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2011年01月

心の追加☆募集中

今ならまだ間に合う☆10秋おとん鉄観音 《心の隊員》大募集中ーーー♪
ご興味があるかた、ぜひぜひ飲んでくださいっ。 よろしくお願いいたしまーすっっっ!


《心の隊員》のみなさま!
いよいよ春節(2月3日)が迫ってきました~~~♪
【一回目の《心の追加》 の締め切り】は、明後日【30日(日)お昼12時】です☆
それ以降の受付でも大丈夫~♪ただその場合は早くて2~3週間先のお届けになります。(予定)

《心の隊員セット》 《心の隊員オプションセット》の記事を、やっとやっと投稿できました。
大変遅くなりましたが、ぜひぜひ奮って心の追加を~~~。お・お・お願いいたしまーーーすっ☆
(それと、まだ新規隊員を募集することお許しくださいッ、スミマセン、お願いしますッ。)

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心の追加大歓迎中~~~♪ 

・心の追加をご希望の隊員は、30日(日曜日)の正午までにメール連絡ください。
 その分は週初め(予定)の「一斉発送」に間に合わせ、春節までにお届けしたいっ!

・『心の追加したい。でもまだ決められない。急がないからゆっくり決めたい。』
 そんな隊員は、30日(日曜日)の正午までに『ちょっと待ったメール』ください。
 発送ストップいたします。どうぞごゆっくりご検討ください。

・1~5心参加の隊員でご変更がない場合は、メールは必要ありません。
 30日(日曜日)正午までにメール連絡ない場合は、現時点のご希望数でお届けします。

・6心以上の隊員は、すみませんっ、全員メール連絡をお願いしますっ!
 30日(日曜日)正午までに、6心め以降のご希望を教えてください。

・心の追加は、今だけでなく後でも随時可能です。(※茶葉が終了していなければ☆) 

・30日(日曜日)正午以降のメール受付分は、早くて2~3週間先のお届けになります。

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ハハ、30日まで2日・・・ごめんなさい~。でも大丈夫ーーー♪
一回目の締め切りは【春節前の一斉発送に間に合わせるため】で、
《心の追加》は【随時受け付け】ますので、先にお届けした茶葉たちを飲みながら
マイペースでごゆっくりご検討くださいね。
(※基本先着順のため、種類によって終了する可能性があることはご了承ください。)

それよりも、この状況だと私たちの発送作業が間に合わないかもーーーっっっ。
今年は2月3日が春節で、昨年より少し早い・・・ひぃ~、あう~~~。
でも、出来る限りやりますっ!!
それでも、もしももしも、がんばってもがんばっても、ほんとーーーにがんばっても
無理だったら・・・春節には間に合わないかも・・・そしたらごめんなさいーッ。
でも出来る限りやってみるっ!!

作業チャンスは今週末。
そこを逃すと、次に作業できるのは、早くても2~3週間先の週末になってしまうっ。
ぁぁ~そしたら2月末の品茶会になってしまうじゃないかぁ~~。
(品茶会決定、ここまでメールくださった方、返事してないけど全員おっけー☆まだ募集中)
でも、ちょっと先にお引越ししちゃうので、週末の作業が終わったら茶箱は全部封印します。
そのため、次のお届けまでしばらく期間が空いてしまいます、すみません。
早くお手元に欲しい方は、30日昼までにご連絡くださいねっ♪

隊員のみなさま、毎度毎度のご協力ありがとうございます。
それではメールお待ちいたしております。よろしくお願いいたしまーすっ☆

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10秋《心の隊員オプションセット》ご紹介♪

10秋《心の隊員セット》 ご紹介♪の続きです。

《心の隊員》のみなさま!
お待たせいたしましたーーーっっっ。

10秋の《心の隊員オプションセット》は、たったひとつの宝箱~☆
今秋の特別研究対象茶葉を、ぜーーーんぶひとつの箱に詰めちゃったーーー♪
すっごい内容だよおおおお~~~。
【愛手王】に【野生茶】に【生態茶】に【老茶樹】!!!!
その4種類がぜーんぶ入って、しかも全種2袋ずつ入れちゃったっ、きゃああああ~~~♪

ところで。
最近【生態茶】と【老茶樹】に関することで「新事実」発見☆
それぞれ訂正したいことがありますのでこの場を借りてご報告いたします。
 ・【生態茶】の茶樹年齢(2010年秋現在)  ×2代15歳  → ◎2代25歳
 ・【老茶樹】の茶樹年齢(2010年秋現在)  ×2代約40歳 → ◎2代100歳以上(200歳超かも)
どちらも、これまでお伝えしてきたよりもっと年上だったの~~♪
ぬぁんと、【老茶樹】は「200歳超え」の可能性がーーー☆ 詳しくは後ほど。

さて、注意事項。
オプションセットは「特別研究対象茶葉」のため【6心め以降選択可能】です。
また《心の隊員セット》とはセット予算が違いますのでご注意ください。
「特別研究対象茶葉」については、08秋の記事で詳しく触れていますので、
08秋 《心の隊員オプションセット》ご紹介♪をご一読ください。
また09秋 《心の隊員オプションセット》ご紹介♪
 ◆【野生茶】
 ◆【伝承鉄】
 ◆手工肘
について書いてありますので、こちらもあわせてご一読くださいませ。

それでは、今秋のみの注意事項もありますので最後までお目をお通しくださいますよう、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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◆心の隊員オプションセット≪茶葉の恩返し≫ 4種♪計8袋 28200円(送料別)
                                 条件あり&数量限定

 ★【野生茶】7g真空×2袋 野生 野生茶樹年齢不詳    10月27号帯梗 ※含鉄観音外品種
 ☆【愛手王】7g真空×2杯  論上 2代7歳          10月20号帯梗 ※同原料機械揉あり
   【生態茶】7g真空×2袋 大樹 2代25歳         11月7号 帯梗
   【老茶樹】7g真空×2袋 南山 2代100歳以上年齢未詳 11月4号 帯梗 ※ 紅芽外鉄観音種混合

          ★=野生茶樹   ☆=手工(手揉) 

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※6心め以降で選択可能。
 6心めで選択した場合、「6心参加」ではなく、「フルセット:約8.5心参加」になります。
 ・フルセット:《心の隊員セット》全5種+《心の隊員オプションセット》

※手揉の手工茶葉【愛手王】を含むため、セット可能な数量に限界があり、先着順でなくなり次第終了。
 10秋の手揉はこの【愛手王】1種のみです!
 
