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5◆碧螺春の時期別4等級を体験、炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感

  • Posted by: 愛子
  • 2013-01-18 10:10
  • その他

4◆中国の緑茶用審評用具と審評方法を体験、 日本法と比較しその違いを体感、の続き。

5◆碧螺春の時期別4等級を体験、炒青類の手炒り中国釜炒り緑茶の特徴を体感。

洞庭碧螺春、中国を代表する有名な緑茶。
しかし、伝承の伝統製茶法は、前世代を最後に継承されていない。
その特徴は、茶樹の剪定も含め製茶過程に電力を一切使わず完全なる手作業で仕上げる原始的な製茶法。
原料は、茶畑の樹ではなく、数百年前から代々受け継がれてきた複合果樹園の中に果樹と共生している
実生の優良在来種で、収穫前半はその新芽のみを使う。摘んだ後、米粒大の新芽を指先でひと芽ひと芽100%、
炒茶前に精製する。気温が上がるに伴い生長する芽の状態が「洞庭碧螺春の原料要求」ではなくなると、
同茶樹同炒茶法を用いても「洞庭碧螺春」ではなくなる、その後の茶葉は「炒青」と呼ぶ。
炒茶は、数種の果樹の薪を使いわけ各薪の特性で火力調整した高温の鉄鍋の中で、少量の1鍋ずつひとりの
人間が生葉から乾燥まで素手で一気に仕上げる。繊細な原料を手炒りする巧妙無類のその技法は一度始まると
完成まで止められないため、炒茶人には息の合った焼火人のサポートが欠かせない。
等級は主に収穫時期によって分かれ、早い方が形状も内質も特殊で希少価値が高く、最高等級ともなると
仕上がり一斤(500g)の芽数は10万以上にもなる。
このような原料と技術の茶葉は地球上で他に類を見ず、生産量は日に数100グラム・収穫日数は年に20日前後、
そのため市場流通が不可能で、今世紀初めまで継承されていたことが奇跡的とも言える希少な茶葉である。
ちなみに、現行の商業用の洞庭碧螺春の製茶法は、これとは違う。

伝承の伝統洞庭碧螺春の収穫時期によって分けられた4種の別等級を中国の審評法で淹れ、
碧螺春茶樹の新芽の内質や仕上がり特徴が日々どのように変化していくのか等体験してみるのと同時に、
日本にはない「炒青類」の「手炒り釜炒り緑茶」を体感し、「日本の釜炒り緑茶」との特徴の違いを感じてみる。
「うれしの釜炒り茶」のルーツでもある中国の原始的な手炒り釜炒り緑茶の、その一例を体験することで、
更なるおいしい「うれしの茶」作りのヒントに。。。なるといいなあ。

5◆茶葉は、12《碧の宝茶箱》より 【禮茶】【貢茶】【極品】【特級】、登場☆(←隊長心の声♪「生き証人になって!」)
12 《碧の宝茶箱》、まだお分けしていますっ☆ ご興味ある方ぜひぜひ飲んでくださーい♪。。。突然広告☆)

日本茶関係のみなさま、見たこともない外形の緑茶に釘付けっっ?!?!  
CIMG0145 CIMG0146
『唖然』?? 『信じられない』??     でしょでしょー♪(笑笑)   

確かに、東山おとんの碧螺春は、いつ見ても自分でも驚く。
このお茶って、正気の沙汰とは思えない、と言うか、なんと言うか。。。とにかく尋常ではない茶。

それにしても、みなさんさすが「その道」の方々だわ、やはり普通の反応ではないわ。
だって、『唖然』とするということは、「この外形」になるために「なにが行われたか」が想像できる、ということ。
それを想像して『信じられない』ってなるわけだから。。。

そんなみなさんに飲んでもらえるなら!!! この子たちもきっと本望だわーっ☆ さあ飲みましょうーー♪

あれ。。。なんかまたいつのまにか増えている~~っ!!!
また違う作り手さん?(こちらから伺う予定が雪の影響で逆にお越しくださった☆感謝)に、お役所の方?!
しかし、立場が違うこの地のお茶関係者が一緒になって、みなさん沸き合い合い。好い感じ~。
好きだなあ、こういうの♪

 

さて、洞庭碧螺春。
その審評は非常に特別である。
数ある中国緑茶の中でも特殊な特徴があるため、審評基準も他の名優緑茶類と大きく異なり、
独立した洞庭碧螺春特有の審評方法がある。また、茶葉の中で一番保存が難しいともされている。
審評には専門の知識と経験が必要だが、茶葉が希少な上に、審評基準が特殊で、更には、
好い状態で飲める人間とその機会も限定されるため、洞庭碧螺春の審評は難易度が非常に高く、
正しく審評できる人間は少ない。(・・・こういう背景も、継承されず絶滅茶になってしまう要因か・・・。)

でも、今日はそんなこといいの!!! 体感&体感~♪ 
東山おとんの碧螺春・・・昨春を最後に地球上から消えて、もう二度と飲めなくなる可能性が高いから・・・。
なので、釜炒り茶に関わるみなさんにも、最後の「生き証人」になってもらえたら、嬉しい。(心の声)
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みなさまそんなこととは露知らず。。。(笑笑)

「味」に驚いているの?  『味わいがすごい』? 
え?おいしい? ほんとに?? うわあ~~♪ やったーー☆ 

↓青茶用の審査蓋碗の蓋の上で、水に漂わせた碧螺春の「葉底」。(※蓋の直径:約7.3cm)
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摘んだ時&炒る前の芽は米粒状、こんな風に扇状に開いてはいない。
RIMG0932 (←ピンセットの先&碧螺春の葉底) 
碧螺春は、飲む人の湯の中で初めて開く♪

「葉底」、目で見て、手で感じて。。。「うれしの釜炒り茶」の作り手さんと「葉底」談義中~♪
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↓「葉底」を見る「漂盤」を持ってこなかったので、碗で代用。
CIMG0163 CIMG0165
気がつくと助手役がいろいろやってくれている~~~。本日もZhongShanさん大活躍!感謝☆

これにて2日目午前の部、無事終了&一時解散。

 

わーお、お昼~♪
CIMG0169  なに飲みますか、って? 当然。
嬉野茶くださ~いっ♪

午後の部、茶業試験場の茶畑、 に続く。

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