Home > その他

その他 Archive

新年快楽

同じ釜の茶葉を分け合う(及びこれから分け合うことになる)仲間のみなさま!(笑笑)

新年快楽~♪
年の初めにみなさまがご健康で笑顔ある日々でありますようにと祈ります。

今年も機会に恵まれる限り、誠心誠意製茶します。
どんなに状況が厳しくなっていっても、希望を捨てず、真実の情報を提供し、
真剣に糸口を探し、細々とでも継続する努力を続けたいです。

仲間と一緒なら乗り越えて実現できることがたくさんあります。
今年も茶友みんなのおいしい悲鳴やら歓喜のダンスやらで大爆笑したいっ!
それを想像するだけで楽しくて楽しくてやる気満満漲ってきます~♪
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたしますっ☆

Continue reading

近況報告&お知らせ♪などなど

◆帰国していまーす!

『そろそろ帰国?』と茶友にメールで聞かれて・・・???
そ、そうだった、、、すみません、すっかり帰国しています、、、一ヶ月ほど前の4月9日に。
ブログ向こうで止まったままですものね、、、あはは、、、スミマセ~ン。

今春の碧螺春&龍井はもともと行けないかも覚悟していたところを、むりくり時間作って
ノービザ2週間で駆け回ったので、説明する間もなくあっと言う間に帰国でした。
帰国の翌日には締め切りの仕事があったのと、その日から4月末まで書やら仕事やら
締め切り大集合だったので、とりあえずそっちをせっせとがんばっておりましたら、、、
もう5月、、、早いわぁ。
いつのまにか、桜からくちなしの香りが似合う大気の頃になっていますね♪

そうそう、桜といえば今春、10数年ぶりに日本の桜を見ましたのーーー!
帰国がいつもより早かったのと、気候の影響で開花期間が長かったお蔭ね。
とは言っても、見たのは帰国日の空港から帰宅するバスから見た街灯に浮かぶ都会の夜桜、だけ。
(その晩から2週間以上缶詰状態だったので、その後花見に行く余裕なく・・・惜しいことした、かな。)
それでも久しぶりに見た日本の桜は大陸の桜とは違って、なんというか、その佇まいに
「ああ日本の桜だぁ。。。」と大変感動しましたの~。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆おいしい緑茶ができました♪

10碧螺春&龍井~~~!!

欠かせない炒茶後の伝統工程も、茶葉の声を聴きそれぞれのペースに任せ(これ大事!)、
例年と同じように手間と時をかけて進ませてきましたので、今の頃になって実力が更に発揮され、
とお~~~ってもおいしい状態になってきていますーーー、嬉嬉しいしいーーー♪

ただ・・・これをどうするのかが問題なのよね・・・今春は《心の隊員》募集ができなかったから。

おいしい碧螺春も龍井もできたけれど、飲みたい茶友に分ける方法がまだ見つからない・・・。

なんとか飲みたい茶友に飲んでもらえる方法がないものかと、ずっと考え続ているけれど、
「隊員級」の小分け作業が無理ならせめて「小隊長級」にして少し大きな袋の小分け作業なら
できるのではないか、とか、、、しかしそれにしても作業時間は必要だなぁ、、、とか、
とにかく小分け包装等の作業時間を作るべく日々努力し続けています。

本当に、この奇跡の茶葉たち、飲んでいただきたい。
飲んでもらえる機会をなんとか作りたい。

【10碧螺春&龍井を飲みたい茶友のみなさま!】
《隊員セット》が無理でも、せめて《小隊長セット(仮)》だけでも作ることを目標にしてます。
まだ、いつできるのか、本当に実現できるのか、約束はできない状況。
けれど、どうかあきらめずに待っていていただけますか、どうかお願いします。
《小隊長級のセット》の茶葉代になる心の準備も、どうかお願いします。
いつもグループの代表で参加してくれている隊員も、メンバーにお声がけ、お願いします。
緑茶大好きの茶友たち、どうか、どうか、よろしくお願いいたしまーーーすっ☆

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆『奇跡のお茶

この記事、とても嬉しくて、涙で視界がぼやけた。。。

ほたかげさんがご自身のブログで、 『東山おとんの碧螺春』のこと、書いてくれていたの。
「奇跡の茶葉」だと私が表現するその意味を、本当の意味で分かっている数少ない存在。
なぜ「奇跡」なのか、初めて聞く人にも分かりやすく、要点にビシッと簡潔に触れている。
『その生産家さんの茶葉』はなんてすごいんだろう、と思った。
そんなお茶が本当に作れるならそれこそ「奇跡」じゃないか、と。。。。。。あっはは♪

客観的に見て、改めて、東山のおとんの碧螺春は奇跡の茶葉だと思った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆春の鉄観音が始まっていまーす!

くちなしの花は、春の鉄観音を私に知らせる。
その香りは、「仙朴花」を思い出させるの。

日本と同じように向こうも春の気温がなかなか安定して上がらないので、発芽も遅め。
2~3日摘んだ後、昨日今日は雨、多分明後日くらいからぼちぼち始まる感じ、、、
というのが今の所の予想。あとは始まってみての気候次第。

祥華のおとんは相変わらず『製茶が始まる、愛子、早く来ないと!』って、電話で何度も。
碧螺春炒っているときも2日に一回(!)電話で『4月末には来た方が好いなぁ』とかなんとか。
だ~か~ら~、「春は時間作れないかも」って昨秋から何度も言っているのにぃ。
行けるもんなら行きたいよ・・・もぉ。

祥華のおとん、最近は私が行かないと伝統茶作らなくなってしまったのよ・・・。
困ったもんだ・・・。
昨春は、私が「まだ行けそうもない」と伝えた翌日から私が現場入りするまで、全く製茶していない。
「どうしたの?」って聞いたら、
『だって愛子が来ないって言うから…なんだか急にやる気が…。』って、しょんぼり。
子供かい・・・。
確かに、伝統茶を連日ひとりで製茶するのは無理だし、飲む人がいなけりゃ作る気なんか起きないし。
それは分かる、、、けどさ、そのとき行けなくても後で行くってば・・・ねぇ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆09秋鉄:隊員御用達茶、もうすぐ募集!

お待たせです~♪

・びっくり砕茶
・おとんの熟香梗

時間見つけては夜なべでこつこつ包装続けています。
もうすぐ全部小分け終了します、やったー! 09秋隊員のみんな、飲んでねー♪

09春の「びっくり砕茶」はあっと言う間に無くなっちゃって、ぶろぐみるのが遅れた方の分が
なくなっちゃって申し訳なかった・・・ので!09秋は製茶しながら毎日意識して私がこつこつ
篩い落とした好い茶葉貯めていたのよ☆
だから、欲しい人にはたくさん分けられると思うの。
これ。。。おいしーーーね~~~、うふ♪ お楽しみにっ。

「熟香梗」の火入れが、これまた抜群☆
だんだんの技術も年々素晴らしい上達ぶり。

どちらも、「10袋希望してくれる隊員にはおまけ付けてあげたいなぁ~」と考え中。
募集したらどうか遠慮しないでいっぱい飲んでねーーー♪いま少しお待ちを。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆09秋御用達茶と同時に募集

09春 「おとんの熟香梗」&「2種の熟香型」: ひっじょーーーに好い飲み頃になってきたっ!
09春鉄観音 「単品」:300天越えましたー♪
09秋鉄観音 「単品」:全種準備オッケーです☆

これらはすでにぶろぐでご紹介済みなので、いつでもご希望は受け付けていますが、
09秋御用達茶の募集したら、ぜひぜひご一緒に連れて行っていただきたいお勧めたちでーす♪

Continue reading

無事です♪

茶友のみなさまへ!

心配してくださったみなさま、ありがとうございます♪
こちらは大丈夫、無事です!
お兄ちゃん@管理人も無事でした!
kimiも無事でした!
今のところ3人の近親者で怪我人出ていません。
ついでにぷーしんも無事です♪
それから、茶葉たちもまったく問題なしっ☆

でもでも、、、すうーーーっっっごい揺れました。
こんなに長く長く大きいのは人生初。
お風呂の水が飛び出て半分以下まで減っていた・・・。

あれからもうすぐ半日、ここ江東区でも余震が続いています。
まずは被災エリアの茶友たちとご家族のみなさまが無事であることを祈り続けています。

携帯メールは、運がよければ数時間後に到着します。
携帯電話は、数時間後にメールとして履歴が到着します。
パソコンメールは問題なし。(単品相談でも何でも気にしないで書いてね、こちらは大丈夫ですので♪)
パソコンでのskypeが大活躍中。
とりいそぎご報告まで。

Continue reading

白馬にて

休暇中~♪ひさびさスキー♪&品茶会参加者募集中~~♪ (笑笑)、2月25日(土)&26日(日)。RIMG2107 てっぺん到着~♪

標高約1500m。(祥華のあの「仏耳山」の頂上付近と同じくらいだ!)
下の方は晴れているがこの辺りは軽く霧が出てきたところ。 

はい、スタートっ!
RIMG2110 一気に下まで、GOー☆
アルプス平にて(白馬五竜スキー場

翌日は八方(白馬八方尾根スキー場)、 上の方はホワイトアウト状態(酔ったぁ)。。。で、画像なし。

Continue reading

雲海

高いところから失礼します。(笑笑)
雲海の上から、11秋鉄観音の品茶会(25日・26日)参加者募集中~~~☆
1日だけ参加&『まだ《心の隊員》じゃないけど当日会場で参加する』おっけーです♪メールお待ちしていまーす!
RIMG2191 てっぺん到着~♪

標高1850m。本日は八方。
晴れた日には、雄大な白馬三山を間近に&日本アルプスの山々が遠くまで一望できるポイント。

本日は。。。うわおおおーーー、すっっっごい!!! 雲海ーーー☆
RIMG2178RIMG2172
滅多に見られない絶景。ガスが切れ太陽が薄く顔を覗かした貴重な瞬間。感謝。
右側に少しだけ五竜岳(かな?方向的に)の頭が見える(この数分後には雲海に沈んでしまう)。
あの場所からこっちを眺めたら、ここもきっとあんな感じに見えるのだろう。
少し前はここも雲の中だった様子、そして十数分後には再び真っ白な世界に包まれていく。

人っ子ひとりいない白銀世界。
RIMG2197 ← 下の方、樹木だけが薄霧の中に黒く小さく確認できる。  

それでは今のうちに。。。雲海に突入ーーーっ! 一気に雲の下の世界まで、GOー☆
RIMG2175RIMG2196

少し降りたところ。八方山第一ケルン↓。まだ雲海の上。
RIMG2210RIMG2205

 

一方、雲海の下。。。こちらも休暇満喫中?!

RIMG2125 RIMG2216
ただいま。                                      起きろ。 

RIMG2154 RIMG2144
ぼー。                                      キツツキ!

RIMG2128 RIMG2132
遊ぼ。                                   にゃんぽー、分身の術。

RIMG2160 RIMG2166
逃げた。                                   リス&雪見。

Continue reading

抜けたっ!

少し前、2週間ほど前だったかな、急に「抜けた」感じになった。
何かが変わった。
気持ちがふーっと軽くなった。
急に浮かび上がったような感じだ。

特に何があったわけではない。
ずっと真剣に考え続けてきたことに対して、急に考えの方向性というより感じ方が変わった感覚。
突然「抜けた」。
なんだろう?

今から思えば、秋茶が終わってからここ数か月、心はまるでいきなり襲われた雪崩の雪に埋もれたようだった。
そっちでいいかわからないけれど掘らないと埋もれたままだからもくもくと真面目に掘り続けていて、
そうしたら、いきなり目の前が明るくなって突然スコンと抜けた。
出口のないトンネルからいきなり出たような、
何かがつるんと剥けて突然視界がひらけたような、
重い屋根雪が一気に落ちて長い冬が終わったことに急に気付いたような。

あはは、本当になんだろう。
すごくすっきりして、心が軽くなったの。
やっぱり何か「抜けた」んだろうなあ。


長いこと真剣に考え続けてきた問題の答えや解決の名案が見つかったわけではない。
たぶん、答えはなくて自分のすることが答えになっていくことが分かったのと、
大きな壁は今もこれからも変わらずそびえたっていてその中で進んでいくことになるのが分かったのと、
それよりももっともっと大きな素晴らしいものがすでに存在していることを心から実感できたからかもしれない。

何か浄化され、新しい風が吹いた。
突然ぶわっと、心に幸福の花が咲いた。
本当の感覚だ。
考えてそうなったのではなく、考えていないときにそう感じた。

そうだ、感じたんだ。
ああ、好かった、間に合った。
そうやって、考えでなく自分の心が本当に感じないと、私は前には進めない。
意識してそうなるわけではないしいつ来るかわからないし自分でそうなろうとしてなれるものでもないけれど、
待っているだけではいつまで経ってもこうはならなくて、日々目の前のことに一生懸命向き合ってやっていると、
ある時突然こんな感覚になる。
基本、こうならないと私は動けない。

もちろん仕事や生活は違うよ。
気が向かない仕事だって自分を説得しながら日々を調整する。
計画しないと生活は成り立たない。

でも、お茶に関しては違う。
このサイト活動は、感覚でやっている。
計画ではない。
飲みたい感覚が自分になくなればやめるだろうし、やめても誰にも迷惑はかからない。
そうか、それなのに、それに対して考えすぎていたのかもしれない。
ひとりで考えていると、いつのまにか違う方向に考え詰めてしまっていることがあるよね。
そうなると、どんどん気持ちが凹んで知らないうちにそこから抜け出せなくなっている。
何とかしたいと難しく考えすぎてしまっていたのかもしれない。

もちろん、考えることは大切で、やめない。
壁にぶつかったら、直視する。
決して目の前の現実を放棄しない。
いつだって逃げずに真剣に考えて、そして実践してみるからまた新しい感覚が来て、次に進める。
だから、結果がどうなろうといつもぎりぎりまで精一杯やってしまう。
この数か月は、きっと真剣に考える期間だったんだろうなあ。
こういう心の展開になるとは思っていなかったなあ。


もともと、一部の人間が何をどう頑張ったところで、どうすることもできないことはたくさんある。
人件費や物価の高騰による製造コストの上昇も、国の経済成長や景気動向も、市場の流れや嗜好の変化も。
それらは自然の流れで、解決するとかしないとか、そういう類のことじゃない。
直面した時は「壁」にぶつかったと感じたのだが、実は壁ではなかった。
「景色」だった。

見たこともない山に惹かれて自分から進んで歩いて来たのに、自分の想像の範囲を超える巨大な山山が現れたら
貧血起こしてこの先どうやって歩いて行こうと凹むなんて、あはは笑っちゃう。
もともと、そういう景色の道だったんだ。
その山を歩きたいのだから、歩ける方法を探してまた一歩進むだけだ。
この先どうなっていくのかわからないけれど、考えたってわからないから一生懸命進む。
これまでと変わらない。
大蛇や老虎に襲われるかもしれないけれど、その向こうには素晴らしい景色が広がっているかもしれない。
いろんな備えをしつつ、できることを見つけながら、歩けるところまで進む。
まだ私は歩ける。

ということに気が付いた!