※単品わけは4種ともあります♪
 但し、【生態茶】は極めて若干量の仕上がり、【愛手王】は更に少なく先着数名程の産量、
 そのためひとり上限設けます。

※条件あり=品茶会参加経験隊員 or 『いつかきっと参加するっ!』隊員

 これまで「基本手渡し」が条件だった茶葉、手揉みの≪手工≫【愛手王】が入っているため、
 条件ありにしました。
 手工は、その特性上、郵送困難で取り扱いが難しく、品茶方法等直接のご説明が必要で、
 これまでは品茶会等で直接手渡しできる方を対象にお分けしてきました。
 しかし、初めてのご紹介からすでに数年、小分け包装の方法を改良し郵送時の茶葉
 ダメージを最小限に抑える工夫ができたことと、手工の品茶経験がある茶友が
 増えてきてくれたため、今後は状況に応じて郵送させていただきます。
 初めての方やご心配な方は、どうぞご相談くださいませ。

※6心以上参加隊員は、全員メール連絡をお願いします。(迷ったらご相談くださいね♪)    

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◆【生態茶】の茶樹年齢(2010年秋現在)   ×2代15歳 → ◎2代25歳

これまでお伝えしてきた年齢より、10歳も年上でしたーっっっ☆
四半世紀だよ。。。すっごおおお~い♪

なぜこういうことになったかと言うと、生態茶園の茶樹は一度に全部植えたのではなく
後で増やした苗もあり、最後に植えた茶樹の年齢で私がご紹介してきたからです。

例えば、最初に植えた25年前が一期生だとすると、数年後にその横に数本植え、
更に数年後にまた数本植え、そうやって茶園を手入れしながら状況に応じて増やし、
最後に生態茶園に植えた苗が一期生から数えてちょうど10年後でした。
ということで、一番若い樹が10秋に15歳なのは間違いありませんし、
年が違ってもどれも生態茶園の樹で環境条件も手入れもほぼ変わりはありません。

08秋に初めて【生態茶】を単独製茶でお分けした時は、100%一期生ではなく
後から増やした樹も含め「生態茶園の全茶樹」で製茶したため、私はその中で
一番若い樹の年齢をご紹介時に用いました。
生態茶園のような茶樹は、老茶樹になるほど価値があがっていくため、例えば
20年樹と10年樹を混ぜて「原料10歳生態樹」と表現するのは好いとして、
それを「原料20歳生態茶樹」とするのはよくありません。他ではどうであれ、
おとんと私はしません。
もしも分量的に半々くらいだったら、若い方を優先して「10歳」として説明します。

今秋、ちょっと気になって、生態茶園の茶樹を数えて全体を比率計算してみたら、
9割以上が一期生!!!
半々どころか大部分が一期生じゃあないかあああ~~~♪
そうなるとちょっと話は変わってくるよ、あははっ!

もちろん、数パーセントは一期生ではないけれど、この場を借りてそれは説明した、
ということで(笑笑)、記録の意味でも今後【生態茶】は一期生の年齢で紹介します!
ご了承いただけますようどうぞよろしくお願いいたしまーす☆


話題がでたところで、ついでにこれまでの【生態茶】の背景をちょっと♪

おとんは何十年間もあちこち山を開拓して、最近まで一年も休まず苗を増やし続けています。
おとんが選ぶ地点は、一度に広範囲を開拓するのが難しい山頂に近い場所が多く、
一年かけて開拓した少しの範囲に植えられるだけの苗を少し植え、また翌年
その横から開拓して少し広げてはまた少し植え。。。
そうやって少しずつ少しずつ苗を増やしてきました。
いつどこにどのくらい植えたか、おとんはその一本一本すべてを記憶しているの!!!
すごいよね~~~っ♪

【生態茶】は、1986年におとんが植えました。
その時植えた茶樹の原料だけで単独製茶をしたくても、本数が少ないために
現代の加工法である機械揉みでは青葉が最低基準量にも足らず加工ができません。
そのため【生態茶】は作れず、摘んだらその日の他の原料の足しになっていました。

単独で仕上げるためには、昔のおとんと同じように私が手揉みで作るしかありません。
そうすれば可能です。。。そ・そうねぇ、可能か不可能かと言われれば可能です、
が、機械で揉むには少なすぎるけど手工にするにはちょっと多すぎる、ひとりで
全部仕上げると体への負担が大きすぎて。。。もしも、条件が整っていれば
(睡眠足りていて体力も気力も十分で他に仕事なくて次の日なにもなくて
終わったら2日くらい寝込んでも好くて、って感じの条件。)そうすれば、
がんばればなんとか。。。というくらいの量なのです。
このパターンが、昨年の09秋の【手工生態茶】でーす☆

あるいは、非常に非常に高度な技術と仕事意識の高さと長時間集中力のある
「工人」を見つけ、付きっ切りで指導し励ましながら最後まで仕上げる。
これなら機械揉みでの仕上げも不可能ではありません。
が、現状そういう工人は、なかなかみつからない・・・。しかし!!!
なんと今秋、10秋の【生態茶】がこのパターンですーーーっ☆

その10秋【生態茶】、本当にすごい茶葉に仕上がっちゃったの。
【生態茶】をここまでの外形に仕上げられるのは、もう二度とないかも。
これがどれだけ難しくてすごいことか。。。
いや、その外形もすごいのですが、この内質。。。できれば出したくないよ。(笑笑)
あの「露水事件」の続きを投稿していないので、あの後に何が起こってなにがどうすごいのか、
分からなくて申し訳ないのですが。。。飲んだら分かりますっ!
全ての印象が他の茶葉とは明らかに違うからっ!!
私、これ、本当に一生とっておきたいなあ。。。
もしも誰かが単品で欲しいって言ってくれても「ダメ」とか言っちゃいそう。(笑笑)
嘘ですよおーっ、確かに量が無いからひとり上限設けても先着順になるとは思いますが、
こういう茶葉こそ《心の隊員》に飲んでもらわなければーーー☆
「もう一度」はきっと無いです。飲んでください。

