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12春天♪鉄観音 Archive

行ってきますっ!

えー、毎度おなじみ(笑笑)。。。突然ですが、行って参りまーすっ♪
3日前にチケット取りました。はぁぁ、やっとここに漕ぎ着けた、という感じ。

製茶にはもう遅いんだけど、、、。
でも、それは昨秋から覚悟していたことで、この先コスト的に製茶が困難極まるだろうことは。
でも、もしかしたら研究茶がいくつか、できる、、、かな、できるといいな。
そのために成長遅い樹を少し残してもらっているんだけど、でも今年閏月入っているからなあ、
成長早くてやっぱりもう茶葉にするのは無理かも、、、うーん、1回でもできるといいなあーーーっっっ。

しかし、今回は作るためではなく、この先少しでも作り続けるため、に、行ってきます。
本物の伝統茶、飲んでくれる人を探さなければならない。
市場からも現場からも無くなってしまった伝承の伝統茶、飲んでくれる人を探さなければ、この先作れない。
そのためにどうすればいいのか、私に何ができるのか。
飲んでくれる人はどこにいるんだろう、こういう茶葉に興味を持っている人は絶対にいるはず。
そういう人たちとどこで繋がれるんだろう。
信頼できる各方面の人たちと相談してきます。

それから、炭焙の研究ーーーーっっっ♪
こんな日が来るとわかっていた、だからここまで必死で作ってきた茶葉がある。
作れないときは、そうだよ、これまで作ってきたビンテージ茶、老茶の炭焙のチャンスと心得る☆

搭乗の時間です、夜またおとんの山の家から!

 

ただいま山の家♪

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パエリアだって!サフランの香り~。今回のご飯、好い感じ♪
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安渓でおとんと落ち合い、山へ向かう。

今春、安渓全体、茶葉市場、ちょっと異常な事態になっている。
おとん、調査のために2週間ほど安渓にいた。
おとんは、茶葉は1日しか作っていない、シーズン前に相談して、私が来なくても3日ほどは作る予定だったのに。
うぇいうぇいは、シーズン途中で製茶をやめた。
詳しくは、また。

数時間後、山の下の製茶所、到着。雨が少やむまで、ここでご飯食べながら待機。
茎を取り除く作業中。そのうち、安渓ではどこでも当たり前のこんな光景も、見られなくなるかもしれない。
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小鳳が作ってくれたご飯、久しぶり♪   おお、豪快、丸ごと!
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『これは味が出ていない、うちの土鍋で作ったほうがおいしい。』byおとん 

苦竹。これおいしい、肉が柔らかい、『少し苦い』byおとん   &鶏血のにんにく炒め。
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豚の足。うわん♪ぷるぷる&香~♪豚肉もまた値上がりしている。 香陽瓜、もう出たの?
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                          『ちー、この香陽瓜、炒めすぎだ』byおとん(・・・おとぉーん)

じんじん&でぃでぃペア(小絹の弟達)。
RIMG2508 あー、もー、大変大変。(笑笑)

横で茎取りしているうぇいうぇいの茶葉から、一杯もらって、食後の鉄観音、春の新茶♪
薄ーっっっ、なんじゃこりゃ、これ途中の工程省きまくりじゃん、ぜんぜん味出てない。
こらーッ、うぇいうぇい、何やってるだッ!!!え、これが市場の要求???マジ?世も末だ・・・。
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おとんの原料が・・・、天然の紅芽の2代目が・・・、なんてもったいないことに・・・。
ため息つく私の横で、子供達が珍しく静か、何かを夢中で見ている。
え、もしかしておとんの数々の賞状に見入っているわけ?いやいや、そんなわけない。
ネットから無料でダウンロードした動画?テレビに映しているから?これが大好き?なるほど。。。
『これネットで流している人、めちゃくちゃ儲かっているんだって。』byうぇいうぇい
へえ~~、中国の子供多いからねぇ。。。って、これ日本のじゃーーーーん!!!
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RIMG2514 うわぁ・・・どっかで見たことあるような・・・。

雨が少し小降りになった、行こう、夜の山の登山。

到着。おとんの山の家、ただいまただいま~♪
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本日は閏4月7日

今年は4月が2回ある。

今年は農暦の閏年、今年は春節が早かった、4月が閏月。
陽暦5月20日に農暦の4月が終わり、21日から2回目の4月が始まった。
ということで、本日5月27日は、農暦では閏4月7日。

安渓で市場の様子を見に来ていたおとんと落ち合い、山に向かった。
途中標高600メートルあたり、行けども行けども真っ白な霧の世界。
900メートルを超えおとんの山が近づく頃に、霧は切れて今度は雨の世界。
山の下の製茶所でしばし雨宿りし小降りになるのを待ってから、山の上の家まで荷物担いで雨の中の登山。
家に着いたら本降り。


お知らせしたいこと、いろいろ。
ほたかげさん非常感謝、kimiいつもありがとう。
お蔭さまで昨日までに《12碧の宝茶箱》用の5g小分け包装まで終了できた。
今年頑張っているでしょ!
本当は、今日出発するまでに今春の東山おとんの碧螺春の募集記事、書きたかった、書く予定だった、けど無理だった。
ここ鉄観音の山で書いて、ここから碧螺春のご紹介&募集しよう!(笑笑)
でもとにかく眠い眠い、毎度。まず寝ます。

そういえば、ここにいると何かスポットに入ったような感覚になる。
さっき外のいつもの場所で顔と足洗っているとき、たぶんしばらく意識なかった。
すぐ目の前には植物たち、流れる山泉水、おとんの家の蛙たちの声、雨、土、山の大気の香り。。。
皮膚が呼吸している、体中の細胞で呼吸しているような感覚。
気持ち好い。
そうだ、この家ではまるで存在が消えたように眠れるの。
不思議なんだけど、すこんと消えて無になって、生まれたようにすっと目が覚める。

雨。明日は茶摘みできない。もう茶葉ないけど。どちらにしても寝られる。やった、寝る寝るー☆
では消えます(笑笑)、また明日。晩安~☆

命をもらう

あー、よく寝た。きれいに生き返った感じ。山、自然、ありがとう♪

おとんもゆっくり起きた、街で『毒気』に当たって相当疲れたらしい・・・。
夕べとは表情が違う!おとんも生き返った!!(笑笑)よかったー♪

おとんが2週間安渓に行っていたから、その間この山の家にはだれもいなかった。
鶏たちも山の下の製茶所に預けていたので、山の家には一羽もいない。
なので、おかんが一羽持って山を登ってきた。わーい、地鶏だ地鶏だ、おかんありがとー♪
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あれ、黒鶏じゃないや・・・って、こらッ、私!おとんのお蔭ですっかり贅沢になっちゃってる・・・はは。
この地鶏だって高級種なんだよ。
しかし、おとんの家で殺鶏するたびに、日本では生まれたときから意識せずに食べてきた肉類、
本当はこうやって命をもらっているんだよなあ、そうやって私は生きているんだよなあ、と実感する。

今春は老掉が早い

もう時期は終わっている。

お茶は作れない。けど、つい習慣で確認してしまう。
RIMG0020 はぁ・・・お茶作りたい。
今日の気候はちょっと不向きだけど。

製茶のチャンスは一回分ある?
あーーー♪茶樹の調整しておいてくれたんだ、ありがとうおとん。
え、でも一回だけ?老茶樹もだめ?生態茶も?
とっくに「老掉(茶葉になる収穫時期を過ぎて硬い葉になってしまった状態)」?ぅぅ・・・。
もしもそこもすでに「老」になっていたら、もうアウトだ、今春私は一回も作れない。
ああ、どうか。。。どうか。。。

今春の茶樹の生長は、例年に比べて早い。
始まったと思ったら、途中で雨が降って、晴れたと思ったら、あっという間に「老掉」。
例年なら、この時期でも、高山にまだいくつか製茶する茶樹が残っている。
昨年も一昨年も、6月初め(陽暦)まで作っていた。
なのに今春は、もうどこにも原料(収穫できる状態)が残っていない。
いつも最後に摘む生態茶、せめてそれだけでも期待していたのだが、とっくに収穫時期は過ぎ、すでに剪定済み。
老茶樹も同じく、とっくに「老掉」で、剪定済み。

原因はいくつか考えられるが、閏年であることと、春節以降の気候が大きく関係している。
雨の期間が非常に長く、晴れがほとんど無かった、約4ヶ月間。

今年、おとんの家でも多くの茶樹が摘まれずに収穫時期を過ぎて硬くなり、茶葉になることなく剪定された。
しかし、その原因は気候以外のことなのだが、そのことでおとんが街に下りていたのだが。。。この話はまた改めて。

あー、作りたい、作りたい、お茶作りたい。
この家にいるのにお茶作れないなんて、あー、なんか変な感じだよ。。。うろうろ。
明日、雨が上がったら、あそこまで登って見てみよう。。。どうか。。。どうか。。。

おとん愛子会議

お茶も作りたいが、今回はそれ以外に優先すべきことが、ある。

ゆっくり寝た、本当にすっきりした、おとんもすっきりした様子。
なので、早速ふたりミーティング開始。

議題は、伝統鉄観音の今とこれから。
伝統鉄観音を作り続けるためにどうしたらよいのか。
はっきり言うと、現在、もう作れなくなっている、作っても飲んでくれる人がいない。(※少ない、の意)
伝承の鉄観音を、おとんと私が作り続けるために、今何が必要か、今優先してすべきことはなにか。
現在大きな問題になっていること、今後確実視されるさらに大きくなっていく問題点、他の懸念事項、
そういった状況の中で細々とでいいから毎年継続するためにはいったいどうしたらよいのか、なにか方法はないか、自分たちに何ができるか、等々。

その前に、突然やってきた今春の卸市場の異常さについて。
・・・この春、安渓鉄観音の卸市場は本当に異常事態になっている・・・。

さて、ミーティングティーは昨秋のうぇいうぇいの空調茶。おかんが持ってきてくれたお菓子、中身は・・・ウーン。
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だって、今春は茶葉がないんだもん。
おとんが作った1種は、山の下の製茶所の、一番安全な場所に保管してある。
今となってはその1種、本当に貴重な茶葉となった。
なので、この家には他に飲む茶葉がないのよ~。

『そうだ!』と言って、おとんが部屋から何か出してきた。

すご~~い立派な手提げ箱!磁石内蔵の蓋付きボックスだよ。
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中身これだけ。。。あはは。            あれ☆ おいしい♪
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これ、どっちも野生種だ!おとんが山から採ってきて作るのと同じ!
どっちも野生系金柑、小さいの&大きいの。香りが強い、個性強い、これ好きー♪
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へええーーー、原料が金柑と塩を砂糖だけだ、いまどき珍しい~~。

おかんが外で鶏の処理してくれている、手間かかるんだよなぁ、ありがとうおかん。
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まだまだミーティングは続く。

命をつなぐ

おかんの声だ。ごはんだ!

はーい。。。ごっはん~、ごっはん~。。。きゃあーー、おいしそーー♪

鶏さん、ありがとう、あなたの命、私につなげます。
命、いただきます。
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血、金柑、肝臓、心臓、脾臓、砂肝、腿、胸、脚、脳、首、冠、、、ぜーんぶ、いっただっきまーーすっ♪ 

昨秋私がいた頃に収穫したサツマイモ、3種。            オレンジ芋。
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これは野生の野菜。おとんが山から採ってきて畑に植えた。 紫芋&黄芋。
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おかんが何か掘ってきた。百合根だ♪ ん・・・だめだ・・・匂いがもう。残念、中が傷んでいる。
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『あーダメダメ、それは食べられない、腐っている、毒がある。死んだものは絶対に食べたらダメ。』 byおとん  

すってけてん

生態茶園の入り口から家を眺めたところ。もうぜーーんぶ、きれいに剪定済み。
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生態茶の樹たちも、このとーり!すってけてん。。。ぁぁ、やっぱり間に合わなかった。
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おー☆ おじいの苗が剪定されていないじゃん♪おとん、樹下は摘まないで取っておく、って言っていた!
RIMG0040 行ってみようっ♪

うわーん・・・だめだ、もう「老掉」了・・・。収穫期を過ぎて硬くなっている、これは摘んでも茶葉にはならない。
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RIMG0046 ぅぅぅ・・・おじい~~~っっっ・・・うわーん。

この様子だと、最後のチャンスの「あそこ」も、「老掉」の可能性大・・・本当に今春はもう作れないかも・・・。
そんなぁぁぁーーーー。

すってけてん。。。茶葉がなーーーいッッッ。
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おとんがまた何か出してきた。

あら、おとんの嫌いな(私は大好きな)みかんだ♪ どうしたの?いただきもの?
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ありゃ、2種類混ざっている。早速お味見。

うわーーーんッッ、どっちもおいしくないヨオオーーーッッッ。イヤアーーー。

たったひとつの12春鉄

うぇいうぇいが山を登って来たー!

山の下の製茶所にいるうぇいうぇいに、おとんが預けていた、今春おとんが作った唯一の茶葉。
それを持ってきてくれた。
家を留守にするとき、この家には大切なものを置いておけない。
例え誰かがいるときでも、家の中にうっかり物を出してはおけない。
毛抜きひとつ、石鹸ひとつでも、気が付くとなくなっている。
現在、こんな山奥までも、本当に物騒な世の中になっている。

この家で作る茶葉は、現在、本当に貴重なもの。
家を留守にするときは、おとんは直接息子に預ける。
うぇいうぇいは、誰にも触らせず直接自分で持ってくる。
RIMG0055 本物の手作りの伝承の伝統鉄観音。
今春はこの一種のみ。

飲むうううーーーー!!!

