Home > 旅日記 > 15春天♪鉄観音

15春天♪鉄観音 Archive

炒ってまいりまーすっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
成田です~、毎度~~、眠いですぅ・・・。(笑笑)
15春鉄、炒って参りまーすっ♪

春は、碧螺春行って、で、鉄観音も行くとなると、やっぱりハードになりますね~~。
年明けから日本での仕事をツメツメで無理くり調整しているので、、、お山に着いたら一ヶ月分寝るぞーーー。(笑笑)

今春は、心持ちが、以前とは違う!!
碧螺春も☆
鉄観音も☆

 

復活した碧螺春は、以前とは違い、前半をざっくりと切り捨て、後期~最後のみに絞った☆
おとんと一緒においしいお茶を炒るっ☆
それが優先。
おとんとおかんと私が、3人とも無理せずに作ることができる、おいし~い碧螺春♪
これから先の人生、そこだけに絞れば、笑顔の春は毎年やってくる。
量はない。
きっと毎年、少しずつ減っていくでしょう。
それで好い。
ひと鍋に、全心を注ぐ。
おとんとおかんと私と、湖の中、果樹の森の中で、笑っていられたら、おいしいお茶が作れるっ!
そういうお茶が、私は飲みたいっ♪

久しぶりに飲んだ碧螺春、帰国して飲んでも、本当においしいねーー♪(笑笑)
それから、碧螺春が、本当に類まれ無きすごい緑茶であることを、再認識。
これまでに申し込み(飲む意思をメール)してくださったみなさまで終わってしまいそうな量しか作れなかったけれど、
まだまだ飲む茶友は募集中です!(メールください)
茶葉たちは、まだ伝統法にて追熟中~。
時期後半の茶葉なので、もう少し時間かかりそう、春鉄が終わった頃かな。
飲んでくださるみなさま、待っててねー♪

 

鉄観音は、もう茶樹を絞った☆
これから先の人生、おとんと私がつくる茶樹は、もう絞られているっ!
その樹たちと、少しでも長く付き合っていけるように、せめてその樹だけは後世に繋げられるように、がんばるのみ♪

 

雨みたい、しばらく。。。
でも、春なので、いつもこんな感じです。
それでも、行く必要がある。
未来の希望のために。
一度でも行かなければ、失ってしまうから。

天地に恵まれ今春のお茶が作れたら、みなさまどうか飲んでくださいね!よろしくお願いいたしまーすっ!!

それでは、みなさま。次はおとんの家からね。
炒ってまいりまーーすっっ♪

CIMG1840 CIMG1843 

CIMG1845

15春山開き

山開き。
おとんと安渓で合流し、小雨の中、ふたりで山の家へ帰ってきた。

おとんは、春節以降、この家に戻ってきていない。
4ヶ月近く、この家には誰も来ていない。
春節に、簡単な掃除と祝い飾りに家族が来たが、誰も泊まっていない。
もう半年以上、この家には誰も住んでいない。

とりあえず、人が住める状態にする。
山奥の、半オープンの、旧式の家。
ほとんどが、昨秋に私が山を去る時に整理していったまま。
夜中までかかった。
小鳳が、少し前に表側の大まかな掃除や洗い物等、してくれていた。
助かった、ありがとう。


今日は、お祝いの日。
だんだん&小珊の、3番めの子供の『満月』。
生まれてちょうど30日目。
作ったばかりの紅いお餅と卵、さっき下の製茶所で食べた。&この家にも届いていた。
そういえば、赤ちゃんの一番上のお兄ちゃん「じえじえ」の『満月』の日も、私、山の家にいて、一緒にお祝いした。
あれ、何年前だ?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
移動中。
標高上がって山岳地帯に入ってきたが、まだまだ低い。
CIMG1847 CIMG1848 

CIMG1849 CIMG1850 

 

途中は一部、広くて走りやすい道路。 行手は霧に覆われている。
CIMG1852 

 

かなり標高高くなった頃、高山エリア、あともう少しで製茶所。
このあたりになると、道路は整備されておらず、雨が降ると水浸しでぐちょぐちょ、がけ崩れ多く、危険いっぱい。
CIMG1854 CIMG1858 

がたごとゆっくり進む。
CIMG1863 CIMG1864 

 

製茶所到着。
おっかーん!(竹笊で茶末篩っているところ)
CIMG1865 CIMG1866 

CIMG1868 CIMG1869

↑満月の赤いお餅↑、↓焼くとこうなる↓
CIMG1871 CIMG1870 

製茶所で働く、泊まり込みの出稼ぎの茶摘み工人たち、外でひまつぶし。 
CIMG1874 CIMG1875

 

製茶所からおとんの山の家までは歩き。
大きな荷物はバイク持っている人に運搬を依頼、人間は歩く。
CIMG1876 CIMG1879

CIMG1880 CIMG1882 

 

廃墟のように雑草ぼーぼーになっている。暗くなった頃、小紅は製茶所へ帰った。「おやすみー☆」
CIMG1884 CIMG1887

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一通り、終了。
山の家でおとんとふたり、ほっとする。
お茶が飲みたい。
湯を沸かす。
製茶所から、とりあえず飲み用の茶葉、もらってきた。
うぇいうぇいの今春の茶葉、出来たばかり。
小紅たちが手で茎取りしていたから、少し好い等級だろう。
CIMG1888

うん、香りは多少ある。
まあ、茶葉だから。
香りのない茶葉など無い。
色・・・、出ていないなぁ。
まあ、商品茶だから。
仕方ない。

淹れた。
あ・・・、おとん、いかん。
私が言うまでもなく、おとんも反応している。
ふたりとも、体が拒絶。
おとん、速攻、白湯に切り替える。

「加工されていない味」。
「飲んではいかん味」がする。
なぜこれが『市場で要求』されているのか、おとんと私にはわからない。
どう頑張っても、飲めない。

CIMG1891

 

13春【初代樹】に、切り替えた。
お茶だ。。。ほっ。

CIMG1889 CIMG1893 

 

あひるの玉子、好き。ゆでると少し半透明、玉子くさくない、食感好き。おいしい♪
CIMG1894 CIMG1896

 

雨で、しばらく製茶はなさそう。
12日に陽光来るかも、でもその前後は、多分雨。
とりあえず、たっぷり寝たい。
一度、ゼロになる。
全ては、それから。

外は真っ暗、大門の外灯が切れている、その場所に、蛍が飛んでいる。
春の雨の香り、山の香り、草の香り、木の香り。。。春のおとんの山の家の香り。。。おやすみなさい。

CIMG1897 CIMG1899

山の家でまたひとり!

山の家の夜。。。またひとりです。

起きたらおとんはいなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いたいた、白茶樹!
いつもこの辺りに出てくる。 まだらやハーフが多いけど、この子は見事に真っ黄黄☆

CIMG1901 CIMG1903 

 

CIMG1904 CIMG1910

 CIMG1913

 

床に筍が放置。。。
おとんが掘った、こんなちょぴっとだけ?そうか、掘り始めて慌てて止めたんだ。
切り口見るに、掘ってから3時間は経過している。
CIMG1914 CIMG1915

 

雨来そう。
CIMG1916 CIMG1917 

 

春の葉だ♪
手触りが秋と違う。
CIMG1919 CIMG1918

CIMG1920 CIMG1921

CIMG1922 CIMG1923

CIMG1924 CIMG1925

CIMG1926 CIMG1928

秋に比べると、節間長く、含水量多く、薄く柔らかく、やや大きい。
十分摘める状態だが、私の要求にはまだ早い、成熟まであと数日陽光欲しい、今少し、って感じかな。

 

私が使っている部屋の前から。
向こうの山の上の方で、摘んでいる(機械で刈り取っている)人が数名いるのが見える。
今日は時折小雨舞っているし、茶葉に水滴付いているし、晒青できないし、、、本来は摘むべきではない。
決して「おいしいお茶」にはならない。
しかし、加工すれば「茶葉」にはなる。
CIMG1929 →アップ→CIMG1930

 

屋根の上の野鳥。
CIMG1935 CIMG1937 

飛びたった瞬間、美しい。
CIMG1939

 

霧が上がってきた。
CIMG1940 CIMG1941

 

まだここで作ったお茶ないので、昨秋のを。
14秋【龍王】☆
おとんの家の水で飲むと、「馴染み」が素晴らしい♪
この感覚、隊員のみんなにも飲ませてあげたい。 。。いつもそう思う☆
CIMG1942 CIMG1944

 

暗くなってきたが、おとんまだ帰ってこないので、ひとりご飯。
CIMG1946 CIMG1949

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おとん、山の下の製茶所で『客人』の接待。

いないと言っても、体調悪いと言っても、勝手にやってくる『客人』。
『老房子(古い家)※この山の家のこと』でお茶作っているのが見たい、
と、ここにやって来ようとする。
『そこでまだ伝統茶を作っていると聞いた』『今から見に行く』
『作っているところが見たい』『お茶一杯飲んだら帰る』
『おいしいものが手に入ったから持っていく(意味:代わりに「アレ」を頂戴)』
『ご飯食べたら帰る、簡単で好い』『一晩泊まっていく』。
どんどん増える。
購入目的の『お客さま』ではない、ただ見に来るだけの『お客さん』。
ただ見に来るだけならまだマシ、多くの目的は、『他では手に入らない貴重な手土産』。
それを期待して、狙ってこの時期にやって来る。
鉄観音の世界では、おとんは有名だ。
あの有名な伝承人が作った茶葉を、あの大茶師が作った伝統茶を、一口飲んでみたい。
自分では高くて買えないし、買う意志など全くない、ただ試しにちょっと飲んでみたいだけ。
「知り合い=朋友」だから、今行けば飲めるかもしれない、うまくいけば少し『手土産』で。。。
この国では有名になるほど、そういう「朋友=知り合い」が増えていく。
おとん曰く、連絡くれる半分は、相手はおとんを知っているが、おとんは知らない。
彼らに、ここで作っている茶葉を見せたが最後、少しでも「タダで手に入れるまで」去ろうとしない。

「作っていない」と言っても、『作っていないはずがない』と確認しにくる。
「体調悪くて病院にいる」と言っても、『きっと来させないための言い訳だ』とやってくる。
おとん、ただでさえ体調よくないのに、疲労とストレスで、どんどん体調悪くなる。

もしかしたら、今後は、おとんが下の製茶所で『客人』止め。
私がひとりでこっそり作る、ってパターンかも。
いや、しかし、春は雨で山道がぐちょぐちょだから言い訳できるけど、
気候の好い秋なら、いないと言っても『誰もいなくても構わない』と勝手にここまで登ってくる。
時に「主がいないから入らないで」と言っても、『友人だから問題ない』と勝手に上がり込む。

 

お茶作り、次々に、いろんな問題が出てくる。
自分たちでは、どうすることもできない難問が。
途切れることがない。

それらを「壁」とは思わなくなった、が、ひとつひとつが難題だ。
課題か、試練か、修行なのか。
ひとつ解決しても、また次から次へと、果てしない。
それらを乗り越えないと、おいしいお茶に辿りつけない。

諦めずに、できること精一杯、頑張ります。
近い将来、本当に作れなくなるだろう。
後悔したくない。

 

おとんは体重また減った。
この半年で、3斤。
この一年半で、13斤。
体調不良の原因はまだわからない。

ここ数年、何件の大きな病院へ行っても、北京まで行っても、『特に病気ではない』。
しかし、数年前からの手足のしびれは完治せず、一時的に弱くなったり強くなったり。
更にこの半年、軽い下痢のような症状が続いている。

症状がある限り、必ず原因はあるはずだ。
原因が分かる医者と出会うまであきらめないで病院探し続けて、と言い続けている。
分かる医者は、一体どこにいるのだろう。
本人も家族も諦めムードになっている。
おとんも家族も、やれることはやっている。
それでも、『特に悪いところはない』と、病院変える事に毎回医者からそう言われたら、
それ以上どうすればいいのだろう。

 

『自分はもう先が長くないと思う』

おとんは昨夜、そんなことを言った。
おとん、何を言っている、ダメ、諦めてはダメ、自分でそう思い込んでは絶対にダメ。

『60過ぎた』
第二の人生の始まりじゃないか!
本当に作りたいものを作れるのは、ここからじゃないか!!

