それと、殺青終わったら、ここに残るのはひとりだけね。
そっちの人は?見学?手伝い?タバコ吸うなら外でね、製茶室は入らないで下さいね。
3人の工人、今日の茶葉にも驚いている。
製茶工人(殺青後の外形作る担当)は、安渓中を回って雇われているので、各地の事情をよく知っている。
『好香!!!』『こんなの嗅いだこと無い』『すごい、誰が揺青したの?』『ええー、凄い』『一昨日のもそう?』
『自分は生涯こんなお茶飲むことはできない』『すごい、尊敬する』
実家はどこ?西坪?まあ♪
じゃあ、あるんじゃないの?ない?全く?聞いたことも?これに近いのも?、、、そうか、みんな若いからね。
みんな『濃香(この場合は、仕入れた茶葉を焙煎加工する意)』にしちゃってる?、、、ああ、西坪はそうだね。
『他の場所も、市場用のやつだから、これとは全然違う。』『こんな加工できないよ』
家に茶樹ないの?ある?はは、そりゃどこの家も必ずあるよね。
『でも、作り方が分からない。摘んでどうすればいいのか、揺青の時間とか、いつ殺青するのか、とか、全く。』
『見よう見まねでみんなやっているだけ。』『ぜんぜん違う、こんなお茶見たことないよ。』『揺青どのくらいするの?』
まあ、そうだろうねぇ。。。情報もないし、教えてくれる人もいないし、教わる場所もないし、、、。
『今日は摘んでいないの?』『いつ摘むの?』『あと何日くらい?』
ああああーーー!!!そーいうことかーーー。どうやって加工しているのか見たいんだ!!!あははは。
だから今日は3人で来たのね、、、。
残念でした。
殺青と揺青のタイミングが重なるので、今日は摘んでいない。
さて、今日は一昨日より量が多い、丁寧にお願いしますね。
22時頃、工人帰宅。
そこから明け方まで、門を閉めて、ひとり作業。。。とても落ち着く。
星々いっぱい、宇宙の果てまで抜けるような星の夜。ひー☆
大きな口で笑っているお月様、今日は明るいまあるい光。
ああーーー、どうかあと1週間、お天気もって欲しい。
けれど、日曜日以降厳しいかも?あうううーーー。
明日は南山の老茶樹、摘む☆
盗まれていないか、ものすごくおとんが心配している。
ので、先にそっちを摘む、意見一致。
最近になって、老茶樹に価値があることが分かる人が出てきたようで、
あの場所が狙われている実際の会話を、おとんは下見に行った4日に偶然耳にした。
それから気が気でない様子。
摘むものがなくなると、まだ摘まれていない茶葉は摘み盗られる可能性が高くなる。
家の近くは見回りに行ける、そういう場所は後回し、
南山はすぐには行けない、ちょうど成熟している頃、、、どうか残っていますように。。。
14号:魔王の樹
- 2014-10-15 (水)
- 14秋天♪鉄観音
本日は昨秋の【魔王】の樹を摘む!
この樹も、おとんと私の宝もの☆作りたい優先樹、トップチーム。
14春【HappyTree王】(14春鉄、ただいま絶賛大募集中ですーーー♪笑笑)の、上にいる。
同じ山の山頂の樹、それが「あの13秋【魔王】」の樹。
数々の『名王』を生み出してきた樹☆毎年作りたい&飲みたい。
おとんも、作りたいだろうなあ。。。
青葉が届いたら、この家で私ひとりで加工する。 今日は炒茶がないから問題なし。
朝から大晴天♪
でも、風が変わった?