今日も天に感謝し、地に感謝して。。。いただきます♪ 
RIMG0058 作ってくれた人にも感謝、おとん、ありがとう。
山山、いつもありがとう~~~♪

 

んあ? なんだよこれ、ひじきかよーーー?!(笑笑)
RIMG0059 おとん。これどしたの?小さくない?未成熟で摘んだの?

『そうじゃない。小さいんじゃない、薄いんだ、淹れれば分かる、成熟している、今春は葉が非常に薄いんだよ。』
「うっそー、こんなに?えー、なんで?」

『今春は原料があまりよくない。1月(農暦)からずっと雨で、数ヶ月間ほとんど晴れ間がなかった、葉が厚くならない。』
「春節のあとずっと?春茶のシーズン前だけじゃなかったんだぁ。4ヶ月?うわぁぁぁ、そりゃ厚みが出ないわ。」

春節過ぎからずっと雨とか曇りとかすっきりしない気候が続いて、ほとんど晴れ間が出なかったそうだ。
(そういえば、ふいみんが今年は香港もずっとそんな感じだって言っていた。)
約4ヶ月間ほとんど陽光が無かったら、ぺらんぺらんで、もやしっ子みたいになるよねぇ。
山は水気たっぷりだし、そこに4月の陽光が来たら、薄い葉は一気に成熟してすぐに「老」になっちゃうわ。
しかも、シーズン始まってやっと素晴らしい気候が来たと思ったら数日で終了して、また雨が始まったし。

なるほどね。
今春の安渓全体の原料品質が記憶にないくらい好くないのと、「老掉」が異様に早かったのは、そういうことか。

私たちが今春作れなかったのは気候とは関係ないけれど、結果としては不幸中の幸いだったのかもしれない。
だって、コストがこれだけ上昇しているのに、人が努力できない気候の影響で品質が低かったら・・・たまらないよ。
作れないのはすごくつらいけれど、今春はそういう「めぐり合わせ」なのかもしれない。
そう受け止めよう。

さて、飲もう飲もうーー!!
今春の数少ない貴重な晴天日に作ったおとんの茶葉だよ♪
たったひとつの今春の伝統茶だよ、やったーーー☆

確かに。。。
RIMG0060 これは難しかっただろうなあ。。。
しかし、さすがおとんだ、与えられた条件下できちんと仕上げてある。 

RIMG0063 ふうおおーーー♪ これはすごい!!甘香~~。
RIMG0066 あははっ♪こいつはすげーーーやっっ☆
うはは、濃厚~~~☆ この色!鉄観音はこうでなくっちゃ!!!

うわああーーーい、おとん、これおいしい~~~♪
すごいなー、すごいなー、おとん、すごいなー。今のこの状況で、こんなお茶が作れるなんて。

しかし、こういう特別な仕上がりの伝統茶をわかる人が、今の卸市場の取引の現場に存在しないなんて・・・。
まるで道理に合わない茶葉が、現在の鉄観音の取引の中心になっているなんて・・・。
目的が変わってしまったんだろうなぁ・・・。

おとーーーん、おいしいよお~~~♪
でも、なんでもう2~3種作らなかったのよおっ、もっと私おとんのお茶飲みたいよーーーっっ。

『もちろんその予定だったよ、あと数日は作るつもりだった、当然作りたかったさ。
でも工人が見つからなかったんだ、日当要求も高すぎる。コストがかかりすぎるから考えてやめた、
今春は昨秋みたいな特別好い原料なわけじゃないし、それで作ったら愛子に悪いと思ったんだ。
それに伝統茶飲みたい人が見つかるどころか、今春の茶葉市場が突然おかしなことになっていて、、、。』

そうだよね・・・。
自分だって来られなかったんだし、今春こんなお茶が一種飲めただけでも、なんか涙あふれてくる。
ほんと嬉しい、ありがとう、おとん。

夕餉の頃

おとんが夕食の準備を開始。
RIMG0068 野草~。

おー! おっきいハート♪    この下のお芋どれだけおっきいんだろう!
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なんか吊るしてある?おかんがなにか掘ってきてくれたんだ!新じゃがだ☆おいしそーーー♪
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霧が登ってきた。また雨が来る。
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安渓異常事態

突然きた。

この春、安渓全体、異常事態。
物価も人件費も当然のように上がって、製茶コストは昨年より上がっている。
なのに、茶葉、鉄観音の取引価格は大暴落中。

作れば作るほど原価が大きく割れ、多くの作り手が作っていない。
うぇいうぇいもシーズン途中で作るのをやめた。

(この春は、東山の村の中でもほとんど炒っている人を見かけなかった、碧螺春に炒ってしまったら今の商人には売れない、飲む人・ 買う人(旅行者等)は村まで入ってこない・・・原料としてならある種の商人(『碧螺春』の名声を利用して商売をしている人たち)に売れる、 非常に廉価な取引だが、炒ってしまってまったく売れないよりは少しでも現金になるから、碧螺春の作り手たちは泣く泣く売る。 足元見られている状況、だが、仕方がない、農民の立場は弱い、碧螺春の農民がごはん食べるには売るしかない。このままでは、 あと数年もしないうちに、本物の碧螺春炒れる人、伝承人は完全にいなくなるだろう。)

ここの祥華のおとんは、この春1日しか作っていない。
本来は私がいなくても2~3日は作る予定だった、シーズン前にそう打ち合わせしていた。
しかしこの春は原料があまりよくない上に人件費の高騰がひどく、しかも突然予想もしなかったことが起こった。
鉄観音の卸市場が大暴落したのだ・・・。
おとんはその急激な変化の現実に驚き、そして落胆し、気持ちが落ち込みすぎて、作る気力が失われた様子。
現状をもっと知るために山を下り2週間ほど安渓にいて、さらに気持ちが落ち込んでしまった模様。

安渓の卸市場ではどんなに安くしても「鉄観音」が売れない状況?
卸市場で商人たちから求められているのは、数元~10数元、の鉄観音?!?!
なんだよそれ。ありえない。
そんな茶葉、鉄観音じゃなくても作れるワケガナイッッッ。
工人ひとりの1時間の時給もまかなえない、まかない用の青菜炒め一皿も作れない。
1斤の茶葉作るのにいったいどれだけの人手がかかると思っているんだッッッ。

でも!!!
しかし!!!
あるんだ、これが・・・。
それも、山のように・・・。
「鉄観音」の卸市場に、数元~数十元取引の『鉄観音』と呼ばれるものが!!!
それが取引の中心になっている?
そうでない茶葉は売れない?

一体どうやったら作れるんだ、どこから来るんだ。
どう考えてもおかしいでしょ。

どうすればそのコストで『鉄観音』を作れるか、逆に考えれば答えは簡単に出てくる。
それ飲みたいか?自分の体の中に入れたいか?

でも、世の中はそれで『好』とされている、それで進んでいる。
それが数百斤単位で全国各地の商人たちに買われていく。
彼らが求めているのは、そういう茶葉。

「鉄観音」は必要とされていない。
原価でいいから、原価以下でもいいから、と「鉄観音」の作り手たちが言っても誰も買わない。
彼らにとって必要なのは『鉄観音』であって、「鉄観音」ではない。
「鉄観音」は、『鉄観音』商売の原料として高すぎるのだ。

数元~数十元で材料仕入れて、数千元~数万元のものとして売る。
たとえ数百元で売ったって。。。

「鉄観音」、このままでは本当になくなる。
伝統茶どころか、現代法で作った「鉄観音」すらなくなる。

「鉄観音」の皮を被った『なにか』に、「鉄観音」の市場はすでに占領されてしまっている様子。

こうやって、なくなっていくんだ。
こうやって、だれも作らなくなるんだ。
買う人がいない。
分かる人がいない。
飲む人がいない。
必要とする人がいない。
作る意味がない、作らなくなる、当たりまえだ。

こうやって、全国各地から伝統的なものが失われていくのか。

 

祥華のおとんが今春作った1種?
うわ、これうまいよおおおーーーーっっっ♪
こんなの、今、探そうったって探せない。
この状況で、この1種が飲めただけで、私感動して泣けてくる。

しかし、おとんがこのお茶を安渓に持っていったら(私と一緒に伝統茶を作り続けるために、伝統茶に興味ある人を
中国国内で探すために)、ある商人からものすごくばかにされてひどい罵声を浴びたらしい。
おとんの人生全否定されるようなひどい言われようだ、ここに書けないくらいひどい内容だ。
それもひとりやふたりではない。おとんはその晩から数晩寝られなかったそうだ。私、聞いているだけで涙が溢れた。
私からすると、その商人たちの言動が異常だ、心が壊れている、でも今の中国ではそういう人がとても多く目立つ、
卸市場ではそっちの考えが常識として通っている。

全国各地の今の多くの中国人、ちょっとおかしくなっている、年々エスカレートしていく、年々増えていく。
私が長く付き合ってきた中国各地の各方面の多くの好き友人たち、その中にも変わってしまった人は多い。
昔のように一緒に心から笑うことができない、もう会話が成立しない、顔も目つきも以前とは違う。
彼らの中でもう何かが変わってしまった、だが、彼らにはまるでその自覚がない。
そうでない人も当然いる、おとんたちのように。だが、変わってしまった人が非常に多くて目立つのだ。
人が「そっちの方」に変わっていく様を見るのは、はっきり言ってつらい。


こうやって、、、きっとこうやって、歴史から素晴らしいものが姿を消していくんだ。

私、今、その瞬間に立っている。

終わった

起きたー♪

下に降りた、おとんが悲しそうな顔でため息つきながら私を見つめている。。。どーしたの?
『終わった・・・。』
「は?」
『ぜーんぶ、無い・・・。』

「ハ、、、うそー、マジーーーッッッ。」
『明け方のあの風で晴れるの分かったから、今日作ろうと思って、起きてすぐ行ってみたんだ。
でも、ぜーんぶ老掉了、はぁぁ、嫌、本当にもう嫌・・・。』
「ガァァァ~~~。」

今春私が製茶できるたった一度のチャンス、おとんとうぇいうぇいが残しておいてくれた高山の遅発芽の茶樹たち。
最後の望みが、絶たれた。

昨日の「おじいの樹」の様子でなんとなく覚悟はしていたけれど・・・かなりショック。
終わりが例年よりかなり早くなるだろうことは、5月始めには、茶樹の様子を見たおとんから聞いていた。
でも、どの道今春は資金が無くて私は作れなかったし、まずは仕事を詰め、それから碧螺春の作業を優先した。
今回は作るのが目的ではないが、月末に来られれば何かしらできるのではないかと、かすかに期待していた。
しかし、私に12春鉄は来なかった。

12春鉄、本当に終わった。

起きたらお茶を飲む!

おとんの山の家で、起きたらまずすることは?

はい正解!お茶を飲む~♪                7号☆「たったひとつの12春鉄
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春らしい回甘に変わる苦味を含んだとても深いこくのある甘~いお茶。
10煎淹れても姿勢の変わらないやわらかで自然体の茶湯。
春鉄観音の特徴が、この一杯に凝縮されている☆

ふふ、濃いなあ~♪
RIMG0084 この色!!!
昨今、市場ではお目にかかれない伝統鉄観音の湯色、暖かみのある橙黄色(オレンジ色の一種)。
「鉄観音」でないと出せない湯色。
おじいが最初に「黄色い湯色の鉄観音」を飲んだとき、どんな表情を浮かべたことだろう。

右においてあるのは、昨日飲んでいた同じく7号の葉底(湯で開かせた状態の茶葉)。

葉底を見るのはとても重要。
原料、技術、環境、製茶日の加工の様子まで、葉底は嘘をつかない、いろんなことを語っている。
RIMG0085 そうね、葉が薄いが確かに成熟している。
茎が長いがとても柔らかく、山は水を含み気温は高く、発芽から成熟までの生長スピードが速かったことが分かる。

おひさま出たー。山ご飯、気持ちいい~♪
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おとんが晒青用の竹竿撤収してる・・・。
RIMG0098 今春はもう作れないから、用済み。
あと一回作れると思ったから、準備しておいたんだけど、さ・・・ハァァ。

しょんぼり・・・とぼとぼ・・・。(さわやかさんから帰ってくるところ)

炭焙研究用茶葉

山の下のうぇいうぇいに頼んでおいた、炭焙研究用茶葉候補のサンプル、届く。

昨秋、11秋の茶葉。(あり?なんか画像の色がおかしい・・・)
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いきなり貴重な伝統茶を使うわけにいかないから。。。

私は最初から自分たちの伝統茶使おうかと思っていたんだけど、おとんが猛烈に反対。
「でも、うぇいうぇいから実験用茶葉買い取るにも、自分達で作るのと変わらないくらいお金かかるし、、、」、
『それもそうだ、、、ぅぅ~む、』とおとんも頭を抱え、ふたりで考え込み・・・。

『しかし、いきなり伝統茶使って失敗したら、二度と取り戻せない。』
『伝統茶が10年20年経ったら、とんでもない茶葉になる、宝だ、しかも世の中で他には誰も持っていないんだ。』
『ダメだダメだ、伝統茶に何かあったら浪費だ、もったいなさすぎる。』byおとん

ということで、じゃあどのくらいの量にしようか。。。あーだのこーだの、でもこーだのあーだの。。。
うーん、とりあえずサンプル飲んでみよう、そのほうが話が早そうだ、ということになった。

