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2007年04月

書展のご案内

  • 2007-04-24 (火)

ご興味のあるみなさまへ!
明日から5日間、3年に一度の社中展が始まります。
ぜひご来場賜りたく、謹んでご案内申し上げます。

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《第9回 桑苑会書展》

◆会期 平成19年4月25日(水)~4月29日(日)
      午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)

◆会場 アートガーデンかわさき(リバーク3階)
      川崎市川崎区駅前本町12-1
      JR川崎駅 東口から徒歩数分      
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                                 私ごとですが、
2月白馬での「ひとり練成会」(笑笑)で書いていた中から2点、
3月春天の旅出発直前に仕上げた中から1点、最終的にその3点を出品しております。

本日は朝から会場設営でした。
明日は会場にて受付嬢しております♪

晩春の眠りから目覚めて。。。

いつだ? どこだ?

自分の体が動き初めて、目が覚めた。
寝すぎで痛み始めた体が、心地好い姿勢を探し始めた。
もう十分に横にした、今度は縦にしなければ。
起きた。

21時間。。。トイレも行かず水も飲まず、ただ寝ていた。
久々の記録更新?
前回は18時間、その前は確か20時間。
睡眠不足は解消された。

寝る前にお風呂入ったばかりなのに、起きたとたんに今度は熱いシャワー。
なんて贅沢な。。。ふふ。

久しぶりに鏡の中の自分の全身と出会う。
およ?
およおよっ!
体が締まっている。鋼のようだ。ムキムキ?

ちょっとポーズなどとってみる。
力こぶが目立つ、上腕二頭筋。。。これは間違いなくカーンだ。
上腕筋もだ。。。これは篩茶だな。それとも焼菜?

おもしろくなってきた。
ガッツポーズをとったまま背中の方も覗いてみる。
広背筋が。。。これもカーンだろう。
脊柱起立筋もだ。。。これは一日数時間に及ぶ炒茶全工程か。

ウエストがすっきり締まっている。
下半身も安定している。
毎日どんぶりご飯あんなに食べていたのに?なんで?
日々登山していたからか?
井戸汲み含む重労働の家事のお蔭か?

まあ1ヶ月もすれば元に戻ってしまうだろうが。
一年いたら間違いなく私はマッチョおばちゃんになるね。(笑笑)


最近ボディラインが気になる方へ!
碧螺春製茶をお勧めします。あはは♪

回国

日本だ。。。

右を見ても左を見ても、日本だ。

不思議だ。
ついさっき、半日前は果樹園でおとんから茶樹の剪定の授業を受けていたのに。

到着した東京の夜風は冷たい。
のに、とても暖かい。
自分の体から暖かい香りがする。
私だけ周りの人と違う香り。

服だ。
柴火の香りだ。
フリースもズボンも、炒茶する柴鍋の火の香りでいっぱいだ。
ふいみんも同じだろう。
好い香り。。。柴火の香り。。。。。。おとん。

しばらく洗いたくない。

今夜が今春最後の鍋。
今日でおとんの碧螺春シーズンも終了。
今夜は2鍋。
いつものように洗鍋をし品茶をし、顔と足を洗い体を拭いたおとん、もう今頃は夢の中だね。
最後の鍋、どんな茶葉になったのだろう。。。


お蔭様で無事に帰国しました!
今回も風邪も怪我も事故もなく、ふたりとも元気元気です♪

昨日銀行で5100万元(!!!)が強盗され、2人の犯人のうちひとりは捕まったものの
もうひとりが上海に逃げ込んだため空港までの高速道路も閉鎖され車一台一台チェックされている、
とのことで、飛行機の時間に間に合うのか???と朝から周りが心配してくれましたが、
お蔭様で余裕で上海の空港に到着。
名古屋行きのふいみんの飛行機出発が2時間遅れましたが、こちらも日付が変わる前に無事到着。
ふたりとも明日からまた日本での仕事が始まる。

後半のブログが現地で思ったように進められず、ちょっと悔しい。
あの忙しい製茶現場で働いていては仕方ない、とは思うものの、やっぱり悔しい。
記録したいことがいっぱい。
引き続き、がんばる。

さ~て、っと。
お風呂でも入って6日ぶり(笑笑)に全身洗おうかね~♪

(お風呂終了&お肌のお手入れ)

化粧水があっという間に消える!
おもしろい。
何度やってもどんどん肌が吸い込んでいく!
おもしろい。
いつまで吸い込むつもりなんだ!
肌がもちもちだ♪

なんだなんだ?
約1ヶ月、化粧もせず化粧水忘れたからお肌のお手入れなんかほとんどしていない。
洗顔石鹸使うのも日に一回あるかないかで、ほとんどお湯のみ洗顔。
あら~ん。とっても好い感じだわ~。手のひらはがさがさだけどぉ~。おほほ♪

碧螺春が体中に染み込んでいるのかしら?(笑笑)
晩安~☆

碧螺春の星

最後の夜。。。

東山のおとんの家には星星が舞い降りている。
肌寒い大気は澄み気持ちが好い。
たらいにお湯を張り足を浸す。
風も果樹も碧螺春も眠っている。とても静か。
動いているのは降り注ぐ星星の光たちだけ。
美しい夜。。。

星星を見上げるいつもの場所からこの時期この時間に見える、
眠る前におやすみを交わす大きな大きな金色の星がひとつある。
輝くその光は今夜も生き物のように動いている。
なんの星だろう。。。帰国したら調べようと思って毎年忘れる。

決めたっ!
《碧螺春の星》にしよう♪ 晩安~☆

春雨

春が終わる。。。

予報どおり、雨が降り気温が下がった。
昼間の最高気温13度? ただ今は5度くらい。寒い。
春の初めに戻ったようだ。

早朝から深夜まで、一日中冷たい雨が降っていた。
こんな雨は、茶摘が始まってから初めて。
昨春の続きの研究紅茶《愛螺紅》(?!)のこの原料は雨のため摘まなかった。

老四手作りの雨管の音が今春も響く。。。カランカラン、ポロロン、カランカラン、ポロロン。。。
昨春も、ちょうどこんな時期、こんな雨の日があった。
これは春の終わりを告げる雨。

すでに炒青の季節に入っているので焦る必要もなく、
おとんとおかんは茶摘にも剪定にも出なかった。
一日家にいたのは、約1ヶ月ぶり。

おかんはここぞとばかりに気になっていた台所の壁や鉄鍋や鍋蓋を徹底的に磨きあげ、
見てくれ見てくれと何度も言いながら、ぴかぴかの鍋蓋指してとってもご機嫌。
約1ヶ月、寝る間もないくらい働き続けていたから、気にはなっても細かい家事には手が届かなかった。
さっぱりしたと気持ちよさそうに昼寝した。

おとんは朝から私に対抗して作った(!)研究紅茶の仕上げにかかり、その出来栄えに満足気。
帰国が近づきばたばた動き回る私たちの周りをうろうろしながら、甘い甘いとひとりで喜んでいた。
後半の杭州出張中(笑笑)の全日全鍋の評茶をする私たちと一緒に、おしゃべりしながら半日品茶。
その後も、梱包作業する私たちの傍を行ったり来たりうろうろするおとん。
夕飯後にお茶しながら少しおしゃべりしたら、夜7時には寝る準備を始めすぐに床についた。
この1ヶ月、一番寝ていないのはおとんだろう。

昨日西山の湖おじちゃんの家から戻った私たちは、昼間は不在中分の評茶、
夕方からは茶葉整理と酸素抜き梱包作業、そのまま帰国に向け荷物整理と荷造り。
今さっきまでバタバタと動き回っていた。

炒茶できるチャンスは明日(18日)だけだ。晴れて欲しい。
明後日(19日)には帰国する。

碧螺春の幕を下ろす春の雨。。。カランカラン、ポロロン、カランカラン、ポロロン。。。

翁家山です!