間違いない、風が昨日までと違う、気流が違う、ぐんと秋めいている、ここから気温も下がってくるだろう。
茶摘みの現場まで行きたかった。
だが、やめておく。
茶葉が届いてから朝まで、ひとりで加工することになる、体力温存。
12号仕上がった!品茶。超ドキドキ☆
ふわあああーーー♪♪♪すげーな、このお茶。。。
もしかして、本当にもしかするのかな?いや、分からない。おとんがいないと分からない。
「おとんは私のリトマス紙(笑笑)」、早く帰ってきてーーー。おとんと一緒に飲みたい。
掃除、炊事、洗茶巾、茶葉部屋の整理&準備、製茶道具の準備、青葉到着の準備、、、ひととおり終了。
12号、収茶。うわー♪製茶室が12号の茶香で満タン。。。ふう~~♪
昼過ぎ、ん??晴れだが雲が多くなる。
指示した時間になってもまだ茶葉が届かない。
まずい、晒青が間に合わなくなる。
おとんに電話、工人に電話してもらう。
まだ来ない、、、まだ来ない、、、まだ来ない、、、、1時間経過。
バイク来たーーーー。ほっ♪
予定より少し遅れて無事到着、大丈夫まだ間に合う。
う、、、前回より多い。
しかし、確かに2球に分けるには少なすぎる。しかたない、がんばるか。
うわ。。。すごいっっ♪
今日のお茶も好いお茶になる!!!うわーーー、作る前からどきどきするーー☆
おじちゃん手伝ってくれるの?おお、ありがとう~。
あれ?茶摘みの2人も来てくれたの?たすかるーー、ありがとう。
急ぐけど丁寧にね、これ他のお茶とは違うの、下には絶対に落とさないように、お願いします。
並べ終わった。陽光間に合った。ここからはひとりで問題なし。
ひとりになって、再び静けさが訪れる。。。最高。
さーって、と♪
やっとふたりきりになれたね。。。(笑笑)
昨秋の魔王の樹、この秋はどんな姿を見せてくれるのかな~~~☆
茶葉と私、2人の素敵な時間の始まり始まりーーー♪
山でひとり茶を作る
- 2014-10-14 (火)
- 14秋天♪鉄観音
本日もどっぴーかん♪
ものすーーーっっっごく作りたい!!!超茶摘み日和じゃないかーーー♪
だけど、茶摘みはやめた、、、おとんの状況がわからなかったので。
昼過ぎ、病院から帰宅したおとんから電話あり。
医者が言うには、数日点滴しながら様子を見る、と、、、。数日は帰ってこない、ということね。
わかった、では明日は摘む。
多分、明日も大晴天。
本日は炒茶のみ、揺青なし。
今秋最初の炒茶、製茶室始動の準備、ひとりモクモクと進める。
電源系統・各機械起動確認、道具たちチェック&手入れ、掃除。
ごはんも、審評も、ひとり。
殺青タイミングが近づき、おとんに電話。工人を呼んでもらう。
工人ふたり、ひとりは製茶室、ひとりは鍋前。
私は火の前、柴火の調整と全体指揮。
ふたりとも、到着してすぐ、お茶の香りに驚いている。
『このお茶、すごい好い香り』『下(製茶所)のお茶と違う』『こういうお茶(伝統茶)作ったことない、自分は初めて』、
『どうやって作ったの?』等々、何度も何度も嗅いで、嬉しそうににっこりしたり、不思議そうな表情したり、くんくん。
殺青終わって、工人ひとり帰る。
なかなか忙しい。製茶工人監督しながら、ごはんの準備、くるくる評(3回)、撮影、記録、明日の準備、etc
今日のお茶、もしかしたらもしかして、もしかするかも。。。。
いや、今は製茶に集中する。
いや、でも。。。。
いやいや、まだ早い、明日飲んでから。。。(笑笑)
22時前、最終定形に入れる。
工人帰宅、ここからまたひとり。
製茶室掃除、機械類手入れ、ホン干前審評。
水汲んで沸かしながら、ご飯。。。洗操、洗頭、洗濯、、、
考え事しながら、一泡球♪
殺青タイミングについて閃いた持論を話し続ける。。。黙って聞いてくれる一泡球たち。
定形終了、作業開始。
笊に広げて。。。ホン干開始。
もうすぐ夜明け、昼前には茶摘みが始まる、お腹空いた、、、でも寝る。
12号:おとん山を下りる
- 2014-10-13 (月)
- 14秋天♪鉄観音
やっぱりね、そんな予感はあったんだ、これまでのパターンからして、、、薄々ね。
おとん体調悪くて、日がくれる頃山をおりた。今夜中に安渓へ、明朝安渓の病院へ行く。
早く回復するために、早く製茶に戻るために、一刻でも早くここを離れて、大きな病院行ったほうが好い。
おとんがここに居れば、『客』がじゃんじゃん上がってくる。
おとんがここにいなければ、客も来ない。
昨日からおかしかったけど、今日も「ノラナイ」感じで表情が冴えない・・・、表情に「反応がない」。
このパターン、まずいなぁ、、、と思っていたら、案の定だ。
午後には『おとん、そのままだと3日後には病院行くことになるよ。いつもそうじゃん。今日早く寝て、客は断って。』
「客を断る」ことなど無理だとは分かっていても、ここまでならなきゃ断れない、、、っていうの、たまらない習慣だ。
こうなる前になんとか手を打たないと、、、。で、手を打てるようなら、悩まないか。本当にたまらない。
昨日に続き、絶好の製茶日和ーーー♪
