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13春天♪鉄観音 Archive

13春鉄、炒って参りますっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございます、成田空港です、まもなく搭乗です。
乗ったら寝ます、厦門空港に着いたらおとんの山へ直行です、いつも通りですっ!
夜になる頃には、山にいます、おとんに会えます、鉄観音に会えます、やったー☆

御用達茶&他のお茶葉の品茶希望メールくださったみなさま!
昨日か本日には全員に届くはずです、感謝、感謝、感謝♪
おかげ様ですっきりと勇気をもって出発できます!!!
お知らせいろいろあるのですが、、、と、と、とりあえず、乗らなければ、、、置いていかれる。(笑笑)
おとんの山の家に着いたら、落ち着いて書きますね。

それでは、みなさま。。。炒って参りまーーーすっっ♪

11号:ただいま♪山の家

厦門~安渓間の高速道路、開通☆
年末(春節前、1月)より。
まだ全線ではない、一部分。だが、長いトンネル開通、今までより1時間も短縮!
早い、楽。道広い、まっすぐ、安全。他に車が見当たらない、高速道路独占状態。
初めて安渓に入った10数年前は、半日がかりだった厦門→安渓。今や1時間強!
しかし、バナナや田園地帯、渓流溪谷を眺めながらマンゴー路樹の山間を走ることはもうないのか。
土地を感じるその景色、好きだった、ちょっと残念。


安渓までは早くなったものの、安渓から祥華のおとんの山のあたりまでは、相変わらず、遠い。
安渓過ぎて、西坪も過ぎ、大気が変わっていく、気温が落ちていく、ぐんぐん標高が高くなっていく。
山肌に延々と続く1台分の道、ところどころ舗装が進んでいるか。
「崖っぷち度」がひどい道路の谷側に、ところどころに杭が打ってある。
そうだ、少し前から日に3本バスが通るようになったんだ、安渓~製茶所近くまで。
祥華(中心)までのバスはあったが、家からそこまで歩いて2~3時間、バス停までが遠かった。
そこから安渓までは反対周りで、この辺りは通らない。ここは祥華内でも山奥、祥華は広い、山岳地帯。
これまでは、公共交通機関が何もないから、安渓からここまでの道は片方そのまま崖っぷち、踏み外せば数百メートル下の谷底。
バイクでも車でも、ハンドル操作ちょっとでも誤れば奈落の底へ、一生さようなら。
そんな道路だった、が、あっちこっちに杭増殖中、杭、杭杭杭。
これなら、万が一の時でも引っかかって?真っ逆さまは免れる、かも。
この調子なら、いつか茶友がおとんの家まで来られるかも。その日が来るまで、お茶があればいいが。
真っ白な雲の中を何度か走り抜け、山間の小さな集落をいくつか抜け、安渓で一番標高が高い高峰エリアに入る。
集落付近、順番に外灯誕生、真っ暗だった山の中、スタジアムのような光量、いきなり明るすぎ。
おとんの家がある山の下の製茶所あたりも、舗装されている、外灯も完備、バス開通のおかげか。
そこからおとんの家までの人道も、歩いて登りやすい、だが、入口あたりだけ、すぐにいつも通り、ぬかるんだ獣道。
ご近所兄さん3人バイク待機、家まで荷物運びしてくれる、だんだんと私はいつも通り歩いて登る、手ぶらで楽チン。


おとんの家到着、だんだんすぐに山を降りる、その10分後、大雨開始。
昨日も雨、本日も3時過ぎから雨だった模様→おとん、茶葉の様子確認に登ったものの、茶摘み中止。
明日も雨、あさってまで雨残る模様、その後は晴れとの予報。
まるで雨の合間を縫ったように到着した、好運☆
それにしても、この家にいると、いつもここにいる感じがする。


おとん初日、8号。
晒青終了後、一回めの揺青開始数分後、近所に落雷、停電。結局、翌昼まで電気なし。
停電で揺青機動かず。手揺準備するも、ひとりでやり遂げるには量が多すぎて戦意喪失し、やめた模様。
懐中電灯もなし、家の中真っ暗、ロウソクもなし、明るくなるまで寝たそうだ。
翌昼、工人呼んで炒茶し、一回だけ試しに包揉、、、最低の茶葉、続ける価値なし、そのまま乾かし終了。
『まるで現代茶、まずい、なんの価値もない、地面の茶末買って商売している人たちにクズ値で売った。』
なんでサンプル取っておいてくれなかったのーーーっっっ。
ひどくまずくて必要ない?いや、そういうことじゃなくて、、、結果どうなるのかが知りたかった。
その後は雨、作っていない。
ということで、まだ今春の茶葉はなし。


眠い、眠い、書きながら寝てしまう、目覚まそう。
お湯沸かして、外で顔洗って、バケツで足を泡(浸けること)しながら夜の山を眺めて。
雨の音、カエルの声、山の匂い、、、ああ、大気に吸い込まれていく。
眠い眠い、、、ダメだ、落ちる、ひとまず寝よう。

※この日の画像入りはこちら「出国: いざおとんの家へ」、合わせて見てねっ♪

出国:いざおとんの家へ

※この記事は11号: ただいま♪山の家とペアです!合わせて読んでねっ♪

(上空何メートル?)搭乗したら間もなくご飯、食べて、寝た。
RIMG1531 ←毎回変わる、メニュー。

 

(すでに大陸、海抜0m近く)厦門~大陸にかかる大橋。いつも交通量が多い。厦門、蒸し暑い、半袖。
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(大橋を渡ってすぐ)厦門~安渓の高速道路☆おおーーー、ずっと工事していて、ついに開通!
RIMG1536 まだ全線ではない。
でも、長いトンネルが開通したお蔭で、これまでより1時間ショートカット、すごい。

(1時間強ワープ) 

(標高300m位)安渓近くを過ぎたらいつもどおり、農村地帯の道路、鶏もアヒルも歩いている。
RIMG1542 雨が降ってきた。
でも、安渓に近いほど、ここ数年で舗装されてきて、広い二車線になって走りやすくなっている。

山道、上着着る。(ワープ)

途中の割と大きい街の中心を通り過ぎる。このあたりも、二車線になっている。
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街を過ぎ、どんどん登ります。山道です、標高上がっています。霧&雲の中です。
RIMG1547 ←反対車線から車が来た。
ここは一車線なので、避けて譲っているところ。

山間地帯、くねくね道連続(ワープ)

もっと標高上がる、700m超えたかな。すっかり山の中。かなり涼しい、フリース出す。
このあたりは集落がある&バスも通るようになった、ので、狭いが2車線になっている。
コーナーに杭ができている!以前はそのまま崖。落ちたら?はい、もちろんさようなら。
ガードレール?そんなものこの辺りでは見たことも聞いたことも無~い。
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くねくね山道、再び雲の集団の中を走り進む。(ワープ)

真っ白な雲の中を抜け、標高900メートルを超えた、晴れた☆

おとんの家がある山の下の集落近く到着、ここ数年で製茶所が増え、人口も増えて(?)いる。
(※しかし、近年、外地から越してきて新しく製茶所や家を建てた人たちは、年中住んでいるわけではない。)
RIMG1553 ←このような四角く&白くみえる家は、ここ数年で建てた家。
カメラの画像にはっきり写る建物のほとんどが、近年建てられたもの。
昔からある家は、建築様式も素材も違い、屋根や壁の色は周りと溶け込んでいるので、
注意してみないと一見分かりにくく、画像でも言わないと気がつかないことが多い。 

 

さて。車で来られるのはここまで!あとは歩いて登りますっ☆

ご近所さんの家前で、荷物運び手伝ってくれる顔見知りのお兄さんたち3人と落ち合って、
バイク便、出発~~。お願いしまーす!    わあー♪柴火の好い香り~、なに作っているのかな☆
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気になるけど、雨が来る前に家に着きたいから、だんだんと私も歩いて出発!

おとんの家は、この道↓の先、ずっと奥。     あの一番高い山↓の麓あたり。       
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                               ↑この画像の中に、一軒農家が写っていま~す。

だんだんとおしゃべりしながら登る。(早く着きたいので、ワープ)

おとんが傘持って迎えに来てくれた!!!でも、もうお家だよ♪
厦門空港から5時間かかっていない?! おお、新記録達成~~☆

↓左側の小屋は、おとんの家の「さわやかさん」!大自然を眺めながらとっても気持ち好い~♪(笑笑)
標高約1000m☆
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さっそく、おやつが準備されている。この冬も、作っておいてくれた♪
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雨が降ってきた。だんだん、すぐに山を下りて正解。
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おやつ。昨秋一緒に収穫した『地瓜』だよ♪
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おとん、なんでそんながつがつ食べているの?夕飯食べられなくなるよ?
お昼食べる時間がなかった?あらら。

朝は晴れていたので、各山に登って茶樹の生長具合確認し、今日摘もうとして、工人の手配もしたそうだ。
ところが昼前、小雨が降り出し、あわてて工人に電話して来なくて好いと連絡。
彼女たち、出発はしていたがまだ現場に到着する前(もうすぐ到着)だったので、中止するのに間に合った。
もしも到着して茶摘が始まっていたら、青葉は無駄になるし、日当も払わないといけないので、
大損害になるところだった、おとんセーフ。
彼女たちの住んでいる場所から、今日摘む予定の茶樹の場所までは、歩いて2~3時間はかかる。
彼女たちからすれば、今日はただ5時間以上歩いただけで仕事も収入もなく・・・。
晴れたらまた来てもらう約束をし、うぇいうぇいの製茶所で食事していってもらったそうです。

そんなこんな騒ぎで、おとんも私が到着する少し前に帰宅し、ご飯の準備をしたところで、愛子到着!
だから、 おなかぺこぺこだったのね~。

うおーーー、来たーーー、どしゃーーー。素晴らしいタイミングで到着した、好運☆
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おやつだか夕飯だか、わかんなくなってきた。ふたりとも、もう気の向くまま食べている。(笑笑)
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うわー、これ↑うまい~♪ 掘りたて『花筍』と、黒豚の胸肉と、『gai菜』干したの、煮たの。 うまー。

愛子部屋の扉♪ 鍵、開けまーす。
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好かった、泥棒にやられていない。最近全ての部屋に鍵をつけたが、盗人は鍵も扉も壊す。
おとん会議で留守が多くなったから、おとん一家みんな、この家の私の置き荷物をすごく心配してくれる。
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大丈夫、いわゆる貴重品はない。日用品がほとんど、でも山では店とかないから日用品が貴重なの。

いつもの水場、おとんが単独でひいているこの山泉水、本当においしい♪
RIMG1591 活きている水の音が常にするこの場所、とても好き。

あ、来た。
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↓分かる?                      雲が上がってきた↓
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食器洗い中。
RIMG1597 ←雨が降っている時は、軒下でこんな風に。

おとんへのおみやげ↓竹専用のこぎりに大喜び♪一通り見て満足し、↓テレビ部屋へ。
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天気予報を見ているの、これ重要。
この辺りの気候に予報が当てはまるわけではないけれど、参考にはなる。
この先いつまで雨が続くか、晴れるまで今春のお茶は始まらないから。

夜霧に包まれるおとんの家。
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家の中にも霧が入ってきているの↓、わかるかしら?!
RIMG1611 ←愛子部屋より。。。寝まーす。
愛子は霧のかなたに。。。(笑笑)

12号:霧雨の一日

どっぷり寝た、幸せ感いっぱい。12時間?まあ素敵。

途中、出稼ぎ工人グループ、3グループが順番に、雨の中ここまで登ってきたそうだ(仕事探して)。
理不尽な要求(※)におとん大声で怒鳴って追い払った(怒らないと立ち去らない、習慣)そうだが、
全く知らずに眠っていた。

※全員この家に住み込みで働きたい→ そんな多人数必要ない。この家はダメ、部屋も布団も食料もない
※仕事したい→ 晴れたら茶摘みがある、連絡するから来て。雨の日は茶摘みしない、来ても仕事ない。
※三度の食事→ 茶摘み日なら当然用意する、そうでない日に食事だけ無料提供できない
※2ヶ月間雇ってほしい→ 期間固定契約は希望する、しかし、毎日晴れても収穫期間は平均20日間
※『2ヶ月毎日、全員、雨の日でも:日当+住み込み+三度の食事』、 そうでなければ晴れて茶摘みの人手が欲しくても来ない → おとん怒鳴る

彼女たちも生きるため、食いつなげるため必死。
今日仕事がみつからなければ、今日はご飯にありつけない。
故郷の農村を離れ(故郷にいても仕事なく食べていけない)、着の身着のまま日雇い仕事を探して一年中放浪。
このまま雨が続けば、彼女たちは山間部で仕事がないから日当安くても雨でも仕事がある町に移動する。
それも困ったことになる。
数日後に晴れて茶摘みのベスト気候が来ても、茶摘みする工人たちがこの辺りにはいない、見つからない。
少ない工人の争奪戦が始まり、彼女たちは少しでも日当の高いところに仕事途中でも乗り換えるから、
更に工人日当が高騰し、製茶コストも上がり、、、という事態になっていく。

製茶所の方では、すでにうぇいうぇいが雇った30数名が、採茶工人として住み込んで待機中。
晴れたら更に20~30名は増える。50人分の炊飯器を買った?それはすごい、見てみたい。
しかし、雇って以降雨が降り始め、まだ茶摘み日が来ない。
が、食事は提供し続けなければならない。
生活用品(石鹸、シャンプー、歯磨き粉、タオル等)も彼女たちは持っていないので、そういった費用もかかる。
収穫がなくても、何もしない30数名を毎日食べさせ、全員の衛生を保たなければならない。
このまま雨が続けば、うぇいうぇい大赤字。


ネット回線、本日すこぶる不安定。
開始時繋がらず、少ししてなぜか来た、昼過ぎまでオッケー。だが、速度が非常に遅い。
この調子では画像は送れない、先にそれ以外のちょっとした訂正作業、それさえも時間かかる。
メール返事もやめておく、送信途中でエラーが続く、開く分には問題なし、つながっている間は。
午後お茶して戻ったら切れている、なぜだ。
そのまま夜になっても繋がらず、先に時間のかかるデータ整理作業等、進める。
22時を回っても繋がらず、うぇいうぇいに確認、製茶所は大丈夫、見に登って来てくれることに。
あー、ついでに新茶持ってきて~!!!
と言って戻ったら、繋がっている。
慌てて電話、来なくて大丈夫。
とりあえずよかった、昨秋一週間以上繋がらなかった記憶が蘇る、またそうなったら困る。
繋がったが、回線安定せず、やっぱり遅い、途中でエラー続き、やり直し連続、作業効率悪し。
先に顔洗って、、、戻ったらまた切れている。うーん、わからん。


『ごえー(鶏)』も『あ~(鴨)』もいない。
一羽もいない、すっからかん。
春先、鳥インフルエンザのニュースを見て、怖くなって、万が一を考えおとんすぐに全部売ったそうだ。
あー、もったいない、この家で雛からおとんが単独で育てて、他の動物と一切交流ないのに。
今回はおいしい鶏肉食べられない、残~念。
ふたつ向こうの山の「鶏のおんじ」(古代鶏を自分で孵化させ育てている)」に電話して持ってきてもらう?
やった、楽しみ。
それにしても、いつもの「お友達」いない、静か、「ブレーメンの音楽隊」が見られない、なんか拍子抜け。
豚肉がある?そうよ、ここには絞めたてのおいしい黒豚がある。昨日は胸肉、今日はヒレ肉。
買ったばかりの花生油、開封。すばらしい香り、すごい上物だ、当たり!やった☆

おとん、当たりの花生油(ピ-ナッツ油)に大喜び。
最近売っているものは、何もかも開けてみるまで使ってみるまで中身が分からない。
自分たちで育てたものか、知り合いが作っているものでないと信用できない。
物品なら悔しいが諦めも付く、しかし口に入れるものは特に注意が必要、取り返しがつかない事態になる。
電化製品も注意、壊れるか動かないなら腹が立つがまだまし、知らないうちに炎を出して燃え上がる、危険。
新しい圧力鍋は突然爆発し、小鳳危機一髪だった、冗談じゃない。
高価なものを選んでも好いわけではない、でも、安価なのはもっとひどい。
生産者がはっきりしているのが一番安全、だが、それが一番難しい。


一日中、霧雨。
明日も残るだろう。
でも太陽でたら地面乾いて、あさってには茶摘みできるかな。
今のうちに休んでおこう、太陽が動き出したら休めなくなる。

一日中、静か、気持ち好い。
野鳥のさえずり、雨の音、虫の声、カエルの声、山泉水の流れる音、山の香り。
溶けてしまいそう。

※この日の画像入りはこちら「まだ新茶はない」 、合わせて見てねっ♪

まだ新茶はない

※この記事は「12号: 霧雨の一日」とペアです!合わせて読んでねっ♪

めちゃくちゃたっぷり寝て、起きたら霧雨~。

おや、製茶所前の畑に、茶苗?!
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なにこれ? どこから採って来たんだろう。 野生紅芽、だね、だけど、2代目ではないなぁ。
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おとん寝ている。(昼寝中)
RIMG1615 まだ今春のお茶ないから、昨秋のうぇいうぇいのを飲む。 

雨の山見ながらご飯♪ 作りたての豆腐、朝お豆腐やさん登って来たんだ、全然知らずに寝ていた。
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おとん起きた、さっそく夕飯の準備している。
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好香~、おいしそーーー♪おとんの『韮菜』(ニラ)、大好き。
日本で買えるのはぺらぺら平面的だけど、おとんのは野生のニラなので、しっかり立体的、切り口が三角☆
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炒めるとにょろにょろへろへろではなく、ざくざくしゃきしゃき!

小鳳が育てた包心菜(キャベツ)。      おとんがさっき採ってきた「花筍」。
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届きたての花生油(ピーナッツ油)。すっっっげーーー♪♪♪好香!!!大当たり☆
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うわー、うわー、おいしそうっっ。早く食べたい!!! 何度も何度も香りを『聞』しては、はしゃぐふたり。
いや、本当にすっっごくおいしそうな香りなんだってば♪

 

いつもの食卓♪(2枚パノラマ:水場も池も入っているよ)
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紫の、まだ残っていた、やったー♪
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画面↓の中央あたり、向こうの山の下の方に、白く明るいのがある、わかりますか?
RIMG1647 ←何だと思う~?

↓↓ズームしてみましょう↓↓

外灯です☆ それもめちゃくちゃ真っ白で、ビカーーッッ、っと、やたら明るい。(画像では分かりにくい)
RIMG1649  ←あの道を進むと、うぇいうぇいの製茶所へ行けます。

おとんの家では、数年前までは、夜になるとこの家の灯りしかなかった。
それ以外の夜の明かりは、月か星だった。
最近、山の下の道にバスが通るようになって、外灯ができた。
真っ暗だった山の中に突然、本当にスタジアムのようなすごい光量の真っ白に輝く明かりが、一晩中点っている。

お蔭で、稜線近くの星が見えなくなっちゃったよ・・・(山の下が明るい)。
毎晩星を見て、その日の揺青の時間を読んでいるのになぁ・・・。
夜になるとどう見えるのか、別の日に撮ってみるね。

「じんじん」と「でぃでぃ」(小絹の弟達)は、生まれて初めて見る外灯に大喜びで、
『ろぅ~でぅん♪ ろぅ~でぅん♪ (外灯♪ 外灯♪ )』って歌いながら外灯ダンスしていたけどね☆

13号:13春鉄始まる

茶摘み開始、13春の鉄観音、始まった!
今春は13号からスタート☆
8号は忘れて・・・。byおとん(ため息)


起きたら暑かった。
太陽照り照りだ、始まる!
雨はどこ行った。暑い、蒸す、湿度高め、雲多い、春の気候、雨の合間。

朝方まで残った霧雨、その後、早いうちから太陽出る。
茶摘み開始タイミングの昼頃には、地面も茶葉も乾く。
おとん工人たちに連絡、昼前から茶摘み開始。


今期は、少しやり方を変える。
おとん愛子交互で少しやってみて、その結果を受けて「さらなる極み☆」へ進んで行きたい!
まずおとんのを『看学』←懐かしい響き(笑笑)
10年程前はよくやっていた、ふいみんと、碧螺春でも龍井でも、もちろんおとんの鉄観音も。
あの頃とは自分も違う、今の自分で今再び『看学』したいことがある。

実は、もうひとつ目的がある。
おとんを。。。。。。内緒。(笑笑)

本日は、おとん。
勉強させていただきますっ♪


茶葉が届く、ふたりとも俄然元気が出てくる、やる気満々。
紅芽の青葉の香りに、気分盛り上がる。
晒青、水分多い鮮葉が夕方の陽光を受け、細胞変化、香りが動き出す、キター☆
ふわりと浮き上がってくる香気、心臓が高鳴る。
青葉香の中に花香が差してくる、にやける。

おとん主導で進む。
感覚記憶&ノート記録。
体内水分多めで甘く熟した紅芽の、特有の香気タイプ。
爽やかさのスパークはなく、こっくりした蜜感。
引き上げ:香りの強い熟したりんごで作った絞りたてだけど芳香重めの紅色の甘い高級果汁♪
量も少なく、早めに終了。


只今静置中。
気圧が低い、散発が静か。
明日の気候次第、殺青のタイミングどうなるかな。
13号、どんなお茶になるかしら☆
明日には新茶が飲める!!! たーのーしーみー♪


本日、ネット全然ダメ。画像投稿できない。
それどころか、まったくネットに繋がらないッッッ。
文章だけの投稿も、メール返信しようと思ったけどそれもできない。
昼間と夜の早いうちに、瞬間つながったんだけどな。。。そのあと、ぜんぜんダメだわ。がー。
深夜~明け方になんとか、、、と期待する。しかし、なんなのかしら。明日も電話して聞いてみよう。


朝、鶏が届く、やった!
おみやげに持ってきた日本の椎茸、おとん大喜び。
ゆうべから戻しておいた。しまった、明日にすればよかった。
おいしい鶏のスープも、おいしい豆腐と筍のスープもあるのに、見向きもしない。
おとん、日本の椎茸にfall in love♪
香気、滋味、口感、なにもかも初めての体験でおいしくてたまらないらしい。
金色地鶏は?これ高いのに、わざわざ買ったんでしょ?愛子がたべて、自分はこっち(椎茸)。
豆腐は?これおいしいのに。いつも食べてる好きじゃない、愛子が食べて、自分はこっち(椎茸)が食べたい。
がんばって鶏食べた、けど一人で一気に一羽は、、、今日食べきったほうがおいしいのに、もったいない。
おいしい豆腐も、そこまで箸が回らなかった、ああもったいない。


プロパンガス、偽物(?)
審査台と台所に、プロパンガス利用でコンロが2つずつある。
新しいのを買った、のに、使えない。よくあること、しょっちゅう。
着火するにはするが、着火確認して立ち去って、振り向くと消えている。こら。
混ざり物が多い?質が悪い?外見では分からない?確かに。
売人が運んできて彼がいるときは着火する、問題なし、彼が去ると消えている。魔法か。
プロパンガスに限らず、こういことが日常茶飯事で、おとん国産品信用せず。

