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10春天♪碧螺春・龍井 Archive
春が来た
- 2010-03-27 06:00:55
- 10春天♪碧螺春・龍井
突然、わたしに春が来た。
びっくりするくらい突然、心に春が来た。
10春天、どうしたら好いのか、ずっと考えていた。
でももう考える必要はなかった。
それが10日ほど前。
そうとなったらダッシュ。
考えている猶予はなかった。
碧螺春&龍井、どうしたら好いのか、何か道はないか、何か方法はないか、
自分はどうしたいのか、そのために何ができるのか、本当に長い月日、真剣に考えていた。
考えながら、問いかけながら、心が導かれるのをずっと待っていた。
でも、答えはみつからなかった。
まだ見つからない。
でも、ひとつだけ分かっていることはある。
まずそれを伝えなければ。
後のことはその後考えれば好い。
心の声に従ってひとつひとつ真剣に動けばいつも自然と導かれていく。
心が一度こういう状態になったらもう考える必要はわたしにはない。
とにかく行く。
東山おとんと翁家山おじちゃんに会いに行く。
伝えるために会いに行く。
あとのことはそれからだ。
杭州より
- 2010-03-27 23:59:20
- 10春天♪碧螺春・龍井
杭州です。
暗くなる前に着いた。
とにかく出発できて、とにかく到着した。
2晩寝ていない。
すでに3晩目。
まだ眠くならない。
いや横になればそのまま落ちるだろう。
でも碧&龍について茶友のみんなにも伝えたいことがある。
それをまだ書いていない。
まだ伝えていない。
それが非常に気になっている。
どこからどう書いたらよいのかわからない。
いっぱいあって、ありすぎて、ちょっとの時間なんかじゃ書けなくて、
そのまま今日まで来てしまった。
もう杭州に来てしまった。
明朝には翁家山に行く。
結論から先に。
【10碧螺春&龍井の《心の隊員》は、募集しません。】
10碧螺春&龍井《心の隊員》募集しません
- 2010-03-28 05:41:05
- 10春天♪碧螺春・龍井
【10碧螺春&龍井の《心の隊員》は、募集しません。】
ぁぁ、、、言ってしまえばなんて簡単な、、、。
長い月日考えてきたのに、たった一行で終わるのね、、、。
募集しない理由は、「できないから」。
今年は碧&龍の《心の隊員セット》を、作って届けることができない。
すみません・・・とにかく今年は、私にその時間がない。
もしも時間があったとしても、難しいだろう。
来年以降も・・・。
できない原因は、4つ。
多方面でいろいろ説明したいけれど、行き着くところはこの4つのどれかに
当てはまるような気がする。
◆身が持たない
◆資金が追いつかない
◆幻になってしまった
◆優先したいことが他にある
特に05年以降、経済開放後の急激な変化の中で、私たちも多くの壁にぶつかってきた。
そのたびに、《心の隊員》として参加してくれた茶友たちと共に乗り越えてこられた。
しかし、もう追いつかなくなっている。
この5年の変化は、個人的にも特に深刻に感じている。
・国家標準と現行とのギャップ
・産地の環境、状況の変化
・物価の異常な上昇
・製茶技術の変化(龍井)
・国家標準の改定(龍井)
・生産地&消費者の意識変化
・市場取引価格への疑問(龍井)
・コストパフォーマンスの不満足感(明後龍井)
・好い状態で小分けする技術的な難しさ
・茶葉の貴重度が上がるに比例し長期化する製茶後作業、その時間確保の難しさ
・製茶後作業の長期化に比例し個人的な未収入期間が増え、私生活及び体調への影響
・他にもっと力を入れたいことがある
あげだしたら延々と出てきそうだ。
そんな感じで来年以降も《心の隊員》募集は難しいと感じている。
碧螺春&龍井《心の隊員セット》を届けるには、製茶後に膨大な時間が必要だ。
収灰(炒茶後の伝統工程)・最終審評・最終精製・小分け・脱酸包装、等々。
高級炒青類緑茶である伝統法の碧螺春&龍井には、製茶後のそれらひとつひとつの
精密な工程や作業が、その高価な品質に対して欠かせない非常に重要なキーワードになる。
その途中のどこかで少しでも手を抜いた瞬間、その高価に値しない内質に変化する。
そうなったら、元がどうであろうと関係ない、その茶葉はすでに終わっている。
しかし、それは一般的には分からないから、その状態で市場に出ることがほとんどだ。
でも私は、茶友に分ける以上、たとえ少量であっても絶対にそれらを欠かしたくない。
それができないくらいなら、やりたくない。
《心の隊員セット》には、その後、梱包・発送準備等々の作業も待っている。
飲み手の体に影響もなく、高値に値する内容まで丁寧な工程を施し、
その好い状態を壊さない小分け包装をし、無事にみんなに届けられるまで、
最低でも数ヶ月が必要になる。
そうやっても飲みたいほど、東山おとんの碧螺春も翁家山おじちゃんの龍井も、
私たちにとって魅力ある茶葉であることは今も変わりはない。
しかし今年は、どうやってもそれに割く時間を私が作り出すことができない。
個人的に夏までにやり遂げたい大きなことがある。
もしも今年私にそれがなかったとしても、難しかった。
形を変えれば可能かもしれない。
例えば、10心分くらいの小分けしない山分けの《小隊長セット?》とかなら可能かもしれない。
しかし、茶葉は更に究極のものだけに絞ることになるだろうし、小分けしない以上は
各自で酸素抜きできる環境を作る必要性があるから、グループであったとしても
対象となる茶友はかなり絞られ、とんでもない碧螺春好き&龍井好き向けとかになってしまう。
とにかく、小分けの必要がある《心の隊員セット》は難しい、それが現実だ。
形を変えれば道は見つかるかもしれないが、今はまだ分からない。
だから、約束はできない。
とにかく今までのままでは私たちの活動は続かない。
続けるために。。。
全滅になる前に。。。
かけがえのない何かを残すために、かけがえのない何かを切る必要がある。
そういう時が来ていることだけは、はっきり感じている。
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いつもサイトを見てくれて《心の隊員》として一緒に飲んでくれている茶友には、
ここ数年の変化でなんとなく感じるところがあったのではないかと存じます。
今年も碧螺春&龍井の《心の隊員セット》を楽しみにしてくれていた茶友には、
本当に申し訳ないです。
でも、できない。
悔しいけれど、続かない。
本当に申し訳ございません。
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炒ってまいりますっ!
- 2010-03-28 06:00:05
- 10春天♪碧螺春・龍井
《心の隊員》の募集はできないけれど、炒ります。
東山おとんも翁家山おじちゃんも『愛子の要求を満たす茶葉を製茶するための茶樹管理』を
一年かけて他とは分けて特別にしてくれている。
それを収穫期になって「いらない」なんて、言えるわけがない。
そんなこと、人の道に外れる。
まずは、東山おとんと翁家山おじちゃんに、状況の説明をきちんとしたい。
話すのはつらいけど、だからこそきちんと会って話す。
だから、来ています。
ということで、《心の隊員》の募集はしないけれど、茶葉はある。
けれど、今年は私個人でできる範囲で収めます。
そこに《心の隊員》を道連れにはできないよ。
だって考えているその内容。。。ああ言えない「隊長買い」。
まあいいや、その話は後、後。。。
とにかく自分ひとりで収まる範囲で精一杯やってみて、その後、何ができるか考えよう。
うん、そうしよう、そうしよう。
おとんとおじちゃんにきちんと伝えるべきことを伝えたら、後は炒りながら考えよう!
うん、そうだ、そうだ。
そしたらきっと手の中の茶葉たちが進むべき道を教えてくれるさっ!(笑笑)
うん、うん。
茶友のみんなにも言うだけ言った。
よぉ~~~し、じゃあ、とにかく炒ってみようっ☆
それではみなさま!