『老人だ』
60代はまだ老人なんかじゃないッ。
おじいも、ひいおじいも、ひいひいおじいも、90歳でも元気だったでしょーッ。

『もう用済みだ』
誰がそんなこと言ったんだッッ。
私にはまだまだおとんが必要だ!!!

『愛子はもう、自分を遥かに超越している』
私は、まだおとんに学びたいことがたくさんある!!!

『愛子がひとりで作った昨秋のお茶、自分はあんな成功したことない』
おとんが一緒だったら、もっともっと成功していたっっ!!!

今春はふたりで大成功のお茶作ろうよーーっ♪
お互いゆっくり寝ようね、おやすみ~☆

 

そして今朝、起きたら、おとんはいなかった。

朝、筍掘っている時に、突然誰かから電話が来て、
『今向かっている、もうすぐ着く』とか言われて、「老房子にはいない、製茶所にいる」と答え、
ここに上がって来られる前に、慌てて山をおりた。。。

まあそんなところだろう、、、形跡を見るに。


どうやら、今日は帰って来そうもない。 \
あはは、春もまた、山の家でひとりだよ!

製茶道具たち準備日

昨夜、おとんは帰って来なかった。
今日もひとり、山の家。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日のお茶は、14秋【華雪王】。
この茶葉は、香りの高さが美しく際立つ☆
湯色も黄金水晶のように透明度と輝きが高い☆
誇り高い貴婦人のよう♪
茶樹は、おじいの初代樹。
CIMG1951CIMG1952

CIMG1953  CIMG1955 

CIMG1958

 

おおおー、晴れた♪
雲は多いが、、、これならいけるっ!
やるぞー☆

竹竿たち、全員出動ー!!!

 CIMG1961 CIMG1964 

 

竹竿並べたら、全ての道具たちを外に運び出す。
製茶道具たち、埃を払い、一斉に干す。
竹笊、六脚尖、水篩、草帽。


CIMG1966 CIMG1970 

払う、 干す、払う、干す、払う、干す。。。干す干す干す。
CIMG1967 CIMG1972

CIMG1975 CIMG1978 

CIMG1979 CIMG1980 

その向かいで、茶葉達も日光浴。
気持ちよさそう!
CIMG1982 

このひと株(左手で包んでいる一株)だけ、家前の中で一番古い。
おとんの初代樹と同じ年。
毎日確認できない遠方各地点の生長具合の目安にしている。
CIMG1981 

CIMG1983 CIMG1984
茶葉たちも、香気を放ってきた♪

CIMG1986 CIMG1988

 

製茶室開門。
こっちの道具も、埃を払い、干す。
ブレーカーオン、機械達の動作点検。

揺青機も掃除、回転して埃&臭気を払う、通風。

CIMG1989 

 

CIMG1992 CIMG1994

CIMG1996 CIMG1995 

道具類干している間に。

製茶室、掃除、通風、機械達の手入れ。

CIMG1998 CIMG1999

CIMG2007

 

明日晴れたら、摘めるかもしれないっっ♪
いつでも始められるように、ひとりで全部準備するっ!

この家の製茶道具たち、もう私しか使っていない。
製茶前の準備も、自分でやる。
製茶後の片付けも、自分でやる。
これからは、そういった時間も含めて、日程計画する。
時間はかかるが、掃除も準備も片付けも、自分が納得できるようにできる☆

 

そろそろ撤収しないと、雨が来そう。

掃除、片付け、終了。

CIMG2003 CIMG2000 


全て仕舞って、おやつ食べて、おじいの初代樹に会いに行く。

CIMG2009 CIMG2010
おじいの初代樹、こんにちは♪
生長が早い、立派です。
下段が小さめで揃っている、上段は太く長い茎が多め。
どこからでも、いつでも行けそう。

CIMG2013 CIMG2016 

CIMG2012 CIMG2015 

碧岩山の向こうで雷ゴロゴロ、、、雨が来るッッ。

CIMG2018 CIMG2019
急げーーー。

 

帰宅。
間に合った、瞬間大雨来る。

CIMG2020 CIMG2024

 

小降りになった時、バイクの音。
おとんが、バイクに乗せてもらって、やってきた。
アヒルの肉・製茶所に預けていた荷物、持ってきてくれた。
それから、母鶏に餌やり&卵が孵化したかどうか確認しに。

↓おとん、鶏の巣を覗く&母鶏を連れ出す、ご飯をあげるために↓
CIMG2025 →アップ→ CIMG2040

どれどれ。。。生まれてるーーー、きゃあああ~♪
『秋に食べよう!その頃ちょうど好い!!』、うんうん!おとん嬉しそう!

CIMG2026 CIMG2028 

CIMG2030 CIMG2032 

CIMG2033 CIMG2034 

母鶏、ごはんタイム終了してご帰宅。すぐに残りの卵を温め始める。
CIMG2038 CIMG2039

 

おとん、バイクの工人にしょうがを掘ってもらう。
CIMG2042 CIMG2043

おとんはすでに『客人』と一緒に夕食を食べたそうで、私はひとりご飯の準備。
CIMG2044 CIMG2045

CIMG2046



『客人』の状況説明。
ひっきりなしに来るそうだ。
腹が立ってしょうがない、と。
また明日も来るそうで、またすぐ製茶所へ下りないと。
さっき、客を祥華の宿まで送ったら、そこで誰かに見つかったそうで、また客が増えた、とか。

おとん、疲れている。
それに、とても不満そう。
意のままにならず、二人とも、残念で仕方ない。
だが、『客人』は本当に避けられない、製茶時期に「もれなく付いてくる」。


道具類点検した際の、不具合箇所等、報告。
明日晴れたら、どこ摘む、どう摘む、とか計画。
屋根の修理。
客人対策の打ち合わせ、等。

大雨が来た。
しばらく雨が止むの待って、また製茶所に下りていった。
おやすみー☆

CIMG2048 CIMG2050 

CIMG2052 CIMG2054

 

ひとりご飯。
あひるの土鍋スープ、できた♪
血と内臓は、絞めたての本日食べるべし。
骨付きお肉・生姜・水を土鍋に放り込んで数時間、お肉のスープがほぼ加工できたら、血と内蔵類を投入。
投入して加熱できたら、すぐ食べる、時間が経つと美味しくない。
あひる一羽分の内蔵はかなりボリュームがある、ひとりで全部食べるとお肉まで手がまわらない。
お肉は、今日は太ももだけ食べる、あひるの大腿は鶏と違って小さい、肉が少ない。
お肉は明日でもおいしいので、明日にする。
CIMG2056 CIMG2058

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夜空が変わる。
風向きが変わった。
多分、明日は晴れる。

15春初摘みは、「論上」に決定。
【13秋:魔王】の【14秋:龍王】の樹、ああ~どんな香りだろう~~♪
髪も体も服も、全部洗って清めておかないと。
少しの香りも逃したくない。
やかん達、全員出動ー!!!

明日は、お茶作れるぞーっ♪、、、たぶんね。(笑笑)

宇宙と交信できる茶園

晴れーーーっっ、わーい♪

CIMG2059 

 

本日はこれ!
14春【HappyTree王】。 昨春おとんが作ったお茶♪
おとんが、『野味がある!飲めば飲むほど好きになる~!!』と、昨春好んで飲んでいた。
CIMG2061

CIMG2063 CIMG2065
このお茶は、今日摘む樹の少し下、崖っぷちのような急斜面「論下」の茶樹。
今日摘む樹の、数年後に植えられた。
年齢と場所はちょっと違うけど、おとなりさんだし、同じ山なので、味わいは共通しているものがある☆
飲みながら、本日の茶葉の動きを、イメージトレーニング!

 

道具たち準備したら、山へ行く。
いざ、「論上」へ!

 

まず、製茶所とは逆方面に山を下りる。
CIMG2068
↑降りてきた場所を振り返ると、こんな感じ。
バイクも入って来られない、歩いてしか通れない、こういう場所をしばらく突っ切って、黙々と歩く。

 

公路が見えてきた。
CIMG2067
公路まで降りたら、それを越えて、向こうの山を上る。

 

だいぶん登ってきた、上りのバイク路。
CIMG2071 
左右に覆い茂る雑草は、背丈より高い、それをかき分けて進む。
左側は崖っぷち。
このあたり一帯は、四輪車が入ってこれるような場所ではない。

 

雑草のバイク路を通り抜けると、少し開ける。
辺りを観察しながら、黙々と登る。

向こうの山の上の方に看板が見える、アップしてみると。。。
CIMG2073  アップ→ CIMG2074

『○○会社、緑色基地』。(※『無汚染で安全な専用茶園』、みたいな感じ)
この会社が、『はい、ここがうちの茶園です!』と写真に撮って、広告に使ったり、お客さんに見せたりする。

の、だがぁ、、、。
このあたりで本当にそうであることは、、、ほとんどない。
多くは『看板立てる場所をレンタル』。
シィィィ~~。。。だよ。まあ、私が言わなくても、全国的によくあることで、産地の人間はみんな知っているけど。

 

そうだーーッッ。
少し前、とんでもないことがあったんだよーーーッッ。

ある茶葉会社が、大体的な広告をした。
パンフレットには自然感溢れる好いイメージの写真がたくさん、『私たちの基地(茶園)の環境の好さ』をアピール。
そこに写っていた写真は、な・な・なんと!!!
みなさんもよくご存知。。。
おとんの山の家ーーーッッ☆&家周りの風景。
そこに、知らない会社の看板が立っている~~~!!!