今春の茶葉は気候の影響で全体的に品質が低く、それでいて昨秋よりコストが高い。
昨秋もご存知のとおりのコスト高だが、全体的に原料が素晴らしく品質が高く、好茶が多い。
なので、候補茶は11秋の茶葉。
山の下の製茶所はうぇいうぇいの担当だが、原料はすべておとんの茶樹、なので天然紅芽鉄観音の2代目。
実験用といえども本物の鉄観音、なので高価、なので真剣です。

さっそく審評。。。うん、なかなか、さすが『11秋茶』☆

でも、「老茶」じゃないから標準がなあ、、、いやいや、その前に体感だ。
よし、まず一回分わけてもらおう、それが終わってからまた考えよう。

炭焙研究は始まったばかり、おとんと違い、私にはまだ体感がない。
道具類とも木炭ともまだ友達になっていない、まだそれぞれの個性を知らない、まだ加減が分からない。
道具は手足のような感覚で使いこなせなければ話にならない。
体感は、繰り返し実践することでしか身に付かない。
が、そこに伝統茶を使うわけには、やっぱりいかない。
伝統茶の老茶は本当に少ない、失敗すれば二度と自分も飲むことができなくなる。

おとんにも、未知の分野がある。
40歳代までおとんは伝承の炭焙法ですべての茶葉を仕上げていた。
だが、当時と現在では、茶葉の状態に違いがある。
その違いがどう影響するのか、実験を繰り返し、考察し、ひとつひとつ詰めて、探っていくしかない。

決定!うぇいうぇい、分けてーー。

さあーて、次はいよいよ飲むぞ、むふふ。。。出るよ出るよ~~、何かな~♪

候補老茶選び

出たあー☆
今回炭焙しようと考えている候補の老茶たち、のサンプル、08秋&09春たち☆

↓全種類7g各1袋。。。きゃー、全部飲みたーい♪
RIMG0103  みんなすっかり1000天以上経っているのね。
さーて、どれにしようかな。。。全部飲みたいけれど、そういうわけにはいかない。
そんなことしたら、おとんとふたり品茶会が始まっちゃうよ、あははー。

まず、今春の目的と目標を考えて、各シーズン候補茶3種まで絞ろう。
当時の製茶ノートを見ながら、全種の個性や等級等確認。
これ選ぶの大変だ。
どれもこれも個性が違うし、当時等級が一番下になった種類でも今や非常に希少な茶葉だし、
失敗したらそれらが消えてしまうし、審評前に真剣に要検討。

わーぷ。。。

決まった!
RIMG0109 見覚えある袋、ありますかー♪
(やっぱり色が変?と思ったら、撮影モードが動いていた。あちゃー、失礼。)

白羽の矢が当たった6種♪
09春は最近老茶の仲間入りしたばかり、「新米の老茶」だね!(笑笑)
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もしもこの6種の中に、あなたの大好きな茶葉が入っていたら、至急単品キープメールください☆
二度と飲めなくなる可能性がありますので、、、にゃはは、、、。

おとんがね、もうずーーーっと横で、にやにや、にやにや、しているの。
早く♪早く♪、って言葉は出さないけれど、顔がさ、あはは、嬉しそお~~~。
そーりゃそうだよね、自分たちでもこんな老茶いっぱい飲める機会、なかなか作れないもん。
うわぁ、おとん、またいっぱいお湯汲んできたことーーー。(笑笑)

おとんは、お湯当番。
RIMG0125 最初はかなりお湯を使う。
審評の時は、お湯が途中で切れると条件が変わって一からやり直しになるから、たっぷり準備。

それでは、エントリー選手のご紹介、じゃじゃーん☆ どれも保存状態がとても好い♪

08秋天より。【11号】【12号】【20号】
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09春天より。【29号】【30号】【31号】
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(あとで気が付いた・・・ふたりとも興奮しすぎで審査中の画像が一枚も無いヨオーーーッッッ)

おとんが喜んだ喜んだ。
私も炭焙のことなんかどうでもよくなっちゃった。(笑笑)

これは大変なことになったぞ。考えなければ。どうするべきか。
進むべきか、進まざるべきか。
一応、当時の等級が一番下だったグループから選んだんだけどなあ。。。いやいや、参ったなあー♪

さきに飲んだ下の製茶所のとは、完全に『ベツモノ』。
おとんは自分で老茶を取って置くことはほとんど無いから(飲むのと作るのが好きで、あると飲んじゃう)、
ここまでのお茶になるとは分かっていなかったみたいで、『すごい♪すごい』『ふわあ♪ふわあ』
『おいしい♪おいしい』『んふっ♪んふっ』、でなんのための審評かすっかりぶっ飛んでいる様子!!!

え?

これに炭焙?しちゃうの?私?

うわぁ~~~ッッ、嘘でしょ~~~ッ、まさに運命の分かれ道だよ~~~。

考え込む。
おとんも考え込む。

(同じ茶葉を手元に持っている茶友のみなさま!ぜひ飲んでみてーーー♪)

決めた

審評を重ね、おとんと話し合い、考えに考えて。。。決めたっ!行ってみようっ☆

ああー、でも本当にいいかなぁ。。。とことこ。。。(さわやかさんから帰ってくるところ)

虹が出たーーー♪吉兆だ~~!!(笑笑)
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おとんも虹見ている?

もう夕暮れ時。

ごはんの準備。新じゃがおいしいー♪
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どれで行くか、決定しましたっ☆
RIMG0144 再度確認中~。

しかし・・・下から届いた研究用茶(左:手に持っている縦一列)、本当に『別の飲み物』(byおとん)みたい。
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湯色も、別のお茶みたい。

今春来たら、大門と勝手口に自動電灯(時間が来ると点灯するやつ)が点いていた。
RIMG0148 明るい~~、星が見えにくい・・・。
でも、おとんがいないとこの家真っ暗で、この山に明かりがないと留守にしてるのばれるから。
誰もいないと思われると・・・本当に今、物騒なの。

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伝承の炭焙をやりたい

今春、新茶の製茶はできない。
でも、私たちには老茶がある☆
そうだよ、今が炭焙研究のチャンスだ、おうっ♪(笑笑)

この地に代々伝わってきた「伝承の薬用茶(天然野生紅芽鉄観音の老茶)」の炭焙法、私はそれがやりたいっ☆
茶葉を買付(あるいは製茶)して焙煎加工する『商用茶』の炭焙法、ではない。
伝承の鉄観音の作り手が自ら炭焙する『老茶』。。。伝承の『薬用茶』、またあれを飲みたいっ♪

思えばそれが私をここまで連れてきた。。。そうかっ、私の鉄観音の原点だっ!

鉄観音ロードへ続く)

鉄観音ロード

伝承の炭焙をやりたいの続きです)

私の鉄観音の原点伝承の『薬用茶』
03年秋、体調を壊した私におとんが届けてくれたその茶葉を飲んで、ここまで来ることになるのだが、
当時、その茶葉を一緒に作る(飲む)仲間を一生懸命探したが、なかなか見つからなかった。
そうこうしているうちに、あっという間に次の年には飲めなくなった。

茶園開発が激進し山が焼かれ、天然野生の『紅芽』がほぼ絶滅した。


◆原料(天然野生紅芽)の危機

『紅芽=鉄観音=薬用茶』、つまり私が飲みたい茶葉の原料がなくなったのだ。

本来、鉄観音とは『紅芽』のことを指しており、もともと他の野生種に比べて非常に希少種だそうだ。
だが、似ている茶樹は森林の中にたくさん自生していて(野生茶樹は少なくとも60種類以上あったそうだ)、
農民の中にそれを見分けられる人はとても少なかったそうだ。
現在も安渓内の多くの農民が、紅芽でない品種を鉄観音として栽培している。

また、この地方には『○○鉄観音』と呼ばれる品種が他にも10数種類(確か13種類ほど)あるが、
おとんたちによると、『それらは名前に「鉄観音」が使われているが、「鉄観音(紅芽)」ではなく
「紅芽(薬用茶)」の効果とは完全に異なる』とのことで、薬用茶(紅芽)の技法が伝承されている家では、
それらの品種を昔から『色種(その他の種)』と呼び、茶葉ではあるが『鉄観音』としては扱っておらず、
製茶することはもとより山で収穫することもよっぽどのことがない限りまずなかったそうだ。

もちろん『色種』でも『老茶』は作れる、だが『薬用茶』にはならない。(『効果が違う』byおとん)
『薬用茶』になるのは『紅芽=鉄観音』のみ、と伝承されている。

効果はさておき、飲めば確かに分かる、味がまったく違う。(「野生茶」飲んだ茶友は知っているはず。)
しかし、現在は『色種』でさえ野生樹はほぼ絶滅状態・・・。(野生茶、飲みたいなぁ。)

とにかく天然野生紅芽がない・・・原料がないのよ、だから、いくら飲みたくてもう飲めない。


◆奇跡の原料(天然野生紅芽2代目)

だが、おとんの家にはその分身たちがいたあああーーー☆

おとんの茶樹は、すべて純粋な天然野生紅芽の2代目!!!
(天然野生紅芽の好芽を摘んで茶苗を育て、茶園で育てている茶樹)。

おとんにとって『本物の鉄観音』とは『100%紅芽=薬用茶』のこと。
だから、『紅芽』しか育てていないの。
出会った頃は3代目等もいたが研究の結果『だんだん原味野味が薄くなる』とのことで、今は2代目のみ。

天然野生には及ばないが薬用茶の原料は、ここにある!!!

しかしいくら原料があっても、技術がなければ作れない・・・次は、技術の危機だ。


◆技術(伝統法)の危機

伝統技術の危機が来たッッッ。

90年代に入ると電気が普及し、効率好く量産できる機械が次々に導入され、製茶技術は改良され変化していく。
2000年代に入ると、国の発展とともに需要は増え、嗜好が変わり流行が変わり市場の要求も変わり、
伝統茶の需要は減り、伝統茶を作る人はいなくなっていった。

それでも伝統茶にこだわり作り続けていたおとんだが、時代の流れには逆らえなかった。
07年頃には、この山の家にも現代法を取り入れなければならない時代がやってきた。
製茶工人たちは他の工場で現代法に慣れていき、次第に伝統加工法ができなくなっていく。

おとんの作り方が、現代法の影響に押されてきているのを、私は感じていた・・・伝統技術の危機だ。

私が飲みたいお茶はおとんが届けてくれた「あの鉄観音」、「伝承の薬用茶」 だ。
薬用茶の原料といえば、伝承の技法で製茶した紅芽、伝統法の鉄観音のこと。
現代法の鉄観音ではない。

製茶はひとりではできない、おとんも年をとっていく、伝統法で作れる人がいなくなっていく。

そうか、自分が作れればいいんだっ☆

ということで、単独で伝統法製茶ができるようになるまで事実上おとんに弟子入りし、
毎期懸命に仲間《心の隊員》を募集しながら、何年も前から伝統法による伝統茶を研究製茶してきた。

そして、昨秋、11秋天。
すべての茶葉の審評結果を受けて、伝統鉄観音製茶技術伝承人のおとんから「お墨付き」を頂戴した☆
うおおおーーー♪
よし、伝統茶の技術はつながった、おとんが動けるうちはふたりで作れるぞ!

・・・今度はなんだ。

「伝統茶」の危機だ・・・。
技術はあっても「茶葉」を作ることができない・・・これは今、現在、本当に大きな危機を迎えている。

 

◆薬用茶の原料(伝統茶)の危機

茶葉、「伝統茶=薬用茶の原料」なら、ここにわずかにある☆
最初の頃に作ったのがすでに1000天を超えて『老茶』の仲間入りをし、ついに最初の炭焙の時期を迎えている。
やったあー♪

だが・・・、しかし・・・、今春は作れなかった・・・。
昨秋の影響が大きい、作っても飲む人がいなかったから(※非常に少ない、の意)、資金がなくて作れなかった。
製茶コストの上昇が、もう半端じゃない。

でも新茶を作らなければ「将来の老茶」がない・・・このままでは伝統茶=「薬用茶の原料」がなくなる。

現在優先して考えなければいけないのは、ここだ。
伝統茶を飲んでくれる仲間を探さなければ。
せっかく「おとんお墨付き」の伝統茶作れるようになったのに・・・ぅぅぅ。
なんとかしたい。

まだあるのか・・・次はなんだ・・・「薬用茶の技術」の危機だ。

 

◆薬用茶の技術(伝承の炭焙)の危機

茶葉(薬用茶の原料)なら少しはある、が、しかしその「薬用茶の技術(伝承の炭焙)」がないッッ。

危機というか、これはもうとっくの昔に誰もやっていない。
誰もできない、誰もわからない、その多くがおじいの年代で・・・(おじいは90歳14日前だった)。
それに、当時と今の茶葉は違うので、昔の方法そのままではダメなのだ。

これも自分でできるようになるしかないっ!