東山のおとんを見捨て(笑笑)、再び翁家山に戻ってきました!
この10日間くらいは一番収穫量が多かったので、だれもが寝る時間を削って働いていました。
また数日後に戻ります。

やっと30日の分の一部がアップできたので、 ぜひ見てくださいねーーー♪
東山では私は家事と茶摘みと炒茶でそれどころではなく、パソコンに向かう余裕なし。
杭州では東山より通信事情安定せず、続きがなかなかアップできない・・・。

東山では高級焼火師(笑笑)のふいみんが、眠る前に『少しでもぉぉぉアップぅぅぅ。』と、
毛布をかぶり鼻水たらし寒さに震え半分眠りに落ちそうになりながら、
がんばってアップしていました。ぜひ見てくださいねー!


明日が最後の老蓬。残すはこの地点のみ。それで今年の龍井は最後です。
他の地点の老蓬はすでに剪定終了しています。新蓬はとっくに剪定終了。

東山も、昨夜の炒茶で前日とはいきなり状態が変わっていた。難しかったぁー。
きっと昨夜で今年の碧螺春は最後ですね。この後数日間、炒青です。

今夜は、またまた研究茶~♪
どさくさにまぎれて、何度もおーーーもしろいことやっていました!!

070404翁家山碧螺春&070410東山龍井、出来上がりましたーーー♪
ちょっと確認したいことがいくつかあったので、やってみたっ!(笑笑)
予想通りだった。ふっふっふ。
品茶会楽しみにしていてくださいねーーー♪

両家全員に感謝。
東山のおとん&翁家山の歌おじちゃん、非常感謝。
2人の研究心と技術と理解と協力と熱情がなければ実現不可能なこと。
感謝で涙がにじんだ。

春天の旅、ラストスパート!
あと何日?研究できるか? 
がんばれがんばれ、大家加油ーーーっ! ←意味不明。そんな気分なのよ。あはは♪

忙しいーー

おとんと愛子はそれぞれの鍋で連日深夜まで炒茶。
私は焼火の修行中。

 珍しくふたり一緒に写っている♪
老四に撮ってもらったの。ありがとう。 


ときには深夜3時まで炒茶、4時になればおかんは起きてくる。
おとんは睡眠時間が1時間くらいしかないときもある。 

とにかくふたりとも東山のおとんのところで働いています! [女尼]

『ブログどころじゃないよぉぉぉ』。(愛)

確認品茶

炒茶が終わったし、これで休める♪と思ったら、
愛『おとーん、品茶始めるよー。』

品茶?え?今から品茶?
そういえば、前のブログの『明日が来る前に』 という記事にそんなことが書いてあったな。
スペシャル品比♪』の記事も、きっとこれの時のことだ。

あうう、、、眠いよ~。
でももっと疲れているはずのおとんと愛子が真剣だ、私もちゃんとしなきゃ。

おとんが品茶用の熱湯を沸かしている間に、愛子が茶葉の準備をしている。
魔法瓶のお湯じゃだめなの?
え?品茶用には「飲料用井戸」の水の沸かしたてを使う?
え?「飲料用井戸」と「生活用井戸」って違うの?
え?おとんの家には井戸水ふたつあるの? 
え?中庭にあるのはどっち?
え?どっちも中庭にある?
え?もうひとつはどこ?
「飲料用井戸」は蓋を閉めて開かないようにしているから外からは汲めない?
蓋が開いているのは「生活用井戸」? 今まで知らなかった、、、。

本日の全ての鍋、外形をチェックした後
 各鍋、同じ量を測る

グラス(愛子が杭州で購入していたのはこのためか)に熱湯を3分の1ほど入れて、
それぞれに計量した茶葉を入れる。
 
様子をみながら開くまで待つ。         好香~!
写真左右ともに、左から:研究茶、碧螺春第1~第5鍋

各杯「聞」しながら、愛子はしっかりメモしている。
茶葉が開いたら、茶葉が平均して回るように熱湯をそそぐ。
 
おとんと愛子、飲む。    茶湯が半分減ったところで熱湯を注いで、また飲む。

飲みながら、各鍋の「香気」「滋味」「湯色」「葉底」などの変化や特徴を話してはメモしている。
どの鍋にどんな特徴があるか、なにか問題がないか、ある場合はなにが原因かなどなど、
おとんと愛子は評茶しながらとことん話し合って、製茶加工技術と茶葉内質の関係を分析している。
それを踏まえて、明日の炒茶にどう生かすかの計画までしている。
ふたりともすごい真剣、だがすごい楽しそう。
なるほど、これが毎日の反省会か。

 上から下へ:第5鍋~研究茶
おとんはすべての鍋に、摘み日、摘んだ場所、重量などを書いたメモを残している。
愛子もノートに同じ内容を書いている。

各鍋にメモを入れたら、愛子専用茶箱(初めて見た)に一鍋一鍋分けて混ざらないように収めて
全体を密封。これで間違いなし!

もう一度品茶して、耐泡性や葉底や時間経過による変化なども確認。
 左から:研究茶、碧螺春第1~第5鍋

見た目は研究茶のほうがきれいだ。
だけど、おとん愛子碧螺春の方がおいしいーー。

そういえば結局、乾茶の外形が一番白毛が多くてしかもきれいな緑色だったのは、研究鍋だった。
あいや、乾茶状態のアップを撮るのを忘れた! 私こういうのばっかり。くすん。

ぎょっ!もう3時過ぎている!
おとん寝る時間がない?一時間半だけ?
おとんは早朝の家事もやる?先に寝ているおかんよりも早起きして?
毎日こんな感じ?  

めまいがしてきた、、、。
今日は本当に長い一日だった・・・おやすみなさい☆  [女尼]

第5鍋、最後の鍋、ついに完成!

もう私、限界・・・。  

あ、茶葉を戻した。回鍋だ。
 きっとあともうちょっとだ。

 
「団」に入ったみたい。     おとんと愛子、ふたりとも気合が入っている感じ。

できたあーーー!
 
                         最後まで丁寧。 

 
この鍋は気合が入っているからか、手に付く白毛が特に多い感じがする。

 
もりもり~。一番上が碧螺春の第5鍋でーす。   気合の色!

 おとんも本人も満足そう♪

撤収。     お疲れ様!! [女尼]

第5鍋その1

ついに第5鍋、、、いや今日の第6鍋目へ突入!

私はもうボロボロ、目が開かない、足ががくがく・・・。
何しろもう5時間くらい立っているから。
おとんと愛子はもっと疲れているんだろうな。

入った!
 
あれ?おとんが柴調整の後、またいない?休憩かな。

最後の鍋。
 
普通なら疲れてへろへろになると思うけれど、
愛子の場合、炒茶が好きだからか逆に気合が入っているように見える。

「カーン」に入った。
 
茶葉が見る見るうちに小さくなった。おとんもいつのまにか戻っていた。

 
カーンが力強くなった。              手袋を外すタイミング、、、かな。

手袋を取った。今度は素手で本格的なカーンに入った。
 おとんと「起鍋」のタイミングを見ている。 

 「起鍋」だ。

起鍋した茶葉
 きれいな色。感触ふんわり。それに香りがいい。
起鍋した茶葉は、おとんが確認しながら毎回すぐに「翻」。

愛子は水を汲んできて洗鍋を、、、と思ったら
  おとんが「洗鍋」。
毎回の洗鍋ではすごい力が必要で、それは横で見ていても分かる。

本日最後の鍋は、おとんが洗鍋している。
ずっと炒茶している愛子に少しでも休んでもらえるように。 [女尼]

第4鍋その2

えーと。

回鍋
 茶葉を鍋に戻す


 団の最初は火力を少し落とす。
そうか。
以前私が炒茶体験させてもらった時は、この状態の時だったんだ。
だからそんなに熱くなくて、炒茶ってそんなに熱くなくて楽だと思ったけれど、
そのうちだんだん温度が上がってきて、「あっぢー!」と思わず茶葉をばら撒いたことがある(苦笑)。

起鍋
 できた!