おとん&おとん家族、びっくり仰天ーーーっっ。。。見たことも聞いたこともない会社。。。

看板は、高度な合成か、あるいは、急いで立てて写真撮って取り外した、ってところ。
どちらにしても、誰も居ないうちに勝手に来て、勝手に写真撮られた。
ここ数年は、山の家に誰も住んでいない期間があるので、可能だ。

まあ、、、こういうのも、以前から全国的に普通にあることで、、、。
腹がたったところで、やられた農民側は、ただ黙っているしかないのが現状。

ここの看板の場所も、『その会社の茶園ではない、ここの持ち主は昔から知り合いだよ。』byおとん

 

下の方の茶園で、『茶摘み』している。
もちろん「機械摘み」。今現在、手で摘んでいる光景なんて、まず見られない。
機械は、手摘みに比べ、 同じ時間&少ない人件費で、数100倍以上の量が摘める。
ちょうど、女性が摘み取った茶葉をまとめた袋を、男性が運び始めたところ。
↓分かる?(画像ほぼ中央)、アップ。。。
CIMG2075 →アップ→ CIMG2077 

 

周りを見渡してみると、向こうの山の方でもひとり茶摘みしている。
↓見えるかしら?(画像ほぼ中央)
CIMG2079 

→アップ→ CIMG2080

→更にアップ→ CIMG2078 

 

私がこの土地に来始めた頃は、時期になれば、見渡すかぎり山々は茶摘みの人で埋め尽くされるようだった。
その数、何万どころではない、何十万人!!!
そんな大勢一体どこから集まって来たのかと、圧倒されるくらい、どこの山も茶摘みの人で溢れていた。
たった10年程前の話しなのに、今は、山で人を見かける方が珍しい。
そして、茶摘み時期の今、山で見かけるのは、機械で摘んでいる人&それを運ぶ人。。。

 

しばらく歩きやすいバイク路、左側は崖。
歩きながら辺りを観察。
CIMG2081 

 

下の方の茶園にいる女性は、また茶摘みを開始。
摘む、というより、刈り取り。。。
CIMG2082 CIMG2084

 

さっきの男性が、茶袋を担いで、こちらに登ってくる。
↓画像左下の方。
CIMG2086 →アップ→ CIMG2085
下の茶園から、上のバイク路においてあるバイクまで、担いで運んでいるところ。
うわあ~~、いつ見てもすごいなあ。。。足腰がしっかり鍛えられていて、びくともしていない、見事な体幹。
あれ、すっごく重いんだよ、多分100斤(50㎏)位はある。

 

バイク路を離れ、再び道なき道、茶園の中を茶樹をかき分けながら、登る。
しばらくひたすら登る、すると。。。

 

「論上」が、見えてきたーー♪

↓見えた?画像真ん中の山。
CIMG2088  
電柱みたいのが立っている山が「論山」。

あの山の頂上☆

そこが、「論上」ー♪

CIMG2089

「論上」の茶樹も見えたーーー♪
↓ここ、てっぺん。
CIMG2092 →アップ→ CIMG2096

 

あともう少しっ!
今いる山を少し下りて、「論山」との間にもうひとつある小山の山頂を山脈伝いに越えて、そこを下りたら、
ラスト、登るっっ!!!

 

目前まできた。
CIMG2103

 

今いる場所が、「論下」。論下から論上を見上げている。
CIMG2097 CIMG2102

CIMG2104

 

 

到着~☆ 

CIMG2105 CIMG2106

「論上」です!

 

私が指定している地点のひとつ。
ここは、山のてっぺん。
ここの茶樹の味が、おとんも私も大好き。
「特別な香りと味」がする。
この頂上から数段までが、地点「論上」。
今日は、その中でも、この「てっぺん=論上頂」だけで作る☆

CIMG2107 CIMG2108

茶葉のフチが茶色くなっているのを所々で見かける、これ、正常な反応!
風が強い場所の証拠ね、風で茶葉同士が擦れるから☆
CIMG2110 CIMG2111 

多くはこんな感じ。。。好い成熟具合~♪
CIMG2112 CIMG2113 

ここの下の「論下」の茶樹たちも素晴らしい。
のだが、作れない、、、優先順位の上位から外れる。
いつか作りたいなぁ~、作れる日、いつか来るかなぁ~。

 

まだ誰も到着していない。。。おかんが、4人連れて来ることになっている。
おとんに電話で確認。出発してすでに数時間経っている、そろそろ到着する頃。

CIMG2116 

岩がゴロゴロ。。。ここは、もともと岩だらけの場所だった。
開拓した際、掘って砕いた岩を、そのまま利用。
『もともとそこにあったものだから。』byおとん
CIMG2122

 

ひとり、山のてっぺんに立つ。
この山も、またひとり。
四面が、谷。
周りの峰から少し外れ、単独で立っている。

山とふたり。
ここは、風が強い。
陽光が強い。
空が壮大。
宇宙が広がる。
大地が、果てしない。
地球に、立っている。
空の中にいる。
私、宇宙の中にいる。
ここにいると、飛べる気がする。

CIMG2124

 

香りが立っている。
どこからだ。
花の蜜のような香りが、風に乗って、私の周りを舞っている。

茶葉だ!
論上の香りだ!!
春鉄の香りだ!!!

あああーーー、今日の、とっても好いお茶になりそうーーーっっ♪

CIMG2123 

 


きたきた。
おかんたちの姿が見えた。

分かるかな?↓画像ほぼ中央。
CIMG2118 →アップ→ CIMG2120

さっき私が歩いてきたあたりを、同じように歩いて、こっちに向かってきている。
バイク路も人路もない急斜面の茶園の中を、茶樹の合間を縫って一歩一歩足場を確保しながらなので、
近くにいるように見えるが時間はかかる。

おかんたちは、山の下の製茶所から、↓あっちの山の方から歩いてここまで、 数時間かけて来た。
CIMG2121
ここからだと、おとんの山の家の方が近い。おとんの家も見えないけど、画像右上の奥の方。
標高は、おとんの山の家の方が、ここよりも高い。

 

まもなく到着♪
CIMG2125 →アップ→ CIMG2127

 

全員到着☆
さっそく『採茶』開始。

CIMG2128 CIMG2129

すでにおとんおかんから、摘みの標準を伝統的な方法にするよう、具体的な説明と指示を受けている。
それができる地元の『高手(名人)』の4人+おかん。
説明しないと、製茶所と同じ標準で摘まれてしまう。
私も直接見て、この目で確認して、しばし監督。

赤っぽいベスト来ている↓のが、おかん♪
場所案内&監督兼ねて来てくれた。
CIMG2130 CIMG2131
おかんが摘んだ茶葉、標準が揃っていてきれい。この道50年以上、本物の名人☆

CIMG2132 CIMG2144

しばらく確認して、私は先に山を下りる。
おかんがいるから、大丈夫、あとを任せる。

 

本日のお茶たち!家で待ってるよー♪
CIMG2136 CIMG2142

 

ああ~~、風~~、太陽~~、空~~~、宇っっ宙ーーー☆
論上、またね!!
CIMG2137 

ずっとここにいたけれど、そういうわけにはいかない。
私、いつかここで、夜を明かしたい。
でも、今は早く帰って、私は茶葉を迎え入れる準備しないと。
茶葉が家に到着したら、そのあとの加工はひとりでする。
今春も、誰も手伝ってくれる人はいない。

水が多い、気温も高い。
さあ、どうする、愛子隊長!!!(笑笑)

 

おとんから電話。
家に着いたが、鍵がなくて家に入れない?
おっとっと、そうか。。。待っててねー、今すぐ帰るーー。

おかん、任せた☆
CIMG2152  

早足ーーーっっ。
CIMG2151 CIMG2150

宇宙と交信できる茶園2

ただいまー、おとんお待たせーーっっ。

あれ、いない。。。食料だけ置いて、帰った?
いや、そんなことは絶対しない。
上着もある、家の近くにいる。
CIMG21543 CIMG21553

『愛子~~、手伝って~~。』
いたいた、おとんの声!

小鶏たちのところだ、私もーー♪
CIMG21533 

ひよこさんたち、『孵化が終わったようなので鶏小屋へお引っ越し』、だって♪
このままだと、野犬とかに食べられちゃう。
手伝う手伝う!
CIMG21573
かわいい小鶏たち見て、おとん、とっても嬉しそう♪

無事に生まれた子は7羽、鶏籠(壊れた六脚尖)へ移動。
残念ながら孵化しなかった卵は8個。
生まれるのは半分以下の確率かぁ。
卵はまだ暖かい、母鶏がつい今しがたまで一生懸命温め続けてた。
けどね、もう温めても、生まれない・・・。
CIMG21593 CIMG21563

 

珍しい古代黒鶏の、生まれたばかりのひよちゃん、うふふ。。。好い香りがする~♪
CIMG21623 CIMG21633 

 

お引っ越し先に、ご飯(紅米)とお水を用意して、準備完了。
ここは、お母さん鶏にとっては昨年育った実家だから知っている場所だけど、
ひよちゃん達は初めての場所、籠から出てきてくれるかな?
CIMG21643 

 

お母さん鶏がご飯食べに来た。。。、それを見て、一羽のひよちゃんが出てきた!
CIMG21663 CIMG21673

その子に続いて、次々出てきた!!
CIMG21703 CIMG21713 

みんなすぐに、お母さんの真似してご飯食べ始めた!!!
CIMG21723 CIMG21733 

全員出てきたーー、成功~☆
CIMG21763 CIMG21783 

手乗りひよちゃん♪
CIMG21803 CIMG21833 

秋まで無事に大きく健康に育ってね☆(笑笑)
CIMG21923 CIMG21933

はい、ありがとう♪(動きが多くてなかなかピントが合わない)
CIMG21863

 

こちらは、孵化しなかった卵、8個(箱の底が銀紙で反射しているので、もっと多く見えるかも)、
まだ温かい・・・、なんか切ない。
CIMG21943 CIMG21963
これを食べる人もいるそうだけど、おとんは食べない、私も食べない。
遠くへ捨てに行く。

 

鮮葉が到着するまで、しばしの静寂。
気持ちの好い午後のひととき。
明るい陽光が照り、青い空が広がり、風は香り好く、気圧は高く。。。、昼寝したい。
道具たちは、晒干&通風中。。。鮮葉を迎える準備、完了。
CIMG21973 CIMG21993

 

今のうちに、さわやかさんへ行っておく。

さわやかさんの近くで機械音、すぐそこで『茶摘み』中だ。
CIMG22013 →アップ→ CIMG22023

そうよね。
機械化しなければ、「現代市場が要求する価格の茶葉」など作れるわけがない。
機械なら、女性ひとりで、手摘み100人分の「重量」を、一日で摘める。
CIMG22003 CIMG22033

