- 2013-01-17 17:00
- その他
「2◆青茶(=烏龍茶) の4大分類を体験、半醗酵茶の特徴範囲の広さを体感」の続き。
3◆鉄観音(=青茶類)の「老茶」を「新茶」と同時に比較体験、双方の優点を体感。
安渓鉄観音、「min(門構えの中に虫)南烏龍茶」を代表する有名な青茶(=烏龍茶=半醗酵茶)。
薬用茶として伝承されてきた伝統法の安渓鉄観音は、「老茶」になると大きな付加価値が生まれる。
製茶時から適切な状態で継続保存した伝統製茶法によるビンテージ茶葉(製茶時に一定等級以上に
仕上がった成功茶葉)は、年月をかけて内質を転化させていく段階で、およそ1000日ごとに特別な香気や滋味が
生まれ、古来より効能の高い薬用茶として珍重されてきた「老茶」と呼ばれる特殊な内質の茶葉に変化していく。
その内質は、現代の商業用製茶法で仕上げた商品茶の安渓鉄観音では決して生まれない。天地の恵みと
人の努力、大自然と歳月の流れ、そういった先に出会えるもので、理屈や理論では説明できない魅力が存在する。
逆にその「新茶」には、新茶でしか味わえない期間限定とも言える「老茶」になると消えてしまう内質が存在する。
双方を同時比較することで、それぞれの好さの違いとその魅力を感じてみる。
同時に、製茶時の採茶法が違う同年茶葉が、老茶になるとどのような方向性の違いがあるかも感じてみる。
3◆茶葉は、11秋【伝承桂花王】&
【銀河王】vs08秋【1号】【4号】
登場☆(※【4号】のみ、ほぼ一葉摘み)
(↑隊長心の作戦その3♪「開けた扉は二度と閉められない」。笑笑)
実はこのレーンの結果、個人的にとっても興味がある。
それは。。。
「おとん鉄観音の老茶」を初めて体験する人たちは、「この香気やこの味わい」を一体どう感じるのか?!
烏龍茶を飲み慣れていなくて、でも日本茶は飲み慣れている専門家の方たちは、おいしいと感じるのか?!
それとも、おいしくないと感じるのか?!
どっちだ?!
「おとんの老茶」に情報も先入観も基準もない人たちが飲んでどう思うのか、が、私は知りたい。
なので、わざと価格も言わず茶葉の細かい説明もせず、審査中は自分はなるべく表情を出さないように
がんばった(すごいと体が勝手に反応しちゃうので)。烏龍茶に対して固定概念がまだない方々が、
審査とかなんとかではなく、ただ口に入れる液体として、初めてのこの「老茶」の世界をどう感じるのか!!!
そこが知りたいっ☆
ということで、実はこっそり実験&検証中なのです。。。おほほほほ♪
結果。
わ、分かるんだっ!!! やっぱり感じるんだっっ!!!
おいしい?ええー、本当においしい?? うわ、本当だ。。。 みんな驚いているーーっっ!!!
摩訶不思議で理解不能のおいしい顔している~~~。(笑笑)
すげーーー♪♪♪ すげーーー♪♪♪
はぁ、、、安心した、、、泣きそう~~。(感激中)
だってね、飲んでくれる人(茶友)は増えないし、茶友は増えるどころか減っていて、
自分が心からおいしいと感じるこういう茶葉たちは、次々に作れなくなって・・・この世から消えていく。
碧螺春も昨春が最後・・・残るはこの鉄観音だけ。
そんな現実の中で、ときどき考えてしまうことがあるの。
「おいしい」「特別だ」と感じるこの感覚は、ひょっとしたら自分が関わっているからそこから来る単なる
思い込みなのかとしれないとか、茶友はみんなやさしくて茶葉の情報もぶろぐで見て知ってくれているから
おいしいと言ってくれてるのは思いやりからかもしれないとか、本当は世の中の多くの人はおいしいと
感じないのかもしれない、だって本当においしいと感じる人がいるならもっと飲んでくれる人がいても
よさそうなのにとか、やっぱり自己満足に過ぎないのかとか・・・本当に考えちゃうときが、あるのよぉ~~。
でも!!!
ここにいらっしゃるみなさんのこの素晴らしいご反応はーー☆ 嘘じゃないわあああーーー♪♪♪
(翌日、一晩漬けっぱなしにしておいた茶湯を更に多くの方が味見することになり、もっと感激することになる☆)
ありがとうございます&ありがとうございます。。。私、今年もまた立ち上がれそう。。。(感涙)
実験成功&検証結果最高了~♪ アハハ☆
これにて1日目、無事終了。
やったあーー、温泉っ、温泉っ、嬉野温泉~~~♪(笑笑)
2日目、白銀の朝、 に続く。
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