愛子の手
 炒茶を重ねていくとどう変わるのかな。

一番上が第4鍋。
 やはりどの鍋の碧螺春も、研究茶ほど白くない。

洗鍋
 熱々の鍋に水を入れる
「きゅ~」と鳴くかわいい愛子鍋♪ [女尼]

第4鍋その1

第4鍋が始まる。 私はもうへろへろ。

愛子は洗鍋後の鍋をふきふき。清潔清潔。
 その横でおとんは柴調整。 

下鍋
 茶葉が入った!
あれ?おとんは?休憩か?

殺青
 茶葉炒め。

「カーン」に入ると、愛子は急いで手袋を外す。
 
第3鍋と同じく、その間おとんの手が助っ人に入る。(そのときにはおとんは戻っていた)
止まっていると茶葉が焦げちゃうから。(これくらいはわかる)

「殺青」→「カーン」→「起鍋」→「洗鍋」

洗鍋
 
写真は洗鍋2回目、水色が大分透明になってきた。
この後、2~3度すすぐ。

洗鍋で、鍋に付いた茶汁を洗ったあとのすすぎ水は、全てこのバケツに捨てる。
 すごい色。
4年前、おとんが『この茶汁水は栄養があるから庭の花に撒くと好い肥料になる。』
と言いながら排水に捨てたのを見たときは愛子と大爆笑したなあ。

今年はちゃんと玄関前の銀杏にやった。(笑) [女尼]

第3鍋その3

洗鍋してきれいになった鍋へ、茶葉を戻す。

 
前の鍋と同じ、時々柴で温度調整しながら仕上げていく。

 
できた。毎回丁寧に末子や砕茶を取る。

愛子の手
 水ぶくれは・・・あれ?
ない?なんでだ?

 
出来はどうだ?いい感じ?     左上から時計回り:研究茶、第3鍋、第2鍋、第1鍋

最後の「洗鍋」も毎回欠かさない。
 おとんはすぐに次の鍋の柴の準備と火の調整。
愛子が洗鍋すると同時に、おとんが大火で鍋全体を高温で熱し始めている。
その大火が落ち着いて、次の鮮葉を下鍋できる鍋状態になるまでには少し時間がかかる。

そのわずかな時間が唯一の休憩だ。 [女尼]

第3鍋その2

突然、殺青の手つきから「カーン」の手つきに変わった。

カーン
  
でも、まだ本当の「カーン」ではないそうだ。

どのタイミングでどんな風に切り替えているのだろう。
見てなんとなくは分かるけれどまだはっきりと分からないから、やれと言われてもできない。
おとんも愛子も「言葉だけでは説明できない。」と言う、やっぱり炒茶人の感覚か。

見た感じでは、「カーン」は茶葉をまとめて鍋に沿ってぐるぐる転がしている、だけのように見える。
しかし、碧螺春の品質を決めるとても重要な工程のひとつだそうで、実際とても難しいそうだ。
この瞬間のこのタイミングに好い「カーン」を短時間で決めないと、おいしい碧螺春にはならないそうだ。

以前茶片で炒茶体験させてもらったとき思ったけれど、「カーン」って本当に難しいー。
何十回も横で見ているからできるような気がしたのだが、実際にやってみると見るのとは違った。
一生懸命おとんや愛子の真似をしようとしても、私は茶葉を鍋に全然こすっちゃっていて、
全く「カーン」にならなかった。
こすっちゃいけないという理屈は分かっているのだけれど、何度やっても「カーン」にならない。
あのときは焦げ焦げで終わってしまったなあ。

今年も茶片を使って炒茶練習させてもらっているのですが、未だに「カーン」ができない。
茶葉の炒茶の方がもっと複雑でもっと難しいので、茶片でできなければ茶葉でできるはずもないな。
私が茶片で炒茶練習しているとき、愛子が横で柴調整しながら見ていてくれるのですが、
「カーン」しなきゃいけない状態なのに全く「カーン」にならなくて、このままでは焦げるどうしようと思うと、
毎回愛子の手が横からすぐに入ってきて、一瞬にして「カーン」が成功してしまう。しかも片手で。

なんで愛子はできるんだろう?おとんも満足そうに見ている。
 
「カーン」しながら、すばやく茶葉をほぐしている。

 
そしてすぐに「カーン」。だんだん力を入れている。体重いっぱい掛けている感じ。


愛子が手袋を外している間はおとんに交替。
なんで途中で外すんだろう?

すばやく手袋を外した愛子が今度は素手で本格的な「カーン」に入った。
あっという間に「カーン」が成功し、茶葉を取り出し、鍋を洗う。
 2回洗った後に2回すすぐ。

んーーー、謎だらけ。ようわからん。

いや、待てよ?これは 3月27日の記事「火大笑」に書いてあることなんじゃ・・・。
じゃ、「手袋の謎」は? んーーー。[女尼]

第3鍋その1

すぐに第3鍋の準備。

火を起こして柴調整したら、鍋が熱くなるまでのわずかな時間でおとんと愛子は家の中に入り、
大量のお茶で喉を潤したら(すごい汗かいているから)、またすぐに鍋前に戻った。

寒いので私はいっぱい着込んでいるのに、炒茶中の愛子はずっと汗が流れている。
ただ突っ立っている私でも疲れてきているから、ふたりはもっと大変だろうな。

下鍋
  
おとんが開始前の最終柴調整。          さあ、入った!

殺青
  
鮮葉をまんべんなく炒める。

おいしくするために高温でさっさっとまんべんなく、、、という感じ。
そうじゃないと焦げちゃったり黄ばんじゃったりもするんだろうな。
野菜炒めみたい、でも実際は野菜炒めよりずっと難しそう。
だって、こんなに細かいのを手だけで炒めるんだもんな。

 あっという間に茶葉が萎れてきた
つづく。

第2鍋後編

つづき~。
 茶葉を戻す

 「団」している。
時間をかけて丁寧にやっている、だんだん力が込もってきた。
おとん『碧螺春の「螺」はここで作られるんだ。好い「螺」にしないと好い碧螺春にはならないからな。
    ここまで来て「適当」にしてはいけない、全てが無駄になる。』

  第2鍋ついに完成!

  今回も白毛がたくさん

 
すごい。                   上:研究茶 右下:第2鍋 左下:第1鍋

あれ?やっぱり碧螺春の方が研究茶より白毛が少ない? 

鍋を洗って・・・あと3鍋? ファイト! [女尼]

第2鍋前編

第2鍋スタート!

 
手の動きが自然でスムーズだ。さすがおとんが見込んだ弟子。
天性の部分もあると思うけれど、愛子すごい努力家だもんな。

 
「カーン」のあと、起鍋、洗鍋。   洗鍋後は、水がきれいになるまで丁寧にすすぐ。

つづく [女尼]

碧螺春第1鍋完成

第1鍋完成!