初めて飲んだとき、「これって。。。生態茶の恩返しだ。。。」そう思いました。

 

◆【老茶樹】の茶樹年齢(2010秋現在)   ×2代約40歳 → ◎2代100歳以上(200歳超かも)

南山の【老茶樹】のことです。これびっくり~~~☆

90年程前、すでに100歳くらいの老茶樹であったことを「覚えていた人」がいた!!!
「彼」が5歳の時にはすでにかなり大きな(当時は今のように剪定していない)茶樹で、
父親に付いて薬用茶用の茶摘みに山に入るときここにも毎年来ていたそうだが、
小さい頃は手が届かず、大人たちは数名で立って囲んで摘んでいたそうな。
その「彼」の父親もその父親(「彼」の祖父)からこの場所を教えてもらったそうな。
その前は不明。

ぬぁんと「200歳超え」ている可能性が大大大ーーーっっっ☆

これって、安渓鉄観音として大変なことで、ものすっっっごい貴重中の貴重茶樹!!!
ひー大変っ大変っ、何が大変って、かの国の茶葉コレクター達に知られたら
ほんとおおおーーーに「大変なこと」になる(今スゴイんです)。
なので、茶樹の場所は絶対に絶対に絶ーーー対に人にばらしちゃダメよっっっ。
飲めなくなっちゃうの嫌だからね、内緒ですよおおおーーー!!!
しぃぃぃ~~~。
それから、作っているときはとにかく「ポーカーフェイス」っ!!!
絶対に絶対に絶対に嬉しそうにしたり喜んじゃったりしちゃダメなのっ。
現場に製茶経験がある人が通りすがりにでも立ち寄ったりしたら、特に要注意。
詳細まではわからなくても香りが他の茶葉とは違うくらいすぐにばれるから
『あれ?この茶葉好い香り』『出来上がったら少し頂戴』『この茶葉どこの?』
ってことになるからーーーっっっ、知ってても言っちゃダメだよ!!!
そういうときは『一般だね』『あーこれ失敗』『大したことないね』『全然ダメ』って、
がっかりしたようにため息ついて興味なさそうに一回その場を離れるの、おっけーら?

さて話は戻して、「200歳超」の可能性たっぷりあるのですが、
それを最初からずっと見てきた人はいないので(笑笑)、年齢未詳。
ただ「はっきりした」のは「100歳は悠に超えている」ということ。
なので、とりあえず今は「100歳以上」にしておきますっ!
ご了承いただけますようどうぞよろしくお願いいたしまーす☆


「彼」「覚えていた人」とは、みなさんもご存知の人!
そう、おじいのことです☆

今からちょうど一年前、2010年春節前、おとんが2代苗(通称おじいの苗)を
植えている数日間、おじいは横でそれをずーーーっと見ていたそうですが、
ふたりの話題は秋(09)に私が作った南山(※地名はサイト上のニックネームです)の
【老茶樹】の話題になったそうで、おとんが『40年近い老樹なのに云々』と言ったら、
『おいおい息子よ、あそこは40年どころじゃなくてもっと古いぞ、確かあれは。。。』
という感じで、みんなで思い出話が始まったそうです。

おとんはあまり記憶になかったそうで(自分で植えた樹じゃないから。笑笑)、
その数日後の春節直前におじいは逝ってしまったので、この情報はおじいからの
素晴らしい置き土産ですねっ☆


◆その他

【野生茶】と手工について。
これまでたくさん書いてきたので、今回は省略させていただきまーす♪(笑笑)

あ、ひとつだけ!
今回の10秋【愛手王】の香気、ちょっと注目してみて~☆
特に温香(温度がやや下がった「熱くない」くらいの時)の茶湯(茶葉ではなく液体)の香気。
とってもおいしそうなタイムリーな「あれ」の香りにそっっっくりーーー!!!
ここまで飲んだ人100発100中、その香気が確認できた瞬間、
『あれっ♪』『うわ♪』『ほんとだ♪』ってとっても幸せそうな笑顔になったの~☆
なんでだろう。。。「あれ」の香りって魔法なのかな~♪

※「あれ」のヒント:2月14日

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ひとりでも多くの《心の隊員》がこのセットの茶葉を飲んでくださいますよう願います☆

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10秋《心の隊員セット》ご紹介♪

《心の隊員》のみなさま!
大変お待たせいたしましたーーーっ。
10秋おとん鉄観音《心の隊員セット》ご紹介で~す♪
《心の隊員》限定の《オプションセット》は別アップでご紹介します。

10秋も《心の隊員セット》は《第5の心》まで。
「5心で一巡」+ 「オプションセットひとつ(28200円)」になりました~~~☆

実は《第5の心》が「ビッグボーナス付き」になっちゃったっ!!!
予算を大きくオーバーして、10000円のセットにしてしまいましたーーーっっっ。
ここまで飲んでくれる隊員にどーしてもその2種は同数を飲んで欲しかったのです。
でもどーやったって予算内には収まらず、でもどーしてもどっちか削ることも出来ず、
ひとつ削ったところで・・・だし。自分が納得できる方法はただひとつ。
えーい、全5心隊員ボーナスだあーーー♪
そうなると4心隊員はもったいないのでぜひぜひ5心めも飲んでくださーい!(笑笑)

注意事項がいくつもありますので、最後までよく読んでくださいね。
それではどうぞよろしくお願い申し上げます。

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☆10秋《心の隊員セット》全5種。
 
1 ≪第1の心≫
2 ≪第2の心≫
3 ≪第3の心≫
4 ≪第4の心≫
5 ≪第5の心≫

※1セット=1心=8000円(送料別)

※ご希望は選べません。

※5心までの参加隊員へは、≪第1の心≫から≪第5の心≫まで順番にお届け♪
  例:1心 → ≪第1の心≫
  例:3心 → ≪第1の心≫+≪第2の心≫+≪第3の心≫

※6心以上参加隊員は、6心め以降ふたつの選択肢があります。
 ・6心めを≪第1の心≫に戻ってローテーション。
 ・6心め以降《オプションセット》を選ぶ。この場合は予算が変わりますのでご注意!

