- 2014-05-14 23:49
- 14春天♪鉄観音
朝から小雨、曇、小雨、曇、、、昼過ぎ、雲切れて、曇。
おとん、昼寝から起きて天気を確認し、野良仕事用の服に着替えて2階から降りてきた。。。何が始まるのかな~。
鎌を研ぎ出した。草刈り、だね。
『あーー、もう嫌ーーー、国産のは本当に品質が悪い。愛子、今度日本から持って来られない?』
「鎌」と「鍬」ね、可能は可能でしょう、飛行機の手続きがちょっと面倒かもしれないけれど、調べてみる。
あれ、おとん消えた?、、、いたいた、こっちの斜面に植えてある、『宝物』を守りに行ったのだ☆
やってるやってる。
これこれ!数年前におとんが山から取ってきた植えた、絶滅寸前の『天然野生金桔(金柑)』 の苗たち!
毎年おとんが、山に入って探して収穫して作ってくれている、あの手作りの「金桔の砂糖煮」、の原料。
『今年からは山に探しに行かなくても、家で収穫したもので作れるよ!!!うーれしーー♪』
ええ~~?まだ小さくて無理でしょ、花も咲いていないじゃん。
『へ?咲いてるよー!行ってごらん、向こうの一番大きいの!!』
どこどこ?
あったーーー☆
ふわあーーー♪♪♪ ちっちゃい実も見える!!!
繍球花(紫陽花)も今年は遅い、下の方のひとつだけが、少し色づき始めたくらい。
金銀花が咲き出した!この花、開花時期が短いのよね、うっかりすると、終わっている。
昼寝から起きたおとんと、これを飲みたかった☆
昨年、おとんの人生上の【2番】がふたつ生まれた。
そのうちの一つ。
私の製茶人生の「金字塔」☆13春【初代樹】。
本当は、昨秋できなかったので、おとんと一緒にふたつの【2番】を並べて比較したいのだが、まあ、まずはひとつずつ。私も堪能したい、だって日本では日常でこんなゆっくりお茶していられる時間ないもんね。
それに、ここの水で淹れるのは、ここでしか飲めない♪
今飲んで、おとんはどう感じるだろう。。。反応はあの時と同じだろうか。。。『人生2番』もそのままだろうか。
何のお茶かは言わないで出してみる。
わ!!!「13春の初代樹」だーーー☆
やっぱ、この『酸』、すっごい。
風格、違う。。。
おとん?
止まっている。。。全く反応がない、、、なに?どうした?、、、ニコリともしていない。
毎日6号飲んで、おいしいの好きだの飲む度にはしゃいで嬉しそうにうきうき飲んでいるのに。
どっちなの?
反応がわからない、、、秋とは違う反応、、、もしかして、好きじゃなくなっちゃった?
それとも、味が分からない?とか?、、、嘘でしょ?!
(おとん、ずーーーっと黙ったまま、、、表情読めず)
「おとん、おいしくないの?」
『おいしい』
「え?ほんとに?。。。けど、好きじゃないとか?」
『好きにきまっているじゃないかー』
「えええ~~~、そうなの?」
『これ、どこの?』
「四巻。おじいの初代樹。」
『老茶樹。。。』
「うん」
『そうか、きっと根はすごく深いんだろうなあ。』
「うん」
『非常酸、韵非常強』
「好いの?」
『当然じゃないかー』
「じゃあ、6号とこれと、ふたつあったらどっちを選ぶ?」
『こっちに決まっている』
「えええ~~~、だってちっとも笑わないし、ちっともおいしそうな表情じゃないし、、、」
『おいしいから笑うとは限らないよ』
「そりゃそうだけどさ、、、好みのお茶を飲むときのいつもの反応と違いすぎ、、、(おとん、何か不機嫌?)」
(3煎飲んだら立ち上がって外に行き、筍の皮むきを始めた)
筍の処理が終わったら、今度は草むしり。
雲が怪しい・・・、雷軍団が近づいてきている。
雨が来る。
「おとん、雨が来る前に私ちょっと四巻行って、おじいの初代樹の成長具合確認してくるねーー。(急ぎ歩き中)」
『えー、自分も行きたいーー』(私の後をついてくる)
「じゃあ、傘持ってきてー、洗濯物も出したままでしょー。」
『すぐ帰ってくるから大丈夫!』
「知らないよーーー、ほら見てごらん、あっちの雨!!!」
(向こうの方に大雨が降っているのが見える)
『きゃー、ダメだ本当に間に合わない、洗濯物入れなくちゃーーッッ』(方向転換して、駆け足で帰宅)
わわわ、、雷軍団が近づいてきている、急ごう。
茶摘み(機械刈り)の人がまだ畑にいるよ、、、慌てて撤収している、、、急いで急いでーーっっ。
おじいの初代樹、こんにちは♪ うん、確認おっけーら☆急いで戻るーーっっ。
ああああ、稲光走っている、、、すっごい雨の爆音が聞こえてきた。。。来た来た来た。
急ぎ足ーーー、雨ぽつ、、、来たーーーっっ、、、、、あ、蛇いちご♪
シャッター切った瞬間、顔に雨、、、ああー、ピンぼけ、でももうダメ、走れーーーーっっ。
ドオオオーーーー!!!(雨の音)
2階に駆け上がるーー、軒下の服入れるーー、ここもやばい、間一髪、セーフ。
キターーーッッッ。おとん急いで大門閉める。
ギャーーー、滝の中だ~~~。
15分後、何事もなかったように雨雲は過ぎていった。
外にいたら、滝を浴びた状態になっていた。。
はあ、、、行った。
野鳥たちが鳴き出し、おとんが米を研ぎ、平和な夕暮れどきが戻ってくる。
おとんが取っておいた、鶏と鴨の内蔵。。。これ、何羽分あるんだ?(おとん、内蔵類好きでないの)
さて、どうしよう。。。
そうだ!生姜を掘ってきて、この山泉水と、こっちの醤油で。。。
できた☆
うめーーー、なんじゃこりゃ♪
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