しかし、朝から人出が多かった。
朝は『客人』、午前から夕方までは採茶工人たちが家周りにいっぱい、20名程。
予定では、採茶の前に昨秋の審評、その前に少し遠い一地点見に行くはず、が。
『客』の声で目が覚める、声は数名、、、その瞬間悟る、もう審評は無理、下に行くのもやめたほうがいい。
おとんの馬鹿でかい声も響いている、人前で張り切っている声、、、その瞬間悟る、きっと今晩は体調悪くなる。
もう少し寝ておこう、私は居ないほうが好い、興味を持たれると面倒、&今のうちに寝ておいたほうがいい。
しかし、おじいの初代樹摘むから、寝ているにも限度がある。
そろそろ限界。。。下に下りて準備開始。
いい加減帰ってください、おとんを茶摘みに連れて行かねばならぬのだ。
茶摘みの予定時間を少し過ぎて、帰って行った。
工人たちの食事が届く。先にごはん、食べておく。
予定がどんどんずれていく。
『六脚尖(この地方の茶摘み竹籠↑)』、待機中。陽光に晒らし、準備オッケー。
そろそろ採茶タイム、というところで、今度はうぇいうぇいの工人軍団がやってくる、家周りの茶摘みのために。
茶摘み隊、ごはん。
その間に、おとんと私は必要な原料・作りたい樹の状態確認。
残しておいてもらうところを、おとんが工人たちに説明。
が、言ってその通りになるくらいなら苦労はしない。
不安なおとんは、強い日差しの中、工人たちの側に付いている。ぁぁ、嫌なパターン、絶対夜には体調悪くなる。
そして3日潰れることに???やめてー。
工人たちの食事が終わったので、こちらも茶摘み開始。
予定より多い6名の『高手』を連れて、一気に行こう。
私は三脚担いで、一緒に移動。
今回はね、山に三脚デビュー☆
三脚使うの30年ぶりくらい。最新(?)の買ったら、おおすごい!感動♪
カメラは二台使用、ふたつのカメラの目的・視点は違う。
これまでのように、製茶しながら記録するだけでも、かなり忙しい。
そこに、今回、記録目的以外の撮影、が加わった。。。撮影大会の日だけ単独で欲しいよ~。
とにかく、いつもよりやること増えて忙しい。
製茶しながらひとりであっちもこっちもやらないと、、、誰か~~、誰もいない。
がんばらないと、チャンスは少ない。
絶好の撮影日和♪きっと好い写真撮れる!!!今日はチャンスだ♪
おとんは工人たちに一通り説明して(現地語で)、家周りの工人の監督に戻った。
私はこっちの工人監督しながら撮影大会。
超大失敗・・・。
後で気づいた・・・、茶摘みが終わってから。
撮影モードが「室内モード」になっていた(ぶろぐ用ではない撮影カメラの方)・・・、ぅぅぅ、ショックでかーーー。
なんか色がおかしいと思った、あぅぅぅ・・・、か、悲しぃ。
仕方ない、沈んだ太陽は二度と戻らない。。。今日は三脚使う練習したんだよーーっっ☆
おじいの初代樹、最高☆めちゃくちゃ好い♪
香りが濃厚☆成熟度ビンゴ☆好いお茶になる!!!
茶摘み隊と共に帰宅。
おとん、工人の監督していない、昼寝している・・・。いいさ、しっかり休んでおいてください。
でも大丈夫かなぁ、見ていなくて、、、家周りには、私たちが作る茶樹があるから、間違って摘まれたら・・・。
おとんの代わりに監督しておこう。
ギャアアーーーーッッ、そこ摘んじゃダメーーーッッッ!!!
ストップ、ストーーーップ!!!ウワァァァ・・・、やられた・・・。
おとんの初代樹が、数名で囲まれ、すでに少し摘まれている・・・、小年で収穫量少ないのにぃ、、、はぁ。
おかん、すぐ横にいるのに、気づいていない。。。おっかぁ~ん。
おかん私に呼ばれて気がついて、慌てて現地語で工人たちを怒鳴りだす。
いや、おかんも茶摘みしているし、まさかあれだけおとんが説明したところを摘まれるとは思わないのだろう。
が、、、いつもこうだ。
だから、言っただけでは、ダメなのよ。
言ったときはみんな返事するけど、監督が離れればもう忘れてしまう。
そもそも、分かって返事しているとは限らない。とりあえず返事しておく、みたいな・・・、習慣。
とにもかくにも。。。
おいしいお茶にたどりつくまでには、そのひとつひとつの工程に、外からは見えない壁がたくさんある。
ひとりの技術や、誰かひとりが努力してどうのこうの、で、作れる世界ではない。
そういった数々を超えて素晴らしいお茶が仕上がった時、心の底からそこに繋がる人みんなに感謝が溢れる。
だから、言っただけでダメなら忍耐強く監督する、、、言い続ける、投げない、諦めない。
これも、おいしいお茶に欠かせない要素だものね。(笑笑)
昼寝から起きたおとん、しばらく動けたが、晒青の頃には再び浮かない表情。。。いよいよ来たか?
晒青の途中、第一揺前に、評茶しちゃおう。。。え?なにこのにおい?
鍋が焦げてるかも?いや、そうじゃない。豚脚煮ているから?いや、そうじゃない。
あ、まただ。。。何かの薬草香。。。さっき薬飲んだ?あーーー、そうだよ、おとんが話す度に香りが来る!!!
薬飲んだら審評できないじゃん、、、。まあ、体調優先だから仕方ないけど、大丈夫なの?