でも大丈~~夫。。。私たちには「おとん」がいるのだーーーっ☆

「伝承の炭焙」への旅が始まりますっ!!! 現在、出発~~~っ♪ (みんな着いてきてね~~~☆)

伝承の薬用茶の条件へ続く)

伝承の薬用茶の条件

鉄観音ロードの続きです)

おとんと出会って、たぶん11年目。
(※たぶんと言うのは、どこで出会ったのかどこで知り合ったのか、なぜかお互いの記憶にないから。)
知りたいこと、疑問点、少しずつ整理されてきた。

この地に伝承される『薬用茶』の条件は、
 ・【天然野生種の紅芽鉄観音】(純粋な紅芽鉄観音のみ、色種が少しでも混ざったらダメ)
 ・【伝統茶】(伝統的な発酵技術で仕上げた茶葉、仕上がりが悪いのはダメ)
 ・【老茶】(製茶後3年以上≒1000天以上経過、途中保存が悪いのはダメ)
まずこの3点は絶対、そうでなければ『薬用茶』とは呼ばないそうだ。

特に重要なのは【天然野生種の紅芽鉄観音】であること、この原料の効能効果が薬用として伝承されてきた。
他の薬草類と違いそのまま干してもだめで、効果あるものに変化させるための特殊な加工技術(製茶)が必要。
さらに、仕上げたものを壊さず更なる効果あるものに変化させるための長期保存技術が欠かせない。

こうして整理してみるに、原料・技術・保存。。。基本だわね。

伝統茶の作り手が自ら製茶し、保存し、適切な年月ごとに再加工(炭焙)し、そうやって『老茶』を育て、
『薬用茶』になる。
古くなればなるほど万能薬として効果があると伝承され、飲めば格別なおいしさで毎日飲まずにはいられない。
その価値以上に、口福で幸福。。。そりゃー例え効能なんかなくても体に好いはずだよ!!!(笑笑)
それ飲みたいっ、それ作りたいっっ♪

条件は揃っている、私たちは作ることができるっ☆
ただし、新茶を飲んでくれる人がいないと作れない、現在の大問題はそこだ。
お願い仲間集まって、飲みたい人お願い飲んで、だれか茶友になってお願いーーーーーーっっっ!!!
11秋 《心の隊員セット》ご紹介♪ (ご連絡お待ちしていますっ☆)

おじいに会いたいに続く)

おじいに会いたい

伝承の薬用茶の条件の続きです)

おじいがいた頃に一緒にしなかったことが、本当に悔やまれる。
製茶人生70年以上ほとんどを、電力がない時代に製茶してきた最後の作り手だ。
きっとたくさんのことを教わることができただろう。

でもしかたがない、その頃の私には伝統茶(伝承の薬用茶の原料) の製茶ができるようになることが最優先だった。
伝統茶を作れなければ伝統茶が何なのかも解らないし、伝統茶が解らなければ伝統茶の炭焙の意義も解らない。
伝統茶を一番理解しているのはやっぱりそれを作る人間で、伝統茶の製茶ができないと伝統茶の炭焙もできない。
(碧螺春の手炒ができる人間でないと碧螺春の焼火ができない道理と、共通するものがある。)

教わりたいことがいっぱいあるよ。。。あーん、おじい~~~っっっ。

でも、私たちにはおとんがいるっ☆

おじいが電力がない時代の最後の作り手なら、おとんはどちらの時代も経験している最初で最後の作り手。
唯一その両方を知っているのがおとんだ。。。おおーー、おとんすごい、文化遺産じゃないか!!!
おじいから直伝されたおとん、本物の伝統茶最後の伝承人だ☆

おとん、がんばれっっ、思い出すんだ、若かりし日々(笑笑)をーーーっっっ♪

電気のない時代の最後の作り手へ続く)

電気のない時代の最後の作り手

おじいに会いたいの続きです)

昔、まだ電気がなかった頃(このあたりに最初に電気が来たのは90年代前半)、
おじいとおとんは、毎年春と秋の製茶が終わると老茶の炭焙に取り掛かったそうな。(ちょうど今の時期ね♪)
おとんはそれを10歳(日本で言う9歳)くらいから手伝っていたそうだ。
ちなみに、茶摘みは5歳くらいからで、物心ついた時にはおじいやひいおじいたちと一緒に森林に入り、
茶葉や薬草など採っていたそうだ。その頃の茶葉は全て天然野生樹で、今のような茶園などどこにもない。
このあたりは全て森林で、虎もいて何人か食べられたそうでとても怖くて忘れられないそうだ。

それから30年ほどして、電気がやってくる。
「電気がない時代の炭焙」をおとんがしていたのは40歳代まで。
いつも横には師匠、おじいがいた。
おじいはその頃には70歳に近く、電気の無い時代の製茶経験すでに60年以上。

ちなみに、おとんは電気の時代になっても、数年前(確か06年)までは好茶は炭焙で仕上げている。
炭が手に入りにくくなり粗悪品も多くなり茶葉に影響し始めたので、徐々に電焙に変えていった。

ちょっと余談、いつかちょろっと書いた事があったけど。。。
おとんの家は代々『薬用茶 (伝統紅芽鉄観音の老茶)』の製茶技術が伝承されてきた家系。
それでかどうかは知らないが、長寿の家系みたい。
おじいは90歳14日前、おじいのおとんは93歳、なんとおじいのおじいはその時代に97歳だって、ひぃ~!!!
みんな旅立つ直前まで、自分の足で森林を歩いて茶葉や薬草などを採ったり、自分にできる仕事をしていたそうだ。
おじいも旅立ちの直前まで、杖付きながら山を自由に行き来し、自分の身の回りのことは掃除も洗濯もし、
時間通りにきちんとご飯を食べ、時に茶摘みの籠を修理したり、晒青の手伝いをしようとしてくれたり、
特別な発酵香がする茶葉があると私を呼んでタイミングを逃さないように教えてくれたりした。

そんなおじいとおとんの時代に、国が大きく変わった。

そして電気も来た。

国が変わり、森林が伐採され、木炭が減り、茶園が増え。。。環境も大きく変化していく。
電力が普及すると人々の生活はさらに大きく変わり、製茶の方法も著しく変化していく。

昔と今の違いへ続く)

昔と今の違い

電気のない時代の最後の作り手の続きです)

おじいの時代と現在の茶葉とでは、違う点がいくつもある。
なので、当時の方法そのまま真似したってダメだ。

どうする?

道具や場所の条件が違うという問題ではなく、もしも炭焙の環境をまったく同じに整えられたとしても、
対象となる原料、つまり茶葉の状態が違う。
原料の条件が違うので、いろいろ勘案する必要がある。

おじいやおとんが炭焙していたのは、電力が無い時代の伝統茶葉。
現在の茶葉は、製茶時に電力を利用している、電力のある時代の伝統茶葉だ。

非常に大きい違いは2点、これは見てすぐ分かる。
ひとつは誰が見ても一目瞭然「外形」、それから飲めば明白「鮮度」。
「外形」は包揉が違うから。当時は「手揉」、現在は「機械揉」。
「鮮度」は保存が違うから。当時は「茶甕」、現在は「真空(脱酸素)」。
どちらも見てすぐ分かる大きな違い。
そしてこの2点の違いは、茶葉の内品質に非常に大きく影響する。
茶葉を見て技法を変えるのは、時代関係ない、製茶の基本中の基本だ。

もうひとつ大きいのは「原料」の違い、しかしこれは一般的には見てもわからない。
当時は森林に自生する「天然野生」、現在は茶園の「天然野生2代目」。
本物の「天然野生」は、それを飲んでいた人間にしか解り得ない。
その内質の違いは非常に大きいが、炭焙時の影響は先の2点とは違う視点になる。
ので、とりあえず置いておこう。。。ひとつひとつ詰めていこう。


さまざまな違いがあるので、当時のやり方そのままではやっぱりダメだね。
しかし、まず当時のやり方を知らなければ始まらない。

そうか、方法ではなく、まずその目的を理解しないと。
おじいたちが炭焙していた目的、それを理解できたら次に進める。
今の茶葉をその目的地に連れていけばいいんだから。
模索しながら新しい方法を自分たちで発見するしかない。
そうだよ、道が違っても同じ目的地へ向かえばいいんだっ☆

それにはやっぱりまず歩き方を覚えないとっ!
木炭、火坑、焙籠。。。道具を自在に使えるようにならないとお話にならないわね。
私の場合はまずそこからだ。

昨年は、とりあえず自分なりに考察してふいみんと一緒に実践してみた。
今年は、まずおじいのやり方でおとんにやってもらおう、おじいに習う、初日の私は観察だ。
おとんも忘れていることがある、でもおとんの場合は天然だからやればきっと思い出す。
やらせて思い出させないとね。。。にやり。(笑笑)

当時の目的を理解し、現在の茶葉をその目的地に導く、か。。。
ぅぅ~ん、できるかなぁ。。。

じっくり違いを勘案し、仮説をたてて実際に検証を繰り返し、考察を重ねるしかないね。
よし、やるぞ☆
伝承の炭焙に向かって出発だーーー、おうっ♪


おっと~ん、思い出してきた?
細かいところが『もやもや』している?
大丈~~夫、やれば思い出すさ。
90年代に入っても実際にこの家で日常だったことなんだから、つい最近じゃない!
さあ、やろうっ♪

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春の秋空

午後から気候が変わった、まるで秋。
今夜の星星の輝きも、秋そっくり。

午後、芋植えているとき、起風、冷空気、気圧が変わった、気候が変わる、明日から晴れる?
夕方、上空に鰯雲。。。この空気は、秋だよお~~~。
低空、雲の流れ早い。
涼しい、少し寒い、分厚いフリース出す。

11夜の月が輝く、虫の音が響く。
蛙の声が消えた?
この時期に蛙の代わりに秋の虫が鳴いているよーーー。秋にタイムスリップしたみたい!!!

『変だなー、春なのに、まるで秋だ。』byおとん

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炭焙研究♪始まってまーす!

ひいおじい直伝の、おじい直伝の、おとん直伝の、伝承人による伝承の伝統鉄観音の炭焙☆
始まってまーすっ♪

「茶色い茶葉」を想像しないでね、商売用茶葉の焙煎とは違うよ。
今は無き、代々この地方に伝わっていた『薬用茶(天然野生紅芽鉄観音の老茶)』の炭焙法☆

今日明日、老茶開始前に、まず実験。
研究用茶葉使い、火坑3箇所、木炭2種、それぞれの特性や違いを知るため、比較研究。

おじいやおとんが炭焙していた頃と、違いがある。
大きいのは、その時代は全て「手揉」、今は「機械揉」。

昔と今の違いを計算し、想像、実験、確認。
疑問点、確認したい箇所、一点ずつ詰めて、比較、品茶、繰り返す。

研究用茶葉が必要、いきなり私たちの伝統茶は使えない。
おとんが叫ぶ、ダメダメダメー、金より価値がある茶葉、もし失敗したら取り返しがつかない。
老茶を始める前に、研究用茶葉が必要、しかたなくうぇいうぇいから、原料はおとんのだから。
しかしコスト上昇でどんな仕上がりでも本物の鉄観音だから高価、少しも無駄にできない。
純粋な木炭、今はお金があっても手に入らない、非常なる貴重品、でも使なければわからない。
実験、でも本番。

昨年ふいみんとした炭焙研究が活きている。
あれから1年、あの時の茶葉の経過品茶、その結果、そこから考えた事、仮説。
おとんの記憶と付け合せ、意見交換。
さあ、始めよう。

本日は、まずはおとんの思う方法で、私は看学メイン。
昨年はおとん会議で山をおりて家にいなかった、今年はやる気満々。
おおおーーー、すごい!!!
頭で忘れていてもやり始めると思い出すみたい、体感で覚えているんだ、身に染み付いているんだね。
おとん、すごいや、さすがだなあ。。。

ああ、今おじいもいたらなあ。。。

やっとやっと茶葉に触れられたー♪ あーん、気持ち好い~~~♪

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昔の茶甕

これこれ!↓昔おじいとおとんが使っていた茶甕。右の画像は違うよ、↓こっちは泡菜(漬物)の甕。
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ビニール袋が普及するまで、おじいとおとんはこれで茶葉を保管していた。
まず綿花の袋(綿花も綿布も当時は自家製)に茶葉を入れて、それからこの茶甕に入れて、
甕の口を『粗紙』と呼ばれる片側に油が塗ってある紙で封をして紐でしばって、蓋をかぶせる。

それでも完全密封はできないから、虫を避けることができないときがあって(紙を食べて中に入ったりする)、
おとんは2~3回おじいが猛烈に怒鳴りながら中の茶葉を全部外に捨てているのを見たことがあるそうだ。

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ミーティング中は、やっぱりこれでしょ♪ たったひとつの12春鉄☆7号

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おじい石

なにかないかなあ、、、ちょうど好い高さの。。。

おじいは平たい石を使っていたのを思い出した?あー、なるほどね、うんうん。
一般的には木を二本使ってたけど、おじいは好きじゃなかった?そりゃそうだ。
似た大きさ掘ってくる?そこら辺にいっぱいある?はーい、じゃあ私は火の番しとくね。

ん、いい感じ♪
RIMG0548 でもまだ早い。 

おお、いい感じの高さになりそう!
RIMG0550 こんな大きさ(一番大きい)だった?
ほんとかい?

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試してみよう。
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茶守り中~~。
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楽しそうな歌声。。。気がつけばそこにいる♪             野鳩、わかる?       
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美しい鳴声。。。                     なんだろう?2羽いる↓
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もおおーー、ほんと、この茶葉、大変な老茶になっちゃってるわよおおおーーー☆
RIMG0572 茶杯でちみちみ飲んでいる場合じゃない。(笑笑)
蓋碗で!ごくごく飲むーーーっっ♪

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石当:あなたは誰?

おとんがめちゃくちゃ興奮して子供みたいに喜んでいる!!!

