Home > 11春天♪碧螺春 > 雨上がりの午後

雨上がりの午後

収穫、とても少ない。
RIMG0508 こんなに寒いし、当然だよね。 

小さくて詰まっている質の高い芽。好い。   雨さえ降らなかったら私たちが・・・。
RIMG0512 RIMG0518
言った所で仕方ない。少し前に雨は上がったから、明日に期待しよう。

今日の茶葉はドナドナ・・・。
なんとか買い手を見つけることができて、おとんおかんはもちろん、私もほっとした。

現在、洞庭碧螺春の茶農家さんが茶葉の買い手を見つけるのは、至難の業だ。
苦労して作っても買ってくれる人がいなから、炒る人がどんどん少なくなっている。
今は、予約者がいなければ普通は炒らない。
最近、村に炒茶の香りがしなくなってきた。

もしも今日買ってくれる人を、おとんとおかんが見つけられなかったら?
他の多くの村人たちと同じように、毛茶(摘んで揀茶葉した状態の鮮葉)で「例の場所」へ持っていって、売る。
自分で炒ってしまうと、売れない。
素材は歓迎されるが、その技術は必要とされていない。

碧螺春の生産者が仕上げた茶葉は、「そういう所」では買い取ってもらえないの。
だって、本当にあの『洞庭碧螺春』だから。
高い技術が要求される『洞庭碧螺春』を、その要求通り本当に作れば、どうやっても高価になる。
それを仕入れても、儲けは出ない。

でも、買う人のほとんどは「そういう所」で買う、村には入ってこない。
こういう本場の小さな農村の奥に、知り合いもいないのに自分から入ってくる人は誰もいない。
村人も、知らない人を警戒するし、でもどうしたら直接買い手を見つけられるのかも分からない。
結局隣の人と同じように、「そういう所」に素材だけ売りにいく。

村では、炒っている人が本当に少なくなってきた。
炒れる人も、炒っていない。
その最後の代が高齢化している。
次の世代には引き継がれていない。

5人分。                        寒いのであったかい麺がおいしい。
RIMG0521 → RIMG0525

19号~29号☆ ご自由にどうぞーーー♪
RIMG0522 RIMG0524

RIMG0528 うがッ。

RIMG0529 RIMG0530

ワープ。

RIMG0514 RIMG0516 RIMG0517

ワープ。

RIMG0531 RIMG0534

ワープ。

RIMG0535 RIMG0537

この後おとんと激しくやり合う。多分ふたりの歴史に残る。詳細は書きたくない。

あ、心配しないでね、炒茶が終わってご飯のときには普通だから。

単に、頑固な作り手同士&似たもの親子の一歩も譲らぬぶつかり合い。
本気でそれができる相手とでなければ、ここまでの碧螺春を作り続けることなんかできない。

見ててご覧、ここからもっとレベルが上がるから☆
必ずもっとすごい碧螺春になっていくよ☆

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://chinatyparty.com/MT336/mt-tb.cgi/8470
Listed below are links to weblogs that reference
雨上がりの午後 from おいしいお茶みつけたっ! - 情熱♪ぶろぐ

Home > 11春天♪碧螺春 > 雨上がりの午後

Search
Feeds
AD-Butterfly
sponsordlink
tools

Page Top