 

しかしネット、回線来ない。深夜~明け方でも繋がらないって、、、何かがおかしい。うーーーん。

豆腐食べて寝よっと。

※この日の画像入りはこちら「春茶スタート」、 合わせて見てねっ♪

春茶スタート

※この記事は「13号: 13春鉄始まる」とペアです!合わせて読んでねっ♪

おおー♪ 晴れた!
夜明けにはまだ霧雨だったけれど、早朝から太陽が出たそうで、茶摘決行☆
摘めるときに摘まないと、春は秋とは違い天候が不安定で雨がとても多く、
いつまた雨が来て製茶ストップするか分からない。

わああーーーいっ! 13春が始まるよおーー♪
今春はどんな茶葉と出会えるだろう☆ わーくーわーく~♪ 
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こっちの畑↓にも茶苗がいっぱい。昨年は青菜とか生姜とか植えていた場所。
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あなたはだあーれ?
RIMG1659 ぜーんぶ「おじいの初代樹の2代目」だってー!
天然野生紅芽の「3代目」ね☆

紅芽の天然野生茶樹が絶滅状態で見つからなくなった今、もう2代目は増やせない。
現在、天然野生種を増やすには、茶園にある天然野生2代目の茶樹から増やすより方法がない。
でもそうなると、3代目。で、これがその3代目。

ところで、なんで「おじいの初代樹」から?
おとんの茶園の茶樹は、全て天然野生紅芽鉄観音の芽から育てた2代目だから、
どの茶樹でもいいのに、なんでまたおじいが56年前(多分)に植えた茶樹から採取したんだろう。
やったのはうぇいうぇいだけど、おとんに聞いてみた。

なるほど☆  一番家から近かったから(楽だから)だって!!! あははー。
私には好都合かも、だっていつか「おじいの初代樹」の「2代目」と「3代目」の比較ができるじゃん☆

・・・それまで、おとんに製茶する元気が残っていればいいけれど・・・。

 

いやホンと、冗談じゃなく、ここんとこ気になるの、このままじゃまずい感じがする。

おとん、気持ちと体力の両方で生気が長持ちしない、っていうか、疲れやすく&なかなか回復しない。
年齢的なこともあるけれど、それとは別に、気持ち的な要因が大きいのがはっきりしている。
そういうとこ、おとんとても純粋で分かりやすい。

要は、おとんが作る伝統茶が分かる人、飲む人が見つからないから・・・。

国家的な栄誉ある賞をいくつもらっても、いろんな所に招かれ講演をし大勢の拍手を受けても、
そのおとんが作る伝統茶を実際に買う人がいない・・・。
『朋友(知り合い)』になりたい人は次々現れる、みんな伝統茶の話は聞きたいし一口飲んでみたい(免費で)、
でも実際に買って飲もうとする人は現れない・・・。
技術が賞賛され、多くの人がその技術や知識を聞きたがるが、その技術で作った実物は買わない、
興味はあるが必要とはしない・・・。

『伝統茶が分かる人、本当に好きで飲む人はいなくなってしまった。以前は少数でもいた。』byおとん

誰にでもあることだと思うけれど、自分が作っているものが必要とされなくなると、
自分までもう用のない人間になったように感じてしまう時がある。
気持ちがしぼみ、心が老け込んでしまう。
最近おとんは、疲れてくるとすぐに自分のことを『もう老人』『もう終わり』『もう必要ない』等々、
こういうことを言うようになった。「今は60代なんてまだ老人じゃないよー」と言っても、
『中国では違う、中国では60歳になれば老人だ、老人はもう用済みだ』の一点張り。

ただ、おとんの場合は状況が変わると、ころっと態度も言うことも変わるのよ~~~!!!
とても素直な人で、子供級に気持ちと態度がストレート。
嬉しい! → やる気まんまん♪ → 元気溌剌☆ → おとんまっしぐら!!! 
会ったことのある人でないと分からない。。。本物の「天然」よ~。(笑笑)

だから、伝統茶を飲みたい人がもっといたら、間違いなく、いきなり元気になっちゃうんだろうなあ~~~。
あああーー、なんとかしたい。

 

とりあえずお茶。まだ自分達のがないから、うぇいうぇいの昨秋の茶葉、もちろん現代茶。。。うっす~~。
RIMG1661 RIMG1662 
RIMG1664 「ちーーッッ」byおとん
仕方ないのよ、これが市場の要求だから・・・。

うぇいうぇいだって好きでこういうのを作っている訳じゃないです。
もしも彼がおとんと私みたいに伝統茶作っていたら、うぇいうぇい&だんだん一家全員、路頭に迷うことになる。
だって、伝統茶買う人が取引市場にいないんだもん。

あ。そうだ!
現在鉄観音の卸市場で、主流で取引されている茶葉のサンプル購入、だんだんに頼んでおいたので、
次の品茶会で一緒に飲み比べてみましょうねーっ☆

あーー♪ 晴れたー、嬉しい~~。雲多いけど陽光あるからきっと晒青できる。
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家の前の茶樹たち、まだ早い。ここはおとんにとっては茶園ではなく庭園。
お客さんが来たときにきれいだし説明するのが便利? 確かに。
離れている各山の茶樹の生長具合の目安も分かるしね。
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おとん、また賞が増えてる☆ 応接コーナーに、賞状や証書のコピーや写真などを飾っている。
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『記念撮影はあっちで、こっちは受賞コーナーで、大きな賞状は愛子の作品の隣にしよう!おお♪好好!』
。。。『非物質文化遺産の伝承人』と『十大茶人物』に並んじゃったーっっっ、ひょー、光栄です~。  

気温上がってきている、気圧も上がってきている。うん、好好。
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わあ~~、大気が好い香り~~♪
数日ぶりの陽光を受け、茶葉たちの香気も上がってきているの! この香り、届くかしら?(笑笑)
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RIMG1677 気持ち好い~~。

 

そうだ、『金銀花』(和名:スイカズラ)を見に行こう、今ならきっと咲いている♪ 

この時期、家の周りにいっぱい咲く野生の『金銀花』。
花の蕾はよく売っている中薬(漢方)、お茶みたいにして飲む。茎も葉も中薬。
この花の香り、私大好き♪
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この奥↓(ここは鶏鴨の庭)にもいっぱい咲いているんだけど。。。
だめだ、鶏たちがいないから、手入れしていなくて草ぼーぼー。
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好香~♪ でも今のタイミングはあまり香っていない時。
ひとつの枝に白いのと黄色い花。なので『金銀花』。
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こっち↓が『金花』                      こっち↓が『銀花』
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白色から黄色に変化する。

おとん、なにしているの? 『石筍』だ! これ一番甘い。昨日食べたのは『花筍』。
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おとんへのおみやげ、茶友からいただいた椎茸♪
戻し終わって下ごしらえしようと蓋をぱっと開けた直後、家の奥から『きゃあああーーーー♪』
と叫びながらおとんが飛んできた。『なに、なに、好香~~、しいたけ?! ぴゃあああーーー♪』
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『食べたい♪食べたい♪』飛び跳ねて喜ぶおとん。まだだめだよ。
確かにとてもよい香気、あたり一面に広がっている。本当においしそう。
おとんどうやって食べたい?石筍と排骨と一緒に煮る? いいねそれ。
RIMG1726 ←さっきの石筍。

 

13号到着!!!やったあーー♪ 

はい、忙しくなります。でも今日はおとん指揮の「おとんデー」、私は助手しながら『看学デー』☆
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お疲れ様ー。
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おやつ♪ 
私は鶏血&内蔵、長く煮るとおいしくなくなるから先に食べる、お肉は夕食時に。
おとんはご飯とスープ、揺青終わるまでおとんのお腹はもたない。
片道2時間半かけて『鶏のおんじ』に持ってきてもらった金色地鶏だって!
朝の出来事だったから絞めるところは見ていない、その鳴き声は聞いていたけど。。。
うわ、この鶏、あま~い&香りが好い!!! 
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第一次揺青、終了。

これ、なーんだ?覚えている人いるかな!
RIMG1753 ピンポーン☆ 手揺用。
ほら、8号。停電でクズ茶になっちゃった、あれ。
おとん、手揺しようとしたんだよ、一応。途中で戦意喪失してやめたけど、闘った形跡♪ 

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(暗くて分かりにくいけど)↓おとんの椎茸スープ&私の鶏スープ↓ 
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今春最初の茶葉13号!  第二揺青終了&静置開始~☆ 

14号:来客デー

・13号(静置中):昼、どっしり香、気圧低い、湿度高い、まだまだ、先長そう。


早朝から来客いっぱい。
やーめーてーー、13春鉄の初日の茶葉があるのよー、家の中にー、13号が~~。

1:朝7時前、工人6人、仕事探し(例え夜中でも、夜明け前でも、外から叫んで門叩いて起こす)
2:昼前、近くまで来て突然電話「今から行く」、おじいの古い知り合いの子息、東北人安渓人9人
3:昼過ぎ、2に同じく突然「今から行く」、おとんの知り合い、隣の市(日本で言う県)の公安11名

1の目的は、日雇い仕事を探して来たので客ではない。おとん断る&お茶を出す(出さないと去らない、習慣)。
2、3、の目的は、ただ寄っただけ?茶産地の観光旅行みたいなもの?今は勤務時間中のはずでは。
前日連絡?ないない、事前連絡?した(目の前まで来てした直前の電話のこと)。
多くの場合がすぐ近くまで来て突然「今から行く」と電話、そしてすぐにやって来る(来る側)。
歓迎色を示すのが礼儀だが、本音はそんなわけない、しかし断るのは非礼に当たる(おとん側)。
家族も歓迎する素振りを見せないと、時に主人のメンツを落とす、将来ことがうまく進まない、等。

なぜ連絡しないのか相手の都合考えないのかといつも思うが、これが一般的、そういう『習慣』。
しかし、おとんはそういうことはしない、誰かを訪ねる時は3日前には通知すると、これも習慣。
この違いは一体なんだろう、不思議。


来客中、おとんひやひや、私もひやひや、落ち着かない、静置中の茶葉を触られまいかと気が気じゃない。
製茶中に『客人』に来られて一番嫌なのが、製茶中の茶葉に勝手に触られたり動かされたりすること。
時に殺青のタイミングを逃す、、、最悪。
勝手に人の家の部屋やモノを見たり触ったり、気に入ったものを取ってきて持って帰ってしまう、これも習慣。
おとんが、茶葉には触らないよう失礼のないようにお願いするので、一応見ている時はたいていは大丈夫。
だが目が届かないところでは・・・どーすることもできない。

おとんひとりで大変、だが相手によって私は裏山に隠れる茶園に逃げる。面倒だから。
下手に相手したり親切にしたりすると、いつまでも去らない、もっと面倒なことになる。
聞かれても私は『製茶工人』であり、家人ではないので接待しなくていい☆
もうすぐ14号が到着する、それまでになんとか、どうか、、、。

『客人』に来られて私がもっとも嫌なのは、おとんが疲れて製茶の決定的なことに影響してしまうこと。
おとん、来客、もてなす、頭&体力使う、帰る、安堵、緊張感抜け、疲れ出る、集中力欠け、判断力鈍り・・・
製茶失敗。
案の定、夜、おとん、13号に大変なことをやらかした。

なにかおかしい。
違和感感じて製茶室に戻り気がつく・・・セーフ。
仕上げの温度設定が違うーッッッ、時間も違うーーッッッ。
どんな茶葉にしちゃうつもりなんだ、香気が死ぬ、茶葉が死ぬ、巷で言う『濃香』になるッッ、頼むよぉ~~~。
おとんを呼んで設定を尋ねる、故意なのかどうか確認。。。一応、今日は「おとんデー」で私は看学デーなので。
間違えたことにまったく気付いていない、、。
それどころか、設定の温度も時間も思い出せなくなっている、、。
それとなく言っても、ミスしていることにすらまだ気がつかない、、、マジで?
はっきり伝えたら、ワンテンポ遅れて気が付いて、自分自身に驚いている。
完全に上の空、頭がまるで回っていない・・・疲れすぎだ、まずい、危険。
明日もまだ引きずるはず、早く寝て、おねがい。


13号、素敵☆ 新茶飲めた!幸せ~。
甘い、重い、柔らかい、花香、どっしり、蜜蜜♪ 明日の仕上がり楽しみ!!!


ネットぜんぜん繋がらない、本日午後の1時間ほどだけ。なんでだおおおー。

※この日の画像入りはこちら「新茶が生まれる日」 、合わせて見てねっ♪

新茶が生まれる日

※この記事は14号: 来客デーとペアです!合わせて読んでねっ♪

13号(静置中):昼、どっしり香、まだまだ、先長そう。
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気圧低い、湿度高い。雨なし、微風あり。
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起きたらおとんがいない。
多分、お客さんを製茶所へ連れて行った、ここでご飯の準備はできないから。
私が寝ている間に、来客いっぱい。。。茶具がたくさん使われている。お茶飲んだら片付けよう。
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炒茶鍋の前にも、茶苗。
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RIMG1781 「おじいの初代樹」の2代目♪

おとん帰宅。 裏山に金銀花を採りに行く。
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金銀花の横にいる『李子』。
まだ食べられないや・・・。『食べられるよー、甘くないけど』byおとん
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本当だ! まだ熟していない、けれど、食べられなくはない。
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その横のは。。。なんだこれ?
『それは食べられないーー』  はい~。
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下を見下ろすと、生態茶、、、お♪ その横に、食べられるモノ発見! 花筍。
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向こうへ行ってみよう。
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鶏鴨小屋近くの金銀花、ここのは蕾が少ない、ほぼ開花してしまった。(蕾いっぱいの枝を探しているの。)
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『お客さんが来るーー』  ひゃー、このまま裏山に入っていよう。

森の中から覗く。                (ズーム)おとん、途中まで出迎えに行っている。
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(ズーム)来た来た、木陰から見つめる、、、家政婦は見た、の世界。(笑笑)
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うわあ~、まだまだ来る~~、家にいなくてよかった。何人?1、2、3、、、、11名。
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時間かかりそうだから、少し向こうの方まで行ってみようっ!下の道が見えるところまで。
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到着。この辺りまで下りれば、近年建てられた製茶所近辺が見える。
うぇいうぇいの製茶所までは見えないけれど。
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↓↓ ズームしてみましょう ↓↓

↓昔からある民家:パノラマ画像↑の左側中央辺り     ↓数年前出現した民家、兼製茶所: パノラマ右側
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↓数十年前からある民家:パノラマ画像↑の左側   ↓数年前建てられた民家、兼製茶所:パノラマ右側
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(岩の上で考え事。。。)

さて、帰ったかな。そろそろ様子を覗きに戻るか。

 ↓おとんの家が見える(分かる?画面中央あたりに屋根)、ところまで帰ってきた。
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あ、なんか下の方から複数人の話す声が聞こえる。また誰か来た?それとも帰った?
山を下りる道を追ってみる。。。いたいた、山道の途中だ。

↓↓(ズーム)おとんの家から山の下へ下りる道の途中。見える?画像中央に数名いる。
RIMG1839 山道途中の民家のあたり、もうかなり下だ。
ほっ、、、帰ったのね。 

↓↓逆方面(ズーム)おとん、見えなくなるところまで上から見送っている。
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ただいまー。
椅子いっぱい、茶具いっぱい、今日の鮮葉が届く前に片付けよう。
RIMG1841 おとん、お疲れさま~~。

『きゃーー、嬉しいっ、みんな帰った帰った!!』

 

14号到着!ナイスタイミング。始まるよーーー♪  うわあああ~、14号、すごい濃香!!! 
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晒青準備。
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う、、、雨雲、こっち来る? ちょっと帰るの待って~~(運茶青の工人)。
雨来たら茶葉を家の中に運ぶの入れるの手伝ってもらいたい。
ん~~、来ないっ!大丈夫そうだね。  お疲れ様ー。
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13号の香気、殺青タイミング近し。
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工人電話&起火。
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工人到着待ちながら炒茶鍋の温度上げる&晒青中の茶葉の香気変化チェック中~。

gai菜の花、種採取用。       おなじみ、おとんの家の一枝の紫陽花。
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今年はまだまだこれから。
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香気がなかなか上がらない、、、。でも雨雲が違う方向へ行った、好かった。
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炒茶始まる。
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晒青中、うぇいうぇいの新茶届く。こっちはまだ作ってないから、飲む新茶がないの。
RIMG1881 後で飲む。

13号、包揉一回目後、散開。
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ひと段落ついたところで! わーい、うぃうぇいの新茶をいただこうー♪

え・・・これ新茶?作ったばかりの?(「聞」する)、だね。
いや、外形は、市場用の商用茶だからうんぬん言っちゃいけない、彼らは今、外形作っている場合じゃない。
そうじゃなくて、色がさ・・・何したらこうなるんだ・・・なんとなく想像はつくけど、さ。
RIMG1884  ←画像では分かりにくいけど。

とりあえず飲もうっ! お茶は飲んでみたいと分からない。
RIMG1891 うー・・・ん。
好い原料が、もったいない。

 

おやつ。あれ?鴨スープがある。なんで?
RIMG1893 小鳳からの贈り物。まあ♪
今朝、昼のお客さん用の作るついでに、私のも作っておいてくれてたんだってー、感謝☆

好香~。                            左から:手羽、腿(鴨の腿、かわいい♪)、胸。
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14号、第1揺青終了。

13号、包揉進む、ゴール近し。
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13号、ホン干直前、飲むー♪
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14号、第2揺青、開始準備。
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晩ごはん。おとん無言、表情なし&ため息ばかり(息切れ?)・・・接客で疲れすぎ。
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(歯磨き中) ややや!!!猫が見ているッ☆  ぷ~~しんだー♪♪  
RIMG1909 ←歯磨き中の私の右手の影。
偶然。。。びっくりしたー。
ぷ~しん、好い子にしてるかな♪ (花餃子の家にホームステイ中) 
彼女はこの春で満16歳☆ 昨夏脱水症状でちょっと危なかったけれど、年齢なりに元気に遊ぶまで回復♪

(突然ですが、最近の彼女の画像登場:会いたくなっちゃったの~。)
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はい、回想タイム終了! お付き合いくださりありがとうございましたー。(笑笑)

 

14号 、第2揺青、終了。
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13号、定形終了&ホン干開始。
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ホン干用の網に茶葉広げる作業しながら、、、なんか違和感感じる、、、。  ↑この光景に↑ 

とりあえず、作業進める。 素晴らしい外形☆  
もうこんな外形の茶葉、どこも作っていないだろう。市場では、とっくにお目にかかれない。
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ラストワン。
RIMG1920 完了~。
あれ、おとんは?外で電話か。    

アアアーーー、もしかして??? 
やっぱりーッッッ、ちょっと待ったあああーーーっっっ。 
うわぁぁ、危なかった~~、間一髪、セーフ。(参照:14号: 来客デー

おとん、寝てください。後は私がやるから。
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13号、「製茶室」にてホン干中。

さて、ここがおいしいお茶みつけたっ! CinatyParty.com、山の上の「製ぶろぐ室」。(笑笑)
情熱♪ぶろぐの鉄観音版発信基地、 ってところね☆
RIMG1928 机上には昼間採ってきた一枝の金銀花。
はあ~~素敵♪ 香気が広がり始めている。 

金銀花の香りの中で、ネット回線と格闘中~、昼間は1時間ほど繋がった。
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深夜~明け方になれば繋がるかもと粘るが、ぜんぜんダメ・・・。なんでだおおおー。
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その横で、銀花が開いていく、新しい香りが生まれる。ああ~♪
金銀花の香り、とても好き♪ この香りについては、また別記事で。

15号:再び雨

・14号:まだまだ、雨、時間かかる。

夜中3持過ぎ~昼前まで大雨、ドシャーーー。
茶摘みなし。好かったかも、おとんまだ昨日の疲れが取れていない、来客後ダメージ強し。
『補血』のための紅豆と排骨のスープ食べている。


しかし、ぁぁ14号、、、大雨で散発しにくい、がんばれ、がんばれ。

夕方、雨停止、しかし気温上がらず、陽光も来ない、気圧が少し上がったか。
14号、少し動く、しかしまだ弱い、香低、日が暮れてしまう、どうする。
茶架移動、気圧変えてあげる、動き変わる、いけるかも、立て、立つんだ14号ーー☆

制限時間いっぱい、ここまで、限界、炒茶準備。
花香少なく果酸系、昨日と逆。含ハミ瓜香。
殺青、柔揉:昨日のような甘重香はない、比香低、1~4変わってくる、、え、、、なんだこの香り?! 
ど、ど、どっちだ???