なになに?なにが手に入った?『石当』?。。。なんだそれ?のどを撫でると抱きつく?
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                             どれどれ。。。。ほんとだっ♪

あらん♪「かえる」ちゃん!            野生?
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『違う違う、「かえる」じゃないッ(※)、「石当」だ!あんなの食べる価値がない、値打ちがぜんぜん違うッ。
牛蛙でもないッ、あれは1斤100元もしない、石当は一匹で数百元するんだ、ぜんぜん違う!
当然野生だよーーー、石当は野生しかいないんだ、人が飼うと死んでしまうから、養殖できないんだ。
渓流にしか生息していない、環境の好い水のきれいな渓流の水苔を食べて活きている。
非常に非常に少なくて、探したって見つからないだよ、すっごい貴重品なんだよ。
とても「補」(滋養強壮)で栄養豊富で、特に皮膚に好いんだ、石当は薬用なんだよ。
肉が柔らかくて、香りが好くて甘くて、ああーおいしいな~~~、嬉しいっ嬉しいっ♪』
(※「青蛙ではない」の意。私が『青蛙』という単語を使ってしまったので。)

おとん、大興奮~☆ すっごく嬉しそうっ♪ 。。。この様子は絶対うまいわ。(笑笑) 

食べるの3回目???
うっわー、おとんの人生でも3回目ーーー!!! そりゃ貴重だわ。。。20年に約一回だ☆

前は?『子供のときと20年前』
誰がとってきたの?おじい?うわー、おじいすごい。
5日くらい探して、やっと数匹見つかるくらい?
全部オス?オスを食べる?メスは食べない?なんで?いない?みつからない?

もしかしたらメスは繁殖率が低くて、オスよりもっと少ないから食べてはいけない、っていう教えなんじゃない?
昔から山で生活している人は乱獲なんかしないし、貴重なものは解っているから大切にしていたはずだよ。
きっと必要なときとか、よほどのことがない時しか、獲りに行かなかったんじゃない?
だから、おじいも20年に一度しか食べさせなかったんだよ、違うかなあ。
『あー、なるほど、それもあるかもしれない、でも本当に見つからないんだ、メスは。』へえー。

野生の蛙にしては、かなり大きいなあー、何だろう??赤蛙の一種だよねえ。 
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口からはさみを入れて開いて。。。内蔵を取る。あとは?
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                               目玉を取る。
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おしまい?皮はがさなくていいの?
『皮が好いんだよー、石当は内蔵と目玉以外ぜーーんぶ食べられる!』byおとん
へえーーー、そうなんだ。初めてかも、皮付き蛙食べるの。

すごい生命力!!! おなか裂かれて内蔵も目玉もないのに跳んでいるよ・・・わあ~っっ☆
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分炭火の調整タイミング。
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いよいよ調理が始まるよ~♪ しかし、日本ではなんていう名前の蛙だろう。。。
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石当4匹!!!!                  油を引いた鍋で生姜を炒めて。。。
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『石当』を丸ごとササッ炒めます。表面に軽く火が通ったら。。。
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水を入れて煮ます。        沸騰したら塩を少しだけ入れて、もう少し煮ます。
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できたーっ♪ 野生石当スープ、ひとり2匹も食べられる!! わおー、好い香り~☆
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すごいプルプルぴたぴた。。。この皮、コラーゲンだ。。。なるほど☆ だから『皮膚に好い』か。

っふあー♪ おーーーいしい~~~♪
本当だ、小骨以外なにも残すところがないっっ、本当においしいや。。。(ふたりとも無言でもぐもぐ)

確かに普通の蛙じゃない、まったく癖もない、肉甘い、それより香りがすごく品が好い。
この味ってそうだ、あれだよ、「甲魚:すっぽん」に似てるー☆(すっぽん大好きなの)
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食感もスープもすっぽんに似ている~、でももっと上等な感じ、ふんわりやわらかい、甘みとか香りとか本当に感じが好い♪

おとーん、貴重なものを食べさせてくれて本当にどうもありがとうございました。
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野鳥が鳴く食卓より♪                         ↓なんの鳥だろう。見える?
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それにしても。。。石当って、「なに蛙」だろう?
辞書で調べても、こっちのネットで調べても出てこないの。
当て字かもしれないし、地方語かもしれないけれど、このあたりでは昔から『石当』と呼ばれる蛙。

どなたか知っていたら教えてください♪

【ヒント(byおとん≒おじい)】
 ・渓流にしか生息しない
 ・非常に珍しい、滅多にいない
 ・渓流で5~6日間ずっと探して、見つかっても捕まえられるのは数匹
 ・常に水が流れているきれいな水苔を食べる
 ・薬用(滋養強壮、栄養豊富、清熱解毒、皮膚に効果あり、等々)
 ・食べるのはオスだけ
 ・メスはいない?(岩影にいてまず表に出てくることがない、捕まえられない、の意でした)
 ・跳躍力がすごい
 ・人が飼うと死ぬ
 ・のど元をなでると前にあるものに抱きつく、強い力、離さない
 ・内蔵と目玉以外全部食べられる(軟骨小骨は食べるときに出す)
 ・類まれなるおいしさ
んー、こんなところだったかなあ?思い出したらまた追記しておきます。

ちなみに、とめ(久々名前登場♪in恵州)から情報あり(ここのコメント参照してみて) 、
『石蛙』(『百蛙之王』だって!!!『棘胸蛙』とも。和名:スピノーザトゲガエル)のことではないかと、
その画像やこっちの動画等おとんに見せたところ、
『んんん~?養殖?石当は養殖はできないぞ、死んでしまう。でも似てるなー、いやいや、こんな大きくならない。
でも似ている、けど色が少し違う、でも少し似ている、でも模様の特徴がちょっと違う、口も少しちがう、、うーん。』とのこと。
養殖と野生の違い?かなぁ。。。野菜や魚だって、養殖すると野生より大きくなるし、色とかも変わっちゃうし。

情報お待ちしていまーす♪

茶友のための地瓜苗

サツマイモ植え始めたおとん。

『そうだ☆』 どうしたの?
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『秋に茶友が来たらいっぱい食べさせてあげられる♪そうだそうだ、今すぐやろう。、愛子手伝って。』

ほー(好)。茶友の分か、あはは!いつか本当に誰か遊びに来てくれるかな、楽しいだろうな。
で、どこ耕すの? 

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完了~。
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耕しているときに見つけて、おとん小躍りしてる♪(おとん、さつまいも好きなの)
昨秋収穫を逃れて埋まってた子達☆
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おとんが好きでない土豆(じゃがいも)               おとんが大好きな地瓜(サツマイモ)
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私はどっちも大好き、わーい♪ 

新じゃが、おーいしい~☆ さすがに旬だね。でもおとん食べない。
RIMG0784 地瓜はさすがにちょっと味が抜けている。
越冬して養分が抜け糖度が無くシャクシャクしている、けど、まずいわけではない、食べられる。

おとん、地瓜は見るだけですっごく喜ぶのに、馬鈴薯は見ると無表情になる、時々ため息もつく。
昔「あの時代」に、農民はとても貧しく、じゃがいも(馬鈴薯)しか食べるものがなくて、塩は貴重で油などなく、
来る日も来る日もお腹を満たすために、ただ茹でたじゃがいもを食べる日が、何年も続いたそうだ。
それで、食べたい気持ちにはならないし、おいしいとも思えなくなってしまった、とのこと。
日本にもそういう時代があって、私の実父もじゃがいもに対して同じような反応をしていた。

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今日は忙しくなるぞ

gai菜の種、干し干し。秋にいつも食べている野菜。
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大根採れた!
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大根ぶた肉スープ、できたっ♪
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ご飯食べているときに炭もきたっっ、、、小炭被せておこう、食べ終わるまでちょっと待ってて。
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くちなしの花咲く頃

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満月の夜

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一晩おいた08秋11秋

陽光出た♪お布団干す!               九脚(八つ頭)、まだ食べられない、秋まで待つ。
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待ってましたあ~~~、飲もう飲もうっっ♪

【08秋:11号】 (順に)元、①、②
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元:「秘密の倉庫」の大ロット保存、びっくりするくらい保鮮状態が好い。
  内質、酸素老化していない、さらによくなっている、新鮮感、その代わり『老香』は7gに及ばない。
  当時7g包装の「熟」速度、差が大きい、7gのほうが速度早く現時点で『老香』特別好。
  『新鮮!最近の茶葉のよう♪4年前?ひゃーこんな好いお茶あったっけ?!』byおとん 

②と③、さあどうだ!一晩おいたらどうなった?
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干香:うは♪ベリー系のジャムみたい。     ほお。。。なるほど。。。

しかしこの結果。。。うーーーーん。。。会議始まる。 

お昼ごはん、サツマイモには砂糖を、香楊瓜には醤油を、加えてみたおとん。
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どちらもおいしい♪
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風がかわった、空が変わる。
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玉米(とうもろこし)の花、観察中~。
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                                 花粉を舞わしてみる。。。おおー。

来た、雨だ。
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7g真空vsロット真空

当時7g真空したのと、こっちの山の老茶専用茶庫でロット真空保存しているものとでは、内質状態に開きがある。
内質のどのようなところにどのくらいの程度でどのような違いで出ているのか、確認審評。

まずは【08秋11号】の7g真空vsロット真空。
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うーわ♪違う☆
茶葉によって、老茶になる変化のタイプもスピードも違うが、これ【08秋11号】、わかりやすい。

なるほど☆なるほど☆な・る・ほ・どー☆
いくつかの視点で考えるに。。。超超超~~~嬉しい結果!!!

それにしても、このお茶って、こんなに好いお茶だったっけー☆(笑笑)

おとんは、もう~嬉しくて嬉しくて♪(。。。とりあえずほうっておく、落ち着くまで) 
ひとつは現時点ですでに極上の世界に入って今飲むだけで至福の時、このまま10後も早く飲みたい
ひとつは鮮度と材料の好さに驚き現時点での老香の質も高く将来の期待感増大、想像するにどきどきする、
どちらも今このままで極上の口福、将来も幸福、表情交互にらりらりぽっぽー♪(おとん、変になっちゃってる感じ)。

だが同時に、懸念がさらに深まる。研究が始まってからずーっと、ふたりの頭から離れず、日々大きくなっていくこと。

『今現在、これに炭焙するのって・・・。』

雨が来た。
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どしゃー。
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あがった。
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ふたりとも、熟考中。。。

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09春:伝統熟中火vs深火vs31号炭焙①vs元

おとんと私が生きているうちに研究できる現時点での老茶は、すでに限られている。

現時点で1000天超えた茶葉たち、そのままなにもしなくても、すでに『宝貴』の老茶。
ここからさらに、年々すごくなっていくだろう。
それぞれが、一体どんな特徴の老茶に育っていくだろう。。。想像するだけで飲んでみたくてたまらない。
『このまま10年20年したらすごいぞ、ひゃあー本物の宝だー、誰も飲んだことのないとんでもないお茶になるぞ、
ふあああ~~飲みたいな~♪』byおとん

そこに今、手を加える。
失敗しても成功しても、二度と元には戻せない。

だから真剣。
ひとつ進んではまた熟考。。。次に進む前に勘案すべきことがたくさん出てくる。

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霧の日

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横をリスが走り去る食卓より♪               ↓中央あたり、跳ぶ後姿、わかる?
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食後
RIMG1074 プロパンガス切れたので、届けてもらった。
「水増し」が増えているらしい、使ってみないとわからないくらい上手にできているそうだ。

かすかに聞こえる『ガサ、ガサッ、』、近くの草むらに人がいるッッ。どこだ!おとんがすぐに確認に行く。
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ここまで一斉審評

昼過ぎには霧が切れ、夕方には少し陽がさしてきた♪

よっしゃ、ここまでの結果を一斉に審評☆
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それぞれの仮説と結果、各種比較しながら確認、記録、勘案。
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『あー考える必要ない!絶対これとこれっ♪ふうーわ、なんでこんな好いお茶があるんだ!!!好き好き~~♪』byおとん

だーかーらーッ、今はそーいう審評じゃないでしょーーー、もお~~、(気持ちはわかるけど!)
知ってるよっ、おとんがどれが好きかぐらい、私だって同じだよっっ。
でも、誰が自分の好きな茶葉選べって言ったのよ!!!
「おとんが好きな茶葉を選ぶ会」じゃないのよ、目的忘れるなーーーッ。
そればかり飲んでないでこっちをちゃんと見て!