休暇を取ったのもよかったかな。
同じことをずっと考え続けていると時に変な方向に考え詰めてしまうから、
そうなったら、一度そこから完全に離れてみると逆にそれが近道になったりすることがある。
日常とまったく違う環境に身を置いたり、普段動かさない筋肉をいっぱい使ったりすると、すっきりする。
ここ数年、冬の休暇は仕事を持ち込んでスキーしていなかった。
けれど今年は、数年ぶりに連日スキー練習して毎日温泉も睡眠も満喫して、きちんと「休暇」を過ごした。
数日間で本当にリフレッシュして、それが好かった。


一番大きかったのは、品茶会で茶友たちに会えたこと。
1月と2月、合計6日間。
本当に好かった。
茶友たちに会えて一緒に時を過ごしていると、ものすごく元気になっていくのを自分で感じた。

いろんなことを感じたけれど、茶友たちのおかげで心の向きが大きく変わって、前に進めた。
会って一緒にお茶を飲んでいろんな会話をして、いつのまにか心は迷いや悩みから脱出していた。
会えば会うほど、次々に。
品茶会が終わってから気が付いたんだけど。

品茶会には「好い気」が集まる。
おいしい笑顔、肩肘張らない無邪気な会話、素直で健全な気持ち、人を思いやるやさしさ、
そういうのが集まってますます「好い気」になって、自分もいつのまにかその中に染まっている。

以前は、自分が迷ったり悩んだりしているときは品茶会を開催しないほうがよいのでは、と思っていた。
心配させたり困らせてしまうかもしれないし、自分が心から楽しんでいないと半端にしか伝わらないだろうし。
が、もしかしたら違うかもしれない。
茶友と会うと何か悪いもの(?)が浄化(?)していく感じがする。
とにかく気持ちは明るくなって心は軽くなって、終わってみるとすごく前向きで元気になっていた。
気のせいかもしれないが、集まった茶友のみんなもどんどん元気になっていたような気がする。
次からは、なにか迷いがあるときは品茶会をしよう。
茶友とともに過ごす時間が道しるべになってくれる。

人の心って不思議。
温かい心に触れると自分の心も温かくなる。
心って見えないけれど何をするにも一番の根源だ。
その心を作るのも人の心なんだなあ、と思った。
茶友たちに会っているうちに、心に何かが生まれていくのを感じた。


茶友の数は以前よりも少ない。
努力して茶葉に結果を出しても、飲む人が減っている現実に凹む。
けれど、数が少なくても茶友が「いる」、ということがすごいことだと感じた。
伝わる人が「いる」、サイトを見て何かを感じて行動を起こしてくれている人が「いる」。
少なくても「いる」、そのことの方が素晴らしい奇跡だと気が付いた。

茶友の中には、何度も会っている人もいれば、これから会うことになる人もいる。
生涯会う機会がなかったとしても、同じ釜の茶葉の感覚を共有するこの世で数少ない心の友だ。
経済的な理由や体調の都合などいろんな事情でしばらく飲めない状況の茶友は何人もいるが、
今は飲めないけれどいつかまた飲みたいから頑張ってほしいと寄せてくださる心からのメールは、
いつまでも温かく心に残って消えない。

お茶を通じていつのまにか人との縁を作っていた。
いつかお茶が作れなくなっても、お茶を通じてこうやって作ってきた人との縁は消えない。
そっちの方が、お茶よりも何よりも得難くて、そういう人と出会えた、ということの方が奇跡だ。
心の底からそう感じた。
そうしたら、ものすごい涙があふれて、すごい幸福を感じていた。

素晴らしい人生だと思った。
たとえこの先お茶がなくなっても、それ以上に素晴らしいものがその時にはたくさんある。
茶友とはきっと会うし、おとんやおかんとも縁が切れることはなく生涯会い続けるだろう。
お茶がなくなっても、人は残る。
お茶が作れなくなっても、何かを失うわけではない。
そのことを、本当に心から感じた。
そうしたら、自分にはもっと何かできるのではないかと思った。

ふーっと軽くなって、気持ちが明るくなっていた。
そうか、それまで私は望みを失いかけていたのかもしれない。


春だ、碧螺春だ。
おとんが待っている、おかんが待っている、会いたいなあ。
ふいみんも向こうで待っている、会いたいよ。
日本で楽しみに待っている茶友もいる、笑顔で会いたい。

まだ終わりではない。
希望は捨てない。
まだ私にやれることはある。

2013年、変わるわよっ♪

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます♪

12月中旬から大晦日まで合宿状態で、正月からはひとりこもって、ぶっ通しで茶葉作業していましたーー!!!
クリスマス前の21日から27日までは「小亀&子亀」が、27日から大晦日までは「ほたかげさん」が、
来てくれたのです~~~☆友人たちの大きな好意のチャンスを生かさねば!!!と頑張っていました。
まだ完全とは言えませんが気になって仕方なかったことが大分進み、お蔭さまで清々しく2013年スタートですっ♪

RIMG0868 RIMG0869

  

まず、小亀とは1週間集中しての大型作業(ここは画像なし)。
サイトの表からは見えない裏方仕事ですが、絶対に欠かせない重要な作業で、イメージとしては「棚卸」、かしら。
ただ、相手は「特別な茶葉♪」なので、寒い部屋に長時間こもって重い木箱をいくつも慎重に動かし続ける
という肉体労働である上に、木箱の中身はどれもこれも一見形状の似たもので、それらを絶対に間違えないように
整理しながら別の茶箱に入れ替えつつ、ひとつひとつ保存状態チェック&怪しいのは抜き出して適切に処理、
という繊細かつ経験力と集中力のいる作業。

この作業、ひとりでやるとものすっっっごく大変なのぉ~~。
日程を分けると効率が悪いので一気にやる必要があって、ひとりで集中作業すると3日目には手首が痛くて
動かなくなる(腱鞘炎)。上方の木箱を動かすときはまるで重量上げ状態で、年々筋肉は衰えてきているので
最近はこれを連続するのがちょっと危険になってきた。確か2年前、時間的に余裕がなくて急いでいた時、
木箱が手から滑って足に・・・サヨォォーナラァァァ~~・・・。腱鞘炎で筆は握れないは、足先は負傷するは、
高価な茶葉はダメージ食らうは、で、踏んだり蹴ったりだったのヨォ。(苦笑)

ここ2年程は、みなさまもご存知のとおり、中国の状況も大きく変化し続けて、その中で継続するために
差し迫った優先事項をつなぐだけで精一杯の時が過ぎていった。その蔭で、優先順位から外れて後回しにしてきた
表には見えない裏方作業が溜まり、いい加減収集つかなくなっていたの。このままでは先々の作業効率も悪くなり、
自分を苦しめることになってしまうので、どこかでまとめてやりたい、と気になって仕方なかった。


更に言うと、実は昨夏あたりから、作業メンバーが私ひとりになっています。
このサイトで募集してお分けする茶葉の全ての手作業が、私ひとりで完成させなければならない、という状況。

近年、率先して作業を支えてくれていたmireやkimiが、それぞれの仕事や生活の状況が変化し、以前のように
集合するのが難しくなり、その状況がこの先も続きそうなのです。もちろんこれまでのようにネットを使って
遠隔作業できるものは今現在も多忙の中手伝ってくれています。また、昨秋出発前はお兄ちゃん@管理人や
他の友人が緊急に手伝いにも来てくれました。しかしこの先、実際の手作業は、基本私ひとりの体制と覚悟し、
ひとりで全て完成させる心構えが必要になっています。

これから先は、ひとりでできる方法を考え、ひとりで作業完了できる内容のみに絞らなければ、この活動は
継続できない状況ですが、これまでいろんなピンチに友人達が手を貸してくれて、おかげさまでその過程で
みんなで一緒に考えて工夫して作りあげてきた土台がいくつもあるので、それらを基にし、同時に各方面を
よく見直し、絞れるところは絞り、変えられるところは変え、等々、もっともっと工夫できると思います。

茶友のみなさまにも、ご相談したり、更にご理解ご協力いただいたりすることがきっとあるでしょう。
その時はどうぞよろしくお願いいたしますね♪

そんな状況でもあるので、なおさら後回しにして溜まっている裏方作業を整理したくて・・・気になっていた。


そんなときに救いの手が~~~☆
「小亀」が子亀連れて、手伝いがてら伊勢から遊びに来てくれるっって!!!きゃああーー、亀様神様~~♪(感涙)

余談ですが、彼女は西安留学時代の後輩で、寮の部屋は斜向かい、私が調査の旅で大学を留守にしている期間、
よく「ぷーしん」の面倒を見てくれていた(小亀と私とぷーしんは西安での寮仲間なのよ♪)、私の性格も状況も
好く理解してくれていて、本当に助かる。根性があって信頼できてすごく頼りになる、妹同然の存在。
ということで、この機を逃してはなるものかと、ふたりで集中作業を優先して頑張りました。
4歳半になった子亀も、朝から夜まで気合入れて(!)ひとり遊びでがんばって、協力してくれましたっ♪
子亀へのご褒美?クリスマスイブに鶏の丸焼き、親子で一羽☆(笑笑)


27日には、小亀とバトンタッチするように「ほたかげさん」が来てくれました~~☆
大晦日の31日の日が暮れるまで、毎年恒例の秋鉄観音の70~80天審査♪&いろいろとミーティング!
RIMG0870 RIMG0873

年末年始の貴重な休暇&帰省の機会にいつも時間を割いてくれるので、このチャンスも最優先。
ほたかげさんとは一年で一回、このときくらいしかゆっくり会えないからお互いに話したいことたーくさん♪
今回は、審評はもちろんだけど、昨今の茶葉をとりまく中国の状況や環境の激変等、情報や意見交換しつつ、
その現状を受けてこれからについて考えていること等相談に乗ってもらったり、いろいろ真剣に話し合った。

そういった状況を把握した者同士で改めておとんの鉄観音を審評すると、大きな変化がわかる。
おとんの茶葉の存在位置が、以前とは大きく変わっているのだ。

例えて言うなら、おとんの茶葉は深みこそ増しているものの時代的には大きく変わらない。しかし、世の中が
大きく変わりすぎて、おとんの茶葉の位置がまるで違う場所に存在しているのが逆にはっきりしているのだ。
タイムスリップしたかのように、同じ「鉄観音」という枠内でも全く違う時代に存在する茶葉のようだ。

その差は、私たちがこのサイトを始めた当初からこの10数年の流れの中では、今の状態と比較するならば、
比較的近いところにあったり部分的に交わったりしていて、もしかしたらわかりづらかったかもしれない。
しかし、ここまで大きく離れてしまうと、それはそれはあっけないほどくっきりと出る。

変わりつつあるではない、すでに時代は変わったのだ。

ともなれば、私たちも変えなければ、ということを自ずと感じた。
茶葉を変えるいうのではなく、その伝え方を。

存在位置が変わったと感じるならば、その茶葉の伝え方をこれまでとは変えていかないとピンボケになって、
伝えたいことが知りたい人に伝わらないような気がするのです。今初めてそう感じたわけではないのですが、
昨年の流れはそれを決定付ける激動の変化と言えるかもしれない。その変化を受けて、昨年福州で開催した
品茶会の経験、あの日々で得た感覚も大いに生きている。あの時、一緒にお茶した多くの中国の茶人たちから
時代の激変がビシバシ伝わってきたのです。

状況が変わった。。。そうだよっ☆ 私たちも変わらなくっちゃ! うん、変えようっ!!

決めましたーーっ☆
さっそく、現在大募集中の12秋おとん鉄観音《心の隊員》から、変えますっっ!!!
そうと決めたら楽しくなってきたぞーっ♪ 内容きちんとまとめなくちゃですね。どうぞお楽しみにーーー☆ 


ということで、2013年、変わるわよっ♪(笑笑) みなさま本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

審評レクチャーin佐賀県茶業試験場♪プロローグ

ご縁あって佐賀県の茶業試験場から烏龍茶の感官審評(官能審査)のレクチャーを依頼され、 九州は佐賀に来ていまーすっ♪
本日は3日間滞在の1日目☆

朝焼けの羽田空港↓を出発し、
RIMG0902  約2時間で佐賀空港到着。

目的地の茶業試験場は目の前、でもちょこっと寄り道中。。。だってそこに鉄鍋があったんだもんっ!!!
CIMG0008 ←エアー炒茶中。(笑笑)
きゃああー♪ 炒りたい~~~。(心の声) 

到着。さっそく始まっています。
CIMG0030 CIMG0057

CIMG0062 CIMG0072

詳細はまた。とりいそぎ「佐賀にいますご報告」でしたー!

本編「ミッションin佐賀県茶葉試験場♪1日目スタート」 へ続く。

ミッションin佐賀県茶葉試験場♪1日目スタート

審評レクチャーin佐賀県茶業試験場♪プロローグ」 の続き。

◆今回隊長に与えられたミッション!(笑笑)

佐賀県茶業試験場の製茶研究担当責任者さんに烏龍茶の官能審査 (感官審評)をレクチャーするっ♪】

佐賀県茶業試験場 (日本で唯一の独立の茶業試験場だそうです!)では、緑茶(無醗酵茶)以外にも
青茶(=烏龍茶=半醗酵茶)や紅茶(全醗酵茶)等の醗酵茶の研究も進めているそうですっ☆
その繋がりで、烏龍茶の本場中国において私がその伝統法茶葉を10年以上継続して研究製茶していることと、
中国国家級茶葉の感官審評の経験とその国家資格(高級技師、高級評茶師)もあること等からご縁が結ばれ、
嬉野にある佐賀県茶業試験場からご依頼いただき、製茶研究担当責任者さん及びそのチームのみなさまに
烏龍茶(主に鉄観音)の官能審査(中国では「感官審評」)のレクチャーをさせていただくことになりました~♪

(目的は烏龍茶でしたが、なぜか流れから緑茶類や紅茶類のレクチャーへと大進展しちゃいますよお~~☆)

 

(寄り道中)空港から試験場への途中、少し高台から嬉野を見下ろす。
おお~。茶畑、きっれ~~、庭園みたいっ! 
CIMG0004 CIMG0005 
中国にはない景色。タイムスリップして違う時代に来ちゃった感じ? 整然としてる、さすが日本。

(更に寄り道中、だってそこに鉄鍋があったから☆)
きゃあーー、鉄鍋ーっ♪ エアー炒茶中。(炒りたい、炒りたい、炒りたい。)←呪文。
CIMG0008 CIMG0013 CIMG0014
鍋3つの使い方が違う? どうやって作っているのですか? 
ああ、なるほど。「青鍋・回鍋・復鍋」ってところね。効率的だわ、さすが日本人。

 

茶業試験場に到着☆

「ミッションin佐賀県茶葉試験場」、始まり始まり~~♪(笑笑)
CIMG0018 CIMG0019
        茶業試験場場長さん&製茶研究担当責任者さん達と。ご挨拶後すぐにミーティーング。


さっそく会場へ移動っ! 