炒ってまいりまーーーすっっっ♪
第一天
- 2010-03-28 09:00:54
- 10春天♪碧螺春・龍井
今朝4時、12名の採茶工、杭州に到着、本日より本格的に開始。
歌おばちゃん&船おばちゃんふたりで、昨日27日少し摘む。
それまで収穫なし。
3月7&8日下雪、氷点下5~6度。
早品種の烏牛早、凍死で全滅。
43号、東南ほぼ全滅、西南生き残るが外形影響残る。
老蓬、あと1週間前後だろう、早発芽の数本だけ気候次第であと数日。
98年以来、12年に一度の大不作。
『あの年も虎年だった。』by翁おじ
産量がない、工人費アップ、炒茶工雇わない。
本年はおじちゃんひとりで間に合う。
採茶工到着して本年第一日目、の第一便。43号。
外質凍死影響あり、内質ほぼ影響なし。
外形影響で例年なら価格落ち、しかし品薄の本年、同日昨年比2倍以上。
筍干
- 2010-03-28 13:00:43
- 10春天♪碧螺春・龍井
手工炒茶マラソン大会
- 2010-03-28 14:00:03
- 10春天♪碧螺春・龍井
杭州の中国茶葉博物館の広場にて。手工炒茶マラソン大会。
明日がラスト。25日から5日間。
手工訓練を受け証書をもらった二級保護区(西湖龍井)各村の代表者、毎日16人鍋。
43号。
5日間で炒った全体(約100斤)をブレンド、大会終了後の翌日、30日午前に審評。
お世話になっている先生がその評委、一緒に審評しようと呼ばれている。
けど今春は時間が。。。どうしよう。。。
審査の時には炒茶は終わっているから、とりあえず様子見に。
梅家塢のおじちゃんに会いに行く途中、寄り道。
杭州のお父さんお母さんと同村の隊長発見、おしゃべり。
1鍋炒ってくれと頼まれる。
「これいくらだって?」
『一斤(500g)10000元(約15万円)だって。』
「【西湖龍井(二級保護区)】の【平地】の【43号】の【ブレンド】で?」
『1号(※)の【手工】だから、だって。』(※この場合は『出始め』の意)
翁のおじちゃんに毎年作ってもらっている私たちの龍井、
もしも市場に出したら今年どういうことになるんだろう?
【獅峰龍井(一級保護区)】の【高山】の【無農薬】の【老蓬】の【第一蓬】の【単独】の【手工】。
それにしても、【手工】の龍井、もはや博物館級?
全員、事前に手工訓練とは・・・普段だれもしていないから当然か。
麻雀大会
- 2010-03-28 15:57:50
- 10春天♪碧螺春・龍井
梅家塢。
梅家塢の大通りでは、観光バスや車が大渋滞、茶館は龍井茶を購入した客で大賑わいだった。
同時刻、村の中ではほとんど人を見かけない、炒茶の香りも漂ってこない。
代わりに、あっちこっちの茶農家でジャラジャラ言っている。。。
紅おばちゃん、近所で発見。
「おじちゃんは?」
『あっちの家。(で、麻雀中)』
どこの茶農家さんも、まだ収穫が始まっていない、収穫できる茶葉がない。
梅家塢は翁家山よりも深刻、凍死、大不作。
梅家塢3月28号
- 2010-03-28 16:00:44
- 10春天♪碧螺春・龍井
巡回、出発~。
茶摘の時期なのに、茶園に誰もいない・・・収穫できる芽がないから・・・。
あっちはどうだろう。
43号ほとんどダメだ・・・。 老蓬の高山はほとんど問題ない様子、だがまだ早い。
研究中
- 2010-03-29 09:00:59
- 10春天♪碧螺春・龍井
下午
- 2010-03-29 14:30:08
- 10春天♪碧螺春・龍井
ご近所
- 2010-03-29 14:45:29
- 10春天♪碧螺春・龍井
茶葉を迎えに
- 2010-03-29 15:15:40
- 10春天♪碧螺春・龍井
近所の人の畑、東南側。
く、くらい・・・春なのに、まるで剪定後の色合い。
今春、収穫なし・・・。
おじちゃんも一緒、だって家にはもう炒る茶葉がない。さっきので終了。
例年と比べものにならなくくらい少ない。
それでも、村の中ではまだ救われたほう。
通り道、歌おばちゃんの末の弟(松おじちゃん)の家によって、集まっていた村人たちとおしゃべり。
『愛子、これいらないよね?弟に売るよ。』
「うん、いらない、いいよ。」
こっち(おばちゃんが持ってた籠)を売ってあげる。
松おじちゃんとこの畑は東南側が多くて、烏牛早や43号が多くて、老蓬は何年も前に
ほとんど抜いちゃって最新の43号にしたから、80%はやられちゃって・・・炒る茶葉がない。
昨日、わたしの顔みたとたんに半べそで30分以上こぼしてた、雪が来る前に急いで
かぶせたけど、新しい苗も全部やられちゃったって・・・。
だから、老蓬を残さないと、ってあれほど毎年言い続けてきたのに。。。
あら、梅のおじちゃんの家の近所のおじちゃんも来ている。
向こうはこっちよりもやられているから、お客さんが来ても売る茶葉がなくて、
こっちに様子見&仕入れにきた、けどこっちだってそんなにない。
いきなり腕を引っ張られた。なに?籠離してよ、ちょっと。
『愛子、これ(わたしが持っていた籠の中身)俺に売ってーーー。』
「だめ」
『なんでー』
「わたしのじゃないもん、おじちゃんとおばちゃんのだもん」
『愛子からおじちゃんとおばちゃんに頼んでー』
「やだ」
『なんでー』
「おじちゃんとこも茶葉ないもん」
。。。本当はそれだけではない。。。
初釜中
- 2010-03-29 15:30:04
- 10春天♪碧螺春・龍井
んーーー♪ やっぱり素敵だ~♪
老蓬の手工、今年の龍井産地でまだこのひと鍋しか存在しないでしょう。
(右下:その中によく市場で見かける龍井茶(外地産烏牛早、機械炒)を置いて品比外形)
向かいのおじちゃんがやってきた。
取引所に炒りあがった茶葉をもって行く途中、ここで手工しているのを見かけて入ってきた。
みせてみせてー、袋の中身見せてもらう。 43号、3回目くらいかな。お~、なかなか。
くれた!すぐ飲む!
どれどれ。。。
品比。淹れはじめの時間が違うので、色は参考にならない。
どちらも43号、機械炒。
左:歌おじちゃんの、下午の 右:今いただいたの
やっぱり、歌おじちゃん、すごい♪
船おばちゃんと採茶工12名、帰宅。
でたーーー!!! ふっふっふ♪
歌おば「愛子ー、自分で精製してー。」
はーい♪
目立つこういうのを、取り除く。今年はこういう凍死部分が多少残っていても仕方ない。
逆に言うと、今年の第一蓬とかにこういう部分が少しもなかったら、それはおかしい。
見るべきところは、この部分をつきやぶって中から出てきた芽の部分の質。
そこが、香りや味わいになる、茶湯になる。
歌おじ『ひゃー、こーげちゃった~』
愛「はあ。。。どれどれ。。。ほんとだー。でも問題不大だね。かえってこのくらいのが
一鍋あったほうが香気が好くなるよ。あははー。」
翁土第一蓬
- 2010-03-29 20:00:44
- 10春天♪碧螺春・龍井
停工
- 2010-03-30 18:07:44
- 10春天♪碧螺春・龍井
昨日夕方、大気圧変化。
本日昼から雨、産量もないし、翁おじちゃん家は停工。
午前にあの審評を終えた先生と午後勉強会、
のあと食事、しながらまた飲む~。
テーマ:43号と老蓬
炒碧螺春中
- 2010-04-02 19:09:34
- 10春天♪碧螺春・龍井
碧螺春~♪
第1次精製(起鍋時篩茶)は2度。おとんと私の標準。
産地のどこを探してもこんな丁寧なことやっている人、誰もいない。
そりゃ~、碧螺春の重量が5gでも減ったら、収入が大きく減っちゃうものねぇ。
でも、篩茶で取り出したここにも品質に影響する部分が含まれているから、
おとんと私には欠かせない標準工程。
仕上がり量が減ることよりも、品質へ影響が出る方が嫌。
この後、品茶して、さらに第2次精製(審評後篩茶)を行う。
茶片~。自宅用。
本日の茶片は特別。昨日雨が降り始める前におかんが摘んだ芽が入っている。
摘み始めて1時間で雨が降ってきた、それっぽっちでは炒れないし、だからと言って
本日の茶葉のなかには入れられないから(普通は混ぜちゃう家がほとんどだけど)、
茶片の中に混ぜて『碧螺春入り高級茶片~☆』
明日は清明節
- 2010-04-04 09:31:32
- 10春天♪碧螺春・龍井
考え中
- 2010-04-04 12:00:27
- 10春天♪碧螺春・龍井
できた!