このあたりから、いよいよ元気が無くなった。
18時にはバイクで迎えに来てもらい、製茶所から車で安渓へ。
そして、山の家には私ひとりだけ。
中国の高山の家でひとり、お茶作っています。。。ははは、なんだこの展開。
明日は炒茶がある、採茶はどうしようかなぁ。。。
とにかくおとん、大事でありませんように、早く戻れますように。。。
山開き
- 2014-10-12 (日)
- 14秋天♪鉄観音
秋の日本から、厦門空港に到着すると、そこは夏、毎度。
30度超えの大気、真っ青な空、海に遊びに行きたくなるような好い天気。
夏の海から、秋の山へ、移動。
安渓も同じような天気、ああ今日お茶作ったら好いお茶になっただろうなあ。。。ぐぅ。
途中の各村の製茶の様子、撮りたかったけど、眠気には勝てんかった~~。
夕方前には到着、一昔前に比べると本当に早い、道路ができたおかげ。
家前の茶樹。
なんか葉が少ない?小さい?遅い?
いや違う、成熟はしてきている。。。ああ、やっぱり小年なんだ、この秋。
春がすごかったからね、この秋はそうなるだろうな、とは思っていたけど、その程度までは想像つかなかった。
摘んでみないとまだどの程度かわからないけれど、春に比べると相当少ない、この春は摘んでびっくりの大漁!
なるほどね~、そういうことなんだよね~~。
私が来るので、おとんも月初に山の家に上がってきて、各地点の生長確認&家中の道具の準備。
顔合わせたら早速ミーティング、お茶飲みたいけどまだ新茶はない、おとん作っていない。
作ろうと思ったそうだが、やめたそうだ。
食器類とか使うものをふたりで片っ端から洗って生活始める準備しながら、ミーティング続ける。
おとんが、数日前からなんとなく手足しびれて、、、とか言っている、、、おーーーい、まだ始まってもいないのに。
先行き不安・・・、体調悪かったら前進続けないで一度停止しようね、どちらにしてもそんなに数は作れないんだから。
14日には『お客さん』が来るそうだ、事前にわかっているだけましだが、どうなることやら。
あっという間に日が暮れて、お茶飲んで、ご飯食べて、おみやげのLED懐中電灯の使い方説明したら、
さっそくテスト使用、明るいと大喜び、鶏の数数えて見やすいとまた大喜び。それ持って出発。
星々が満天、これはすごい、見事な星空☆
月も出てきた、美しい♪
近くの地点チェックへ、おじいの初代樹・おとんの初代樹・柳の辺・生態園、等々、行ける場所は全部見回り。
生長具合みながら、どこを作るか、どこをやめるか、どういう順番で作るか、等々。
家の上の野生の茶樹、作りたい、けど今秋もダメだ、葉がぜんぜん無い、でも花が蕾が鈴生り♪
『うわー、来年はたくさん採れるぞ!』、へえー、楽しみ。これ絶対作って飲んでみたい、どんな味だろう。
澄んだ夜に響く、水の音、虫の声、月の光。。。ああ、秋だ。春は水とカエルと霧。
月が素晴らしい、光に吸い込まれそう。
月が星形だ、○ではない。
月の光が、放射線にはっきりと放たれている、数えてみた☆20~30はある。
月光が燦々と降り注ぐ、光線が生きもののように動いている、大きな大きな星のよう☆
よく眠れそう。明日は忙しい、おじいの初代樹摘む、その前に審評して復習&準備、少し離れた地点も見に行きたい。
寝よう、あー眠い、おやすみなさい。
14秋鉄☆炒ってまいりまーすっ♪
- 2014-10-11 (土)
- 14秋天♪鉄観音
茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございまーす、今成田です、これから出発します。。。毎度です~~。
まず先に、14春茶の第一陣たち☆(14春おとん鉄観音:ご紹介&募集♪)
募集記事読んで&品茶希望メールくださったみなさま、本当にいつも非常感謝♪
飲んでくださるおひとりおひとりからから、いつも勇気と元気をいただいています!!!
まだどなたにもご返信していなくてすみません、が。。。一昨日、一斉に出陣いたしましたーー☆
早い方は昨日に、遠方の方でも本日中には(私がおとんの山の家に到着するまでに?!)、到着するはずっ!
今晩一緒に飲みましょうねーーー♪(笑笑)
惜しくも8日以降着のメールくださったみなさま、ごめんなさいね~~、発送作業間に合わなかったーー。
帰国するまでどうか少し待っててくださいね。
山では13秋茶も飲みますので☆一緒に飲みましょう~~♪
たった今募集記事に気が付かれたみなさま、お待ちしておりましたあーー!!!(笑笑)
大丈夫、14春茶の募集はまだ始まったばかり☆引き続き大募集中です、メールお待ちいたしておりまーすっ♪
山には過去のお茶全てありますので(笑笑)。。。、一緒に飲みましょう~~♪
そんなことで、今秋も、おとん鉄観音飲みながらぶろぐで14秋茶参戦ー☆
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!!!時間です、炒ってまいりまーーーすっ♪
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視線を感じる。。。ぷーしんが薄目開けて見ている☆行って来るね♪、、、、、あら、寝たふり?