まずは会場準備、開始。       
CIMG0020 ←彼が今回の私のミッションターゲット☆(笑笑) 
製茶研究担当の責任者さんです♪

ビデオ?どうぞどうぞー。
CIMG0021 で、編集したらぜひ私にもくださーい♪(笑笑)

◆私のミッション最終目標!(※数年先の目標。個人差あり。)

【製茶研究担当責任者さんに、中国国家の非物質文化遺産伝承人の伝統製法安渓鉄観音である
「おとん鉄観音」(12秋《心の隊員》 まだまだ大募集中~~♪ぜひ飲んでくださーい☆。。。突然広告。)の
基本的な感覚審査ができるようになっていただきたいっ!】

しかし、これは3日間では不可能です。
伝統安渓鉄観音の審評は、中国茶の中でも一番難易度が高いとされており、経験年数が必要になります。
今回はその年月のスタートですっ☆
まずは2日間の実践で、国家標準の「審評の流れを体験」&「伝統鉄観音の香気滋味を体感」、
これが出来るようになっていただきたいっ!   隊長がんばりまーすっ♪

あれ。もしかして?
中国の職業資格が日本で直接役立つの初めてかも?。。。おお、国家試験受けておいて好かったーっ☆(笑笑)

 

会場準備終了。
さすが茶業試験場、共通して使える道具がたくさんあります。
・【持参メモ】青茶用「審評蓋碗&碗、レンゲ、小杯」、緑茶紅茶等用「審評杯」、追い炊き可能細口ポット×2。
・【後学メモ】杯用碗は要持参。逆に蓋碗用碗はなくてもOK。追い炊き用ポット×2は必需品。

本日は昼からなので半日しか時間がない、なんとか次の3限行けるかな、行きたいな、がんばってみようっ!!!
   1◆青茶(=烏龍茶)用の審評用具で審査方法を体験、審査の流れを体感。
   2◆青茶(=烏龍茶)の4大分類を体験、半醗酵茶の特徴範囲の広さを体感。
   3◆鉄観音(=青茶類)の「老茶」を「新茶」と同時に比較体験、双方の優点を体感。

それでは、ミッション開始っ☆

1◆青茶(=烏龍茶) 用の審評用具で審査方法を体験、審査の流れを体感」に続く

**************************************************************************************************
★質問【なぜ私が写った画像がたくさんあるのでしょう?】

なんと!助手役を買って出てくれた九州の茶友がいるのです!3日間同行してくださることにー♪
特に九州地方で積極的にお茶の文化活動をされていらっしゃいます、ZhongShanさん!
本日からの3日間の画像の多くは、彼女が撮影してくださったものです~☆

現場での助手役の存在は、非常に大きいです。
ひとりで炒りながらそれを撮ることはできず、淹れながらそれを撮ることもできず、話しながら撮ることもできない。
製茶でも、品茶会でも、講演会でも、助手役を担当してくれる人がいないと自分では振り返って見ることができないの。
そもそも私は、日本のお茶現場で活動することは想定になかったのですが、不思議なご縁でご依頼が届いて
お引き受けすることになり、そのきっかけになった茶友でもあり、かれこれ10年以上(数えてびっくり)
思えばサイト立ち上げ当初から「同じ釜の茶葉を分け合った仲間」☆。。。すっかり「老茶友」ね。(笑笑)

撮影係、板書係、備品係、秘書係。。。なにからなにまでお世話になります、感謝、感謝。
ZhongShanさん!本日から3日間、よろしくお願いいたしまーすっ♪

1◆青茶(=烏龍茶)用の審評用具で審査方法を体験、審査の流れを体感

ミッションin佐賀県茶葉試験場♪1日目スタート」 の続き。

1◆青茶(=烏龍茶)用の審評用具で審査方法を体験、審査の流れを体感。

青茶用審評用具(蓋碗、蓋、碗、杯、レンゲ等)の使用法やその各目的、審評方法の全体の流れを知る。
1◆茶葉は、11秋おとん鉄観音 【錦森王】&【虹蜜王】登場☆(←隊長心の作戦その1♪「いきなり極道」。笑笑)
CIMG0028 CIMG0030
あれ~? レクチャーするのはお2人、と伺っていたのになぜか大勢♪
(この後、更に人が増えていきますっ!)

この場にいらっしゃる全員が、日本茶の各分野の専門家さんです。
日本茶の審査資格がある方はもちろん、ない方でも日本茶の審査を長年経験なさっている。
でも、青茶(=烏龍茶=半醗酵)類の審査は全員初体験?
蓋碗を実際に見るのも初めて?の方がほとんど?

おおーーっ、なんて理想的☆
審評時、感覚と知識による判断は別機能、下手に知識が先にあるとそれが感覚を邪魔してしまう人は多い。
そうなると少々やっかい、いろんな意味で時間がかかる。
趣味や嗜好なら問題ないが、ここはそういう場所ではない、みなさんお仕事、本業に生かすため、真剣。
そして、分野が違っても茶葉審査の基礎は全員にある、茶の道のプロだ。必ず応用が働くはず。。。
となれば?
いきなり本物! いきなり本番! でしょ? それ一番っ♪ GOー☆

 

いつもと勝手の違う茶葉審査にみなさん新鮮なご様子!
日本茶の審査と基本的に大きく違う点は?
CIMG0033 CIMG0035
・抽出回数:日本茶は1回、『烏龍茶』は3回(時間がかかる、審査する項目が多い)。
・内質評価:日本茶は滋味メイン、『烏龍茶』は香気と滋味の比重半々(嗅覚・味覚の両器官を常に働かせる)。
等々。

途中で奥八女栗原製茶の悠次さん昭夫さん& くれはの岡本さんが会いにきてくださって&レクチャー参加!
数年前に栗原製茶さんのお茶作りフォーラムにご招待いただいた際、大変お世話になった方々です。
それ以来の再会、きゃあ~♪ お忙しい中遠方より会いに来て下さって。。。まあまあ、一杯どうぞ。(笑笑)

進行しながら、審評ポイントまで来るとそれぞれ説明していく。すでに最終項目「葉底」まで来た。
CIMG0041 CIMG0038
「葉底」、『茶殻』ではない。
中国語の「葉底」は、茶葉審評時の重要な内質チェック項目。(茶種によって比重は違う)
日本語で『茶殻』と訳されちゃうと、ちょっとニュアンスが違うんだよなあ。。。
ということで、「葉底」はどう見るか?「葉底」から何がわかるか?それをどう評価するか?等々も説明。

そろそろ、『烏龍茶』の審査の「流れ」がイメージできたかしら?

では次、行ってみようっ!

2◆青茶(=烏龍茶) の4大分類を体験、半醗酵茶の特徴範囲の広さを体感」へ続く。

2◆青茶(=烏龍茶)の4大分類を体験、半醗酵茶の特徴範囲の広さを体感

1◆青茶(=烏龍茶) 用の審評用具で審査方法を体験、審査の流れを体感」の続き。

2◆青茶(=烏龍茶)の4大分類を体験、半醗酵茶の特徴範囲の広さを体感。

『烏龍茶』は多種多様で広範囲、エリアによって大きく4分類され、更に品種や加工法等で枝分かれしていく。
それぞれ特徴が違うため、茶種によって審査用蓋碗の使い方(抽出時間等)も変わる。
半醗酵茶の特徴の幅は、緑茶に比較すると非常に大きく、一言で『烏龍茶の特徴』などとまとめられない
複雑な世界であることを、まずはイメージで体感していただく。
半醗酵茶の範囲の広さを感じ、その中で佐賀で目指す&可能なおいしい『烏龍茶』はどのような方向なのか、
考えるヒントに。。。なるといいなあ。(隊長心の作戦その2♪「敵を知って己を悟る」。笑笑)

2◆茶葉は、本当は8種(4大分類から2種ずつ)用いたかったのだが、状況から6種に絞る。
CIMG0047 CIMG0048 CIMG0050

6種とも、外形に始まり、香気・滋味・湯色・葉底、すべての審査項目に方向性の違う個性的な特徴がある。
CIMG0057 CIMG0055
みなさん何かを掴み取ろうと真剣。製茶研究担当責任者さん↑も、考えては質問されまた深く考え込まれたり。
今回の私のメインターゲット(笑笑)は彼☆、なのでこの方に満足していただかないと私がここにいる意味はない、
私も一生懸命お応えする。

おお、なんか燃えてきたー♪
だって、一般的じゃない、着眼点普通じゃない、反応違う、話が早い、彼。。。で、できる☆(←笑笑)

な、なんだ?。。。似ているのか。。。誰かに。。。
なんかね、会話がね、かゆいところに手が届く感じ!?
細かい説明をしなくても「キーワード」を言うとわかる部分が多いのね。説明と同時に頭の中では
原料や畑や製茶時の葉の状態やそれぞれの具体的なシーンが浮かんでいるの。だから審査しながら
製茶時の話になっていく。審査の本来の目的はこれだ。それを受けて次の製茶にどう生かすか。
でもこういう会話になる人にまず出会ったことがない。ああ、唯一祥華のおとんがいる、烏龍茶以外は
専門外だけど。それでも作ったことのある人間でないと展開していかない会話の方向というのがある。
それも、ただ作っているだけではこうはならない。分かって作って、考えて作って、成功と失敗、
実験と検証、孤独な闘い、多分そういうことを繰り返している者同士にしか成立しない会話だ。
そうだ、本当においしいお茶を作るための製茶を研究しているっ!その会話ができるっ!!
俄然楽しくなってきたーっっ♪  

ちょっと余談。。。
私、こういう人。。。中国でも、日本でも、初めて出会ったかも?!
茶葉の品質審査できる人の多くは、例えるなら『理論ベース』か『実践ベース』、そのどちらかに偏ることが多い。
(※『商売ベース』の審査は、品質とはまた違う視点があるので、ここでは考えない。)
それぞれの分野では経験も知識も豊富だが、もう一方への経験と理解が少ないのと、置かれた立場や立ち位置
によって重視点も違うので、一緒に審評するとかみ合わないことが多い。審査時の茶葉と製茶時の茶葉が
審査人の中で連動していないせいか、審査の結果が審査された茶葉それぞれの次の製茶に生かされることは、
実際はほとんどみかけない。茶王賽(コンテスト)などで審評する際の目的は、優劣結果の決定が主になるが、
製茶する人間にとっての審評の目的は、優劣結果を次に生かすこと、優劣の各原因を探り問題点を発見し
改善策を考え成功は更に生かして次に「もっとおいしいお茶を作ること」が主だ。

そうか、そういう審評が一緒に出来る人、おとん以外に私、まだ出会ったことがなかったかも。
いた、ここに。。。 

燃えーーーっ♪(喜喜)  

脱線した・・・スミマセン。はい、次っ。
IMG_0003 IMG_0009
青茶(=烏龍茶)の4大分類をイメージ体感したところで、1◆の「おとん鉄観音」 2種を振り返ってみる。
「おとん鉄観音」は、『烏龍茶』全体の中でどう見えるか、どう感じるか?!
IMG_0013 IMG_0014
みなさん、それぞれの感覚と頭の中で整理中~。

↓私の製茶ノートに挟んであったおとん鉄観音(天然野生種の紅芽鉄観音)の押し葉↓
資料として差し上げた♪
IMG_0016 CIMG0058
・【後学メモ】これ↑あるといろいろ説明しやすい、次はもっといろんなパターンで採っておこうっ!    

助手役のZhongShanさんが、私が話している内容の要点を黒板に板書してくれているー♪
CIMG0061 レクチャー中、中国語の審評専門用語が混ざる。
中国茶は日本茶よりも範囲が広いので、審評専門用語には日本語に無いものが非常に多く、それぞれの意味の
説明はできるが、勝手に日本語に訳すことはできない。そのため、ある程度の専門知識があって中国語が
聞き取れないと板書はできない。。。私は淹れながら書けないし。。。助かります~♪

さあ、『烏龍茶』の範囲の広さ、なんとな~くイメージできたところで。。。
いよいよ大詰め、なんと初日からおとん鉄観音「老茶」の扉を開けてしまいますーっっ、きゃあーーーっっ☆

本日のラスト、3限目、行ってみようっ!

3◆鉄観音(=青茶類) の「老茶」を「新茶」と同時に比較体験、双方の優点を体感」へ続く。

3◆鉄観音(=青茶類)の「老茶」を「新茶」と同時に比較体験、双方の優点を体感

2◆青茶(=烏龍茶) の4大分類を体験、半醗酵茶の特徴範囲の広さを体感」の続き。

3◆鉄観音(=青茶類)の「老茶」を「新茶」と同時に比較体験、双方の優点を体感。

安渓鉄観音、「min(門構えの中に虫)南烏龍茶」を代表する有名な青茶(=烏龍茶=半醗酵茶)。
薬用茶として伝承されてきた伝統法の安渓鉄観音は、「老茶」になると大きな付加価値が生まれる。
製茶時から適切な状態で継続保存した伝統製茶法によるビンテージ茶葉(製茶時に一定等級以上に
仕上がった成功茶葉)は、年月をかけて内質を転化させていく段階で、およそ1000日ごとに特別な香気や滋味が
生まれ、古来より効能の高い薬用茶として珍重されてきた「老茶」と呼ばれる特殊な内質の茶葉に変化していく。
その内質は、現代の商業用製茶法で仕上げた商品茶の安渓鉄観音では決して生まれない。天地の恵みと
人の努力、大自然と歳月の流れ、そういった先に出会えるもので、理屈や理論では説明できない魅力が存在する。
逆にその「新茶」には、新茶でしか味わえない期間限定とも言える「老茶」になると消えてしまう内質が存在する。
双方を同時比較することで、それぞれの好さの違いとその魅力を感じてみる。
同時に、製茶時の採茶法が違う同年茶葉が、老茶になるとどのような方向性の違いがあるかも感じてみる。

3◆茶葉は、11秋【伝承桂花王】& 【銀河王】vs08秋【1号】【4号】 登場☆(※【4号】のみ、ほぼ一葉摘み)
(↑隊長心の作戦その3♪「開けた扉は二度と閉められない」。笑笑)

CIMG0063 CIMG0068
実はこのレーンの結果、個人的にとっても興味がある。

それは。。。

「おとん鉄観音の老茶」を初めて体験する人たちは、「この香気やこの味わい」を一体どう感じるのか?!
烏龍茶を飲み慣れていなくて、でも日本茶は飲み慣れている専門家の方たちは、おいしいと感じるのか?!
それとも、おいしくないと感じるのか?!
どっちだ?!