小花、宿題中。。。またちょっと行ってくるね。
愛「午後は大通りの工場まで一緒に「取材」に行こうねっ、がんばって終わらせといてねー。」
花『分かった!』
右手の向こうの山の向こうまで。 「楊梅の森」を抜けてるとこ。
ああ。。。碧螺春。。。なんとかしたい。。。なんとかできないか。。。どうしたらいい。。。
奇跡だ。。。このお茶は奇跡だ。。。こんなお茶が飲めるなんて。。。素晴らしい。。。
地球上にまだこんなものが存在するなんて。。。このおいしさ。。。他にない。。。
なんというばかみたいなお茶なんだろう。。。誰が信じるだろう。。。こんなこと。。。
こんなお茶がまだ残っているなんて。。。こんなものがまだ存在しているなんて。。。
受け継がれてきた果樹・茶樹・作り方。。。古代から変わらないこの精巧な作り。。。
これは大自然に生きる農民の知恵と労働努力の結晶だ。。。形に残せない宝物だよ。。。
ああ。。。このうまさ。。。この液体。。。奇跡だ。。。
息子は後を継がない。。。作れる人がいなくなる。。。おとん達が最後の代だ。。。
ある。。。ここにある。。。ひとりで飲みきれないくらいあるのに。。。
小分けする時間がない。。。私に時間がない。。。どうしよう。。。
飲む人がいなくなれば作り方が変わる。。。市場に合わせるしかなくなる。。。
私たちが飲めなくなったらおとんも作り方を変えざるを得なくなる。。。そしたら終わる。。。
もう飲めなくなる。。。地球上から消えちゃう。。。
いやだぁ・・・せめておとんが動けるうちは。。。あと何年ある。。。飲みたい。。。作りたい。。。
龍井・・・あれはもう仕方ない。。。でもこれは違う。。。違いすぎる。。。比較にならない。。。
このお茶は地上の奇跡だ。。。それを飲めるなんて。。。ああそれこそ素晴らしい奇跡だ。。。
なんとかしたい。。。じゃあどうすればいい。。。あーーー涙出てきた。。。
切ない。。。
着いた。 ・・・いない。
「おっとーーーん!!」 ・・・返事ない。
???
「風の高山」の隣に茶園開拓した近所のおじちゃん発見、苗の手入れしているところ。
「おとんみた?」
『いや、みてないよー。』
「ありゃぁ・・・ひどくやられちゃったねぇ。」
『今年はダメ、この場所の早発芽種は凍壊でほとんど収穫できない、もう必要ないから切ってる。』
「3年目?4年目だっけ?」
『4年目。こっちの種類はすでに2回収穫できた、早かったからすごい高値で売れたし、まあいいか。』
「あはは、ほとんど龍井43号じゃん。」
『そう43号、すごいなーこれ、じゃんじゃん出てくる、こんな産量が高い種類いままで見たことないよ。』
「あと4~5回は摘めるよ、痩せてるけど大きさ揃って出てくるはず。これ炒ると白毛が一杯出るよ。」
『ああ、でもそろそろ伝統種が発芽するし、もう特別な高値で出る時期は過ぎたから、いいや。』
「お金稼ごうと思ったら早発芽種を植えるしかないよね。けどこういう気候の年は全滅の危険があるんじゃない?」
『伝統種じゃもう食っていけないよ、産量低いし発芽遅いから高値にならないし。みてごらん、みんなやってるよ。』
「えー、おとんは100%伝統種だよー。」
『そうだな、そっちは伝統種しかないんだよな~、それなのにもう発芽してるんだよな~、すごいな~。』
ふふん♪だっておとんだもん。(※心の声)
「あれ。。。うははー、烏牛早じゃん、これ。」
『そうそう。そいつはとにかく早いなー、このあたりで一番早く発芽する。2月から動き出す。』
「そりゃそうでしょう。でも今年ダメだったでしょ?」
『ああ、一芽も収穫なし。』
「あちゃあ・・・。」
→アップ
そうか・・・しまった。
間違えた・・・こっちの山じゃなかった。
「楊梅の森」抜けて帰宅中~。
愛「場所間違えて高山行っちゃった。」
お『は~あ~、なにやってんだい。』
愛「あはは、ちょっと考え事しててね。じゃ、ちょっとおかんのとこ行ってくる。」
花『一緒に行くーーー。』
おかんを迎えに
- 2010-04-04 13:00:50
- 10春天♪碧螺春・龍井
大きな道路まで
- 2010-04-04 14:00:46
- 10春天♪碧螺春・龍井
さあ小花、出発しよう♪
おとんとおかんが私のためにとっておいてくれた昨年の楊梅、冷凍庫から出す。
夜に備えて準備。。。うふ♪
『愛子おばちゃん、これこれ!』 「馬蘭頭だ~♪食べたーい。」
「顔見知り」の家♪ ほら!声が聞こえる。 「お久しぶり~。」
おお。今春は子沢山だ♪
小花、今度はなに発見した?!
花花、あっちこっちで挨拶に忙しい。
途中で妹の家を通る、ちょっと寄って休憩中~。 花花(9ヶ月)の方がでかいけど弟。
いい子ね~♪元気だった?
弟と今春の状況等、情報交換中~。
満開の桃花はとっても愛らしい♪でも・・・くさい。けれど杏花は満開でも好香~♪
休憩終了、出発~。
←小心者のおこりんぼう。
↑ちびこ。臆病。手を離すと悲鳴をあげながら走り逃げてった。 にゃんこ。あ・・・失礼。
くろこ。ひとなつっこい。桃花がとってもお似合い♪お耳につけてあげる。
先行予約開始♪《碧の宝茶箱》と《龍の宝茶箱》
- 2010-06-05 10:22:04
- 10春天♪碧螺春・龍井
【追記】しばらくの間、この記事がぶろぐのトップページに残るように調整いたします。
何卒ご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。6月6日3:30
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投稿日時:2010年6月3日02:20
※《碧の宝茶箱》と《龍の宝茶箱》の内容詳細は、帰国後アップする予定です。
但し、《心の隊員》参加経験のある【すでに茶友】のみなさまの先行予約を、現在受付開始します。
【すでに茶友】 → 先行予約、メールにて絶賛受付中~♪
・メール件名:【宝茶箱】
・《碧の宝茶箱》×数量
・《龍の宝茶箱》×数量
・氏名&郵送先住所(前回から変更及び訂正のある場合)
・その他ご自由にどうぞ、もちろん用件のみでオッケーら☆
【これから茶友】→ 詳細&募集記事までいま少しお待ちくださいませ。
先にこの記事をご覧いただき、ご検討の程どうぞよろしくお願いいたします。
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伝統釜炒り緑茶を愛する全ての茶友&これから茶友のみなさま!
