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同じ釜の仲間♪

同じ釜の茶葉を分け合う仲間《心の隊員》たちへ!
《心の隊員》 はまだまだ大募集中ですーーー♪

帰国して一週間、留守中に溜めてしまった仕事に集中していました。
とりあえず急ぎの分は一息、かなぁ。。。ぜぇ~。

お待たせいたしましたっ!
旅中にご連絡くださった《心の隊員》全員、メール返信終了しました♪
・おひとりだけ(携帯から連絡くださった方)何度送っても戻ってきちゃう・・・。
 ここをご覧になったらどうかご連絡くださいませ。
・他にも、ご連絡くださったのに私からの返信が届いていない方は、
 【迷惑フォルダを先にご確認の上】どうかご連絡ください。
・《心の隊員》参加希望以外の内容の方は、お返事もう少しお待ちくださいませ。


今春は、【碧螺春】【龍井】2種にとって恵まれた気候で、高級&中級原料の収穫量が
例年より多く、素晴らしい仕上がりの鍋が揃いました♪
それを分かち合える結果になったこと、今はなにより安堵しています。
5月3日~6日は審評合宿、審査に集中します。

《心の隊員セット》のお届けは、当初の予定通り初夏(7月頃)の予定です。
緑茶の中でも高温鍋で全行程を手仕上げする「炒青類」の2種なので、
安定状態になってお届けできる日までは、まだまだ時間が必要です。
審評&後半行程完了した後、精制&小分け作業等の膨大な作業を始めます。
「ここまでの茶葉たちを♪」早く届けようと手を抜いてダメにするほど間抜けな話はない。
焦れば全てが台無しになります。
引き続き長期戦は続きますが、最後まで気を抜かずがんばりますっ!
おいしくお届けできる状態になるまで、みなさま楽しみ~に待っていてくださいね♪

心数の追加も大歓迎ですーーー♪
どうぞよろしくお願い申し上げます。


近年の中国の現状を見るにつけ、あまりにもいろんなものが消えていく
その発展スピードの速さと、伝統技術を残す事のできない国と人民の現実に、
現場では時にやるせない気持ちになります。
同時に「これが時代の流れ・これが歴史なのか」とも感じます。

現在、同グラム数の茶葉を現場で仕上げるための費用は、
急激な中国物価の上昇の影響で、5年前と比較して約3倍になっています。
人件費、工人を抱える交通費や食費、燃料費等、全てが上がっています。
食品にいたっては、20~30倍になっているものもあります。
今春は、一本の胡瓜が日本とほぼ同じ価格でした。
時期最後の方の価格帯低い茶葉は、『作るだけ赤字』『作らないほうがまし』
というのが【龍井】【碧螺春】ともに農家さんの現実となっています。
それらをフォローするために機械導入しコストを抑え量産することも必要でしょう。

本来、「機械と手工」「現代法と伝統法」は分けて扱うべきです。
「機械作り」と「手作り」では、その美しさも好さも特性も全く基準が違います。
基準が違うものを、同テーブル上で同じものとして比較はできないです。
しかし、現実はそんな少数意見は現場では全く意味なく、無視されます。

一般消費者からは外形きれいに揃っている方がより好い高級緑茶だと認識され、
同条件では機械の方が外形整って仕上げることが可能なので高値取引され、
作り手さんはいかに機械で外形美しく仕上げるかを努力し、
全手工はどんなに丹精して素晴らしい内質の仕上がりでも機械ほど外形が揃わず
時間もかかり量産もできないので値は叩かれ・・・売れない。
比較して飲めば歴然とその違いはわかるはず。
しかし、現場は外形判断での取引。
作り手さんたちが全手工することに意味をなくすのも当然の流れでしょう。
数年前までのように全手工で製茶していては、彼らは食べていけないです。

龍井は、一般の杭州市民からは今でも「全手工」だと信じられています。
そして、自分が農家で購入する茶葉も「その地」の「全手工」だと信じて疑いません。
これは、地元の新聞やテレビで炒茶大会の様子が産地情報として報じられるからです。
実際は、一般ではイベントくらいでしか「全手工の龍井」を見る機会はなくなりました。

いつか伝統手工の素晴らしさが中国国内市場で見直されたとき、
「ただ全手工」というだけでその技術もその品質も関係なく値が異常に上がる・・・
そんな時代がくると思います。


