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養殖池の碧螺春

今日は雨で停工、この家では誰も茶摘みをしていない。

なのに鮮葉がある?! これから私が炒ります、チェック中。 
さて、これは何でしょう?
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なんかちょっと汚い・・・芽の中にほこり、なんで? まあ、炒っちゃえばわからないけど。
ところどころ色が変色している、これは雨天の影響が大きい。まあ、炒っちゃえば。。。(笑笑)

答え:親戚(おかんのお兄さん)の家の鮮葉!

おかんのお兄さんの家(おかんの実家♪)は、東山の太湖側で蟹(上海蟹)の養殖をしている。
現代になって、その養殖池の周囲に茶樹を植えたので、わずかだが毎年鮮葉の収穫ができる。
通常は、このまま鮮葉を売って収入にするのだが、今日は『礼品』にしたいそうだ。
いつもの蟹のお客さんから、注文があったそうだ。
そうなると、炒って茶葉にする必要がある。
でも、彼らは炒れない、もともと碧螺春を作っている家系ではないから。
そこで、碧螺春農家の親戚(妹の嫁ぎ先)に炒ってもらうためにここに持ってきた。

東山で、もともと碧螺春を作っているのは、山間部の一部の果樹園エリアだけ。
しかし現代になって、多くの東山の住民が、収入源として自分が使える土地に茶樹を植えるようになった。
魚や蟹の養殖池の周囲や、平地に新しく開拓した蜜柑などの果樹園(もともと東山に蜜柑はない)など、
土があれば茶樹が植えられる。
しかし、とうぜん彼らは自分で炒ることはできない。

だが、炒れる必要もない。
収穫した鮮葉は、碧螺春の製茶工場や販売会社などに持っていけば、好値で売れる。
逆に、炒って『碧螺春』にしてしまうと、買い取ってもらえない。
だから、炒る技術は必要ない。

 

『礼品用』2鍋ですね、はい、かしこまりましたー♪

鍋。入りますっ!
RIMG0237  ←下鍋(鍋に入れる)

RIMG0240 ←回鍋(鍋に戻す)  

RIMG0242 ←できた。満足☆

RIMG0238  ←紙の水分飛ばしているところ

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かなり好い外形のできばえ☆  よっしゃー♪
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工賃として、1鍋につき3gもらった!(笑笑)
おお☆きれい♪見た目ではおとんの原料との違いがぜんぜんわからないね。
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香気。。。うわぁ、これはぜんぜん違うや、おもしろ~~。ん?草??草だ、青草香・・・。
ううん、こういうときは、「新鮮香」と表現すれば、、、好!
湯も「清che」で好。うんうん、問題なさそう。
でも、飲んでみないことにはね。
うん、うん、「焦味」ないし「砕」もないし。。。んー、なかなか「新鮮味」で、好!(笑笑)
※この少し後で「大変なこと」になる、が、このときはまだ気づいていない。

ごはんごはん♪
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食べた食べた!お茶お茶~~♪さっきのお茶、ごく~・・・  

ウガアアアーーーッッッ、なに??? 渋ぅっっっーーー!!!
えええーーー??なんでこんな渋いの???尋常じゃないよ、この渋み・・・。

「おとん、ちょっとなにこれ、さっきこんなひどくなかったよ、飲んでみてよーーー。」
『いやだ、飲まない、知ってる。』
「なんでこうなるの?」
『そりゃ、たぶん土と水だろ。あのへんはここらと違って、水は。。。(省略)。。。土は。。。(省略)。。。』

だめだ、完全に舌がやられてる・・・とりあえず歯磨きしよ。

彫刻入りの木箱☆ 今日炒った茶葉に使う包装。
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老四(おとんの息子:碧螺春の「包装」の製作販売、茶葉は扱っていない)のところの商品。 
RIMG0270 専用の本皮風手提げ布袋付き♪

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