ネット、ちーーーーっとも繋がらない。日に日に状況悪くなる。なんだろう。
遅いとかそんな問題じゃない(遅くてもあるならまだ好い)、回線がない、ないないない。
絶対なにかがおかしい。


体洗って、洗濯して、、、寝るか、、、おお、回線が☆ 
『米団(おむすび)』食べて頑張る。

明るくなるまで何度もトライして粘る、ダメだ、永遠とくるくる回っているだけじゃないか、、、。
なんなんだ、、、一体。

※この日の画像入りはこちら「製茶2日目」、 合わせて見てねっ♪

製茶2日目

※この記事は「15号:再び雨」 とペアです!合わせて読んでねっ♪

13号、品茶♪ よし☆ 雨が停止したら収茶しよう。
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この時期は包菜がいっぱい、小降りになったので軒下でごはん!
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本日の食卓からみた景色♪ 日本でも毎日こんな場所でご飯が食べられたらなあ~。
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新芽たちがこっちを見ているよ!
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14号、雨が停止したが、気圧が上がらない、低いまま、なかなか香気が動かない。
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13号、温度落ちた、乾度確認。雨が停止している今のうちに収茶。
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収茶する際に、篩いから自然に落ちる「仕上がった茶葉の茶末」、これおいしい~~♪
一般に言う『茶末』とは違うよ、あれは「製茶中に篩い落とす茶末」、残してはいけない部分。
これは仕上がり茶葉に残していい部分、完成品の一部☆
毎日すこ~しずつ出るので、それを1シーズン分まとめて。。。いったい誰が飲むのでしょう~!
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ピンポーン☆ 答えはここ。 (≪隊員御用達茶≫ ご紹介&募集♪記事)

 

お。雲の動き変わった。
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14号、動きが遅い、自分で動きやすいよう、香気を出しやすいよう、場所を変えてあげる。
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おお、すぐに反応してくれた♪ 早く気がついてあげればよかった、ごめんね。

 

もうすぐ日が暮れてしまう、制限時間一杯。
大丈夫!来てる!行ってみようっ!
RIMG1978 おとん、工人に電話ーっっ。

おとん、起火、鍋準備。               私、倒茶、茶葉準備。
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うへぇ~~、またすごい雲がやってきた、日中でなくて好かった、14号助かったー。
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炒茶中
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早めに夕食、おとん無言、まだ疲れが取れなくて、早く休みたい様子。
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『補血』のため、紅豆と排骨肉のスープ食べてる。これおいしい!
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14号の包揉続く、静かな山の家。時折、速包機の万力の音が夜の山に響く。
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このくらいまでなってきた、まだまだ。 でも、ここで!
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くるくる品~♪
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ここまで締まってきた、定形タイミングです。
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製茶工人帰宅。
ホン干開始まで製茶室の電気を消す、と、山の中でおとんの家はこんな感じに見える~。
RIMG2016 ←白いのは大門の明かり。
大門閉めたら外真っ暗になっちゃうよ。(さわやかさんから帰ってくるところ)

 

定形終了、ホン干準備開始。 おとん、ふらふら。。。寝ていいよ、私ひとりでやっとくから。
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『はぁ、、、じゃあ、おやすみぃ。』  おやすみなさい。

1時間後。
ホン干開始&製茶室清掃し、製茶室に鍵かけて、家の中に戻る。

あれれ? 2階のおとん部屋の前の電気が付いている、、、まだ寝てないの?
RIMG2030 違う・・・もう寝てる。
珍しい、電気消すの忘れたのに気づいていない・・・まだ相当疲れている。
明日には回復するといいなぁ、明日もどうかお客さん来ませんように、、、なーむー。

16号:ネット回線復活

◆劇的超集中スコール

昨夜から来た雨。
午前、おかしいくらい集中豪雨、まるで冗談、劇的超集中スコール、ドシャアアアアーーーー。
あまりに凄すぎて笑うしかない、大型洗車機の中のよう。
長く続く。
中庭、排水が間に合わず満杯。

おとん、慌てて各部屋雨漏りチェック。
その足音を聞きながら、起きようと思って、寝た。
問題なさそうだし、明るくなるまでネット回線と格闘していて眠かったし、この雨じゃ茶摘みもないし、
ネット回線の修理工も、この分では安渓も雨でここまで来られないだろう。
昨日も摘んでいないから、今日は炒茶もない。

 

◆一昨日、野鳥が鳴き騒いでいた

一昨日14日、
家の周りのそこかしこで、野鳥たちが異常な大量集団で固まって鳴き騒いでいた。
昼前から夕方までずっと、あっちでもこっちでも、いつもと様子が違う、
水場の奥の森の中:雨前の虫が大量に出て、餌の在り処を仲間間で教え合っているのか、
製茶室の横の大樹の上:雨の合間に急いで腹ごしらえをしておくよう子供たちに教えているのか、
もしかして地震?と一瞬思ったが、いやこの場所でそれはちょっと可能性低い、
それともなにか天敵集団が現れた警戒の叫びなのかも、と思うくらいの異常な鳴き方だった。

「おとん、今日は一日中野鳥がすごい騒いでいる、なに?」
『ああー!チュンチュンチュン、ああ~♪嬉しいっ嬉しいっ♪』・・・聞いた私がバカだった。
今から思うに、異常豪雨が来る前の警告の鳴き声だったのでは。
今朝のあの豪雨では、野鳥たちでも樹に止まってはいられまい、叩き落とされる。

おとんが後で言った。
『炒茶鍋の屋根が大丈夫か確認に言ったら、一斉に大量の野鳥が飛び立った!!!
 うっっひゃああーーー、すっっっごい数で驚いた驚いた、ああーーびっくりした~~~。』

そうか!
非常時にこの家のどこで雨やどりするか、事前に陣取りの異鳥種会議していたんだ、きっと。
うちは子供が多いからあの場所が欲しい、とか。
こっちは大家族が多いから一番広い場所じゃないと、とか。
いやいやそういう時は仲良く羽寄せ合おうよ。賛成!賛成! 
それでは決をとります、避難場所はこの家の炒茶鍋の屋根の下で、賛成の鳥~~~、
チュチュチュンチューーン♪ ピヨピヨピーー♪ ヒーコロコローーー♪ 

 

◆ネット回線問題6日目

ネット。
昨夜寝ようとしたところで回線つながった、
つながったは好いけれど数時間頑張ってもひとつも投稿できない、メールも開かない、
なにかひとつでもと粘ったが空が明るくなって、止めた。

雨小降り、起きて試すが、繋がらない。
やっぱり何かおかしい。はやく修理工来て欲しい。
こっちでは動かせない各所を確認して欲しい、と、依頼の電話はすでに4日前から。
毎日。各方面に。おとんが。昨日は少し強く出た。
安渓の本部に、毎月高い料金払っているのに使えないならこれまでの分も全部返せ、と。

1回2回3回くらい言ってもダメ。
『そっちの問題、こっちはどこも異常ない』調べもしないで即答される。
『不安定なのは安渓全体どこも一緒、前より使用者が増えたから仕方ない、みんな同じ条件』
不安定なんじゃなくて、回線がないんだって。
『(同志集めて集団で訴えないと動かないとか、とんちんかん、意味不明な返事)』、等。
おとん、解決しない問題に困り果て、眠れなくなる。

強気で言うにはこっちに否があってはいけない、から、私は各部チェックしてテスト繰り返す。
4~5日続けて毎日言ったら、やっと記憶に残るのか、やっと問題として扱ってくれるのか、
昨日強気に出たおとんに「明日修理工をよこす」と返事あり。
しかし、それがいつになるのか定かじゃない。
多くの場合、『明日』は「明日」ではない・・・。

本当に今日なのか、いや雨だから今日はないだろう、じゃあ明日なのか、5日後なのか・・・
とふたりで言っているところに、好運、本日朝電話あり『大雨だから行けない』。理解。
対応されていることが、好運。

更に好運到来!
午後晴れた、おやつの時間、来客あり。修理工、きたーーー☆

 

◆ネット来たー☆ &問題の原因

2時間後。ネット回線復活ーーー♪
おおー、繋がる、遅いけど、いいのそんなこと、全く無いよりサクサクだ、気持ちいいーーー♪

『信銭』がメチョメチョのゲチョゲチョでバキバキのメケメケだった。
電信柱から家までの電線、全部取り替えてくれた。
雨風太陽に晒されカバー劣化、あっちこっち銅線丸出し+サビだらけ。
それをそのまま放置していたら、そりゃイカレポンチにもなるわ。
日本じゃ考えらないけれど、ここでは普通によくあること。
昨年からおかしいってずっと言っていたのに、結局今まで点検してもらえなかったのね。

なんだよなんだよ、電線か、、、そんな単純な問題だったのか。
いやいや、この国のこの山奥で、そういう単純だと思える問題をひとつひとつ解決することが
どれだけ難儀なことか・・・実際生活してみないと想像つかない。

 

◆この山から届けたい

そうなのよ、
ここから情報を発信することは、容易なことではない、やりたいからってできるわけじゃない。
グーグルアースで見たらびっくりする位の延々と山岳地帯、他に何もなし。
こうやっておとん家族が応援して、準備して、可能にしてくれる。
誰にでも出来ることじゃない、その機会があるのだから、がんばって記録して、頑張って投稿したい。
見てくれている人が少しでもいるのなら、共有したい、おいしいお茶が生まれる様子、茶葉たちの故郷、
山の香り、おとんの香り(笑笑)。。。届けたい。

はあ~~~。とにかく、ネット問題これにて一見落着☆ やったやったあーーー♪
ふたりとも、嬉しい、お茶おいしい。
おとん安堵、とっても嬉しそう、今夜はきっと眠れるね。

 

◆電力の落とし穴

おとん、慌てる。
さわやかさんからすっとんで帰って来た。
『なんで今日の茶葉は乾かないんだ』『電力が不足している』、その会話を聞いた。
急いで確認、確かに乾燥度弱い。
13号大丈夫、だが念のため復火。
14号確かに弱い、このままではまずい、復火。
老茶にする茶葉、念には念を入れて。
審査時には必ず気が付く、だがタイミングが遅れる、、、すぐに気がついて好かった。

落とし穴。
いつのまにか機械に頼るようになっていた。
機械は絶対ではない。特にこの国のは。
それに、製茶時はこのあたり全体電力が不足&不安定になり、機械の数値と実際が離れる。
痛いほど知っているはずなのに、いつのまにか気が緩んでいた。

もっと自分たちの感覚で確認しよう。
製茶は、数値ではない、時間でもない。
目で見、耳で聞き、鼻で聞き、舌で品し、数え切れない程の茶葉に触れてきた両の手で触る。
最終判断は機械ではない、経験から身に付いている自分の五感を信用しよう。
ふたり、頷き合う。
反省。

※この日の画像入りはこちら「電力不安定&復火」、 合わせて見てねっ♪

電力不安定&復火

※この記事は「16号: ネット回線復活」とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆冗談級の劇的集中豪雨去る

朝からおかしいくらいの集中豪雨、もー笑っちゃう位、絶対これおかしいって、、、ズシャーーーッッ。
家の中庭の排水が、一時間に合わず溢れたそうだ。。。この家で初めての出来事。
起きて見ておけばよかった、雨がすごすぎて起きてもしょうがないから寝ていた。
茶摘もないし、収茶もできないし、ネットもないし、眠かったし。

昼前、雨停了! うわうわ、すごい雲集団が走っていく。明るい兆しあり!!!
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◆14号完成!

仕上がったばかりの14号、品茶♪
うわあー、強いー☆ すごく甜い、けどシャープ、回甘多、硬質感。
でも、、、昨夜ホン干前の品茶で感じて興奮した、特別な『薬材味』はなくなった?
んー、まだ仕上がったばかりだから分からないけど、、、うーん。
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雨停止、気圧が上がった、今のうちに14号収茶、急げ!

収茶、終了~。

 

◆一番下の笊

収茶のとき、ホン干機の一番下に置いた笊の茶葉は、完成品とは別に保管します。
↓一日で出る量は、これだけ↓
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包揉の後半、仕上がりまであと一歩!の段階で、本体を篩った際に「こぼれ落ちた」部分。
それまで本体と同じ条件で来て、ホン干も一緒に仕上げます!
RIMG2038 おいしそ~~♪ 
きっちり仕上がっています☆

さて、これは誰が飲むのでしょう~~♪
ピンポーン☆ 答えはここ。 (≪隊員御用達茶≫ ご紹介&募集♪記事)

 

◆おやつ

午前のあの猛烈豪雨の中、『鶏のおんじ』が持ってきた鶏。
内蔵は、おいしいうちに先におやつで食べちゃう。鶏血、肝臓、心臓、脾臓、砂肝。
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RIMG2045 紫、橙、黄。
↑昨秋のあの日(地瓜&鴨の日)、 おとんが収穫した地瓜。

 

◆洗笊

笊は、目的によって目の大きさが違い、数種類ある。
これは、作業時一番下の受け皿にするやつ、目が詰まっている。
どうも豪雨の中、製茶室に野鳥が迷い込んだみたいで、その形跡があった。
まずは下洗い、池で汚れを落としている。池の水も山泉水、常に流れていてきれい。
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◆修理工来たー☆ (詳しくはこちら:16号: ネット回線復活

安渓から数時間かけて、待ちに待った修理工が来てくれた!
雨が上がっている今のうちに、問題解決熱烈希望~~~~。
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気圧が上がっている、雨が来るまでの少ないチャンス、服も茶布も外に出す!!!
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わーい、「製ぶろぐ室」に届くまであと一息!  ぎゃーーー、また雨が来たっっっ。バタバタバタ・・・

2時間後、ネット回線復活☆ ばんざーーーい♪

 

◆2種品比:一回戦

13号(おとん指揮) vs 14号(愛子指揮)
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13号:甜花香、柔らかい、優しい、好感。
14号:ぎゃーーー、薬材香&味! 病院級!! 強い!強い! 回甜、シャープ、硬質。
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ひー、つっよーーっ。さっきはこんな『薬味』なかったのに、この7gは大当たり。
『この2杯で言うなら、好きなのは、香気は13号、但し、茶水(味)は14号だ、こりゃすごい♪』byおとん

 

◆燕子山も雲の中

RIMG2075 燕子山ズーム→RIMG2076

 

◆鶏油&野生の菜

今朝絞めた鶏の脂を炒めて出た油で、野菜(野生の菜:おとんが山から採ってきて増やした)炒める。
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鶏さん、いただきます。 うわあ♪おとん、どっちもおいしい~~。 『当然さ!』
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◆復火中

13号すでに完了、確認、おっけーら☆ 
次、14号。

ここは標高が高いため、元より機械の温度等数値の表示は参考として捉え、
使いながら製茶しながら「ここでの」適切な数値を探って来たのだが、
もうひとつの大きな問題を油断していた・・・。

この時期は、この地域全体が電力不足&電圧低下。
電気が不安定になり、表示の数値と実際が更に大きく離れる。
時に突然停電し、いつ回復するか分からない。
製茶シーズンには、よくあること・・・最近はよくなってきたので、油断していた。
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昨日が大丈夫だったから、今日も大丈夫とは限らない。
電気はあっても、使用中いつの間にか弱くなっている、見た目にはわからない。
当然、茶葉の仕上がりに影響する。
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機械の時間が来ても信用するな。   すべては、五感で確認&感覚で判断、忘れるな!!!

反省~。

17号:おとんデー

◆本日はおとん指揮

雨なし、蒸し暑い、曇り、陽光少しあり、蒸し~~
今日の茶葉17号は、おとん指揮。
明日18号は同じ場所で摘んで、愛子指揮。


◆薬材香&薬材味☆

品14号。
昨日品した14号、強烈な薬香&薬味☆
『薬草香!薬材味!ふわあ、なんてすごい。。。嬉しいーーーっっ♪』byおとん
『薬材の香&味』が出ることが時々あるが(昨秋も2種)、ここまではっきり強いのはなかったような。
12秋の生態茶級。でもこれは茶園の原料。
昨日飲んだそれが、忘れられない。

効能や効果がどうとか、成分分析がうんぬんとかではなく、あの香りをひと嗅ぎすれば、
世界中のだれ一人、鉄観音がもとは薬用であったことに、疑問を持つ人はいないだろう。

もしかして。
今のように嗜好品ではなく、薬用だけの目的で作られていた時代の鉄観音(天然野生紅芽)のほとんどに、
この香りや味わいがあったのでは?
もともとこういう香りと味わいを持っている種だったから、薬用だったのでは?

おとん、どうだった?
小さい頃、文革前、この山山が手付かずの森林だった頃、おじいが作っていたの、どんな味だった?
「うーーん、子供の頃だったから、そこまではっきり覚えていない・・・。」そりゃそうだ。

とにかく14号、強烈☆
昨夜のあれ、もう一度飲みたい。
ふたり、期待。

 

◆薬香が消えた?

へ?
ない、出ない。どうして・・・。
復火の問題か、いや、それは可能性低い。
たまたま手にとった7gの問題か?
茶水は強烈で強力、間違いない、素晴らしいお茶、、、だが、あの薬材香&味がない。
おとんも止まっている・・・。

『もう一度飲んでみよう!!』おとん、やる気だな。

もう一度。
う、ない、出ない。
昨夜のあれは、幻だったのか。
いや、茶水の強さは同じだ、強力。
でも、昨夜の一杯はあそこまで強烈な薬材香&薬材味を持ち、今この2杯はほぼ感じない。

『もし、黙ってこの2つを出されたら、絶対あれとは違うお茶だと、自分は言い張る。』
うん、多分、私も。昨日のはすごかった。

ふたりして、狐につままれた?あれは夢だったのか。
いや、それはない、ではどこへ行ってしまったんだ。
『もう一度飲んでみよう!!!』
そうしよう。

お、ある!昨夜ほどではないが、きちんと有る、すごい☆ 薬香、キターー♪
ふたり、まずは安堵、ほほ緩む♪

 

◆17号届く

16:30? え?まだ鮮葉が届かないっっ。
おとん電話、晒青が間に合わなくなる。
10分後、到着。大丈夫、陽光強め、気温も高め、急げ。
今日はおとんデー。

※この日の画像入りはこちら「2回戦先鋒おとん」 、合わせて見てねっ♪

2回戦先鋒おとん

※この記事は「17号: おとんデー」とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆蒸し暑い

雨なし、曇り、微風、陽光少し。蒸し暑~~、そうとうでっかいのが来ているなぁ。
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◆紅殻筍

今の時期の山のご馳走。
雨が上がっているうちに採っておかないと、雨が来て次に晴れた時にはもう食べられなくなっている。
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『あとでもっと採っておこう!』 はーい。

 

◆品14号、復火完了

えー、あの薬材香&味(※)がないッッッ、どうして・・・・。
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(※「17号: おとんデー」参照してね!)
「効能や効果がどうとか、成分分析がうんぬんとかではなく、あの香りをひと嗅ぎすれば、
 世界中のだれ一人、鉄観音がもとは薬用であったことに、疑問を持つ人はいないだろう。

 もしかして。
 今のように嗜好品ではなく、薬用だけの目的で作られていた時代の鉄観音(天然野生紅芽)のほとんどに、
 この香りや味わいがあったのでは?
 もともとこういう香りと味わいを持っている種だったから、薬用だったのでは?」

 

◆山のごはん

さっき採った紅殻筍と三層肉とgai菜干煮たの。キャベツ。地瓜。
どれも香りが好くて、味が濃くて、毎日食べても飽きない、不思議♪
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◆筍採り

紫陽花、開いてきた、きれい♪                 『行くよー、』 「来了~」
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『ひゃーーーっっ』 
「どしたの?」  
『さっき採ったの持って帰るの忘れて、ここに置きっぱなしだッッ、ひゃ~』  あははっ!
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横の花筍を採って、で、また一緒にここにおいて置くの?
『ここは必ず戻ってくる道だから、ここに置いておけば絶対に忘れないっ☆』 
さっき忘れてたじゃん。(笑笑)
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聞いていない・・・。
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うわ、いっぱい伸びている。『愛子、これが花筍だよ! お~いし♪』
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『あれが紅殻筍!』
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『石筍(一番甘い)が無いなあ。急いで戻ろう、蟻に食べられちゃう~』 山で処理。      
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『お~いし♪』 ←覚えた日本語、連発(笑笑)
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湯がいて水につけておく!
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◆13号&14号復火前後確認品茶&収茶

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◆今日摘んでいる地点

指先の下にちっとだけ見える向こうの方の山、の、もうひとつ向こうの山。
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◆17号到着&晒青

本日はおとんデー。17号到着遅め。おとんが指揮、私は助手役に回って「看学デー」。
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ぁぁ、雲が、、、陽光出て~。

おっしゃれ~♪
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やった、陽光来る!
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◆天然野生ニラ2代目

この家で食べているニラ、これ野生の韮菜(ニラ)。
おとんが山から採ってきて家の周りで増やしたもの、なので正しくは「天然野生ニラ2代目」☆(笑笑)
この家にある「韮菜」も「野菜(野生の菜)」も「生姜」も、元は山から採ってきた「天然もの」、
品種改良されていない天然野生種、おとんがおいしいと感じるのはそういう食べ物。
生まれた時から山でいろんな「天然もの」を収穫して生きてきたので、「天然もの」「野生」が一番好き。
しかし、森林が伐採され山が開発されるといろんなものが姿を消し、食べたくても見つからなくなってしまったそうだ。
仕方ないので、今は見つけたら持って帰って、こうやって家の周りで栽培して食べている。
でも人が手を入れると変わってしまって、「天然もの」とは全然違うって、でも売っているのよりは全然おいしいから、ってさ。

ほら、「鶏」も「鴨」も、改良されていない『古代種』しか育てないでしょ、おとん本当にそれしか食べないのよ。
食用に改良されたものは、肉も野菜も『香りも味もない』、肥料・飼料の味がして『気持ち悪い』、
格好いいし大きいけど『おいしくない』、だから『要らない』。

もちろん、お茶も!「天然もの」☆  お口が肥えていらっしゃいますこと!!!(笑笑)
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切り口、菱形。                         根をこうやって植えておく、と、また食べられる♪
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RIMG2173 わーい♪

 

◆陽光待ち

雲の合間から、なかなか陽光が出てくれない、、、来たー、もっと来て~!
RIMG2174  あ、また隠れちゃった・・・。

その間に、おやつ食べておく。
RIMG2175 揺青始まったらしばらくかかるからね。

揺青機も、準備完了。
RIMG2176 おっけーら。こっちはいつでも来い!

よし、また少し陽光来た。翻茶青。
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家の前の茶園、うぇいうぇいもう摘まないのかな。早い時期(月初)に一度摘まれている。
そのときはまだ生長していなくて摘めなかった芽たちが、今こうして伸びている。
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ハート発見♪
RIMG2190 淵が小刀で削られちゃってる~。

(ワープ)

第1揺青終了。
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◆晩ごはん

さっきの「天然野生韮菜2代目」。好香~~♪ しかしおいしいーなあ~、なんでこんなに違うんだろう。
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◆第2揺青

おとんの開始タイミング、感覚で記憶。
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(ワープ)

第2揺青終了。停止タイミングも、感覚で記憶。
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◆山の下の外灯

先日紹介した山の下にできた外灯、 ←日暮れ時はこんな感じで見えてる。
↓夜はこんな感じ。
RIMG2226 ←中央にぽちっと白く見えるやつ☆ 

18号:愛子デー

17号(静置中):昼前大門前に移動、微風、温度高、動き早まる、いけそう。

蒸す、暑い。
曇り、時々晴れ、微風あり、久しぶりに洗濯物乾く。

今日の18号の晒青まで陽光もって、お願い。
雨が来たらまずい、早めに採茶切り上げ連絡。
予報は雨、だが、夜まで雨の気配なし、ほっ。

 

18号の晒青中、おとん、突然労働始める。
私の好きな野生金柑、家のそばに植えたやつ、みんな成功?それはすごい!
と、晒青しながら会話。ほらこっちこっち!愛子見て!と呼ぶので、一緒に見に行く。
雑草ボーボーになっているのを見て、、、急に斜面の草刈を始めた。

一気にしないでよ、また昨秋の二の舞(※)になるよ・・・。
(※地瓜を一日で一気に全部収穫して疲労しきってのぼせて体調おかしくなって何日も回復しなかった。
  結局それが引き金になり私と一緒に山をおり診療所へ行きその後10日間点滴することになった。)

言おうとしたが、放っておく。
一度気になり出すとやり終えるまで頭がそこから離れない、上の空で他のことに集中できない。
好きなだけやるが好いさ、そして後でまた泣くが好い。
夕食の頃、きっと泣き事言う、疲れたどうしよう、救いの目で私を見る、知るか、いくつになったんだ。
きっと明日も体調悪い、もうわかっている。

製茶中だっていうのに、まったく。
18号どうするの、晒青中だよ、19号どうするの、包揉中だよ、明日疲れたらどうやって採茶手配するの。
大丈夫、晒青、翻茶、撤収、揺青、静置、ホン干、、、ひとりでできる。
それに、多分、明日は茶摘みない、、、雨が来る。

 

17号ホン干前:おいし~~~♪ おっとーーん!!!これ非常好☆
きゅううう~~~(ハートマーク)、って感じの味。顔が笑っている。
おとん呼ぶ、疲れきった返事。何の用かと面倒くさそうにやってくる。
これ、おいしーよーー!!!
まだ乾いてないから分からない?はいはい、いいから一口飲んで。。。ほら!顔とろけそう♪
なんて締りのない顔。。。くすくす。。。もっと飲みたい?もっともっと?
はい、ど~ぞ♪

 

深夜ふいみんとスカイプ会議、
状況報告、情報交換、今後のこと、どうするか、私たちに何ができるか、年内予定付け合せ。
私は、おいしいお茶がのみたい、それだけ。
10年前も、今も。
おいしいお茶は、幸せ。
おいしいねと一緒に飲める人がいるのは、もっと幸せ。
そんな時間が人生にあるのは、最高に幸せ。

 

山の下の方、雷、稲光。
30分後、深夜1:45、雨来た。
ぁぁ18号が、、、またこのパターンか、晴れ2日。
春の気候の条件は、製茶にはなかなか厳しい。

前日:雨
1日目:晴れ:おとん採茶
2日目:晴れ:おとん炒茶&愛子採茶
3日目:雨:愛子炒茶

採茶日の条件的には私の方が好くて、おとんは分が悪い。
炒茶日の条件的にはおとんの方が好くて、私は分が悪い。
気候は選べないが、もしもどっちか1日選べるとするならば、どっちを選ぶだろう。
あなたなら、どっち?