ねえねえ、起きてるんでしょ?アンテナ立ってるよ!。。。。。。。。。。。『(ばれたか)、行ってにゃっしゃい。』
お空の上はお待ちかね!楽しいレクの時間。わ~い♪
映画始まったー♪と思ったら、終わってた・・・。(爆睡)
14春鉄観音≪手工の特別セット≫
- 2014-10-04 (土)
- 14春天☆鉄観音
14春鉄観音≪品茶セット≫の続きです。
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◆≪手工の特別セット≫ 超希少数◆ 条件あり※
《一泡球♪ふたつの初代樹》 2種 各1球 6,600円(送料別) ← 終了間近ですーッ。(10/7現在)
1.【一泡球◎初代樹】 20号 四巻 2代57歳(挑梗) 愛子 ←おじいの初代樹
2.【一泡球◎凛王】 20号 石頭 2代32歳(挑梗) 愛子 ←おとんの初代樹
※品茶セット「1セット」希望に付き、1セット希望可
※品茶セット「1セット+単品(3種各50g)」の場合は、3セットまで希望可(それ以外はお問い合わせください)
※先着順(予約でなくなり次第終了)
※単品なし(一泡球が飲めるのはこのセットだけ)
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記していきます↑↑↑
茶葉の詳細については≪品茶セット≫の記事をご覧ください♪
特にこのあたり↓、、、ほぼ全部?(笑笑)
◆1.永遠の宝樹
◆2.ふたつの初代樹
◆3.「挑梗」の秘密
◆5.三大老茶樹
◆7.さようなら「おとんの初代樹」
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◆対象茶友限定
・限定その1:品茶セットを希望してくださる茶友
・限定その2:品茶会の参加経験がある&『いつかきっと参加するっ!』茶友
≪特別セット≫の茶葉は、「特別研究対象の茶葉」です☆
おとん鉄観音の中でも特別な条件が揃わないと作れない茶葉のため、 その特殊性から各方面で制限があり、
対象の茶友も限定させていただいています。。。すみませーーんッッ。
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◆【一泡球】
一泡(回)分の鉄観音です☆
世界中でここだけの。。。秘密のお茶ですよ~~。(笑笑)
これ、何年も前からずうううーーーーっっと作りたかった!!!
13秋ついに、デビューーー☆
たくさん作りたあ~いっ♪
でも・・・、実はこれ、涙がちょちょぎれるほど大変で・・・、数が作れないのです。
一日の最後、心身ともに疲労ピークの時・・・。
指先をボロボロにしながら、最後の力を振り絞り、「愛と魂」で作るのですッッ!!!(笑笑)
だって【一泡球】を『解開』すれば、「あの瞬間」が疑似体験できるのですううう~~♪
「あの感動」を、「あの胸のときめき」を、茶友みんなにも分けてあげたいっ☆
包揉中、幾重の白布で包まれ、キツく、固く、締められた茶葉たち。。。その布を解き開く。。。あの瞬間ですーっ☆
中から、巨大なひと塊へと変身した無数の茶葉たちが現れ、ウィンクしてくるの!!!きゃああ~~♪
まるで初めての恋の相手に出会ったように、一晩に何度でも何度でも、胸がときめきます~~。(笑笑)
でも、その瞬間は日本に持って帰れない・・・、なんとかできないか・・・。そうだっ☆
愛法♪分身の術だーーー!!!
じゃじゃーーん♪【一泡球】誕生~~☆
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◆お勧めの淹れ方◆
ガラス容器にコロンと入れ、たっぷり熱湯を注ぐ。
小球はむくむく動き始め、まるで時間を遡って山へ帰るかのように、ゆ~~っくり、大~~きく、広がっていきます~♪
綿花布は一度解いたら戻せません!!!どうか心して『解開』してくださいねーっ☆
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以上、14春茶のご紹介でした。謝々~♪メールお待ちしてまーす!!!
14秋鉄観音《心の隊員》おとんの家から大募集ーーー♪。。。に続く!?(笑笑)
14春鉄観音≪品茶セット≫
- 2014-10-03 (金)
- 14春天☆鉄観音
14春おとん鉄観音:ご紹介&募集♪の続きです。
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◆≪品茶セット≫◆
《永遠の宝樹》 23,300(送料別)
3種 各7g真空×3袋=9袋:計63g (白い紙箱入り)
1.【初代樹】 20号 四巻 2代57歳(挑梗) 愛子 ← おじいの初代樹
2.【凛王】 20号 石頭 2代32歳(挑梗) 愛子 ←おとんの初代樹※
3.【HappyTree王】 6号 論下 2代10歳(一部挑梗) おとん
※おとん植樹で現存する最古の老茶樹、本来の初代樹は昨年抜樹され絶滅
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記していきます↑↑↑
募集& 連絡方法はこちらをご覧ください♪
↓この順番でご説明します。これでもかなり省略したので、がんばって読んでくださいっ♪(笑笑)
◆1.永遠の宝樹
◆2.ふたつの初代樹
◆3.「挑梗」の秘密
◆4.不思議な山のHappyスポット
◆5.三大老茶樹
◆6.一番作りたいお茶
◆7.さようなら「おとんの初代樹」
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◆1.永遠の宝樹
その命名通り、3地点の茶樹とも、永遠の宝です~☆
★3種とも、優良な『純正種(天然野生種の紅芽鉄観音)』の100%『2代(子樹)』、かつ10年超の『老茶樹』
★うち2種は、30年超え&半世紀超えの『大物老茶樹』
このような茶樹は、もう他の場所にはほぼ残っていません。
森林が消滅し、野生茶樹が姿を消し、安渓中から老茶樹という老茶樹を抜くある政策が開始してから10数年、
紅芽の母樹(純正種)絶滅から早10年。
もう誰にも、作ることも増やすことも、永遠にできない。
これを抜かれてしまったら、もう二度と取り戻せない宝の樹。
私は、今目の前にあるこのわずかな茶樹たちを、後の世代まで残したいと願っています。
おとん家にとっても、鉄観音にとっても、安渓にとっても、国や地球にとっても。。。大切な宝だと思う☆
おとんの家には、そういう茶樹がまだ何地点か残っています♪
その中でも私には優先順位があり、その上位中3位内に、「ふたつの初代樹」が来ます!!