「おとんの老茶」に情報も先入観も基準もない人たちが飲んでどう思うのか、が、私は知りたい。
なので、わざと価格も言わず茶葉の細かい説明もせず、審査中は自分はなるべく表情を出さないように
がんばった(すごいと体が勝手に反応しちゃうので)。烏龍茶に対して固定概念がまだない方々が、
審査とかなんとかではなく、ただ口に入れる液体として、初めてのこの「老茶」の世界をどう感じるのか!!!
そこが知りたいっ☆

ということで、実はこっそり実験&検証中なのです。。。おほほほほ♪

結果。

わ、分かるんだっ!!!   やっぱり感じるんだっっ!!!  
おいしい?ええー、本当においしい??  うわ、本当だ。。。  みんな驚いているーーっっ!!! 
摩訶不思議で理解不能のおいしい顔している~~~。(笑笑)   
すげーーー♪♪♪ すげーーー♪♪♪
CIMG0075 CIMG0070
はぁ、、、安心した、、、泣きそう~~。(感激中)

だってね、飲んでくれる人(茶友)は増えないし、茶友は増えるどころか減っていて、
自分が心からおいしいと感じるこういう茶葉たちは、次々に作れなくなって・・・この世から消えていく。
碧螺春も昨春が最後・・・残るはこの鉄観音だけ。
そんな現実の中で、ときどき考えてしまうことがあるの。

「おいしい」「特別だ」と感じるこの感覚は、ひょっとしたら自分が関わっているからそこから来る単なる
思い込みなのかとしれないとか、茶友はみんなやさしくて茶葉の情報もぶろぐで見て知ってくれているから
おいしいと言ってくれてるのは思いやりからかもしれないとか、本当は世の中の多くの人はおいしいと
感じないのかもしれない、だって本当においしいと感じる人がいるならもっと飲んでくれる人がいても
よさそうなのにとか、やっぱり自己満足に過ぎないのかとか・・・本当に考えちゃうときが、あるのよぉ~~。

でも!!!
ここにいらっしゃるみなさんのこの素晴らしいご反応はーー☆  嘘じゃないわあああーーー♪♪♪
(翌日、一晩漬けっぱなしにしておいた茶湯を更に多くの方が味見することになり、もっと感激することになる☆)

ありがとうございます&ありがとうございます。。。私、今年もまた立ち上がれそう。。。(感涙)
実験成功&検証結果最高了~♪ アハハ☆ 

 

これにて1日目、無事終了。

やったあーー、温泉っ、温泉っ、嬉野温泉~~~♪(笑笑)  

2日目、白銀の朝、 に続く。   

白銀の朝

3◆鉄観音(=青茶類) の「老茶」を「新茶」と同時に比較体験、双方の優点を体感、の続き。

こちらは隊長カメラです!
いざ始まると私は撮っている場合じゃないからね、今のうち今のうち。。。

嬉野の地で初めて目覚める朝は、眩いばかりの白銀の世界~☆ (なんと!昨夜珍しい大雪が降った)
RIMG0909 RIMG0913
(部屋から撮った景色↑)
嬉野温泉街の小さな旅館泊、ビジネスホテルは無いの、でもビジネスホテルより安いわ、素敵。
障子を開ければ広い窓、目の前は朝日降り注ぐ嬉野川、まばゆい光の中に嬉野の街、
窓辺から一望できる遠くの山山、澄んだ空気まで白銀に輝いている~~っ☆
おまけに夜明け前から嬉野温泉!大浴場よー!! 最~高~~♪ 
「これはお茶の神様からのご褒美だわ」。。。ということにしておく。(笑笑)
RIMG0915 RIMG0907

朝ごはん食べたらすぐ出発。今日もがんばるっ♪

 

佐賀県茶業試験場、 到着。

場内の茶樹たち。いろんな品種で研究がされている。もっと見たいけど今は時間がない。
雪でよく見えないし、解けてからまた来たい。朝日が当たってすでに雪化粧は解け始めている!
RIMG0917 RIMG0920

こちらはアッサム種↓、立派。              その葉っぱ↓、さすがに大っきー♪ 
RIMG0922 RIMG0924

 

会場到着。

さて、まず一杯。(笑笑)  
↓これが飲みたかった♪ 昨日の3◆4種、 まさかあの4種を捨てるはずがない☆
RIMG0925 RIMG0926 
↑土瓶に漬けておいたの♪
審評終わった茶葉を、蓋碗から土瓶に放り込んで、熱湯注いで会場に放置。
昨夜は大雪になるくらい気温低かったしね。 
日本茶関係のみなさま、この一晩漬けた茶葉、『宵越しのお茶』にどんな感想をもたれるかしら! 
うふふ☆

打ち合わせして、さっそく準備。

2日目の本日は、まずこれ↓ これをやってみたいっ!
RIMG0928 ←この結果、個人的に非常に興味がある☆
さて、なにが始まるのでしょう~♪ 

ミッションin佐賀県茶業試験場♪2日目スタート、 に続く。

ミッションin佐賀県茶業試験場♪2日目スタート

白銀の朝 (隊長カメラ)、の続き。(ここから助手役カメラ)

昨日レクチャー終了頃から降り始めた雪は闇の中を降り続け、一晩でこの地でも珍しい大雪となった。
明けて今朝は一転し、朝日燦燦と降り注ぐ中、嬉野の地は白銀に輝いています~~☆

いざ出発♪
CIMG0090  ←嬉野川にかかる橋。お宿の前。
橋のたもとにおっきな有田焼!

予定では、本日午前は私を各生産家さん達宅やその製茶場や茶畑へ案内してくださる段取りだった、
とのことですが、茶畑は雪景色&各地への道路は凍結???。。。あら大変。
ということで、予定変更。
中で審査レクチャーの続きをしながら雪が解けるのを待って、午後は先に試験場内の畑と工場見学へ?
了解。やったあー♪
実は、もちろん生産家さん達の現場や畑も行ってみたいけれど、試験場内の畑と工場はぜひ拝見したいし、
昨日審評しながら話が進展して、審評してみたい内容やアイディアが次々に生まれていて、
製茶研究担当のみなさんともっといろんな茶葉を審査しながら、もっともっと茶葉について話し合いたかったのーっ♪ 
大雪に感謝?!(笑笑)

佐賀県茶業試験場、到着。本日もよろしくお願いいたします!  周りの茶畑は雪化粧☆
CIMG0093 CIMG0091

なかなか見られない「白い茶樹」。  茶葉が綿帽子かぶっている☆  かわいい~♪
CIMG0094 CIMG0101 

CIMG0104 

2日目、準備開始っ!

なんと、本日は予定外の紅茶(全醗酵茶)や緑茶(特に釜炒り)の審査レクチャーへと進展していくことに!!!
私は好くてよ。 なんでも来い~~~♪(笑笑)

だってね、「嬉野」と言えば?
そうっ! 日本の「釜炒り緑茶」発祥の地☆
中国から釜炒り緑茶が最初に伝わった日本の地が、ここ嬉野!?
(でも来るまで知らなかった・・・というか記憶の彼方に・・・すみませぇん。)

そして私が鉄観音以外に大好きな茶葉と言えば?
そうっ! 中国の「釜炒り緑茶」の宝、「(洞庭)碧螺春」~♪
東山おとんの碧螺春は、 現存する最後の「全工程を素手で仕上げる原始的な釜炒り緑茶」☆
(でも昨日、緑茶の話題になるまで先方も私が釜炒り緑茶を作っているとは知らなかった様子?あはは!) 

 

『うれしの釜炒り茶』&「(洞庭)碧螺春」。
このふたつの緑茶、同じように「釜炒り茶」と表現しても間違いではないのだが、加工法が大きく違う。
となれば当然、同じ緑茶でも審査標準は違う。

緑茶(無醗酵茶)は、加工法により更に5つに大きく分類されるのですが、
日本の『釜炒り茶』は、緑茶の中の「焙青類」に分類、製茶工程の一部に「金属製や土製の釜類」を使う緑茶類。
中国の「碧螺春」は、緑茶の中の「炒青類」に分類、生葉から仕上がりまで全ての工程を「鉄鍋」内で行う緑茶類。

あ、ちなみに『釜炒り茶=緑茶』、ではありません!!!
『うれしの釜炒り茶』と言えば緑茶に限定されますが、日本語で『釜炒り茶』と表現できる茶葉の範囲はとても広い。
言ってみれば、青茶(=烏龍茶)類も『釜炒り茶』です。(※製茶工程の一部に「金属製の釜類」を使う茶葉)

 

さて、『うれしの釜炒り茶』&「(洞庭)碧螺春」。
方や「焙青類・機械炒」、方や「炒青類・手炒」。
加工方法は違いますが、どちらも『釜炒り緑茶』です!!
要するに?
製茶研究担当責任者さんも私も、「釜炒り緑茶大好き♪」ってことだったのよーっ☆
それがお互いの「十八番」だと知っちゃった日には??
お互いの茶葉に興味が無いはずが、、、ないじゃないかーーーっっ♪(笑笑)

 

「うれしの釜炒り茶」を現役で手炒りしていらっしゃる作り手さんも、昨日に引き続きお越しくださいました。
当初はこちらから伺う予定でしたが(ご自宅に現役の鉄鍋があるとのことで☆)、雪で移動が不便なので
お越しくださったのです。ありがとうございますっ!
CIMG0107 ←手炒している者同士、手炒り話に花が咲く。
楽しい~、また後でお話聞かせてください♪

 

ふたり打ち合わせ中。
「うれしの茶」のいろいろな種類(蒸、炒、新、熟、等々)のサンプルを広げながら。
CIMG0110 CIMG0114 
各茶の説明をしていただき、どういうラインで進めたら審評が効果的か、何を優先するか、等々。

よし、流れは決まった。   みなさま、本日もどうぞよろしくお願いいたしますっ♪
CIMG0130 CIMG0117  

あれれ、今日も新しいメンバーが加わっている!? 
農業改良普及センターで日本茶審査もされている方々? 手炒りなさる作り手さんも加わって!
CIMG0129 CIMG0127

まずはお昼まで、次の2限目標で、行ってみよう!
 ・4◆中国の緑茶用審評用具と審評方法を体験、日本法と比較しその違いを体感。
 ・5◆碧螺春の時期別4等級を体験、炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感。

それでは、ミッション2日目開始っ☆

4◆中国の緑茶用審評用具と審評方法を体験、 日本法と比較しその違いを体感。に続く。

4◆中国の緑茶用審評用具と審評方法を体験、日本法と比較しその違いを体感

ミッションin佐賀県茶業試験場♪2日目スタート、 の続き。

4◆中国の緑茶用審評用具と審評方法を体験、日本法と比較しその違いを体感。

中国の緑茶用審評用具の使用法や各目的を確認しながら、審評方法全体の流れを体験する。
同時進行で、日本の現行審査用具とその方法で同じ茶葉を淹れ、審査用具の違いが審査結果に影響するか
確認し、違いがあるとすればそれぞれの特徴や優劣点がどこなのか、同時比較で体感してみる。

4◆茶葉は、2種の『うれしの茶』、蒸し茶(蒸青類緑茶)&釜炒り茶(焙青類緑茶)☆ 
(隊長心の声♪「うれしの茶飲みたいっ!」笑笑)

これよ、これ。。。さっき準備していたのは。  この比較、やってみたかったー♪
CIMG0133 CIMG0135 
だって、日本茶の審査方法で日本茶を飲んだことがなかったから。
それと、いつも習慣になっている方法(中国の審評法)で「うれしの茶」を飲んでみたかった。

もちろん「彼」(製茶研究担当責任者さん)も『やってみたいっ!』に大乗り一票♪
他のみなさんも興味津津?!  そりゃー、当然よね~~♪

結果。これはこれは。。。非常におもしろい。予想以上の発見、いろいろ☆ 
CIMG0137 CIMG0142
2日目、1限目から大盛り上がり~♪ 

この結果?
参加者のみぞ知る。
(ヒィー、スミマセーン・・・残念ながら書いている時間がなくなってきたのですぅ・・・。)
いつかまた!

あ。一言だけ☆
「彼」曰く、『日本茶の審査にも、中国の審査方法をぜひ取り入た方が好い。』(←というような意味のこと。)

というわけで、時間の都合上2日目&3日目、ダッシュで行きます。
はい次っ! 

5◆碧螺春の時期別4等級を体験、 炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感、に続く。

5◆碧螺春の時期別4等級を体験、炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感

4◆中国の緑茶用審評用具と審評方法を体験、 日本法と比較しその違いを体感、の続き。

5◆碧螺春の時期別4等級を体験、炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感。

洞庭碧螺春、中国を代表する有名な緑茶。
しかし、伝承の伝統製茶法は、前世代を最後に継承されていない。
その特徴は、茶樹の剪定も含め製茶過程に電力を一切使わず完全なる手作業で仕上げる原始的な製茶法。
原料は、茶畑の樹ではなく、数百年前から代々受け継がれてきた複合果樹園の中に果樹と共生している
実生の優良在来種で、収穫前半はその新芽のみを使う。摘んだ後、米粒大の新芽を指先でひと芽ひと芽100%、
炒茶前に精製する。気温が上がるに伴い生長する芽の状態が「洞庭碧螺春の原料要求」ではなくなると、
同茶樹同炒茶法を用いても「洞庭碧螺春」ではなくなる、その後の茶葉は「炒青」と呼ぶ。
炒茶は、数種の果樹の薪を使いわけ各薪の特性で火力調整した高温の鉄鍋の中で、少量の1鍋ずつひとりの
人間が生葉から乾燥まで素手で一気に仕上げる。繊細な原料を手炒りする巧妙無類のその技法は一度始まると
完成まで止められないため、炒茶人には息の合った焼火人のサポートが欠かせない。
等級は主に収穫時期によって分かれ、早い方が形状も内質も特殊で希少価値が高く、最高等級ともなると
仕上がり一斤(500g)の芽数は10万以上にもなる。
このような原料と技術の茶葉は地球上で他に類を見ず、生産量は日に数100グラム・収穫日数は年に20日前後、
そのため市場流通が不可能で、今世紀初めまで継承されていたことが奇跡的とも言える希少な茶葉である。
ちなみに、現行の商業用の洞庭碧螺春の製茶法は、これとは違う。

伝承の伝統洞庭碧螺春の収穫時期によって分けられた4種の別等級を中国の審評法で淹れ、
碧螺春茶樹の新芽の内質や仕上がり特徴が日々どのように変化していくのか等体験してみるのと同時に、
日本にはない「炒青類」の「手炒り釜炒り緑茶」を体感し、「日本の釜炒り緑茶」との特徴の違いを感じてみる。
「うれしの釜炒り茶」のルーツでもある中国の原始的な手炒り釜炒り緑茶の、その一例を体験することで、
更なるおいしい「うれしの茶」作りのヒントに。。。なるといいなあ。

5◆茶葉は、12《碧の宝茶箱》より 【禮茶】【貢茶】【極品】【特級】、登場☆(←隊長心の声♪「生き証人になって!」)
12 《碧の宝茶箱》、まだお分けしていますっ☆ ご興味ある方ぜひぜひ飲んでくださーい♪。。。突然広告☆)