明日の殺青まで雨降る?うーん、、、どうしよう。
多分一週間、しばらく雨。
更に30分後、雷近くなってきた。外が稲光で明るくなる。
あああーーー、18号が素敵な香りを放ち始めているのに~~~。

 

あ、、、停電。
真っ暗~~、懐中電灯~~、どこ~~、何も見えず。

緊急灯?そんなのあるわけない。
雨雲の中なので、いつもより余計真っ暗、山の中、豆電球ひとつの明かりもない。
虫たちもカエルたちの声も今夜はない、しぃーーーーん。
時折近くで雷の音、瞬間的に空が明るくなる。

唯一の明かり、パソコンの画面に虫たちが寄っている。
私もパソコン持って、画面の明かりを頼りに、懐中電灯取りに行く。

燈りもない、ネットもない、、、寝るか。

※この日の画像入りはこちら「2回戦次峰愛子」 、合わせて見てねっ♪

2回戦次峰愛子

※この記事は「18号: 愛子デー」とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆伝統茶ならではの茶守中

夜が明け、大気圧と気温が動き出すと、茶葉の状態も変わっていく。夜明けまでの変化の様子とは違う。
その時々の変化具合から茶葉の動きを察知し、先の気候を読みながら必要であれば適切な場所へ配置を換え、
茶葉が自分で好い動きがしやすいようにコントロールしてあげる。

おとんのこの山の家は、伝統茶作りに欠かせない。
自然素材でできていて、大自然の中に建っている四合院。
季節や時間によって、家の中の各場所それぞれに、気圧・温度・湿度・風向き等々、特徴がある。
人間が寝る場所に適している部屋や、食料保存に適している部屋等、どこもかしこもそれぞれ道理があって、
自然界と共存していて、非常によく出来ているなあ、といつも感心してしまう。

伝統茶は、自然の気候下で、自発醗酵させることが必要だ。そうでないと、伝統茶にはならない。
この山奥の環境も、この自然素材の家も、伝統茶を作るうえで絶対に欠かせない条件のひとつ。
同じ自然環境下であっても、現代作りの製茶所では、伝統茶は作れない。
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「ある花香」が起き出している。

ここ、ど~お? いい感じ?      お。なんかよさそう♪ おっけー、じゃしばらくここで様子みよう。
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いつもは、おとんが寝ている間の夜明けまで私が茶守、夜明けから私が起きるまではおとんが茶守、
私が起きてから殺青までの茶葉が一番動く最後の茶守は私が担当。
17号はおとんの子(!)だけど、配置を提案したら、任せた、だってさ。

 

◆品14号

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雲多、時々陽光あり、18号の晒青まで陽光もって、お願いっっ。
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◆生態ニラ園 vs  普通のニラ園

天然野生二代目の韮菜(ニラ)、めちゃくちゃうまい♪
おとん、次もっと増やしといてーーー。『好!』 
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山で自生している天然野生の韮菜の状態は、大きさも感触もこれとほぼ同じだって。 

ぶっとい、ぶ厚い、なのにとても柔らかい、なのにしっかりしている。
RIMG2244 この香り、あなたにも、分けて、あげたい♪(笑笑)

実はおとん、天然野生2代目ニラは、2箇所に植えてある。
その違いは、「生態茶園」と「普通の茶園」級よ、違う違う!!!

分かる? この画像↓に2箇所とも写っています。
RIMG2249 ← 真ん中の石を境に、左側と右側に。
左側(おとんがいる方):自然そのままの状態で手を入れていない、生態ニラ園。(笑笑)
右側(大きい石の右側):おとんが耕して使っている畑、普通のニラ園。

左側はこんな感じ↓いつも食べているやつ。 右側はこんな感じ↓野菜とか植える畑
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↑どこにあるか見える?                  ↑これはすぐ分かる!

あそこ↓にひと塊                        ↓こっちは言わなくても
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『生態ニラ』と『普通のニラ』、とおとんと私は呼び分けている。

原料はどっちも同じ天然野生、植えた時期も一緒、おまけにこんなお隣同士なのに、
ちょっとした環境の違いで生長具合がまったく違う。当然、香りや味にも差がある。

『生態ニラ』                  vs        『普通のニラ』  
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すごいなあ~、本当にまるで別物だぁ。
『生態茶』と『普通の茶園の』くらい、はっきり違いがある。

この2者で比べると、生態ニラは太くて(親指より太い)大きくて緑が濃くてふんわり柔らかくて活き活き、
畑のニラは小さくて細くて株が小さくて色も褪せた感じ、なのに葉がなんか硬い?

おとんは、右側の畑の『普通のニラ』を食べようとしない。
今はまだ『生態ニラ』があるから、こっちが無くなるまでは目が行かないだろうなぁ。
仕方ない、視覚的なおいしさ程度が、これだけ違うもの。

『生態ニラ』を食べるときはね、まず周りの草を刈るの。。。ほらいたっ♪↓
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根は残して、次のために植えておく。どのくらいで、食べられるまで生長するかなあ。
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『普通のニラ』って言ったって、『おとんの普通』だから、『一般的には普通じゃない』よ。
そこはお茶と一緒ね♪(笑笑)

だって、天然の野生の二ラよ、そこも鉄観音と同じね、どこにも売ってないし、もう山にも生えてないわよー。
毎年食べているけど、最初食べたときはニラの概念が変わった、「こんなニラがあったなんて♪」。
それしか知らなかったら、私の人生で最高のニラでした。。。あはは!
しかし、こっちを知ってしまったばかりに。。。あ~あ。
一度昇った「おいしい階段」は、決して下りられないのですっ!!!(笑笑)

おとんね、「自分の口に入るもの」には徹底的とも思えるこだわりみたいなものがあって、
いや、おとんのは「こだわり」ではなく「生理的な現象」だ、動物的っていうか、理屈じゃないの本能な感じ、
他のことはあまり気にならないのに、そこだけは揺るがない。
どんな状況下でも変わらず、決してぶれることがない。お茶しかり。

ちなみに、ここから生態茶園も見えるよ。

あの辺り↓、大樹の下に茶樹がいる、ここからじゃ茶樹は見えないけど。後で見に行こう。
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おとん、ニラの根植えに夢中(小川の底に生えているニラの根っこを採って、生態ニラ園に移動)。
ほどほどにしといてね~。
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◆ニラごはん

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                                 あ、焦がした・・・。 

 

◆17号動き早まる

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◆生態茶園

こんな感じ、昨秋から何も手入れしていない、ここは自然のまま。
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今春は、摘まないほうがいい。  時間あるとき、あらためて撮影に来よう。

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◆炒茶準備

そろそろ来る、殺青タイミング。炒茶準備開始。製茶工人に電話&起火。
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製茶室、始動準備。
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                                                                                ↑ここは今日出番なし。

工人到着。
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釜の火力調整。
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17号、鍋横で待機。
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準備おっけー。鍋内の温度タイミングをみて、、、炒茶スタート。
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◆17号炒茶

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(ワープ)

終了~。
RIMG2352 鍋前の茶葉が触れるところ、水洗い。 

 

◆18号、家に到着

愛子デーの茶葉届きました、はい、ここから忙しくなりますっ! 指揮、入りますっ♪
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◆17号くるくる品

18号晒青しながら、包揉中の17号、飲む!
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◆「幻の手採(手摘み)」

こんな『手採』の方法、もうどこでもやっていない。
それどころか、『手採(手摘み)』そのものが幻になりつつある。

届いた18号、素晴らしい。
こういう摘み方は、すでに安渓内のどこでも見られなくなってしまった、「幻の採茶法」だ☆
やれる工人も探せなくなってきたし、もし探し出せたとしてもコストが莫大にかかる。

でも、これが私たちの茶葉、「おとんの採茶法」=「究極の手摘み法」♪
これも、伝統茶の条件のひとつ。
RIMG2372 ←成熟度の好い原料だけ♪
必要なところだけを、熟練した人間が、その目と手の感覚で選んで、きちんと丁寧に摘んでいる。
これが本来の「手摘み」、これが本当の「茶摘み」、これがおとんと私が要求する『採茶』。

現代の「手摘み」は?
うーん・・・あれはおとんと私から見ると「茶摘み」ではない・・・「茶刈り」だ。

 

現在、安渓内の茶摘の方法は大きく2つ、プラス「例外」。
 1.機械(85%程)
 2.人手(15%程)
 3.例外(2~3家?)
byおとん(安渓茶葉科学研究所の客員製茶専門家)

機械は、5年ほど前の08年頃から始まって、3年程前に急速に広がり、今では安渓内の85%程が機械摘み。
これは、鉄観音の取引相場が急激に暴落した一要因でもある。
日本人ならイメージ付きやすいと思う、ほら、機械でダアアアーーーッって、茶樹の上だけ刈り取っていく方法。
あれは「摘む」ではない、「刈る」だ。
あれなら、人件費は、手摘みの「数十分の一」から「百数十分の一」に抑えられる。
原料の品質はさておき・・・ね。

うぇいうぇいは?
彼も手摘み、機械はまだ導入していない、全て人の手による『手採』。

しっかーーーし!!!
実は、この「うぇいうぇいの手採」も、おとんとわたしから言うと『採茶(茶摘み)』ではない、
あれも「茶刈り」だーッッ!!!

どっちも「刈り」、刈り刈り刈り。
「機械」か「人手」か、その違いだけ。
すでに「茶摘み」そのものが、幻になってしまった・・・。

そして「3.例外」というのが、私たちの摘み方、『おとんの採茶法』☆
これが本来の『採茶(茶摘み)』、本当の『手採(手摘み)』、伝統的な鉄観音の原料の採取法だ。
おとんと私が作る茶葉は、全てこの茶摘み法♪
※「2~3家」というのは、私達も含めて。せめてそのくらいはどこかでやっていて欲しい、という
  おとんの希望的観測数。実際には、おとんでも、今では聞いたことがないし、見たこともないそうだ。
  観光・撮影・イベント等のデモンストレーションは、数に含まず。

 

すでに、『手採(手摘み)』の概念も変わってしまった・・・。

今、市場で『手採』『手工採』と表現されているのは、多くが、この人の手による「茶刈り」のこと。
機械を使っていない、という意であって、私たちの茶葉のような本当の伝統的な『手採』をしているわけではない。
しかし、それを多くの場所では、今、『伝統法』『手採』『手工』と表現している。

この「茶刈り」=『うぇいうぇいの手採法』と、『おとんの手採法』とでは、例え同じ地点で摘んでも、
原料の標準はまったく違う。。。月とすっぽん。

しっっかーーーしっ!!!
その「人手の茶刈り」=「うぇいうぇいの手採法」でも!!!
「機械の茶刈り」に比べれば、これまた比べ物にならないくらい程、原料標準は好いっ☆
しかし、こういう摘み方をしている農家さえ、すでに安渓内で15%程になってしまった。
程なく、その姿も消えるだろう。
茶葉の産業化が未曾有のスピードで進む中、うぇいうぇい、がんばって欲しい。

 

◆現代の『手摘み』=「茶刈り」(byおとん&愛子)

うぇいうぇいチームは、どう摘んでいるか?
うん、ちょっとこっち来て。(家の前の茶園に移動)

こうワシッと掴んで、、、ザクッと切る。   ん?なにかに似てる、、、あ、ニラの収穫だ!(笑笑)
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ね、「摘む」ではない、これは「刈り取り」。
余分な長い茎も、未成熟なのも、老化したのも、葉が切れても、お構いなし。

仕方ないのよ、とにかく低コストで質より量を要求されている(取引市場から)のだから。
もしも私たちの茶葉みたいに摘んでいたら、茶摘みのこの段階だけで、すでに5~10倍の人件費がかかる。
この後待っている製茶工人にかかる人件費は、その茶摘み工人全体分より、更に何倍もかかる。
(そうなの、、、私たちのような本当の伝統茶を、今現在作るためには、そのくらいコストがかかるの。)

茎?いいの、長いの入っていても、だって後で全部取るから、流通している茶葉に茎はないでしょ?
老葉?未成熟?いいの、仕上がった後で篩いにかけるから、綺麗に揃ったところだけ後で抜き出せばいい。
どっちも製品になれば分からない、包装さえしちゃえば普通の消費者には分からない分からない。

それにね、このうぇいうぇいの方法「手刈り」でも、機械で刈るよりず~~~っと原料が好い、雲泥の差♪

機械刈りの原料は・・・んー、言いたくない。あ、でもひとつだけ。
人件費は「手刈り」の数十分の一から百数十分の一位で収まる。

 

ということで、やりなおし☆

現在、安渓内の茶摘の方法は大きくわけて3つ。現代法2つ、伝統法1つ。
 1.現代法:機械の茶刈り(85%程)
 2.現代法:人手の茶刈り(15%程 ※現在巷で言われている『伝統法』『手摘み』がこれ)
 3.伝統法:茶摘み(2~3家=私達も含む。せめてもの希望的観測数byおとん)

 

◆天然野生2代目金柑&手工草刈

金柑のこの話、覚えている人いるかな~♪    ↓大きいのは、引越ししてきた天然野生樹☆
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『もうすぐこの斜面ぜーんぶ、愛子の金柑が生る~♪ うーれーしっ♪』byおとん
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次の瞬間、おとんの笑顔が消える。 まずい、、、ぁぁ、始まってしまった、草刈。(詳しくはこちら!

草刈機があればなぁ、、、と思うのは、日本人の発想。
ところ変われば事情も変わる、ここでは誰もそんなもの見たことも聞いたこともない、そういう土地。
家周りだって畑だって茶園だって、草刈もすべて人力、こういうのが本当の『手工』。
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放っておく、、、下手に途中でやめさせるとおとん気になって眠れない → 翌日の製茶に影響。 

 

◆18号:晒青中

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おや?                            あはははははーーーー♪    
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この葉がまだ芽だったころ、穴の開いた老葉が飛んできて、投げ輪のようにスポッと芽にはまって、
そのまま生長した!
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これ↓が究極の茶摘法☆              「茶刈り」だとこんな感じ↓
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晒青終了間近。                       揺青準備。
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◆18号:第一揺青開始

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◆17号:包揉完了

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美しい、こんな茶葉の外形も、今では見られなくなってきた。。。ちょっといただく♪
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最終定形スタート。あとはおとんと私が引き継ぐ。      お疲れさま~。
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◆18号:第二揺青

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◆17号:定形終了&ホン干準備

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◆18号:揺青終了&静置散発開始

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◆17号:ホン干前品茶

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◆停電

セーフ☆ 17号のホン干、完了した後!!! 好かったあああーーー♪
寝よ。

茶葉はあそこ↓                         私の部屋はあそこ↓
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19号:雷祭

◆雷の中

明け方から9時頃まで、雷。
雷が落ちる、、、ではない、雷雲の中にいる。。。巨大な和太鼓の中に棲む妖精になった気分。

すぐ横でドカンドカン連打、耳元で花火打ち上げられているみたい。
ドンドンダダーーンッッ、ダンダンドドーーンッッ。
祭りだ祭り、雷祭。


◆「山羊のおんじ」がやってきた

早朝、その雷雨の中、「山羊のおんじ」が鶏とキャベツを届けにやってくる。
あの雷雲の中、どうやって抜けてきたんだ、さすが山人。

昨秋、おとんと私がおんじの山の家に遊びに行った少し後、
野生の猪を捕まえたそう、2匹の犬たちと一緒に。
もう少し早かったら分けてもらえたのに、とおとんがっくり。

昨秋撮ったおんじの写真、プリントして持ってきた、起きて渡せば好かった。
製茶が終わったら、こっちから訪ねて行こう。
山羊たちの放牧時間前に到着するように。
製茶が終わったら、ね。


◆18号:白霧の中で香り動く

18号(静置中):香気、素敵♪
左早い、右2遅め、重い。
茶架移動、大門前、香り動く、家の中に白い霧が入ってきた。
昨日とは違う、気候真逆の条件、これでは香気は弾けられない、でも味はぐわっと来るかもしれない。
しかし、ぁぁ、第2揺青、右5分長かったか、いや、まだ分からない、どっちに転ぶ、、、がんばれ。

おとんの家が霧に包まれる。
しっとりと微風迷い込む霧の中、18号、香り、生まれる。

昼過ぎ、小雨舞う中、殺青始まる。


◆野犬「山吹のミツコ」

子犬が鳴いている。
夕食時、山の上の方で、子犬が悲鳴に近い声で泣いている、二匹。
あの声は、お腹が空いてたまらなく、誰かにご飯をせがんでいる、切ない泣き声。
ぁぁ、たまらない、、、飼い犬ではない、あれは野犬。
おかん犬、多分この長雨で、数日食べ物を探せていないんだ、きっと。
泣き声が近くなってくる、岩の方に来た、歯磨きしながら見にいく。

「山吹のミツコ※」が、岩の上に立ってこっちを見ている。
(※私がそう呼んでいる、黄色い体に3本脚の野犬、数年来の朋友、一定の距離でいつも見つめ合う。)

もしかして?!  
おお、足元に子犬☆ 
ミツコ、おかんになったんだっ♪ おめでとう~~☆
私たちの夕食の匂いがしたんだね、、、でもごめん、あげられない、それがルール。
ここには無いよ、他あたって。
三つ脚のミツコ、子育てがんばって。


◆明日は陽光出るかも

雨、停。
虫たちの声、軽やかに響く。昨夜はシーーーンとしていた。
予報では1週間雨、でもここは高山、時に安渓が一日大雨でもこっちは一日中晴れ、昨日のように。
もしかしたら、明日は陽光でて摘めるかも。


◆18号:紅糖香と雷味

18号、ホン干直前。
なんだ。やたら甘い、濃い香り。
製茶室に甘い濃い紅茶?に似た香り、広げた茶布から来る。
おとんが入ってくる、『うひゃー♪紅糖の香り!!』

ホン干前、品。
うがっっっ(のけぞる)。
びっくらしたー、こりゃ雷だ。頭の中に稲妻走る、ビンタくらったみたい。雷ドカーーーンッッ☆

※この日の画像入りはこちら「雷と霧の中で生まれる」 、合わせて見てねっ♪

雷と霧の中で生まれる

※この記事は「19号:雷祭」 とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆雷祭りの後

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18号:移動中    ぁぁ、、あんな雷と豪雨で大丈夫かなぁ、、この調子じゃ難しいか。
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んー、でも香りは「期待香」がしている、、、まだ分からないか、気圧上がって欲しい。

「山羊のおんじ」からの贈り物
RIMG2477 あの雨の中、鶏とこれ全部担いで来たの?!?!
すっげーーー、さ・す・が。

 

◆霧雨がやって来た

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18号、霧の中で香気動く
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品14号:きっつーーっっ☆ 活性好!
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◆18号:炒茶

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点火は、おとんのおじいが山で採ってきた松樹の根芯、素晴らしい持久力で優秀な点火床、すごい☆
『昔は無くなれば山で探せたが、今は山に入ってもどこにも見当たらない・・・。』
確か12春の炭焙研究のとき、初めて画像でぶろぐに登場したはず(11春だったかも)、
あの一塊で、おとんと私が一生使う分は確保できるだろう。
おとんのおじいの置き土産♪
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長雨で柴が湿気っている、白煙もくもく。 点火から柴への中継ぎは東山と同様、竹。
竹はすぐに着火して大きな炎の『明火』を作る、ただし持久力と保温力はないので『底火』は作れない。
しかし瞬発力があるので、中継ぎと温度調節役で非常に優秀。
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左:先炒
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うわあ。。。すごい霧がこっちに向かって昇ってくる。
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右:後炒準備                           先炒分は揉柔進み、包揉の準備
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うへ、きたーーーッッ。 分かる?↓
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はい、一釜上がり!   揉捻機に入った、一鍋分の炒りたての茶葉、ほこほこ~♪(↓湯気見える?)
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はい、揉柔終了
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はい、全て炒茶終了~。おとん、炒茶鍋周りの後片付け&揉捻機の清掃中。
工人は、言われなければ使いっぱなし、清掃する習慣はほぼない。
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雷&霧の中で、18号は生まれた。。。どんなお茶になっただろう。
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18号くるくる品♪ 飲む飲むーーっっ。         うおおお☆ 
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◆九脚(和名、八頭)

秋に食べる。。。うふ☆
RIMG2524 昨年は不作、掘ったら食べられていた、虫に。
mireが来た秋は豊作だった♪ ただし、途中で雨が続いて製茶は一時停止したっけ。 

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◆おとんの家は霧の中

霧が峰~~
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わかるかしら? 家の中に、音も無く流れ込んできている霧集団。
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◆山羊のおんじからのお届けもの

雷をかいくぐって届いたおやつ        うまいっっ♪ おんじ、おいしーよおおーーーー☆
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◆気圧変わる

仏耳山(安渓で一番高い山)に雲がかかっている、こっちにもすぐにやってくる。
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仏耳山(アップ)↓
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◆18号:包揉終了&定形開始

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RIMG2556 お疲れさまー!

