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14春鉄観音≪品茶セット≫

14春おとん鉄観音:ご紹介&募集♪の続きです。

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◆≪品茶セット≫◆

《永遠の宝樹》 23,300(送料別)
3種 各7g真空×3袋=9袋:計63g (白い紙箱入り)

1.【初代樹】 20号 四巻 2代57歳(挑梗) 愛子 ← おじいの初代樹
2.【凛王】 20号 石頭 2代32歳(挑梗) 愛子 ←おとんの初代樹※
3.【HappyTree王】 6号 論下 2代10歳(一部挑梗) おとん

※おとん植樹で現存する最古の老茶樹、本来の初代樹は昨年抜樹され絶滅
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記していきます↑↑↑
募集& 連絡方法はこちらをご覧ください♪


↓この順番でご説明します。これでもかなり省略したので、がんばって読んでくださいっ♪(笑笑)

◆1.永遠の宝樹
◆2.ふたつの初代樹
◆3.「挑梗」の秘密
◆4.不思議な山のHappyスポット
◆5.三大老茶樹
◆6.一番作りたいお茶
◆7.さようなら「おとんの初代樹」

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◆1.永遠の宝樹

その命名通り、3地点の茶樹とも、永遠の宝です~☆

★3種とも、優良な『純正種(天然野生種の紅芽鉄観音)』の100%『2代(子樹)』、かつ10年超の『老茶樹』
★うち2種は、30年超え&半世紀超えの『大物老茶樹』

このような茶樹は、もう他の場所にはほぼ残っていません。
森林が消滅し、野生茶樹が姿を消し、安渓中から老茶樹という老茶樹を抜くある政策が開始してから10数年、
紅芽の母樹(純正種)絶滅から早10年。
もう誰にも、作ることも増やすことも、永遠にできない。
これを抜かれてしまったら、もう二度と取り戻せない宝の樹。

私は、今目の前にあるこのわずかな茶樹たちを、後の世代まで残したいと願っています。
おとん家にとっても、鉄観音にとっても、安渓にとっても、国や地球にとっても。。。大切な宝だと思う☆

おとんの家には、そういう茶樹がまだ何地点か残っています♪
その中でも私には優先順位があり、その上位中3位内に、「ふたつの初代樹」が来ます!!

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◆2.ふたつの初代樹

「おじいの初代樹」&「おとんの初代樹」です♪
【初代樹】が「おじいの初代樹」で、【凛王】が「おとんの初代樹」で作ったお茶!!
(※本来の「おとんの初代樹」は別の樹なのですが、これについては最後に書きますね。)

どちらも、まだ『原始林時代』の優良な母樹の子樹、高山の『純正』な天然野生紅芽の2代樹です。
・おじいは、森林の中に初めて苗を植えた。
・おとんは、自分の家(現在の山の家)の建築開始年に、家周りの岩石間に苗を植えた。
それから長い歳月が経ち、どちらも立派な大物の老茶樹となり、その風格は遠くから見ても一線を画しています。

それぞれを植苗した製茶人と、私は実際に会い、一緒にお茶を飲み、一緒に食事をし、一緒に製茶して、
そしてひとりはすでにこの世を去った。。。、次の世代まで繋ぎたいという願いはひとしおです。

数本ならどこか他の場所に残っているかもしれませんが、それだけでお茶は作れません。
ここまでまとまった量で長年きちんと継続管理されている老茶樹は、他にはもう見つからないのです。

ここを見てくれているみなさんにとっても、きっと永遠の宝の鉄観音になると思いますっ☆
飲める限り、どうか一緒に飲みましょうね~~♪

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◆3.「挑梗」の秘密

そんなふたつの初代樹、この春は2種とも茎が付いていません。
全て「葉っぱ」!!!

そのため、「一葉王」に近いあの香りや味わいを楽しむことができますっ♪
久しぶりの感じですねーー☆

しかし、もちろん「一葉(単叶)摘み」ではありません。
あの高度な採茶技術を必要とする製茶は、もう二度とできない。

ではなぜ「挑梗」したのか?
茎を取れば値段は倍近くなるし、茎があったほうがおいしいし状態も好いのに、なぜわざわざ?

