- 2013-05-25 05:30
 - 13春天♪鉄観音
 
※この記事は「24号:老茶樹」 とペアです!合わせて読んでねっ♪
◆朝露
7時頃。。。陽光が輝くと、朝露が生まれ、茶葉が煌く。
 
 
 
 
 
 
 
 
朝露はすぐに消えていく、つかの間の美しい時間。 
◆今朝は13号
 
◆23号、配置
出かけて昼過ぎまで帰れないから、気圧気温、風向きを読んで、香気確認して、配置決め。
おっけーら。23号、おかんちょっと留守にするけどひとりでがんばっててね♪(笑笑)
 
 
芋粥食べて。。。

出発ー♪    あれ?                        ↓ミツコだ♪
 
◆いざ、南山へ
一度、おとんの家がある山から下の車道があるところまで下山して、
車道を延々と歩いて南山のふもとまで行き、そこから、南山の頂上まで登山する。
 
おとん、これなんの花? 『あー、食べられない、意味が無い。』 いや、そーじゃなくてさ。。。
 
 
おとんにとって、食べられないもの、おいしくないものは、『意味が無い』、のよねぇ~。
(ワープ)
頂上が見えてきた、もう一息!            おとん↓草むらで「お花摘み」。。。(笑笑)
 
 
(3枚パノラマ:この記事だけ開くと繋がります!) ↓下の方に車道が見える、分かる?



(3枚パノラマ) やったー、老茶樹、見えたーーー♪     ↓画像中央あたり。



え、↓分からない?                        ↓ほらほら、あそこ、いたでしょー♪
 
◆老茶樹
200年はゆうに経っていると推測されるけど、もしかしたら、もっと前かもしれない。
おじいの記憶からはっきり分かったのは100数十年は確実で、少なくとも150年位は経っていること。
すげーーー☆ おとんが手入れ手配して、半年かけて、この状態にまで復活♪
 
おおーーー。ここまでするの、大変だったろうなぁ。
 
なにか棲んでいる。。。♪
 
どれどれ♪ 
 
 
うーん。。。これは、ちょっと厳しい、のかなぁ。。。ねえ、おとん、ど~お?
 
 
『。。。。。。』                     『少ない・・・。』
 
摘める部分(茶葉になる若葉)が少ない、ということ。
1年以上放置して手入れしなかった(できなかった)から、荒れた茶樹をもう一度管理再開しても、
半年では収穫できる状態には戻らない。
一度停止すると、元の継続していた当時の状態に戻るには、その何倍もの時間がかかる。
これは原料面でも技術面でも、同じようなことが言える。しかし、この老茶樹はまだ戻せるだけ幸運。
各地の多くの原料や技術が、次々に、永遠に戻らなくなっている。もちろん、ここが開発される前の
森林だったおとんの若かりし頃の自然環境状態には二度と戻らない、だが、この茶樹だけはその時代から
ずっと生き続けている、「生き証人」だ。
『一般の採茶工人では、この老茶樹の茶摘みはできない、無理だ、何十人集めても収穫できない。
 高手(=名人)でないと。でも今、高手はなかなか見つからない、みんな年老いてしまった、
 多くが子供達と都会に出てしまった、それを何名も集めないといけない、見つかったとしても工賃は高い、
 なのに、この状態では、収穫量は全部で1斤(500g)にも満たないだろう、そこに一体いくらかかる・・・。』
 
茶葉になるのは、この先の1枚、、、2枚、いけるかな。 こっち↓はこの(左側)一枚だけ。
 
おとん、考え中。
 
老茶樹の中。全部大物、20株くらい?
 
茶葉になる部分が本当に少ない。
確かに、これで探して選んで摘んでいたら、丸一日かけても収穫量はほとんどない。
 
私は老茶樹に埋もれてしまう。。。老茶樹、でかいっ☆
 
『愛子、、、今春はやめたほうが好い、自分はそう思う。』
『秋にもっと好い原料にするため、今は摘まずに手入れを継続しよう。』 
賛成、同意っ!
 
もうひとつ問題、多品種が生長してきている。 7株?
以前おとんが多品種は全部掘って抜いて、紅芽だけ残す品種整理したのだが、もうすっかりわからなくなっている。
 
これらがこのままでは、まずい。そのうち必ず混ざってしまう、どうする。
 
リボンで色分けしてあげるわけにも行かないし。。。ハハハ。
 
 
おとんも老茶樹に埋もれてるよ~~!!!  何かの果樹園みたい!
 