2010年の緑茶、
東山おとんの碧螺春&
翁家山おじちゃんの龍井。
古代から現代に生き残った奇跡のような本物の手作りのふたつの釜炒り緑茶。
今年は《宝茶箱》になりますーーーーっっ☆☆
・《碧の宝茶箱》30000円(4種:計105g (5g×1・25g×4))
・《龍の宝茶箱》60000円(4種:計105g (5g×1・20g×5))
碧&龍ふたつの《宝茶箱》の品茶希望者を、心の底から大募集いたします。
どうか、どうか、お好きな方は一緒に飲んでいただけますよう、心よりよろしくお願い申し上げます。
今年はこれまでとは違いますので、まずはこの記事を最後までしっかりと読んでいただけますよう
重ねてよろしくお願い申し上げます。
東山おとんの碧螺春は、将来がかかっています。
翁家山おじちゃんの龍井は・・・これが最後になります。
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◆《宝茶箱》◆
《宝茶箱》は、「続けられる方法」を考えた結果です。
今年お分けできる碧螺春と龍井は、それぞれ1種類のセット、《宝茶箱》のみです。
《宝茶箱》は、「予算もスペシャル」「内容もスペシャル」です。
シーズン前、碧螺春と龍井は、1セットをこれまでのような形で1心8000円の予算で収めることは
無理な状況になっていました。
そのため今年は、ここ(10碧螺春&龍井
《心の隊員》募集しません)にも書きましたように、
様々な状況の変化を考慮して《心の隊員》
を募集せず、とりあえず私たち個人の許せる予算の
範囲に収めてやれるだけやってみたため、種類も量も例年よりかなり絞られており、セレクトに
セレクトしたその等級は、極品の中の極品のみになりました。
予算の都合で、状況とコストパフォーマンスから絞り込まざるを得ず、例年なら外さないような
後半の茶葉は、今年はありません。
セレクトした収穫全体を1セットに当分して《宝茶箱》にしたいので、単品分けもありません。
《宝茶箱》は、様々な方向から検討して、「継続できる方法」を考えた結果です。
帰国後の詳細な審評及び精製・調合は、今年もほたかげさんが5日間協力して下さいました。
審評後検討に検討を重ね、ネックになっていた小分け包装の量を少なくするためにも、調合法を
工夫して種類を少なくし・脱酸小分け用のアルミガゼット袋の種類を変え・1袋の内容量を多くし・
作業効率の好いスタンドジップ型を利用し、等々、妥協できるぎりぎりまで工夫して、これからも
茶友とともに分け合える方法を考えました。
その代わり、選択肢はひとつ、その予算もこれまでより大きくなりました。
本音は、私は昨年のようなセット(09碧螺春
《心の隊員セット》・09龍井
《心の隊員セット》)で飲みたい・・・
しかし、気持ちはあっても、あのような形を完成させるまでには困難が多すぎて、現実的にはもう難しい・・・
そのため、あそこまでの形でみんなと分け合えたのは、昨年の《心の隊員セット》
が最後になると思います。
逆に、昨春はすでにそんな予感があったので、あそこまでできたのかもしれません。
これまでもいろいろ試行錯誤して続けてきましたが、今最優先したいのも「続けること」。
続けられる方法を考えること。
考えて実行してみること。
今年のこの方法が、共に飲んでくれる茶友たちに受け入れてもらえたら、細々とではあっても
きっと活動を継続できると思います。
ふたつの緑茶に同じように価値を感じて下さる仲間たちが集まって、来年以降の製茶に繋がることを
心から願っています。
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◆最後の龍井セット◆
しかし、残念ながら龍井は、別の意味でもう限界です・・・。
翁家山おじちゃんが、
毎年私たち指定の老茶樹で手炒してくれる老蓬龍井は、今年も本当に
素晴らしく、一口飲めば感動で体が熱くなり心は晴れ晴れとし「他のお茶なんかいーらないっ♪」
と、その時は本気でそう思ってしまうくらい本当においしいです。
しかし、その取引価格を聞けば笑顔は引き攣り・・・もう私は心からおいしいと笑って飲めなく
なってしまいました。いくらおいしくても、国における龍井の存在の特別性も理解できるけれど、
違和感が大きく膨らみ、もう私にはなにかが違うような気がするのです。
「それでも飲みたいか?」と自分に問うた時、返ってくる答えはいつも同じで、「その時間と製茶資金を
あっちの山に使いたいっ!」「あっちの山でもっと研究したい、集中したい、実験したい、挑戦したい、
追求したい、もっと飲みたい、もっともっと作りたいーーっ!!」。。。になってしまうのです。
いつのまにか、それより何十倍も何百倍も価値を感じる茶葉に私は出会っていました。
龍井用に毎日毎日努力して貯めている時間とお金、それをあっちに使ったら?。。。と考えると、
そこには心躍る笑顔と無限の可能性とわくわく感が広がってきて「ぜひそうしたいっ!」と、
なんの迷いもなく即答してしまうのです。
製茶の難しさや成功の手ごたえや喜び、茶友たちの笑顔ややりがい、そんな個人的な感情を抜いて、
客観的に冷静な判断をしても、総合的価値・コストパフォーマンス・将来的な楽しみ・飲みごたえ、等々、
どこをとっても今の龍井では横に並ぶこともできない・・・正直にそう感じてしまいます。自分がそう感じる
茶葉を、この先も仲間に紹介することに大きな疑問と非常に強い抵抗を感じていることに気付きました。
そのため、もうこのような形で公募して茶友と分け合うのは、今年を最後にしたいと思います。
これまで長い間、私たちと同じようにおいしさと価値を感じ、飲むことで製茶に参加してくださり、
方向性に賛同して応援してくださったり、この素晴らしい伝統の手炒龍井茶を事実上支え続けて
くださっていた茶友のみなさまには、本当になんとお伝えしていいか分からない・・・本当に、本当に
申し訳ございません。
翁家山おじちゃんの獅峰龍井は、私が一番最初に大陸で出会った&現場で製茶を学んだ茶葉で、
おじちゃんと私はこの10年、地点や手炒技術などの細かい実験や研究を毎春一緒に続けてきて、
今後それが続けられないのはお互いに口に出せないほど悔しくて、辛くて・・・けれど、国が変わる
勢いを止められないのも、その流れの中でお互いの立場ではどうすることもできないことがあることも
本当にお互い分かりすぎるほど分かっていて・・・。
来年以降は。。。状況次第でおじちゃんに手炒してもらって2~3種をこっそり・・・じゃなくて、ひっそり(!)
飲めたらいいなあ~(笑笑)と思っていますので、そこに便乗してくれる茶友がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひいつでもご連絡くださいませ☆
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それでは、【すでに茶友】のみなさま&【これから茶友】のみなさま!
2010《龍の宝茶箱》。
翁家山おじちゃん、渾身の手炒です☆
最後の龍井セットです、ぜひ飲んでください、よろしくお願いいたしますっっっ!!!
おとんの碧螺春は今年が正念場です。
この方法で今年一緒に飲みたい仲間が集まらなければ
来年以降は難しいでしょう。はっきり言うのは辛かったけれど、おとんにもそう伝えました。
しかし!!!
ここでも少し書きましたが、
私たちは、このおとんの碧螺春だけはなんとしても残したいっ☆
こんなばかみたいに奇跡のような素晴らしい緑茶は、地球上どこにもないと、心底感じています。
(※【関連記事】 『奇跡のお茶』:
ほたかげさんが書かれたこちらの記事もぜひご一読ください。)
このご時世にそんな茶葉に対するコストパフォーマンスの好さ、これにもありがたくて涙が出てくる。
なによりも、この液体は。。。魔物だぁぁぁ~~~♪
魔法のような奇跡の液体。。。少しでいい、毎年飲みたいっ!
おとんが動けるのはあと何年か。。。せめてそれまでっっっ、一緒に作りたいーーーっっっ!!!
2010《碧の宝茶箱》。
正念場です、東山おとん、一釜一釜真剣手仕上げです。もちろん、私も炒っています。
碧螺春の将来がかかっています、みなさま飲んでください、よろしくお願いいたしますーーーっっっ!!!
現在、先行予約開始ーーー☆ 。。。メールを心よりお待ちしております。
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※《碧の宝茶箱》と《龍の宝茶箱》の内容詳細は、帰国後アップする予定です。
但し、《心の隊員》参加経験のある【すでに茶友】のみなさまの先行予約を、現在受付開始します。
【すでに茶友】 → 先行予約、メールにて絶賛受付中~♪
・メール件名:【宝茶箱】
・《碧の宝茶箱》×数量
・《龍の宝茶箱》×数量
・氏名&郵送先住所(前回から変更及び訂正のある場合)
・その他ご自由にどうぞ、もちろん用件のみでオッケーら☆
【これから茶友】→ 詳細&募集記事までいま少しお待ちくださいませ。
先にこの記事をご覧いただき、ご検討の程どうぞよろしくお願いいたします。
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2010《碧の宝茶箱》
- 2010-06-23 03:26:06
- 10春天♪碧螺春・龍井
記
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(前略)
東山おとんの碧螺春は、
現在ほぼ存在することがない、茶樹の剪定も含め製茶過程に電力を
一切使わない、完全なる【伝統全手工】の【洞庭碧螺春】です。
数百年前から代々受け継がれてきた複合果樹園で、果樹と共生している実生の優良在来種の
新芽のみを使い、採茶後に人間の指先でひと芽ひと芽100%精製した後、数種の果樹の薪を
使いわけ、各薪の特性で火力調整する高温鉄鍋の中で、少量ずつ人間が素手で炒めて仕上げる、
伝統の手作り碧螺春です。
このような原料と技術の茶葉は地球上で他に類を見ず、また、生産量が一日数100グラム・
収穫日数が一年に20日前後のため市場に流通させることも不可能で、大変希少な茶葉です。
年々生産が難しくなってきており、また作り手であるおとんの年齢からも、今後の生産可能
年数に限りがあると考えられるため、この先は《心の隊員》のみにお分けし、《品茶セット》
は検討しません。
(後略)
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以上、「09碧螺春《心の隊員》謝々カード」より抜粋
※《09碧螺春:
心の隊員》のみなさまへお詫びとお願い
上記のように、昨年「この先は《心の隊員》のみにお分けし」と申し上げておきながら、
今年は状況が状況でそうも言っていられなくなり、
《碧の宝茶箱》はサイトを見てくださる
全ての方を対象に公募させてください。約束しておきながら本当に申し訳ございません。
どうかご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは、セット内容の詳細、ご紹介~~~♪
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【数量限定】◆2010《碧の宝茶箱》◆ 30000円(送料別) ※予約分で終了次第「終了~☆」と追記します!