CIMG22043 CIMG22053

 

さわやかさんへ行く途中の、鉄観音の白茶樹。更にきれいな黄色になっている☆
CIMG22063 →アップ→ CIMG22073
いつもこのあたりに出てくる。
他にも、「ハーフ&ハーフ」とか「まだらちゃん」とか「スケルトン」とか、いろんな子がいる。
観察中。。。この子は、通常、紅色になる場所が緑色、緑色になる場所が黄色。。。
CIMG22083 CIMG22093

 

おとんが呼んでいる。
『愛子~~、手伝ってーーー、今のうちに筍採りに行こう!』
CIMG22113 

はいはい。
でもおとん、ほどほどにね。張り切り過ぎると、また体調悪くなるから・・・。
CIMG22133 

↓筍を探せ!(笑笑)
※以下四枚、どの画像の中にも筍が生えています。こういう場所で探しま~す。
CIMG22153 CIMG22163 

CIMG22233 CIMG22223 CIMG22143

 

お天気ぽこぽこ~~♪
日陰の無い場所は、あっつい!!!
茶葉を包む綿布も、しっかり乾燥&好い香り~~♪
CIMG22243 CIMG22253

 

キターーー!!!
12号、到着☆

さあ、始まるよーーー♪
CIMG22263 

重量測って。。。
CIMG22283 

 

うおっっ、すっっごい香り☆
でも、ん?・・・この香り、ちょっとおかしい?
わわわわわ、、、熱持っているーーー、いそいで袋から出して広げる。
笊に広げながら、熱取りながら、晒青準備。
CIMG22293 CIMG22303

ふう~、収まってきた。好香~~☆
CIMG22313 CIMG22323

 

晒青開始。
香気の変化を好く聞く&状態観察。
CIMG22343 CIMG22463

 

変化をキャッチしたら、途中で翻。
再び晒青しながら、香気&状態の観察を継続、引き上げを見極める。
CIMG22503 CIMG22403

 

おっけーら♪撤収!
CIMG22563 

3笊を一つにまとめて、ひとつずつ運ぶ。ひとりでやる。
CIMG22553 CIMG22573
晒青始まったら、おとんは消えた。。。、昼寝かな?
いいのよ、おとん動きすぎて体調悪くなるとまずいから、最初からあてにしていない。
秋もひとりだったしね。。。このくらいの量なら私ひとりでも大丈夫。

 

全ての茶葉を、揺青機の中へ運び終える。
開始前の今の香気、家に到着してからここまでの香気の変化と合わせて、よく確認&記憶し、
今日の茶葉の個性を見抜き、どんな方向性のお茶にするか見極める。
CIMG22583

すでにここまでで、秋茶とは大きな違いを見せている。
ここ数年の春茶とも違う!!!今年の春茶、なんだかとっても美味しくなりそうだーー♪
いやいや、焦るな、まだわからない。。。落ち着いて、じっくり行こう。
CIMG22593
第一次揺青開始。

 

第一次揺青、途中。
香気を好く聞く、ここまでのその動き、タイプ、スピード、強弱、重みの程度、等々。
開始前に予想した動きと合っているか、予想外の知らない・新しい動きは生まれていないか、
よく聞き、よく観察し、あとどのくらい進ませるか、いつ停止するか、見極める。
CIMG22603
ここまでは、ほぼ予想していた通りの動き。
よし。

 

第一次揺青、終了。
すぐに笊に広げ、順に静置開始。
この時の香りも、好く記憶する。ここからの変化の程度で、いつ第二揺青開始するかを判断する。
CIMG22613 CIMG22623

香気は、作業している間にも、刻々と変化していく♪
CIMG22643 CIMG22653

CIMG22663 CIMG22673

 

おとん、どこ行った?
せっかく採った筍放置して、どうするつもりだろう?
私、やらないからねー、忙しいのよ、手に匂い付けたくないし。。。自分で処理してね。
CIMG22693

 

静置中の茶葉。
常に香気&状態を、確認・記憶・記録する。
CIMG22703 CIMG22713

変化は、香りで一番現れる。
その変化は、目にも見えてきている、画像でわかるかな?
CIMG22723 CIMG22733
うーん、なるほど!やはり、「春の動き」だ~♪

 

日が沈んでいく。。。太陽さん、また明日~。
CIMG22763 CIMG22743

 

その頃になれば、おとんの声が聞こえる。
『愛子~~。ごっはーん♪』

いたいた!ごはんの時には現れる。(笑笑)
CIMG22793 CIMG22803
昨夜作った、あひるの土鍋スープ。おいしい~♪

で、ごはん食べたら速攻消えるんかい!(笑笑)
CIMG22843
片付けの手伝いもせず(※おとんは食事の後片付けが苦手、特に食器類の洗い物が大嫌い)、
バイク呼んで製茶所へ帰っていった。。。明らかに洗い物から逃避した。(笑笑)
どーぞ、どーぞ。
明日は忙しくなる、茶摘みも炒茶もある、今のうちに少しでも休んでおいて欲しい。おやすみ~☆

 

すっかり夜。
ここからは、私と茶葉のふたりっきりの時間☆
もう朝まで誰も家に出入りしない。。。、はあ。落ち着く~~。

さあ、やろうっ!

 

第二揺青、開始タイミングが近づいてくる。
でも、まだ。
香りの変化を、マメにチェック。

CIMG22863

 

しばらく観察。

来た。そろそろだ!
CIMG22883 CIMG22893
第二揺青、開始。

 

第二揺青中。
集中を高める。
第一揺青よりも長いこの第二揺青、その程度が、この茶葉の品質を決める大きな要になる。
香気の変化を常にキャッチし続け、その様子を観察し、微妙な変化を見逃さないよう、五感に意識を集中。
CIMG22903 CIMG22913

茶葉と一対一、感覚が高まる。
誰にも邪魔されない、違う次元の香りに出会える。
人工音のない空間、茶葉の声が好く聞こえる。

 

第二揺青進む。
あううう~~~♪見たこともない香りが「聞こえる」ーーーっっ☆
今でしょ!
ここで引き上げてみよう。
CIMG22933 

 

第二揺青終了、静置準備中。
その間にも、刻々と香りが膨れ上がる、波のように動いている。
CIMG22943 CIMG22953
ここまで来たら、もう人は手は出せない。

 

ひとりなので、一度には運べない。
一籠ずつ水篩に移し、少しずつ静置場場所へ移動。
CIMG22983 

 

静置場所の電気を付ける。。。、と!
奥の道具置き場の天上に、コウモリの「フーちゃん」がいた~~♪

CIMG23023 →アップ→ CIMG23043
フーちゃん、好い香りの茶葉に虫がつかないよう、見張り番よろしくね!!!

 

静置、完了。香りがすごい!!!
CIMG23053 CIMG23063
うおおおーーー☆どんなお茶になるんだーーー♪

CIMG23073 CIMG23083
後は、天(気候)に任せる。
それと、私が決める殺青のタイミング次第。
ここから明日まで、天の動きと茶葉の動き、ふたつの動きの変化を察知し、小さな合図も見逃さないように、
殺青タイミングまで気を緩めず、意識を切らさないで観察を続ける。
それまで、動かしてはいけない。。。

 

あと、私にしてあげられることは?
そうそう、忘れちゃいけない、これ↓これ↓。何か分かる?
CIMG23103 CIMG23123
こう↑かなぁ。。。

いや、こっち↓の方が。。。(ひとりで、試行錯誤中)
CIMG23133 CIMG23143 

よし、決まり☆これ↓で行ってみよう!
CIMG23163 CIMG23183

「バリアー」です☆
これ、「次から絶対やる」と、昨秋決心した。

 

「この香り」は隠せない。
この家に近づけば、必ず誰もが「この香り」に気がつく。
おとんも私も、この家に人が近づかないように工夫しているが、避けられないこともある。
この家に入ってくる人は、まず『好香~!!』と言いながらその正体を探し、必ず茶葉の側に行く。

次は、すかさず、断りもなく、『手でベタベタ触りまくる』ーーーッッッ。
必ず、何度も、躊躇なく、『あちこち掴んで嗅ぎまくる』ーーーッッ。

「素手で直接」、「静置中の茶葉を」、だ!!!
食品という意識が全くない、「やめてーッ」と言っても、間に合わない。
『見ていいですか』、『触っていいですか』、なんて聞く人など、今まで一人も見たことない。
人のものは自分のものか?!
「触らないでーッ」、と言えば言うほど、『問題ない』、と気が済むまで触り続けるーーッッ。
問題あるのはこっちなんだッ、シャアアアーーーッッッ。

とにかく私は、茶葉を触られるのが嫌だ。
他人に土足で家に上がられる以上の嫌悪感。
腹が立ってたまらない、許せない。
あなたのモノじゃないーーッッ。
近寄るなーーーッッ、(茶葉周りの大気が動く、茶葉の動きが変わる)。
触るなーーーッッ、(茶葉が汚染される、茶葉の動きが変わる)。
手も洗わない!!!
製茶過程の道理もわからない!!!
ただの興味で他人のものに勝手に手を出すんじゃない!!!
とにかく私には、知らない人間に勝手に素手で茶葉を触られることが、耐え難くてたまらないんだアアーーッッ!!!

が・・・。
これらは、この国の、現代でも、全国的な、農村部では特に、よくある文化、一般的な習慣。
人の家に勝手に上がり、自由に各部屋に入り、そこにあるものを手に取ったり、口にしたり、持って行ったり。。。
野生動物か!!!と怒鳴りたくなるが、怒鳴っても無意味、叱っても無意味、自分が疲れるだけ。
「彼ら」にとっては、そういう文化、習慣だから。
おとんや私がどんなに耐えがたくても、避けられない。

 

そうとなったら!!!
万が一、人が入ってきても、近づけないように、「バリアー」作るしかないでしょ☆
どれほど効果があるかわからないけれど、手を出されるまでの「時間稼ぎ」にはなるはず。
明日は茶摘み工人が家の中に入ってくるタイミングがあるから。。。まずは試してみるっ!

