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おんじを訪ねて

本日は、昨日とはまた別方向の茶園の様子を確認。

おとん、山登るなら水持って行かないと。
必要ない?「山羊のおんじ」の家でお茶できる?
そうしようそうしよう!

朝粥食べて。。。
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帽子(竹製:骨組みは竹片、傘は竹皮)持ったら。。。
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出発だー!
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野生の百合                             百合根
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『愛子、この道は安渓に続いているんだよ、以前はこんな開けていなくて全部森林だった。』
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安渓までこの道を歩いていったらどのくらいかかるの?その日中に着く?

『着く着く、山を登れば。でも山道を歩いたら数日かかる。一番歩けるまだ若かった頃だったら、そうだなあ、
16歳くらいのとき、重い荷物担いでも休憩も必要ないし歩くの早いしすたこらさっさだ。
朝3時に出発して夜8~9時頃には着いた。』(後記:官橋に着く、安渓には着かない)

うわ、それでも18時間くらいかかるんだーー。

『何言ってるんだい、安渓(の官橋)は近いほうだよ、その日に着くんだから。
南の方へは2~3日かかってお茶担いで行くのが普通だったんだよ。山賊がいっぱいいた。』

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山賊?
『そう、通る人を襲って、持っている荷物を奪うんだ。こうやって口に布を当てていて。。(以下省略)』
へえ~。

そうだ、私も山賊に襲われたことあるよ、90年代だけど。
『ひゃああーー、大丈夫だったの?どこで?』
四川省から陝西省の間の山奥。
乗っていた火車(寝台車)のちょうど私が寝ていた窓から、深夜の停止中に複数で侵入してきた。
暑かったから消灯後も少しだけ開けていたの、そこから手伸ばして窓あけて。。。
『きゃー、それでーーー?!?!』

上鋪(3段ベッドの一番上)に寝ていたおばちゃんが山賊が盗もうとした荷台の荷物を引っ張り合っいながら叫んでいて、
中鋪(3段ベッドの真ん中)のすっごい太ったおばちゃんが飛び起きて山賊の体を叩きながら逃さまいとつかんで、
下鋪(3段ベッドの一番下)いた私も叫びながら太ったおばちゃんに加勢して山賊を電車に引き釣りこんで、
山賊の体のほとんどが電車の中に入ったところで太ったおばちゃんが本格的に山賊をボカスカボカスカ殴って、
外にいた山賊の仲間がそれを必死で助けようとし、でもそのころには電車内も他の客も起きて集まり始め、
外の山賊仲間と中の客達で体半分ずつ窓ごしに山賊の引っ張り合い(綱引き状態)になった。

『あはははははーーー、それで!捕まえた?!』
逃げられた~~~。
『あー、惜しいッ。誰も怪我しなかった?荷物は?』
大丈夫だった。
『なら好かった。』
うん。

その荷物、私の友人ので、私のと一緒に鎖で荷台につないでたから簡単に盗ることできなかったんだけどね。
で、その友人はその騒動にまったく気がつかずにグーグー寝てたよ。あはははーーー♪

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『あれ、道がなくなってる。だれかが茶園にしちゃった。』

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『愛子、これ「野菜(野生の菜)」、食べられる。昔はどこにでもあった、これも見かけなくなったなあ。』
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休憩中、おとん、何を思う。
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(アップ)この辺りは、巨大な岩石がごろごろしている、一体どれくらい前からここにいるんだろう。
何万年かな、何十万年かな、それとも何百万年前?!
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おしゃべりしながらいくつか峰を超えて。。。

見えてきた♪                 来た来た、足元には山羊の「落し物」がいっぱい!
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