 
できた、「起鍋」。            丁寧に末子や砕茶を取り除く。いいねえ、このざる。

愛子の手。
 やはり熱そう。
白毛が手全体に付いているので分かりにくいが、真っ赤、それに少し腫れている。

 出来立てホクホク、香~♪

 左:碧螺春 右:研究茶
あれ、碧螺春は研究茶のように白くない。(画像では分かりにくくてすみません。)

どっちがおいしいんだろう?  [女尼]

碧螺春第1鍋その2

研究茶のときと同じだ。

鍋をきれいに洗ってすすいで、また柴調整して、鍋を熱して適温?になったら茶葉を戻した。
  
下鍋                   やさしく茶葉を暖めて       軽い「団」に入った

本格的な「団」に入ったら、おとんと愛子ふたりで炒茶。
 
途中おとんが温度を上げた。熱そう。でもまだまだかかりそう。

今日は研究茶鍋+碧螺春5鍋だって。いつまでかかるんやろか。ほぇ~~(くらっ) [女尼]

碧螺春第1鍋

 本日の《碧螺春》の第1鍋なり~。

  おとんは待機中。

   (映像)

   
(映像)


おとんが明るい電球をつけてくれたお陰で大分見やすくなった。

 

やっぱり途中1回起鍋(茶葉を取り出す)して鍋を洗っている。
新開発の炒茶法なのか?   

[女尼]

研究茶できた!

おとん『加一点温。』
 
煙が、、と思ったらすぐ消えた、さすがおとん。    まだ、、かな?

 もうちょっと、、かな?

お、愛子の動きが起鍋の準備に入った。
 
できたのね! 

 
ざる?何するんだろう?            おー、これで茶葉と茶末を分けるんだ。

丁寧に末子や砕茶が取り出せる?作業が早い? なるほど。確かに便利そうだ。
2年前は、確か刷毛を使って手でやっていたんだっけ?
ざるは昨年から始めた? そうか、昨年のブログにそう書いてあったな。

あ、でも少し前の愛子のブログで画像見たけど、末子を取り除くのは「赤いざる」じゃなかったっけ?
これは茶葉専用のざるだよね? じゃ「赤いざる」は? あれは料理用だったの?

おとん『製茶に料理用を使うわけないだろー。どっちも製茶専用のざるだ。
    いいか、ふいみん、製茶道具は製茶のみ。絶対に料理や他のことに使っちゃだめだぞ!』

はい。じゃあ、なんで?

  愛『出始めの茶葉と今の茶葉では大きさが違うでしょ。状態に応じてざるの目を変えるの。
    こっちは後半の茶葉に合わせて、手で加工して目を大きくしてあるでしょ。
    今の時期に「赤いざる」使ったら、茶末はほとんどざるの中に残って取り除けないよ。
    逆に、あの時期の頃の茶葉にこのざる使ったら、全部抜け落ちて少しも残らなくなっちゃうよー!』

うんうん、なるほど!
それにしてもすごく丁寧に取り除いている、、、どんどん仕上がりが減ってるような。
それに取り除いた方には、末子以外に白い芽の部分もいっぱい混ざっているような、なんかもったいない。

愛『うん、ここも入れてしまうのが一般的だけどね、おとんは私のために丁寧に取り除いてくれるの。
  本当は混ぜた方が仕上がり量は増えるから収入も多くなるし、
  白毛の部分が多く混ざるから外見も白っぽくなって一般にはその方が好い碧螺春だと思われるから、
  おとんだって外に出す茶葉にはここまでしないよ。

  でもね、あとでその部分だけ泡茶してごらん。
  湯の中で開いたら、それは砕茶の部分だというのが分かるから。
  乾いた状態では小さくて白くてきれいだから、仕上がり茶葉より好い碧螺春に見えるかもね。ひひ。
  
  砕茶もおいしいよー、味はほとんど変わらない。
  でも砕茶だからさ、仕上がり茶葉ほどの耐泡性はないよね。葉底にも影響するし。
  それを高価な碧螺春の仕上がりに入れるのは誠意に欠ける、っておとんは取り除いてくれるの。
  なんてったって、『国際面子』だもんね、わははーーー。

  それからね、本当はね、今の時期の碧螺春は白毛の大部分は茶葉から離れてしまうのが自然。
  最初の頃の碧螺春のように茶葉と白毛は一体化しなくて、仕上がりが「白っぽく」なるはずがない。』  
  
そうなんだ。
碧螺春は白毛が多いほうが高級品ってなにかの本に書いてあったけど、
確かに龍井だって碧螺春だって毎日毎日鮮葉の状態は変わるもんね。

取り除いた茶末は、鍋前に置いてある赤い缶に入れて、、、それ売るの?
自宅用?好きに飲んでいい?やったー。

 愛子の手。白毛がたくさん
熱そう。真っ赤。

 研究茶完成!ばんざーい!
色がきれい。
あれ?でも白毛がたくさんあるような。これでも少ない方なのかな?

品茶が楽しみ♪ [女尼]

研究茶炒茶その2

鍋がきれいになった。柴調整もOK?

  
鍋の温度を確かめて、、、さっき少し冷ました茶葉を戻す。 ふむふむ。

  
おとんは茶葉の状態を見ながら時々柴調整。「団」に入ると愛子と一緒に炒茶。

黒い袖カバーは愛子が作った炒茶専用のものなの。おとんとお揃い。 [女尼]

研究茶炒茶その1

愛『ふいみーん、始めるよーー!何してるのー、早くーー!』

しまった!下鍋と殺青の瞬間を撮り逃がしてしまった。ドジー!くすん。

 
「カーン」に入っちゃったのかな・・・?

 
あれ?もう茶葉を取り出すの? なんでだろう?

 きれいな色
触った感じはふんわりしていてもちもちしている。

 
次は洗鍋するの?

2年前、こんなことをやっていなかった、、、よね? なんでだろう?

[女尼] 

東山のご馳走その1

すごいご馳走♪
 お腹がぺこぺこだ。

 
「馬蘭頭」という春の野生の野菜       芹菜、これ大好き!

 
白魚ジュンサイスープ。おお、高級品!           ?魚

愛『私ひとりのときとは待遇が違うぞお~~~。(笑)』  [女尼]

再び東山へ

愛『おとーん、ただいまーー♪』
おとん『帰ってきたなー。おお、ふいみんも一緒か。』

おとんと愛子は、すでに研究茶の打ち合わせを始めている。

私は2年ぶり。ここも2年前と変わっていないな。
しみじみと懐かしむ暇もなく、、、私も研究茶の揀茶葉しなくちゃ。

 
長旅で疲れていないかな?      大丈夫だ!

 
       before揀茶葉             after揀茶葉(下が茶葉になる部分)

研究茶の揀茶葉は、愛子と私のふたりで。
 まだまだ~ 山盛り、先は長い。
愛子が碧螺春淹れて持って来てくれた、おいしいー!

一生懸命やっても、私ちっとも進んでいないような、、、どうしよう。
全部やるのに何時間かかるだろう、、、私のこのペースだと朝までかかっても、、。

おとんやおかんは碧螺春の揀茶葉しなくちゃいけないし、そっちの方がこっちよりもっと多くて大変だから、
こっちの手伝いなんか頼めない。
それは承知の上だけれど、これではいつまでも愛子は炒茶が始められない。
でも、もうすぐ炒茶は始めないといけないし、おとんと愛子は今日の炒茶が終わるまで眠れないし、
おとんと愛子が炒茶を始めたら私ひとりでこれ全部やることになるのかな、、、どうしよう、ひーん。

おとんと愛子が向こうで何か話している。

しばらくして、助っ人がきたー。
 愛『残業でごめんね、よろしくねー♪』
愛子が、全員に揀茶葉の方法を説明している。

続いて、おとんと愛子が1人ずつ全員チェックをしている。
愛子は私に、『ふいみん、監督よろしくね。』と、みんなにはわからないように日本語で言った。
ん?なんでだろう?みんなやったことないのかな?

