Home > 12秋天♪鉄観音 > おじいの初代樹

おじいの初代樹

おおー、始まっています。おとん、彼女たちのご機嫌取りながら、細かく指示&監督中。
RIMG1632 RIMG1636
「おじいの初代樹」です♪ 安渓に現存する非常に希少な老茶樹、純粋な野生紅芽鉄観音☆

60年近く前、おじいが初めて植えた苗。
その頃は茶畑などなく、この茶樹の周りは全部森林だった。
まだ小学校前の小さな子供だったおとんは、おじいに連れられて、植えるのを全部手伝った。
どのようなことを言われたか、どんな内容を教わったか、今でもきちんと覚えている。
おお、英才教育だ☆

今秋は私があなたを揺青します、仲良くしようね、どうぞよろしくっ♪
RIMG1638 RIMG1640

製茶に成功したら、サイトで初めてお分けすることになるっ! 初登場だー☆
RIMG1641 RIMG1645
どうしていままで登場しなかったか?
その理由を話すと、とぉーーーっっっても長い話に触れることになるので、追い追いね。 

とにかく、私の熱烈希望によって、おとんとうぇいうぇいが残しておいてくれた、感謝♪RIMG1647 RIMG1648
これからは、私が作れるときは、私が作ることになる。
本当は、今春も私のために残しておいてくれたんだけど、結局作れなかった。

まわりの茶樹と様子が違うの、画像で見てわかりますか???
RIMG1653 そう、樹株の大きさがぜんぜん違うの☆
現代とは、苗の植え方が違うから。

茶樹の大きさは、植え方でも変わってくる。
もちろん年月が経って生長しているっていうのもあるけれど、現代と大きく違うのは、苗を植える間隔。
ゆとりがあるの。1メートル近く離して、3本ずつ苗を植えたそうだ。そしてゆっくり生長を見守る。

現代の植え方は、50センチがいいところ。ひどいところは20センチも離れていない。
都会の駐車場みたい。少しの隙間も無く苗植わっているから、生長した数年後の姿を
想像しないのだろうか、とかいつも思っちゃう。発芽するようになったらすぐに摘んで、
数年で隣とくっついて、高山なので風が強く伸びないのもあって、極端に低く剪定する。
山の下から見たら、山肌の土ばかりで、緑なんかほとんど見あたらない。

今でも最低50センチ以上取っているのは、おとんぐらいなものだろう。
それでも、おじい程のゆとりはないよね。

腰高で摘みやすそう♪
RIMG1651 RIMG1649 

ちょっと樹元を見てみましょう~。   おお、貫禄ー。
RIMG1654 RIMG1659 
RIMG1665 RIMG1667
なんじゃこれ、、、ひげ草?                     苔いっぱい!

そういえば、以前、国家の茶葉研究院の理化学の老師が、
『老茶樹で作った茶葉は、苔香がするから好茶はできないでしょ?』、と言った。
苔香???聞きなれない言葉だったのでピンと来なくて聞き返し、念のため書いてもらった。
「苔香!えええー、そんなの初耳、誰が言ったの?外見から来る先入観ではなくて?」と答えた。

老茶樹は、例えば龍井でも碧螺春でも、若い樹とは違う特別な好い香りと味わいが作れる。
でも、私が安渓に最初に来た頃、産地全体で『老茶樹は好茶を作れない』が定説になっていて、
そんなことはないと思ったのだが、おとんも出会った頃から『老茶樹は香不高』とか言っていて、
そのあとも他の品種を例にして説明しても、聞き入れる様子はなく、この地方ではどうしてなのか、
ずーーーっと疑問だった。後に謎は解けていくのだが。。。まあ、その話はいいや。
他の人はどうでもいいのだが、肝心のおとんを説得するため、08秋に単独で老茶樹を製茶して
『老茶樹も香高』が作れることをなんとか証明することに成功し、一歩次に進んだのだった。

だって、道理に合わないよ。

「おとん一番好きなお茶は?」
『そーんなの、決まってる、野茶♪(天然野生紅芽鉄観音のこと)』。
「野茶の香りは好い?」
『そりゃーもちろんさあ~~、香りも味も非~~常、特別♪どんな茶葉も比べ物にならない!』
「その茶樹、何歳?」
『そーんなのわからない、野生の樹だ、いつからあるのか誰も知らない、ずーっと昔からある』
「そのくらい古いってことだよね?」
『そう』
「ってことは、野茶は老茶樹ってことだよね?」
『・・・そうだ。』
「おとんが好きなのは、その香りなんじゃないの?」
『・・・その通り。』
「野茶の香り、香不高?」
『まさかーーっ、非常~~香~♪。。。。。はぁれぇ~???』

ということで、おとんも老茶樹に関心を持つようになった。(我成功了☆笑笑)

青年のおじいと幼児のおとんが、ここに苗を植えたその時代も、この花たちはきっと咲いていた♪RIMG1668 RIMG1679

どんどん進んでいます、さすが「地元ってぃー」、摘むの超早い!!!
RIMG1672 RIMG1675 

おじい。。。もらうよ♪
RIMG1691 RIMG1692

採茶、ぐんぐん進む。
RIMG1696 RIMG1725 

みんな同じ祥華内&隣接している隣町の人たちだが、ここまで来るのに数時間かかる。
でも地元の人なので、みんな自宅に茶畑があるし(でも茶農家というわけではない)、
小さい頃から採茶を仕事にしているので慣れている、早い&上手。
外地の工人たちと比べるとスピード3倍、日当も3倍だがクオリティーが高い。RIMG1732 RIMG1747 
採茶の様子、動画に撮ったので、品茶会の時にリクエストしてくださいねっ!

今日もお天気が好くて、青葉が香気を放っている!非常好香~~☆
RIMG1758 ここにいるだけで気持ち好い~。

めっちゃかわいい~~♪ きゅんきゅん&ぷりぷりしている♪
RIMG1749 RIMG1751 

きれいだーーー!!
RIMG1760 RIMG1774 
おじいがいた頃に製茶して、おじいに飲んでみて欲しかったなあ。。。
RIMG1783 RIMG1778
苗を植えた頃の青年のおじい、まさか半世紀以上後に、この茶樹から収穫した葉を、
外国人に製茶されることになるとは、想像もしなかっただろうなあ。。。あはははーーー♪
RIMG1784 RIMG1787                                          

樹元はどの株を見ても貫禄、歳月を感じる。 
RIMG1818 RIMG1820 
RIMG1822 RIMG1823
ひげ~。                               茶花、香ーっ、好き♪

樹上だって貫禄だよ! 陽光に光り輝いている、美しい。    
RIMG1827 RIMG1837

茶摘みしている3列だけ他と貫禄が違うの、画像↓でわかる?
RIMG1830RIMG1831

ワワッ、、、もう少しで摘み終わる。そしたら、次は生態茶だ。
RIMG1838 摘まれる前に撮影しておかなくちゃっっ。
先に家に帰ってるねーー。

Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://chinatyparty.com/MT336/mt-tb.cgi/9082
Listed below are links to weblogs that reference
おじいの初代樹 from おいしいお茶みつけたっ! - 情熱♪ぶろぐ

Home > 12秋天♪鉄観音 > おじいの初代樹

Search
Feeds
AD-Butterfly
sponsordlink
tools

Page Top