明日はおじいの初代樹を摘む、忙しくなるぞーー♪
よし、寝るっ☆

ありがたくて、たまらない

もう作れないかもしれない。

もしかしたら、今春が最後。


山の上で、ひとり。
万感の思いを込めて、ひとりお茶を作っています。


おとんはいない、製茶所にいる。
初めて来た製茶工人も、一緒に焼火の手伝いで来た小紅も、遅れて上がってきたおとんも、
夕方来て、もうみんな帰った。
製茶中、おとんがこの家に泊まることは、もう無いのかもしれない。

一騒動あって、でもなんとか初日の炒茶を終えることができた、
だが、おとん、疲労困憊・・・戦意喪失。

気配を、感じてしまった。
多分、来るべきときが、来た。

 

昨夜に続き、今夜も超満天の星空が広がっている。
大門の外灯が切れて、外は真っ暗。
まるで10年前のように、眼下の星たちまで見える。

燃えるような暑い昼間とは逆に、澄んだ冷気に山が包まれる。
好茶を作るのに、絶好の条件日。

それにしても、今夜は本当に、なんという見事な星空なんだろう。
宇宙の向こう側から見たら、私もまたこの小さく光る星の一部。
この星のどこかで、今こうしてこっち見て、お茶作っている人、いるかな。
無数の星星たちが、静かに動いている。
吸い込まれそう。

さあ、やろう。
例え今日が最後になったとしても、まだ終わっていない。
今私の前に、今日摘んだ素晴らしい茶葉がある。
60年程前、おじいが初めて植えた苗、おじいの初代樹。


ひとり、茶葉を揺する。
鉄観音を作るために生まれたこの家と、使い込まれた道具たち、私のパートナー。

香りが生まれる、香りの中へ入っていく。
香りが動く、心が波を打つ。
家と茶葉と私。。。3人。

 

終わった。

夜の香り、家の香り、茶葉の香り。
そうか、これが最後かもしれないんだ。

揺すり終えた茶葉を、水篩で運び、竹笊に少しずつ広げ、木棚に並べる。
そうしているうちにも、香りは変化していく。
茶葉は、揺すった私の手に反応し、意志が生まれたように動いている。

竹笊に広げる度に、両手で茶葉を包み、香りを聞く。
ありがとう、ありがとう、と声が出ている。
感謝の思いが溢れる。
お茶に、人に、時代に、ここに繋がる全てに、その全てのめぐり合わせに。

例え今日が最後だとしても、感謝の想いしか出てこない。
なんと得難い時間だったのだろう。


ありがとう、ありがとう、ありがとう。
山の上の家でひとり、初めて、泣きながら鉄観音を作っています。
涙が、熱い。
ありがたくて、ありがたくて、たまらない。

一瞬一瞬が、愛おしい

もう作れないと覚悟した今、これまでとは違う心持ちでいる。
お茶を作っているこの一瞬一瞬が、大切で大切で。。。愛おしい。

 

老茶樹、摘めたーー♪

晴れ、雲多い、風あり。
やった!春の老茶樹だーーーっっ☆

 

おとん、今日はご機嫌?
少し元気がある!
好かった。

昨日は最悪。
初めて雇った製茶工人が、手抜きだらけ、言うこと聞かない、勝手、雑、投げ出そうとする、
おとん、もう嫌で嫌で、心の中で爆発的に怒っていて、
でもなんとか続けてもらわないと、茶葉が台無しになるから、
なだめたり、気を遣ったり、で、・・・ぐったり・・・、
本気で嫌気がさして、ついに、
『もう停止しよう。』、本音で出た言葉。

 

山は今、深刻な労働力不足で、まったく工人が見つからない、
彼は『一般よりできる』らしいから、雇ってみたそうだが、
ところがどっこい、『一般』より要求は聞かない、態度は悪い、屁理屈が多く、最悪だった。
それでも、おとんが20人以上電話してやっと見つけた工人で、
他に候補は見つからなかった。

今日は違う工人。
過去に何度か来たことあるが、彼も不機嫌で態度悪く、手抜きが多く、技術的にも・・・。
が、『昨日の彼よりはまし』、とのことで、
それに、やっぱり他に候補は見つからないので、仕方がない。
ふたりで何とか、『彼のご機嫌を損ねないように』、工夫する。

彼はビールを要求し、おとんは用意した。
それで機嫌よくやってくれるなら、と。
仕事しながら酒飲むなんて、私にはありえないし、飲みながら茶葉作るなんて、やめて欲しい。
が、この辺りでは『他』はどこでも普通のことで(酒・タバコ・食事の準備)、
どの工人も普通に要求してくるし、皆そこに何の疑問も感じていない、
いや、感じていたとしても、それがまかり通っている。
もしも断ったり叱ったりすれば、余計雑になる、ぷいと出て行くか、二度と来なくなる。
ひどい時は、腹いせに後で報復にやってくるので、危険。
出て行かれたら、再びおとんが骨を折って探すことになるが、代わりが見つかる確率はかなり低い。
見つからなければ、茶葉は仕上がらず、すべてゴミになる。

 

おとん、今日は木棚の茶葉の香りを聞いて、喜んでいる!
久しぶりだなあ、そんな姿♪
嬉しいなあ。
心に平和が訪れているのだろう。
ひとまず、好かった。
体調も悪くなさそう、本当に好かった。
本当は、落ち着いて一緒にきゃあきゃあ作りたいんだろうなあ。

それにしても、ただでさえ健康面に不安があるところに、
客人問題で『お茶どころじゃない』、
工人問題で更に『お茶どころじゃない』。
お茶作っている人間が『お茶どころじゃない』って状況・・・、どうなんだろう。
今に始まったことじゃないし、ここだけの問題じゃないけれど・・・、
近年ますますひどくなっていく。

今の最大の問題は、もう資金とかじゃない。
「好いお茶を作る環境」が、作れなくなっている。

 

おとん、客人が来るから、自分はこの家に滞在せず、製茶所にいる。
私が少しでもお茶作りに集中できる環境を作るためだ。
誰かから連絡あっても『お茶はもう作っていない』、『山にはいない』、『製茶所にいる』と。

工人の手配(採茶工人・製茶工人の両方面)で、朝から晩まで電話して探し出し、
なんとか説得して予約して、でも当日来なくてまた探して、
来たらきたで態度の悪さに我慢は限界に近く、
でもなんとか最後まで加工してもらうために非常に気を使って・・・、疲労困憊。

お茶を作るために工人を探すのは、どうしても必要なことで避けられないのだが、
その過程で、もう心も体もぐったりで・・・、『お茶どころではない』。

深刻な労働力不足の上に人件費の異常上昇もあって、工人たちのレベルが極端に下がっている。
考え方、態度、技術、全て。
『そんな要求するならもう来ない』、『来てやっただけありがたく思え』、そんな態度。
『他』では『そんな要求』さえされないのかと、個人的には恐ろしくなる。
優しく言えば調子に乗って手を抜く・要求あげる、キツく言えば途中放棄する・報復される危険がある。

こんな状況では、機械化を考えるのも当然だろう。
いや、機械化が極端に進むから、彼らもそうなっていくのか。。。
いやいや、どっちがどっちだかわからない。

彼らがそうなっていくのも理解できなくもない。
あまりにも貧富の差が激しすぎて、理不尽なことも多すぎて、不満と不安だらけで、希望も未来も・・・。

が、だからと言って、こちらにもこちらの事情がある、
こっちの茶葉を『他』のように扱われては困る。
そんなことされるぐらいなら。。。、だ。

 

そんなこんなで、おとん、すっかり疲れ果てて嫌気が指して、
お茶を作る喜びを感じるどころか、お茶を飲む気持ちすら失せている。

私はおとんと一緒にお茶が飲みたい。
ふたりで『ふあああー♪』とか「きゃあああ!!!」とかやりたい。
こうしてひとり、この家で作って飲んでいる今、気がつく。
できたてのお茶をふたりで初めて飲む時、どうだろうとどきどきしながら無言で蓋を取って、
次の瞬間ふたりとも思わず奇声を上げてしまっているようなお茶に仕上がっていたとき、
まるで世界中から祝福されているような、何ものにも代えがたい本当においしいお茶の時間だった。

 

外から見ると、こんなことになっているとは、想像つかないんだろうなぁ。
別にここだけの話しではない。
以前は私も、有名なお茶が作られている世界がこんなことになっているとは、想像していなかった。
いまだに、驚くこと(想像を絶する・理解できない状況になること)が山ほどある。

工人の状況は、なにも今に始まったことではなく、
おとん曰く『昔から似たような状況』だそう。
考えてみれば、そういう環境とそういう人々によって、各地の銘茶は作られてきたんだよなぁ。

だが、特にここ10数年、人々と人々を取り巻く環境の変化が異常に凄まじく、
60年以上この地で生きて、製茶を生業としてきたおとんにも、
明日の状況すら全く読めないと言う。


今日も私は、ひとりでお茶作っていた。
おとんは、昨日もいたが、茶葉には触っていない。
でも、いいんだ、それで。
こんな状況では、本当に無理もない。

あ、でも今日の殺青の時は、おとんが焼火していた!!!
もはや、貴重なシーンかも。。。

おとん、本当に毎日、何とかしようと工夫して、努力している。
他の場所では、もう何年も前に、とっくの昔に、あきらめていることだ。
でも、おとんと私は、あきらめなかった。
改善に改善を重ね、もっともっと好くしたいと、継続してきた。
しかし、それもどうやら、そろそろ限界みたい。

おとん、体力が落ちている。
だからか、気力も落ちていて、闘いのダメージが大きい。

お茶づくりは、闘いだ。
いろんな事との、闘い。
自分の心との、闘い。
昨日より少しでも好いお茶にしたいと、意のままにならず放棄したくなる時でも、最後まで懸命に闘う。
その先だけに、まだ見たこともない香りや味わいとの出会いが待っている。
そういったものに出会った瞬間、それまでの闘い全てが喜びに変わる。
闘わなければ、大興奮して手を取り合い飛び上がって喜び笑い合う、「あの瞬間」もない。
もしも闘うことを諦めたら、それまでとは変わってしまう。

闘い続けることの大変さは、誰よりも理解している。
そして、おとんが他の誰よりも、諦めずに一緒に闘い続けてこられた人であることも、感じている。
だから私は、おとんから闘う気持ちが消えてしまったとき、そこが終わりの「時」だと、感じる。

 

眠い。
話したいこといっぱい、だけど、本当に眠い。
明日も摘めそう!?
おお☆

おとんが、老夫婦の採茶工人を探し出した。
昨年も摘んでくれた。
摘みの標準に多少問題はあるが、もうそれも言うまい。
例え茶葉がどんな状態で届いても、大丈夫、私が全力でフォローする。
今の状況では若い人より信頼できそうだし、
古い付き合いなのでドタキャンはないだろうし、、、わからないけど。
そうか、それもあってホッとして、おとん少しご機嫌だったのかな。

 


南山の老茶樹。
先ほど木棚に並び終えた。
未来に残したかった樹たち。
でも、今となっては、それもどちらでも好い。
おとんの方が大切だ。
この茶樹たちが生き残る運命なら、必ず残る。
その貫禄の香りが、この家中に小さな竜巻のように上がっている。
このまま明日まで、私の出番はない。
それまでは、天と地に委ね、私は香りを聞き、茶葉の声を聞き続け、心に刻んでいく。

霧が出ている、明後日には雨になるかな。
起きたら、おじいの初代樹の後半を、摘むぞーーっっ☆
それで、今春最後かも。。。
自分にできる最大で望むっ☆

 