※6心以上参加隊員は、全員メール連絡をお願いします。(迷ったらご相談ください♪)

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1≪第1の心≫ ~おとんの秋~ 6種♪計9袋

  【31号】  7g真空×2袋  坑下 2代4歳   帯梗 おとん
  【111号】 7g真空×2袋  坑下 2代4歳   帯梗 おとん
  【29号】  7g真空×2袋  坑上 2代5歳   帯梗 おとん
  【28号】  7g真空×1袋  坑上 2代5歳   帯梗 おとん
  【11号】  7g真空×1袋  粗下 2代5歳   帯梗 おとん
  【19号后】 7g真空×1袋  昔角 2代18歳  帯梗 愛子

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2≪第2の心≫ ~愛子の秋~  4種♪計6袋

  【30号】  7g真空×2袋   坑中 2代5歳   帯梗 おとん
  【20号】  7g真空×2袋    論上 2代7歳  帯梗 愛子 ※同原料「手工」 あり
  【16号】  7g真空×1袋  坑中 2代4歳  帯梗 愛子
  【14号】  7g真空×1袋   坑上 2代4歳  帯梗 愛子

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3≪第3の心≫ ~ミネラルの山~ 3種♪計6袋

  【10号】  7g真空×2袋    粗中 2代5歳   帯梗  おとん
  【18号】  7g真空×2袋   坑中 2代4歳   帯梗 愛子
  【13号】  7g真空×2袋   鏡尾 2代4歳   帯梗 おとん&愛子

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4≪第4の心≫ ~秋めぐり~ 3種♪計5袋
 
  【112号】 7g真空×2袋    星田 2代7&8歳  帯梗 おとん
  【19号先】 7g真空×2袋    昔角 2代18歳   帯梗 愛子
  【 7 号】  7g真空×1袋   論下 2代6歳    帯梗 おとん

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5≪第5の心≫ ~ふたつの茶王~ 2種♪計4袋

  【17号】  7g真空×2袋  坑中 2代4歳   帯梗 愛子     
  【 9 号】  7g真空×2袋  粗上 2代4歳   帯梗 おとん   

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◆全5幕の秋物語&スピンオフ物語(※出だしの文章はこちらと重なります。 )

10秋の《心の隊員セット》は、「ドラマごとにまとまったっ!」という感じ。
ドラマ、というかテーマ、というかストーリー、というか。
どのセットにどの子が入るかのセット組みは、収穫量の関係でほぼ決まるのですが、
そうして組み合わされた内容を見てみると、私にはそれぞれのセットにドラマが見えたーっ♪

≪第1の心≫には≪第1の心≫のドラマが、それが更に≪第2の心≫のドラマに展開し、
そしてまた≪第3の心≫≪第4の心≫へと、セットが進むごとに次々に展開するの!
ひとつのセットはまるで舞台の「幕」のよう!
最後の5幕を開け≪第5の心≫を飲み終えると。。。「10秋物語完結~♪」

《隊員オプションセット》は「10秋スピンオフ物語~☆」ってとこね。(笑笑)

もちろん≪第1~第5の心≫それぞれが、単独のドラマとして楽しめるのー♪

私に見えたドラマが伝わりやすいように、それぞれの心に「~副題~」つけました!
そんな視点でひとつのセットを飲んでみるのも、茶葉たちそれぞれの個性が光って
おいしさが何倍にも膨らむ気がするー♪


◆登場茶葉18種による5つのドラマ。

それぞれからどんなドラマが見えたか?へへ、そうね、軽~くご紹介しちゃおっかなあ~~~。
あははーっ、興味なかったら飛ばしてねっ。始まり始まり~♪
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 ●≪第1の心≫ ~おとんの秋~ 
 ・おとんのやさしい人柄が伝わってくるにっこり朗らか「なごみ系」セット~♪

 晴天が安定して続いた美しい秋の頃に、おとんが単独製茶した5種の好茶が大集合~☆
 そんな平和な日々に突然まったく毛並みの違う茶葉が現れたーーーっっっ?!

 製茶が始まったばかりの第4日目の1種と、終盤の大晴天が続いた時期の4種。
 このとき私は、まだ到着していないor一時帰国で現場にいない。
 香りが好く朗らかな質、それでいて違う特徴を持つ素晴らしい好茶が5種揃い、
 おとんが好きな製茶の特徴がよく出ていて、楽しそうに製茶している姿が浮かぶ。
 どれもほっとするような芳香と暖かさに満ちていて、あの山の家に帰ってきたような
 あの空気の中でおとんと一緒にお茶しているような、穏やかで幸せな気持ちになる♪

 「同時期」「同作り手」「同山原料」でありながら「違う特徴」の数種の茶葉は、
 終盤に差し掛かった秋が日1日と進むにつれ変化していくその香りや味わいの中に、
 移ろいゆく季節を感じる楽しさがあり、飲むたびに出会う新しい発見に心踊り、
 まるで秋晴れの山で夢中で紅葉狩りしているかのようで、いつまでも飲んでいたくなる。
 また、同じ作り手による時期違いや地点違いなど、楽しみ方は幾通りにも広がる。
 5種飲み終えた頃には、日ごとに紅が増していく雄大な秋の山景色が心の青空に浮かぶ。
 
 シーズン開始『もうすぐ愛子が来る~♪』とわくわくしながら張り切っている頃の
 おとんの茶葉と、一時帰国で『愛子がいない…極品ができなかったらどうしようーッ』
 シーズン後半の疲れとひとりプレッシャーの中でがんばっている頃のおとんの茶葉、
 この対比、おとんの素直な表情がそのまま茶湯に出ていて好感のもてるおもしろみがある。


 そんな和やかな日差しの中に、突風ひとつ。
 どこから飛んできたのか、まるで異色の茶葉が飛び込んできたーーーっっっ。
 なに?なんで?なんでこんなに違うの?えええーーー、うおおお~~~。
 これは突風のいたずらか、それとも嵐の前触れか。。。ざわざわざわ。。。

 どよめきと共に第1の幕が下りる。 ≪第2幕~未知の惑星~≫へ続く。

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 ●≪第2の心≫ ~愛子の秋~  
 ・『愛子ならでは(byおとん)』体の芯から燃えちゃう「代謝アップ系」セット~♪

 湯を注した瞬間空気が変わる愛子単独製茶の3極品、いきなり登場~☆
 血は廻りコリはほぐれ、まるで温泉ぽっかぽか~、そこに一呼吸おとん湯も仲間入りー!

