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山の家でまたひとり!

山の家の夜。。。またひとりです。

起きたらおとんはいなかった。

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いたいた、白茶樹!
いつもこの辺りに出てくる。 まだらやハーフが多いけど、この子は見事に真っ黄黄☆

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床に筍が放置。。。
おとんが掘った、こんなちょぴっとだけ?そうか、掘り始めて慌てて止めたんだ。
切り口見るに、掘ってから3時間は経過している。
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雨来そう。
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春の葉だ♪
手触りが秋と違う。
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秋に比べると、節間長く、含水量多く、薄く柔らかく、やや大きい。
十分摘める状態だが、私の要求にはまだ早い、成熟まであと数日陽光欲しい、今少し、って感じかな。

 

私が使っている部屋の前から。
向こうの山の上の方で、摘んでいる(機械で刈り取っている)人が数名いるのが見える。
今日は時折小雨舞っているし、茶葉に水滴付いているし、晒青できないし、、、本来は摘むべきではない。
決して「おいしいお茶」にはならない。
しかし、加工すれば「茶葉」にはなる。
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屋根の上の野鳥。
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飛びたった瞬間、美しい。
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霧が上がってきた。
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まだここで作ったお茶ないので、昨秋のを。
14秋【龍王】☆
おとんの家の水で飲むと、「馴染み」が素晴らしい♪
この感覚、隊員のみんなにも飲ませてあげたい。 。。いつもそう思う☆
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暗くなってきたが、おとんまだ帰ってこないので、ひとりご飯。
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おとん、山の下の製茶所で『客人』の接待。

いないと言っても、体調悪いと言っても、勝手にやってくる『客人』。
『老房子(古い家)※この山の家のこと』でお茶作っているのが見たい、
と、ここにやって来ようとする。
『そこでまだ伝統茶を作っていると聞いた』『今から見に行く』
『作っているところが見たい』『お茶一杯飲んだら帰る』
『おいしいものが手に入ったから持っていく(意味:代わりに「アレ」を頂戴)』
『ご飯食べたら帰る、簡単で好い』『一晩泊まっていく』。
どんどん増える。
購入目的の『お客さま』ではない、ただ見に来るだけの『お客さん』。
ただ見に来るだけならまだマシ、多くの目的は、『他では手に入らない貴重な手土産』。
それを期待して、狙ってこの時期にやって来る。
鉄観音の世界では、おとんは有名だ。
あの有名な伝承人が作った茶葉を、あの大茶師が作った伝統茶を、一口飲んでみたい。
自分では高くて買えないし、買う意志など全くない、ただ試しにちょっと飲んでみたいだけ。
「知り合い=朋友」だから、今行けば飲めるかもしれない、うまくいけば少し『手土産』で。。。
この国では有名になるほど、そういう「朋友=知り合い」が増えていく。
おとん曰く、連絡くれる半分は、相手はおとんを知っているが、おとんは知らない。
彼らに、ここで作っている茶葉を見せたが最後、少しでも「タダで手に入れるまで」去ろうとしない。

「作っていない」と言っても、『作っていないはずがない』と確認しにくる。
「体調悪くて病院にいる」と言っても、『きっと来させないための言い訳だ』とやってくる。
おとん、ただでさえ体調よくないのに、疲労とストレスで、どんどん体調悪くなる。

もしかしたら、今後は、おとんが下の製茶所で『客人』止め。
私がひとりでこっそり作る、ってパターンかも。
いや、しかし、春は雨で山道がぐちょぐちょだから言い訳できるけど、
気候の好い秋なら、いないと言っても『誰もいなくても構わない』と勝手にここまで登ってくる。
時に「主がいないから入らないで」と言っても、『友人だから問題ない』と勝手に上がり込む。

 

お茶作り、次々に、いろんな問題が出てくる。
自分たちでは、どうすることもできない難問が。
途切れることがない。

それらを「壁」とは思わなくなった、が、ひとつひとつが難題だ。
課題か、試練か、修行なのか。
ひとつ解決しても、また次から次へと、果てしない。
それらを乗り越えないと、おいしいお茶に辿りつけない。

諦めずに、できること精一杯、頑張ります。
近い将来、本当に作れなくなるだろう。
後悔したくない。

 

おとんは体重また減った。
この半年で、3斤。
この一年半で、13斤。
体調不良の原因はまだわからない。

ここ数年、何件の大きな病院へ行っても、北京まで行っても、『特に病気ではない』。
しかし、数年前からの手足のしびれは完治せず、一時的に弱くなったり強くなったり。
更にこの半年、軽い下痢のような症状が続いている。

症状がある限り、必ず原因はあるはずだ。
原因が分かる医者と出会うまであきらめないで病院探し続けて、と言い続けている。
分かる医者は、一体どこにいるのだろう。
本人も家族も諦めムードになっている。
おとんも家族も、やれることはやっている。
それでも、『特に悪いところはない』と、病院変える事に毎回医者からそう言われたら、
それ以上どうすればいいのだろう。

 

『自分はもう先が長くないと思う』

おとんは昨夜、そんなことを言った。
おとん、何を言っている、ダメ、諦めてはダメ、自分でそう思い込んでは絶対にダメ。

『60過ぎた』
第二の人生の始まりじゃないか!
本当に作りたいものを作れるのは、ここからじゃないか!!

『老人だ』
60代はまだ老人なんかじゃないッ。
おじいも、ひいおじいも、ひいひいおじいも、90歳でも元気だったでしょーッ。

『もう用済みだ』
誰がそんなこと言ったんだッッ。
私にはまだまだおとんが必要だ!!!

『愛子はもう、自分を遥かに超越している』
私は、まだおとんに学びたいことがたくさんある!!!

『愛子がひとりで作った昨秋のお茶、自分はあんな成功したことない』
おとんが一緒だったら、もっともっと成功していたっっ!!!

今春はふたりで大成功のお茶作ろうよーーっ♪
お互いゆっくり寝ようね、おやすみ~☆

 

そして今朝、起きたら、おとんはいなかった。

朝、筍掘っている時に、突然誰かから電話が来て、
『今向かっている、もうすぐ着く』とか言われて、「老房子にはいない、製茶所にいる」と答え、
ここに上がって来られる前に、慌てて山をおりた。。。

まあそんなところだろう、、、形跡を見るに。


どうやら、今日は帰って来そうもない。 \
あはは、春もまた、山の家でひとりだよ!

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