鮮葉が家に到着し、晒青し、揺青し、笊に広げ、木棚に並べ。。。、また揺すって、また並べ。。。。

今、こうしてお茶を作っている一瞬一瞬が、心から愛おしい。

夏日の大蛇

暑い、夏日、風強い。
雲行きが変わった。

四巻=おじいの初代樹、上、摘む。

 

おとん、歌うたっている!!!
少し復活かな、気持ち的に。
初日はどうにもならない感じだったが。
とりあえず、ここ数日はクリアーできそうで。
初日は工人の問題が大きすぎて、戦意喪失、と言った感じだった。


四巻から帰ってきたら、家の中に蛇がいた!!!
でっかい蛇が、伸びながら、移動中だった。
1m50cm以上。
私の行こうとする場所と、かち合ってしまった。
目が合った。。。あ、ごめん。
見合った。。。お互い引いた。

蛇さんは、台所の横の階段の下の木材の下にいる。
おとんに「蛇いるよ」と電話で伝えると慌てて、いつもより早く製茶所から山の家に「ご出勤」。
おとんに言われてうぇいうぇいたちも来て探してくれたが、『もういない』と言う。
そんなハズはない。
『いない、もう出て行った』と彼らは帰り、おとんとふたりになった。
ら、やっぱりいた。
『ひゃっっ。。。』と妙な格好で固まっているおとん。
おとんとも目が合っていた。

多分、いま(夜)もまだ同じ場所にいる。
この家の、守り神かな。

同居人が増えた。
コウモリの「フーちゃん」。
蛇の「シャーちゃん」。
彼らがいなかったら、私はこの家で「一人暮らし」中。(笑笑)
おお☆そういえば、ふたりとも魔除けの神さまだっけ!!

 

星は少し。
昨夜に続き、夜半過ぎから霧が出る。
昨夜と似ている、暖かい。
気圧が下がっている。

明日晴れたら、論上の続きを摘もう。
と、おとんが言った!!!

でも、この気候、、、夕立が怖いなあ。
どうかそれまでに、間に合いますように。。。

意のままにならないから、意を注ぐ

宇宙と交信できる茶縁、「論上」2回目、摘めた☆
やったあああーーー♪


雲多い、雨が怖い。
陽光が来ない、雲、雲、雲、、、雲がとても多い。
大丈夫かな。。。

おとんが早くに摘み終わるよう、手配。
昼には到家。
いつもより早くに茶葉到着、空が不安定なので。


好原料ーーー!!!燃えええーーーっっ♪

晒青中に毛毛雨。
出したり、入れたり。
もしも本気の雨に来られたら、家にひとりだから、間に合わない。
考える。

陽光、数分。
もう無理。
見切りを付ける。
進行。

収茶後、陽光出てくる、、、えー、遅すぎるよ、見切らなかった方が好かったのか。
しばらくすると、また雲多くなる。
よし、見切って正解。

 


工人に要求するのが難しい。
連日、とても、とても、難しい。

わかってはいる。
そういうものであると、今後更にひどくなると、期待しないと、
割り切ることにした。
要求レベルを下げる。
それでかなり気持ち面が変わった。

が、途中までの仕上がりが好いほど、やっぱりおとんも私も慣れなくて・・・、
割りきるしかなくても、目の前で進行していると、絶望的な気分になってしまう。

妥協したくないのに妥協するしかない・・・、
目の前の「好いものたち」が崩れていく・・・、
理解を超えるひどい態度・・・、
耐えろ、耐えるんだーーー。

いや、ただ耐えるなんて嫌だ。
工人たちを変えることはできない、
それならそうで、自分たちで精一杯サポートする、茶葉を。 
採茶工人の結果は、私が製茶中に出来る限りフォローしていく。
製茶工人の結果は、小紅たちの力も借りて製茶後に全力でフォローする。
自分たちで事後処理。。。これからは、それが前提だ。

 

工人たちは、基本的な教育を受けていない。
読み書きができないレベルの人が多い。
もとより、お茶作りに関わる多くの人たちは、そういうもの。
そういう人たちが、昔からお茶を作ってきた。

おとんも私も、特別な要求はしていない。
全て、基本的で最低限なこと。。。おとんと私にとっては。

手を洗って、製茶室を清潔を保って、地面に茶葉落とさないで、
茶布を踏まないで、下に落とした茶葉を戻さないで、
茎をボロボロにしないで、葉はもっと固く締めて、綿布を破かないで、
もう少し丁寧に進行して(強引にしない、省略しない、温度下げる、毎回篩いにかける)、、、等々。

できていれば、言わない。


一方、茶摘み工人。

もっと短く摘んで、長いのを入れないで、必要のない硬い葉を摘まないで、
老梗(古い枝)を入れないで、束でつかんで刈り取らないで、葉を切断しないで、
一枝ずつ確認しながら摘んで、摘んだらまめに移して日陰で保管して、
おしゃべりしないで集中して、昼寝しないで、、、等々。

言った瞬間はやるのだが、しばらくすると「初期化」する。
本当に基本的なことだけなのだが、彼らの習慣にはなく、『外』ではそんなことすら言われないようで、
ふたつみっつ要求すると、『ここは要求が高すぎる』と嫌がられ、次から来なくなる。
下手すると、途中で投げ出して帰る。

でも、そんな彼女たちがいないと、お茶は作れない。

 

おとんと私にとって、好いお茶を作るための環境を作ることが、
とても難しい。

心の準備はできた。
いつ終わっても構わない。
もしも今日、私に茶葉が与えられるなら、どんな条件下でも精一杯を注ぐ。

お茶はもともと、意のままになどならない。
天と地が関係するから。
天地の意を計り知ることは、人にはできない。
だからこそ人は、その恵みに感謝し、精一杯の意を注ぎたい。

一度決別したら、生まれ変わったような気持ちだ。
何がおきても、それが「めぐり合わせ」だと思える。

だって、こんな状況の中でも、こんな素晴らしいお茶が、一日でも作れていることの方が、
私は奇跡だと思うんだ。

 

眠い、、寝る。
多分、明日は摘まない、雨が来る、、、眠れる。
これで最後だと2日目に覚悟したのに、もう5日も摘めている。
おとん、よく気持ち持ち直したなあ。。。すごいなあ。。。多謝。
よし、私は明日の殺青タイミング、逃さないように、「聞」に集中するっ!
おやすみなさーい☆

一回帰国しますっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
今厦門、これから帰国します。ちょっと用足しして、また戻ってきまーす。

諸々の事情により、今回からしばらく、2回に分けようかと。
前半製茶、後半整理&品茶会等々、そんな感じに分ける。

しかし、今春のぶろぐをみていただけるとお気づきになると思いますが、秋の製茶がどうなるかはわからない。
本当に、分からないです。
ただ、できるかもしれないを前提に準備はしておく、できなかったらそれまで。
おとんの気持ちを落としたくない、でも、プレッシャーはかけたくない。
もしもできなくなったら、これまでできなかったこと・後回しにしてきたことを、するっ♪

今回は最大で、茶友のみなさまの存在を大きく大きく身近に感じた。
今日が最後かもと作っている時、長い年月の間に飲んでくれた茶友おひとりひとりのお名前が、浮かんできた。
歩んできた道のりに、いつも一緒にいてくれた。
今の私があるのは、茶友がいてくれたから。
ありがとうございました。

15春☆
こんな状況の中で、なんと結果、5種類できましたーーっっ☆

おとんが『生まれてこの方飲んだこと無い!こんな香り初めて!!』というのが、2種もあるっっ☆

どうぞ一緒に飲んで下さい、よろしくお願いしまーす!お楽しみにーーーー♪

一度帰国しまーす。

画像足しています☆

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
こんばんはー☆
まだ日本にいます、あと数日。
再出国できるように、がんばっていまーすっ!

 

春の鉄観音のぶろぐに、画像を足していっています!!!
カテゴリーで開くと流れがわかりやすいです、見てね~~♪
15春天♪鉄観音
製茶が本格的に始まるのはこれからこれから、、、(笑笑)。
まだまだ足していきますので、お楽しみにー♪

 

ついでに言うと、この春の碧螺春も、画像少し増えていますよー!!!
おとん&おかんも登場しています!!探してみてね♪。。。想像どおりでしたか?(笑笑)
15春天♪碧螺春
この春の東山画像はなかなかの大漁で、まだまだ先は長いです。
こっそり足して行きますので(笑笑)、引き続きお楽しみにーーー♪
まだ「草苺ちゃん」登場していないし。。。(笑笑)

 

今日お茶端会議室に、08春【野生茶】を飲みながら心の隊員が書いてくれた日記の一節。
文字を追って、目頭が熱くなった。

『今となっては幻のお茶となってしまったわけですが、
今飲んでいる今年の隊員セットも将来は普通に
飲めなくなるわけでだから尚更飲んでしまいます。
製茶年度の味わいはその時にしかないものですからね。
今体感できる事を体感しておこうと思います。』

同じ想いです。


さて、もうすぐ厦門でふいみんと再会♪
安渓→厦門→祥華→安渓。
今自分にできることを精一杯やりたいです☆

再び行ってまいりますっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございます、再び成田です。

諸々の事情で2回に分けました。
前回よりは日数短く帰ってきまーす!2日くらい少ない。。。、あまり変わらないかな。(笑笑)

前半は製茶が目的だったので、準備が一方向だったのですが、
後半の今回は、目的が3方向でそれぞれ場所も違うので、準備と荷物がちょっとハードでした。
でも、ひと息つけたし、日本での用もたくさん済ませられたし、体も気持ち的にも楽です。
この勢いで、がんばってきまーーすっ☆

目的は3つ。
1.茶葉の製茶後作業、精製・包装・整理等(安渓)
2・品茶会(厦門)
3.茶庫の整理(山)

2。の厦門で、ふいみんに会えまーす♪
詳しくは、また☆

 

そうだわッッ。
せっかくブログにコメント入れてくださったのに、何度入れても送信されない場合があるそうです。
わーーーん、楽しみにしている私もショック・・。
私は問題なく送信されるので、ネット上の問題なのかなぁ、、、。
とにかく他にもそういう方がいらっしゃったら、本当に本当に申し訳ございません。
でも!そういう場合でも、諦めずに(笑笑)時間かえたりしてみると、入る時があるそうですっっっ☆
管理人も原因調べているはずですので、どうか懲りずにコメントしてくださいね。。。よろしくお願いします。

では、時間です。がんばってきますね☆
行って参りまーす♪

夢で茶友と安渓で食べ歩き

安渓は地図の必要がないほど小さな街だ。
その街の中心に、解放路という通りがある。
夜になると、食べ物の屋台が延々と並び、明け方まで多くの人で賑わう。

その解放路で、いつも品茶会で会っている茶友たちほぼ全員参加で、
「隊長のお気に入り」を案内しながら、大盛り上がりで「品屋台」をしていた。
昨夜の夢で☆
手工の「仙草」を食べながら、「この人が作るこの絶妙な舌ざわりがどーの。。。」
「この甘さの加減が他と違ってこーの。。。」と、品茶会ばりの真剣な意見(笑笑)を交わしている途中で、
目が覚めた。。。なぜひとりなのか、一瞬理解できなかった。
が、次の瞬間、大笑いが止まらなかった!!!