 愛子が作る鉄観音の代表的な特徴が好く表現されている3パターンの成功茶葉。
 おとんとの個性の違いが分かりやすく、熱き製茶バトルが目に浮かんでくる。
 同じ条件下でも作り手によってまるで違う表情に仕上がるそのバラエティー感に、
 可能性への興味は尽きず想像は膨らみ果てしない。

 3者3様の富んだ表情の中に、初日から日に日に重ねた努力の形跡が見える。
 絶好の高気圧から台風直撃が近づく気候変化の中、感覚の冴え度、気合の増し度、
 工夫の積み重ね、そういった全てがそれぞれ違うパターンの成功に結びつき、
 作っていた当時の歓喜の声や不安な鼓動まで茶湯の中に聞こえてくる。

 到着翌日、手探りながらも単独で仕上げた香りや味わいは前日までとは大きく違い、
 何かが動き始めたことを告げる象徴的な味わいにドキドキする。
 その2日後、小雨後の高気圧の絶好条件下「モンスター香」を単独で初出現させ
 「今秋の茶王になる」と信じ、驚きと期待ではやる気持ちを抑え高まる緊張感に
 深呼吸を重ねながら夜通し製茶するも、現在のところ出現3割中の「眠れる茶王」。
 台風直撃寸前の最悪条件下、目標を定め経験からくる仮説を信じ未知の世界に挑戦、
 長期戦の末、まるで紅茶の発酵時のような芳香を放ち始め、特別な味わいに成功、
 おとん曰く『昔飲んだ武夷山茶に似ている』。若干残っていたある気になる滋味は
 50天頃に消滅、入れ替わりに初めての魅力的な特殊香が出現し嬉しいサプライズ。


 あれは突風のいたずらなどではなく、未知の惑星からの招待状。
 解読の鍵はおとんの湯、そこに浸かった者だけが招待状の香りに気が付く。
 記憶の香りを頼りに歩けば、秘密の森の入り口発見ーーーっっっ。
 小道を進めば熟れた果実が手の中に転がり込んでくる、ついひとくち。
 食べてしまった!おおおこんな味わいの世界があったなんてーーー!!
 もう戻れない。
 樹々の陰からけらけら笑い声、手には果実がころころ入ってくる。
 ひとつまたひとつ、誘われるように進めば森は更に深く魅惑的な香りはますます近づく。
 この先にどんな秘密があるのだろう、見てみたい。。。ドキドキドキ。。。

 好奇心と共に第2の幕が下りる。 ≪第3幕~巨岩の秘密~≫へ続く。

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 ●≪第3の心≫ ~ミネラルの山~ 
 ・山の響きが細胞の隅々まで染み渡り体シャッキリ目覚める「ミネラル系」セット~♪

 太古の巨岩石特有の良質な鉱物質の響きに体喜ぶ、双子のミネラル茶~!!
 ここで桁違いの実力者も登場させちゃうーっ、今秋の「茶王王手」ーーー☆

 寒露後、山々が甘い水を多く含んでいる時期に染み出たミネラルをたっぷり
 吸い込んだような特徴が前面に出た、高山茶ならではの好茶が2種生まれる。
 鉄観音でこのような岩の響きを持つ茶葉は珍しく、市場では知られていないが、
 その特殊性から現地にも多くの隠れファンがいる。おとんもそのひとり。

 ひとつは愛子が到着する3日前摘み、おとん単独。
 ひとつは到着日摘みで愛子途中から参加、ふたりで同意確認しながら進行した合作。
 初日、まだ完全に自分の感覚スポットに入ってしまう前に、愛子はおとんの各過程の
 感覚とタイミングを確認し、その判断標準と傾向を体感記憶して何かを探っている。
 再会の喜びの中にも、学びの姿勢と大きな闘いが始まった静かな気迫を感じる。

 どちらの響きも、まるで雪山の美しい空気の中に立っているかのように心澄み、
 一瞬素っ気無く感じる飾り気のなさは山がそのまま雫になったような自然さで、
 いつのまにか人の気配を忘れ雄大さの中に自分が包まれていることに気付く。

 ミネラルの味わいは様々で、含まれるミネラルの種類によってタイプが分かれる。
 しかし、その特有の響きは共通している。
 ところが、高山で栽培すれば誰でもこの響きを持つ茶葉が作れるわけではない。
 一口に高山と言ってもその地質は多様で、標高だけでは地質は分からない。
 ミネラル感がクリアに前面に出る特徴茶葉は、おとんでも毎シーズン数種に止まる。
 極品ともなると、血液が震動するような体の中心にグンと来るような感覚があり、
 ミネラルを感じやすい体質の人はまずその体感を忘れることができない。
 人により茶が強すぎると感じる場合もあるようだが、そこまで気合を入れずとも
 リラックスして心地よくミネラル感を楽しめる茶葉が2種も揃ったのが嬉しい。

 この水の響きは、天然野生鉄観音を愛するおとんの夢と努力の結晶か。

 天然野生の紅芽鉄観音が好んで生き残っている巨岩石の多い山は鉱物質が多く、 
 古の人たちはそれが万能薬になることを知り薬用茶として大切に飲み伝えてきた。
 岩だらけの硬い山を開拓するのは非常に困難で、人が住んだり畑を耕すには適さず、
 それをしようと考える人は誰もいなかった。
 だれからも邪魔されない場所だと、天然野生鉄観音の母樹は知っていたのであろうか。
 しかしおとんは、誰もが無理だとやろうとしなかったことを、やってのける。
 何十年も労働に労働を重ね、巨岩石で成る各山の頂上を開拓して苗を植え続けた。
 母樹の声に耳を傾けながら、一年も休まずその苗を増やし続ける。


 森の奥には突如空間が広がり、険しい大自然の山々がそびえたっていた。
 巨大な岩の間を進んでみると、岩肌に誰かが削った小さな道筋が残っている。
 その一筋からキラキラ雫が染み出て、スッと澄んだ香りがする。
 ひとくちすすってみれば電流が走り、雷が通り抜けたような衝撃が来た。
 目の前が真っ白になり、壮大な雪山の頂上にひとりぽつんと立っていた。
 足元の雪は暖かく、なめれば蜜のように甘く、舞う雪は手のひらで白い花になる。
 静まり返った青い空を、どこかで岩をたたく小さな音が響いてきた。
 だれかいる、きっとこの人だ。
 どこ、どこの山、そっちの岩の雫はどんな味がするのーーーっっっ!
 次は何が現れるのだろう、今度はどこへ行けるのだろう、行ってみたい。
 あの音がまた響いてきた、行ってみよう。。。コツコツコツ。。。