一気に進み出した。

おとんと愛子が相談して、近所に助っ人を探しに行ってくれたのだった。
全員、出稼ぎで近隣農家に来ている同郷同士の茶摘隊だそうだ。
すでに揀茶葉が終了していた数件の農家さんに頼み、寝る準備していた茶摘隊に
臨時でこっちに来てもらったそうだ。近所の方々、どうもありがとう。

え?え?でも、私が着いたとき、おとんの家はまだまだ揀茶葉が終わっていなかったのに、
ご近所さんの方が収穫量も多いはずなのに、どうしてご近所さんたちはもう終わっていたんだろう?
愛子、なんで?

愛『そりゃ~、《おとん》と《おかん》だからだよ!』

え?どういうこと?
愛『ご近所さんとは製茶の方法が違うよ。
  おとんとおかんはね、製茶がすごく丁寧でやることが徹底しているでしょ。
  おかんなんか食欲もなくて倒れそうなのに、どんなに疲れていても絶対に「適当」にはしないでしょ。
  明日近所に連れてってあげるね、そうしたらすぐに違いが分かるよ!』

なるほど~。だからおとんと愛子が全員に揀茶葉の講習をしていたんだ。

数時間後、終了!
 
     揀茶葉した鮮葉                 茶片

全体量は大体こんな感じ
 左:揀茶葉した鮮葉 右:茶片

あんなにがんばって、みなさんにも手伝ってもらったのに、炒茶できるのは一鍋分だけ。
碧螺春作るのって、本当に大変だな。

おかん『ごはーーん!』

愛&[女尼]「はーーい!」  [女尼]

再び翁家山へ

研究茶のために、歌おじちゃんのうちへ。

またウェルカムティー
 あま~い。とろけそう♪
えっ?3月29日のおじちゃん手炒の?

 
こちらは、研究茶用鮮葉。         摘みたてだ、香ー!

研究茶用鮮葉は、もうひとつある?
こっちは、歌おばちゃんがこの時間に合わせてぎりぎり間に合うように摘んでくれた分?
研究茶用鮮葉の半分は、朝一で摘んでくれている?すでに涼干済み?
どちらも同じ地点、同条件の原料?

じゃあ、どうして摘む時間変えるの?
炒茶タイミングに時差が生じるから、条件が近くなるように摘む時間も変えてもらった? 
なるほど~。

こちらは、摘みたて。出張へ。
 
摘んだばかりで涼干が済んでいないので水分が高く、まだこのままでは炒れない。               

朝一で摘んですでに涼干が済んでいる分は、ここで兄弟子が手炒を始めた。
 早速炒茶

愛子、しばらく炒茶を見ながらおじちゃんとおばちゃんと話している。

おじ『なに?向こうに着いたらひと芽ひと芽全部揀茶葉するって?これを?
   本当に全部やるのか?そんな面倒なことを?信じられないなー!ひゃー。
   愛子、そのお茶少し飲ませてくれよ!ひゃっひゃっひゃー。楽しみだな~。』
おば『摘んだこの芽全部やるの?本当に?なんで?なんでそんな面倒なことするの?
   じゃ、碧螺春は龍井よりもずっと高級な茶葉になるはず!でしょ?
   そんなことない?なんで?そんなに面倒で丁寧に作ってんのなら龍井より高くなるはずだよー。
   愛子、次に私にそれをやってって言わないでよ。いやだからねー。
   例え山ほどお金積まれてもどんなに頼まれても、そんな面倒なこと絶対絶対やだからねーーー!』
愛 『どーーーしようかな~。ひっひっひっ♪』

みんなで大笑い。

愛子、話し終わって茶葉チェック。『ふいみーん、ちょっと来て。』
んん?なになに?

左:早朝摘み老蓬第3蓬   右:3日午後摘み最後の43号
 それぞれ機械で青鍋後の様子
ほーーー。大分大きさが違う。

↑右の、3日午後摘み最後の43号、の回鍋後の様子
 へーーーー。大きい。
まだ清明節前なのに、新蓬(43号)は時期としてもう『最後』なの?

そうなんだ、最後だからこんなに大きいんだ。
比べると、老蓬の方はまだまだ芽が多いし大きさも小さいのにね。
43号は、明前茶を作るための早種として改良されたから当然? あ、そっか、、そうだった。

こういう大きい原料を回鍋するときにまっすぐに炒るのがとても難しいと愛子が言っていた。
うーーん。この時期の43号じゃ確かに難しそう。
下手するとぼろぼろに崩れるか、くねくねしてるかになりそうな感じ。

午前第2便到着
 これはもちろん老蓬だね!
まだ発芽したばかりの小さい芽が揃っている。

 ささ、出発だ!
      ↑中身はな~んだ?

[女尼]

いい天気

今日は風があって気持ちいい~。これなら洗濯物はすぐ乾くね。
 宿の屋上、洗濯物干し場
のびーーー?
愛『自分の体も干したーい!』

注目!写真の右上。向こうの建物の屋上に林屋敷がある。
何だろう?といつも気になる・・・。

 屋上から下への眺め
庶民の様々な生活の一部が見える、中国らしい風景。 [女尼]

杭州でもやることいっぱい

昼間は、郵便局、銀行、スーパーへ買出しなどなど、ダッシュで動き回る。
街にいるときにしかできないことを一日でまとめてやるので、忙しい。

スーパーへ。
  
食料品いろいろ。おとんへのお土産探し?   愛子、何見てんの? 愛『これいいなー。』

スーパー前の屋台。
 愛『みんみん、きゃー♪見て見て、触って触って』
『「青団」がぷにぷにだよー。気持ちいいー。食べようよ!』

「青団」?ってなに?
清明節前に食べるの? そういえば「黒団」もあったな。
何が違うんだろう?

すっかり夜も更けた頃、大荷物を抱えてやっと部屋に戻れた。疲れたー。
洗面所にいてまだシャワーのお湯が出るかチェックしていたら、
部屋から「ブツッ、バスッ、ブツッ、バスッ、」とすごい音が聞こえてきた。
なになに?愛子なにやってんだ?
 何かを作り始めていた。
何かを仕込んでいる?
郵便局で買ってきたダンボールを解体して工作している、怪しい。。。

ブツッ、バスッ、ブツッ、バスッ、とふたりで一緒にやっていたらお腹がすいた。
 下の店に出前を頼む。実に便利。

最後の止めは大量の洗濯物。
こういう機会にズボンやフリースなどの大物も洗う。2人で協力して流れ作業。

夜中にこそこそ屋上に行って干す。星がきれい。明日も晴れるぞ。ふう~、やっと眠れる。 [女尼]

なんだこりゃ?

