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セミナー講師at金谷茶葉研究所(農研機構・野菜茶葉研究所)

  • Posted by: 愛子
  • 2015-03-05 22:57
  • その他

日本のお茶どころ、静岡です♪
農研機構野菜茶葉研究所、金谷研究拠点さんに到着。

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以前、農研機構の金谷茶葉研究所のあるプロジェクトチームのリーダーでもある堀江博士から講演のご依頼をいただいており、その後、農研機構の本所より正式に講師のご依頼をいただき、私でお役に立てることがあるのであればと、僭越ながらお引き受けして、2日間行って参りました。

 

演題:中国における緑茶の審査法

1日目:前半セミナー、後半は実技及び意見交換
2日目:静岡県の茶葉研究センター見学、意見交換&お茶の郷博物館見学、意見交換

研究所内に、今回のセミナーを伝える張り紙を作ってくださっていました。
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ことの成り行きはこうです。

現在、ISO(国際標準化機構)において、緑茶の評価法の国際標準化について議論されています。
野菜茶葉研究所さんとしても、日本茶の利点を世界にアピールするために、国際標準化の作業に積極的に
取り組む姿勢でいらっしゃり、そのためには、中国の審査法を学んだ上での議論が求められる、とのこと。
そこで、私にお声がかかった、という次第。

緑茶は、世界各国で生産されていますが、そのほとんどを生産しているのは中国です。
そのため、ISOが参考にしている国際標準化のベースも、中国の国家標準による緑茶の評価法になります。
しかし、その内容は日本茶の現行の評価法とは大きく離れており、またその情報は日本にはほとんどない状況。

その中国の国家標準で審査できる技師としての国家資格を保有しているのが、現在日本人では私ひとりのため、
今回のお話になったのだと思います。「国家級高級評茶師」という、中国国家一級高級技師の資格です。そのことを、
積極的にアピールしてくださったのは、以前佐賀県茶業試験場でお世話になった「製茶研究担当責任者さん」こと、
宮崎博士です♪(ご参照:ミッションin佐賀県茶葉試験場♪1日目スタート

この資格保有者は、国家標準による全茶種の感官審評(日本でいう『官能審査』)と、そこから製茶工程の問題点の
解明と品質向上の技術的アドバイス、及びそれらを学ぶ人の指導、等ができる立場にあります。
外国人としては、現在は私ひとりですが、大陸人外だと香港人にひとり、「ふいみん」がいます☆
その他は、全て中国人だそうですが、中国全土でもまだ100人台、だとか。
誰にでも受けられる資格ではなく、最後の一級の試験に挑戦するまでに、最短でも10年の歳月が必要になるため、
対象者が非常に少ないのだそうです。 (※昨年上半期の対象者は、ふいみん一人だけでした。)

そんなわけで、私が日本茶の産地にいます!!!、、、思いもしなかった展開。(笑笑)

 

さて、私が写っている画像は、全て研究員のみなさまが私のカメラで撮ってくださいました!ありがとうございました♪
後日、みなさまのカメラの画像も送ってくださるとのこと!!楽しみです♪届いたら追加しますね。
お蔭さまで、活動の記録・茶友への報告・お世話になっている中国の先生方への報告もできます~、感謝☆

それでは、雰囲気だけで申し訳ありませんが(内容は想像してください、笑笑)、どうぞ~。

 

まずは前半、会議室にて、セミナー。(20名程だったでしょうか)
この時間は、枕崎研究拠点とネットで繋がっており、鹿児島の茶葉研究所の研究員のみなさま(鹿児島県の研究員の方も同席していらした様子!)も、直接聴講&質疑応答できる状態。すごい☆
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一番前の机においてある「銀色の筒状のもの」が、枕崎に繋がる↑「カメラ&マイク」↑
私はテレビのモニター(↓下の画像の左端に少し写っている)で、枕崎のみなさまの様子がリアルタイムでわかります。
カメラに手を振ったり話しかけたりすると、テレビモニターの中のみなさまも手を振って直接応えてくださいます♪

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次は、審査室にて、実技。
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一通り終了。
この後、部屋を移動し、プロジェクトチームの博士のみなさまと少人数で、フリーディスカッション。

以上、一日目の任務完了、解散☆

 

こちら↓は、セミナーが始まる前に研究員のみなさまにお配りしたちらし。私の略歴とお茶活動の現場写真を集めたもの。
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私は日本茶の世界で活動したことがほとんどないので、その道の専門家でいらっしゃるみなさまからすればきっと、
『どこから出てきたんだ???』、って感じかと思いまして(笑笑)、自己紹介を兼ねて開始前にお配りいたしました。

失礼ながら、1面目は専門家の方用に準備したものではなく、中国の品茶会の参加者用(サイトを一度も見たことがないお茶好きの一般の方)にお配りしているもの(の日本語訳)です。
2面目は今回のために準備したもので、日本茶の研究員のみなさまがご興味あるであろう日本茶にはない製茶の風景と、セミナー中に製茶のどの段階の話になっても参考資料になるように、摘む前から審査までの画像を意識してミックスいたしました。
しかし、結果ここに触れる時間はほとんどありませんでしたので(笑笑)、研究員のみなさま、ご質問等はいつでもメールくださいませ!

 

翌日は、堀江博士とふたりで行動。
まず、静岡県の茶葉研究センターへ、『発酵茶ラボ』メインに見学させていただく予定。
その後、お茶の郷(博物館)へ。

2日目、訪問at茶葉研究センター(静岡県農林技術研究所)、へ続く。

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