 

◆さわやか中(笑笑)

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◆夕食

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◆野犬「山吹のミツコ」

子犬の声が山に響く、お腹が空いてたまらない泣き叫び声。
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ミツコだ!岩の上に「山吹のミツコ」!!
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(アップ)↓                       その後ろに、2匹の子犬~~♪♪
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◆18号:定形終了&ホン干開始

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◆17号:復火前後、確認品茶

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20号:春は雨

◆陽光差すも茶摘みなし

明け方前から降り始め、昼前まで雨。

昼前、陽光出始める、雲間に青空広がる、暑い。
布団干す、茶布干す、服も干す、干す干す干す。

茶摘みする?おとん無理だよ、茶葉が濡れている。
もう少し陽光出るのが早かったら可能だったね、でもこれじゃダメ。
この陽光なら乾くまで2時間程、1~2時間ほどしか摘めない。
今日も茶摘みなし。


◆再び雷雲

3時過ぎ。
ここまでの4種、品比、始めようとしたところで、空暗くなる。
急いで布団撤収。
巨大な雨雲が広がる、向こうの山の下の方から、雨雲が登ってくる。
布団を部屋に運んだところで外から『来たーーーっっ』おとんの声。
雨パラリ、来た来た、急ぎ全部撤収。

ドシャーーー、ガラガラガラ~~~、ピカーーーッッ、ドゴーン。
今日も始まった。

夕食まで、激しい集中豪雨。
しかし、先日のあの家の中庭が溢れるほどの雨ではない。
普通に春によくある気候。


◆雨は春の標準

この時期雨が多いのは、毎年同じ。
安渓全体、このあたりの春天の標準。

鉄観音はやはり秋、製茶に適した気候は春より秋。
春に好茶を作るのは難しい、製茶できる日数が少ない、雨が多く気候が不安定。
しかし、その合間を縫って、素晴らしい春茶が生まれる。
ただし、数日に一回しか作れない。

今春は、初摘み(8号)からすでに2週間、2週間で製茶できた日は4日。

春茶作りは焦らない、どっしり構える、雨の中でじっとその時を待つ。


◆しばらく希望なし?

気象衛星。
この先一週間はこんな感じかも。
でも明後日あたりから3日間ほど、少し気圧上がるかも。
『はぁ~、しばらく大きな希望はないなぁ~』byおとん


◆今春どうしても作りたい茶葉

この春、どうしても条件好い時に作りたい茶葉がある。
初代樹、それから、もうひとつ。
他がダメでも、この2種は作りたい。
月末までは難しいか、でもそこまで持つか、茶葉が。
仕方ない、春は長期戦。


◆4種品比

春のこの製茶ペースだからこそできることがある。

特に今回は、製茶の指揮を交互に担当している。
・13号:おとん
・14号:愛子
(雨で3日停止)
・17号:おとん
・18号:愛子

2日続けて同じ地点×2回。
条件が近く比較しやすい、少なくて覚えやすい、記憶が新しく混ざりにくい。
自論と結果、おとんと私、比べながら、思い出しながら、意見交換できる。

秋ではこうはいかない。
秋のように連日製茶になると、全て終わらないと集中して品比できない。
しかし、落ち着いた頃には、おとんの記憶は飛んでいる。
思い出そうとしても、前半戦は遠く、忘れている。
種類が多いと、茶葉の情報が混ざってしまう。
メモや記録を取る習慣はない。

しかし、春ならできる。
数日内&少数であれば、振り返りやすい。
雨だと茶摘みを諦められるから、腰を据えて意見交換できる。
雨が降れば、中休みができる、無理せずおとん疲れを回復できる。
交互に作れば、その違いの記憶が新しいうちに、その結果を目の前で確認できる。

結果だけみて喜んでいても、進歩しない。
過程を振り返らなければ、もっとおいしいお茶につながらない。

おとんに解説するのはとてつもなく時間がかかる。
春の雨はそのチャンス。

※この日の画像入りはこちら「つかの間の青空」 、合わせて見てねっ♪

つかの間の青空

※この記事は「20号:春は雨」 とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆雨上がる

昼前、雨上がる!茶摘みーー♪      ダメ、水滴だらけ。。。
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◆気温上がる

洗う                            干す
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気圧上がる
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青空&白い雲、久しぶり~~~♪              干す干す。
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◆収茶

気圧が上がって、収茶のチャンス☆
18号、乾度確認 
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RIMG2606 おっけーら♪

 

◆秀球花

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◆ここまでの4種品比

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13号                               14号
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17号                               18号
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 審評中、雲ゆき怪しい。。。これは、来るね。
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来たーーーっっ。                          おとんも、呆然。
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◆品比終わって

屋根雨漏りチェック中
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雨、停。
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と思ったら、また小雨始まる。
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また来たーーっっ。
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雨が猛烈なので、いつもの軒下はびしょぬれ、今日の食卓は大門の内側にしましょう~♪
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(食べていたら) わー、ここまで降り込んで来たーーっっ。

21号:雨に唄う

◆起きたらおとんはいない

午前9時、大門閉まる音、おとん出かけた音、寝ながら聞く。
多分お客さんから電話が来た、「今から行く」と。
製茶所にいると返事して、自分がそっちへ向かった。
そんなとこ。

雨の音、また寝る。
次第に雨音ひどくなる。

涼しい。


◆雨に唄う

雨の中、歌を唄う、大声で。
おとんもいない、おとんがいても歌ってるが、いないとまた違う。
雨に合わせて歌う、山の中、独唱、気持ち好い。

ある歌を唄っていると、山の上から返歌。
歌い続ける、返歌も続く。
なんだ、なんだ、一体どうした、という感じの返歌。
声が近づいてきた。
何事かと駆けつけてくる感じ。
なんなの、私の歌、そんなに変?

「山吹のミツコ」が現れた。

ミツコ、私、歌、そんなに下手?
それとも、この歌の音程、犬語のなにかと共通してる?
さっきの歌には反応なかった。
まだ聞こえていなかっただけかも。
試しに違う歌を歌ってみる、反応が違う。
もう一度さっきの歌を、おお反応する。

ミツコ、この歌、好き?
楽しそうではないね。
やめてほしい?
そういうわけでもなさそうね。
もしかして、遠吠えしているように聞こえるのかな。

最初に歌っていたのは「気球に乗ってどこまでも」、山は静かだった。
ミツコが返歌したのは「翼をください」、特にサビのあたり。

  今 わたしの願いごとが 
  かなうならば 
  翼がほしい
  この背中に鳥のように
  白い翼
  つけて下さい

  この青空に翼をひろげ
  飛んでゆきたいよ
  悲しみのない自由な空へ
  翼はためかせゆきたい

  今 富とか名誉ならば
  いらないけど
  翼がほしい
  子供のとき夢見たこと
  今も同じ
  夢に見ている

  この青空に翼をひろげ
  飛んでゆきたいよ
  悲しみのない自由な空へ
  翼はためかせゆきたい

   作詞/山上路夫
   作曲/村井邦彦

まだミツコの気持ちはわからない。
また今度試してみる。

お家で犬を飼っている人、可能だったら試してみてっ♪
ポイント:本気で歌う


◆おとん帰宅&電球替え大作戦

昼前、滅茶苦茶大雨。ザブザブザブーーー。
もおーどーしようもない、雨、雨、雨。
少し小降りになってたところでおとん帰ってくる、ご近所お兄ちゃんのバイクに乗って。

彼に各部屋の電球替え、手伝ってもらう。
電力不安定で電球がよく、突然落ちる、中が飛ぶ。
昔のタイプの電球、今は販売が少ない、たぶんもう作られていない。
手に入らなくなったら、大変面倒、多めに買っといたら。

3人で、家中の電球チェック大作戦、2時間
次第に雨強くなる


◆品2種:愛子指揮2種品比

14号
18号


◆おとん悩む

夕食時、おとんずっと反応なし、浮かない顔、どうしたの?
『明日、お客さん来たらどうしよう・・・』
おとんにとって今日解決するはずだった最大の懸念事項が、明日に持ち越された。

こういうこと。
今朝お客さん(製茶所の茶葉を購入する客ではない、ただ会いに寄るだけ)から電話「今から行く」、
そのとき彼は祥華(中心)にいた(個人車&知っている道、なので製茶所まで1時間もしないで来てしまう)
おとん慌てて製茶所へ行く、この家に来られては大変。
数時間後、大雨来る、彼から電話「大雨だから行けない」、結局来ない。
おとん山の家に帰宅。

おとんの頭の中。
彼は大雨で足止め、まだこの近辺にいる、電話が来たらすぐにやって来られる距離に。
明日雨が上がったら来る、来ると言ったら断れない、来ないようにする口実が見つからない、
何人いるか分からない、下手に聞けばご馳走が用意されていると思い喜んで来る、まずい、
突然ここに来られたらもっと嫌、来た後に雨が降ったら去らない、この家に留まる、泊まろうとする、
ぎゃーーー、嫌だ嫌だ、大変だ、ぁぁ困った、でも断れない、でもこの雨で来られたらきっとそうなる、
(雨が降ると山道が滑って危険なので山を降りられなくなる。大雨後は道が乾くまで数日かかる。)
ぁぁ一体どうしたら・・・(過去の記憶と想像とで少しパニック状態)

そして。
ご飯が喉を通らない、少しも眠れない。(さっき昼寝しようとしたが明日が不安で一睡もできなかった)

一緒に考える。

おとん、今、その人に電話してみたら?
ご飯食べた?(挨拶) 今どこで雨宿りしているのって?
もしもすでに祥華以外の土地に行っていたら、明日来る確率低いでしょ?
もしも祥華に泊まっていたら、この様子ではきっと明日も大雨が来る、って伝えたら?
諦めて他に移動するかもよ?

あああーーー☆ そうしようそうしよう!!! 
もし他に移動していたら嬉しくて眠れる、すぐ電話する♪

結果?
すでに長坑(安渓内、別エリア、車でも数時間かかる)に移動していた。
一見落着。
晴れやか笑顔満面、突然食欲旺盛、好かった好かった。

しかし、まだ分からないよ・・・明日には明日の客が来る。


◆ずーーっと雨

おかしい位、ズダーーーッと降る。

※この日の画像入りはこちら「おとんはお客で愛子は歌う」 、合わせて見てねっ♪

おとんはお客で愛子は歌う

※この記事は「21号: 雨に唄う」とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆起きたらおとんいない

品茶して。。。14号&18号(ここかなり真剣集中タイム)
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地瓜、食べたら。。。わお、今日当たり☆ おいしい~♪
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食後は。。。雨を伴奏に大声で歌を唄えば返歌あり~~♪

 

◆おとん苦悩中

帰ってきたおとん、「お客さん問題」解決せず、思いつめてまったくご飯がすすまない。
私は「ミツコと歌合戦」だったので、お腹ぺこぺこ~~。
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22号:ある雨の日

◆午前ずっと雨

かなり雨

 

◆薬香出るか?

あの薬香&薬味は、どのくらいで出るか、毎日確認。
今のところ、30~50%。
酸味好、喉甜味、強力好、yun足、爽快、余韻、透明感、雑味なし。
『飲むには水が好い、好いには好い』。。。が、そうなの、二人とも知ってしまっている。
「あの香気・あの味」を。
だから期待してしまう、どうしても探してしまう。

だってあれが毎回、いや3分の1の確率でも出れば、鉄観音としてとんでもない希少価値の茶葉。

『有一点』
いや、無いよ、そう思うからそんな感じがするだけさ。


◆うぇいうぇいの春茶、品茶

淡淡漂漂清清清。
不完全な味。

薄甘いバターのような香気あり、今の市場では『好香』と言われるだろう。
薄い酸味あり、その後喉に薄甘さ残る、今の市場では『回甘』と表現されるだろう。
薄い水、今の市場では『口感好』と喜ばれるのかも。

『有香』、そうね、、、どんな茶葉でも香りは有る。
ため息。。。byおとん


◆品4種:香気の特性授業

14、17、18、13

品茶しながら毎回、おとんに個人授業。
品茶の時は、必ず、小さな視点で、ひとつずつ、何度も何度も、繰り返す。

今のテーマ:香気の特性について。

品茶のどの段階でどの香気を見るか。
香りはひとつではない、動く、どういう段階があるか。
性質には、どういう種類があるか、どういうときにそれが出るか。
それらが、後にどういう変化を見せるか。
それらが産出した要因は、どこにあると考えられるか。

花、茶葉、植物、動物、虫、調理、気候、等々、
おとんにとって身近ないろいろなものに例え、
香りを目の前に、その香りが来たその瞬間に、
製茶時のことと、目の前で起こっていることと、これまでの経験から来るその後の可能性を、
つなげて説明。

香りは残せない、再現もできない。
目の前でその瞬間に、同時に体感することでしか、同じ香気の話はできない。


◆ミツコの子、奪われる

雨が少し小降りになった中、さわやかさんから戻るとき、山の上から「山吹のミツコ」がこっちを見ていた。
歌を唄ってみた、あの歌を。
ミツコの足元には、二匹の子犬。
今日は黙って聞いている?
しばし見つめ合う。

突然、ミツコの警戒声、
クワを持った人間が山の上から現れた、
ミツコは右へ逃げる
子犬は左へ逃げる
だめだ、それじゃやられる
人間は左の竹やぶへ向かった
まずい

竹やぶの中で子犬の悲鳴
やられた、一匹やられた、
もう一匹は?
聞こえない、逃げたか、うまく隠れたか

人間がぶら下げて行く
右手の先に
ミツコの子

一部始終を見ていた、下からずっと
なぜ、なぜ、なぜ、子犬を
わかっている、食べるため
貧しい人が、たくさんいる
この雨で、食べるもの無く山をうろついているのは、ミツコたちだけじゃない

ミツコの姿は消えている
もう一匹は?
ミツコ、どこ行ったの
悲鳴は一匹だった
きっと近くにいる

暗くなって、ミツコの姿
子供を探している、子犬が奪われた場所で
まだ横に子犬の姿はない

どうか生きて、どうか巡り会えますように。。。


◆夜また雨

よく降るな~~
振りすぎなのでは、何もそこまで降らなくても
いくらなんでも降りすぎだ

気温下がる、気圧変わる

この家の地下の大岩の、更に下に流れる小渓流。
ゴーゴーと音がする、大量に流れていく。

 

◆深夜、雨上がる

雨上がりの雲の合間からお月さまが見える、ひさしぶり。
もうあんなに丸い。
来たときはうすかったのに、
明日、早くから陽光出るかも?!

そのとき、子犬の鳴き声☆
聞こえる!ミツコの子だ!!誰かを探している!!!
ミツコどこ、早く来てーーー。

※この日の画像入りはこちら「ある雨の日の出来事」 、合わせて見てねっ♪

ある雨の日の出来事

※この記事は「22号: ある雨の日」とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆14号:薬香出ない

『有一点』、、、いやいや、これじゃ「有る」とは言えないよ~。
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「あの香りとあの味」が出なくても、これめちゃくちゃ好い茶なのに~、ごめんね、14号。
一度知ってしまうと、探しちゃうものなのね。。。贅沢な話だわ。

 

◆小雨になって

おとん、なにか始めた、屋根の苔が気になって仕方ないらしい。放っておく。
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ごはん、おとんの大好きな「だーいこ~ん(日本語覚えた)」が、山の下から届いた。
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小鳳が育てた、立派。『これは種買った、もう野生のなんかないない。でも、お~いしっ♪』

 

◆一瞬陽光

おとんお昼寝から寝覚めのお茶、うぇいうぇいの春茶。
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久しぶりの陽光、気持ちよさそう~~♪
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◆生態茶

生態茶園(生態茶がある地点)は、昨秋から自然のまま、一度も手入れをしていない。
今春は作れそうもない、発芽量が少ない、作れて半斤(250g)以下、ってところかな。
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手工で作ってもいいが、、、いや、やめておいたほうが好いね。
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あそこも↓ わかる?                          ↓これ♪(2本)
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おお、見るからに生態茶だ~☆(笑笑)                 手感も、茶園のとは違う!
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今春は摘まずに、虫が発生する前に1度だけ手入れをし、秋に好い原料にしたほうが好い?
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そうだね。。。おし、そうしようそうしよう!!
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ここにもいる♪
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んふ♪ おいしそ~。一杯分だけ作ろうかなあ。。。(笑笑)
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◆生態茶の横で

きのこ♪『あー、ダメダメ、それ食べられないッ』 そーいうわけで見ているんじゃないだけど、ね。
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おとんが山に入るときは、食べられるものを探しているから、ほらね。(笑笑)
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なにこれ♪   
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『あー、それも食べられない、意味無いッッ』 いや、だからさ。。。(笑笑)
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おとんは食べられるもの収穫、満足。
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私は『何の役にも立たない』(byおとん)食べられないもの収穫、満足。
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つかの間の晴れ間、お散歩タイムでした~。

 

◆冷蔵庫の中

ぎゃ、、、。
RIMG2725 キャベツ畑になってるぅ~

 

◆4種品比:雨の日は個人授業

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13号                               14号
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17号                                18号
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ひぃ、疲れた・・・。 おとんへの個人授業、本日の分、終了~。
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◆ミツコの子、奪われる

雨、小降り。
さわやかさんから帰る道、歌を唄えばミツコが見てる! その足元には二匹の子犬♪
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突然ミツコの警戒声。

(アップ)クワを持った人間↓、向かってくる。
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(アップ)去っていく人間、左手にクワ、右手に・・・・・・ぁぁ。
RIMG2752 2人いる。

ミツコの警戒声が尋常じゃないので、おとんも家の中から出てきて、2人無言でずっと見ていた。

おとん、知っている人?
『ひとりは知っている(知り合いという意味ではない)、近くに住んでいる、もう1人は見たことがない。』

多分、お客さんがきたけれど、貧しくて食べるものが他に何もなく・・・・・・ということだろう。
私がおとんの家に来れば、おとんが鶏絞めておいしいスープ作っておいてくれるのと、同じように。

この国では、普通によくあること。
東山のあの『花花』も、おかんの目の前で・・・・・・だった。

 

◆おじいの初代樹に会いに

おじいの初代樹に会いたくなった。
雨が停止しているうちに、行ってこよう、どうなっているかな。

おや、どこから来たの?                笑いかけても、話しかけても、表情はない。
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初代樹はこっちの道。 雨が続いてぬかるんでいるので滑る、気をつけて!
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製茶所からおとんの家までは、こんな感じの山道↑をずっと歩いて登る、長靴一番☆
この先に民家があるから、こんな風に小道になっていて、比較的歩きやすい。
でも、各地点(茶園)に行くときは、こんな親切な道なんか無い、茶樹の間を掻き分けて進む感じ。
みんな遊びにくる時は、長靴忘れないでねー。(笑笑)  
山肌が乾いているときは、地下足袋がお勧め☆

いたーーーっ♪ ↓わかる?
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ほら♪↓
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(更にアップ)↓中央あたりに、ズボッ、って生えてる一部分☆
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さあ、行きましょう。段々畑の端っこの、道っぽくなっているところ、ここを進みまーす。
RIMG2772  すべり落ちないよう気をつけてねー。

到着~♪
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え、ミツコ?
いや、違う、あれは「北の岩雄(※)」だ☆  試しに「翼をください」を歌ってみよう♪
(※そう私が呼んでいる野犬、いつも北側の山の岩の上で休んでいる。)
RIMG2777 ちぇ、、、岩雄、首回してこっちを見てるだけ、他に反応なし。

おお、成熟度好♪
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次がチャンスだね、おじい! 
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◆雨の中、ミツコは探す

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◆雨いつ上がる?

また降ってきた、ザブザブだぁーー。いつ晴れてくれるかなあ。。。 どー思う? 
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◆猫の影絵

かわいくない。。。                         かわいいっ♪
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◆お月さまでたー☆

よし、茶摘み、いけるかも!
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◆明け方、雨

うわぁ、また降ってきた。。。 これじゃ晴れても昼までは絶対無理、摘めない、寝よ。
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23号:晴れた

◆晴れた

おっしゃ、晴れた、摘もう!
いや、待て、まだダメ、やめておいた方がいい。
え、もう手配した? うが、、、。

 

◆ラストスパート準備

明日、老茶樹見に行こう。
今日、初代樹見ておいてね。
4種品比、前の結果を受けて、今日からの数日をどう過ごすか。
次に雨が来るまでが、勝負。


◆初夏の香り

洗ったタオル、取り込む時に、初夏の香り

16:00 夕方、暑い~~、27℃ 50%
16:10 23号到着

夕食の時、「森の琵琶法師」が来た!
ヴエーン、ヴェンヴェンヴェンヴェンヴエ~~ン、裏山の生態茶の上の大樹で鳴く蝉。
初鳴、なんていう種類の蝉だろう、日本では聞いたことはない。

夕食後、「お池のゴゥ蔵」も現れた!
夜になると、水場横の池の石の上にいて、ゴゥ ゴゥ ゴゥ って鳴くでっかい蛙。
おとんも私も、ゴゥ蔵が好き、おとん懐中電灯もって、追っかけ。
ゴゥ蔵が鳴くと、おとんも私もぱっと明るくなる、眼を見合す、くすくす笑う。
ふたりで真似る、お互いの真似声に、また笑う、ゴゥ蔵鳴く、また真似る。。。平和~~。

お月さまきれい、薄く星でてる、薄い雲集団、時折早く過ぎる。

※この日の画像入りはこちら「茶摘み再開」、 合わせて見てねっ♪

茶摘み再開

※この記事は「23号:晴れた」 とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆晴れた

私品茶、14号&17号                     おとんご飯準備、キャベツ。
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陽光浴びて、気持ちよさそう♪
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まだ水が溜まっている。
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晴れ~~♪
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家の前の庭園兼茶園、わさわさ生えてる。
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ドイツの人が撮影に来たそうで、なので全部摘まずに残しておいたんだって。
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もうここは摘まない、お客さん来たとき、茶葉が生えていると説明便利だし。

茶巾、干し干し、毎日洗う。              真ん中の黒いのは茶汁、洗っても落ちない。
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ごはん食べながら、雨の日の翌日の原料の注意点について、おとんに説明中
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RIMG2855 雪だるまみたい♪

おとん、お昼寝中。
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まだ、排出終わっていない。
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↓3枚パノラマ(この記事だけ開くと、つなげて見られる☆)
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今日は燕子山もよく見える              おとんと何度も登った燕子山、次はいつ行こう。
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「おじいの初代樹の2代目」も、雨のお蔭で順調に生長。
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おとん起きて筍採り。一緒に行く。
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裏山の中、上を見上げるとこんな↓感じ♪
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柿~、陽光が似合う素敵な葉っぱね。
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晴れたので散歩。少し上の方まで登る。南の空は夏模様。
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うわ~、南国~♪
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ただいま~。            きゃー♪ かわいい色、よく見かけるけど、なんの花だろう↓。
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茶巾撤収。
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秀球花には、つらい陽気ねぇ。。。
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◆23号到着

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◆23号晒青中

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◆おじいの初代樹、確認

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よし、いけるね。明日か、あさって☆
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おとん、初代樹の中で、工人に電話しながら、草むしり。
むしっておかないと、茶摘の時に間違って入ってしまう可能性があるから。
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一枝、連れて帰ってきた。 この一枝でお茶になる部分は、指で挟んだ↓この2枚。
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◆23号晒青撤収&第1次揺青開始

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↓揺青中の茶葉から見た景色♪           揺青中の私の席はここ↓
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椅子は、おとんが30数年前に職人にオーダーして作ったもの。
ノート置いて机にしているのは、 「おとんのおじいのおじい☆」のお手製の『架子』、
200年くらいは経っている、まだ現役で働いている、すごい~!