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◆2.ふたつの初代樹
「おじいの初代樹」&「おとんの初代樹」です♪
【初代樹】が「おじいの初代樹」で、【凛王】が「おとんの初代樹」で作ったお茶!!
(※本来の「おとんの初代樹」は別の樹なのですが、これについては最後に書きますね。)
どちらも、まだ『原始林時代』の優良な母樹の子樹、高山の『純正』な天然野生紅芽の2代樹です。
・おじいは、森林の中に初めて苗を植えた。
・おとんは、自分の家(現在の山の家)の建築開始年に、家周りの岩石間に苗を植えた。
それから長い歳月が経ち、どちらも立派な大物の老茶樹となり、その風格は遠くから見ても一線を画しています。
それぞれを植苗した製茶人と、私は実際に会い、一緒にお茶を飲み、一緒に食事をし、一緒に製茶して、
そしてひとりはすでにこの世を去った。。。、次の世代まで繋ぎたいという願いはひとしおです。
数本ならどこか他の場所に残っているかもしれませんが、それだけでお茶は作れません。
ここまでまとまった量で長年きちんと継続管理されている老茶樹は、他にはもう見つからないのです。
ここを見てくれているみなさんにとっても、きっと永遠の宝の鉄観音になると思いますっ☆
飲める限り、どうか一緒に飲みましょうね~~♪
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◆3.「挑梗」の秘密
そんなふたつの初代樹、この春は2種とも茎が付いていません。
全て「葉っぱ」!!!
そのため、「一葉王」に近いあの香りや味わいを楽しむことができますっ♪
久しぶりの感じですねーー☆
しかし、もちろん「一葉(単叶)摘み」ではありません。
あの高度な採茶技術を必要とする製茶は、もう二度とできない。
ではなぜ「挑梗」したのか?
茎を取れば値段は倍近くなるし、茎があったほうがおいしいし状態も好いのに、なぜわざわざ?
言いたくない、、、けど、記録しておかないと。
実は、このふたつの製茶、全てが絶好調・・・、だった、「途中まで」。
2地点とも宝の原料だし、久々の製茶で嬉しくて、3人とも最初から本気モード全開☆
どの工程も順調で、素晴らしい高品質に向かっているのは明白で、胸が高鳴りみんな燃えていた♪
2日目の夜、ここまでくればもう安心、あとは私に引き継ぎ仕上げのみ、で、おとんは工人を帰して寝た。
そして、事件は起こった。
最終定形が終了し、私が仕上げに入ろうと布を開くと、茶葉の姿が豹変していた。
ショックで、しばらく音が消えた。
最後の最後、本当の最後の工程を目前にして。
茎が、ボロボロ・・・。
なに?なにが起こった?
さっきまで問題なかったのに?
いつ?どうして?どこからこんなことに?
茶葉を手にし、見れば見るほど怒りがこみ上げる。
葉も、一部使えない・・・。
ここまでの苦労が水の泡。
だからあれほど言ったのに。
やられた・・・。
原因は、工人。
そして、おとん。
ふたりの技術&姿勢、、、数%のゆるみ。
詳しいこと書くのはやめておく、書けばやるせなくなる・・・、いつか品茶会等で。
お茶がまずくなったわけではない。
味は壊れてはいない。
素晴らしさは変わらない。
だが、もっともっと素晴らしいものになるはずだった。
それがもう手に届いていた、なのに、一瞬のスキに、それを失った。
結果、茎は全て&葉は一部取り除くことになり、全体量が半量近く減ることに。
2種とも、仕上がり量半減で、コストは倍に。
ただでさえ今春から1.9倍、なのに、更に2倍、・・・約4倍。
考えれば考えるほど、マグマ級に怒りがこみ上げてくる。
あ!みなさんのお茶代にそれは一切反映していないので、ご安心くださいねー。
ついでに言うなら、「コストまた1.9倍ショック事件」も連動していません~~。
上がる前の昨秋の計算でお分けしています、ので。。。いっぱい飲んでーーーっっっ♪(笑笑)
モノ作りを追求する以上、このくらいの覚悟は必要か。
けれど、ただ自腹切って終わりになんか、しないよ。
もう二度と繰り返さないための対策?、いやいや、そんなレベルでは許さない。
そんなこと、これまで何年も何十回もやってきた、で、この結果だ。
「今後その可能性すら徹底的に回避する方法を定着させる」、そのために、この痛みを活かす。
根本的なことを叩き込み、新しいルールを決め、今後全てのレベルを上げる、その絶好のチャンス。
痛みは過ぎれば忘れる、目の前で血を流して瀕死状態になっている今、このタイミングを逃さない。
簡単に言うと。。。痛みを以て「愛子式おとん教育☆」をした。
その効力が、今回は一体いつまで保つことやら・・・、頼むよぉ、おとん。
ぁぁ、そうやって、これまでどれだけ自分を切りつけてきたことか、、、もう体が保たん~~。(苦笑)
まあ、そんなこんなで、結果的に「一葉王」みたいに「好い葉っぱだけ」に、なっちゃったーーっ!!!