日本茶関係のみなさま、見たこともない外形の緑茶に釘付けっっ?!?!  
CIMG0145 CIMG0146
『唖然』?? 『信じられない』??     でしょでしょー♪(笑笑)   

確かに、東山おとんの碧螺春は、いつ見ても自分でも驚く。
このお茶って、正気の沙汰とは思えない、と言うか、なんと言うか。。。とにかく尋常ではない茶。

それにしても、みなさんさすが「その道」の方々だわ、やはり普通の反応ではないわ。
だって、『唖然』とするということは、「この外形」になるために「なにが行われたか」が想像できる、ということ。
それを想像して『信じられない』ってなるわけだから。。。

そんなみなさんに飲んでもらえるなら!!! この子たちもきっと本望だわーっ☆ さあ飲みましょうーー♪

あれ。。。なんかまたいつのまにか増えている~~っ!!!
また違う作り手さん?(こちらから伺う予定が雪の影響で逆にお越しくださった☆感謝)に、お役所の方?!
しかし、立場が違うこの地のお茶関係者が一緒になって、みなさん沸き合い合い。好い感じ~。
好きだなあ、こういうの♪

 

さて、洞庭碧螺春。
その審評は非常に特別である。
数ある中国緑茶の中でも特殊な特徴があるため、審評基準も他の名優緑茶類と大きく異なり、
独立した洞庭碧螺春特有の審評方法がある。また、茶葉の中で一番保存が難しいともされている。
審評には専門の知識と経験が必要だが、茶葉が希少な上に、審評基準が特殊で、更には、
好い状態で飲める人間とその機会も限定されるため、洞庭碧螺春の審評は難易度が非常に高く、
正しく審評できる人間は少ない。(・・・こういう背景も、継承されず絶滅茶になってしまう要因か・・・。)

でも、今日はそんなこといいの!!! 体感&体感~♪ 
東山おとんの碧螺春・・・昨春を最後に地球上から消えて、もう二度と飲めなくなる可能性が高いから・・・。
なので、釜炒り茶に関わるみなさんにも、最後の「生き証人」になってもらえたら、嬉しい。(心の声)
CIMG0147 CIMG0150
みなさまそんなこととは露知らず。。。(笑笑)

「味」に驚いているの?  『味わいがすごい』? 
え?おいしい? ほんとに?? うわあ~~♪ やったーー☆ 

↓青茶用の審査蓋碗の蓋の上で、水に漂わせた碧螺春の「葉底」。(※蓋の直径:約7.3cm)
CIMG0153 CIMG0155 
摘んだ時&炒る前の芽は米粒状、こんな風に扇状に開いてはいない。
RIMG0932 (←ピンセットの先&碧螺春の葉底) 
碧螺春は、飲む人の湯の中で初めて開く♪

「葉底」、目で見て、手で感じて。。。「うれしの釜炒り茶」の作り手さんと「葉底」談義中~♪
CIMG0156 CIMG0159 

↓「葉底」を見る「漂盤」を持ってこなかったので、碗で代用。
CIMG0163 CIMG0165
気がつくと助手役がいろいろやってくれている~~~。本日もZhongShanさん大活躍!感謝☆

これにて2日目午前の部、無事終了&一時解散。

 

わーお、お昼~♪
CIMG0169  なに飲みますか、って? 当然。
嬉野茶くださ~いっ♪

午後の部、茶業試験場の茶畑、 に続く。

茶業試験場の茶畑

5◆碧螺春の時期別4等級を体験、 炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感、の続き。

午後の部、開始。
雪が解けてきたので、午後の早いうちに畑へ。やったー、お外だー♪
畑と工場を回ったら中に戻って、また審査レクチャーの続き。やったー、お茶だー♪(笑笑)

【午後前半】
 ・場内茶畑見学
 ・場内工場見学
【午後後半】
 ・6◆様々な「うれしの茶」を中国の緑茶審評方法で体験、審評研究。
 ・7◆様々な「紅茶」を中国の紅茶審評方法で体験、審評研究。
 ・8◆様々な「研究茶」を中国の適宜審評方法で体験、審評研究。

ごめんなさい・・・説明書いている時間がなくなってきたので、この先はコメント少なくなります。
想像の世界、お楽しみくださーいっ☆(笑笑) (※気になる内容は品茶会等で直接聞いてねっ♪)

IMG_0019

IMG_0020 IMG_0021 

IMG_0024 IMG_0025

IMG_0026 IMG_0028

IMG_0029 IMG_0030

す、すげーー!!! 
いろんな品種のサンプルが整然と揃って、さまざまな実験が行われている。。。さっすが~☆
IMG_0031 IMG_0033

IMG_0034 IMG_0035

IMG_0038 IMG_0039

IMG_0040 IMG_0042

IMG_0043 IMG_0044

IMG_0045 IMG_0049

IMG_0050 IMG_0052

た、堪らん。。。          
IMG_0054 IMG_0055 

IMG_0057 IMG_0058

無性に堪らなくなってきた。。。 
IMG_0061 IMG_0062

IMG_0064 IMG_0065

こんなの見せられちゃった日には。。。     
IMG_0068 IMG_0074

IMG_0075 IMG_0080

燃えーーーっっっ☆                      きゃああ~~~♪
RIMG0934 RIMG0939
                           (↑隊長カメラ↑)

「ここにある全ての品種で、品種ごとに炒ってみたーーいっっっ!!!」(叫)

品種ごとに「手採」して、品種ごとに「手炒」したいっ☆
品種ごとに「手揺」して、品種ごとに「醗酵」させたいっ☆

いっっろーーんなパターンで、品種違い同条件で、手で作って香りを追っかけて味わいを比べてみるの!!!
碧螺春の炒り方したら、どれが一番おいしくなるんだろう~♪
鉄観音の作り方したら、どれからどんな香りが生まれるんだろう~♪
紅茶なら祁門法いけるかな、正山小種法は環境難しそうね、九曲紅梅法も合うかもしれない~♪
うぅわああ~~、楽しそう~~~っっ、どんなお茶が生まれるんだろう~~、飲んでみたーいっっ☆ 
夢だ夢。。。

え? やって? やろう??  ぜひやってほしい!?!? 

マ・マ・マジでーーーッッッ♪♪♪ (想像するだけで嬉しくておかしくなりそう)   
RIMG0933 RIMG0938
RIMG0941 RIMG0942
見れば見るほど、発芽しているところが見たあーーーいっっ♪(叫)

時間がないから、工場へ移動?  はい。。。ああ~、もっとここにいたい。

茶業試験場の工場、 へ続く。

茶業試験場の工場

茶業試験場の茶畑、 の続き。

隊長の第一印象:清潔
IMG_0087 シーズンオフのこの時期なのに。さすが日本。

(畑に続き)た、たまらん。。。           

『そうだ、あっちにもっと「愛子さん好み」のがありますよ~~~♪』
私好み?! どこどこどこーーー☆

うっひいい~~~♪                          これ使ってみたいっ!
IMG_0094 IMG_0096  

こ、これは。。。(夢のような機械発見)  すごい、こんなこと可能なんだ。。。すごお~~☆
これ作った人、天才かも。 だれ? 「だれ」が発明したの?これ。
IMG_0115 IMG_0145
『はい。』(目の前で手を上げている「彼」)      うええええーーーっっっ☆(拍手喝采)

今春本格デビュー? おおおー♪ それって、今年の嬉野茶めちゃくちゃ楽しみね!!!

しかし、素晴らしい。本当に「茶業試験場」だ。
それから、随所に「日本らしさ」「日本人ならでは」を感じる。感心しきり。 
IMG_0149 IMG_0172
なんというか、こういう方面は、中国はまだまだ遠いなぁ・・・いろいろと。

(質問が止まらない)「おおーー☆」(喜喜) 
IMG_0178 IMG_0135
聞けば聞くほど、稼動しているところが見たあーーーいっっ♪(叫)

そろそろ時間、会場に戻らないと。 ああ~、でももっとここにいたい。(笑笑)

6◆様々な「うれしの茶」 を中国の緑茶審評方法で体験、審評研究。に、続く。

6◆様々な「うれしの茶」を中国の緑茶審評方法で体験、審評研究

茶業試験場の工場、 の続き。

6◆様々な「うれしの茶」を中国の緑茶審評方法で体験、審評研究。(詳細省略!)

準備中。 うれしの釜いり茶手炒りの様子を写真でみせていただく♪
CIMG0177 CIMG0186

CIMG0179 CIMG0181
CIMG0182 CIMG0192 
CIMG0188 CIMG0195

CIMG0196 CIMG0197 

CIMG0199 CIMG0200

CIMG0201 CIMG0204

CIMG0205 CIMG0207 CIMG0208  

CIMG0210 CIMG0211 CIMG0212 

 

7◆様々な「紅茶」 を中国の紅茶審評方法で体験、審評研究、へ続く。

7◆様々な「紅茶」を中国の紅茶審評方法で体験、審評研究

6◆様々な「うれしの茶」 を中国の緑茶審評方法で体験、審評研究、の続き。

7◆様々な「紅茶」を中国の紅茶審評方法で体験、審評研究。(詳細省略!)

CIMG0215 CIMG0216

CIMG0217 CIMG0222 CIMG0223 

 

8◆様々な「研究茶」 を中国の審評方法で体験、審評研究。へ、続く。

8◆様々な「研究茶」を中国の審評方法で体験、審評研究

7◆様々な「紅茶」 を中国の紅茶審評方法で体験、審評研究、の続き。

8◆様々な「研究茶」を中国の審評方法で体験、審評研究。(画像&詳細省略!)

ここまで来ると、とっぷりと日が暮れ、もう真っ暗に。。。
気がつけば、残ってレクチャー受けているのは製茶研究担当チームだけ。。。
やたら盛り上がっている。(笑笑)
時間がなくて焦る、画像撮っている余裕もない、あれもこれもやりたい、でも絞らなくちゃ、セレクト難しい。
もっとやりたいねーっ、様々な研究茶もっと審評したいよねーーーっっ。 
けれど残念、さすがに時間切れだぁ・・・。
お互いの後ろ髪引かれるこの想い、きっと再会に繋がるでしょう☆

よし、片付け&撤収!!! 

これにて2日目も、無事終了です。。。 お疲れ様でしたーーっ♪

 

終了が遅かったので、予定していたお店はもう閉まってしまった。
長崎市境のおいしい洋食店へ。このスープ!おいしい~♪いつかまたこれ食べたい☆
CIMG0234 CIMG0235

3日目、嬉野釜いり茶モデル工場、 に続く。

嬉野釜いり茶モデル工場

8◆様々な「研究茶」 を中国の審評方法で体験、審評研究。の続き

3日目です☆
今日は移動しながら打ち合わせが多いので、画像あるところだけご紹介~。
午後は、おまけ(観光)付きよ!

 

『嬉野釜いり茶モデル工場』??   おお☆ 釜炒り茶の工場だーー♪
嬉野にいる3日間、何度か思った。。。嬉野とのご縁は、ひょっとして「釜の神様のお導き」?!
CIMG0237 CIMG0291 

CIMG0246 CIMG0251

CIMG0262 CIMG0269 

CIMG0275 CIMG0285
『愛子さんに製茶の時期一か月くらいここに住み込んで欲しい!!』
「きゃあ~~、そんなことできたら素敵ーー♪」 

↓ZhongShanさんのマイポットから、みんなで味見。
CIMG0289 今朝淹れた【おとんの熟香梗】☆(←鉄観音の茎のほうじ茶)
『甘いな~』 『茎とは思えない味だな~』

(※熟香梗の袋から取り出したのがちょうど焙煎強めに当たった場所だったので、ちょっと香気が気になって、
2度熱湯くぐらせて(洗って)表面の火香取ったら丁度好くなった♪あとは熱湯差して携帯しながらゆっくり抽出。
【おとんの熟香梗】を飲む場合に同じように表面の火香が気になる方は一度お試しあれ!)

嬉野の大茶樹、 に続く。

嬉野の大茶樹

嬉野釜いり茶モデル工場、 の続き。

日陰はまだ雪いっぱい。
CIMG0302 CIMG0333 

日向はもう解けてきた。↓その中に。。。見えてきたーっ♪
CIMG0303 CIMG0304 


国の天然記念物、嬉野の「大茶樹」。。。貫禄。
CIMG0307 CIMG0315 

地球に生きる最長寿の(中葉種の)巨樹ではないか?ともいわれるそうな。 
300歳超え? うわお☆  ・・・確かに中国にはなさそうだ。
CIMG0313 CIMG0322
この茶樹、300年以上で、どのくらいの子(茶葉)を生んだんだろう!!!
どんな味がするんだろう。。。飲んでみたいな~、炒ってみたいな~~♪

↓柵の外からしゃがんで覗き込んでみたところ。(アップ)
CIMG0321 うおおお~~~。。。
何か棲んでいる。。。

↓大茶樹から見た景色。
CIMG0318CIMG0319 

CIMG0316CIMG0317

CIMG0310 またいつか会いたい。きっと♪ 

おまけin佐賀、に続く。

おまけin佐賀

嬉野の大茶樹、 の続き。

佐賀といったら?