で、今、テイクアウトした「仙草」を食べながら、書いています。。。あはは♪

 

解放路というネーミングの路は、この国のどこの街でも大体あって、
その名が付く路は、歴史が古く小さな街ほどそこが街の中心だと思って、ほぼ間違いない。
安渓でのお宿は、この路の近くにある。

安渓の解放路も、両側に商店や飲食店等の店舗が隙間なく並び、いつも買い物客で賑う。
夜になると、店舗の前の路上に多くの屋台が連なり、深夜や明け方まで更に多くの人で賑う。

10年以上前から通っている「刀削麺」のお店も、この路の一角にある。
以前は屋台だったが、数年前にほぼ同じ場所に店舗を構え、「老板」は今もご健在ですっかり「老朋友」だ。
近隣のお店と同様、明け方まで営業しているので、安渓に泊まる時は、茶葉作業が深夜まで及んでも、
ほぼ毎回顔を出す。お気に入りの席は、店前の路上で、そこで座って夜食をいただきながら、安渓を感じる。

その後、果物店を回って、山竹・木瓜・芒果・百香果・火龍果・荔枝・楊桃・番荔枝・菠萝蜜・哈密瓜
(※順に、マンゴスチン・パパイヤ・マンゴー・パッションフルーツ・ドラゴンフルーツ・ライチ・スターフルーツ・釈迦頭・ジャックフルーツ・ハミメロン)等々の新鮮な南国の果物を買い込み、
パン屋で小さなパンを少しだけ買い、スイーツ店で「仙草」をテイクアウトし、商店で水を買い。。。、
そうやって、お散歩がてらに解放路を一通り歩いて買い物をしながら、
安渓の街の人々の雰囲気や様子や変化を観察して、お宿に戻る。

 

今回、徹夜で資料作りしてそのまま出国したので、倒れそうに眠かったのだが、時間が限られているので、
安渓に到着したその場から包装作業開始し、あくび連発しながらも遅くまでがんばった。

宿に到着した深夜12時頃、ふいみんと、続いて福州の鳥爺と、それぞれネットで打ち合わせをして、
シャワーを浴びて目を覚まして、もう一息がんばって資料作成して、やっとの思いで床についた時は、
待望の瞬間に幸福感満載だったが。。。、すぐに眠りに落ちてしまった。

そうしたら、夢も幸福感満載だった☆(笑笑)
楽しかったなあ~~♪
茶友たちと安渓で食べ歩き。。。「品」しながら。。。うっふふ。。。いいですね、それ。
あ、もしかしたら本当に「夢」なのかも!!!

いざ、厦門の陣!

いつものように、仕事をばたばた片づけて翌朝出発
(なんとか調整できてよかった)。

厦門空港に着くと、ん?なんかここ、カーペットも待合の座席も新しい?

ターミナルが新しくなった?。。。のではなく、
もともとある建物に新しいのが増設されたんだ。
へー、もう少しゲートを増やすためかな。

愛子~、きゃー、久しぶり~!

それにしても、厦門は暑い。。。駐車場に泊まっている車のところに
移動するだけで汗びしょびしょ。

さっそく品茶会予定会場へ。

CIMG3785

素敵 店のオーナーの二人がなんと祥華出身!すごいご縁。

今回はもともと品茶会というよりも、
これまでの変化を受けて今後の活動の展開について話し合う会にしたかったのですが、
すでに予約者がいるということで、
少人数で回数も限定して開くことになった。

会場でものの配置や設備の確認を経て、食事&買い出し(もちろん、フルーツ)。

CIMG3787 CIMG3795

必要なものをゲットしたらホテルに戻り、
荷物整理、品茶会準備、流れの打合せが続く。。。

ふいみん

悩むはいつもお茶

品茶会を前にして、一番悩むのはお出しするお茶。
特に初めてお会いする方には第一印象が決まるので大変重要。

今回は14秋のものからセレクト。とはいっても私もまだ飲んでいないのでまずはとことん飲む!!!

CIMG3805

ホテルは打合せができるように寝る場所とリビングみたいな場所のある部屋を選んだ。
多少割高ですが、断然楽である。
中国は香港と違ってホテルは大体どこも広いので助かる。

ふいみん

品茶会@厦門 1日目 夜の部

私は厦門での品茶会は初めて。
どういうお客様が来られるのか、楽しみ♪

いったいどうやってお客様を集めるのかって?
よくわからないけれど、方法はいろいろあるみたい。
現地知人の紹介、知人の知人の紹介が主流だったようだが、
最近、特に多いのが、「微博(ウェイボ)」や「微信(ウェイシン)」、ネットのSNS経由です。
中国はまさに全速発展途上で、以前どこかに書いてあるように、まったく街灯のなかった道路にいきなりLEDでまぶしいくらいぴかーーっ、というふうに、発展のステップが飛んでいるみたい。
電子商品に関しても、おそらく同じく、パソコンやメールの時代をほぼ飛ばして、いち早く携帯やタブレットの時代になり、今やメールよりSNSのアプリで情報を発信したり、連絡を取ったり、やりとりをしていることが多い、という印象。

さて、さっさと夕食を終え準備。紹介内容と流れの最終チェック (イメージトレーニング中)。
RIMG0674

今回は5名。
上海でお茶の店を開いているご夫婦、台湾から岩茶の勉強&厦門でビジネスに来ているというご兄弟、と福州からわざわざ来てくれた方。

RIMG0688  RIMG0746 RIMG0706  RIMG0717
やはりこれくらいの人数のほうが話が集中しやすくて落ち着く。
皆さん隊長の製茶現場の日記内容にとても興味津々の模様。

【茶譜】

第1レーン
14秋 龍王 宝窟王

第2レーン
11秋 特王 伝承桂花王

ふいみん

品茶会後のお約束

夜食です!
ホテルに戻ったら、今日の反省会や資料の整理をしなければならないので、少し腹ごしらえしておかないとね。

CIMG3818

ふいみん

品茶会@厦門 2日目 昼の部

今日は6名。安渓の方(当然鉄観音に詳しい)、マスコミの方など。

RIMG0820 RIMG0844 RIMG0856 RIMG0871
ご覧のとおり、皆さんすごく熱心。隊長の一挙手一投足に注目の眼差し。

RIMG0874 RIMG0877
今までで一番盛り上がっているかも。
意外なのが、安渓の二人まで強い関心を持ってくれていること。
これまでの経験では、どちらかというと、お茶に詳しい人ほど、なかなか私たちの活動の意味を理解しなかったりするのだが、今回はたくさん頷いていたし、マーケットや政府、そして農家の現状をよく知っているからか、私たちがこうして継続している難しさもよく理解してくれたみたい。
『これは本当の80年代、90年代の香りと味だ。今の鉄観音は、政府の問題もあるけど、あまりにも現代化に走りすぎて市場から取り残された。本当にもったいない、、、』
『10年以上(鉄観音の)伝統茶を扱ってきたけど、これほどのものはほとんど出会えない。もう技術のある人は作っていない。今はまた「伝統茶」ブームみたいになってきているけど、作れる人っていないんだよな。』

『これは素晴らしい!こういう素晴らしいお茶や茶人には、絶対ファンが現れる!わしはよく講演に出て、ツイッターでは軽く10万人ほどファン(フォロワー)がいるわけだから、これは絶対に受ける!今や中国でも、高級赤ワインや高級香水のように、産地のエリアや時期別に等級を分けているのが知られるようになったから、お金もあり、時間もある富裕層に「愛粉圏」(愛子ファンクラブ)を作って、会員になってもらったらいい!』おじさん大興奮。
え?ほんと?できるの?(きらっ☆)
CIMG3821 RIMG0916
『本を出版しよう!北京に知り合いの編集がいるから紹介するよ!なに?論文もあるのか?どれどれ?』
RIMG0937  CIMG3828 CIMG3834
『すごくいい!日記まで詳細にあるなんて生の情報があるのならもうこれを出すしかないじゃないか。今中国で皆が一番ほしがるのは、「真実の情報」だ!中国茶の本はたくさん出てるけどな、あれは皆お互いにコピーしあっているもんだ。皆知ってるから飽き飽き。この本当の記録を出したらいい!すぐ有名になって「愛粉圏」ができるぞ!』

ほえーーー?!まじ??もしも本当にそういう展開になったらすごく忙しくなるぞ。

それにしても、わかる人がいるのって本当にうれしい~♪

【茶譜】

第1レーン
14秋 華雪王 宝窟王

第2レーン
11秋 特王 伝承桂花王

おまけ
08秋 14号

ふいみん

ごはんタイム

久しぶりに大興奮の品茶会が終わり、店(会場)の子においしいという麺屋さんに連れていってもらった。

RIMG0952 RIMG0953

食後は散歩。右の写真: これが噂の「広場大媽 」
RIMG0964 RIMG0970
こうして体を動かすのは健康的といえば健康的だけど、音楽が近所迷惑になっていないかな。。。
まあ、皆早く帰って寝るから大丈夫かな。(それにしてもうるさいと思うけど)

ふいみん

特別品茶会@厦門

店を会場として貸してくれたお礼に、私たちの活動に大変興味を持ってくれた彼女たちに特別品茶会を追加した。

RIMG1033 RIMG0988
ものすごい集中。隊長から学ぼうという姿勢がひしひし伝わる。中国人にしては珍しくノートを用意して自分でメモを取っている。本当の生徒さんみたい。
RIMG0994 RIMG0996 RIMG1003 RIMG1007
自分の意見もきちんと言えて吸収が早いこと。さすが製茶農家出身。
RIMG1019 RIMG1039
最後は人生相談まで。
『どうすればよい人生を送れますか?』って。。。

【茶譜】

第1レーン
14秋 華雪王 龍王

第2レーン
11秋 特王 伝承桂花王

おまけ
08秋 23号

ふいみん

中国茶友(品茶会参加者)の感想

ChinatyPartyブログ史上初!

厦門品茶会に参加した方のSNS投稿(品茶会の感想)です!
私たちも含め、きっと日本の茶友の皆さんも興味があると思います!

便利な世の中になりましたね。

IMG_4625 IMG_4628 IMG_4629 IMG_4630 IMG_4631 IMG_4632 

うれしいコメントが!!

『愛子さんは、まさに自分の魂でお茶を愛し、お茶を作っている』
『80年代の製茶工芸だ』
『日本人のまじめさやこだわりに感服せずにはいられない』

これからも頑張らねば!おおーーーーー!!