今日こそたくさんブログアップできると思ったのに。それなのに、、、。

一応、私達のこのサイトらしい、、、今日はまだましな方。
 どこのサイトじゃー。
ブログのトップページです。
中国限定バージョン?サイトを作っているお兄ちゃん@管理人も見たことがないだろう。

さて、私達のアップはまったくだめ。何度送ってもエラーになる。受信も遅くて怪しい。

都会だから、田舎だから、なんて関係ない。
昨日はできたのに今日はだめ。
今日はだめでも明日はOKだったりする。
あの部屋ではできたのにこっちの部屋はだめ。
特にネット関係はいくら「なんでー?」と考えてもほんっと、わかんないや。
それでも年々進歩してるから「そのうち」と期待しよう。

大陸って、いつ何があっても不思議ではない不思議なところだとつくづく思う。 [女尼]

杭州でご飯

いつものお宿の1階にある24時間営業の食堂にてお昼ご飯。

ルームサービス(部屋への出前)もしてくれる。もちろんテイクアウトもオッケー。
ここの餃子を遠くから食べに来る人がたくさんいるほど餃子は安くてメニューが豊富、
他にも砂鍋や料理のメニューもいろいろあり、どれも安くておいしい。
ただ、餃子以外は時々塩辛くて(特に夜中の調理人)最後まで食べきれないときもある。
「いつものね~!」状態でよくお世話になっています。
 
「香春芽」という野菜、今の時期しかないんだって。  「香唇」↑は何でしょう?ぶひ。

 
香春芽は玉子焼きにしてもらった。        筍と塩豚肉と豆腐干結のスープ

[女尼]

ぴっちり

いまさらだけれど、歌おじちゃんは何をするにもいつもとても丁寧。
最初は、おじちゃんの家の製茶の方法が他の家とさほど変わらないと私は思っていたけれど、
愛子に言われて製茶しているご近所さんたちと比べてみて、改めて細部の違いを知った。

茶葉包装ひとつ見ても、その丁寧さがよくわかるようになった。
この包装も、愛子に言われてご近所さんたちやいろんなところで見比べるようになって、
改めて違いを知った。
 
なんでこんなきれいな正方形にできるんだろう?
写真だけでみると、よく見かける龍井の包みと同じように見えるかもしれないけれど、
おじちゃんが包装する包みだけは、わざと乱暴に揺すっても中で全く茶葉の音がしない。

そろそろ最終バスの時間が。今夜は一度杭州に戻る。
歌おじちゃん、歌おばちゃん、船おじちゃん、船おばちゃん、みんな、どうもありがとう。
またすぐ来るね。

愛『おじちゃん、茶葉保存よろしく! じゃ、また来週ねー。加油炒茶~♪』              [女尼]

ご飯だ♪

茶摘み隊が帰ってきた。
 今日もお疲れ様です。

 と、いうことは
ご飯ターイム♪ [女尼]

本日の炒茶分析会

愛子が炒った龍井。見せて見せて、どれどれ?
 左:第1鍋 右:第2鍋
きれ~い、おいしそうやないか~。香ばしいー。

 第3鍋ができた。

 
どうですか?                 そこまで突っ込まなくても・・・。

 そこまでジーーと見つめなくても・・・。
でも本人にとっては真剣勝負。

 右上:第1鍋、左上:第2鍋、下:第3鍋

炒茶した茶葉を確認後、次に愛子が始めたことは。
 その茶葉を品茶して確認。
青鍋直後、回鍋前の状態。
現場でなければ飲めない貴重な品茶だ!

この時期のお茶は、初めの頃に比べると大分大きいので難しい?うんうん、なるほど。
え?炒っていたのは老蓬じゃないの?なに?
剪定直前の43号?そうだったの?私は老蓬かと思っていた。
そうなんだ。だからさらに大きくて標準も揃っていないのか。
今の時期の老蓬を炒るよりもっと難しいんだろうな。
それでも手炒できるなんて私は拍手を送りたい。 [女尼]

龍井第3鍋

愛子炒茶

第2鍋。始まった。

 今度はどう?いい感じ? 
 途中途中、左手で温度調整している。
 「熱そう。」
愛『いやいや、今はまだ冷たいよ~。熱いのはこれからこれからー。』

 集中。(映像)

 愛『焦了。』(映像)

結果は如何に。 [女尼]

愛子、願望達成?

愛子が、ついに炒茶だ(青鍋)!

 おじちゃんは機械番。
 兄弟子が炒茶するのを見て復習。
愛子は、「もう一鍋お願い」と頼んでいる。

愛『ただ見ているだけじゃないよ。イメージトレーニング!
  炒碧螺春の手から炒龍井の手に切り替えているの。
  うん、よし、もう大丈夫かな、炒ってみようー♪』

 いよいよ。
本人は『しばらく龍井を炒っていなかったから』と少し緊張気味?

 
しばらく炒っていないはずなのに、おじちゃんと兄弟子と同じに見える。
すごい、2年前見たときより上手になっているような。
手が自然に動いてもうすっかり慣れている感じ。
それに、今年初めての鍋なのになんで普通に炒れるんだろう?
おじちゃんも兄弟子も何も手を出さないで黙って見ている。
 
わわ、力が入ってきた。真剣だ。        起鍋。できた。出来栄えはどう?

 左:愛子 右:兄弟子
私には、ほとんど変わらないように見える。
本人は少し不満意らしく、色が少し暗いと言いながらなんか考えている。

おじちゃんが確認。
 (映像)
おじちゃん、いいところは褒めて足りない部分もちゃんとアドバイス。
さすが愛子の師匠。

次も頑張ってー。 [女尼]

午後の茶摘み

いつものように、昼食の後片付けと夕飯の仕込みをしたら、またすぐに出発。
 午後は違うところ。

山頂近くまで登ったのに、今度は下り?
 いきなりおばちゃんが消えた!
斜面が急だからか。
すぐ前にいるおばちゃんの姿があっという間に見えなくなるくらい、ここからは急な斜面。

かなり下りてきた。
 わ、もうあんなところ。
私の知らない場所みたいだから早く追いつかないと。

ここへ来たのは私は初めて。かなり谷底まで来た感じ。
 愛子はもう摘み始めている。

 
朝の場所の芽と比べるとあっちのほうがしっかりしているような。
同じ状況ではないから単純には比べられないけれど。

しばらく摘んだら大体摘み終わった。
 おばちゃんと愛子は打ち合わせ中。
愛子と私は、別の場所へ移動した茶摘み隊がここで摘んだ分を、先に家に持ち帰ることに。

 
ほぇ~今度はきつい登りだ。       おばちゃんは途中で別の場所へ移動。

 ひえ~まだまだ登りだ、ふう~汗ばむ。

 途中で墓地の中を通り抜ける。
「お邪魔します。通してください。」(お墓に向かって言うの。香港のおまじない)

 村が見えてきた。

おじちゃんに届けた、午後の第1便。
 午前の場所と比べると・・・
ちょっとやせているような気がするのは気のせいだろうか。
ねえねえ、愛子、どうして? あれ、聞いていない。
あー、ついに始まるのか! [女尼]

早めのお昼。

と言ってもみなさん朝早いし、中国ではこれくらいの時間で
お昼を食べ始めるのは普通かな。
 すごい勢い。相変わらず食欲旺盛です。

私もお腹がぺこぺこ。
 
私たちが朝下ごしらえした野菜たちが調理されている。
おお!今日のどぅんどぅ、スペシャルバージョンの蝦入りだ。

[女尼]

ゴザ登場

  • 2007-04-02 (月)

大きいゴザ登場!
 久しぶりに見た。
ゴザに広げたのは愛子オーダー茶葉ではない。

愛子オーダーはこっちこっち。さっきみんなで遠い山まで登って摘んだ分!
 みんなで鮮葉チェック。

異物、老片や硬い梗が入っていたら取り除く、大きさは揃ってるか、状態はどうか? 
などなど、おじちゃんとおばちゃんも入り全員で確認。 [女尼]

戻りまーす。

大体摘み終わった。
 10時に「戻れ指令」が出された。
家まで遠いから引き上げも早い。
急斜面なのにみなさん速い。待ってー。

途中の渓流で靴底の泥を落として、手を洗って、雨具も洗って。
水が気持ちいいー! って撮影をすっかり忘れた・・・

 やっと公道に出た。今度は登り。
まだまだですよー。途中で通る公道は山道よりも歩きやすい。

やっと着いたあ。
 愛子は随分前に帰宅していた。
茶摘隊よりも後に山を降りたはずなのに。愛子は歩くのが早い。 

 
左&右奥:12人が朝一から摘んだ全員分
右手前 :40分くらい摘んだ私たちふたりの分、左私、右愛子

 左:愛子 右:女尼
愛 『おじちゃーん!ご飯何杯食べていいー?』
おじ『おお、愛子摘むの速いなー。二杯食べていいぞ!ひゃっひゃっひゃー。』
愛 『どんぶり大盛りでよろしくねー、へっへっへー。』

私、これじゃご飯一口か二口しかもらえないかも(笑)。 [女尼]

到着

ついに到着ー!
 下の方を眺める。
この山は斜面が急だ。
歌おじちゃんとおばちゃんの茶樹は下の方にはなくて、この山の頂上付近だけなので
更に斜面が急になって歩きにくくて、茶摘していても危なくて時々落ちそうになる。
というか、すでに何度も転んで泥んこになっている。
けれど、他の場所の畑より空気がおいしく感じるし風がやわらかくて気持ちいい。

愛子、何してるのかな?
 雨具をつけてるのか。
夕べ雨降ったから、芽の露水はすっかり乾いていても茶樹の下の方はまだ濡れているもんね。

 
おいしそうな株を探す愛子。            いいのがあった?