おーい。。。人の話を聞けえ~~っ。。。戻ってこお~~い。

おとん、老茶飲んじゃったら、もう心が奪われちゃって、他に何も見えない聞こえない状態。。。はぁ、毎度~。
数分だけ待ってあげよう。

おとんの味覚嗅覚はものすごく正確で反応が早い、頭じゃなくて本能。
とにかく上等なおいしいものに理屈じゃなく野性的に体が反応するみたい。
自然で素材と作りの好いものが口に入ると、「その世界」に入ってしまうようで、意識がぶっとんでいる。
人工的なもの人為的なものは受け付けないみたいで、吐き出してしまう、あるいはお腹を壊す、熱を出す。

こと鉄観音に対しての嗅覚味覚は、センサーでも組み込まれているんじゃないかと思うぐらい正確で早い。
たくさん並んでいても一番好いものに天性で反応しちゃうみたいで、そうなるとしばらく理性がぶっとんでいる。
顔にしまりがない、にやにや、でれでれ、へらへら、恍惚の表情。。。おいしい喜びに浸っていて何を言っても聞こえていない。

仕方がないから、しばらく待つ。。。

わーぷ。

審評一通り終了。夕食の準備開始。
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大学芋みたい、おいしい♪
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深夜、何度も飲んで確認しながらまだまだ考え中。
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夏日

暑い。。。
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おとんに、「石当」ではないかと思われる「石蛙」の養殖所の動画を見せてみる。
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会議中。。。ここでの会議にお茶は必要不可欠!お菓子も♪↓いつもの花生糖☆
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さらに強い陽光が出てきたー♪ おとんが慌てて動きだす!
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安渓の湖頭名産「米粉」も、本当の「全手工」のは絶滅してしまった模様・・・。
『これ手工だって売っているんだ、どーーこが、手工はこんなんじゃないよ、ちーっ。』byおとん
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最後に手工の米粉食べたの何年前だっけ。。。

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スーパーで売っているのは違う粉が混ざっているのが普通なので、これはまだ米粉なぶんましだけど。

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秋におとんの家でよく食べている葉野菜「gai菜」、種を取り出す。
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まぶしー、真夏だあ~~~。(おふとんひっくり返しているの)
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                               水着持ってくればよかったーっ。

試行錯誤

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製茶工人の技術が低いと本当に損をする。締められずに「松」気味で仕上がると砕茶が多くなる・・・はぅ。 
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RIMG1202 あ~ぁ、好い老茶になっているのにぃ、、、。
ちょっと篩っただけでこんなに茶末になっちゃうじゃないか、、、もったいない。

RIMG1203 そろそろおっけーら☆

RIMG1205 茶守り中~♪

私、タイムスリップしているみたい~~~、あはは☆

茶守しながらぶろぐの投稿作業。。。
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さすがのおじいもこの景色は見たことないでしょうねえ♪(笑笑)

写っている道具たち、おじいやおとんが子供の頃から使っている電気のない時代の「全手工」の品。
(※土窯は一昨年前おとんが作り直したもの、炒茶用の土窯は台所に残っているけれど炭焙用のは
  木炭が普及しなくなって壊したそうだ。作り方は昔おじいと一緒に作った方法そのまま。
  材料はこの家の裏の土、それだけだって。作っているところ見たかったな、一緒に作りたかったなー。)

おとん大満足の一品☆紅棗を入れて煮込んだ。『にーく、だーいこーん、プース、おいし~♪』byおとん
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夏が来た

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干し干し

陽光燦燦、気っ持ち好い~~~♪(夏大好き☆)※3枚パノラマ:単独でこのページ開いてみて!
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おとんがまた何か干している♪
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今年は本当に陽光のある日が少ないそうで、今日も貴重な干し干しデー。

これも今やすっごく貴重なきのこ、「黒gu」、これも薬用、もうほとんど見つからないそうだ。
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見つけるのが難しくて、足元にあっても気がつかない人がほとんどで、存在を知っている人がとても少ないそうだ。   

あれ、これ、ぜんまい、かな♪
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草刈している音がする。                       いた!暑い中お疲れ様です。
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おとんとおとんの碧螺春

暑い~~、そうだ、おとん、「あれ」飲む?
『当然さーっっっ♪飲む飲むーーー!!!』

おとんがものすごく真剣に、興味津津で見ているもの、な~んだ?

じゃじゃーん☆ 2011《碧の宝茶箱》 ですっ♪

『ふあ~~~♪きれい!きれい!なんてきっちりしているんだ、無駄がない、はあーーー、見事☆
これ(5g包装の形態)は本当にすごいな、全部「手工」だ、どうやって作ったんだ?(老眼鏡出して観察中)』
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開けたらすぐ匂いをかぐ、内袋に鼻突っ込んで香りを聞。。。『はあ~♪甘い!飲みたい早く飲みたい。』

茶葉見ておとんびっくり、『ひゃーーー、小さいっ、こんなの見たことない、これを作るのは大変だー。』
『前に会議で配られたんだ、碧螺春、あれは模倣だ、こんなんじゃなかった、ぜんぜん違うよ。。。はあ~~☆』
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『ふあ~~~♪香りが好いなー。こっちの淹れ方のほうが香りが好い!2煎目はあまり変わらないけど。』
・・・おとん、ごめんね、昨年ので、今年のはまだなんだ。
『昨年の?保存が好いなーー。このお茶は価値が非常に高い、価格いくら?絶対高いはずだ。』
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最初におとんに、どれ飲みたい?って聞いたら迷いもなく「これ」↑(分前茶)だってーーっっ!!!
でも、最初に淹れたのは【明前☆後期】、それからお望みの【分前茶】をお淹れいたしました。 
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興味津津だよ、「聞」したり「茶底」観察したり一口一口味わったり。。。猛烈に品茶している☆
龍井も持ってきてあげれば好かったかなあ。。。しかし、かなりのお茶好きとお見受けする。(大笑)

すっかり夕方。                     東山のおとん、ありがとう♪
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今春の、2012《碧の宝茶箱》の募集、もう少し待っててください~。
鉄観音に入ったらやっぱり頭は鉄観音のことばっかりになっちゃて、、、あーん、あっちもこっちもできない~。

碧螺春、多分、今年が最後になるような気がします。
そんなこともあって、今春は昨年の1.2倍くらいのコストだったけれど、昨年の価格で計算し、
ご紹介しようと思っていますので、どうか2重、3重の箱で飲んでください☆
まずは心のご準備だけでも、みなさま、どうかよろしくお願いしまーすっ!!!

 

おとん、すごく清潔好き。
農作業とかして服とかに付く土汚れとかは恐れないんだけれど(洗えば取れるし取り換えられるし)、
直接自分の口の中とか皮膚(汗)とかの汚れは気持ち悪くて嫌で落ち着かないみたい。
食事だけでなくお菓子食べたあともすぐ「歯ブラシ」↓、とにかく何か食べたらすぐ「歯ブラシ」をする。
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体も服もよく洗う。今日はさっき3回目(私が知っている限り)の「洗澡」していた。
この国の人で、こんな人、私これまでに他に会ったことも聞いたこともない。

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山の朝ごはん

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茶園ヘ行く路

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論下

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おとん、茶樹の様子を見ながら剪定の工人手配を電話でしている、10年前には考えられない光景。
十年一昔、、、か、よく言ったものだ。
しかしこんな人のいない山奥でも電波あるなんてすごいなあ、障害物がないから逆にいいのかなあ。
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たったひとつの12春天【7号】(愛称募集中~☆笑笑)、の茶樹たちです♪
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採茶後、約一月半、影枝や細枝の芽が伸びてきている、早く剪定しないと大変だーーっっ。
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でも、工人が見つからなくて・・・本当に困っている、毎日おとんが必死になって探している。

現在、山間部過疎化&高齢化、工人不足&人件費超高騰・・・本当に大きな問題。
茶園を管理するために必要な、労働力が足りない、草刈の工人も見つからない。
秋までの約4ヶ月間、継続して人力での茶樹を管理しないと、秋茶は収穫できない。
でも、人手不足・・・本当に、本当に、深刻です。
多分、このままでは、10年もしないうちに、このあたりの山々、茶園、すべて荒山になる。

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すでに全工程機械化した『鉄観音』なるものが、この春突然、「鉄観音」の市場を占領した。

現代法どころか、手摘みの鉄観音がなくなるのも、もう時間の問題かも・・・。

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でも、これは茶葉にはなれない。

論上へ登る途中

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私が作るはずだった茶葉たち

今春、おとんとうぇいうぇいが私のために取っておいてくれた地点、「論上」。(終わった、 ご参照ください)
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(このページだけ単独で開いてみて♪3枚のパノラマになります)
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家路

人がいた!
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またいた!!
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この家は10数年前頃から誰も住んでいない。おとんが子供の頃にはすでにあった家。
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もうすぐお家♪
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みえたー、ただいま~♪
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野生茶樹                             紅芽ではない  
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これも野生茶樹                      (アップ)これも紅芽ではない
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おじいの苗、これは紅芽                    採茶した後から新芽が発芽してきた
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おとん、香陽瓜探し中~。

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おとん手作り工具

おとん、「そうだ☆愛子、ちょっと手貸して~」と言って、なにか作り始めた!
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『おお、楽チン楽チン♪るんるんるん♪』byおとん

昔から山に住んでいる人たちは、生活に必要な多くの道具を、周りにあるものを利用し自ら手作りしていた。
店なんかないし道もないし当たり前なんだけれど、そういう中にたくさんの知恵が詰まっている。

おとんも何かに不便を感じると、自分で工夫して「作る」、『山にはなんでもある』という。
この10数年で森林がほとんどなくなってしまったから、もう前のようにいかなくなったけど、
それでも「買う」という考えはまず最初に出てこない、まず作る。

自分の欲しいものを自分で作る、楽しいよねー♪
もともと「もの作り」が好きなんだろうけれど、とっても楽しそう!

おじいはもっとすごいよ、昔おじいが作った製茶の道具、特に竹製のものは全部おじいが作っていた。
伝承の技だー。
近代おとんが買い足したものは壊れたのが多いけれど、昔おじいや他の職人が作ったものは、まだ現役がたくさんある。

おとんは竹より木製が得意みたいで、製茶の「木架(笊に広げた静置中の茶葉を置く棚みたいの)」も、おとん製♪

お昼時

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天然野生金桔2代目

『愛子やあ~、来てごらん!成功だ☆愛子の大~~~好きな宝物をたくさん植えたんだよ。』
私の宝物?なに?

『野生金桔!昨年山で探したら見つかって植えたんだ、数年したらいっぱい食べられるよー♪』
え、見つかったの?うわあああーーー♪
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『この竹棒の意味がわかる?』
目印だよね、他にもなにか採ってきた?

『これぜーーーんぶ、愛子の金桔!いろんな種類があるよ~、そこのはそのまま採ってきて植えた!』
全部って。。。この斜面ほとんど竹棒ささってるじゃん!!!ぎゃははははーーー。

かわいいー♪芽が生えていている。         これは今冬か来冬には成るかも?ほんと?
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『えーい、雑草め、苗が死んでしまうッッ。』
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目印いっぱい。
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『えーい雑草め、金桔の苗に陽光が当たらないじゃないかーッ。』 おとん、雨が来そうだよ~。
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草刈の工人が見つからないから家の周りも雑草が迫ってきている・・・。

昨年も一昨年も、おとんが探しても、野生の金桔は見つからなくなっていた。
開発を免れなんとか生態系が残っていたエリアも、次に行ってみるとすでに焼き払われていて、
もともとそこに生きていた植物たちは全滅・・・そういうことがもう10年以上続いている。

おとんが小さい頃から顔なじみの野生動植物たち、もう思い出せないくらいたくさん姿を消したそうだ。

昨秋、野生茶が残っているのが見つかったエリアも、この冬に焼かれてもうすでに一本も残っていない。
製茶コストがあまりにもかかるのでどうすることもできなくて断念したが、あの10年来の『大年』だった
11秋の野生茶、ラストチャンスだった、本当に作りたかった、どんな味がしただろう・・・。
もう二度と作れない・・・この話になると、おとんも私もためいきしか出てこない。

この野生金桔の親株も、開発の手が迫っている様子。
この調子だと、もうすぐ野生金桔も全滅だろう、野生紅芽のように。
せめてもと、おとんは小さな株を移し、いくつかは枝を採取して苗を作ってみた。
でもおとんはやったことないし、そもそも柑橘系が好きでないので、うまくいくかわからなかったそうだ。
それが今、芽吹いている♪

しかし、このまま工人が見つからないと・・・せっかく芽吹いたのに雑草たちに取って食われてしまう。

雨が来た

おとん、雨だ、ここはずぶ濡れになる、引越し引越しーー。
『なーに、大丈夫。ちょっとくらいの小雨すぐに・・・』

小雨じゃないよ、ほら、さっさと立って!!! おかず持ってとりあえず台所に行ってーーーッッ。
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森の中を雨がこっちに向かってくる轟音が聞こえてきた。。。うわぁ、来るぞ来るぞ。RIMG1481 

引越し完了~。
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ほれ来たー。
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食後。。。雨あがった。
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おんじを訪ねて

本日は、昨日とはまた別方向の茶園の様子を確認。

おとん、山登るなら水持って行かないと。
必要ない?「山羊のおんじ」の家でお茶できる?
そうしようそうしよう!

朝粥食べて。。。
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帽子(竹製:骨組みは竹片、傘は竹皮)持ったら。。。
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出発だー!
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野生の百合                             百合根
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『愛子、この道は安渓に続いているんだよ、以前はこんな開けていなくて全部森林だった。』
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安渓までこの道を歩いていったらどのくらいかかるの?その日中に着く?