言いたくない、、、けど、記録しておかないと。
実は、このふたつの製茶、全てが絶好調・・・、だった、「途中まで」。


2地点とも宝の原料だし、久々の製茶で嬉しくて、3人とも最初から本気モード全開☆
どの工程も順調で、素晴らしい高品質に向かっているのは明白で、胸が高鳴りみんな燃えていた♪
2日目の夜、ここまでくればもう安心、あとは私に引き継ぎ仕上げのみ、で、おとんは工人を帰して寝た。
そして、事件は起こった。
最終定形が終了し、私が仕上げに入ろうと布を開くと、茶葉の姿が豹変していた。
ショックで、しばらく音が消えた。
最後の最後、本当の最後の工程を目前にして。
茎が、ボロボロ・・・。
なに?なにが起こった?
さっきまで問題なかったのに?
いつ?どうして?どこからこんなことに?
茶葉を手にし、見れば見るほど怒りがこみ上げる。
葉も、一部使えない・・・。
ここまでの苦労が水の泡。
だからあれほど言ったのに。
やられた・・・。

原因は、工人。
そして、おとん。
ふたりの技術&姿勢、、、数%のゆるみ。
詳しいこと書くのはやめておく、書けばやるせなくなる・・・、いつか品茶会等で。

お茶がまずくなったわけではない。
味は壊れてはいない。
素晴らしさは変わらない。
だが、もっともっと素晴らしいものになるはずだった。
それがもう手に届いていた、なのに、一瞬のスキに、それを失った。

結果、茎は全て&葉は一部取り除くことになり、全体量が半量近く減ることに。
2種とも、仕上がり量半減で、コストは倍に。
ただでさえ今春から1.9倍、なのに、更に2倍、・・・約4倍。
考えれば考えるほど、マグマ級に怒りがこみ上げてくる。

あ!みなさんのお茶代にそれは一切反映していないので、ご安心くださいねー。
ついでに言うなら、「コストまた1.9倍ショック事件」も連動していません~~。
上がる前の昨秋の計算でお分けしています、ので。。。いっぱい飲んでーーーっっっ♪(笑笑)


モノ作りを追求する以上、このくらいの覚悟は必要か。
けれど、ただ自腹切って終わりになんか、しないよ。
もう二度と繰り返さないための対策?、いやいや、そんなレベルでは許さない。
そんなこと、これまで何年も何十回もやってきた、で、この結果だ。
「今後その可能性すら徹底的に回避する方法を定着させる」、そのために、この痛みを活かす。
根本的なことを叩き込み、新しいルールを決め、今後全てのレベルを上げる、その絶好のチャンス。
痛みは過ぎれば忘れる、目の前で血を流して瀕死状態になっている今、このタイミングを逃さない。
簡単に言うと。。。痛みを以て「愛子式おとん教育☆」をした。
その効力が、今回は一体いつまで保つことやら・・・、頼むよぉ、おとん。
ぁぁ、そうやって、これまでどれだけ自分を切りつけてきたことか、、、もう体が保たん~~。(苦笑)


まあ、そんなこんなで、結果的に「一葉王」みたいに「好い葉っぱだけ」に、なっちゃったーーっ!!!
茎取っただけでなく、葉も選別したので。。。「贅沢な高級仕様茶」だよ~~~、あははっ。
そんな状態を飲む機会もまず無いので、それもこれも「14春のご縁」だと、お楽しみいただければ~♪(笑笑)

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◆4.不思議な山のHappyスポット

もう1種は、【HappyTree王】♪
このお茶は「一部挑梗」ですが、これは通常の精製法、包装に影響する長すぎる茎を取り除いただけなので、
言われなければ分からない程度です。

このお茶は、14春のぶろぐでたびたび登場していまーす!(例:「飲めば飲むほど好きになる」)
募集記事にも書きましたが、このお茶を飲むと、とーーーっても幸せ~♪な感じになっちゃうのです!!!
とくに、おとんが☆(笑笑)
『あーー♪ 不思議だな~。愛子、自分はこのお茶を飲めば飲むほど好きになる!』byおとん