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◆夕食

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秀球花、元気になってきた♪
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東の空のお月様現る、ひさしぶり~。   西の空の太陽はもう休んだ、おやすみ、また明日ー。
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◆23号第2揺青開始

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笊、修理中。
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揺青終了。 おとんのおじいお手製の竹籠も疲れたのかな? ↓柱に寄りかかっている。(笑笑)
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道具たちもゆっくり休んでね、お疲れ様でした~。

おとんと私は喉乾いた~、お茶飲もう、18号。。。
RIMG2981  「うわあ、強ーー」
『オー茶、オーイシー、ネ~~』byおとん(※覚えた日本語で)

 

◆「お池のゴゥ蔵」

ゴゥ蔵が唄ってる! おとん、懐中電灯もって、追っかけ♪  いたーーー☆
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あ。。。お池に入ちゃったぁ~。            ↓水中のゴゥ蔵
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24号:老茶樹

◆8:30出発南山へ

今春どうしても作りたかったもうひとつがこれ、老茶樹☆
おとんのお蔭で復活の兆しあり!!!

昨秋、断念せざるを得なかった、あの時の状況、覚えている人いるかしら?
(昨秋の記事「福州入りしましたっ! 」より抜粋 / 画像は「老茶樹、断念、 荒れ果てる」をご参照)

 「◆老茶樹、飲めない・・・。

 【老茶樹】は、荒れ果てた。(もうすぐぶろぐで記事が出ます)
 ない、作れない、飲めない。
 作秋から今まで、茶樹の手入れをしなかったから。
 茶葉を現金化できないから、茶樹を管理する資金を作れなかった。
 年間管理には今大きな費用がかかる、そこまでして作っても飲む人がいなければ全て個人負担になる。
 もうおとんにも私にも限界で、昨秋以降手入れできなかった、だから荒れた、発芽していない。
 茶樹は継続して手入れしなければ、発芽しない。
 怖いのは、そうこうしているうちに、誰かに焼かれて茶園か芋畑になってしまうこと。
 手入れしていればまず手を出されないが、荒れている場所は必要ないとみなされ誰かが焼き払って新しい畑にする。
 それはそれは、あっと言う間に。

 安渓に現存する希少な数百年ものの純粋な野生種の紅芽鉄観音、それが目の前にある、なのに、飲めない。
 焼かれたら、もう永久に無くなる。
 新しい茶樹はいくらでもある、けれど老茶樹はない。
 でも手入れできない、くやしい・・・一緒に飲んでくれる仲間が欲しい。

 しかし、老茶樹よりももっと肝心な茶園の茶樹も、このままでは、いずれそうなる。
 老茶樹どころか、おとん鉄観音が飲めなくなる。」

 

あの後、福州から戻った安渓で、帰国日、おとんがこう言った。

『今秋愛子と話して、福州の様子も聞いて、やっぱり老茶樹は投資して手入れをしたほうが好いのでは、
 と、今考え直している。
 ただ、管理費投資してもお茶にしなければ赤字が増えるだけでなんの意味もない、
 しかし、製茶してもそれを飲む人が見つからなければ愛子の赤字はもっと大きくなる、
 それが心配でこの一年はやめておいた、が、やっぱり手入れして残したほうが好いのかも、
 と、ずっと考えている、、、愛子はどう思う?』

 

そして、この半年、おとん、やってくれたーっっ!!!

人を雇い5回(※)に渡って、老茶樹の手入れを☆(※1回は、状況により数人がかりで5日~10日間程)
老茶樹の手入れは普通の茶樹の手入れとは違う、それができる技術ある人が現在なかなか探し出せない状況下、また、 連絡がとれても連日クワと水と食料持って足で登山し山頂で人力労働するのをほとんどの人が拒絶する時代、
おとんが。。。やってくれたあああーーっ♪  おおお、我感動了ーー☆

 

会いに行った、南山へ、いざ!!!

どうなっている?もう摘める?老葉になってない?いつ摘める?明日?あさって?
絶対に絶対に、気象条件好い日を選んであげなくっっちゃーーー♪

 

到着。。。

『愛子、、、今春はやめたほうが好い、自分はそう思う。
秋にしよう、これじゃ摘んでも1斤(500g)にも遠い、原料も好い状態とは言えない、その製茶に一体いくらかかる。
それより、秋にもっと好い原料にするため、今は摘まずに手入れを継続しよう。』
同意。

もうひとつ、問題。
別品種(雑種)が生長している。
以前、おとんが紅芽だけ残し、それ以外は全部抜いて品種整理した、が、また別種が生長している。
老茶樹のの生命力はすごい、どれも推定200年以上の老茶樹、根は生きている、
1メートルくらい掘って抜いたところで、またすぐに出て来る。

これ、どうする?
『抜いた方が好い』

採茶工人、分けて摘める?
『そりゃ不可能だ、絶対に混ざる』

個人的には残して別に作りたい、が、しかし、それは現実的ではない。
採茶工人は、見て品種の違いが分からない、摘むときに必ず混ざる。

『ここまで手入れに投資して、製茶費用で更に投資して、雑種作るなんてそんな馬鹿な話ない、浪費だ。
紅芽と雑種じゃ効果(薬用茶としての)がまるで違う、味も香りもまったく別物だ。』
確かに。

『抜こう、抜いたほうが好い、、、うーん、、、職人が残っているか、早く「師匠」」を探しださないと。。。』


◆蒸す

明日明後日晴れの予報だが、非常に蒸す。
雨来るかも。


◆初代樹は明日

明日の夕方には気圧変わるかも、
今日は遠い場所にして、明日摘むは家から近い初代樹にしたほうが無難
そうしよう


◆23号炒茶準備

右:干香に変化
左:やや遅め
昨日の原料ではここがタイミングか。

準備、工人電話、起火。

燕子山の方に暗い雲広がる
雨来るか


◆24号到着


炒茶準備中、鮮葉届く。
早めの切り上げ、到着後、晒青開始したら雨パラリ。
すぐにサーサー降り出し、雨足強くなる。
10分帰宅が遅かったら危なかった、グッドタイミング。

しかし、雨足強まる、晒青できず、涼青して待機。
様子を見る。

突然の雨、地面の熱気で湯気上がる。
すぐに上がるだろう。

風起きる。
気温落ち着く。
雨ザーザー。ぁぁ、晒青~。

鳥が鳴き出す、もうすぐ雨上がる。


◆動かない24号

1揺:開かない、なかなか起きない
静置:まだ相当時間かかる、2揺どうする、気配来ない。

『朝やろう!』
おお、いいね、それやってみよう☆
気圧朝まで動きそうもない、今晩は月も星もなし、雲かかっている、蒸していない、涼しげ。


◆23号

『ホン干、朝やろう!』
マジー、いいけど、、、
定形終了するまで持たないんだ、眠いんでしょ。。。私も眠いよ、夕べ睡眠1時間、超眠い。
でもどんなに眠くても、お茶の質が優先。
この気候なら朝で問題なし。


◆歩く蛙

水場。
体洗って洗濯して寝る準備。
何か目の前を通って行く。

でっかい蛙がぞろぞろ歩いている。。。なんだ?

幻?
いや夢じゃない、蛙だ、四足でまっすぐ一直線に歩いている。
おまえも眠くて跳べない?

寝る。
夜明けと同時に起きて、23号&24号の続き。


◆眠れない&起きた

眠いのに、眠れない。
夕べ1時間しか寝ていなくて眠いはずなのに、老茶樹まで登山して疲れているはずなのに、
お目めパッチリ☆

気になる。
24号の、さっき寝る前に確認した香り。

さっき、寝るのやめてひとりで2揺始めようかと、しばし考えた。
いや、でもこのパターンでは夜が明けて気圧変わってからの方がいいだろう。
しかし質の良い香気が漂っている、だがまだ薄いか、紅辺もできていないからこのまま進めても。。。
で、寝た。

のだが。。。もしかしたら朝まで待ったら「その時」が過ぎてしまうのでは、
いやいや来ないだろう、これ以上厚くならないタイプなのかも知れないし、
いや、でもそうこうしているうちに動いているかも。。。だめだ、眠れん、
で、起きた。

24号香気、確認。。。やっぱり朝。。。かな。

そうか!お腹が空いているんだ、米粉(ビーフン)食べて寝よう♪

※この日の画像入りはこちら「老茶樹☆復活」、 合わせて見てねっ♪

老茶樹☆復活

※この記事は「24号:老茶樹」 とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆朝露

7時頃。。。陽光が輝くと、朝露が生まれ、茶葉が煌く。
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朝露はすぐに消えていく、つかの間の美しい時間。 

 

◆今朝は13号

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◆23号、配置

出かけて昼過ぎまで帰れないから、気圧気温、風向きを読んで、香気確認して、配置決め。
おっけーら。23号、おかんちょっと留守にするけどひとりでがんばっててね♪(笑笑)
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芋粥食べて。。。
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出発ー♪    あれ?                        ↓ミツコだ♪
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◆いざ、南山へ

一度、おとんの家がある山から下の車道があるところまで下山して、
車道を延々と歩いて南山のふもとまで行き、そこから、南山の頂上まで登山する。
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おとん、これなんの花? 『あー、食べられない、意味が無い。』 いや、そーじゃなくてさ。。。
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おとんにとって、食べられないもの、おいしくないものは、『意味が無い』、のよねぇ~。

(ワープ)

頂上が見えてきた、もう一息!            おとん↓草むらで「お花摘み」。。。(笑笑)
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(3枚パノラマ:この記事だけ開くと繋がります!) ↓下の方に車道が見える、分かる?
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(3枚パノラマ) やったー、老茶樹、見えたーーー♪     ↓画像中央あたり。
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え、↓分からない?                        ↓ほらほら、あそこ、いたでしょー♪
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◆老茶樹

200年はゆうに経っていると推測されるけど、もしかしたら、もっと前かもしれない。
おじいの記憶からはっきり分かったのは100数十年は確実で、少なくとも150年位は経っていること。

すげーーー☆ おとんが手入れ手配して、半年かけて、この状態にまで復活♪
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おおーーー。ここまでするの、大変だったろうなぁ。
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なにか棲んでいる。。。♪
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どれどれ♪ 
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うーん。。。これは、ちょっと厳しい、のかなぁ。。。ねえ、おとん、ど~お?
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『。。。。。。』                     『少ない・・・。』
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摘める部分(茶葉になる若葉)が少ない、ということ。

1年以上放置して手入れしなかった(できなかった)から、荒れた茶樹をもう一度管理再開しても、
半年では収穫できる状態には戻らない。
一度停止すると、元の継続していた当時の状態に戻るには、その何倍もの時間がかかる。

これは原料面でも技術面でも、同じようなことが言える。しかし、この老茶樹はまだ戻せるだけ幸運。
各地の多くの原料や技術が、次々に、永遠に戻らなくなっている。もちろん、ここが開発される前の
森林だったおとんの若かりし頃の自然環境状態には二度と戻らない、だが、この茶樹だけはその時代から
ずっと生き続けている、「生き証人」だ。

『一般の採茶工人では、この老茶樹の茶摘みはできない、無理だ、何十人集めても収穫できない。
 高手(=名人)でないと。でも今、高手はなかなか見つからない、みんな年老いてしまった、
 多くが子供達と都会に出てしまった、それを何名も集めないといけない、見つかったとしても工賃は高い、
 なのに、この状態では、収穫量は全部で1斤(500g)にも満たないだろう、そこに一体いくらかかる・・・。』
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茶葉になるのは、この先の1枚、、、2枚、いけるかな。 こっち↓はこの(左側)一枚だけ。
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おとん、考え中。
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老茶樹の中。全部大物、20株くらい?
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茶葉になる部分が本当に少ない。
確かに、これで探して選んで摘んでいたら、丸一日かけても収穫量はほとんどない。
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私は老茶樹に埋もれてしまう。。。老茶樹、でかいっ☆
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『愛子、、、今春はやめたほうが好い、自分はそう思う。』
『秋にもっと好い原料にするため、今は摘まずに手入れを継続しよう。』 
賛成、同意っ!
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もうひとつ問題、多品種が生長してきている。 7株?
以前おとんが多品種は全部掘って抜いて、紅芽だけ残す品種整理したのだが、もうすっかりわからなくなっている。
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これらがこのままでは、まずい。そのうち必ず混ざってしまう、どうする。
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リボンで色分けしてあげるわけにも行かないし。。。ハハハ。
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おとんも老茶樹に埋もれてるよ~~!!!  何かの果樹園みたい!
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昔おとんが若かった頃は、この老茶樹たちが森林の中に埋もれたような状態だったんだよね。
茶樹の上には大きな樹々たちがそびえ立っていて、雨風や強い陽光から守られていた。
現在みたいに、この茶樹たちが周りの中で一番背が高いような状態では無かった。

そうなのよね。。。
その頃の茶樹たちは、今の茶園みたいに陽光燦燦の場所にむき出しであったわけでは、ないのよねぇ。

おじいは、おとんが小さい時からこう教えていたそうだ。
『茶樹は植える必要ない、山へ入れば生えている。』

その後「あの時代」が来て、状況は大きく変わっていくわけだけど、それまで何百年もそういう状況だったのよねぇ。
野生のイノシシや山羊や兎はもちろん、人を食べる位大きい「虎」も「豹」も「鷹」も、50年くらい前まではたくさんいたそうだ。
そういう時にこの山で生まれ育ち、そういう時を覚えている最後の一代が、おとんだ。

この老茶樹たちは、それよりもっと前、おじいより前から、その歳月の中をずっと生き続けてきたのよね。。。

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しかし、今は森林ぜーーーんぶ伐採されて、茶園と化してしまっている。
おとんのおじい以前の「歴代おとん達」が知ったら、たまげるだろうなあ~~。
『なんじゃこりゃ、このつんつるてんの山山は一体どーなっとるんじゃ、こんな国、わしゃ知らんッ、ヒャーッッ』
とか言うかな。。。(笑笑)

『愛子、帰ろう、秋だ。』
そうだね、帰ろう、今秋だ。。。老茶樹、作るぞっ☆  飲みたいぞおおおーーーっ♪

 

◆帰り道

逆周りで下山。こっち側は民家があるので、山道があって歩きやすい。

おとん、老茶樹の今の様子見て、この先の手入れ手配のこととか考えて、どっと疲れちゃったみたい・・・。
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民家、見えてきた。もうかなり下山した。
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向こう側に、おとんの山の家がある山が見える。
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民家の周りは人道があるので歩きやすい。バイク道はまだない。茶園の中は人道も無い。
歩きやすいところを探して歩く。
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おとん、歩きながらずっと電話。今日の採茶工人ひとりひとりと連絡を取って、状況を確認している。

人の家を突っ切る。
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かなり下、民家が多くなってきて、バイク道が現れ始めた。
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うわ、なんか屋根が複雑。。。どーなってんだろう?
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車道に出た、車道を歩いておとんの家がある山のふもとまで回る。
車道は、距離があっても平らなので歩くのが楽。
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◆ただいま

ただいま~、のど乾いた~、お茶くださ~い。「とりあえず用」茶!
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うぇいうぇい製↑『お客さん』が来た時に出す「とりあえず用」。     ↑朝飲んだ13号。            

23号、ただいま♪
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「とりあえず用」は、「茶末W」と私が呼んでいるうぇいうぇい製の茶葉、商品ではない。
仕事探しの工人とか、いろんなお客さんとか、通りすがりの人とか、製茶工人たちとか、
うぇいうぇいの製茶所はおとん(伝承人)の「伝習所」でもあるので、人がよく出入りする。
みんなとりあえず座ってお茶を一口すする、ですぐ去っていく、という習慣がある。
その度に商品なんか出していられないので、とりあえず用意しておく茶葉。
失敗した茶葉や、茎取った後に篩いではじき出された砕けた部分とか。

ぼろぼろで茶末みたいでしょ、おとんは『茶末』と呼んでいる。
これがね、香気がなかなか魅力的なの~☆(というのが、時にある!)
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もしも私たちの茶葉に、こういう香気が加わったら???
うわー♪すごいなあ~~、そんなお茶飲んでみたいー、作ってみたいーー、と思っている☆

味?、、、味は、ほら、ねえ、ははは・・・いらない。   ↓水の色、全然違う↓
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そもそも、この茶葉の湯色は『安渓鉄観音の色』ではない。
右画像内の左側に見える朝飲んでいた13号の湯色、『橙黄色※』が安渓鉄観音の特徴色。
(※橙黄色=オレンジ色の一種、黄色の一種ではない。)

おじい以前の「歴代おとん達」が、「とりあえず用」の湯色見たら、これまたぶったまげるだろうな~~~。
いや、もしかしたら。。。
『なんとも珍しかー!』『わしゃこんなの初めて見ただー!』『一体これは何のお茶だっぺ?』
とか喜ぶかも?!(笑笑) 

 

◆気候変わってくる

なんか変な感じの空模様。。。雨来ませんように(24号がこっち↓の方角の山で茶摘み進行中)。
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今日、早く撤収したほうが好いかも。。。 

ノート整理しながら、とりあえずお茶、うぇいうぇいの茶葉。
今春の最初にとりあえず飲む様にもらったやつ、こっちにまだ茶葉が無かったから。
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23号、まだ時期尚早、がんばれーー☆
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炒茶中♪

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炒茶中、次の殺青タイミングの茶葉を取りに家の中に戻るところ。
担いでいるのは、100年以上前におとんのおじいが薬用茶用に作った揺青用の竹籠。

25号:初代樹の日

◆初代樹の日、始まる

朝、薄雲、陽光なし、8:15一瞬陽光、
22℃70%、深夜からほぼ変わらず

品18号:濃花香、酸→回甘、『愛he』、水強酸韵。
もしもこの水で「茶末W」のような香気があったら、『そりゃいいさ!』
可能か、そういうの作ったことある?『ずっと前作ったことある』


◆24号:第2揺青開始

深夜~7:00、ほとんど動きなし、多少上がってきたかな感、
『前に成功したことある』この方法で?!そうか、ならやってみよう。
2揺停止した時のそれ以後の気候条件が重要なのだ、きっと。
とすれば、もう少し早くした方が結果好かったか。
でも、見たかったから、まあいいか。

『もう少し、右は起きたが左が来ない』
おとん、積極的だね、いいね、やろう。

『まだ足りない(右)、もう少し』
ほお、攻めるねー。

9:45陽光出来


◆おとんの夢

おとん、昼寝から降りてくる
『愛子、ぜんぜん眠れなかった。』
どうしたの?

『だって、採ろうとしていた石筍が目の前でぜーーーんぶ採られちゃって、腹が立って腹が立って。。。』
ぎゃはははーーー♪そんなに筍食べたかったの?
『まさか、どちらかというと好きじゃない、でも本当に根こそぎ盗られて、大声で追いかけて。。。』
ひいいいーーー♪食べたかったんじゃないの?
『子供のときからそれしかないから食べているだけ、好きでもないのになんであんな腹がたったんだろう。。。』
あはははーーー♪横取りされたら腹もたつよ。
『一生懸命追いかけて、だから、一睡もできなかった』

それ夢でしょ?。。。寝てるじゃん。


◆初代樹到着

14:30 
えええー、帰ってきちゃったの、摘むの早い、本日の工人『高手』、
今見に行こうとしていたのに、あーっっ
曇りの香り、途中から晴れになりかけ香、場所によりほっこり温度差あり、太陽香なし、
静か、好原料ではある、あまりないタイプ、不思議な感じ
14:40 晒青開始 陽光出来了、起風


◆24号殺青中

空気中の水蒸気が?!が見える?!気圧が変わっていく?! 
私、目おかしくなったか?


◆グリーンフラワーノート

18:10 25号「初代樹」揺青開始
24号炒茶とバッティング、籠に入って1H
開始前:陽光のある日に届いたばかりの青叶香
あ。。。「グリーンフラワーノート」※!!! おおー、まだ鮮葉なのに。
(※そう私が呼んでいる香気、珍しい、揉柔後の12秋おじいの初代樹の中で初めて出会った香り)


◆「お杉のファーゴ」

もしかして、「歩く蛙」は「お杉のファーゴ※」なのでは疑惑勃発。
(※毎晩、外の食卓の杉の樹元の石の下で、ファゴファゴ鳴いている蛙。毎年そこにいる。)

※この日の画像入りはこちら「朝揺& おじいの初代樹」、合わせて見てねっ♪

朝揺&おじいの初代樹

※この記事は「25号: 初代樹の日」とペアです!合わせて読んでねっ♪

◆24号:朝揺

おとんより早く起きる、夕べの製茶の続き。
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24号、おはよう、ご機嫌いかが♪
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うーん、もうちょっと様子見かな、まだ目覚めてない感じ、慌てなくてよさそう。
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びっしょり。。。おじいの初代樹もこんな感じだろう。早く陽光出てくれないかなー。
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24号、かすかに動き出きだす。

そろそろ、、、かな。行ってみようっ!
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◆23号:朝ホン

こちらは23号、朝ホン。
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ちみっ、、、としかないけれど、ここで篩い残したこのおいしい部分が!!!
13春【全韵集合】の素~☆
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雨なし、雲多いが晴れ、よっしゃ☆ いい感じ! 初代樹、昼には茶摘み開始できるかな。
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陽光来てーーーー。

24号、進む。かなり個性的な進み具合。
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その合間に、おとんがなにか採ってきた。なんだ?
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ああ、gai菜の種ね♪

24号、活性感のある香気、なかなか個性的、これで行ってみよう。おっけーら♪
今日中に殺青が間に合うのか、どうなるだろう、あとは気候とこの子次第。
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◆採茶工人到着

え、まだ昼前だよーー、早い、早い、摘むにはまだタイミングじゃない、ダメーッッ。

おとんも分かっている、他の仕事を先にしてもらっている。
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春先に刈ってすでに枯れている家周りの雑草を集めて。。。
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茶苗(おじいの初代樹2代目!)にかぶせてあげる。
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しばらく畑の作業して、鮮葉の状態がもっと理想の好い状態になるまで、時間調整。

そろそろいいかな。。。うん、おっけーら☆
それでは、「おじいの初代樹」摘みに出発してくださーい、あとで行きますっ!
よろしくー♪

 

◆おじい初代樹が摘まれている間

23号、ホン干直前の状態、品茶。
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おとん、愛子、しばらくそれぞれの仕事。
おとん茶巾洗ったり筍採りに行ったり炒茶用の柴を取りに裏山行ったり、
愛子揺青機や笊など道具のチェック(前の茶葉や茶片が挟まっているので、
ひとつひとつ取って綺麗にし今日すぐ使えるように準備)と製茶室の清掃したり。

昼ごはん
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あはははーーーっ、お芋もご飯も、もりもり!! 昔ばなしですか~~~♪

おとん、お昼寝。。。

おとん起きた、見に行こうっ! おじいの初代樹ー☆

 

◆初代樹到着

出かけようと大門を閉めたところで、採茶工人全員帰ってきちゃったーー!!!
えええーーー、今、見に行こうと思ったのにぃ~~~。

『ふわぁ、今日の工人、みんな高手だ。何時間で摘んだ?』
うわ、早ーっっ。
まあ、家から近いしね、収穫できる量も少なかった?
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静置中の24号、いい感じ~、かんばってー♪
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25号、おじいの初代樹、晒青中、陽光出てきたー♪
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24号、まだかかりそう。。。でもそろそろ動き出す。注意観察。
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◆晒青中にやること

こちらは晒青中の25号、おじいの初代樹。
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もう少し、陽光出てくれないかなあ~~~。  おお、来た来た!!
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今重要な「西」↓あやしい~~。一方、朝から摘むまで重要な「東」↓こっちは今好い感じ~~。
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晒青は、ただ外に出しておけばいいのではないのよ。

鮮葉の側から離れちゃダメ。
陽光の具合を見ながら、茶葉の香気や状態の動向をチェックしながら、
笊に広がった鮮葉を一枚一枚目で確認して原料の精製をするの。

途中で『翻』して、また一枚一枚チェック。
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例えば。。。 

こういうのを↓捨てる。                            なぜなら。。。
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この葉の先っぽに、小さな虫さんが住んでいるから。2ミリ位で葉っぱと同じ色してるの。
おとんは農薬使わないので(高山のこのあたりでは使う必要がない)、多かれ少なかれ必ずいる。
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こういう葉は茶葉になるまでに枯れるか焼かれるかで外れていくし、
もし残っていたとしても人体に害は無いので他の場所でこんなことしていない。
だけど、おとんと私は、嫌なのーーッ、、、嫌なものは嫌、、、ぽーい。

おとんは特に、茶葉に付く虫を異常に嫌うの。
これ、一種の恐怖症だと思う。
茶葉や食品だけでなく、服に付くだけでパニック状態。虫がそこにいるのはまったく構わないんだけど、
(ここ山だし、どこでも一杯いるし)、「自分の口」とか「自分の体」に入ったり触れたりするのがダメ。
要は「自分の体に関わってくる虫」(虫以外にも不純物類)に対して極度に嫌悪感と恐怖感を示す。
理屈じゃなく、生理的にダメみたい。
蓋碗に小さな蛾でも触れようものなら、叫び、鳥肌、青ざめ、ちょいパニック、恐怖の表情で身震いし、
茶具はその場で全部洗いなおす、もちろん淹れていた茶葉はまだ淹れたばかりでも即効捨てる。

これが捨てる葉たち↓
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虫さん、もう数日住んでいる。。。(開けてみる)ほらね、こんなの間違っても飲みたく無いでしょ、、、。
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農薬よりはましだけど。。。いやいや、やっぱり嫌よ、だってこれ虫のフンよフン、フン茶なんて嫌ー!! 