『着く着く、山を登れば。でも山道を歩いたら数日かかる。一番歩けるまだ若かった頃だったら、そうだなあ、
16歳くらいのとき、重い荷物担いでも休憩も必要ないし歩くの早いしすたこらさっさだ。
朝3時に出発して夜8~9時頃には着いた。』(後記:官橋に着く、安渓には着かない)

うわ、それでも18時間くらいかかるんだーー。

『何言ってるんだい、安渓(の官橋)は近いほうだよ、その日に着くんだから。
南の方へは2~3日かかってお茶担いで行くのが普通だったんだよ。山賊がいっぱいいた。』

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山賊?
『そう、通る人を襲って、持っている荷物を奪うんだ。こうやって口に布を当てていて。。(以下省略)』
へえ~。

そうだ、私も山賊に襲われたことあるよ、90年代だけど。
『ひゃああーー、大丈夫だったの?どこで?』
四川省から陝西省の間の山奥。
乗っていた火車(寝台車)のちょうど私が寝ていた窓から、深夜の停止中に複数で侵入してきた。
暑かったから消灯後も少しだけ開けていたの、そこから手伸ばして窓あけて。。。
『きゃー、それでーーー?!?!』

上鋪(3段ベッドの一番上)に寝ていたおばちゃんが山賊が盗もうとした荷台の荷物を引っ張り合っいながら叫んでいて、
中鋪(3段ベッドの真ん中)のすっごい太ったおばちゃんが飛び起きて山賊の体を叩きながら逃さまいとつかんで、
下鋪(3段ベッドの一番下)いた私も叫びながら太ったおばちゃんに加勢して山賊を電車に引き釣りこんで、
山賊の体のほとんどが電車の中に入ったところで太ったおばちゃんが本格的に山賊をボカスカボカスカ殴って、
外にいた山賊の仲間がそれを必死で助けようとし、でもそのころには電車内も他の客も起きて集まり始め、
外の山賊仲間と中の客達で体半分ずつ窓ごしに山賊の引っ張り合い(綱引き状態)になった。

『あはははははーーー、それで!捕まえた?!』
逃げられた~~~。
『あー、惜しいッ。誰も怪我しなかった?荷物は?』
大丈夫だった。
『なら好かった。』
うん。

その荷物、私の友人ので、私のと一緒に鎖で荷台につないでたから簡単に盗ることできなかったんだけどね。
で、その友人はその騒動にまったく気がつかずにグーグー寝てたよ。あはははーーー♪

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『あれ、道がなくなってる。だれかが茶園にしちゃった。』

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『愛子、これ「野菜(野生の菜)」、食べられる。昔はどこにでもあった、これも見かけなくなったなあ。』
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休憩中、おとん、何を思う。
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(アップ)この辺りは、巨大な岩石がごろごろしている、一体どれくらい前からここにいるんだろう。
何万年かな、何十万年かな、それとも何百万年前?!
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おしゃべりしながらいくつか峰を超えて。。。

見えてきた♪                 来た来た、足元には山羊の「落し物」がいっぱい!
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おんじの小屋

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おんじはいづこ

おんじ、留守だ。。。どこ行ったんだろう。
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(はっきり写ってないけど)燕が集団で同じ場所をずーーーっと飛んでいる。。。なんだ?
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よくわかんないけど、これ、きっと気候が変わる。

『きゃー♪愛子、宝物がいっぱいあるよー。』

こらーーッ、おとん、人の家の食料庫、勝手に覗いちゃダメでしょーーー!!!
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谷底から渓流の音。。。生態系が多く残っている。
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(アップ)野生茶樹、ないかなぁ。。。  『ない、ない』byおとん
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いるのは動物ばかり。山羊にわんこに鶏達、、、にゃんこもいた♪
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たばこの葉。花も咲いている♪おじいも昔これ育てて楽しんでいたそうだ。
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今のたばことは違う?葉を乾燥させて、くるくる巻いて、そのまま火をつけて吸うだけ。へえ~。
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おんじ、魚も育てている。
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おんじ、帰ってこないかなあ。

急いで帰ろう

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(3枚パノラマ:この記事だけ開いてみてね!)
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「恐竜の卵☆」、と私が呼んでいる石、目印。
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(3枚パノラマ:この記事だけ開いてみてね!)
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ここまで来れば、もうお家♪
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間に合った

もうお家の裏手、よかった、雨が来る前に帰れた。。。ほっ♪
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このあたりの特徴である赤土、この赤土で、あの炭焙用の土竈を、おとんが作ってくれた。
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                            『ピーコロコロ(お帰り~)♪』

おとんの家、上からみたところ。  (アップ)いつもお茶するとことろ、審査台も、見える。
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泥棒入っていないね、よしよし。

ただいまー。
RIMG1654 早速お茶♪

すぐにご飯準備。
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小雨が来た、間に合って本当によかったー!
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おとんはお昼寝中。。。私はすごく気になっていることがあって、確認中。
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お天道様来たー、貴重な陽光です、すかさず晒らす。
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おとん起きる。早速お茶。気になるお茶で、話し合いしながら。
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工人の仕事を確認に

日が暮れる前に、今日の工人の仕事内容を確認に。。。
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おとん、どしたの?   ここにも植えた? おおー♪ 野生金柑の苗☆
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『えーい、雑草め、、、。』byおとん
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RIMG1683 何年したら食べられるかな♪ 

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チェック中。。。うん、まずまず。
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今春の最後に、私が作る予定だった茶葉たち・・・。収穫期に私は間に合わなかった。
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秋茶の肥料となる。
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でも、今年は秋茶も作れないかもしれない・・・。
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切ない・・・。
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帰宅早々、秋のためにサツマイモ苗作り開始するおとん。『これは紅(橙)色の種類、小絹が大好き!』
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『愛子~、手伝って~』と言いつつ、結局自分で全部するおとん。
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RIMG0014 何ヶ月したら食べられるかな♪

小雨が降ってきたので家の中で食事。
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雨の香りに、いろんな蛙たちが姿を現し始めた。この子↓は『石当』ではない。
おとん曰く『食べる価値なし』。。。蛙くん、好かったねえ。
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覗き込んでも動かない。。。何事か考え中のご様子。 

鉄観音便り

茶友のみなさま&これから茶友になるみなさま!
おとんの山の家です。。晩上好~☆

◆今春の研究大詰め

炭焙研究の結果、まとめと整理の段階に入っていますっ!
今回は、毎日毎日考えることがとても多い、おとんと日に何度も会議になる。

ふたりでいるときはずーーーっとお茶のことばっか、実験結果の考察とか次の検証方法のアイディアとか。
おとんなんか昼寝から起きて突然そのまま『もしもさっきのあの時に、、、』って話し出すし、
あー、人のこと言えないかなぁ、おとんがサツマイモ植えているときとかごはん作っているときとかも
ずっとくっついて歩きながら「もしこうだったとしたら」とか、私も仮説説明しながら力説しているかも、、、はは。
で、実際の茶葉飲みながら、うーん。。。ってふたりで考え込んで、やってみるか☆やってみよう♪ってな感じ。


◆ぶろぐに画像いっぱい

画像いっぱい入っています、どんどん行きます!
トップページで見えないのもあるので、ぜひアーカイブで「12春天♪鉄観音」 でつなげて見てみてねー♪

コメント間に合わない、ところどころだけでごめんなさーい。
でも、送信できればいいわ、画像はなかなか送信できないのよ、文章だけなら問題少ないんだけど。
なので、画像だけのところも、投稿できたのから想像でお楽しみくださいませね~~。(笑笑)
コメントないと分かりにくいとは思いますが、どれも私にとっては重要なメモ代わりでもあるので、
製茶ノートと付け合せして整理して投稿しておかないと、ほんと、分からなくなっちゃうから。
うわお、たまってる~~~っっ。


◆ぜひ読んで~♪

整理した記事、いくつかまとめて投稿したの、ぜひ読んでいただきたい!!!よろしくお願いしますっ♪
それで、分かりにくいところがあったら教えてくださいませ、ご感想やコメントも、よろしくです~☆
『愛子の文章、なかなかヘビーだから』ってふいみんに言われたので、
そうなのか☆じゃあ、と思って6つに分けました。。。え、そういうことじゃない?(笑笑)

伝承の炭焙をやりたい
鉄観音ロード
伝承の薬用茶の条件
おじいに会いたい
電気のない時代の最後の作り手
昔と今の違い

ぜひ順番に続けて読んでみてねっ☆


◆夏だ☆

もうすっかり夏になっちゃったわよお~~~。お日様かんかんだったわ、数日。
春の雨ねえ~、まあ突然秋空?、と思ったのはあの時だけで、そのあと夏だわこれは。
今日の天空はもう大忙し、朝晴れ、霧、昼小雨、曇り、夕方陽光燦々、曇り、小雨、夕飯時大雨、
すぐに止んで静かになったら、また今ごろ雷ごろごろ。数日暑すぎたからね、きっと気候が変わる。


◆まだやる!

さて、撤収かと思ったけれど、やっぱり気になる。
確認しておきたいことがあるので、明日もちょっとやってみる。


◆08秋茶:素晴らしい老茶に☆

ところで、08秋の《心の隊員》 のみなさま!
もしまだ手元にあったら、ぜひ飲んでみてーーー♪
ものすんっっっごいすんばらしーーー『老香♪』が出ているから!!!(一番下の等級でも!)
7g袋が一番変化が早くて、今いい感じに入ってきてるわよっっ、ぶわあーーっっっ♪って来る☆
特別に上等な『老酒』みたいな芳醇な香りと味で、本当にこの世の飲み物と思えない。。。へろへろ~~♪
これを知ったおとんが「狂喜乱舞」している姿が最高に傑作で、見せてあげたいよおおーーー。(笑笑)

それ以前??? いやあああーーー、教えたくないないっっっ♪(笑笑) 
持っている人覚悟して開けてみて☆ 飲むなら時間あるときがおすすめよ。


雨足が強くなってきた。。。夏の夜の雨の山の香り、素敵。。。おやすみなさい☆

ミーティング中

朝からおとんと会議&相談。

どうしても気になることがあって、私はやってみたい、やらないと永遠に疑問のままだから。
先々、それぞれの老茶のその「時」が来たとき、私はそれぞれにふさわしい最高の状態に導いてあげたい。
でも、まだ研究中で、解らないことがたくさんある。
今春の実験の結果が解るにも、ここから数年かかる。
だから、今たくさんの実験をしないと、数年先にたくさんの結果を得ることもできない。
今ベストを尽くさないと、今疑問に感じたら今実験しないと、「時」が来たときにどの方法が「最高」だったか解らない。

でも、実験に使う茶葉は本物の老茶で、しかもすでに素晴らしい状態で、その貴重さと魅力は表現できない程で、
やったら最後やり直しも作り直しも生涯二度とできない。
今やれば、今の状態には二度と戻せない、「なくなる」のだ。
おとんは誰よりも知っている。
これまでどれだけ苦労して私が伝統茶を継続して作ってきたか、ここまで成功させることがどれだけ難しいことか、
誰よりも知っている人だ、だからおとんはすぐにやろうとは言わない、少し消極的で、とても慎重になっている。

なので、実際の実験に入る前に、お互いの経験や知識から仮説を出し合い、各方面からじっくり考えて、よく相談。
おとんのアドバイスもよく聞き、でも私は今やる意義をおとんにじっくり説明する。

かまわない、私はかまわない、もともと自分の茶葉だから、失敗しても誰にも迷惑かけないから。
今やらなければ、永久に謎は解けないから、そのほうが嫌だ。
この先、「時」が来たときに、それぞれの老茶をそれぞれにふさわしい「最高」に迷うことなく導いてあげたいから。
このままでも素晴らしい未来が待っていることは解る、誰も体験したことがない体験ができる。
でも、でも私は、もっと最高の一杯を飲んでみたい、この手で作ってみたい。

早朝、雨、ざぶざぶ。。。少し弱まって。。。またざぶざぶーー。
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少し弱まったところで、おとん、さわやかさんへ。。。あー、また降ってきたよー。
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議題の中心、08秋【11号】①。
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甘い完熟ベリー系のジャムが凝縮しなような特別な香気♪この干香だけでおいしそうなイメージが膨らむ♪
十分に珍しく、十分に素晴らしい。。。あの秋がんばって、ここまでがんばってきて、本当に好かった。
おとんうっとり笑顔になっている、こんなのが飲めるなんて、夢の様だと喜んでいる。

でも私は、この子はもっと素晴らしくなる、と信じている。
まだ私に、それを引き出す実力がないだけだ。

本格的に降る空模様だわ。。。
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雨見ごはん♪(ごはん食べながらも、話し合いは続いています)
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食後、おとんは日課のお昼寝(1時間ほど横になる)。

おとん、起きる。
寝覚めのお茶は、うぇいうぇい製。もちろん『市場要求』による空調茶&挑梗(茎取り)済み。
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会議は最終段階、結論を出すとき。

どうしても気になるから

説得完了~。おとんも納得&乗り気になったぞ♪ よっしゃーーー、行ってみようっ☆
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ここから先は、誰も中には入れない。猫一匹ねずみ一匹たりとも、許さない。すべての出入り口に、鍵をかける。
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                                      ばいばーい。

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ざぶざぶーーー。
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霧雨。
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活きている&生きている

7号、たったひとつの12春鉄。  おとんも私も、このお茶が、とても好きだ。
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ぐっと来る、Bittersweet♪ 一日一回飲まないと落ち着かない、欲するのよね、なんか。
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すごい、このお茶。本当に。ものすごい魂がこもっている!!!  。。。涙でそう。
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ぐらぐらする、五臓六腑にどっしりと、魂のパンチが入る感じ。生きている、私、生きている。
でも、部分ではなく体全体を包み込むような大らかな自然感。茶湯有活性、このお茶、活きている。
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現在の商用の鉄観音に慣れた多くの人が、このお茶飲んだらカルチャーショックを受けるだろうなあ。
あまりにも違うから、解らなくても仕方ないかも。。。

陽光があるうちにフリース洗って乾かして、しまっておかなくちゃね、秋に備えて。
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山の下の小鳳から自家製採れたて新鮮野菜が届いた~♪ 『愛子、「活」のうちにいっぱい食べよう!』
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新じゃが(毎日食べても飽きない、本当にうまい♪)&空心菜、山盛り炒める
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おとん、火入れすぎないようにねー。
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うおおおー♪今日のポテト、また一段とおいしそう!   あちゃぁ・・・こっちは炒めすぎちゃった。
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んんーーー、また雲が来た。
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これ、gai菜。昨冬収穫したのをおかんが加工した、保存食品。香りが活きている、好香~。
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お肉と一緒に煮るとおいしいごはんの友になる。鴨のスープと一緒に煮てもとってもおいしいの。うふ♪

未来のために今

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今春の研究、ほぼ終了いたしましたっ☆

夕ご飯~♪ 
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 ↑前記事で干した草の塊みたいだったgai菜、 の調理後↑ 白ごはんの友♪

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ご飯を食べながらみる景色、静か~~。今はちょっと雲でみえにくいけど山山、鳥たち、雨粒たち、大気。。。
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さっきの白ご飯の友♪↑               野生の紅guいっぱい入った鶏湯。

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↑ごはん食べているところをちょっと離れて見てみると、こんな感じ。
おとんが軒下で食べているの、見える?あの横で私が座って食べています。 
雨が降っても外で食べるのが大好きな2人なのでした~。

再び夏日

また夏日が戻ってきた~。岩の向こうからおとんの声がする。。。いたいた、草刈工人指導中。
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おかんが下の畑で収穫して届けてくれた♪『うーあひーふあがんがんず!』(わたしじゃがいも大好き!)
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実験の確認もかねて。。。朝のお茶。
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おや?家に小さなお客さまが入ってきた♪ 私が近くにいるの気づいていないみたい。
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おかんが草刈工人ひとり連れて到着。
RIMG0198 おとん、仕事内容説明中。 

まず最初は?。。。あはは、やっぱりそこなのね!
RIMG0208 天然野生金桔2代目苗、救出大作戦~☆ 

ごはんの準備、今日は4人分♪
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おかずに直射日光が、おかずが傷むーーーっっっ。
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こいつだ!すっげーかゆい虫!!音もなく忍び寄っていつの間にか血を吸っているの。
RIMG0221 砂みたいに小さいのに、蚊にさされたのと同じくらい腫れる。
お茶してても気がつくとやられてる、油断も隙もない、今日は気温が高いからいっぱい出ている。

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しばらく作業でこもりま~す。ばいばい♪
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夕方。。。セミが大声でぎーぎー鳴いている、すっかり夏の夕暮れ模様だわ。
RIMG0226 上の畑にいた草刈工人ふたり、山を降りる。
お疲れ様でした!