 期待と共に第3の幕が下りる。 ≪第4幕~謎の野生人~≫へ続く。

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 ●≪第4の心≫ ~秋めぐり~ 
 ・スタートとラスト&折り返し地点、ポイントで秋まるごと旅しちゃう「秋点系」セット~♪

 小さな秋の頃6歳になった【05秋特王】の樹&冬至直前、茶王常連地点の貫禄樹!!
 中盤の特徴的な味わいは野生動物がたくさん遊びに来るおとんの家の巨岩石の老樹~~☆

 シーズン第1目、おとん単独製茶。まだ愛子は到着していない。
 秋の始まり、昼間は動けば軽く汗ばむ暖かい陽気、軽やかな秋の喜びを感じる。
 この日の原料は6歳になったあの「05秋特王」の茶樹。
 今年2000天を迎える「05秋特王」、久しぶりに今秋ふたり一緒に評茶、
 その実力は衰えず貫禄を増し、3日目の茶湯にも滋味確認、おとん感激と興味尽きず
 4日目もまだ飲もうとして愛子に笑われる。

 シーズン最終日(この後作る茶葉は特別研究対象のため例外)、おとん単独製茶。
 一時帰国で愛子留守の1週間に、気候が大回復し遅れていた茶樹の生長が一気に進む。
 秋の終わり、晴天続くも秋初めとは違い冬が近づきひんやりと冷え込む空気のなかで、
 状態よくゆっくり発酵が進む味わいは、ラストにふさわしい華やかな完成さを感じる。
 実はこの日製の茶葉は多い。○○関係の御使い用茶の製茶をおとんが頼まれたため、
 多くはその目的に適した内質に仕上げる。しかしそれでふたりが満足するはずはなく、
 どこからか『愛子から叱られる声』が聞こえたおとんは、同時進行で別の1球を作る。
 それが10秋のラストを飾る。(※ドナドナされたもうひとつは品茶会にて☆)

 秋も折り返し地点、何かに閃いたおとんが製茶中の愛子に聞く。
 『愛子の仮説通りならあの岩場の老樹でも特別な茶が作れるのでは?やってみたい?』
 聞くまでもない。「なぜこれまでやろうとしなかったのか分からない、当然やる。」
 「あんな素敵な岩場の隙間に苗植えていた“若かりし日のおとん”最高ーっ☆」
 大物18歳樹、初めての原料、台風数日後に迫る、愛子単独製茶。
 結果驚くことなかれ!

 3つのポイントをワープしながら、一秋の変化を一度に堪能できる。
 茶樹を植えた年の違い、植えた山の違い、加工する作り手の違い、秋の時期の違い。
 同じ品種がまったく違う世界に広がっていくーーー、ああ秋深し♪


 響く音を頼りに進めば、地球誕生で生まれた巨岩石の国が現れる。
 岩石の中には野生人達が住んでいた。
 朝から晩まで何が楽しいのかただ巨大な岩を素手で引っかいているーっっっ。
 しばらくして「もしや」と気が付く、岩を貫きトンネルを作ろうとしている???
 それは無謀なのでは・・・指先は皮が破け血がにじんでいる。
 しかし彼らは踊るように働き続け、笑うたびに飛び散る汗の玉に夕日が反射する。
 美しい。。。思った瞬間、汗玉はシャボン玉に変身した、うわあああ~~~っっ!!!
 虹色の玉があたり一面にぷあんぷあん飛び交う、つかもうと手を伸ばして飛び上がる。
 指先にひとつが触れシュンと消え何かがぷあっと広がった。あああこの香りーーー☆
 あの惑星のあの森のあの香りが、ぷあっと広がりそして薄くなる。
 たまらず次々に手を伸ばす、いつのまにか踊っている、野生人も一緒に踊っている。
 虹色の玉は岩に吸い寄っていく、指を伸ばして追う、いつのまにか岩を引っかいている。
 楽しくてたまらない、このトンネルを掘りきれたら、次はどんな出会いがあるのだろう。
 夢中で掘る、心臓の高鳴りが聞こえる、何かが待っている。。。とくとくとく。。。

 興奮と共に第4の幕が下りる。 ≪第5幕~トンネルの向こう側~≫へ続く。

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 ●≪第5の心≫ ~ふたつの茶王~ 
 ・まるで陰と陽、ふたつでひとつの大宇宙、おとんvs愛子「ダブル茶王」~♪

 どちらも紅芽の王道、なのにその特徴は正反対であるかのように印象が違う。
 「誰もが称賛する煌びやかな王中の王」「威風堂々と活き続ける伝説の王」~☆☆
 
 10秋製茶完了後、3日間に及ぶ最終確認評茶の末、最終戦に残ったふたつの茶葉。
 数度繰り返すも結果変わらず、ふたつだけ他とは別世界の同位置で肩を並べる。
 奇しくも、おとんと愛子それぞれが単独製茶した中からひとつずつ。
 ひとつは、圧倒的な輝きに大観衆拍手喝采、誰もが称賛する煌びやかな王中の王。
 方や、消滅したと伝えられていた古代王国で、威風堂々と活き続ける伝説の王。
 どちらも、香りは密度濃く、味わいは個性に溢れ、活性は気合に満ちている。
 甲乙つけ難し。10秋、ふたつの茶王。

 失敗を恐れない危険すれすれの深い突っ込みと、際どいラインぎりぎりに
 切り抜ける強気な判断、そこまでしないと生まれない特徴的な香りと味わい。
 地味なようで実は華やかで、軽いようで実は重厚で、古いようで実は新鮮な、
 現代の市場要求などまったく無視したバリバリ伝統茶。
 ひとくち飲めば体が呼応するその特有の体感に、大自然の山奥に生きて黙々と
 茶葉を作り続けていた先人達の声が聞こえてくるようで、ひとりで製茶していた
 長い夜もひとりではないと漠然と感じていた星降る山の夜のあの感覚を思い出す。