一口飲めば誰かと顔を見合わせて笑い合いたくなる、そんな味っ♪
真剣なときでも緊張感ぶっ飛んでついにやけてしまう!!!
この山のこの地点付近は、いつもそんなここだけにしかない不思議な魅力の味が出てくるの☆

おとんも私も、この山の大ファン♪
しかし残念ながら、この地点は優先順位上位に来ないので、製茶資金がなければ諦めることになる。
この先もう飲めないかも・・・。なので、いっぱい飲んどいてねーー!!!(笑笑)

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◆5.三大老茶樹

★「南山の老茶樹」 (多分「おとんの先祖の初代樹」)
★「おじいの初代樹」
★「おとんの初代樹」
この老茶樹たちが、私が究極の天秤からどおーーーしても外せない、優先上位3位です☆

私はこの3大老茶樹たちを残したい、作りたい、飲みたい!!!
もしもそれが約束されるなら、他が作れなくなってもかまわない!!!

個人的に、その風格ある香りや味わいの魅力は然ることながら、その存在にとても惹かれています。
もしもこの3地点の茶樹たちが抜かれたら、純正種の子樹(2代)の、本物の老茶樹は、永久に消滅・・・。
そんな事態になったら、私はきっと、もう山へは行かないだろう。


3代樹(孫)なら増やせます、2代樹(子)さえあれば、そこから毎年でも。
少しの2代から3代、3代から4代、4代から5代、、、いくらでも増やせる。
実際、現在の安渓の茶園は、そうやって増やした若樹がほとんどです。

しかし、そこには問題がある。
3代以降、まるで『別物』になってしまうのです!!!
学者の中には、『クローンだから変わるはずがない』派が多い。
ところが実際は、2代と3代とでは、雲泥の差・・・。
見かけはそっくり、普通は区別がつかない、でも、なぜか中身(香りや味わい等)は全く違っている。
紅芽は環境によって大きく変化し、代が進むごとに変異して、3代樹になると、もはやその中身に母樹の面影は
ほとんど見当たらなくなってしまいます。

おとんはそのことに気がつき、とにかく植苗には環境と品種「優良な2代樹のみ」にこだわった。
そのため、おとんの茶樹は全て2代、茶園には純正種の2代樹しかない。
もはやそれだけで、安渓では奇跡の茶園です。

そんな奇跡の茶園の中でも、私がこの三大老茶樹にこだわっているのは、この茶樹たちが、安渓鉄観音が
今のように産業化されるよりずっと前、まだ原始的な生活が営まれていた時代に植苗された純正種だからです。
電力の文明などまだない時代に、手付かずの高山の原生林の中で、自給自足の生活を営んでいたおとんたちが、
森林に自生する優良な『(天然野生)紅芽』を探し、その芽を必要量だけ持ち帰って苗を作り、家の近くに植えて育てた。
今は絶滅したその『母樹』のことを、場合によっては『(紅芯)鉄観音』とも呼びますが、彼らは今でも昔ながらに
『野茶』とか『紅芽』とか『薬用茶(特に老茶になった状態を指す)』と呼んでいます。。。私はそれが飲みたいのです!!
母樹が無理でも、その『伝承の薬用茶』の子樹が、まだ奇跡的に生き残っている!!!
それが、この三大老茶樹です☆

それから、もっと単純な理由も。。。
この茶樹たちのそばにいるだけで、私はとても気持ちが好いーーーっっ♪
作れなくても会いに行きたい。(笑笑)
そこだけ空気が違うのです、理屈じゃない、時を忘れる。。。喜びが、力が、漲ってくる!!!
老茶樹は、人が作ろうと思っても決して作ることができない、説明できない魅力で溢れていますっっ☆

しかし、今の茶葉産業の中心を担っているおとんの息子世代からは、全く必要とされていない。
そこが、大きな壁なのよね・・・。
でも、次の代にはまた事情が変わるかもしれないから、せめておとんの孫の代まで繋げたい!!!
あと何年かなぁ。。。(笑笑)