2010東山洞庭碧螺春4種:計105g (5g×1・25g×4)
1.初釜★【分前☆】 5g×1 地点:高山・横山
0319&21byおとん
2.【明前 前期☆】 25g×1 地点:楊梅・筍子・横山・枇杷・蜜柑・高山
0322~29byおとん
3.【明前 後期☆】 25g×1 地点:横山・枇杷・蜜柑・高山・楊梅・筍子
0330&31byおとん/0402~05by愛子
4.【明后】
25g×2 地点:高山・楊梅・横山・筍子・枇杷・蜜柑
0406by愛子/0407~13byおとん
※楊梅=楊梅の森・筍子=筍子の山・横山=花の横山
枇杷=枇杷の里・蜜柑=蜜柑の園・高山=風の高山
☆=初摘 by=炒茶人
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2010年は、「全ての鍋が一番摘み」と言えるような驚異的な茶葉が揃いました!!!!
なんと今年の【明后】は、例年なら「明前前半」ですっっっ。
正念場の碧螺春セットはこの4種。。。「伝統四天姫」(笑笑)のみーーーー☆
今年は気候の影響で、5月の始めまで茶摘が可能でした。例年では考えられないことです。
シーズン全体の総収穫量は、結果的に例年とほぼ変わらなかったものの、芽の生長スピードが
非常に遅かったために、製茶期間が非常に長かったのです。
清明節前(明前茶)の茶摘日数は、例年より数日少ない程度だったものの、その収穫量は
例年に比べて極端に少なく、清明節後も新芽の生長スピードは緩やかで、谷雨になっても
まだ初摘みの樹がある状態でした。
例年だったら茶樹の剪定が半分以上進んでいる4月の末頃になって、やっと炒青(例年の
4月中旬頃)の状態に近づいたそうです。
日本でも今春は、桜の開花期間が各地で例年より長かったと聞きました。開花してからの
気温が上がらず生長停止したので散るまでが非常に長く、結果例年に比べて長期に渡り
花の姿を楽しめた場所が多かったようです。
近年では、入学式の時期にはすっかり散っていた桜も、今年は多くの学校で桜の花を
背景にした入学式が見られたそうです。前にそのような光景を見られたのは一体いつの
ことだったろうかと、しばらく考えてしまいました。
伝統種は、新品種とは違い、もともと時間をかけて少量ずつゆっくり発芽します。
気温上昇変化が少なかった今春は、例年に比べ生長に更に時間がかかったため、
日々の収穫量は非常に少なく、しかしそのお蔭で、おとん達は疲労を溜めることなく、
毎日丁寧な少量製茶を心がけ、それを最後まで一貫することができました♪
各茶葉の量は、収穫に比例してほぼ当分した結果です!
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お申し込み方法は、
こちらをご覧くださいませ。
東山おとんの碧螺春、 どうしても未来へ繋げたいっ!。。。どうぞよろしくお願いいたしますーーーっっっ♪
2010《龍の宝茶箱》
- 2010-06-23 03:32:39
- 10春天♪碧螺春・龍井
記
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(前略)
翁家山おじちゃんの龍井は、
すでに産地では見かけることすらなくなった、100歳以上の選抜
優良在来種=老蓬を、全工程を伝統手炒で仕上げた、【伝統全手工】の【獅峰龍井】です。
翁家山村は、龍井茶の国家一級保護区に指定されており、「渓水の山」「翁土の山」「香風の山」
はその中でも、今も将来も民家道路も作ることができない、開発禁止の特別自然環境保護区内です。
その特別な3地点に、先祖代々受け継がれてきた、希少な100歳以上の老蓬の、新芽のみを使い、
全手炒で仕上げた、伝統の手作りの龍井茶です。
このような原料と技術の龍井茶は、今では産地では作られておらず、本当に幻となってしまい
ました。今の中国では、作れば作るほど生産者側は赤字になり、ここ数年で、ほぼ100%の
龍井農家が機械導入し、同時に多くを改良種に植え替えました。私たちには、年々価格的に
オーダーが難しくなってきており、しかし、オーダーをやめれば、この3地点の老蓬も、
やむを得ずおじちゃんが改良種に植え替えるため、そうなれば、茶樹は永久にこの世から消え、
永遠に飲めなくなる茶葉です。
年々生産が難しくなってきており、また作り手であるおじちゃんの年齢から、今後の生産可能
年数にも限りがあると考えられるため、この先は《心の隊員》のみにお分けし《品茶セット》
は検討しません。
(後略)
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以上、「09龍井《心の隊員》謝々カード」より抜粋
※《09龍井:
心の隊員》のみなさまへお詫びとお願い
上記のように、昨年「この先は《心の隊員》のみにお分けし」と申し上げておきながら、
今年は状況が状況でそうも言っていられなくなり、
《龍の宝茶箱》はサイトを見てくださる
全ての方を対象に公募させてください。約束しておきながら本当に申し訳ございません。
どうかご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは、セット内容の詳細、ご紹介~~~♪
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【数量限定】◆2010《龍の宝茶箱》◆ 60000円(送料別) ※予約分で終了次第「終了~☆」と追記します!
2010翁家山獅峰龍井4種:計105g (5g×1・20g×5)
1.初釜【頂光★☆】 5g×1 地点:頂光の山(初登場!) 第1蓬 ★0329
2. 【翁土★☆】20g×2 地点:翁土の山 第1&2蓬
★0329.31.0403
3. 【香風 ☆】 20g×2 地点:香風の山 第1&2蓬 0331.0403
4. 【渓水 ☆】 20g×1 地点:渓水の山 第1&2蓬 0405.10
※★=初釜(頂光0329は朝摘み、翁土0329は昼摘み) ☆=初摘
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2010年は、「4つの伝説山の初釜」と言える神々しい4種の龍井が揃いました!!!!
最後の龍井セットはこの4種。。。「老蓬四天王」(笑笑)のみーーーー☆
今年は気候の影響により、第1蓬と第2蓬をあわせて、例年の第1蓬とほぼ同条件でした。
しかし収穫量は、第1蓬と第2蓬をあわせても、例年の第1蓬にも及ばない地点が多く、
第3蓬でも例年の第1蓬の条件を満たす樹が多く見られる地点もありました。
老蓬は、同じ地点で同じ手入れをしていても、樹の個性によって発芽開始時期やその芽の
生長速度に違いがあります。気温上昇変化が少なかった今春は、例年に比べ更に生長に
時間がかかり発芽タイミングの違いの幅も広かったため、おじちゃんおばちゃんにも時間の
余裕ができ、例年ならまとめて摘めるまで待つところを、例年より少し早めのタイミングで、
一番早く発芽した樹を第1蓬として、数日後に発芽した樹を第2蓬として、少しずつ丁寧に
摘み分けることができました♪
各茶葉の量は、収穫に比例してほぼ当分した結果です!
