- 2012-03-30 16:20
- 12春天♪碧螺春
今日は雨で停工、この家では誰も茶摘みをしていない。
なのに鮮葉がある?! これから私が炒ります、チェック中。
さて、これは何でしょう?
なんかちょっと汚い・・・芽の中にほこり、なんで? まあ、炒っちゃえばわからないけど。
ところどころ色が変色している、これは雨天の影響が大きい。まあ、炒っちゃえば。。。(笑笑)
答え:親戚(おかんのお兄さん)の家の鮮葉!
おかんのお兄さんの家(おかんの実家♪)は、東山の太湖側で蟹(上海蟹)の養殖をしている。
現代になって、その養殖池の周囲に茶樹を植えたので、わずかだが毎年鮮葉の収穫ができる。
通常は、このまま鮮葉を売って収入にするのだが、今日は『礼品』にしたいそうだ。
いつもの蟹のお客さんから、注文があったそうだ。
そうなると、炒って茶葉にする必要がある。
でも、彼らは炒れない、もともと碧螺春を作っている家系ではないから。
そこで、碧螺春農家の親戚(妹の嫁ぎ先)に炒ってもらうためにここに持ってきた。
東山で、もともと碧螺春を作っているのは、山間部の一部の果樹園エリアだけ。
しかし現代になって、多くの東山の住民が、収入源として自分が使える土地に茶樹を植えるようになった。
魚や蟹の養殖池の周囲や、平地に新しく開拓した蜜柑などの果樹園(もともと東山に蜜柑はない)など、
土があれば茶樹が植えられる。
しかし、とうぜん彼らは自分で炒ることはできない。
だが、炒れる必要もない。
収穫した鮮葉は、碧螺春の製茶工場や販売会社などに持っていけば、好値で売れる。
逆に、炒って『碧螺春』にしてしまうと、買い取ってもらえない。
だから、炒る技術は必要ない。
『礼品用』2鍋ですね、はい、かしこまりましたー♪
鍋。入りますっ!
←下鍋(鍋に入れる)
←回鍋(鍋に戻す)
←できた。満足☆
←紙の水分飛ばしているところ
かなり好い外形のできばえ☆ よっしゃー♪
工賃として、1鍋につき3gもらった!(笑笑)
おお☆きれい♪見た目ではおとんの原料との違いがぜんぜんわからないね。
香気。。。うわぁ、これはぜんぜん違うや、おもしろ~~。ん?草??草だ、青草香・・・。
ううん、こういうときは、「新鮮香」と表現すれば、、、好!
湯も「清che」で好。うんうん、問題なさそう。
でも、飲んでみないことにはね。
うん、うん、「焦味」ないし「砕」もないし。。。んー、なかなか「新鮮味」で、好!(笑笑)
※この少し後で「大変なこと」になる、が、このときはまだ気づいていない。
ごはんごはん♪
食べた食べた!お茶お茶~~♪さっきのお茶、ごく~・・・
ウガアアアーーーッッッ、なに??? 渋ぅっっっーーー!!!
えええーーー??なんでこんな渋いの???尋常じゃないよ、この渋み・・・。
「おとん、ちょっとなにこれ、さっきこんなひどくなかったよ、飲んでみてよーーー。」
『いやだ、飲まない、知ってる。』
「なんでこうなるの?」
『そりゃ、たぶん土と水だろ。あのへんはここらと違って、水は。。。(省略)。。。土は。。。(省略)。。。』
だめだ、完全に舌がやられてる・・・とりあえず歯磨きしよ。
彫刻入りの木箱☆ 今日炒った茶葉に使う包装。
老四(おとんの息子:碧螺春の「包装」の製作販売、茶葉は扱っていない)のところの商品。
専用の本皮風手提げ布袋付き♪
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://chinatyparty.com/MT336/mt-tb.cgi/8902
- Listed below are links to weblogs that reference
- 養殖池の碧螺春 from おいしいお茶みつけたっ! - 情熱♪ぶろぐ