- 2009-10-10 06:14
- 09春天☆鉄観音
09春の鉄観音、《心の隊員》
募集していないのに作ることができたのは、
おとんのおかげです。
祥華のおとんの目的は、私と一緒に一日でも多く研究製茶したい。私も同じ。
しかし、私にはそのためにクリアーしなければいけない問題がたくさんある。
そのうちの大きないくつかの問題を、おとんが解決してくれた。
だから、《心の隊員》募集していないのに春も秋も来ることができた。
09春の鉄観音は、日本にはありません。
全て祥華で「茶質」になってまーす♪(笑笑)
だってぇ。。。春の鉄観音は5月初旬に開始するけれど、5月といえば私は
ちょうど碧螺春&龍井の旅から帰国した直後。それを楽しみに待っている
《心の隊員》にまだ届けてもいないのに「なにが次の《心の隊員》募集かっ!」
でしょ。
春に各地の茶葉の収穫がリレーするのは当たり前だけど、碧&龍の企画がまだ途中で
茶友と約束したことやり遂げてもいない時に、次の企画なんか考えられない。
だからといって、春鉄引き取る資金余力は、碧龍で使い果たしたばかりであるわけない。
おまけに、《心の隊員》募集していないから飲んでくれる茶友の当てもない。
しかし、「いま作らなければ無くなる」という状況は年々緊迫してきている。
そんな状況やいろんな背景をみんなに説明している時間の余裕すらない。
ということで、作るだけ作って、山に置いてきちゃったーーーっっっ。あはは~♪
おとんに預けたの。人質ならぬ茶質☆
昨年、
おとんから言われ&聞かれました。
『自分は愛子と一緒に毎シーズン研究したい、どうしたらそれが可能になるか。』
『それを実現しようとすることで、愛子が抱える問題はなにか。』
『愛子の手工が飲みたい、製茶に集中してほしい、そのために自分にできることはないか。』
『愛子は何に困っているんだ、自分に手伝えることはないか。』
私だって作りたい研究したいおとんの気持ちも嬉しい。
けれど、作っても一度に全部引き取る資金ないし、保管場所もない。
こういうことおとんに話すの、本当に躊躇した。
けど、本気で言ってるのがわかるから、本気で話した。
話して好かった。
大きな問題ふたつ、言ったその場で解決した。
まず保管場所の問題。
なんとおとん、祥華と安渓の2箇所に私専用の「陳年茶専用茶庫」を作ってくれたっ!
(ビンテージ茶セラーだっ☆ 中国版「秘密の倉庫」?! 笑笑)
監督おとん、管理人は常任だんだん&ときどき愛子、他の人間は鍵を持っていない。
緑茶と違い、伝統法で製茶した鉄観音なら「陳年茶」として育てることができる。
どれだけ作っても、もう保管場所には困る心配はない。
困るどころか、伝統鉄観音の保管に、陳年茶育てるのに、どこをとっても最高の条件だ。
こうしてまずひとつ、あっと言う間に解決した。
次に一度に引き取る資金の問題。
『あるときでいい、気になるならある分だけ持って帰って、無い分は置いておけばいい。』
『飲んでくれる茶友が現れたら、その時にその分だけもって帰って交換すればいい。』
『どれも大変な陳年茶になっていく。ゆっくり紹介すればいい。慌てる必要はない。』
おとんは気にしないで先にもって行けと言うけれど、一度でもそれやったらわたし人間終わる・・・。
でもおとんは私以外に伝統茶は渡したくない、でも私を困らせたくもない、と言う。
じゃあどうする。そこで、自分の分も含め飲み手が現れて交換できるまで引き取らない(茶質☆)
という方法を提案し、ひとまず収まった。でも先々への不安はありプレッシャーは大きい。
けれど、そうとなったら、自分の中ですごい張り合いになっていることにも気がついた。
続けたい、がんばりたい、もっと習いたい、製茶日の情報残したい、時間かかってもいい、
本当に興味もって一緒に飲んでくれる茶友を探したい。
こうして、もうひとつも「ひとまず」解決した。
『今はお金の問題じゃない。作れるうちに一緒に研究したい。』
『好い伝統茶を作りたい。手伝って欲しい。一日でも多く作って一緒に飲もう。』
『全てを愛子に教える。いつか自分の息子たちに教えてくれたら嬉しい。』
『分けることは後でもできる。しかし、作ることは後ではできない。』
言っている意味、すごくよく分かる。
そして、私が心置きなく作れる環境も用意してくれた。
私は、おとんの好意、受け入れることにした。
そうと決まったら、あとは全力で作るだけーーーッ。
迷いの消えたおとんと私が、誰にも邪魔されない静かな山奥で
おじいと鶏鴨と星星に見守られ、毎日気分ノリノリ心の体も絶好調ーーー☆
るーーーんっ♪って作り続ける鉄観音が日に日にどうなっていくかというと、
そ~れ~は~そ~れ~は~~~「世にも大変なこと」になっていくのであります。
その歴史を体験してみたい方はぜひ品茶してねっ!(笑笑)
◆おまけ◆
「先々飲みたい茶友が現れなかったらどうしよう?私ひとりではちょっと・・・。」
そう思うでしょ。それ、不安だったのでまっさきに聞いた。
そしたらおとん、速攻なんて言ったと思う?
『なーーーに言ってんだい愛子。そんな心配まったく必要ないだろ。
自分と愛子の老後の楽しみでもあるんだ。そうだっ、【老後の蓄え】だっ!
毎日ふたりでどんだけ飲んでいる?伝統茶は大した量作れないよ。
ふたりともこんなに毎日飲んでいたら、春秋一日も休まずに作っても
その年のうちに飲み干してしまう。こういう茶葉はあと少しで作れなくなる、
でもその先の人生はまだ何十年もある、死ぬときに余ってるなんて絶対ないよ。
1000日過ぎたら大変なお茶になる、3000日過ぎたらそりゃもーえらいこっちゃだ!
そうだっ!すでに数年後には世の中どこをさがしてもこんな伝統茶はないんだ。
持ってるのは自分と愛子だけだ。。。きゃ~♪おいしいのいっぱいだ~♪
うれしいな~♪楽しいな~♪わーいわーい♪(妄想中) ハッ・・・いかんいかん、
こんな調子で飲んでいたらあっという間に無くなっちゃうじゃないか・・・ヒッ、
ヒィアアアーーーッッッ、愛子もっと手工作って、飲みたい飲みたい~手工手工~♪』
おーぃ。。。(笑笑)
※鉄観音の陳年茶
『特定の条件を満たした茶葉が特定の条件下で1000日保管されて』
初めて陳年茶になります。「単に古い鉄観音」ではありません。
ちなみに、現代の加工法の鉄観音は陳年茶にはなりません。
陳年茶の候補茶たちは、1000日経過する頃に品質&評価が大きく動き、
約1000日目安に陳年茶の加工を繰り返します。3000日経過すると
『そりゃもーえらいこっちゃ~~~。』byおとん、になります。(笑笑)
詳しくは品茶会で☆
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