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お申し込み方法等は、
こちらをご覧くださいませ。
翁家山おじちゃんの龍井、 いつまでも茶友みんなの心の中に☆。。。どうぞよろしくお願いいたしますっ♪
【数量限定】2010碧螺春&龍井《宝茶箱》品茶希望者☆大募集~♪
- 2010-06-23 03:42:10
- 10春天♪碧螺春・龍井
【お願い】
まず始めに、必ずこちらの記事「先行予約開始♪
《碧の宝茶箱》と《龍の宝茶箱》」をご一読下さいませ。
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【数量限定】◆2010
《龍の宝茶箱》◆ 60000円(送料別)
【数量限定】◆2010
《碧の宝茶箱》◆ 30000円(送料別)
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記していきます↑↑↑
2010年春、
この気候は宿命なのか。。。最後の龍井セットにふさわしい、
まるで古代が蘇ったかのような素晴らしい緑茶気候の年でしたーーー☆
多くの場所で『今春は各産地が異常気候』と言われていましたが、それは違います。
少なくとも私が見てきた茶樹たちにとっては、この10年でもっとも正常に近い春です。
お気づきでしょうか。今春の製茶ぶろぐ(こっちでも、こっちでも)には、
それを物語る
画像が満載です。この先20年、こんな画像は撮影できないかもしれません。見事な姿です。
今春の気候は『現代の人間の都合には異常でも、自然界の茶樹にとっては正常』というのが、
茶樹と共に生まれ育ってきた各地のおとんやおじちゃん達、そして私にも共通の見解です。
今年『冷害』と呼ばれた春先の気候も、おとん達にとっては小さい頃を思い出すような
懐かしい昔馴染みの気候でした。『凍壊で新芽がほぼ全滅』と騒がれたのは、早く一斉に
発芽するように90年代以降人間が改良した新品種で、伝統種(在来種)はほとんど影響を
受けていません。伝統種は、自然の気候を察知し、気候に合ったペースで発芽していました。
もちろん、春先の霜降の影響で、伝統種も早発芽の芽が多少『凍壊』しました。しかし、
そのお蔭で後に発芽する芽が素晴らしい生長になったため、これを『冷害』とは呼びません。
伝統種は、新品種のように一斉発芽はせず、気候を探るようにゆっくり順番に発芽します。
気候に対して早く出すぎてしまった芽は『凍壊』し、その後発芽する気候に適した新芽に
栄養を蓄え生き残らせます。これは、昔から普通にある自然界独自の間引きのような現象で、
だからこそ、自然界のバランスは長い年月保たれているのだと思います。
異常だったのは、今春の気候ではなく、ここまで約20年の気候変化です。
おとん達が『こんな景色をみることができたのは20数年ぶりだ~』と、大変懐かしそうに
茶樹や新芽の見事な姿に日々見入っていた様子が、とても印象的な春でした♪
『明前茶』というものが、『現代の明前茶』とは違い、本当に希少で特別な存在だった古代。
その古代を彷彿とさせるような、20数年ぶりに訪れた2010年の春。
そんな年の伝統種で作った茶葉には、一体なにが起こると思いますか?!
はい。。。と~~~っても不思議なことが起こります。。。ぜひ召し上がってください☆(笑笑)
それでは、お待たせいたしました。
大打ち上げ花火のごとく、元気よくドッカアーーーンッと大輪で行ってみましょうか~~~♪
【翁おじちゃんの龍井】
とうとう幻になってしまいました!!!
正真正銘・・・最後の龍井セット☆
この箱を手にしたあなたが、歴史の最後の体験者ですっ!
どうか記憶してください、この香りを、この味わいを、この姿を、いつまでもあなたの心に。。。
消滅した歴史を後世に語り継ぐことはできるのか、2010年《龍の宝茶箱》
ーーー☆
【東山おとんの碧螺春】
ついに運命の別れ道に立ってしまいました!!!
風前の灯火・・・正念場の碧螺春セット☆
今なら間に合う、この箱を手にしたみんなで、今なら歴史を変えることができますっ!
どうか感じてください、この類稀なる奇跡の液体が、体に浸透していく、この魔法のような感覚を。。。
歴史を閉ざさず未来へ繋げることはできるのか、2010年《龍の宝茶箱》
ーーー☆
歴代の《心の隊員》のみなさま、そしてこれから茶友になるみなさま、準備は好ろしくて?(笑笑)
最後まで希望を捨てず。。。さあ行ってみましょうっっっ!
2010年碧螺春&龍井、ふたつの《宝茶箱》ご紹介& 大大大募集、現在開始~~~♪♪
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☆お申し込み方法
【これから茶友】のみなさまと【すでに茶友】のみなさまと、
整理の都合上申し込み方法を分けます。よろしくお願いします!
◆【これから茶友】のみなさま◆
新しい茶友、熱烈歓迎ですーーーーーー♪
品茶してみるっ♪から、
どうぞご連絡をお願いしますっ!
※品茶してみるっ♪は現在メンテナンス中ですが使えます。
但し、チェック項目未完成のため、
メッセージ欄を利用してご希望をご記入ください。
・《碧の宝茶箱》×数量
・《龍の宝茶箱》×数量
※品茶してみるっ♪を送信しただけでは、
お茶葉は届きません。
私からの返信「初めましてメール」が届きますので、それを必ず読み、
内容を理解しご了承いただければご返信ください。
お互いの連絡が取り合えるまでお茶葉は届きませんので、ご注意ください。
※お返事はすぐにできません。しかし、どんなに遅れても必ずお返事していますので、
ぶろぐで状況をご確認いただきながら、
お待ちいただけますようどうぞよろしく
お願いいたします。
◆【すでに茶友】のみなさま◆
どうぞ直接私に「メール」でご連絡ください。(お茶端会議室のメッセージはNG。)
その際、ご協力いただきたいこと。
・メール件名:【宝茶箱】
・氏名&郵送先住所(前回から変更及び訂正のある場合は、必ずその旨明記)
・他の茶葉の件とはメールを分ける。(見落とす可能性があるため)
・その他メッセージはご自由にどうぞ、もちろん用件のみでオッケーら☆
ご協力どうぞよろしくお願いいたしますっ!
※すでに先行予約済みの方で、 変更や追加がない場合は、再度メールする必要はありません♪
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☆お届け時期
・先行予約分 → 7月初
・6月末までのお申し込み分 → 7月中
・7月末までのお申し込み分 → 7~8月中
・8月末までのお申し込み分 → 順次
※ご希望者の必要量のみ小分け包装しますので、少しお時間いただきます。
※お届け時期のご希望がある場合は、ご遠慮なくお申し出くださいませ。
2箱以上ご希望の場合は、お届け時期を分けることも可能です。
※今春のおとんの碧螺春と翁おじの龍井が、一番おいしくなり始めるのはちょうど今頃からです♪
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☆その他
・ひとり上限:ありません♪
・募集期間:茶葉が終了するまで
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茶葉の内容詳細は、それぞれの記事をご覧くださいませ。
・2010《碧の宝茶箱》
・2010《龍の宝茶箱》
以上です。みなさまのご連絡を心よりお待ち申し上げております♪
夏が来たあーっっっ
- 2010-07-17 18:17:14
- 10春天♪碧螺春・龍井
ああ~~~、やばい、梅雨明けだぁ~っっっ。緑茶ーーー!!!
焦る、早く届けたいーーー、だって、夏だもん! 龍井ー♪ 碧螺春ー♪
あああーーー、緑茶飲みたいよねーっ♪
《宝茶箱》の茶友のみまさま!
待っててねーーー、やっと茶葉の作業ができる状態になった。ので、
今日から4連休(にして)、作業合宿します、してます。始まっています~~~。
海の日の発送目指していますっ、がんばります、待っててねーーー☆
届いていますか♪
- 2010-07-21 23:59:46
- 10春天♪碧螺春・龍井
宝茶箱茶友のみなさま!
お待たせいたしましたーーー☆
《碧の宝茶箱》&
《龍の宝茶箱》、海の日
(19日)に無事出発しました。
17日からkimiが3日間、18日からmireが3日間、この4日間は3人でがんばりました。
昨日には全員到着したと思います、届いていますかあああーーー、ザブ~ン♪
届きましたら、飲む前に、まずは中身の確認ですよーーー!!!
ふたつの《宝茶箱》
は、『金より価値がある』と言われている国家級茶葉だけが詰まっている箱です。
そのため、特にしっかり確認してくださいね。
全種類、1グラム違っていても一大事になる茶葉たちです。
間違い等発見されましたらいつでもご連絡くださいませ。
ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
ところで、気がつきました?
今回の「謝々カード」、文面がいつもとなんかちょっと違うでしょ~?!
基本的な製茶背景は昨年と同じなので省略して(笑笑)、代わりに私個人の
「感覚イメージ」や「感覚評価」をちょっと詰め込んであります~♪
茶葉の「事実」「情報」は、共有できるように、いつもどおり分かる範囲で細部まで書いています。
いつもは書かない「感覚イメージ(『それはまるで』からの一文)」は、宝茶箱の記念に書きました。
本当のことだし、茶葉から離れたイメージだから品茶の邪魔はしないだろうし、いいよねっ。(笑笑)
ただ、評茶の「感覚評価」は、いつもだったら意識して書かない部分です。
これから飲もうとしている人に向かって、私の立場で具体的な感覚評価を言ってしまうは、
飲み手の感覚を邪魔する行為なので、あえて言わないように常に気をつけています。
だってそれは、映画のラストシーンやそこに隠された意味などを、見るのを楽しみに
している人に対して、監督が先に全部言っちゃうようなものだもの。
予告編はいいわよ、わくわくするし楽しみが膨らむし、でもそれ以上は嫌よね。
特に、製茶&審評している側の私が、茶葉の具体的な評価を言葉で表現してしまえば、
飲む人によっては「そう感じなきゃいけないような感じ」になっちゃって、
自由に感じられなくなっちゃうし、自分の感覚を言い出しにくくなっちゃう。
それは、私が最も望まないことです。
ではなぜ、今回の「謝々カード」には私の「感覚評価」も文字にしたのか?