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◆6.一番作りたいお茶

★【老茶樹】=「南山の老茶樹」。。。私が一番作りたいお茶です☆

しかし、今春は作れませんでした。
いくら私の中で優先順位がトップでも、天と地とのタイミングが合わなければ、お茶は作れないのです。

南山の【老茶樹】たちは、おじいやおとんが先祖から受け継ぎ、ずっと管理を続けてきた茶樹。
植苗したのが誰なのか、いつの時代に植えたのか、今となっては永遠の謎♪
おじいでないことは確か、おじいが小さい頃にはすでに老茶樹だったから。(笑笑)
老茶樹の中の老茶樹!!!

今秋こそ、きっと☆

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◆7.さようなら「おとんの初代樹」

さあ、この話を書いておかなくちゃ・・・、ちょっと気が重いけど、記録&記憶。

本来の「おとんの初代樹」は、本当は別の樹です。
【凛王】の樹より数年前に、おとんが初めて植えた苗、生きていたら35歳超えの大物老茶樹☆


この事件は、昨秋のぶろぐでちょっと書いた。
が、あまりのショックで・・・、詳しく書かなかった。
今も、時がたつほど失ったものの大きさにショックで・・・、うまく言葉が出てこない。

夏が終わり、秋茶の芽が動き出す頃、おとんとの電話で、知った。
気がついたときには(新芽の発育状態をおとんが見に行った時)、時すでに遅し。
一本も残っていなかった、根こそぎ抜かれていた。
その茶樹は、おとんと私が作ることになっていた。
そこには、もう新しい苗が植わっていた。
やったのはうぇいうぇい、おとんの息子。
うぇいうぇいが工人達に指示して、そうした。
数年前おとんは、茶樹の管理を、うぇいうぇいに完全にバトンタッチした。
だから、一家の舵取りは彼、文句は言えない。
言ったところで、すでにどうすることもできない。
おとんの連絡ミスなのか、うぇいうぇいの記憶ミスなのか、、、はたまた何なのか。
とにかく、恐れていたことが実際に起こった。
大物老茶樹、一地点・・・絶滅。

本来の「おとんの初代樹」が抜かれ、そこに植えられていたは、「おじいの初代樹から作った苗」。
2代を捨てて、3代を・・・。
老茶樹殺して、苗増やす・・・。
「永遠に増やせない2代樹」を根こそぎ抜いて、「いくらでも増やせる3代樹」を隙間なくびっしりと・・・。
ありえなさすぎて、言葉が出ない。
いや、うぃいうぇいの事情はよく分かるんです。
でも彼は、私がどれほどショックを受けたか想像できないだろう。
というより、なぜショックを受けているのかさえ全く理解できないだろう。


しかし、そこまでの衝撃を受けて、そのまま黙って終わらせるわけがない。
無くなった命を無駄にはしない、今ある命を守る盾として、生かす。
それに、この事件をきっかけに、おとんと私はこれまでにない程、意気投合した。

おとんと私は深く話し合い、その後おとんは、他の家族の同意と合意も得た上で、うぇいうぇいに約束させた。
自分と愛子がいる限り、ふたりに相談なく「今後一切茶樹を抜かない」&「愛子希望の老茶樹を摘まない」ことを。
はてさて、その効力も一体いつまで。。。
それでも、打てる手は打っておかないと、また同じことが起こる。


こうして、「本当のおとんの初代樹」は、昨年この世から一本残らず消滅しました。
と同時に、その痛みを以て、他の大物老茶樹たちを抜樹の危機から守っています(現在進行形)。

そんな流れがありまして、おとん植苗で現存する最古の茶樹を「おとんの初代樹」、と呼ぶことになりましたっ☆
どうぞお見知り置きを~♪(笑笑)

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はああ。。。今春もいろいろ、ありましたねえ~~。
今秋もきっと、何かしらあるんだろうなあ。。。(笑笑)

それでは、みなさま!
「14春茶飲みながら14秋茶参戦ー☆」、よろしくお願いたしまーーすっ!!!メール待ってま~~すっ♪

14春鉄観音≪手工の特別セット≫ へ続く。

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