 うわー、好芽だー!
なになに?
ここは細身の伝統品種が多いけれど好樹が多い? ふむふむ。
細身でもどれもすごくしっかりしている? うんうん。ぱつん、ぱつん、、うわ、摘む感触が違う!
小さめなのにこの重み!梗がしっかりしている!
それに、香りと味が特別好い? もぐもぐ、、、うわー本当だ、違うー! 
なんで?ねえねえ、なんでこの場所だけこんなに違うの、愛子?
あれ、いない?

  わーい、たくさん♪
[女尼]

またより道

はあ、はあ、山頂が見えてきた。きつー。
 もう少しだ。

と思いきや、愛子が逆方向へ曲がった。どこへ行くの?
 へ?確かここは、白おじちゃんの畑だ! 
安吉白茶だ! まあ、みんな前見たときより立派になって。
(白おじちゃんは、歌おばちゃんの一番下の弟。)

 
きれいだね。摘まないの?

愛『白茶龍井は注文がないと作らないよ、白おじちゃんだって今が一年で一番の稼ぎ時だからね。
  改良種の白茶は原料代高いし別作りするから龍井よりも高価になって欲しい人も限られるし、
  こういう本物の獅峰産の白茶は産量が少ないから分かる人も少なくて一般には出さないし、
  なにより今は需要の多い龍井が新蓬老蓬ともに収穫期で忙しいでしょ。
  ふいみんが買うなら摘んでもいいよ、でも今日の龍井相場よりもっともっと高くなるよ、ひっひっひっ!
  買う人がいない可能性の高い高価な茶葉を少量作るより、需要の多い旬の龍井を少しでも多く
  作る方が今は優先だからね。
  シーズン初めの時間に余裕があるときに好芽がまとまって発芽していたら、注文なくても作る年もある。
  でも今春は、こういう早種の出始めは氷点下でやられちゃったからねぇー。
  しかし、この白茶もあと数日で緑色になっちゃうなぁ~。』

そうか、ちょっともったいないね。でも仕方がないか。 [女尼]

茶摘みへ

さてと、買出しの山を片付けたら私たちも茶摘みへ出発! 

今日はいつもと違う、遠いぞ。
 
まずは村を出て、ひたすら山を降り、一度公道まで降りて向こうの山のふもとまで回りこみ、
そこからまた山を延々と登ることになる。てくてく。
公道の下の方まで降りると、途中で龍井村をちょっと通り抜ける。

寄り道してるー。
 
子犬と戯れ始めた。               次はお花見をして? 

あ、この花、山頂で茶摘していたときに咲いていたのと色違いだ!
また歩き始める。

途中で、いきなり大きな木をだっこ?
  はて?何か意味があるのだろうか??
「愛子ぃ、何してんのー?」
愛『気持ちいい~♪』

気持ちいい?
愛『やってごらん!樹の声も聞こえるよ!あったか~い。ああ~~~いいわ~♪』
あったかい?ほんと?だっこするの? でもアリがいるよー、大丈夫?気にするな? 愛子が払ってくれた。
ほんとだ、なんか気持ちいいー。暖かくて落ち着くー。
樹の声ってなに? 耳を当てれば分かる? 
うーーん(目を閉じる)聞こえるのは渓流の水の音と風で揺れる木の葉の音と鳥の声。
樹の声は? 

また歩き始める。
やっと入り口に着いた。
 さあ、ここからはひたすら登りだ。
 登っている途中で
あれ?
ここらへんって、前に来たときは原生林の中じゃなかったっけ?
どこかの農家さんが畑に開発したのかな。この場所環境いいからね。 [女尼]

調理実習

野菜がすごいいっぱいだーーー。これで一日分? そうか、20人分だものね。
 
おばちゃんの野菜下ごしらえ講習が開始している。

生ワラビは、指で確認しながら「老」の部分は外して食べられるやわらかい部分をちぎるのね。
うんうん、なるほど。

 
講習終了? あとは実習? おばちゃんは茶摘み出発準備。 

愛子、私も手伝うー、やらせてー。
『よろしく! なにからやりたい? 筍はいかが、おもしろいよー。』

 きれいに洗ったら専用籠に置いて一段落。

[女尼]

朝市:後編

愛子チェーック、始まり始まり。
  何見てるのかな?

 
また何か見つけたみたい。       嬉しそうー。来て来て?何だろう?はーい。

 おお、生ワラビ!
え?おばちゃんが買ってくれるって? 嬉しい、私も食べたい!

 ou筍(手前の野菜)も新鮮でおいしそう。

 
芹菜(中国セロリ)だ、 西芹(日本で売っているセロリ)とは違う香りで私は大好き。
と言ったら、愛子『それは芹菜じゃなくて水芹菜(セリ)だよ。』
え?水芹菜ってなに?芹菜と違うの?今までに私食べたことある?え?え?
愛子はすでにどこかへ消えていた。
えーと、ここのキャベツはとんがり帽子みたいでかわいい。

 大収穫。帰って早速調理じゃ。

[女尼]

朝市:前編

おばちゃんと翁家山村の朝市へお買物。

毎朝、その日一日分の食料をここで買出しするの?
 私がここに来たのは初めて。わくわく♪
あれ?
ここって、昼間は駐車場のとこだよね?
あー、早朝の短い時間だけ市場になるんだー。そうか、他の産地の村と同じだね。

  
  
青菜、筍、肉、タマゴ、皮蛋などなど、生活用品まで各種取り揃えてございます!

それにしてもすごい人。おばちゃんと愛子は早速みんなと同じく忙しく回っている。
あれを買ってこれを買ってと、大きな声が飛び交い市場を活気付けている。
(愛子が私を見て向こうから何か叫んでいるんだけれど、何を言っているか聞こえないよぉ)

なになにー?
 「黒団」食べるか? って、それってなに?
今の時期(清明節前)に食べるもの?
甘いのとしょっぱいのある? じゃ、甘いの!