有田焼
CIMG0334 CIMG0340

小城羊羹
RIMG0960 CIMG0425 
IMG_0323 IMG_0317

中林悟竹
CIMG0426 

他にもたくさんあるそうですが、残念ながら最終の飛行機の時間です。
まさか他のところに寄る時間があるとは思っていなかったもの。
最後にご褒美いただいた感じです♪感謝。

ありがとう嬉野&うれしの茶。 多謝佐賀県茶業試験場のみなさま♪ 再見佐賀~☆

これにて「ミッションin佐賀県茶業試験場」無事終了っ! お疲れ様でしたー。(笑笑) 

このミッションの最初の記事に戻るっ♪

碧螺春のない2013年春

ゴールデンウィークが明ければ、春の鉄観音の季節がやってきます♪
でもその前に。

***********************************************************************************

今年、10数年ぶりに、日本で春を過ごしました。

東山おとんの碧螺春、ついに今年、行くことができませんでした。

昨春作った茶葉がほとんど換金しなかったので、製茶資金がありませんでした。

久しぶりに日本で見た桜は、、、涙桜でした。

あの奇跡のような感動の緑茶は、もう作れない、、、あの素晴らしいおいしさの新茶は、もう飲めない。

しばらく、放電状態になっていました。

***********************************************************************************

すでに2ヶ月近く経過。
碧螺春に行けなかったことは自分で思っていた以上にショックが大きかったようで、
ひな祭りの品茶会のぶろぐ記事を書こうとしても、お茶のことに触れると気持ちが塞いでしまい、進まず仕舞い。
とりあえずお茶のことはおいといて、淡々と日常の仕事をこなしていました。

実は、品茶会直後の5日に東山おとんから電話が来て、今春は歴史上ないほど早く、3月7日に初摘みが来た。
行けないのは昨年からわかっていたことなのに、時間をかけて納得してきたはずなのに、
誰かに『今年は行かないの?』と聞かれ、答えようと口を開けばぶわっと涙が吹く始末。
茶摘みが現在進行している期間中、何を見ても何も聞いても、すべてが東山に、すべてがおとんとおかんに、
すべてが碧螺春につながってしまう。

花を見ればおかんが頷き、筍と聞けばおとんが笑い、風が吹けば茶樹が揺れ、光が差せば太湖が広がる。
昼のうちは茶摘みする果樹の森の香りが心に充満し、夜になれば薪の香りと炒りたての茶葉を夢に見る。
朝が来て、火傷の跡も高温の痛みもどこにもない自分の手のひらを、見ている。

おとんと出会い、10年かけておとんとおかんと一緒に、伝承の技術を実践理論両方面から復活させ
(おとんと出会った頃、すでに産地全体で製茶技術の現代化が進められ、伝統法はほぼ消えていたから)、
その価値を感じ一緒に飲んでくれる仲間を集め、物価や人件費が急騰を続けても、細々とでいいから
少しでいいから継続したいと努力してきましたが、とうとう続かなくなり、終わってしまいました。

 

もう二度と「あの新茶」が飲めない、そう思うと、心が失われたようになり、
もう二度と「あの炒茶」ができない、そう思うと、感覚がなくなったようになる。
生きているうちに、おとんとおかんと一緒に碧螺春を作る日々はもう二度とない、そう思うと、感情が消えていく。

考えても今どうすることもできないことを考えたところで本当にどうしようもないから、
とりあえず考えるのをこっちに置くよう努め、淡々とした日常に没頭、、、。

多分、この2ヶ月近く、ものすごい喪失感とともに過ごしていた。
10数年越しです、、、すこし時間がかかりました。
「碧螺春にハートブレイク」、、、「碧螺春ロス症候群」、かな。

息はしているけど自分で生きている感じがない。
そんな13春天でした。

***********************************************************************************
一方、東山のおとんとおかんは、と言うと。。。

私が来ないので、東山のおとんも、今春は一度も炒っていません。

冒頭でも書きましたが、昨春の茶葉がほとんど換金しなかったので、私は今春の資金を準備できませんでした。
ここ数年はそういう状況が続いていて、足りない製茶資金を自分の収入でカバーするのも限界があって、
わずかな希望にかけ昨年福州で臨んだ品茶会でも、碧螺春の中国茶友を見つけられるまでに至ることはできず、
「今年こそ茶友は増える」と信じて奮起できたのも、昨年が最後になりました。

 

この春は、過去にないほど早く茶摘みが始まりました。(初摘み3月7日)
急激な暑さや寒さを繰り返したジグザク気候の影響で、一日の収穫量は少ないものの茶摘み期間は非常に長く、
おとんとおかんは毎日、摘んだ「生葉」を「とある場所」に売りに行き、僅かなレートで換金していました。

もう何年も前から、碧螺春の継承農家さんたちは、そうやって生計を立てるようになっています。
混ざりっけなしの100%本物の洞庭碧螺春は、現在の流通市場では高価すぎて買い手が見つからず、
作ったところで換金できないからです。

一般的に、農家さんは現代の消費者とは接点がなく、販売力のある業者に持ち込むしか今では換金ルートがなく、
しかし現在そういった市場で求められているのは、『高名かつ高値で知られる銘茶に似た安く量産できる茶葉』で、
本物であるとか高品質であること等は要求されていない。(鉄観音もまたしかり。)

つまり、碧螺春農家さんが炒って仕上げてしまうと売れない、いつまでも「茶葉」のまま、『腹の足しにもならない』。
けれど、摘んだ状態の「原料=生葉」なら売れる、どんなに低いレートでも、『収入ゼロよりはまし』。

以前は「洞庭碧螺春」だったからこそ換金できていたのに、今は「洞庭碧螺春」だから換金できない。
でも「生葉」なら、ここ10年程で参入してきた工場や店舗等に持ち込めば、商用の洞庭碧螺春を作る
原料の一部として買い取ってもらえる。特に、おとんやおかんのような高齢の農家さんにとっては、
果樹園の収穫以外に収入源がないので、たとえ足元を見られたような価格でも、他に選択肢がないのが現状。

碧螺春の茶葉が換金しないという現実は、代々洞庭碧螺春を継承してきた農家さんたちにとって死活問題で、
若者は跡を継がず(親も継がせたがらない)、果樹園を放置して一家総出で街に出る人が年々増えています。

昔ながらの碧螺春農家の集落で最後まで製茶を続けていたおとんも、今年は私が来ないので炒茶しなくなり・・・。
こんな風に多くの伝統茶が、その名声さを「表舞台」に広げていくも、事実上は絶えていく。

 

今春、おとんが茶摘みしながら山で毎日おかんに聞くそうです、同じことを、、、わかっているのに。
「愛子はどうして今年は来ないんだ。」
そんな話を電話でおかんから聞くと、自分の無力さに、脱力。
行きたくて、炒りたくて、会いたくて、、、でも行けなくて。

碧螺春は、他の茶種(龍井等)とは違い、一緒に飲んでくれる仲間が集まればまだ作ることが可能なだけに、
心の底は未練タラタラです、、、。

おとん、おかん、今頃どうしているだろう。。。

***********************************************************************************

この期間、数名の茶友が、12秋おとん鉄観音の追加や単品の希望メールくださったりして、
そのおかげでどうにか支えられていました。本当にありがたかった。どうもありがとうございました。


涙桜も風に去り、陽光が次の季節の到来を知らせてくれています。
ここにきて、ようやく気持ちが動き始めています。
日に日に暖かさと強さを増す太陽に、心も次第に膨らんでいきます、不思議なものですね。
茶樹もこんな感じなのかな。(笑笑)

今思うのは、鉄観音まで失いたくない!!!、ということ。

最後に残った鉄観音まで、同じ理由で「作れない状態」になってしまったら・・・。
碧螺春と同じ想いはしたくない。
そうならないよう、今日できること、ひとつひとつ、また頑張りたくなってきましたっ☆

今なら、放電期間十分で、空き容量MAX! たっぷり「製茶充電」可能ですっ♪(笑笑)

***********************************************************************************

もうすぐ春の鉄観音ですっ♪

祥華の山々は、長雨が続いた昨春とは違い、今春は気候安定し例年通りだろう、とおとんの予想☆
そこにもうひとつ、おとんの努力により、この春はすごく嬉しい感動的な予感がある。
でもそれが実現するかどうか、は、まだ分からない。

その前に。

今手元にある素晴らしい茶葉を、少しでも換金しなくっちゃーーーっっ!!!
でないと、碧螺春の二の舞になってまうっっっ。

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
少しでもいいので飲んでいただけませんか、どうぞよろしくお願いいたしますっ♪

 

今のお勧めは、12秋おとん鉄観音、 各セット☆
まだまだ《心の隊員》大募集しています、よろしくお願いいたしますっ♪

それから、昨春の素晴らしい碧螺春、12春《碧の宝茶箱》 ☆
飲むのに非常に好い状態で、今とこれからの季節、超お勧めですー♪

それからそれから。
12秋鉄観音の《心の隊員》のみなさまへ!
お待たせいたしました、「隊員御用達茶」準備完了~☆
12秋は、【全韵集合】【熟香梗】【妖怪ティーパック】。(別記事で募集しますね
同時に追加(セット・単品・キープ予約、等)もご検討いただけますよう、よろしくお願いいたしまーすっっ♪


そうだわ。
他にも、現在お分けできるお勧め茶葉も、書いたほうがいいかしら?!
んーー、でも今日明日は詰まっているので、、、書くなら御用達茶の記事が優先ですね。
その後余裕があれば。。。ということで、また改めて~。

みなさま素敵なゴールデンウィークを♪  私は特に何もなし、春鉄実現するまで、淡々と日常です。(笑笑)

長月便り♪お知らせいろいろ

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
お彼岸です、カウントダウン始まっています、秋の製茶までもう一ヶ月をすっかり切っていますーッッ。
ひぃ~~、焦るぅぅ~~~、、、巻き巻きダッシュで行きまっしょーーー。

今夏は本当に酷暑が続きましたが、無事に処暑を超え長月に入れば白露も過ぎてすぐに秋分、
そうなると寒露はもう目の前で。。。「寒露」の頃と言えば? そうです。
鉄観音の大本命、秋茶シーズン到来ーーー♪

その前にっ!
13春のおとん鉄観音(製茶の様子はこちら) のご紹介&募集が、間もなく来ますよー、心のご準備よろしくねっ☆
13春は、種類こそ少ないものの極上の鉄観音軍団ですっ♪
ご紹介の暁にはみなさま飲んでね、飲んでねっ、飲んでねーーーっっ、少しでも嬉しいの、お願いしまーすっ!

でもその前にっ!
話は少しさかのぼり、七夕のあの日、 福州品茶会から帰国した日からここまで、精一杯やってきた。
秋に突入する前に、ちょっと振り返って記録しておきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆福州品茶会、結果が出せず落ち込む

福州での品茶会も状況は思うように運ばず(茶葉が現金化しない、次回予約者ゼロ=次回現金化する見込みなし、
経費の自腹が増える、等々)、結果が出せず、帰国してしばらく心折れたような状態でいました。

もちろん品茶会は楽しかった、品茶会開催そのものは成功と言っていい、成果も進歩もいろいろある。
しかし、私たちにとっては「ああ楽しかったね♪」だけで終わってはいけない。
福州での品茶会開催は、手段であって最終目的ではない。

切羽詰まった状況で、その状態を打開するために、いろんなことを後回しにし、目的を持って行動し、
徹夜続きで準備をし、強い決意で福州に望んだのに・・・結果が出せなかった。
いろんな人の協力で開催できた品茶会のチャンスを、目的に生かすことが、私はできなかったのだ。
精一杯やったつもりが、結果を残していない。
次に繋がっていない・・・大失敗だ。

たぶん、この夏は心の中でずっと落ち込んでいた、と思う。
でも、終わった結果は変えられないし、考えると打ちのめされるから、考える気力もなくなるくらい働いた。
次に進まないと。


福州品茶会の目的は、前回予約してくれた6名の《心の隊員》に《隊員セット》をお届けすることと
(結果4名受け取り、2名連絡なし、だがその場で隊員になってくれた方2名、で結局6名)と、
次回《心の隊員》になってくれる予約者を作ること(結果ゼロ)。

参加者の多くは、私たちとの出会いをとても喜び、珍しく貴重な話を聞けたと感謝してくれて、
活動内容に感銘を受け興奮し、最後にはもっと一緒にいたいと私の『追っかけファン』まで現れた。(苦笑)
遊びだったら「喜んでもらえて好かったね♪」で終わって好いかもしれないが、慈善事業をしている訳ではない。
私たちは本気で危機的な製茶に取り組んでいる。

それなのに、次回予約者ゼロ・・・なにやってんだ、私は・・・。

日本の品茶会とは違う。
サイトを見たことも聞いたこともない私たちの活動の前情報が全く無い初対面の福州の茶人たちに、
2~3時間で、自己紹介から始まり・過去10数年の活動内容とその主旨・現在の危機的状況の説明
・品茶会開催の経緯、それらをおとん鉄観音を淹れながら・説明しながら・各種の質問に答えながら・進行し、
そうして最終目的まで達することの難しさ。
ふいみんと福州の友人と三人がかりで進行に取り組むものの・・・日本とは状況がまるで違う。

ツメが甘かった。
目的のアピール力が弱かった。

くぅぅ、、、いったん後退、、、体勢の立て直しだ! おぅ☆

 

◆落ち込む余裕もない骨折れの酷夏

落ち込んでいても、落ち込んでいる余裕はない。

春の製茶が終わったということは秋茶のカウントダウンが始まったということで、
品茶会で結果が出せなかったということは、余計に落ち込んでいる余裕などないということだ。
とにかく先立つものがないと身動き取れないので、帰国直後からずっと仕事を詰めていました。

ぶろぐ記事を書き始めると落ち込むことに向き合うから落ち込んでいることに集中してしまうので、
そんな時間も体力もないくらい酷暑の中パソコンに向かう余力もないくらい詰め詰めで動いて、
メールくれた茶友たちには失礼ばかり続いてしまいました。

が、ちょっとハード過ぎたようで、8月末には脛骨の痛みで歩けなくなり・・・焦ったーッ(秋茶が控えている)。
『疲労骨折寸前、しばらく安静に』とドクターストップ・・・でも骨に異常なし、好かった~。
「安静にと言われてもこちとら安静にしている場合じゃないのよーー。」と、数日で完治!助かった♪

 

◆13春のぶろぐの続きを書きたくて書けなくて悔しい

13春のぶろぐの続きを仕上げたくて、手を付けるまとまった時間が作れなくて、悔しいーーッ。

この春は、まだ投稿していない書きかけの記事、それも重要で残したいボリュームある記事がいくつもあって
(「10年かかった成功」等)、それらがこの秋以降の重大な事につながっていく、のだが。。。
ああーー、書きたくて書く時間作れなかった、、、半端な状態にプチストレス。

でも、ぶろぐ書いてて製茶ができるわけじゃなし。
ぶろぐ記事は後でもチャンスを作れるけど、製茶のチャンスは一度逃せば未来永劫戻らない。
だから、やっぱり製茶実現させるのが優先だ。

この調子だと、秋の山で春の続き書くことになるのかも。。。
そうね、それができるならそれでもいいわ!

 

◆恐れていた事態・・・「おとんの初代樹(老茶樹)」、消滅

取り返しがつかない事態。
大ショックすぎて・・・今、詳しいいきさつは話せない。

とにかく「おとんの初代樹」は、「おじいの初代樹」「南山の老茶樹」「生態茶」と共に、愛子ご指名の老茶樹。
3年前から、私が単独で作る予定だった。
いつも残しておくよう言ってあったにも関わらず、2年続けて気付いた時にはうぇいうぇいが摘み去っていた。
うぇいうぇいのミスではない・・・おとんの連絡ミス・・・。

今秋こそ作る予定で、この春も何度も何度も念押しした。
が、「2度あることは」と、安全のためシーズン前の先週、再び確認の電話。

・・・時すでに遅し・・・。
・・・衝撃の事実・・・。

ほんの少し前、うぇいうぇいがすべての「おとんの初代樹」を抜いて、新苗を植えたそうだ。
うぇいうぇいのミスではない・・・またしても、おとんの連絡ミス・・・。

・・・樹が無くなった・・・。
・・・終わった・・・。

摘まれたのではない、抜かれたのだ。
摘み去られたくらいなら翌年また発芽するから好いさ、しかし、抜いた茶樹は二度と元には戻らない。
二度と発芽しない、もう作れない、本当に取り返しがつかない。
あの茶樹たちは、国の財産級だった。

昨日まで目の前にあったものが、こうやって、一瞬目を離した隙に、消えていく・・・永遠に。

「おとんの初代樹」、もう誰も、永久に飲めない。

 

◆おとんの体が心配

実は、春茶製茶終了直後から、おとん、原因不明の手足末端の麻痺・・・。
私が山を降りた翌日、例のテレビ局の撮影が終わると同時に、おとんも山を降りてきた。
すぐに病院へ。原因わからず、改善見られず、その後病院、確か3件。

大丈夫! 現在は回復♪ 8月以降は麻痺なし。検査でも、基本的には健康。
しばらく前から、おとん山の家でひとり住み、すでに製茶道具の準備、始めています!