 橙黄色に光る茶湯の底に、若きおとんの姿が見える。
 夜明け前、顔を洗い簡単な朝食を済ませ、すぐに重い農具を担いで歩きだす。
 今朝も村中の人々から笑い者にされている、その中を黙って通り過ぎ、頂上を目指す。
 来る日も来る日もひとりコツコツコツコツ、足元の岩を砕いている。
 紅い夕日が汗を照らし東の空に星星が小さく見える頃、泉で顔を洗って家路に着く。
 途方もない地道な長い労働の年月、雄大な山々が静かに見つめている。
 そうして何百日たっただろうか、また一箇所、頂上に岩石だらけの小さな畑ができる。

 『母樹が好きそうな場所を畑にして苗を植えたら、どんなお茶がつくれるだろう♪』
 そう考えるだけで心は踊り、早く飲んでみたくて胸は高まる。
 誰からも理解されなくても気にならない、狂っていると笑われても構わない。
 好奇心が、研究心が、夢が、過酷な労働の原動力になった。

 何年も何年も時を経たある夜、嘲笑は賞賛に変わった。
 一夜にして周りが変わる、しかしおとんは変わらない。
 心は次の夢に向かっている、もっとおいしいお茶をつくってみたい。
 まっすぐ山に帰る。
 夜明けが近づけば、また顔を洗い朝食を済ませ重い農具を担いで、次の山の頂上を目指す。

 数十年経ったある日、いつものように森を抜け山を登ると、小さな風が吹いた。
 おやと足を止める、何かの香りがした。
 足元の大きな岩がかすかに揺れている、なんだろう、見ると小さな穴が見えた。
 覗いてみた、さわさわと風が吹き出し今度ははっきりと香りがした。
 かいだことのない魅力的な香り、びりりと体内を電気が走る。
 新鮮なのになにかが懐かしい、一体どこで。
 予感がする。
 もうじっとしていられない、岩の周りをくるくる走り出す、嬉しくてたまらない。
 風は強くあの香りが近づいてきた、もうすぐ、もうすぐ会える。。。わくわくわく。。。

 幸福感と共に最終幕が下りる。      続篇決定!!(笑笑)

 そして今、誰も挑戦しなかった冒険が始まる。 続篇≪特別幕~茶葉の恩返し~≫へ続く♪
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あははー、おもしろかったっ!(笑笑)


◆その他

 09秋《心の隊員セット》 紹介記事で書いた文章もぜひご参照くださいませ。
   ◆一期一会の7g
   ◆ニックネーム
   ◆『わたしの茶王』
   ◆おまけ


10秋 《心の隊員オプションセット》ご紹介♪に続く

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お知らせいろいろ

10秋鉄観音《心の隊員》 、駆け込み隊員大募集ーーーっっっ☆

乗り遅れちゃった方、まだ間に合いまーーーすっ!!!
年々参加してくださる茶友が減少しておりまして・・・10秋、ちょっと厳しい状況ですぅ・・・。

本当に自然のおいしいものにご興味があるみなさま、どうか飲んでくださあああーーーいっっっ。
初めての茶友、大歓迎なのです~~~♪どうか勇気を出してご連絡くださあーい。
おひとりでもいいの、連絡ください。。。お願いいたしまあーーーすっっっ!


◆隊員参加メールの返信届いていますか~?

10秋隊員のみなさま!
10日ほど前(8日)、隊員参加連絡くださったすべての方にご返信いたしました。
大変遅くなりましたが、無事に受信されていますか?
もしも、隊員参加メール下さったのに「まだ私からの返信が無い場合」は、至急ご連絡ください。
よろしくお願いいたしまーす。


10秋隊員参加で初めて連絡くださった方、 ご返信くださーい!

まだ「はじめましてメール」に対するご返信をいただいておりません。
このままだと《心の隊員セット》はお届けできません。
せっかく勇気を出して初めて隊員に志願してくださったのに、、、うわ~~~んッ。

1月8日の受信フォルダに、私からの返信は届いていませんか?
念のため、迷惑フォルダもご確認いただけますか?
それでも届いていない場合は、参加連絡くださった際に記入してくださった
メールアドレスの記入ミスが考えられますので、今一度ご連絡くださいませ。
よろしくお願いいたしまーす!


10秋鉄観音 《心の隊員セット》紹介間近~♪

まもなく《心の隊員セット》の内容紹介できそうな感じです~♪
10秋も《第5の心》まで、「5心で一巡」+「オプションセットひとつ」になりました、ジャジャーン☆

この10秋の《心の隊員セット》は、「ドラマごとにまとまったっ!」という感じ。
ドラマ、というかテーマ、というかストーリー、というか。
どのセットにどの子が入るかのセット組みは、収穫量の関係で決まってくるのですが、
そうして組み合わされた内容を見てみると、私にはそれぞれのセットにドラマが見えたっ♪
《第1の心》には《第1の心》のドラマが、それが更に《第2の心》のドラマに展開し、
そしてまた《第3の心》《第4の心》へと、セットが進むごとに次々に展開するの!
ひとつのセットはまるで舞台の「幕」のよう!
最後の5幕を開け《第5の心》を飲み終えると、「10秋物語完結~♪」って感じ!

《隊員オプションセット》は「10秋スピンオフ物語~☆」ってとこね。(笑笑)

もちろん、《第1~第5の心》それぞれが単独のドラマとして楽しめるのー♪
そうだ。私に見えたドラマが伝わりやすいように、それぞれの心に「副題」つけましょうか!
そんな視点でひとつのセットを飲んでみるのも、茶葉たちそれぞれの個性が光って
おいしさが何倍にも膨らむ気がする!!!。。。きゃーいいわいいわあ~、そーしましょ。


製茶ぶろぐの続きがぁ・・・ ゴメンッ。

ぶろぐの続きもまだできないままセット紹介になったのが、とても悔しいッ・・・。
けれど、状況的にもう仕方ないッ・・・本命茶葉の《心の隊員セット》の紹介が先だ!!!おぅッ。
遅れても記録は絶対残すので、気になっている方、どうか気長に待っててね。
それとも、とりあえずコメントなしの画像だけでも投稿しちゃおうかなぁ、、、。
ただ、それだと、一枚一枚の画像が何を言いたいのか何を記録したものなのか、分かりにくいよね、、、。
あの後、 貴重な画像が並んで特別な記録になるだけに、それは避けたかったんだぁ、、、。
でもでも、このまま何も無いよりは、いいかなぁ・・・うーん。