おかんが草刈中に発見したサツマイモ♪
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うああーーー、美しい紅い夕陽だったのに~~、撮り損ねたっっ。
今年は晴れが少ないから貴重な夕陽だったのに~。
今回初めて見たのに。。。あーん。。。当たり前だけど、秋とは位置が違うの。

いざ出発

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まずは燕子山を目指す

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もうすぐ燕子山

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燕子山を抜いて

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渓流を目指す

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燕石:燕になれる岩

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雨が来そう

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もうすぐお家

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間に合った

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どっちの野生茶飲む?

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福州便り

昨日(18日)福州に移動しました、暑いーーーっっ、昨日の福州37度!
今日は昼過ぎまでむんむんでその後突如暴風雨、昨日の安渓がそんな感じだった。
昨日移動してよかった。

おとんの山の家では、後半雨が続いたのですが、雨があがって山肌が少し乾いたところで山をおり、安渓へ。
おとんも一緒に山を下りた、工人を探さなければいけないから。
私はいくつかの用事を済ませ、おとんが工人を数十人手配ができ予約したのを見届けて、
同日(昨日)におとんは到着予定の彼らを連れて夜には山へ、私は昼過ぎには福州へ、、、。
のはずだったが、その後大変なことに。

福州に無事に到着して電話をしたら、おとんの様子が変???
彼らは来なかったーーーッッ。
おとんは頭痛で倒れそう、大ショック、絶望感で少しパニック状態。
今すぐにでも工人が見つからなければ、4か月管理をしないと本当に茶園は荒れ果てる、今年の秋茶はできない。
秋茶どころか、その先も、なくなる。

予約済みの数十人の工人たち、彼らは安渓には到着した。
来たのだが、その途中でもっと高い賃金を払うと言われて町の工場へ丸ごと行ってしまった。
そんなことが日常的に繰り返される。
製茶に必要な人手を探すのは、本当に毎日毎日心身ともに疲労困憊、年間通じて心労が絶えない。
ちなみに、「予約」とか「約束」とか「契約」とか、言葉は存在しても、無意味。

本当に緊急事態です。

茶友のみんな、、、鉄観音も飲めなくなるかもしれないよ、、、私、もぅ泣きそうだよ。


ダメ。
泣いていてもしかたない、路を作らなければ。
コストが上がっても、この価値を感じて、一緒に飲んでくれる人がいれば、
少しでもいいから、飲んでくれる人が増えてくれれば。
細くなっても路は残る。

伝統茶、飲んでくれる人、一体どこにいるんだ。
でも、絶対にいる、私は信じている。
本当の価値がわかる人は、中国にも、絶対にいるはずだ。

時間がない。
もう時間がない。
どうする。

作るんだ。
なくても作るんだ。
新しい路を。
誰も作ったことのない路を、拓け、拓くんだ。

《心の隊員》のみんな、お願い、応援してて、祈っていて、お願い、お願い。
茶友、私の心の支え。

地球の宝

おとんと私が作っている、伝承の伝統鉄観音。
これは、地球の宝だ。

今こそ、中国の人に飲んでもらいたい。
この茶葉は、この国のものだ。
この国の人が飲み続けてこそ、本当の意義があると思う。
そうでなければ、これまで作ってきた茶葉がそうであったように、絶滅する。
こんなすごいお茶、地球上に他に存在しないよ、東山おとんの碧螺春もそうだ。
でも、このままでは、本当に地球上からなくなってしまう。

飲み続けられてきたから、遠い昔から飲み続けられてきたから、作り続けられ、そしてここまで伝承されてきた。
現在、もう次世代には継がれていない。
飲む人がいない、飲む人を見つけられない。
おとんの代が、その悠久の歴史の、最後の一代。
私はその歴史に、今、立ち会っている。

このまま終わらせて、たまるか。   (5/28記事「安渓異常事態」 ご参照ください)

 

商人は必要としていない。となれば、作り手は作らなくなる。
飲む人がいれば。飲む人さえいれば、作り手は作り続けられる。

一体どこにいるんだ。
絶対にいるはずだ。
この国は広い、本当にたくさんの人がいる。
飲んでも解らない人ばかりではないはずだ。
こんな素晴らしい飲み物、この国の人が飲んで解らないわけがない。
絶対にいるはずだ。
どこにいるんだ。

そういえば、この国には、生産者と消費者を直接結ぶ路って、どのくらいあるのだろう。
日本だったら、野菜でも果物でも、生産農家さんと一般消費者を結ぶ路は、いくらでもある。
信頼できる農作物を、好い状態で手に入れることは、いつでもできる。
探そうとしなくても、ごく当たり前に、普段の生活の中に浸透している。
しかしこの国では、そういうのをほとんど見かけたことがない。。。ような。。。

そうか。
「こういう茶葉を作っている人」と、「こういう茶葉を飲みたい人」を、「結ぶ路」、それがないんだ。
お互いにどこにいるのかわからない。
お互いが存在していることも知らないのかもしれない。
だって、作っている人は商人ではない、農家さんだ。
製茶時期以外も、一年中懸命に労働し農作物を育てている。
情報は少なく、街の事情には疎い。
どうやって飲みたい人を探せばいいのかわからないのは自然だ。
逆に、都会の人は農村の事情に疎い。

でも、飲む人の多くは、都会の人だ。
そうだよ、商人には必要なくても、飲む人は飲みたいかもしれない。。。きっとそうだ。


おとんは、工人を探しにzhang州まで行った。
私は、茶友を探さなければ、中国で探さなければ。
工人、茶友、どっちもいなければ秋茶はできない。
秋茶まで時間がない。帰国までも時間がない。
一体どうしたらいい、考えろ、考えるんだ。

やれ、やるんだ、なんでもいい、とにかくやってみるんだ。

デビュー☆品茶会in中国

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第2回品茶会in中国

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無事帰国しています♪

茶友のみなさま&これから茶友になるみなさま、こんばんはー☆

ご報告が遅くなりましたが、お蔭さまで土曜の晩に無事に帰国いたしました、徹夜でふらふらだったぁ。
今回は「炒って参りましたーーー♪」・・・が無くて、個人的な感覚ではかなり気持ち悪いよぉ~~。
お茶、作りたいよぉ・・・、秋は絶対作るぞーーーっ!!!

さて、後半。
福州入りして、あのどん底(福州便りご参照) の後、帰国の寸前まで「怒涛の展開」だったのよおおおーーーっっっ。
なんと、突然品茶会になっちゃって、気が付けば「中国デビュー」 してたわよお、ひゃああーーー♪
2日目はもっと人が集まっていた、 きゃあーーー、なんなのこの展開っっっ!!!

なんかね、もう、すごい感動して感動して、なに言っていいのかわからない~~~。
中国人、やっぱりすごいや、私本当に感動した、中国に、中国茶に、中国人に感動したよ。

どん底の状態で福州入りして、ひとり巨大な大陸でどうしていいかわからず・・・本当に心が折れそうだったの。
でもいたのっ☆
心が通じたのか(地球の宝ご参照) 、中国にも茶友はいたのよおおーーー!!!
希望が見えたのよおおーーーっ♪
だから、私、また立ち上がれるっ!

一緒に願って、一緒に祈ってくれていた茶友のみなさま。。。本当にどうもありがとうございました。
おかげさまで見えたよ。。。わたし、希望をみつけたよっ☆
また次に進めるよっ!

《心の隊員》のみんなに、茶友のみんなに、報告したいこと、たくさんある。
紹介したい仲間もいるっ♪
でも、なにをどこから報告すべきか。。。うーん。。。まあ、そのうちゆっくり説明していきます。
なんかね、まだ感動して、興奮して、あまりの展開に、思い出すと涙が出るの。
これからだ、がんばるぞ。

とりあえず。
ピンチはチャンス☆
泣くな、投げるな、立ち上がれ!
ダメでもともと、当たって砕けろ、失敗それが成功だ!
禍転じて福と成すっ! 成すっ!成すっ!成すうううーーっっ☆  。。。って感じ。(笑笑)

あ、旅日記12春天♪鉄観音が続いているの気づいていますか♪
初登場する「山羊のおんじ」を呼ぶおとんの大声が、山に住む人って感じで好いんだあ~すごくおもしろい、くすくす。
その動画は品茶会でご披露しますので、参加した方は催促してね。
今日も少し投稿しました、まだまだ続きます、毎日少しずつ行きますので引き続き見てね、よろしくお願いしまーす。

とりいそぎ、ご報告まで。おやすみなさ~い☆

おっとっと、大切なこと言い忘れたーーーっっ。
帰国前日、おとんも工人見つかったって!!!
数十人単位で、あと数日で雨が止む、そしたら山に来る、秋茶が始まるまで全員山の下の製茶所に泊り込み。
すでに遅れを取っているからね、指揮するおとん、がんばれがんばれ。
今度はキャンセルないはず、だそうだ、多分、、、。本当かなぁ、逃げ出さないようみなさんも祈っていてね!

年内の予定

茶友のみなさま&これから茶友になるみなさま!
この1週間が勝負です☆みなさま、心のご準備を、どうぞよろしくお願い申し上げまーーすっ♪

もうすぐ秋の鉄観音が始まります☆
今年の後半戦はすでに始まっています、ここから12月までは一気に来ますっっ。
そして年末、正月、春節。。。みなさま頑張って付いてきてくださいねーー、よろしくお願いしたしますっ♪


◆ここからの私の予定

「秋分」(あと10日)からしばらく東京を不在にします、私用で半月ほど。
そこから戻ると「寒露」、10月8日、もう秋鉄が始まっています。
なので、東京に戻ってすぐに大陸へ行きます、祥華のおとんの山の家へ。
作れても作れなくても、行きます。いや、この秋は借金してでも、少しでいいから作りたい。
高山茶の製茶シーズンが終わるまで、おとんの山にいます。
製茶終了後は審査&整理、その頃には「立冬」が過ぎている。
おとんの山から安渓へ下りられるのは、多分11月中旬頃。
安渓での用事を済ませたら、すぐに「街」へ行きます、プレゼンのために。
中国で茶友を探す。タイムリミットまで最善を尽くしたい。
「小雪」前には日本へ戻らないと、12月初旬・中旬締切の大きな仕事に間に合わない。
締切終わればクリスマス:作業、年末:審査、正月:隊員茶紹介、春節:発送。。。ああ、もう春だぁぁ。(笑笑)

ということで、あと1週間!!!
この一週間で、秋茶終了し帰国するまでの2か月分の用事を完了しないと。。。という状況。
仕事と私事と秋茶製茶準備と、もう一つ大きいのが。。。お茶葉の紹介&募集&発送があるのですーーー☆
それも3種!!!
きゃあああーーーッッッ、まだ記事も書いていない・・・あと1週間で発送まで・・・で、できるのかッッ???


◆年内に新しくご紹介&お届け予定のお茶

この数日でご紹介&募集、来週始め(3連休明け)には発送ッッッ☆(予定!)
今週末の作業チャンスを逃すと、次に作業できるのは多分12月末なので。。。がんばるッ。

1.2012春おとん鉄観音 《たったひとつの12春鉄》 
  【BitterSweet王】箱入り(数量限定) (参照記事: 「たったひとつの12春鉄」「活きている& 生きている」)

2.老茶(ビンテージおとん鉄観音)解禁記念セット 《伝説の老茶デビュー》(※検討中)
  1300日ビンテージロット【老08秋12号】のセット(数量限定)

3.2011秋祥華高山安渓鉄観音【観音熟】※熟香型 
  100gを小包装(7g×14p)&箱入り、特別にお得な茶友へのスペシャル感謝茶☆

詳細しばしお待ちください。
まだ記事も書いていないので、ご紹介から募集&発送が超ーーー短期!。。。毎度すみません。
しかし、第一陣に乗り遅れても、継続して募集しますので☆
でもでも。。。できれば最初の募集時に飲んでほしい~~~、よろしくお願いしますっ♪


まずい、夜が明けてしまった、時間切れ。。。また出直しまーすっ!

Home > 旅日記 > 12春天♪鉄観音

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