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最終精製

前半の一斉評茶、無事終了っ♪全鍋合格~☆

次。
すべての鍋をもう一度精製。
すでに一度精製している、炒茶後、鍋横で篩っているから。
今度の精製は、審評後の、審評の結果を受けての最終精製、調合準備も兼ねている。

普通はこのどちらもしませんっっっ!!!
するわけがない。だって仕上がり量が減っちゃうもん。

こんなことしているのここだけです!!!
欠かせないよ。だって味わいに影響しちゃうんだもん。

精製中の私、すごい格好。
マスクして手ぬぐいかぶって作業衣きて。
だって、どこもかしこも「毛だらけ」だから。もふもふ~~。

29号、精製中。ゴールが近づいてきたのでカメラ出す余裕が出てきたところ。あはは!

まず、1鍋ずつ手でやさしく茶葉を混ぜながら、大きめの目の笊から砕茶を落とす。
RIMG0354 落とすように、篩ってはいけない。
審評結果のノートを確認しながら、1鍋ごとに落とし方を注意する。

笊に残った部分、これが「29号」になる。        29号も見事だなあ~♪
RIMG0355 RIMG0357

笊から落とした部分、ここは「29号」にはなれない。
RIMG0359 小芽+芽尖先+砕茶+末茶+黒末+白毛、ってとこ。
外だったら、絶対落とさない部分。

だって、『碧螺春は白毛が多いのが好い、高級』と言われているから、ここはその証拠みたいな部分。
取引現場では、買う人間も売る人間も、そこばかり見ている。
だから作り手は、分離した白毛も一生懸命かき集めて、最後に茶葉の上にポンポンッて乗せて、
表面を飾って、売る。
こうやって白毛を取り除いているシーンなんか見たら、気が狂っていると思われるだろう。
実際近所の村人たち(みんな碧螺春の作り手)は、理解不能という感じでただぽかんと見ている。

確かに「高級な好い碧螺春には白毛が多い」、これは間違いない。
しかし『碧螺春は白毛が多いのが好い、高級』、これはそうとは限らない。
炒茶中に茶葉から分離した白毛は、品質に影響する、おいしくない。

この中に含まれている「黒末+白毛」が厄介、おいしくないの。
味に影響するから、私たちは要らない。
でも、この中に含まれる「小芽+芽尖先+砕茶」は欲しい、おいしいもんっ♪
なので、もっと細目の笊で篩って、その部分は取り出すっ!

次は、砕茶救出大作戦ー☆

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