- 2013-05-21 03:38
- 13春天♪鉄観音
◆陽光差すも茶摘みなし
明け方前から降り始め、昼前まで雨。
昼前、陽光出始める、雲間に青空広がる、暑い。
布団干す、茶布干す、服も干す、干す干す干す。
茶摘みする?おとん無理だよ、茶葉が濡れている。
もう少し陽光出るのが早かったら可能だったね、でもこれじゃダメ。
この陽光なら乾くまで2時間程、1~2時間ほどしか摘めない。
今日も茶摘みなし。
◆再び雷雲
3時過ぎ。
ここまでの4種、品比、始めようとしたところで、空暗くなる。
急いで布団撤収。
巨大な雨雲が広がる、向こうの山の下の方から、雨雲が登ってくる。
布団を部屋に運んだところで外から『来たーーーっっ』おとんの声。
雨パラリ、来た来た、急ぎ全部撤収。
ドシャーーー、ガラガラガラ~~~、ピカーーーッッ、ドゴーン。
今日も始まった。
夕食まで、激しい集中豪雨。
しかし、先日のあの家の中庭が溢れるほどの雨ではない。
普通に春によくある気候。
◆雨は春の標準
この時期雨が多いのは、毎年同じ。
安渓全体、このあたりの春天の標準。
鉄観音はやはり秋、製茶に適した気候は春より秋。
春に好茶を作るのは難しい、製茶できる日数が少ない、雨が多く気候が不安定。
しかし、その合間を縫って、素晴らしい春茶が生まれる。
ただし、数日に一回しか作れない。
今春は、初摘み(8号)からすでに2週間、2週間で製茶できた日は4日。
春茶作りは焦らない、どっしり構える、雨の中でじっとその時を待つ。
◆しばらく希望なし?
気象衛星。
この先一週間はこんな感じかも。
でも明後日あたりから3日間ほど、少し気圧上がるかも。
『はぁ~、しばらく大きな希望はないなぁ~』byおとん
◆今春どうしても作りたい茶葉
この春、どうしても条件好い時に作りたい茶葉がある。
初代樹、それから、もうひとつ。
他がダメでも、この2種は作りたい。
月末までは難しいか、でもそこまで持つか、茶葉が。
仕方ない、春は長期戦。
◆4種品比
春のこの製茶ペースだからこそできることがある。
特に今回は、製茶の指揮を交互に担当している。
・13号:おとん
・14号:愛子
(雨で3日停止)
・17号:おとん
・18号:愛子
2日続けて同じ地点×2回。
条件が近く比較しやすい、少なくて覚えやすい、記憶が新しく混ざりにくい。
自論と結果、おとんと私、比べながら、思い出しながら、意見交換できる。
秋ではこうはいかない。
秋のように連日製茶になると、全て終わらないと集中して品比できない。
しかし、落ち着いた頃には、おとんの記憶は飛んでいる。
思い出そうとしても、前半戦は遠く、忘れている。
種類が多いと、茶葉の情報が混ざってしまう。
メモや記録を取る習慣はない。
しかし、春ならできる。
数日内&少数であれば、振り返りやすい。
雨だと茶摘みを諦められるから、腰を据えて意見交換できる。
雨が降れば、中休みができる、無理せずおとん疲れを回復できる。
交互に作れば、その違いの記憶が新しいうちに、その結果を目の前で確認できる。
結果だけみて喜んでいても、進歩しない。
過程を振り返らなければ、もっとおいしいお茶につながらない。
おとんに解説するのはとてつもなく時間がかかる。
春の雨はそのチャンス。
※この日の画像入りはこちら「つかの間の青空」 、合わせて見てねっ♪
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