ただ、6月~7月はおとんがそんな状態だったので、今秋の製茶は「なんとしても実現したいッッ」
という想いが私の中で強く、製茶資金作ること優先して頑張ってきた。。。万が一、ってこともあるし。

だって、おとんが動けなくなったら、鉄観音は終わる、、、最後に残った鉄観音も、終わるのだ。

私にできるおとんへの一番の薬は、
「おとん、伝統茶飲みたい茶友がこんなにいたよーー♪」
「おとん、伝統茶の予約がこんなに来たよーー♪」
もしもそんなセリフが言えたのなら、あのおとんのことだ、俄然元気になっちゃうだろう。。。うん、間違いない。

頑張ろうっ☆

 

◆闇の中で気付く明るい光

13春♪茶葉たちのレベルは「大変なこと♪」になっておりおとんと私は天にも昇るきらきらの興奮度なのですが、
飲んでくれる人が見つからないので茶葉が現金化せず暗闇に突き落とされたような状態も相変わらずで、
現実的な製茶資金を補填するために逆の意味でも「大変なこと・・・」になっているのも変わらず続いており・・・。
歓びと苦しみは、いつも表裏一体なのか・・・。

でもね、あるとき気づいた☆

闇の深さが深刻すぎて数名ではどうすることもできないレベルなので、「もう鉄観音もおしまいかな」
「もう光は永久に差し込まないのかも」と沈みかけ・・・うつむいて歩いていた真夏のある日、
強烈な太陽の下、自分の足元の影が真っ黒なのを見て、気づいた。
「違うっ、光は差している!それも強烈なのがここに!だって光が強い程、影は真っ黒じゃないかっ!!!」

とっても明るい光が当たっている、だからこんなに真っ暗なんだーー☆(笑笑)

大丈夫、きっと大丈夫、今飲んでくれる人に出会えなくても、将来きっと出会える!!
そう信じて、あと一歩あと一歩、目の前のことにあと一歩だけ進んで、これまでどおり精一杯取り組もう。
そうすれば、どんな結果になっても後悔しない。
そう思った次第です。(笑笑)


冗談ではなく、おとん鉄観音は、今や「地球上で最後となった本物の純粋な鉄観音」、
「世界でたったひとつの最後の伝承鉄観音」。

それも、あと数年で確実に作ることができなくなります。
それが今、現実に作られている。

のだが、今の時代にそんなものは求められていないのか、必要としてくれる人とのご縁がなかなか無くて、
こんな素晴らしい価値あるものが埋もれ&消えていく姿を見ていることが、本当に悔しい・・・。

でも、万策尽き果てたわけではない、まだやれることはあるのだから、頑張りたいっ!!!

 

◆9月初、プライベート品茶会やりました

白露(9月7日&8日)の週末、プライベート合宿品茶会しましたー♪

以前からリクエスト頂いていた12秋の新しい隊長組茶友と、他にも前からリクエストいただいていた
隊長組数名にお声をかけたところ開催できる人数に達したため、「隊長組会(笑笑)」決行ー☆

さて、すでに終了して時間が経っていますが、記録のために簡単に別記事で残しておきます。
お茶端会議室にもトピック立ちあげる予定です、参加してくださったみなさま今少しお待ちくださいね~~。


 ※プライベート品茶会
 個人かグループのリクエスト内容によって開催する公募しない品茶会です。
 茶友なら誰でもリクエストできます、同じ内容に興味ある人数が集まれば開催です。
 例:初心者向け体験会、淹れ方飲み方講座、今更誰にも聞けない会、ビンテージ祭り、隊長組会、等
 
 今回は、リクエスト頂いていた茶友に連絡をした段階ですぐに満席になりました。
 他にも品茶会参加希望の茶友がいらっしゃいましたら、どうか普段から強烈にアッピール(笑笑)
 しておいてくださいね。会場と私のタイミングが合うときにはすぐに個別にメール連絡いたします♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上。

ここからますます巻き巻きダッシュで行きますっ!
27日の晩から数日間は、小亀と作業合宿予定。(13春鉄の)
みなさま、この秋もどうぞどうぞよろしくお願い申し上げまーーすっ♪

茶葉たちのお届け予定

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
ご連絡遅れました、おかわりございませんか♪

すっかり12月も半ばなのですねぇ~~~っっっ。
うわぁぁぁーーー、言うと焦る・・・。
お外はなんだかとってもキラキラ☆しているご様子ですが、個人的にはそれどころでは、ない~~。

帰国して一段落しないうちに、予定外の少し大きな仕事等引き受けることになって、
一息つく間もなく、第二段落に突入してしまっておりますぅぅぅーーー、スミマセン~。
(完成したら、ここでも一部ご報告させていただきますね!)

お茶の方に取り掛かれず、【野花熟】 (11月発送の目標だったのに、、、スミマセーン)の発送も遅れて、
気になって仕方ないのですが、しかし、こっちがなければそっちも立たず・・・なので、
お茶飲みたければこっちも大事!!!、と鞭打って頑張っているところですッッ、お許しを~~。

作ったお茶葉たち、飲んでくれる人がいてただ回ってくれれば本当にそれだけで十分なのですが、
残念ながらそれが一番遠い道なのか、そんな風になるなんて夢のまた夢のようなお話。。。
相変わらず思うように回ってはくれません。なので、帰国したら隙間無く働かないと、の状態ですが、
そんな中で、理解してくれる仲間の存在が少しでもあることが、心から幸せに感じます。
だからこそ希望を持って、今日も私は前に進めています!!!

品茶希望してくれる茶友のみなさま、13秋鉄を予約してくださった 《心の隊員》のみなさま
本当にどうもありがとうございます♪
おひとりおひとりへの対応が遅れていて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
忘れていませんよ、新しい茶友のことも、しばらくお休みだった茶友のことも、いつもの茶友のことも、
誰ひとりのことも、いつも心の中にいます、頑張っています、待ってて下さいね☆


◆次のお届けはクリスマス頃☆

10月に募集開始いたしました【野花熟】♪ (まだまだ大募集中です☆)
それ以外にも、品茶希望連絡くださって&お待たせ状態のみなさまの各種茶葉たち♪
お待たせいたしました、クリスマス前後にはお届けできますーーー!!!

【野花熟】は「早くて11月中旬~下旬のお届け予定」でしたが、まだ作業に手がつけられなくて、スミマセン。
茶葉はすでに小分け包装できていますが、まだ箱詰めして「お出かけ準備」できていないバラの状態です。

今週末、クリスマス前の連休から数日間、小亀と「茶葉(作業)合宿」する予定です!
(秋のおとんの家の続きみたいっ♪)
その数日間は、秋の出発前から後回しにして溜めてしまっている作業に集中し、
特に、お待たせ状態の茶友たちへの発送を、集中してやりますっ☆


◆メールお返事、今週中に順次☆

現在、お茶葉のお問い合わせも、お返事待っていただいている方がほとんどですが、
今週中には順次お返事していきますので、みなさま待っててくださいねーー☆
よろしくお願いいたしますっ!!!


◆クリスマスorお正月、お届け便乗組☆ いませんか~♪

13春鉄観音の 《品茶セット》や【野花熟】☆(まだまだ大募集中です~☆)
他にも品茶ご希望の気になる茶葉がある方!!!
ぜひぜひメールくださ~い♪
今なら、今週末からの作業に便乗できます、チャーンス☆(笑笑)

最近は基本ひとりで作業していて、誰かと一緒にまとめて作業できる機会は少ないのですが、
ひとりよりも間違いも少なく効率よく早く丁寧に仕上げられますし、何よりも楽しい。
そして、茶友へのお待たせ期間が短いので、ぜひぜひこのチャンスにご連絡くださいませ。

もしも、クリスマスのチャンスを逃しても、お正月過ぎもお届けできます~☆
次のお正月休暇は少し長いので、kimiが手伝いに来てくれるってーー!!!
わあーい、正月早々楽しみだあーー、来年も好いこといっぱいありそうっ♪


◆発送予定まとめ

・今週中のご連絡 → クリスマス前後お届け
・お正月頃までのご連絡 → お正月過ぎ~3連休頃?

2月くらいまでのお届け希望の茶葉がある方も、ぜひ早めにご予約くださいませ!
お正月過ぎると、いよいよ13秋の鉄観音デビュー近し☆その作業ピークがきますので、
ごちゃごちゃにならないよう(。。。ならないけど、笑笑)、早めにご準備しておきますので、
よろしくお願いしまーす♪

 

13秋の鉄観音、 《心の隊員》、引き続き大募集中~☆

おとんと私の製茶史上に残る、素晴らしい茶葉たちーー☆
もちろん、飲んでくださるみなさまの品茶史上にも、必ずや記憶されることでしょう!!!
そんな秋茶たちが、仕上がっています~~☆
参加のお申し込みはこちらから、 どうぞよろしくお願いいたしますっ♪

 

この季節に飲む極上のお茶は、本当~~~に。。。心と体に染みますね。
鉄観音なんて、香りは「ほっこほこ」で、体は「うっるうる」。。。涙出そうにおいしいよぉ~~、おっと~ん。
みなさま、待っててね♪ & まだの方は飲んで~、ご連絡くださいね、お願いっ☆

それでは、みなさま今週も頑張りましょうっ! えいえい、おおおーーー♪(笑笑)

葉月のお知らせいろいろ

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
残暑お見舞い申し上げますっ☆

ご無沙汰いたしております。気がつけば2ヶ月近く投稿していません、失礼をいたしました。
帰国後しばらくはどうしても忙しくなり、不在中のあれやこれやを追いかけているうちに1ヶ月が過ぎ、早2ヶ月?
、、、あああー、ざくざくと日が過ぎていきますぅ~。

この間、書展の開催もありましたが、ご案内する余裕もなくすでに終了、、、アハ。
でも8月末に、銀座でもうひとつありますので!別記事で詳細を~♪

さて、お茶。
茶葉は身震いするほど幸福☆、けれど、現実は胃が締め付けられるほど深刻・・・。
そんな状況は、3月に「楽園から再び地獄へ」で書いたとおり
とにかく製茶資金をなんとかしないと、、、という現実は、今春から以前に増してひどくなっており、
日本に帰国した瞬間から労働優先で、お茶のサイト活動は後回しになり、、、すみません。

でも、毎日考え続けています。
製茶費用は、ひとりががんばってどうこうなるような範疇をすでに大きく超えており、
茶友に状況を報告しようにも、書いているうちに自分が途方にくれてしまって・・・。
だからと言って、泣き言言っても一歩も進まないし、ただ呆然と座っていても何も始まらないし、
まずは自分の仕事を疎かにしないことを心がけつつ、日々真剣に考えています。

この間、実際はいくつも記事を書いていたのですが、全部書きかけで投稿に至らず。。。
今春の製茶ぶろぐ(14春天♪鉄観音)の続きも、整理途中のままが多く、まだ公開しきれていません。
とにかく、その前の4月帰国後から継続していろいろ考えては整理し、いくつかは実行してみて、
そしてまた考えては整理しています。

あ♪
そんな中でも、気づいた人いたかしら?!
14春茶の製茶ぶろぐが途中のままですが、その5月の出国時にぶろぐ投稿できなくなって
山の家に着いてから新しい方法で投稿テストしていたら、3月の香港滞在編ができたーっ☆(笑笑)
内容は若干飛んでいますが香港のおいしい画像いっぱい出ているので、ぜひ見てみてねー♪14春天♪中国品茶会


さて、仕事が2~3山を超えたので、やっと茶葉に向かい合える状態に。
先日は、14春鉄の真空袋の撮影(カード等に使う)が終了、mire&名古屋のお茶怪獣と(私はネット参加)。
別の撮影もあるのだが1日(仕事終わった夜中~明け方)では足りないので、また3人の日程を調整し、後日に予定。
ぶろぐも再開ー☆

太陽が強くなると、茉莉花のようにやる気が湧いてくる。
ちょうど今、春茶と秋茶の中間地点です!
今のうちに頑張らなくちゃ。。。だって、涼しくなり始めると焦るからね、毎年毎年☆(笑笑)

◆1.茶葉発送しました(12碧螺春の宝茶箱&各種単品たち)
◆2.品茶ご希望者、毎日受付中~☆
◆3.14春鉄、準備中
◆4.願掛け:茶友へは実際のコストアップを連動しない
◆5.今のサイトのままでは茶友は増えない
◆6.考え中&整理中:私たちの茶葉は、他と比べて何が違うのか?!
◆7.なんの因果か:引き止めるのはいつも茶葉
◆8.品茶会やります☆8月&9月、合宿2回!!(日程決定)
◆9.暑い~、ジャスミン茶飲みたい

------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.茶葉発送しました(12碧螺春の宝茶箱&各種単品たち)

春からここまでにご希望メールくださった茶友全員へ!
すでに先月にはお届けしてあります。いつもありがとうざいまーす♪
その後、間違い等ありませんでしたか?
なにかお気づきの点がございましたら、いつでもご連絡下さいませ。

それから、もしもここ数ヶ月で、茶葉の希望メールしたのに私から音沙汰なし・・・、
という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡くださいませーーーっっ。
私のhotmailのアドレスへ送れない(返ってくる)場合があるらしく(特に大陸にいる時に多い?)、
無視はしていません~~~、ぜひお願いいたしますっっっ。
------------------------------------------------------------------------------------------
◆2.品茶ご希望者、毎日受付中~☆

13秋鉄観音の隊員セット&単品、その他、いつでもご連絡ください!!!
少しでも飲んでいただけると、今本当に嬉しいーっ☆ 
初めての方もぜひご連絡ください、お待ちしておりまーす♪
------------------------------------------------------------------------------------------
◆3.14春鉄、準備中

今春の茶葉は5種(3種+一泡球2種)でしたので、セットは2種(メイン+一泡球)♪
ご紹介できるまで、今少しお待ちくださいませ。心のご準備をお願いしたします☆(笑笑)
みんな、飲んでねーーー♪
------------------------------------------------------------------------------------------
◆4.願掛け:茶友へは実際のコストアップを連動しない

この記事、別記事にします。
春からずっと書いているのですが、、、やっぱりまだ書き上がらない。
でも、↓簡単に言うとこういうこと↓。

(本記事より抜粋)
実際の製茶コストは上がるが、それを茶友に「そのまま連動」しない。
お茶代は、前回(13秋)と同じ計算でいく。
それでまたこの山に戻って来られるのなら、それで好い。

この春、おとんの山を離れるとき、心からそう願った。

------------------------------------------------------------------------------------------
◆5.今のサイトのままでは茶友は増えない

ここ数年から判断して、今のこのサイトを通じて茶友が増えることは、大きく期待できない。

しかし、今のままでもこのサイトは大切な場所だ。
日本の茶友&これから茶友と、繋がれる場所である。
そして、自分の記録が残せる信頼できる場所でもある。
でも、今のこのサイトだけでは、活動の終わりは見えている。

とにかく、製茶にコストがかかっているのに茶葉が現金化しないのが問題だ。

サイト開始の10数年前とは違い、中国の経済は今なお大きく変わり続けている。
発想を変えないと。。。こういうお茶を探し求めている人は、一体どこにいるのだろう。

この春から少しずつ、別の動きもしています。
どれも手がけたばかりで、まだ具体的な結果は出ていません。
またダメかもしれないけれど、、、でも、種は蒔かなきゃ芽は出ない。

真剣に考えて、整理して、少しずつ行動しています。
できることはまだある。

------------------------------------------------------------------------------------------
◆6.考え中&整理中:私たちの茶葉は、他と比べて何が違うのか?!

