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第3鍋その2

突然、殺青の手つきから「カーン」の手つきに変わった。

カーン
  
でも、まだ本当の「カーン」ではないそうだ。

どのタイミングでどんな風に切り替えているのだろう。
見てなんとなくは分かるけれどまだはっきりと分からないから、やれと言われてもできない。
おとんも愛子も「言葉だけでは説明できない。」と言う、やっぱり炒茶人の感覚か。

見た感じでは、「カーン」は茶葉をまとめて鍋に沿ってぐるぐる転がしている、だけのように見える。
しかし、碧螺春の品質を決めるとても重要な工程のひとつだそうで、実際とても難しいそうだ。
この瞬間のこのタイミングに好い「カーン」を短時間で決めないと、おいしい碧螺春にはならないそうだ。

以前茶片で炒茶体験させてもらったとき思ったけれど、「カーン」って本当に難しいー。
何十回も横で見ているからできるような気がしたのだが、実際にやってみると見るのとは違った。
一生懸命おとんや愛子の真似をしようとしても、私は茶葉を鍋に全然こすっちゃっていて、
全く「カーン」にならなかった。
こすっちゃいけないという理屈は分かっているのだけれど、何度やっても「カーン」にならない。
あのときは焦げ焦げで終わってしまったなあ。

今年も茶片を使って炒茶練習させてもらっているのですが、未だに「カーン」ができない。
茶葉の炒茶の方がもっと複雑でもっと難しいので、茶片でできなければ茶葉でできるはずもないな。
私が茶片で炒茶練習しているとき、愛子が横で柴調整しながら見ていてくれるのですが、
「カーン」しなきゃいけない状態なのに全く「カーン」にならなくて、このままでは焦げるどうしようと思うと、
毎回愛子の手が横からすぐに入ってきて、一瞬にして「カーン」が成功してしまう。しかも片手で。

なんで愛子はできるんだろう?おとんも満足そうに見ている。
 
「カーン」しながら、すばやく茶葉をほぐしている。

 
そしてすぐに「カーン」。だんだん力を入れている。体重いっぱい掛けている感じ。


愛子が手袋を外している間はおとんに交替。
なんで途中で外すんだろう?

すばやく手袋を外した愛子が今度は素手で本格的な「カーン」に入った。
あっという間に「カーン」が成功し、茶葉を取り出し、鍋を洗う。
 2回洗った後に2回すすぐ。

んーーー、謎だらけ。ようわからん。

いや、待てよ?これは 3月27日の記事「火大笑」に書いてあることなんじゃ・・・。
じゃ、「手袋の謎」は? んーーー。[女尼]

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