昔おとんが若かった頃は、この老茶樹たちが森林の中に埋もれたような状態だったんだよね。
茶樹の上には大きな樹々たちがそびえ立っていて、雨風や強い陽光から守られていた。
現在みたいに、この茶樹たちが周りの中で一番背が高いような状態では無かった。
そうなのよね。。。
その頃の茶樹たちは、今の茶園みたいに陽光燦燦の場所にむき出しであったわけでは、ないのよねぇ。
おじいは、おとんが小さい時からこう教えていたそうだ。
『茶樹は植える必要ない、山へ入れば生えている。』
その後「あの時代」が来て、状況は大きく変わっていくわけだけど、それまで何百年もそういう状況だったのよねぇ。
野生のイノシシや山羊や兎はもちろん、人を食べる位大きい「虎」も「豹」も「鷹」も、50年くらい前まではたくさんいたそうだ。
そういう時にこの山で生まれ育ち、そういう時を覚えている最後の一代が、おとんだ。
この老茶樹たちは、それよりもっと前、おじいより前から、その歳月の中をずっと生き続けてきたのよね。。。

 
しかし、今は森林ぜーーーんぶ伐採されて、茶園と化してしまっている。
おとんのおじい以前の「歴代おとん達」が知ったら、たまげるだろうなあ~~。
『なんじゃこりゃ、このつんつるてんの山山は一体どーなっとるんじゃ、こんな国、わしゃ知らんッ、ヒャーッッ』
とか言うかな。。。(笑笑)
『愛子、帰ろう、秋だ。』
そうだね、帰ろう、今秋だ。。。老茶樹、作るぞっ☆  飲みたいぞおおおーーーっ♪
◆帰り道
逆周りで下山。こっち側は民家があるので、山道があって歩きやすい。
おとん、老茶樹の今の様子見て、この先の手入れ手配のこととか考えて、どっと疲れちゃったみたい・・・。
 
 
民家、見えてきた。もうかなり下山した。
 
  
向こう側に、おとんの山の家がある山が見える。

民家の周りは人道があるので歩きやすい。バイク道はまだない。茶園の中は人道も無い。
歩きやすいところを探して歩く。


おとん、歩きながらずっと電話。今日の採茶工人ひとりひとりと連絡を取って、状況を確認している。
人の家を突っ切る。
 
 
かなり下、民家が多くなってきて、バイク道が現れ始めた。
 
うわ、なんか屋根が複雑。。。どーなってんだろう?

 
車道に出た、車道を歩いておとんの家がある山のふもとまで回る。
車道は、距離があっても平らなので歩くのが楽。
 
 
 
◆ただいま
ただいま~、のど乾いた~、お茶くださ~い。「とりあえず用」茶!
 
 
うぇいうぇい製↑『お客さん』が来た時に出す「とりあえず用」。     ↑朝飲んだ13号。            
23号、ただいま♪
 
 
「とりあえず用」は、「茶末W」と私が呼んでいるうぇいうぇい製の茶葉、商品ではない。
仕事探しの工人とか、いろんなお客さんとか、通りすがりの人とか、製茶工人たちとか、
うぇいうぇいの製茶所はおとん(伝承人)の「伝習所」でもあるので、人がよく出入りする。
みんなとりあえず座ってお茶を一口すする、ですぐ去っていく、という習慣がある。
その度に商品なんか出していられないので、とりあえず用意しておく茶葉。
失敗した茶葉や、茎取った後に篩いではじき出された砕けた部分とか。
ぼろぼろで茶末みたいでしょ、おとんは『茶末』と呼んでいる。
これがね、香気がなかなか魅力的なの~☆(というのが、時にある!)
 
もしも私たちの茶葉に、こういう香気が加わったら???
うわー♪すごいなあ~~、そんなお茶飲んでみたいー、作ってみたいーー、と思っている☆
味?、、、味は、ほら、ねえ、ははは・・・いらない。   ↓水の色、全然違う↓
 
そもそも、この茶葉の湯色は『安渓鉄観音の色』ではない。
右画像内の左側に見える朝飲んでいた13号の湯色、『橙黄色※』が安渓鉄観音の特徴色。
(※橙黄色=オレンジ色の一種、黄色の一種ではない。)
おじい以前の「歴代おとん達」が、「とりあえず用」の湯色見たら、これまたぶったまげるだろうな~~~。
いや、もしかしたら。。。
『なんとも珍しかー!』『わしゃこんなの初めて見ただー!』『一体これは何のお茶だっぺ?』
とか喜ぶかも?!(笑笑) 
◆気候変わってくる
なんか変な感じの空模様。。。雨来ませんように(24号がこっち↓の方角の山で茶摘み進行中)。


今日、早く撤収したほうが好いかも。。。 
ノート整理しながら、とりあえずお茶、うぇいうぇいの茶葉。
今春の最初にとりあえず飲む様にもらったやつ、こっちにまだ茶葉が無かったから。
 
 
23号、まだ時期尚早、がんばれーー☆
			
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