茎取っただけでなく、葉も選別したので。。。「贅沢な高級仕様茶」だよ~~~、あははっ。
そんな状態を飲む機会もまず無いので、それもこれも「14春のご縁」だと、お楽しみいただければ~♪(笑笑)
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◆4.不思議な山のHappyスポット
もう1種は、【HappyTree王】♪
このお茶は「一部挑梗」ですが、これは通常の精製法、包装に影響する長すぎる茎を取り除いただけなので、
言われなければ分からない程度です。
このお茶は、14春のぶろぐでたびたび登場していまーす!(例:「飲めば飲むほど好きになる」)
募集記事にも書きましたが、このお茶を飲むと、とーーーっても幸せ~♪な感じになっちゃうのです!!!
とくに、おとんが☆(笑笑)
『あーー♪ 不思議だな~。愛子、自分はこのお茶を飲めば飲むほど好きになる!』byおとん
一口飲めば誰かと顔を見合わせて笑い合いたくなる、そんな味っ♪
真剣なときでも緊張感ぶっ飛んでついにやけてしまう!!!
この山のこの地点付近は、いつもそんなここだけにしかない不思議な魅力の味が出てくるの☆
おとんも私も、この山の大ファン♪
しかし残念ながら、この地点は優先順位上位に来ないので、製茶資金がなければ諦めることになる。
この先もう飲めないかも・・・。なので、いっぱい飲んどいてねーー!!!(笑笑)
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◆5.三大老茶樹
★「南山の老茶樹」 (多分「おとんの先祖の初代樹」)
★「おじいの初代樹」
★「おとんの初代樹」
この老茶樹たちが、私が究極の天秤からどおーーーしても外せない、優先上位3位です☆
私はこの3大老茶樹たちを残したい、作りたい、飲みたい!!!
もしもそれが約束されるなら、他が作れなくなってもかまわない!!!
個人的に、その風格ある香りや味わいの魅力は然ることながら、その存在にとても惹かれています。
もしもこの3地点の茶樹たちが抜かれたら、純正種の子樹(2代)の、本物の老茶樹は、永久に消滅・・・。
そんな事態になったら、私はきっと、もう山へは行かないだろう。
3代樹(孫)なら増やせます、2代樹(子)さえあれば、そこから毎年でも。
少しの2代から3代、3代から4代、4代から5代、、、いくらでも増やせる。
実際、現在の安渓の茶園は、そうやって増やした若樹がほとんどです。
しかし、そこには問題がある。
3代以降、まるで『別物』になってしまうのです!!!
学者の中には、『クローンだから変わるはずがない』派が多い。
ところが実際は、2代と3代とでは、雲泥の差・・・。
見かけはそっくり、普通は区別がつかない、でも、なぜか中身(香りや味わい等)は全く違っている。
紅芽は環境によって大きく変化し、代が進むごとに変異して、3代樹になると、もはやその中身に母樹の面影は
ほとんど見当たらなくなってしまいます。
おとんはそのことに気がつき、とにかく植苗には環境と品種「優良な2代樹のみ」にこだわった。
そのため、おとんの茶樹は全て2代、茶園には純正種の2代樹しかない。
もはやそれだけで、安渓では奇跡の茶園です。
そんな奇跡の茶園の中でも、私がこの三大老茶樹にこだわっているのは、この茶樹たちが、安渓鉄観音が
今のように産業化されるよりずっと前、まだ原始的な生活が営まれていた時代に植苗された純正種だからです。
電力の文明などまだない時代に、手付かずの高山の原生林の中で、自給自足の生活を営んでいたおとんたちが、
森林に自生する優良な『(天然野生)紅芽』を探し、その芽を必要量だけ持ち帰って苗を作り、家の近くに植えて育てた。
今は絶滅したその『母樹』のことを、場合によっては『(紅芯)鉄観音』とも呼びますが、彼らは今でも昔ながらに
『野茶』とか『紅芽』とか『薬用茶(特に老茶になった状態を指す)』と呼んでいます。。。私はそれが飲みたいのです!!