それはね、「宝茶箱の茶友」だからーーー♪
宝茶箱の茶友は、ここまでで10名ちょっと!!!。。。本当に限られた茶友なのです~☆
実は、募集記事から16日間、
誰ひとり、連絡がありませんでした・・・。
それはそれは見事に、おひとりも、品茶希望者は現れませんでした・・・。
きれいさっぱり、からっきし・・・ホホホ。
本当に大輪の花火を打ち上げて見事~に散っちゃった感じ~?
ワハハハハハーーー。
いや、笑いごとじゃないのよ本当は・・・わたし、正直言うと、真っ青よ・・・けれど、仕方ないもの。
そして17日目、ついにおひとりの希望者が現れたのですっっっ☆
どれだけ嬉しかったか想像してね。
結果、募集記事から発送までに品茶を希望してくださったのは、そのおひとりです!
他は、先行予約の時に連絡をくださった茶友たち♪
(それから、発送翌日の昨日、連絡くださったおひとり!)
しかし、「ああ、来る時が来たな」って、感じた。
10年懸命にしてきたけれど、私は伝えきることができなかったんだ、とも感じました。
碧螺春や龍井は、日本では難しい。
日本人からは、どうしても「お茶」として見られてしまう。
その感覚から抜け出せない以上、厳しいです。
碧螺春や龍井を、日本人感覚の「お茶」や「緑茶」と同じカテゴリーでみられたとしたら、
もうその先はないでしょう。
(どちらも分類すれば「緑茶類」ですが、そういうことを言っているのではありません、念のため。)
「緑茶」ではなく、「龍井」。
「お茶」ではなく、「碧螺春」。
「お茶を飲む」のではなく、「龍井を飲む」。
「緑茶を飲む」のではなく、「碧螺春を飲む」。
です。
その感覚は、大きく違います。
どちらかというと、滅多に手に入らない高級なワインやシャンパンを飲む感覚に近いです。
中国だったらそれが一般の感覚で「当たり前」「普通」なので、そこになんの説明も必要ないけれど、
日本ではそうはいかない。また、「国家標準」の茶葉がどれほどの存在であるかということを、
肌で感じている日本人も、またそれを説明できる日本人も、まず探すのは難しいことでしょう。
毎年、中国各地の茶葉が、国の発展と共に急速に変化する様子を目の当たりにしてきましたが、
それよりもなによりも、まずは茶葉に対する基本的な感覚や常識や文化が、
中国と日本とではどうすることもできないくらいあまりにも違いすぎることを、
この10数年で痛感しました。
「宝茶箱の茶友」は、簡単なことではないです。
飲む方も、作る方も、同じ。
ここまでして茶葉に向き合うことは、本当に簡単なことではないです。
だから、「宝茶箱の茶友」は、たとえ私が横でなにを言おうと、どこに何を書こうと、
ご自身の感覚でぶれずにいつも飲んでいることが想像できます。
はっきり言うと、飲むのに夢中で、何を言っても聞こえない人もいるし。。。あははーーー♪
なので、いいのです。
どうぞどうぞ、お茶会などで使えそうだったら「謝々カード」の私の言葉も、「ネタ」にしてください。(笑笑)
それから、謝々カードに書いたように。。。
【龍井】
お届けした105gの茶葉からは、「最高峰の作り手から生み出される最高級白ワイン
1ダース以上の量と価値と充実感ある液体」を抽出することが可能です☆
【碧螺春】
お届けした105gの茶葉からは、「世界が認めたプレミアムオールドビンテージシャンパーニュ
1ダース以上の量と価値と充実感ある液体」を抽出することが可能です☆
もしもその淹れかたが分からないときは、「準備」を整えていつでも直接ご連絡ください♪
「準備」するもの:グラス・茶葉・お湯・量り。以上~!
それでは、宝茶箱茶友のみなさま、ちょうどおいしい季節になっていますねっ!
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
私も飲むぞーーー☆
まずは、「おとんの極楽。。。じゃない、極上砕茶!」
これを飲めば、今年の碧螺春のレベルがどれほどのものであるかが分かる!!!
ああ恐ろしや~~~♪(笑笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《碧の宝茶箱》&《龍の宝茶箱》は、まだまだ募集中でーーーす!!!
ぜひご検討いただけますよう、ぜひぜひ飲んでいただけますよう、
どうぞよろしくお願いいたします♪
眠れる森の碧螺春
- 2012-03-20 17:14:43
- 10春天♪碧螺春・龍井
※この記事を書いた直後に、≪秘密の蔵出し茶≫のカテゴリーを作ることを思いつき、
「本物のおいしい洞庭碧螺春」を超破格で飲める素敵なセット(笑笑)を作っちゃいましたっっっ☆
みなさま、ぜひぜひ飲んでください、よろしくお願いしますっ♪
《2010眠れる森の碧螺春》ご紹介&品茶希望者募集
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先日、ちょっと考えるところあって、2年前の碧螺春を開けた。
2010
《碧の宝茶箱》の茶葉たちだ。
当時小分けした袋ではなく、当時「魔法」をかけて眠らせたまだ一度も開封していないロット保管用の袋を。
すごい香りがした。
最初に開けたのは【明后】。
開けた瞬間、最初だったせいかこれが一番驚いた。すごいフルーツの香りがした!
熟れたメロンが入ったフルーツボックスに顔突っ込んだみたいだった♪
次に開けたのは【明前 後期】。
フルーツを期待したのだが、花の香りがぶわっと広がった!
色とりどりのパステルカラーのフラワーブーケを鼻先に差し出されたようだった♪
最後に開けたのは【明前 前期】。
ふわ。。。作りたての砂糖菓子のような新鮮でとろんと甘い香り、表現できない!
春のあの穏やかな湖の中の果樹園の森の香りに意識が飛ぶ、蜜蜂たちの羽音が聞こえてきそうだった♪
たまらず飲んだ。
開けた順に、全部飲んだ。
驚いた、鮮度が好い、まるで新茶。
あまりにおいしくて、涙が出そうになった。
眠っていた碧螺春。
自分でも飲みきれず、飲んでくれる茶友を探しきることもできず、2年間眠らせてしまった。
生まれた春から数えて3度目の春がやって来る。
湯を差す前から香っている。
KIMIのくちづけで、私のくちづけで。
かけた魔法が解けていくように、それぞれのグラスの中で目覚めていった♪
飲めば体がぐんと春になった。
表情がぱあっと明るくなった。
KIMIが横で笑っていた。
わたしも笑っている。
魔法にかけられたみたいだ、今度は私たちが、碧螺春に♪
これ、黙って出したら、今年の新茶だと思われるだろう。
初夏頃に市場で売っているその年の碧螺春よりも、はるかに状態が好い。
保存技術の大切さ。
だがなんでも保存すればこうなるわけではない。
それ以前に、「保存できる茶葉」に仕上がっていることが必要で、その技術が難しい。
普通の茶葉ではこうはならない。
すごい、すごいやおとんの碧螺春、本当に素晴らしい。
久しぶりに見るグラスの中のその姿は、かわいくて、愛しくて、いっぱい詰まっていて、感動する。
お茶でこんなに感動するなんて、すごい。
本当は、碧螺春ももう難しいと感じていた。
心のどこかで、終わる姿を想像しかけていたような気がする。
でもこのお茶、やっぱりこれからも飲みたい。
おいしい、体が「おいしい」になる。
この時代に生まれ、今生きてこのお茶が飲めたことが、すごく嬉しい。
今年も飲みたい。
2年前の茶葉を飲んで強くそう思った。
10春は《宝茶箱》の最初の年。(ご参照:当時の碧螺春&龍井《宝茶箱》
募集記事はこちら)
最後の龍井の春でもあった。
岐路の年。
その年のおとんの碧螺春を振り返り、改めて、こんなに地球の宝のような素晴らしい茶葉はないと思った。
《2010眠れる森の碧螺春》ご紹介&品茶希望者募集
- 2012-03-21 10:08:27
- 10春天♪碧螺春・龍井
茶友のみなさま!これから茶友のみなさま!