外した葉はこういう風↓にしたり破ったりしておく。間違って笊に戻らないように、見てすぐ分かるように。
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それから、こういうのも↓捨てる。土はね。
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大雨の後は、土はねが多い、山だから。揺青しても、これは取れない。 

表は綺麗な葉でも裏がこうなって↓いるのもあるので、「翻」するときは特に注意して見る。
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いらない葉、茶苗にあげる。。。ぽーい。
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一枚一枚、よ~く見てチェックしてね!   うーん、それにしても好い成熟度♪
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家の前の茶園は、各地点の茶樹より密集しているので、もっと虫さんが多い。
ちょっと見てみましょう、どんな風になっているか。ここなんか↓全部の枝に一匹ずつ住んでいる。
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このくるりとしたところ↓ちょっと失礼。。。        虫さん、いたっ☆↓分かる?(一匹:画像中央あたり)
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◆24号、炒茶

24号、来たー☆
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25号、晒青撤収。24号の炒茶とバッティングしたーっっ。
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24号(揺青機)、25号(茶架)。 さあどうするっ!
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25号ちょっと待っててね!!!          うん、大丈夫そう☆
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24号、先に鍋入りますっ!(急いで準備)
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◆茶葉取りに戻るところ

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◆おとんのおじいのおじいと

揺青司令部:香気チェックする私の指定席♪
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いつも机にしているのは、200年位前「おとんのおじいのおじい」お手製の製茶用「架子」☆
まさか200年後に机にされるとは「おとんのおじいのおじい」思わなかっただろうなあ。。。(笑笑)

 

◆24号進む

うわ♪ よく締まってきた!                  『嬉しーっ』byおとん
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◆25号、第2揺青

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◆昔の鉄観音の外形

『手揉の時代は、だいたいこんな感じ。』byおとん
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◆25号、揺青終了

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◆24号

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◆24号、包揉終了&定形開始

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蛇がいる、製茶室の前に。。。急に暑くなったからかな。
↓『ぎゃー、殺される、恐ろしい、とんでもない、かまれたら死ぬ、大変だー、殺す!!!』byおとん
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                                    ↑お疲れさま~、あしたもよろしくねーー☆

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◆製茶終わって

お湯沸かして体を洗う。その横を、蛙くんが。。。キッチンから水場に向かっていく。
んん??もしかしてお前がファーゴ?(撮影失敗)     
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手揉中♪

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手揉の球が硬く締まって、仕上がりタイミングも近ずいて、嬉しくてわーい♪って胴上げしているところ。
球の中身は「おじいの初代樹」、60年程前におじいが初めて植えた天然野生紅芽鉄観音の茶苗。

26号:初代樹の手揉

◆腰を抜かす

「腰を抜かす」人を初めてみた。

この言葉の本当の意味は、「腰(の力)を抜かす」ことだった。
と、見て納得した。

今日は茶摘みがないのでゆっくり寝ておこうと思ったが、目が覚めたので起きて、洗面しに水場へ。
おとん、水場でしゃがんで石筍の処理をしている。
その後ろを通る形になる。
おとん、近づく私に全く気がついていない?
いつも通り普通に歩いて通り過ぎる。

通り過ぎた直後おとん気がつき、仰天の眼差しで右手に包丁持ったまま両手をワタワタとばたつかせ地面に尻餅。
「腰を抜かす」人、本当にいた。

『ぎゃあーーー、びっくりしたッッ』
こっちの方がびっくりだよ、近づく足音に気がつかないなんて、何夢中で考えていたの?


◆今日は摘まない

収穫できる量は、残り僅か、好日を選びたい。
陽光なし、湿度高い、雨来る、条件悪い、今日は摘まない。
夕べ決定した、起きて気候見て、再度おとんと確認、今日は作らない。

今度晴れたらそこがラスト、好いチャンスを待つ。
もうひとつ、どうしても今日やりたいことがある、これは摘まない日でないとできない。
揺青と同時進行はできないから。
おじいの初代樹を、手揉したい。


◆石松のおんじ

朝、23号品茶時、向こうの山に住むやさしそうなおんじやってくる、昨日も来た。
石に生えるちび松?持ってきた。
『これプレゼント、日本に持って帰ってね』
ありがとうございます。(ごめん、おんじ、実は植物は持って帰れない。)


◆品茶23号&24号

なんか、後半戦3日、めっちゃ過酷な条件与えられたみたい。
この中で好茶作ってみろ、ほれどうだーー、なにをこしゃくな! それならこれでもかーー、
ってな感じ、次から次。。。めちゃくちゃ難しい条件下での製茶、が続いている。
一体なんの試練だ。


◆突然茶葉届く

おまけにまだ試練かよおおおーー。

おとんの昼寝中、突然茶葉26号が届く。。。ええええーーーっっ、何で今日摘んでんの???

昼寝中のおとん、起こす。おとん、びっくり。『今日は摘まない日だーーー。』
おかんの聞き間違え?!
そんな、おとん、自分じゃなくて、おかんに工人に電話させてるの?

いや、ふたりがどういうやり方でもいいけど、おかんにはっきり言ったの?『不要』って。
『言った。もしも雨が降ったら摘まないように、、。』
雨なんか降ってないじゃん。
『朝は少し降っていた。』
ここで降っていても工人の住んでる山で降っているとは限らないでしょ、まあこの際そんなことどっちでもいい。
『もしも雨が』じゃなくて、『不要』って電話で言った?
『言ったー、きっと子供が横でうるさくて聞き間違えたんだ。きちんと、もしも天気が好くなかったら、、、。』
だから『もしも天気が』じゃなくて、昨夜決定した『不採』を「はっきり」電話で言った?
『言ったさー。』
夕べ電話したの?それとも、今朝確認した時に電話で言ったの?
どっち?!
『だから、はっきり、もしも天気が、、、』

言ってないなこりゃ。。。

おとん、「天気が好いか好くないか」は人によって基準が違うでしょ。
おかんの聞き間違いなんかじゃないでしょ、子供がうるさいせいでもないでしょ。
はっきり決まっていたのに『不要』と連絡せずおかんもそう判断すると思い込んでいたおとんの責任だ。
昨夜と今朝と2回、おとんもやめると判断し、私も「不要」とはっきり言ったよね。
『うん。。。』

さあ、どうするか。。。


◆26号どうする

水滴いっぱい、泥はね多い、最悪。
今日私手揉したいのに、残り少ないから条件選ぼうと決めたばかりなのに、ぁ~ぁ。

外にだす、が小雨 → 撤収。

だめだこりゃ、どうする。。。とりあえず後回し、25号が動いている。


◆静置中25号:格式ある香気

わお、好香、なんというか奥ゆかしい美しさ、グリーンフラワーノート♪
「高級」というより「格式の高い」という表現が合う。
格が違う感、格式、んー、、、そう、「風格」がある。
でも、香りがなかなか起き上がらない。
いいのか?これで。

もしかしたら、揺青分けたら動いたのかも?
秋に条件が似ていたら(香気変化のタイプが)、試してみよう。


◆炒茶&手揉中


◆25号:21:10くるくる品

すっぺーーーーッッ、なんでこんなにすっぱいの? すっぺーぞー、おじいっっ!
いや、そこにおじいは関係ない。
おとん、早く早く、飲んでみて、これすっっっごい酸っぱ~~。

『きゃあーー♪ ほんと!やったー!! 飲む飲むーーー☆』

『ふわあ~♪ 特別香、甜酸』
『満口都是茶的味道!』
『水重、好酸』
『蜂蜜みたい!!』

(※この日の画像入り記事、絶賛製作中ーっっ! 近日公開予定☆ 乞うご期待~♪)

27号:初代樹仕上がる

◆昨夜から雨
昼前:昨夜からずっと雨、しっかり雨、雷ドガビシ
午後:陽光出来了

◆品:25号手揉
おとん、最高の笑顔

◆明後日テレビ局来る?
お茶作れない、明日も摘まない

◆明日から気候変わる

明日から暑くなる、真夏のように。
おとんに注意事項、心構えをひとつひとつ確認。

1.茶園に行くときは帽子をかぶる
2.気温が高い時は外で労働しない
3.汗をかいたら塩分を多めに取る(おとん普段ほとんど塩分をとらない)
4.早く寝る

夏休み前の先生と児童か。


◆10数名客がきた

雨上がりの山道を、20名近い。
うぇいうぇい&でぃでぃが、道案内して。
おとんが知っているのはその中のひとり、国家の幹部。
彼が人をいっぱい連れてやってきた。
お茶を買いに来たわけではない。
観光気分。

捨てるな 人家の床に タバコの吸殻  ・・・ アア ハラヘッタ お願い早く 帰ってね


◆品:初代樹

にっこり笑顔満開。さくらんぼ?棗?
おとん、一生懸命思い出そうとしている、なにかの水果食べた時と似ているそうだ。
ものすごい韵
『特別好he、多分これ一番好き。』byおとん

(※この日の画像入り記事、絶賛製作中ーっっ! 近日公開予定☆ 乞うご期待~♪)

28号:まるで真夏

◆滅茶苦茶晴れー♪

今日から変わる。
昼過ぎ、暑っっつうーーーっ、まるで真夏、外30℃超え。


◆明日テレビ局が来る

明日テレビ局来るって。
何しに?撮影、製茶のどのシーンの?わからない。
そう。今日うちは摘まないよ。
撮影用に摘んで準備しておく、それどうするの?捨てる?
もったいない、、、けど仕方ない、本命いじくられるよりマシ。
おとんも接客することになって、撮影されるかもしれないし、明日は疲れるだろう。

伝統茶でも取り上げてくれるんだったらなぁ。。。

でも、ここに撮影に来るテレビ局の目的の多くは違う。
どこかの企業に依頼されて企業宣伝用の風景や製茶シーンの撮影に来たり、
安渓政府が全国に安渓や安渓鉄観音の宣伝する用の資料として撮影に来たり(明日もこれ)、
でも多くは突然来て好きに撮って好きに帰っていくから、その後何に使うか分からない。

お茶に興味があるクルーが来たことはない。
記者とかではなく、来るのは撮影班だから。
伝統茶うんぬんは、彼らの役にはたたない。


◆論山を見に

残りの収穫量と状態の確認に、登る。
一昨日のは捨てた(鮮葉で売った)から、原料がなくなったのではないかと心配。
この山に最初に登ったのは、この樹たちが若樹だった頃、10年程前、懐かしい。

行ける?
あと2日?
明日と明後日、摘んだら今春終了。
明日の昼にはテレビ隊引き上げるんだよね? よし、だったら行けるね、おっけーら。


(※この日の画像入り記事、絶賛製作中ーっっ! 近日公開予定☆ 乞うご期待~♪)

29号:テレビ局が来た日

◆夏日

夏日2日目、
青空、雲が夏の様子、暑い
ここから1週間、こんな感じ

作れるのは、あと2日、大丈夫か。


◆テレビ局が来る

北京から?なんで?
ああ、全国版だから。
中○電視台、全国版の大きい局、放送エリアが巨大、全国版のコマーシャル作る、なるほど
安渓政府の全国宣伝用。
北京から10数名、安渓から20数名、電力管理局、公安、総勢40名以上?
おとんの家と家の前の茶畑。
そう、ここがロケ地。


朝から待機、まだ来ない。
午前から来て昼には帰る、それなら今日の茶葉に影響しないね、茶葉が届く前には去っていく、ほっ♪
って前日は言っていた。
だからすでに茶摘み決行、現在進行形。

昼前、まだ来ない
昼過ぎ、まだ来ない
来るなら早く来て、

来た。
うわぁ、、、続々くる、
でっかいご飯釜がやってきた、でっかいスープ鍋もやってきた、
え、、、ここで食べるの?茶碗ないよ、
茶碗籠もやってきた。

炎天下、何度も往復、歩いて機材運ぶ人々、
クルー、40名位?

うぉぉ、私の逃げ場「家政婦の岩」がーっっ、満員御礼、人で溢れて、みんなちっとも隠れてないよ。
いつのまにか、山の中、ギャリーいっぱい
続々と増えていく、この山のどこにこんなたくさん人がいた?


◆まだ終わらない

撮影、早く終わってほしい、
あと数時間で茶葉が来る、29号が。
撮影しているその場所で、晒青するの、
その前にあっちもこっちも掃除しないと、床が・・・道具が・・・。
お願い、早く帰って


◆16:20帰った

曇いっぱい、すでに陽光なし、、、ぁぁ。

家の中、ぐちゃぐちゃ、、、。

自分たちの荷物は持って帰った、何度も確認して。
そして、ゴミは置いていった。

ペットボトル。
飲みかけの水が入った4ケース分、家と家の周辺と茶園に散乱。
気温が高いからとおとん一家が全員分用意した、町で購入してここまで運んだ、工人雇って。
飲むだけ飲んで飲みさしのまま、人の家の床中に散乱させたまま放置ですか?
これをこの山奥でどうやって処分するのか、想像しましたか?

家の中ぐちゃぐちゃ。
使った椅子、茶具、食器、使いっぱなし、
ゴミ、テッシュ、吐き出した肉の骨、食べ残し、辺り一面、地面に床にそこら中に散らかしっぱなし、
初めて会う人の家の中も家の物も、自由に使って、やりっぱなし、放りっぱなし、
自分の家でもそうしていますか?
知らない人の家はゴミ箱ですか?
到着したとき、この家は綺麗に整頓され、掃除が行き届き、清潔ではありませんでしたか?

臭い。
家中の床、大門前の晒青する場所、杉の食卓周り、茶樹の周り、さわやかさんに行くまでの山道、
生態茶園の周辺も、小川の中も、水場も、茶園の中まで、、、
タバコの吸殻だらけ。
ここはお茶を作っている家、人が口に入れるものを作っている家、って知っていますよね?
農民の家は灰皿ですか?
『美しい自然が残った好い場所だからここを選んだ』のですよね?
その美しい山や森や茶園は、あなた達の灰皿ですか?

貸してと言われて出した、黒の袖カバー、製茶専用で使っているもの、って言いましたよね、
ついにお礼の一言もありませんでしたね、おまけに返さず持って帰りましたね、監督さん。

お化粧して香水してカラーして流行の服を来て、ただ一緒に付いてきただけの女性たち、
おとんが何度もお茶を淹れてあげていましたね、おとんにお礼言った人、いましたか?

終了して当たり前のようにただ去っていき、最後まで見送っていたおとんにお礼を言った人、
何人いましたか? 40名近くいて、3人ですか?4人ですか?
1割もいたから好かったと、思ったほうがいいですか?

 

昼ごはんに、機材運びの工人数名、ゴミとなった撮影用の鮮葉、それを摘んだ工人数名、等々、
全ておとん一家の持ち出し。おとん一家には一銭もなし、名前が出るわけでもなし、
製茶所の茶葉買う人がいるわけでもなし、誰から手土産があるわけでもなし。
でも断れない、「お上」が決めたことだから、決定事項として前日連絡来たから、受け入れるしかない。


清潔好きのおとん、青ざめている、
知らない人に家中ベタベタ触られて、ストレスMAX、
呆然と言う『嫌だ、嫌だ、ほんとうに嫌だ』

おとん、もう限界、頭回っていない。
だから製茶中の「お客さん」は嫌なんだ。

たまらない、
こんなところで製茶なんかできない、
もうすぐ茶葉が届く、
製茶どころか、これじゃ何もできない、お茶も飲めない、ご飯もたべられない、座る場所もない。

おとん、愛子、表情なし。
無言で動き出す、、、掃除、掃除、掃除、掃除、掃除、掃除、掃除、
昨日摘んだ鮮葉=撮影用の小道具、好い原料だったのに、、、山に捨てる。

我非常失望了・・・食欲なし。


◆害虫発生

28号、届く。
晒青、、、虫、多い?

多少いるのは当たり前、植物、大自然、山、農薬使っていない、
少しもいない方がおかしい。

が、、、。

晒青しながらチェック、虫葉捨て、取っても取っても取りきれない、
多い、多すぎる、一日で急にこんなに?
昨日見に行ったときはここまで
『多少は必ずいる、それが正常だ』

違うッ、おとん、老眼鏡かけてよく見てーーーッッッ。

老眼鏡かけたおとん、鳥肌(おとん、虫大嫌い)、これまで多いのは初めて見た?
『おかしい、昨日見たときはこんなにいなかった。一日でこんなに???こんなの初めてだ。』
『工人から連絡が入ったとき、テレビ局さえいなければ、現場チェックに行って、ストップできたのに・・・』
『人を呼ぶか』
いや、それでもこれは取りきれない。

『愛子、やめよう』
うー、もったいない、今日の茶摘み工人費も、どうしよう。
『いいよ、そういう時もある、何よりこれでは好いお茶作れない』

どうする、
止めるか、
このまま頑張って取り続けるか、
進めば(虫葉取りの人を雇えば)更にコストがかかる、赤字が増える、
いや、そういうことはたびたびある、夕立にやられてパーとか、農作物だから、
そんなお金のことよりも。

おとん、これ飲む?
自分は絶対嫌だ、
自分が嫌なもの、人に飲ませられる?
ぎゃー、ダメだダメ、絶対ダメ
そうだよね
やめよう、
やめよう、

ということは、明日もダメだ。。。今春終了。


山に捨てる
半分個人的に実験、実験済んだら捨てる。

これで好かったかも。
茶摘み工人費は丸丸赤字だが、もし虫がいなかったとしても、もし晒青が間に合っていたとしても、
こんな心では好い香りなんか生まれない。
それを強引に進めても、好茶にならずにコストがかさむだけ。

えーい・・・捨ててやるーーーッッ、ザバーーッッ。

あー、すっきりした!!! 害虫のおかげかな。。。虫さん、ありがとね♪


◆暑すぎる

深夜になっても暑すぎる
おかしい

(※この日の画像入り記事、絶賛製作中ーっっ! 近日公開予定☆ 乞うご期待~♪)

鉄観音便り

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
ご飯食べましたかーー♪(←中国式挨拶)
おとんの山の家より、こんばんはー☆ ぶんぶんぶん(←手振っているの!)


◆製茶、終わりました!

気候が変わった、突然夏が来た、真夏日連続ーーーっっ。
で、本日は夏日暑い→大スコール→夏空→大スコール→夏空→スコール→雨停涼しい。。。ああ忙しい。

昨日摘んだ茶葉は昨日の夕方・・・捨てた。
昨日と今日摘んで終了、と一昨日は予定していたのですが、昨日届いた鮮葉見て捨てました。
半分は個人的な実験中、でもこれも後で捨てます。
詳しくはその日の記事で☆

その前の日摘んだもの昨日・・・捨てた。
昨日テレビ局のクルーが40名程来て、撮影用に急に頼まれて夕方摘んだ分で、製茶用ではない、
もとよりその日摘む予定はなかった、そんな人がいる中で製茶なんかできないし。
そのあたりもこの日の記事で☆

更にその前の日の鮮葉も、ふたりで悩んで・・・捨てた。
いや捨てようとして、ある人に売れた。気象条件が悪いので前日摘まないと判断したのに、
連絡ミスにより摘まれて突然家に届き、でもそれで作るのは納得いかず、傷が浅いうちに捨てるしかない状況、で、
これもまたその日の記事で☆


◆まとめに入っています!

今日から審査やまとめや製茶後の作業に入っています。
地味で時間がかかりますが、後回しにできない大切な作業たち、がんばりまーす☆


◆製茶ぶろぐは続きます!

製茶は終わりましたが、情熱♪ぶろぐの方ではまだまだ製茶が続きまーす♪

製作中の記事がいっぱいだぁ~~、溜まっていますぅ~~、作業しながらこっちもがんばりますので、
引き続き見てね、どうぞよろしくお願いいたしまーすっ☆

13春をまとめてみる場合はこちら → 13春天♪鉄観音  (見てね~~♪)


◆【隊員御用達茶】 届いていますか!

はは、、、すみません、すっかり遅くなって~~。
出国直前にお届けいたしました 【隊員御用達茶】や、他にもご希望くださったお茶葉たち、
無事に届いていますでしょうか?!