母樹が無理でも、その『伝承の薬用茶』の子樹が、まだ奇跡的に生き残っている!!!
それが、この三大老茶樹です☆
それから、もっと単純な理由も。。。
この茶樹たちのそばにいるだけで、私はとても気持ちが好いーーーっっ♪
作れなくても会いに行きたい。(笑笑)
そこだけ空気が違うのです、理屈じゃない、時を忘れる。。。喜びが、力が、漲ってくる!!!
老茶樹は、人が作ろうと思っても決して作ることができない、説明できない魅力で溢れていますっっ☆
しかし、今の茶葉産業の中心を担っているおとんの息子世代からは、全く必要とされていない。
そこが、大きな壁なのよね・・・。
でも、次の代にはまた事情が変わるかもしれないから、せめておとんの孫の代まで繋げたい!!!
あと何年かなぁ。。。(笑笑)
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◆6.一番作りたいお茶
★【老茶樹】=「南山の老茶樹」。。。私が一番作りたいお茶です☆
しかし、今春は作れませんでした。
いくら私の中で優先順位がトップでも、天と地とのタイミングが合わなければ、お茶は作れないのです。
南山の【老茶樹】たちは、おじいやおとんが先祖から受け継ぎ、ずっと管理を続けてきた茶樹。
植苗したのが誰なのか、いつの時代に植えたのか、今となっては永遠の謎♪
おじいでないことは確か、おじいが小さい頃にはすでに老茶樹だったから。(笑笑)
老茶樹の中の老茶樹!!!
今秋こそ、きっと☆
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◆7.さようなら「おとんの初代樹」
さあ、この話を書いておかなくちゃ・・・、ちょっと気が重いけど、記録&記憶。
本来の「おとんの初代樹」は、本当は別の樹です。
【凛王】の樹より数年前に、おとんが初めて植えた苗、生きていたら35歳超えの大物老茶樹☆
この事件は、昨秋のぶろぐでちょっと書いた。
が、あまりのショックで・・・、詳しく書かなかった。
今も、時がたつほど失ったものの大きさにショックで・・・、うまく言葉が出てこない。
夏が終わり、秋茶の芽が動き出す頃、おとんとの電話で、知った。
気がついたときには(新芽の発育状態をおとんが見に行った時)、時すでに遅し。
一本も残っていなかった、根こそぎ抜かれていた。
その茶樹は、おとんと私が作ることになっていた。
そこには、もう新しい苗が植わっていた。
やったのはうぇいうぇい、おとんの息子。
うぇいうぇいが工人達に指示して、そうした。
数年前おとんは、茶樹の管理を、うぇいうぇいに完全にバトンタッチした。
だから、一家の舵取りは彼、文句は言えない。
言ったところで、すでにどうすることもできない。
おとんの連絡ミスなのか、うぇいうぇいの記憶ミスなのか、、、はたまた何なのか。
とにかく、恐れていたことが実際に起こった。
大物老茶樹、一地点・・・絶滅。
本来の「おとんの初代樹」が抜かれ、そこに植えられていたは、「おじいの初代樹から作った苗」。
2代を捨てて、3代を・・・。
老茶樹殺して、苗増やす・・・。
「永遠に増やせない2代樹」を根こそぎ抜いて、「いくらでも増やせる3代樹」を隙間なくびっしりと・・・。
ありえなさすぎて、言葉が出ない。
いや、うぃいうぇいの事情はよく分かるんです。
でも彼は、私がどれほどショックを受けたか想像できないだろう。
というより、なぜショックを受けているのかさえ全く理解できないだろう。
しかし、そこまでの衝撃を受けて、そのまま黙って終わらせるわけがない。
無くなった命を無駄にはしない、今ある命を守る盾として、生かす。
それに、この事件をきっかけに、おとんと私はこれまでにない程、意気投合した。
おとんと私は深く話し合い、その後おとんは、他の家族の同意と合意も得た上で、うぇいうぇいに約束させた。
自分と愛子がいる限り、ふたりに相談なく「今後一切茶樹を抜かない」&「愛子希望の老茶樹を摘まない」ことを。
はてさて、その効力も一体いつまで。。。
それでも、打てる手は打っておかないと、また同じことが起こる。
こうして、「本当のおとんの初代樹」は、昨年この世から一本残らず消滅しました。
と同時に、その痛みを以て、他の大物老茶樹たちを抜樹の危機から守っています(現在進行形)。
そんな流れがありまして、おとん植苗で現存する最古の茶樹を「おとんの初代樹」、と呼ぶことになりましたっ☆
どうぞお見知り置きを~♪(笑笑)
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はああ。。。今春もいろいろ、ありましたねえ~~。
今秋もきっと、何かしらあるんだろうなあ。。。(笑笑)
それでは、みなさま!
「14春茶飲みながら14秋茶参戦ー☆」、よろしくお願いたしまーーすっ!!!メール待ってま~~すっ♪
14春鉄観音≪手工の特別セット≫ へ続く。