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質と量

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愛子はここができてから毎年来ているらしく、すでにここで働いている炒茶職人たちと長い付き合い。
早速情報交換。

愛『昨日は何鍋炒った?』
おじ「昨日ねえ、、、22鍋かな。」

22鍋??1鍋に1時間近くかかるからまさか。。。
愛『ここの人たちは1鍋いくらの出来高給だからいかに速く炒茶できるかが勝負で、15分とか20分ほどで1鍋炒っているよ。形になればいいんだ。』
ふ「えー?15分20分?じゃ、カーンや団はどうやって、、あと水分もきちんと飛ばせないのでは、、あ、乾燥機か。」

おじ『愛子、今年はどんくらい茶葉持って帰るのかい。』
愛『私はそんなに要らないんだ。おとんとおかんのは純血の果樹園の老蓬だから量はない、それでも飲む人が見つからなくてさ、 今年は毎日一部は鮮葉で外に売っている、本当にもったいない話だよね、でも私もどうしようもなくてさ。中国は物価がどんどん高くなって、 でも品質がどんどん落ちる。今は早く大量に作る方がお金になって好いもの作っても売れないから、貴重な好い質のものがどんどんなくなっている。』
おじ『そうだな。愛子の国では質が重要なんだよな。ここ中国では老?がたくさん売れれば儲かるからとにかく量が大事だ、 質よりも量作ることを要求されるし上手に炒ったって工賃変わらないし誰も質なんか見ないよ。』

RIMG0317 1日に20鍋以上炒るという職人たちの手。『愛子、俺の手今年はましだろ。 前のような火傷はもうできないぞ。』

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焼火担当は洗鍋もするみたい      ほえーー、こげこげ&すごい匂い

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ピンボケだが、刷毛が溶けて焦げている。。。うわーー、洗鍋の茶汁が真黒!なんてこった。

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おじさん『どうだ。これとこれとこれがおれが炒ったんだよ。どこをどうすればもっとよくなる?
      愛子、おれを弟子にしてくれー。そうだ!1鍋愛子が炒って「実地表演」してくれよー。』

愛子はここに来ては皆さんに炒茶のアドバイスしたり、実演?したりしているようなのですっかり「師匠」として親しまれている。

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これがここのお茶?どういう品種だろう。。。      毛茶の状態

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揀茶後の状態、まるで針茶のような感じ        別の棟、煙突がいっぱい

ふいみん

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