お待たせいたしました。
先日、
隊員御用達茶の募集記事で【ちょこっと予告】した、新カテゴリーの≪秘密の蔵出し茶≫をご紹介します♪
(※カテゴリーは他に≪心の隊員茶≫≪隊員御用達茶≫≪品茶セット≫≪老茶(ビンテージ)≫等があります。)
≪秘密の蔵出し茶≫のカテゴリーでご紹介する茶葉は、分かりやすく言うと『訳あり』、ってところかしら。
しかし単なる『訳あり』ではありませんッ!
日本で唯一の、【国家一級の訳あり】です~~っっ♪(笑笑)
訳あって、「本物のおいしい洞庭碧螺春」を超破格で出しますっ!!!
セット名は、《2010眠れる森の碧螺春》~~♪
その内容は、2年前の「10東山おとんの碧螺春」~♪(※ご参照記事:眠れる森の碧螺春ぜひご一読ください)
当時「30000円」の《碧の宝茶箱》
から5gだけ抜いた内容(100g)を、「10000円」でお分けしまーすっ!!!
中国茶葉の国家機関の先生方もこの価格破壊にはびっくり~~っっ。
しかも、当時小分けした袋ではなく、まだ未開封の保存用ロットから新しく小分け包装してお分けしますっ☆
以前、研究のために依頼されて私が保存している過去の「東山おとんの碧螺春」を持参した際、
審評室に集まった専門家たちのほとんどが『これは新茶だ』『シールが間違っている』と言い、
数年前の茶葉だとは絶対に信じてもらえず、私は嘘つき呼ばわりされました・・・。
しかしその隙に、なぜか持参した茶葉はすっかり姿を消していましたアーッッ。
「それほど高い評価!!!」をいただける実力ある茶葉ですっっっ♪(笑笑)
実は、洞庭碧螺春は『世界で一番保存の難しい茶葉』と中国茶葉の国家機関でも言われています。
『5月になればもうおいしい碧螺春は存在しない』と当たり前のように会話されてしまうほど(※今の市場の現状)、
「おいしい状態のおいしい碧螺春」には製茶人に高度な個人技術が要求されるためその存在そのものが希少で、
国中のトップ茶葉が集まる専門機関の先生たちでも、現実にそれを飲める機会は少ないのです。
「本物のおいしい洞庭碧螺春」を一度きちんと飲んでみたかったみなさま!
でも《宝茶箱》では手が出なかったみなさま、大チャンスですーーっっ☆
いつか《宝茶箱》を飲みたいと検討中のみなさまも!
緑茶は保存できないなんて概念も吹っ飛び、安心して《宝茶箱》に踏み切る確認ができますーっ☆(笑笑)
もちろんすでにおとんの碧螺春大好きな茶友も!
すでにその実力を知っているみなさまにとっては、超ラッキ~~☆
みなさま、ぜひこの機会に碧螺春を召し上がってみていただけませんか♪
そして、どうか想像してみていただけませんかーー♪
《宝茶箱》の時に飲んだら、どれほど感動的で夢のようなおいしい体験ができたであろうことを~~~っっ☆
今なお飲めばおいしい笑顔になっちゃうこの茶葉から、それは十二分に想像できると思います。
ぜひぜひ召し上がっていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます♪
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【数量限定】◆《2010眠れる森の碧螺春》◆ セット:10000円(送料別) ※ひとり上限あり
2010東山洞庭碧螺春3種:計100g (25g×4袋)
1.【明前 前期☆】 25g×1袋
2.【明前 後期☆】 25g×1袋
3.【明后】
25g×2袋
※茶葉の詳細は、2010《碧の宝茶箱》
をご参照ください。
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★募集の補足★
・対象者:このサイトを見てくださるすべての方(【これから茶友(初めての方)】も大歓迎♪)
・ひとり上限:1箱(※ただし、過去に《宝茶箱(碧&龍)》参加経験ある茶友は制限なし)
・無くなり次第終了
・包装:《宝茶箱》と同じ25g形態(※画像こちらにあります)
、今回小分け分は各袋シールに赤ラインで区別あり
・梱包:《宝茶箱》と違い、簡易式の箱利用・クッション材不使用等、経済的工夫あり
・発送方法:1箱の場合はレターパック(500円)、2箱以上及び同梱茶葉がある場合はゆうパック
☆お申し込み方法
・【これから茶友】のみなさま:品茶してみるっ♪からご連絡をお願いしますっ!
※チェック項目がありませんので、
メッセージ欄にご希望数をご記入ください。
※品茶してみるっ♪を送信しただけではお茶葉は届きません
(お申し込み完了ではありません)。
数日内に私から「初めましてメール」が届きますので、その内容をご理解ご了承後ご返信ください。
「迷惑フォルダ」に自動振り分けされる場合がありますので、チェックを忘れずにお願いします。
お互いにメールで連絡が取り合えるまでお茶葉は届きませんので、ご注意ください。
・【すでに茶友】のみなさま:私に直接メールください♪
☆お届け時期
・3月24日付までのお申し込み分 → 3月末
・3月25日付~4月末までのお申し込み分 → 4月末
※お届け時期のご希望が先々の場合は、ご遠慮なくご相談くださいませ。
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記します↑↑↑
大丈夫、やけになった訳ではありません。。。(笑笑)
「こんなおいしい茶葉、誰かに飲んでもらいたいーーっっ!!」(※眠れる森の碧螺春ぜひご一読ください!
)
久しぶりにこの茶葉を飲んで、2日間飲み続けて、すっっっごくそう思ったのです。
緑茶の場合は、トップシーズンを過ぎたら価格等で処理するのが鉄則です。
どんなに状態が好くてもそこは2年前の新茶。
悔しいけれど、その時期に自分でも飲み切れず、《宝茶箱》の茶友も探しきれなかった。
トップシーズン時のあの感動的なきらきらの素晴らしさはもう再現できないけれど、
体に害はなく時間を経たことで体当たりが柔らかく味わいに深みが出て。。。おいしいよ~っ。(笑笑)
ひょっとしたら、『碧螺春に興味はあるけれど《宝茶箱》にはなかなか手が出せなくて、
でもおいしくて10000円で100gも飲めるなら、2年前のでもいいから一度本物を飲んでみたい~っ♪』
そんなふうに思ってくれる人がいるかもしれない?!、とも思ったのです。
それが例えおひとりでも、これが碧螺春を飲むきっかけになったら!!!
それで碧螺春を飲む人がひとりでも増えたら、これほど嬉しいことはないですーーー♪
もしも数名いたら!碧螺春のおいしさを再発見してくれたり、碧螺春を見直してくれたり、
とにかく碧螺春を好きな茶友が少しでも増えたらもう最高~、そこから製茶ぶろぐ見てくれたり、
もしかして今春の《宝茶箱》を検討してくださる人が現れちゃったりなんかしちゃったりしたらっっっ!!!
きゃああーーーっ、絶叫ーーー♪(笑笑)
あはは。。。とにかくおひとりでも碧螺春を飲んでくれる人が増えてくれるのが望みです。
飲めばおいしいのはきっと分かる、けれど、まずは飲まないと何も始まらないから☆
でも・・・もしかして・・・これで満足して今春の《宝茶箱》飲まなくなっちゃう茶友がいたりして???
あわわーーーッッ、そ、それは困る、どうしようーーッッッ・・・、と手が止まってしまったが、
それでも碧螺春を飲んでくれる人がひとりでも増えてくれることの方が嬉しい♪と思い直した。(笑笑)
それに、《宝茶箱》の時だけに体験できるあの感動的なおいしさは一度経験すると忘れられるものではない。
(たぶん。笑笑)
それと、もしかしたら、日本不景気だし経済的な事情で最近碧螺春飲みたくても飲めない茶友もいるのかも???
とちょっと思って、長い茶友なら茶葉の実力と状態の好さは知っているからもしかしたら喜んでくれるかも?!
そんなことも考えました。
理由はなんでもいいです♪
早春が詰まったような生命力溢れる芳醇な味わいは、ひと口飲んだ瞬間からきっと花のような元気が咲きますっ☆
1回3gで毎日飲み続けたとしても、1か月以上元気が続きますっ!!!(笑笑)
(※淹れ方はおいしい碧螺春の飲み方♪をご参照くださいませ)
これを飲みながら今春の製茶ぶろぐでご参戦いただけましたら、もう雰囲気抜群春爛漫~~~♪
みなさま、ぜひこの機会に召し上がってくださいませ。どうぞよろしくお願い申し上げます。
ついでに今年の《碧の宝茶箱》のご検討も。。。ぜひよろしくお願いしまーすっ☆(笑笑)
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