ご反応くださった茶友みなさまのおかげで、すっきりと勇気を持って出発できましたーっ♪
本当にどうもありがとうございました。もしも間違いや不足分等ありましたら、
帰国後にお届けいたしますので、ご連絡くださいませ、よろしくお願いいたします。

募集に気づくのが遅れちゃったみなさま、ごめんなさいね・・・また次にお願いします♪


そうだわっっ。
今回の【隊員御用達茶】の数量は、ほぼ全員のご希望に添えませんでしたっっ。

すみません~~、もとよりご用意できる量が少なくて・・・。
本体の茶葉が多ければ比例して多くなりますが、今は作る量をどんどん減らさざるを得ない状況なので、
でもとってもおいしくてお得な部分なので(今回のぶろぐでも登場します、 探してみてね☆)、
希望してくださる隊員みんなにお分けしたい♪

実は、初回締切日が来る前に終了してしまったのですが、先着順と書かなかったためどうしようかと考え、
締め切り日まで連絡くださった茶友全員で分け合う形にいたしましたーっ☆
ただし、公平さを欠かないように、早く連絡くださった方へは希望数に近くなるよう配分しましたので、
みなさま次回も見逃さないで早めにご連絡くださいませ、よろしくお願いしまーす!!!

で。。。どうでしたか? おいしかった! でしょーー♪(笑笑)

あはは、何か問題や気になることがありましたら、いつでもご連絡ください。
もしも納品書と実数が違った場合は、すでに同じものはありませんが、
違う茶葉で対応させていただきますのでメールくださいね、お願いいたします。


◆リクエスト募集中~☆

また忘れるところだった。
情熱♪ぶろぐにとりあげて欲しい話題や見たい画像等、 リクエスト募集中ーーー♪

本当は、最初に書く予定だったのですが、忘れたままタイミングを失ってしまったぁ~~。
製茶は終わったけれど、制作中の「ぶろぐの中ではまだばりばり製茶中」ですのでーっ☆(笑笑)
まだ数日はおとんの家にいますし!
ここにコメントでも、メールででも! 何でも嬉しいです、待ってま~す♪


あら。。。また雷雲集団が近くまで来た、続いて雨もやって来るでしょう。
審評の時に雨はありがたい、人が来ないし、香りが分かりやすい、大雨は困るけど。
明日も審評の続き、資料まとめ、製茶道具の手入れ等、細かい作業などいろいろ、ぶろぐの作成も!
「山羊のおんじ」のところへはいつ行けるかなあ~、山肌が乾かないと危険なので、タイミング見て。

それではまずはこんなところで、晩安~☆まだ寝ないけど。(笑笑)

審評中♪

RIMG4255  
今春の全種を一斉審評中、結果から全体を振り返りまとめを記録しているところ。
机にしているのは、200年位前の製茶用「架子」、「おとんのおじいのおじい」のお手製☆

31号:一斉審評2日目

◆修剪

暑い、害虫被害が出る前に、各地点の剪定作業進める
今日は朝から家周り
生態茶も、年に一度、秋に備えて、好い素材にするため、


◆米粉

暑い、夏日、
おとん、大好きな米粉干し干し、米虫いっぱい、『愛子手伝って~』、はーい。
陽光に晒らせば死ぬ?って作っている(売っている)人が言った?
いや、それはないんじゃないかなぁ、、、やってみてばいいさ。

死なないじゃん。。。『ぎゃー、嘘つきー』←おとん、食品に付く虫の恐怖症
おとん老眼鏡かけて、私楊枝持って、ふたりでひとつひとつチェック、
虫さん取り外して、袋に詰めて、保管。


◆一斉品茶

昨日とほぼ同じ結果、安定している。
『以前はこんなに好茶ばかりできなかった、ここのところずっと好い、昨年一昨年なんか全部が特別に好い、
なんでだ?』


◆10年かけて成功した

ついにこの日が来た、本当に、来た。
感無量。
長くなった、別記事に。


◆おとんの山歌:2種

審査結果、ふたりご機嫌、おとん高らかに歌う、この地方に伝わる山歌。

ひとつは茶摘み歌、
この地方の茶摘み用竹籠を持って、山に茶葉を探しに出かけるときの歌。
おじいはたくさん知っていていっぱい歌っていたそうだ、
でもおとんが完全に覚えているのはふたつ。
おかんは聞き覚えはあるが歌えない。

歌いながら親から子へと伝承されてきた山歌。
歌詞にこの土地に生きていた昔の人々の様子が伺える。

おとんのおじいからおじいへ、おじいからおとんへ、おとんから、、、私?!
いやいや、そーいうわけではない。が、うぇいうぇいもだんだんも、歌えない。
一緒に歌いながら山へ入って茶葉を探したことがないから。
それができたのは、おとんが最後の代だから。

いつか私から小絹へ、おとんの孫たちへ伝えよう。

(※この日の画像入り記事、絶賛製作中ーっっ! 近日公開予定☆ 乞うご期待~♪)

帰国しますっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
今、アモイ空港、これから帰国します。
3日前に山を下り、安渓で連日深夜まで、だんだんと包装関係がんばっていましたっ!

山を下りた翌日に、また北京からテレビ局が来たーっっ。
今度は2人の歌手と表演の女性達もいっぱい来て、また山の家が大変なことになったそうだが、、、
ぁぁ~、1日違いで見られなかったぁ~~、私が山を下りたその晩の9時過ぎに突然連絡がきて
(いつもそう、『明日そこ使うから』みたいに)、夜が明けたらぞくぞくとやってきた、、、って感じ。
小鳳(小絹のおかん)から画像が送られてきたので、出しますね☆
あの家がどんな雰囲気になっているか、お楽しみに~~♪待っててねー。

そうそうっ、包装の問屋街走っているとき、ちょー、かわいいの♪見つけただけど。。。あーーー、
話したいけど、時間がぁ~~、うぅーーー、この話はまたっっ。

今春の製茶ぶろぐは、まだまだ続きますーー!!! 待っててくださいね~~っっ。
書きかけの文章とか、画像整理途中とか、記事とコメントがまだ合体していないのとか、まだいっぱい~~、
次の日がどんどん来るので(笑笑)記事が溜まっていっちゃいますが、順番に公開していきますので、
引き続き見てくださーーーい、よろしくお願いしまーす♪

 

一度帰国して、また月末戻ってきます☆
はい、福州で品茶会をするために!!
中国で伝統茶を飲んでくれる茶友を探すために!!!

老茶樹も初代樹も、茶友がもっといないと、もう持たないよぉ~~ッッ。
この秋までになんとか、昨年の秋茶とかこれから紹介する春茶とか、少しでも換金しないと、
茶樹の管理費がもうぜんぜん追いついていないのッッ、、、このままだと飲めなくなってしまう・・・。
そんなのいやだーー。日本の茶友もみんな、飲んでねえええーーー、お願いしますっっっ。

このサイトを見てくださっている「これから茶友♪」のみなさまも!
しばらくお茶飲むの休憩していた茶友のみなさまも!
ぜひぜひ飲んでくださいーー、よろしくお願いいたしますーーーっっ。

とにかく月末にふいみんと福州で合流します、週末とその前後つけて数日ですが、がんばるっ。
それまで時間がないが、準備もがんばる、日本での仕事もがんばる、やれるだけのこと、やってみるっ☆

搭乗ーー。

福州品茶会、淹れて参りますっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございます、成田空港です、、、毎度ーーっっ。

帰国してから今朝家を出るまで、ずーっと手を停めることなく動かし続けていたのですが、
(手が止まっているときは足が動き続けているか)、そうしてこの2週間来ましたが、
それでもぶろぐの続きに手をつけることが・・・できなかったァァァーーー、ぐー、悔しいっっ。
今回の中国福州での品茶会までには、13春鉄観音の最後まで、投稿したかった~~~。
あと手が6本と頭が2つくらい欲しいーーーっっ。(笑笑)

この一週間は、とにかく今回の品茶会の準備、プレゼン用の資料も含め。
ほら、向こうの人たちサイト見ていないから、まったくベースがない状態で話がスタートするから、それ用の。
ふいみんも週末は翻訳がんばってくれて、徹夜で印刷してセットして、、、今朝なんとか仕上がった。

品茶会? 分からない、どうなるか、本当にまったく分からず。
集まるのかどうかも、向こうに行ってから、行かないと何も始まらないのよ。
とにかく、がんばってくる、懸命に。ふいみんもいる、心強い、明日合流。
ふたりなので、少しは状況報告できるはず、ぶろぐみててくださいねーーー☆

あーー、置いていかれちゃう、乗りますっ! 行ってまいりまーーすっ♪

アップグレード

朝、空港カウンターにて、

『本日はかなり混みあっておりますので、ビジネスクラスにアップグレードいたします。』

はい??
昨日ネットでチェックインし忘れて、しまった!と思ったけれど、よくわからんがなんとかなりそう。
それにしても、いつか同じような状況があったような気がする。 。。

というわけで、淹れてまいります。
DSC01312 

豪華朝食。こんな豪華な朝食って、何年振りだろう(感激中)。
DSC01316 ふふふ♪

ふいみん 

品茶会前準備

準備①
RIMG4910 腹ごしらえ

RIMG4911 RIMG4912   

準備②
DSC01317 荷物運び

早速会場へ

眠い。。。 ふいみん

品茶会@福州 1日目 夜の会

今回は事前にいろいろ考えてできる準備はしてきた。果たして効果はいかに。

RIMG4921 RIMG4941
少し説明が入りやすいようだ

RIMG4948 RIMG4944
おいしいお茶に反応する隊長           後ろの皆さんもパネルの写真を撮るのに忙しい 

RIMG4938 タイミングの関係でなかなか落ち着いてアップが取れない。

そして話は深夜まで続く。。。

【茶譜】

第1レーン
2012秋  純鉄王
      野瀞王
      煌王

第2レーン
2008秋  19号
      22号
      21号

ふいみん

品茶会@福州 2日目 午後の会

品茶会、続きます。

今日は有機農業をしている人や、食品卸売関係の人、テレビ局の関係者が来てくださいました。
皆さん、審査する淹れ方で味わうのも初めてだそうで、興味津津。

RIMG4961 RIMG4962
今回は人数が少なめでじっくりお話ができる。    
テレビ局の関係者のお父さんは宮大工だそうで、「伝承」の大切さや難しさもよく理解を示していた。
有機農業の方は特に茶園管理に興味があり、「有機肥料」を中心に質問していた。

中国も「伝承」や「有機」に関心を持つ人がどんどん増えていくといいな。

【茶譜】

第1レーン
12秋 舞王
    里蜜王

第2レーン
08秋  4号
     14号

ふいみん

品茶会@福州 2日目 夜の会

平日ということもあり、午後の会より夜の会のほうが人が多い。

RIMG4964
秘密兵器登場。。。石のテーブルにあるもの、見えますか?
かなり急いで用意したものです。

RIMG4965 RIMG4966
地元新聞の社員や、テレビ局の制作者といったメディアの関係者以外、企業の社会貢献部門の責任者も来ていました。

中国の企業にも社会貢献部門があるんですね。
今度日本の自然学校や香港の研修に来るとか。ちょっと意外。

【茶譜】

第1レーン
12秋  夢王
     琥珀王

第2レーン
08秋  8号
     10号

ふいみん  

行きつけの食堂

宿の近くにあるこの食堂は野菜がたくさんあり、味付けも薄めでお腹にやさしくて好き♪

RIMG4980 福州名物『拌麺』、ピーナツソースが香ばしい

RIMG4984a 好きな野菜+調理法で注文OK
繊維質たっぷりの芹菜(セロリ)

大体おかず2品とスープとご飯で20~30元くらい、お薦め♪

ふいみん

ライチ会議

福州の暑い夏(連日37℃前後)を乗り越えるには、フルーツをたくさん食べるのが一番。

品茶会終了後の打ち合わせ用にフルーツを調達。

隊長、真剣に選ぶ。

RIMG4987a お目当てのものがあったらしい
旬のライチ。先日もたくさん買ったが、もうなくなった。

RIMG4991 RIMG4990
同じライチでも、産地や品種によって様々。写真の上は福州地元(古田)産で、隊長曰く『なかなか出回らない』、福州人の友人も『こんなおいしいの生まれて初めて食べた』そうだ、下は広東省産。
福州産のものは殻の表面に突起物がありゴツゴツで厚く種は小さい、『こっちは肉がぶりっと張ってぷるっと弾けて味が非常に充実してキレがある』by隊長。広東省産のものは殻の表面が滑らかで、一般的に出回っているのがこっちだそうだ。
値段も味も違うの、隊長が好きな地産のは広東産の4倍以上?!
隊長によると、広東省産のものは『味が薄くて締りがなく食感ものっぺりしてる、よくある普通のライチ』、何よりアクが強くて身体が受け付けないらしい、品種以外にやはり新鮮さは大事だよね。

しばらく夜の会合はライチ会議になりそうだな。
それにしても、フルーツだけで二百元とか掛けるか、普通。ライチ&マンゴスチン(こっちは安い、地産ライチの半額、隊長の大好物)お買い上げ。隊長もうひとつのお目当て地産マンゴーが見つからなくてがっかりしている、私も食べてみたかった。
でもうれしい♪ ライチ好き好き♪

ふいみん 

品茶会のない午後

午後の会は参加者それぞれの都合でキャンセルになった(よくあること)。

◆ 初代樹評比

急に時間ができたので、このチャンスに、今だと、隊長がやりたかった評比が始まる、内輪の真剣審評会。
なんと、おじいの初代樹(12秋、13春)を淹れることに。

あまりにも興奮→集中→放心状態だったので、写真をすっかり忘れてしまった。(まだ修行が足りない)
特に衝撃的だったのが、13春のもの。
あと、意外だったのが、電気vs純木炭でほとんど差がわからないところ。(実はそれができることがすごい)
この秋、愛子がこの原料をどんなお茶にするのかすっごい楽しみ。

【茶譜】
第1レーン
12秋  初代樹:仙薬
13春  初代樹:25号

第2レーン
12秋  初代樹:碧花
12秋  初代樹:純木炭

おまけ
11秋  観音熟

◆ 福州名物の「魚丸」も幻に

まだ夜の会まで少し時間があるので外出することになった。
前に行った本屋さんに寄って本を注文したあと、福州と言えばおいしい「魚丸」を食べるために、店を探しにあちこち回った。   
最近、どこも開発が進み、新しいところの店舗の家賃が高騰。
昔ながらの小さい「小吃」の店はほとんど無くなり、地元の福州人でもおいしい「魚丸」は食べられなくなってしまったそうだ。『福州で魚丸を探さなきゃ食べられないなんて世も末だ』by隊長
香港も同じ。つまらなくなるのに。

なんとか情報を集めて老舗と言われる店舗を見つけたが、冷凍ものしか売っていなかった。
しかも、店では販売のみでその場で食べることができず、
とりあえず買ってどこかの店で食事しながら持ち込んでゆでてもらおうと考えたが、
品茶会会場でも調理器具があるとのことなので会場の2階で食べることになった。

RIMG4994a
「魚丸」と「肉燕」をいただく。
お味は、「老舗」のわりには??
ついに福州で代表的な「小吃」であるおいしい「魚丸」も幻になるのか。
おいしいの、食べたかったな。

◆ パネル解説ミニ講座

会場の関係者は下でお茶を飲みながら話をしていたら、パネルの写真の話になった。
RIMG5001 隊長、熱心に説明中
品茶会のタイミングが合わなくて残念だけれど、いろいろと意見交換ができた。
弁護士や経営者の方々でお茶について詳しくないと言っているけれど、
別の視点から勉強になる話を聞くことができてよかった。
皆さん、最初は自分たちのお茶を開けて飲んでいたにもかかわらず、途中から(私たちが二階で食事中に)私たちが漬けていた「出がらし(by隊長)」のお茶(さっき飲んでいた初代樹)に変えていた、薄くてもこっちのほうが自分たちのより断然おいしかったそうだ。

◆ 夜の会の会場セット

RIMG5007a はろ~
こっちで使っている審査蓋碗に番号がついていないのでテープを貼って準備 

夜はたくさん来てくれるといいな。

ふいみん

品茶会@福州 3日目 夜の会

わ~い♪ 夜はたくさん来てくださいましたー。
福州品茶会の開催は実はほとんど「鳥朋」(バードウォッチャー仲間)ネットワークなどで人を集めているらしい。
それでもこれだけ人が集まるのだからすごい。
恐るべし「鳥朋」ネットワーク(笑)。
あ、私も昔は野鳥の会だったか。いつか一緒に鳥を見に行きたい。

前回来てくれた人も、今回で2回目の人もいる!
絵本レンタル店の関係者、公務員、器の修復職人など、実にバラエティに富んでいる。

RIMG5012 RIMG5015
例の秘密兵器もまた活躍              ご家族で仲良く品茶

RIMG5030 RIMG5038
あっという間に第2レーン               

皆さんそれぞれの職業や趣味があるけれど、何か一つのことに打ち込んでいる人に愛子のお茶は共鳴するところがあるようだ。

回を重ねるごとに、こうしたお茶仲間の輪(「愛朋」?!)が広がっていくといいな。   

【茶譜】

第1レーン
12秋  野瀞王
     煌王
     夢王

第2レーン
08秋  23-1号
     19号
     10号

ふいみん           

夜食

品茶会が終わった深夜、「魚丸」と「肉燕」だけの夕食ではさすがにお腹が空いたので、夜食に行くことにした。

RIMG5041 ふおお~♪なんかおいしそうな匂い
屋台はB級グルメというイメージがあるけれど、ここはどうだろう?
蒸籠のようなものがある。まさか飲茶の点心?ん?「[火屯]罐」ってなに?

RIMG5044 RIMG5045
へ~、これに具とスープが入っていて、さらに麺を足して作るんだ。メニューは年季が入っている。

RIMG5046 RIMG5056
注文をしたら、席を取る               できたら席まで持ってきてくれる

RIMG5052 RIMG5051
貝                             羊肚
麺はそうめんのような細いもの。お~いしっ♪(おとんのまね)

ふいみん 

今日の野菜

いつもの食堂
「今日はな~にがあるかな♪」

RIMG0011 RIMG0015 RIMG0019
木耳菜、黄にら、xian菜

RIMG0017 食材を見て選んで老バン娘に注文
ポイントは、老バン娘に直接言うこと!
でないと、いつまでも待たされることになると、これまでの経験でわかった。

RIMG0022 RIMG0020
青菜炒めにした木耳菜              老バン娘に直接注文しても、それでも、間違える
                            これはもともとスープにするつもりだった(汗)

ふいみん

品茶会@福州 4日目 午後の会

いきなり定員オーバー?! 
当初聞いていた人数より多くなっている(これもよくあること)。
今日は、テレビ局のキャスター、お茶の関係者、福州在住の日本人、など。
またいろいろお話が聞けそう。

RIMG0023 合計9名、かなりぎゅうぎゅう詰め
(対応などに集中していたため、ほとんど写真なし)

【茶譜】

第1レーン
12秋 花嶽王
    純鉄王
    宙王

第2レーン
08秋  8号
     21号
     4号

ふいみん

品茶会@福州 4日目 夜の会

最終回。
今回のメンバーはひと味もふた味も違うみたい。
植物の専門家、ケーキ屋さん、ヨガの先生、IT関係者、日本滞在経験者など。

RIMG5079 RIMG5085
さすが植物の専門家、香りや味に対して敏感。例えがとてもうまい。勉強になる。

RIMG5094 RIMG5095
ヨガの先生はアロマオイルについても詳しくて香りなどについてまたまた交流の花が咲く。

RIMG5098 RIMG5102
皆さん、仲良くお茶を回している。       パソコンで画像を見せながら説明する隊長

RIMG5107 RIMG5112
途中参加者、大盛況            愛子が持ってきたお菓子を振る舞う。皆さん日本の包装に関心が高い。

RIMG5116 それぞれ楽しく交流
日本の品茶会風景と何ら変わらない。
これまで一番充実した福州品茶会だった。

いつか、日本の隊員も中国の茶友や隊員と交流できるといいな。

【茶譜】

第1レーン
12秋  琥珀王
     舞王
     里蜜王

第2レーン
08秋  23-1号
     14号
     22号

ふいみん

多謝♪中国的《心之隊員》

日本で応援してくれている茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
厦門空港、これから帰国、毎度~~っっ。
報告したいこといっぱいいっぱいですが、時間がない、もう搭乗時間。

たった今、中国の《心の隊員》になってくれた数名の茶友に向けて手紙を書いて、ふいみんに送った、
それをここにも残して記事の代わりにする。
まだ草稿だけど、ふいみんが翻訳(超意訳☆)しながら清書してくれると思う!(笑笑)
ふと気がついた、私とふいみんって、炒茶師と焼火師の関係みたい♪ 今そんな話をしている場合ではないッッ。
めっちゃ急ぎ、これにてごめんなさいませーーー。

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中国国内茶友開拓初期に《心の隊員》になってくださった勇気ある少数派の茶友のみなさまへ♪

一般的でないものを支持し、実際にそれを行動に移すことは、とても勇気が必要ですね。

五感でモノをつくる人間と、それを五感で感じられる人間、どちらも非常に少数派ですが、
その双方が出会えたことは更に奇跡に等しく、それこそがかけがえのないものだと感じます。


10数年前、この活動を始めた当初、多くの日本人が笑いました、私の「夢」を聞いて。
『そんなことできない』『映画やドラマの中の話しだ』『夢物語だ』『実現できるわけがない』、と。
それから私は表で話すことをやめ、自分のサイトの中で文章で話し続けながら、真実の記録を残し続けました。
「同じように感じる人は必ずいるはずだ」と信じて、ネットを通じ、私たちが発信する情報に感じられる人・
信じられる人を探し続けながら、ひたすら中国大陸を歩いてきました。
今私は、10年数前に見ていたいくつもの夢を実現しています。

サイト開始当初は、まだネット事情が悪く回線も細く、送信できる情報が少なかったこともあってか、
『あの文章は創作だ』『嘘つき』『デタラメだ』『できるはずがない』と、影で多くの誹謗中傷を受けていたそうです。
その後、ブログができ多くの画像や動画がリアルタイムで公開できるようになると、一気にそういう声は消えました。
今の中国は、まさに日本でのサイト開始当初と似たような状況です。
いや、もしかしたらそれより複雑で困難な状況かもしれません。
開始から数年は、ほとんどの人が疑いの目で見ることでしょう。
何か新しいことを始めようとすれば、必ずそれを邪魔しようとする人も現れますよね。
そんなことは覚悟の上です。

私にとって重要なのは、多くの人に支持されることでなく、自然体で生きてきて出会えた素晴らしく感動した歓びを、
同じように素晴らしいと感じることができるほんの一部のかけがいのない少数派の人たちと出会えることです。
私はこれからも、そういう感覚を持つ仲間に向けて、おいしいお茶とそれに関するありのままの情報を届け、
その歓びを共有できる茶友を探したい。


本当にどうもありがとうございました、そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
中国での茶友開拓初期に《心の隊員》になってくださったみなさまは、永遠に私たちの心の支えです。
日本で応援してくれている日本の《心の隊員》たちも、きっと同じような気持ちだと思います。


時間です。お話したいことはまだまだたくさんありますが、今厦門空港、これから搭乗し、帰国します。

今秋またお会いしましょう♪非常感謝  愛子 &ChinatyParty一同

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Home > 旅日記 > 13春天♪鉄観音

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