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安吉白茶の龍井茶

白おじちゃんも覗きに来た。ぎゃーまだ見ないでーっ。

「ひひひ。やってるな。どれどれ?
うん、ちょっといいか。こんな感じだ。今はまだ軽くな。
もっとゆっくりでもいい。親指親指! そうそう。うん。」

歌おばちゃんの弟の白おじちゃん、同じく翁家山で龍井を作っている。
白おじちゃんの畑には、老蓬に混ざって《安吉白茶》という緑茶の茶樹がある。
その茶樹はまだ小さいけれど昨年には摘めるまでに成長し、
《安吉白茶の龍井茶》も年に数回作っていく。
(昨年少しいただいた一番摘みは、5月の品茶会に来て下さった方と一緒に品茶したよ♪)

今年、その《安吉白茶》の茶摘みはまだだそうだ。
場所は、歌おじちゃん家の畑Bのとなりの斜面。
畑Bの一番摘みの時がきたら、どのくらい成長したか見てみよ~っと!

 

この《安吉白茶の龍井茶》は完全に礼品用のオーダー茶ね。
基本、オーダー分だけ製茶する。
例え芽が出ていても、オーダーがなければ忙しい時期に摘みに行ったりしない。
場所が遠いのにまだ少ししか摘めない若い茶樹だし、老蓬の一番摘みがこれから始まるし、
商品用としてどんどん売れる需要の多い43号だって
今春はまだまだおいしい芽が出ているから、今はこっちの新蓬の方が優先で忙しい。

それにね、高山の一番摘みの老蓬と比べたってぜんぜん高い高ーいっ!
それを欲しがる人はそんなにいない?
だったら、時間がかかっても高山まで登ってどんなに少なくても老蓬のほうを摘む?
・・・そりゃそうだ。


条件の好い老蓬は、毎年予約する人の希望総量にも足りない。
歌おじちゃんの老蓬を私を含め数名が予約するように、
白おじちゃんの老蓬を毎年待ち続けている固定の予約者だっている。

そんな中で、高山や出始めの頃の貴重な老蓬の予約者がもしひとりだけだったとしたら
(そんなことはまずないけれど)、その人は大喜びで全部欲しがるだろう。
「だれかがキャンセルした」「受け取りに来られない」なんて耳にした瞬間に、
予約からもれていた人の手に渡る。

出始めの頃の老蓬が市場に出ることはない。
市場に出る前に、数名からの予約ですっかり消えてしまうくらいの量だから。

43号などの新蓬より老蓬の畑の比重が多い農家さんでも、
その老蓬の年間の仕上がり量は新蓬とは比較にならないほど少ない。

固定の予約者がいない農家さんがあったとしても、
条件の好い老蓬を摘んだり製茶したりして無駄になることはない。
予約者の多い農家さんがいくらでも引き取る。

だから、予約者のいない《安吉白茶の龍井茶》を作るくらいなら、老蓬を作るの♪

でもでも、今は時間と手間をかけても摘める老蓬はまだ少ないから、
おいしい芽がじゃんじゃん出ていてどんどん作れる摘み頃の43号を
優先して製茶しているのです。

だって一年で一番の稼ぎ時なのよお~♪

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