あの後、 生涯忘れないであろうドラマチックな展開&恐ろしいふたつの茶葉が生まれるのよおー☆☆
どちらも特別研究対象の茶葉なので、《心の隊員セット》には入らないのですが、
ひとつは量がとても少ないけれど、《オプションセット》に、入・れ・ちゃ・お・う・か、、、。
入れちゃう入れちゃうっっっ、うおおおーーー♪

もうひとつは。。。一言では語れないよ。
あの茶葉には、途中で何が起こったのか理論では説明できないことがある。
両手でそっと包み込めるくらいの量しか作れなかったこの茶葉は、茶友たちが集まって、
ゆっくり飲めるとき、みんなと一緒に私は飲みたい。この茶葉を飲むためだけの時間を作りたい。
こういう茶葉、人生の中で「もう一度」はない。


◆10秋鉄観音「合宿品茶会」予告!!!

2月26日(土)&27日(日)予定。(週末2日連続はここしか空いていないの~。)
詳しくはまだ未定ですが、一期生(参加経験のあるいつものメンバーのことね!)は、
とりあえず日程調整お願いします&ご希望者はご連絡ください。

他にもご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお問い合わせください♪
この「合宿品茶会」は、もとは宿泊しないと品茶会に参加できない遠方の茶友から
依頼があって企画した2日間連続のプライベート品茶会で、《心の隊員》に毎回ほぼフルセットで
参加してくれている茶友が多いため、私は飲み慣れていてる人を対象とした進行をします。
とにかく揃って「のんべえ」(笑笑)で、毎回とても楽しすぎて思いっきり疲れます!
仲間が増えるともっともっと楽しくなると思うので、ぜひっ☆
2日間参加できる方が対象です。

それから。。。そのまま28日(月)も参加可能な方は、あわせてご連絡ください。
もしも3名いらっしゃれば、3日目を特別研究対象茶葉の品茶会にできるっ!
そしたら「恐ろしい茶葉たちだけ」をナビできるーっ☆とちょっと思ったので。うふうふ。
そんな人、いるかなあ~、あはは。

まだ「会場キープができただけ」という段階ですが、参加ご希望者からのご連絡を
お待ちいたしておりまーす♪

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新年快楽♪

茶友のみなさま!
新年快楽~♪本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

お正月はいかがお過ごしでしたか。
こちらはクリスマス前から正月過ぎまでの休日をフル活用し、「年越し茶葉合宿」状態でした~♪(笑笑)
もちろん10秋の鉄観音のでーす!

まずクリスマス前、mireに協力してもらって2日間、「50天確認審評」~☆
前半の茶葉は「70天(日)」超えていますが、シーズンラストがついに「50天」を超えたので!
ここに来て、私にはやっと飲み手としての視点で全体を楽しめる時期に到着。
この時を待ってましたとばかりにどの子も好いところを褒めまくって飲む飲む飲むー、楽しー♪
これよこれっ、この感覚~。おいしいー、だれが作ったのーーー、天才~~~☆(笑笑)
とかなんとか嬉しくて大笑いしながらも同時に、作り手側としての視点も忘れずに、
品質と各過程の影響を現場ノート片手にチェックチェック。
製茶当時の審評でおとんや私が予想していたことは果たして本当にそうなったか、
予想外の変化は起こっていないか、各種の当時からの変化の程度等々、一種一種丁寧に。
また、製茶現場での香りや味わいを体感している唯一の茶友mireの感覚と記憶が大活躍。
彼女と一緒に数種ずつじっくりと評茶、2日間で全種なんとかぎりぎり飲めた。
あ、途中で「名古屋のお茶怪獣」が差し入れもって来てくれたわ、忘れてたッ、へへッ。

次は年末、毎年恒例になっているほたかげさんに協力してもらっての 「60天確認審評」~☆
28&29日の2日間、mireも助手役として前夜の準備から再び登場し、3人で今秋を一斉に評茶。
2日目は、安渓鉄観音の他の作り手の成功茶葉や、流通市場用の極品から中上クラス等々、
今秋のさまざまなタイプのサンプルと評比して、外からの視点も加えて全体を評茶。
この「60天確認審評」が、私には《心の隊員セット》決定前の全体の最終確認評茶になるので、
おとんと一緒にここまで2ヶ月間継続してきた審評の結果に勘違いや先入観や偏りがないか等等、
前回よりももっともっと突っ込んで詳細に確認する。
作り手の立場としての最終確認でもあるので、私はどうしても重箱の隅をつつくかのごとく、
どの茶葉に対しても評価が厳しくなってしまいがち。
そこに、正確に審評ができて違う立ち位置のほたかげさんの視点や評茶は非常に重要。
この「60天確認審評」は、かなり真剣&相当集中します。
最後は万歳三唱ーーー♪はしないけど、そんな雰囲気よ、うふうふ☆

そして年越し、居残り組(?!)のmireと一緒に初日の出が拝めるまで「年越し作業合宿」~☆
でもいつものような「わき目も振らずに睡眠削ってハード作業ッ」ではなく(笑笑)、「ながら作業」。
2日まで、テレビを見ながら出来る作業をセレクト&寝た。こんなゆったりしたの初めてよ!
お正月ねえ~♪

そして4日からまた通常が始まっています。
以上、10秋鉄観音の経過報告かたがた新年のご挨拶とさせていただきました♪


さて、10秋《心の隊員》のみなさま!
隊員参加へのお返事メール、全員をお待たせしておりますぅ…申し訳ございません。
ご返信は12月頃と言っていたのに…すみません、あと数日お待ちいただけますか。
個人的なことで申し訳ないのですが、実は引越しすることになりまして。
秋から帰国したら「年内にも」という感じだったのでちょーっと大変だったのですが、
途中で年内話はなくなり春節後になったのですがそれでも日は迫っておりまして、
急ぎ先にすべきことがたくさんありそれらを優先していました。
このお話はいずれ改めますが、ひとつだけ先に!
引越し先は近所なので品茶会の場所はこれまでと同じで~すっ♪

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