これを、「お茶に詳しく無い人でもわかりやすく、簡潔に、明確に」、伝える。(向こうの国で)
その方法と内容を、いろいろ考えては整理し、模索中。

私達のサイトを見る機会はなく、私達の活動の情報などまったくなく、情報は乏しくかつ偏りがあり、
興味があってもお金があっても商用茶しか手にする機会がなく、それをベースにテーブルが出来上がっている、
そんな一般的な『茶人』に向けて。

時間があればいくらでも説明できるし、どこからでも突っ込んで話せるが、私が話すとどうしても
専門的で長くなってしまい、、、「初心者向け」ではない。
少ない言葉で誰にでもわかりやすく、って、難しい。
それと、日本人とは状況が違うので、同じ話し方をしても伝わらない。

でもやらなくちゃ。その先にある可能性に進みたい。


自分の&自分達のやっていること、客観的にまとめようとしている。
検討の範囲は広く、独自の特徴は多く、でも、抽出目標の的は狭い。
時間を見つけてはノートに書き出し、書いては削ってまた書いて、絵図や数字にしてみたり。。。
考えるほど出てきてすぐにノートがいっぱいになる。
思っていたよりも真剣に時間がかかっている。
早く形にしたい。

考えるだけなら誰にだってできるものね。
どれだけ山ほどの考えやアイディアがあっても、いくら頭の中で絵図を描いても、形にしなければ無いも同然。
具体化して実際に動かなければ、なにも結果は出ない。

でも焦らない、やり直しはできない。


大分絞られてきた、かな。
この作業は、大変だけどちょっと面白い。
客観的に自分を見るので、これまで気が付かなかったいろんなことに気がつく。
ということに、気がついた!!!(笑笑)
発見。。。驚き。。。感動。

形になるのが楽しみ。
がんばろう。

------------------------------------------------------------------------------------------
◆7.なんの因果か:引き止めるのはいつも茶葉

あーー、これも別記事にします。。。長い、考えると没頭してしまうーっっ。

------------------------------------------------------------------------------------------
◆8.品茶会やります☆8月&9月、合宿2回!!(日程決定)

茶葉の話しなら、千夜一夜でも話し続けたい!!!
品茶会をやろうっ♪

・8月23日(土:老鉄)&24日(日:老鉄)
・9月 6日(土:老鉄)& 7日(日:老鉄)、8日(月:13秋?)

ちょっと考えるところあって、私がビンテージ会したいっ♪
茶葉は私が決める、なにが出るかはお楽しみ。でも、リクエスト受付中、参考にさせていただきます!(笑笑)
メインは09秋茶☆

09秋、かなり種類があるので、2日はかかります。
お付き合いいただける隊長組のみなさま、どうかメールください。
2日間セットの内容ですが、1日参加も歓迎♪(全種飲めないことはご承知くださいね)

内容がディープ&ハードなため対象は「隊長組」ではありますが、本当はどなたでも歓迎したいー!!!
参加人数によっては可能な日がありますので(会場が狭く、席が少ないのです・・・)、
隊長組以外でも参加ご希望の茶友は、ぜひ勇気を出して(笑笑)お問い合わせくださいっ☆
特に「副隊長組」は、一日参加でも大歓迎ですーー♪

それから、最近お休み中の茶友でも、09秋当時の隊員なら大歓迎ーー♪
逆に、今から13秋に参加して品茶会に参加する、でも大歓迎ー♪


おとんの「あのお茶」と出会って12年目の今年。
ここに来て、再認識してしまったの。。。おとんも、ふいみんも、私も。
これまで作ってきた茶葉たち、「本当に素晴らしい価値あるものだった」、ということに。
過去の茶葉も最近の茶葉も、「なんと価値あるものに巡りあっていたのだろう」、と。
改めて気づくその凄さに、「やってきて好かった」、と、笑い泣き。
5月の杭州でふいみんが試験している横でプレゼン品茶会していたの時の結果や、
その後のおとんとの評茶会や勉強会等の結果や。。。大興奮でたまらない。

あはは、話が始まっちゃう、この話はまたどこか&品茶会でーーー☆

コストのことを考えれば手も口も止まってしまうが、茶葉の話ならいつまでも止まらないよ。(笑笑)
品茶会だあーーー♪

参加ご希望者メールください!待ってま~~す♪

------------------------------------------------------------------------------------------
◆9.暑い~、ジャスミン茶飲みたい

ああー、ジャスミン茶が飲みたーい!!!

本当は、この夏に07愛莉花茶の「2500天ビンテージ箱☆」、出したかったーーー。
けれど、ちょっと難しそう、、、一度開けると途中で作業停止ができないから。
開けるなら、欲しい人みんなにも分けたいし!自分の分だけ抜き取っちゃう?いやいやいや。(笑笑)
まだ開けていない大ロット、どうなっているだろう。。。あの夏から外界と遮断され、眠りについたままです♪
来年末には3000天超える(!!!)。。。来年ドバーンと開けちゃいますかね♪

セミナー講師at金谷茶葉研究所(農研機構・野菜茶葉研究所)

日本のお茶どころ、静岡です♪
農研機構野菜茶葉研究所、金谷研究拠点さんに到着。

CIMG8134

以前、農研機構の金谷茶葉研究所のあるプロジェクトチームのリーダーでもある堀江博士から講演のご依頼をいただいており、その後、農研機構の本所より正式に講師のご依頼をいただき、私でお役に立てることがあるのであればと、僭越ながらお引き受けして、2日間行って参りました。

 

演題:中国における緑茶の審査法

1日目:前半セミナー、後半は実技及び意見交換
2日目:静岡県の茶葉研究センター見学、意見交換&お茶の郷博物館見学、意見交換

研究所内に、今回のセミナーを伝える張り紙を作ってくださっていました。
CIMG8138 CIMG8141

 

ことの成り行きはこうです。

現在、ISO(国際標準化機構)において、緑茶の評価法の国際標準化について議論されています。
野菜茶葉研究所さんとしても、日本茶の利点を世界にアピールするために、国際標準化の作業に積極的に
取り組む姿勢でいらっしゃり、そのためには、中国の審査法を学んだ上での議論が求められる、とのこと。
そこで、私にお声がかかった、という次第。

緑茶は、世界各国で生産されていますが、そのほとんどを生産しているのは中国です。
そのため、ISOが参考にしている国際標準化のベースも、中国の国家標準による緑茶の評価法になります。
しかし、その内容は日本茶の現行の評価法とは大きく離れており、またその情報は日本にはほとんどない状況。

その中国の国家標準で審査できる技師としての国家資格を保有しているのが、現在日本人では私ひとりのため、
今回のお話になったのだと思います。「国家級高級評茶師」という、中国国家一級高級技師の資格です。そのことを、
積極的にアピールしてくださったのは、以前佐賀県茶業試験場でお世話になった「製茶研究担当責任者さん」こと、
宮崎博士です♪(ご参照:ミッションin佐賀県茶葉試験場♪1日目スタート

この資格保有者は、国家標準による全茶種の感官審評(日本でいう『官能審査』)と、そこから製茶工程の問題点の
解明と品質向上の技術的アドバイス、及びそれらを学ぶ人の指導、等ができる立場にあります。
外国人としては、現在は私ひとりですが、大陸人外だと香港人にひとり、「ふいみん」がいます☆
その他は、全て中国人だそうですが、中国全土でもまだ100人台、だとか。
誰にでも受けられる資格ではなく、最後の一級の試験に挑戦するまでに、最短でも10年の歳月が必要になるため、
対象者が非常に少ないのだそうです。 (※昨年上半期の対象者は、ふいみん一人だけでした。)

そんなわけで、私が日本茶の産地にいます!!!、、、思いもしなかった展開。(笑笑)

 

さて、私が写っている画像は、全て研究員のみなさまが私のカメラで撮ってくださいました!ありがとうございました♪
後日、みなさまのカメラの画像も送ってくださるとのこと!!楽しみです♪届いたら追加しますね。
お蔭さまで、活動の記録・茶友への報告・お世話になっている中国の先生方への報告もできます~、感謝☆

それでは、雰囲気だけで申し訳ありませんが(内容は想像してください、笑笑)、どうぞ~。

 

まずは前半、会議室にて、セミナー。(20名程だったでしょうか)
この時間は、枕崎研究拠点とネットで繋がっており、鹿児島の茶葉研究所の研究員のみなさま(鹿児島県の研究員の方も同席していらした様子!)も、直接聴講&質疑応答できる状態。すごい☆
CIMG8068 CIMG8071
一番前の机においてある「銀色の筒状のもの」が、枕崎に繋がる↑「カメラ&マイク」↑
私はテレビのモニター(↓下の画像の左端に少し写っている)で、枕崎のみなさまの様子がリアルタイムでわかります。
カメラに手を振ったり話しかけたりすると、テレビモニターの中のみなさまも手を振って直接応えてくださいます♪

CIMG8074 CIMG8073

CIMG8075 CIMG8076 

CIMG8077 CIMG8080

CIMG8081 CIMG8082 

CIMG8083 CIMG8084

 

次は、審査室にて、実技。
CIMG8085 CIMG8089 

CIMG8091 CIMG8092

CIMG8093 CIMG8094 

CIMG8095 CIMG8096

CIMG8098 CIMG8100

CIMG8101 CIMG8102

CIMG8104 CIMG8105 

CIMG8106 CIMG8107

CIMG8108 CIMG8109 

CIMG8110 CIMG8111

CIMG8112 CIMG8114 

CIMG8117 CIMG8118

CIMG8119 CIMG8121 

CIMG8123 CIMG8124

CIMG8126 CIMG8127 

CIMG8128 CIMG8129 

一通り終了。
この後、部屋を移動し、プロジェクトチームの博士のみなさまと少人数で、フリーディスカッション。

以上、一日目の任務完了、解散☆

 

こちら↓は、セミナーが始まる前に研究員のみなさまにお配りしたちらし。私の略歴とお茶活動の現場写真を集めたもの。
CIMG8136
私は日本茶の世界で活動したことがほとんどないので、その道の専門家でいらっしゃるみなさまからすればきっと、
『どこから出てきたんだ???』、って感じかと思いまして(笑笑)、自己紹介を兼ねて開始前にお配りいたしました。

失礼ながら、1面目は専門家の方用に準備したものではなく、中国の品茶会の参加者用(サイトを一度も見たことがないお茶好きの一般の方)にお配りしているもの(の日本語訳)です。
2面目は今回のために準備したもので、日本茶の研究員のみなさまがご興味あるであろう日本茶にはない製茶の風景と、セミナー中に製茶のどの段階の話になっても参考資料になるように、摘む前から審査までの画像を意識してミックスいたしました。
しかし、結果ここに触れる時間はほとんどありませんでしたので(笑笑)、研究員のみなさま、ご質問等はいつでもメールくださいませ!

 

翌日は、堀江博士とふたりで行動。
まず、静岡県の茶葉研究センターへ、『発酵茶ラボ』メインに見学させていただく予定。
その後、お茶の郷(博物館)へ。

2日目、訪問at茶葉研究センター(静岡県農林技術研究所)、へ続く。

画像足しています☆

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
こんばんはー☆
まだ日本にいます、あと数日。
再出国できるように、がんばっていまーすっ!

 

春の鉄観音のぶろぐに、画像を足していっています!!!
カテゴリーで開くと流れがわかりやすいです、見てね~~♪
15春天♪鉄観音
製茶が本格的に始まるのはこれからこれから、、、(笑笑)。
まだまだ足していきますので、お楽しみにー♪

 

ついでに言うと、この春の碧螺春も、画像少し増えていますよー!!!
おとん&おかんも登場しています!!探してみてね♪。。。想像どおりでしたか?(笑笑)
15春天♪碧螺春
この春の東山画像はなかなかの大漁で、まだまだ先は長いです。
こっそり足して行きますので(笑笑)、引き続きお楽しみにーーー♪
まだ「草苺ちゃん」登場していないし。。。(笑笑)

 

今日お茶端会議室に、08春【野生茶】を飲みながら心の隊員が書いてくれた日記の一節。
文字を追って、目頭が熱くなった。

『今となっては幻のお茶となってしまったわけですが、
今飲んでいる今年の隊員セットも将来は普通に
飲めなくなるわけでだから尚更飲んでしまいます。
製茶年度の味わいはその時にしかないものですからね。
今体感できる事を体感しておこうと思います。』

同じ想いです。


さて、もうすぐ厦門でふいみんと再会♪
安渓→厦門→祥華→安渓。
今自分にできることを精一杯やりたいです☆

文章&画像、追加作業中

この春の鉄観音のぶろぐ記事、宇宙と交信できる茶園が、やっと完成しましたー♪

あの【13秋魔王】、【14秋龍王】の樹です☆
画像に合わせて文章も足してあるので、見てねー♪

全体を通して見る場合はアーカイブでどうぞ:15春天♪鉄観音

この日の記事を早く完成させたかったのですが、画像がまた多くて。。。この日から渋滞してしまった。
すっごく重くて、整理と送信に本当にすっっっごく時間がかかって、大変だった~。
でもね、まだ前半なの。。。、この日の後半記事は、まだで~す。(笑笑)
※0701追記:続きの「宇宙と交信できる茶園2」も投稿完了!またまた画像多いよおー、見てね~☆

心の隊員みんなを私が案内したい地点☆
大好きな山、「論山」。
地球と宇宙の茶樹、「論上」。
【魔王】【龍王】飲みながら見ると、おいしさ倍増よお~~♪(笑笑)

 

少し前には、おとんがやる気に、も投稿しています。
またあちこち追加していきますので、引き続きお楽しみにね。どうぞよろしくお願いしまーす♪

Home > その他

Search
Feeds
AD-Butterfly
sponsordlink
tools

Page Top