今こうして、サイトでご紹介できる茶葉を茶友と分かち合えるのは、
振り返ってみれば「本当にぎりぎりのところで間に合った」感があり、
それは各作り手さんたちからも最近特に言われるようになりました。
『出会いがもし一年でも遅かったら、愛子が飲みたいと言わなかったら、
このような製茶は現在できなかった、またする意味もなかった。』と。
茶葉市場開放前、約20年前までは近隣農家さんも基本は同じだったはずなのに、
今となってはおとんたちは時代遅れのまるで珍しいもの扱いで、
『そんなことして何になる』と現場では誰からも理解されません。
また、それをまだ実行している農家さんの存在を、関係者はまず信じません。
労働力が必要・資金がかかる・面倒・非生産的・違いを分かる人がいない・
収入にならない、、、誰がどう考えてもそれではご飯が食べられないからです。

翁家山おじちゃんは、他品種もあり、機械炒りで収入がある。
東山おとんは、年間を通して多種果物の収入がある。
祥華おとんは、息子の空調茶で収入がある。
福州がははオーナーは、土地収入がある。
それぞれ子供達もすでに独立し、『娘』として私を受け入れてくれることに加え、
収入をカバーする部分があるからこそ、ここまでの製茶を実行してくれます。
もしも他に収入がなければ、いくら『娘』のためでも無理です。


そんな中、東山のおとんの碧螺春は地球的に見て貴重だと改めて思いました。
全ての茶樹を手で一本一本丁寧に剪定する、まずここから違います。
東山でも西山でも、全茶樹を手で丁寧に剪定する農家さんはもういません。
非常に時間と根気が必要な作業ですが、その手剪定技術がどれだけおいしさに
影響する重要なことかを知っているのは、おとんが多種果実の作り手で、
また収穫量よりもそのおいしさを追求する事に生きがいとプライドを持っているという、
現代の中国では非常に珍しい人だからです。
最初から最後まで人間の手作業。。。
そんな茶葉は地球的にみてもうほとんど残ってないのではないかと思います。

そのおとんの碧螺春も、遠くない将来、きっとなくなるでしょう。
また、おとんやおじちゃんたち、私が行かなくなれば「全手工」では作らなくなるでしょう。
飲みたい人がいなくなれば、作り手は作る意味をなくします。

私たちも、少数の仲間うちだけで支えることはもう無理になりました。
興味ある仲間が縁あって集まり、一年でも長く一緒に分かち合いたい。
私は飲みたい、おいしいお茶を飲み続けたい。
続けられる方法を考え続けます。

繰り返しになりますが、《心の隊員》 まだまだ大募集中ですーーー!!!
心よりお待ちいたしております。
本気です、どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後にひとつ、非常に気になっていること。
《心の隊員》参加希望連絡をくださるとき、『1心しか・・・』なんて
絶対に思わないでください。どうかお願いいたします。
それは違います。「1心も♪」です!!!

それぞれ置かれた状況によって茶葉に使える予算は違っても、
寄せてくださる茶友の心の大きさはみな同じです。
本気で興味ある、飲みたい、おいしい、また飲みたい、
そんな風に感じてくれる仲間の1心。
「100心の1人」ではなく「1心の100人」の仲間が私たちは欲しいです。
そうでなければこの活動は続かない。

《心の隊員》は、同じ釜の茶葉を分け合う仲間です♪
『えーーーい、思い切って1心も!参加しちゃう~~~。』
くらいの勢いでご連絡いただけると嬉しいです。 

以上、隊長より♪ ビシッ☆(笑笑)

Comments:2

ぽち 2008-05-01 (木) 23:19

心の隊員参加、迷われている方。是非、試しにどうぞ!!

 私も昨年秋に始めてこのサイトを知りました。当初は「すごいな~」と思い、圧倒されすこし参加することが怖かったです。

 私は、この「愛子さんのお茶」に関しても、お茶全般に関しても素人ですが、素人なりにとても楽しいです。

 参加迷われている方、是非1心どうぞ。
 
 お金では買えないものが手に入ります(分けてもらえます)。

愛子 2008-05-02 (金) 05:29

ぽちさん!
コメントありがとうございますーーー嬉しいです~~~♪

そういえば、おとんの鉄観音と出会うまで全く烏龍茶類苦手?だったはずですよね。ふふ、懐かしい。
それがいつのまにか祥華おとんの茶葉に。。。つかまっちゃった???(笑笑)

>すこし参加することが怖かったです。

それは、ある意味、間違いではなかったかも!!!
怖いですよぉ~~~。一度本物を覚えてしまった体はもう2度と元には戻れませんものー☆ うふふ♪

実は、中国茶に関してはほとんど情報なく最初はただ『うっまーーーい♪なにこれ!』
そう感じてくれる茶友の方が多いです。本当に本当に嬉しいことです♪

毎回全力で挑戦し続けますね!
本当にどうもありがとうございます。


もうすぐ緑茶をお届けできますね。(きらり☆)
ぽちさんがどの日のどの子に『びびっ♪』と来るか!!!私はこれがとっても楽しみですーーー♪(笑笑)

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