ふいみん

秘密の倉庫へ出勤

おとんの家です♪
昨夜帰ってきました。(笑笑)
ひとりで~す。

おとん・おかん・小紅は、山の下の製茶所にいる。
私も今回はそっちに泊まろうとしたのだが、うるさくて眠れないだろう。
と、おとんが気づいて、やっぱり寝るのはこっちの家に。
ここから数日間、日中はひとり篭って「仕事」して、
ご飯やシャワーや洗濯は製茶所で済ませて、
夜は山の上の家にひとり帰ってきます。

ということで、今から「ご出勤」~!!(笑笑)

 

そうそう、厦門の品茶会☆
報告したいこといっぱい!!!
ふいみんも私もブログアップしようとしたのですが、時間がタイトで・・・、余裕が無かったー。
すみませ~~ん、もうふいみんは香港&仕事に戻っています。
2日目には、急展開の進展があって!!!
最後はほとんど寝ずに(特にふいみん)作業して別れることに。。。
画像たくさんあります、ふいみんも私も記事の準備しています☆
投稿できるまで、整理できるまで、もう少し待ってて下さいねーーー♪

 

ではでは、うふふふふ。。。。、「秘密の倉庫」へ、行ってきまーす♪

老茶のチェック&整理

『えーーー☆すんっっっご~~~い好い香り!!!
なにこれーーっっ、嗅いだこと無いーーっっ♪
なんでなんで??同じお茶なのに、どうして「こっち」はこんな香りになるの?!』
by小紅(うぇいうぇい姉・おとん次女)

そうか☆
小紅、今日初めて「こっち」の香りを嗅いだから、びっくりしたのね、うふふ。
それは。。。だって。。。ねえ~♪

いやいやいや、本当にもう、たーーーいへんっっ、なのよ♪
知っていはいたけどさ、だってそのために自分でやったことだからさ、うふうふ。
でも、どれもこれも想像を越えちゃっているじゃない!!!
これって。。。、お宝ざくざくだ。。。
えええーーー☆このまま生きれば生きるほどもっとすごいお宝が増えていく、ってことよね?!?!
きゃあああーーっっっ、一体どうなっちゃうんだ???
想像で興奮でドキドキする。。。隊員のみんな、私たちどおーーしましょ~~♪(笑笑)

 

本日は、朝9時半から夜9時半まで、「秘密の倉庫」に篭もって黙々と作業。
昨日、製茶所と山の家で準備作業しておいたので、すぐに開始。
全ての茶葉の状態の確認&整理。
「蔵の棚卸し」、ってところかな。
一日作業して、まだ4分の1。

全ての「箱」を開けて、各ロットに問題ないか、全種類をチェック。
直した方が好いと判断したロットは、状態を適切に直す。
その際、現状態の確認するために、審評用サンプルを抜き取る。
直接茶葉と対面することになる。
と、、、なにが起こるか?

きゃああああーー☆
すっげーーー香り~~♪
飲む飲む飲む、飲みたあーーーいっっ。(笑笑)

 

ひとりで作業するつもりだった。
そうなると、今回の日程で、全部終えるのは難しい。
しかたない、続きは秋にやろう、と。
でも、小紅が手伝ってくれている。
そのために安渓から一緒に来てくれた?
わあーー♪ありがとうありがとう。
本当は、ひとりでどうしようかと思っていた。
数年前、ふいみんとふたりでも3日はかかった。
そこから、また茶葉は増えている。
ひとりでは、半分以上の箱が動かせない。
ほんとうにありがたい。
最初はおとんが『自分が手伝う』、と言っていたが、無理なことに気づいたのか、代わりに娘に頼んだ。
って、ところかな。(笑笑)

 

小紅は、素直で、やさしくて、真面目で、働きもので、とても信用できる。
今私が使っている部屋、もともとは彼女の部屋。
最近は、製茶時に、おとんの代わりに焼火などを手伝ってくれている。
せっせと片付け&掃除をするのが習慣で、清潔好きなところはおとん似かな。
現在は、季節になると製茶所でうぇいうぇいの製茶を手伝っている。
専門は、茶摘み、仕上がった茶葉の茎取りや包装、等々。
生まれてからずっと、おとんの製茶を手伝っているので、茶葉の扱いは名人級。
その代わり、学校に行く機会が無かったので、文字や数字の読み書きができない。

ということで、本日は、作業しながら数字の書き方を伝授。
1~9まで、どう書くのか、見間違いを防ぐための書き方、等々。
「秘密の倉庫」では、似たような数字が羅列する、ひとつ間違えると大変なことになる。
細心の注意と、明確な表記が、要求される。
小紅には、きっとこれから、長く手伝ってもらうことになる。
書けるようになってくれると、とても助かる&嬉しい☆

小紅、まだ初日で慣れていないので、今日は早めに終了。
続きはまた明日、明日はハードになるよ、よろしくね♪
シャワー浴びて、洗濯して、バイク出してもらって、ひとり山の家に帰る。

 

山の家は、車の往来がある製茶所と違って、とても静か。
製茶所の近所の人はみんな驚く、どうして古くて不便なそっちの家に行くのか?と。
歩いて30分程しか離れていないのに、同じ高山なのに、空気は全然違う。
気温も数度は違う。
ここの香りが好きだ、空気が生きている感じ、ここにいるだけで私はとても気持ちが好い。
するりと溶けるように眠れる。
何かに満たされて起きる。
そうか、私にとって、英気が養われる場所なのかな!

おとん、おかん、おとんの家のみんな、この家を自由に使わせてくれて、本当にどうもありがとう。
明日もがんばるぞ、おやすみー☆

おとんがやる気に

おとんが、俄然やる気になっている!!!
『秋は何日に来られる?』と、期待満々のにこにこ笑顔で、私に聞いてきた。

ええええーーー??
なんでなんで、どうしてそうなるのおおおーーー。
もうやめたんじゃないの???

 

15春の前半、初日の茶葉作っている途中で、おとんは、
『愛子、自分はこう思っている。この春を最後にして、もう停止しよう、と。。。』と言った。
本心だった。
疲れてつい出てしまった一言、ではない。
そこにはもう、製茶の魂は見えなかった。
おとんから、お茶を作りたい気持ちが、消えた。
終わったな、と感じた。
だから私、あの時きっぱりと別れて、心の準備・整理もつけた。

これまで、いろんなお茶と、いろんな状況で別れてきた。
黄山の緑茶たち、茉莉花茶、龍井、碧螺春。。。
どの終わりも、自分では決めていない。
どれも、ある時、自分が続けたくても作り手側が続かない状態になった。
それを決定的に感じた時が、別れの時。

鉄観音が最後だった。
それが終わったとなれば、私はもう、お茶を作ることはない。
自分がお茶を作る将来との、訣別。
15年に渡る製茶活動の、終了。
あの夜は、作りながら涙と感謝の想いが溢れた。
春には珍しい満天の星星に囲まれていて、とても静かなひとりの夜だった。

 

なのに!!!
どおおおーーーして、そうなるのぉ~~~。
まだあれから何週間も経っていない、先月の話じゃないのよぉ~~。
おっとぉ~~ん。。。

ま、いいんだけどさ。(笑笑)

 

私としては、一度完全に決別したから、そこからの出会いはとても新鮮に感じている。
なにもかも、自分に与えられる全てが、心からありがたく感じる。
茶樹の一本、雲の一片、鳥の声ひとつ、陽光のぬくもり、風の一吹き、葉の一枚、
何気ない小さなひとつひとつだが、おとんの山の家で目にする・耳にする全てが、心に感じ入る。
風景も、そこにいる人々までも、今までとは違うように感じる。
不思議なものね。
傍から見ると、同じことしているように見えるかもしれないけれど、
自分の中では、以前とは違う世界だ。
ああ!「心機一転」☆
こういう状態を、そういうのかな♪

それから、なんとなくなんだけど、そこをきっかけに、またいろんなことが好い方向に向かっているような気がする。

 

とにかくおとんは復活した。(笑笑)
原因は、いくつか考えられるけど、、、また改めて、、、もう眠眠、、、寝ないと。
明日が作業できるラスト、夜には安渓に戻らないと、なので、朝からがんばる。
なんとか夜までに、最後まで終わらせるんだーーー!!!寝る。おやすみー☆

15春鉄観音☆撤収

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
こんにちはー♪
厦門空港です。15春後半も無事に終了しました。帰国しまーす☆

今回は前半後半に分けて、いつもと違うパターンでしたが、結果好かったです♪
予算はかかりますが、一度仕事に戻れるし、総合的に見ると多方面で効率が好かった。
精神的体力的にも負担が軽かったような気がする。
秋もこのパターンかなあ。。。

 

秋といえば!!!

おとんが「やる気」になっているのーーっっ☆
15秋の具体的な茶摘み開始の日程も、もう決めてきた。

えええーーーー、なんでなんで???
なんでそうなるの!!!
この春で終わったはずなのに・・・。
いや、いいんだけどさ、なんか。。。、ねえ。(笑笑)

おとんがそうなっている原因はいくつか考えられて、自身の体調や品茶会の結果や、
その他のこともいろいろ絡んでいる、と思う。
とにかく、具体的な秋のタイムスケジュール話し合って決めたのは昨日のことなので、
詳しくは昨夜書いたんだけど、書きかけで未投稿のまま疲れて寝ちゃったので、、、
帰国したら順番に整理していきます~ッッ。

とりあえず行かなくっちゃーー、飛行機に置いていかれちゃうーーーッッ。(笑笑)

非常感謝、15春。。。撤収~♪

文章&画像、追加作業中

この春の鉄観音のぶろぐ記事、宇宙と交信できる茶園が、やっと完成しましたー♪

あの【13秋魔王】、【14秋龍王】の樹です☆
画像に合わせて文章も足してあるので、見てねー♪

全体を通して見る場合はアーカイブでどうぞ:15春天♪鉄観音

この日の記事を早く完成させたかったのですが、画像がまた多くて。。。この日から渋滞してしまった。
すっごく重くて、整理と送信に本当にすっっっごく時間がかかって、大変だった~。
でもね、まだ前半なの。。。、この日の後半記事は、まだで~す。(笑笑)
※0701追記:続きの「宇宙と交信できる茶園2」も投稿完了!またまた画像多いよおー、見てね~☆

心の隊員みんなを私が案内したい地点☆
大好きな山、「論山」。
地球と宇宙の茶樹、「論上」。
【魔王】【龍王】飲みながら見ると、おいしさ倍増よお~~♪(笑笑)

 

少し前には、おとんがやる気に、も投稿しています。
またあちこち追加していきますので、引き続きお楽しみにね。どうぞよろしくお願いしまーす♪

Home > 旅日記 > 15春天♪鉄観音

Search
Feeds
AD-Butterfly
sponsordlink
tools

Page Top