次はなに?
 『みんみーん、何食べる? いくつ欲しい?』

饅頭と肉包(肉まん)と菜包(野菜まん)と豆沙包(あんまん)、、、って、愛子いくつ食べるの?
「黒団」もあるのに、私食べられるかなー。愛子がいるから大丈夫か。(笑)

[女尼]

翁家山村の夜明け

起床。もうすぐ夜が明ける。

 
部屋からの眺め。周りの家の様子。みんな早ーい。

 
あっという間に明るくなった。朝は冷えるな。 [女尼]

位置について

夜。おばちゃんと茶摘み隊が休んで静かになった頃。
それぞれの「持ち場」へ。


私。画像整理&ブログ準備。
船おじちゃんが貸してくれた部屋にて。


愛子。炒茶のお手伝いと茶葉の状態を確認。

[女尼]

本場の農家と都会の農家

歌おじちゃんの息子さんがネットが使えるようにセットしてくれた後、
サイトを見たいというおばちゃんや息子さんに、愛子が去年の東山おとん碧螺春の日記を
紹介しながら画像や内容の説明をしていたときの会話。

息子『わあ、すげー、これ中国国内?ウソだー。ほんとに?
  この農家さん、今時まだ≪おまる≫使ってるの?
  こりゃすごいや。うわー、本物だ。碧螺春のこの人たちは≪本場の農家≫だ!』

愛「んっ? 本場って。。。あはは、この家だって龍井の本場の農家でしょー。」

息子『いやいや、龍井は≪都会の中の農家≫だよ。』

愛「あぁ~確かにそれは言えるねぇ~、わははー♪」

しばらくみんなで大爆笑した。 [女尼]

豚肉が「咸猪肉」になるまで

食後、船おじちゃんがベランダに干してあるあの肉の塊を台所に持っていった。

 適当な大きさに切って、

 冷凍庫へ。これで長く保存できる。

しかし、この肉がここまで来るには長い道があったそうな。

まず、生の肉を見えないくらい塩の中に漬け込んで、半年ほど待つ。
そうしたら骨の芯まで塩分が入っていてこれでまず腐らない。

その後、中の余分の油が自然に出てなくなるまで数ヶ月~半年ほど干す。
これで写真のような状態になる。
気が遠くなるほど(私には)長い時間をかけて作るものなんだね。

船おじちゃんは料理が好きだからもっと詳しく説明してくれたんだけれど、
全部覚えていなくて、、、大体こんな感じ!

[女尼]

晩ご飯♪

 今日は船おじちゃんが腕を振るってくれた。

おかずがいっぱい。おいし~♪

愛子はもうお代わりしている。

[女尼]

黒い手が語るのは

愛 『ただいま~。おじちゃーん、今日の私のご飯代これで足りる?』
  愛子の籠分。
おじ『おぅ、十分だ。およ?愛子ひとり分?何分摘んだ?出稼ぎの茶摘娘たちよりも早いぞ!ひゃー♪』
愛 『2人分食べるからさ。』
おじ&愛『ひっひっひー。』

おじちゃんとおばちゃんが言うには、愛子は摘むのが早くて正確だそうだ。
本人は『おばちゃんとは比べ物にならない。』というが、短い時間でもひとりで大漁だ。
おじちゃんから、大きいどんぶり2杯のオッケーが出て喜んでいる。(笑)
私は、、、小さい茶碗一杯にも足りないだろう、、、がんばろう。

 愛子の手。
茶摘みで自然に付く鮮葉からの茶汁が染みこんで、指先が黒くなっている。

 茶摘み隊も帰ってきた。
毎日長い時間茶摘みしているみなさんの指先は、もっと黒い。

茶摘み達人の歌おばちゃんは、もっとすごい。
両手を使いすごいスピードで正確に摘んでいる。
その両手は、全体に茶汁が染みこんでいていくら洗っても取れない。
年間通して、シーズン中は毎日摘んでいるので、特に指先はすごく黒い。
その黒い手で、今までに何千万個(何億個かも)の芽を摘んだのだろうか。[女尼]

いってきます。

 

露水を乾かしている鮮葉と炒った茶葉をチェックして、

 

また、茶摘みに戻りまーす。

  ひとりでにやにやしている人を発見。  [女尼]     

昨日は暑かったのに

 昼ごはんの後片付けを済ませ、茶摘みに出発。
おばちゃんと茶摘み隊はすでに出発。こちらは別の行列。

 今日は登ったり下ったりとまた遠いところ・・・。
ふう~、待ってー! みんながいる。あそこだな。

 これが本日の標準ね。了解!

 
好芽がたくさん、るん♪            こっちにも。

 あ、そっちにも。
早く摘まなくちゃ間に合わない! 頑張ろう。

 

 雨で一気に気温が下がった。みんな着込んでいる。

 
私は昨日の教訓で今日はしっかり着てきたけれど、寒いー。 愛子ももこもこ。

 うわ~なんか冷気がこっちに来るぅ。ぶるぶるっ。
雲の動きも怪しくなってきたぞ。

ピカッ!ひえ~~今空全体がすごい光った。ゴロンゴロロン~~。雷だ!だんだん近くなる。
大雨になると大変。それにしても本当に寒いよ~。指がう、動かない。

 あわわ、ついに雨が降ってきた。急げ急げ!

 早く鮮葉を持って帰らないと。みんなはまだ摘むの?

 
鮮葉が濡れないように帽子を籠にかぶせる。 今度は登りからかあ。待ってー。

 なんとか間に合った。よかった~。

みんな夕方まで寒さや雨に耐えながら摘むんだね。炒茶も茶摘みも本当に大変な仕事。 [女尼]

ご飯タイム♪

 茶摘み娘たちが畑から降りてきたということは、
もうすぐご飯タイム♪ 急いでおじちゃんの家に戻る。みんな一足先に戻っていた。

 午前第2便の鮮葉。第1便ほど露水が多くない。
同じ日でも鮮葉の状態が刻々と変わるね。

 私もお腹がすいたー。
豚肉の塩漬け、おいし~♪ [女尼]

野外授業その2

  ご飯の下準備が一段落したところで、
愛『ふいみん、畑に行ってみよう♪』
愛子の野外授業がまた開始!

愛『この子はだ~れだ?』 『じゃあ、この子は?』 『そっちは?』

といきなり茶樹の品種を見分けるテスト。難しくて写真を撮る余裕まったくなし。

何度も何度も間違えてあれこれ見ているうちに茶摘み娘たちが帰ってきた。
今は雨が止んでいるけれど夕べと今朝は結構雨が降ったから
みんな雨具をしっかりとつけている。

たくさん間違えてやっとなんとなくわかってきたような気がするけれど
次に来るときはきっと忘れているんだろうな・・・だって理屈だけでは覚えられないんだもん。

もっと勉強だあ!実習だあ! [女尼]

 

本日の献立

 今日も野菜がいっぱい♪
野菜洗い、お疲れ様。

 にら?愛子何作るの?

 今日もau筍(野菜名)がある。
炒めるのかな?和え物にするのかな?

 おばちゃん、硬そうな肉の塊を切っている。

 
お?何を作るのかな?                その肉でスープを作るのか。

 これがあの肉?(ベランダに干してある)
咸猪肉(豚肉の塩漬け、保存食だ)。

香港にもあるけれど、こんなふうに干しているところを見たことがないからおもしろい♪  [女尼]


 

同じ機器炒でも・・・

 
おじちゃんが茶葉を篩うときにいつもこの専用の帽子と上着を着用。
茶末が飛んで服や体に付いたら炒茶に影響するからだって。
私が写真を撮ろうと近づくと追い払われる。(笑)

 今日もお仕事お仕事。
一度目の回鍋終了茶葉を篩い、さらに回鍋が必要なものを選別。

あれ?愛子は?    
なかなか帰ってこない。どこいったんだろう? 

戻ってきた!近所へ行っていたのか。
 何かを持ってきた。茶葉だ。


近所の家から持ってきた茶葉を見ながら、おじちゃんと話し込んでいる。
なに話しているんだろう?

 愛『ふいみん、ちょっとこれを見て。』

「うん、なになに?」

機械で青鍋終了の状態だ。
 左:おじちゃん 右:近所さん
愛『何か気づかない?』

「ご近所さんのもの、おじちゃんのに比べてくねくねしてる。同じ機械だよね?なんで?」

 上左:おじちゃん 上右と下:近所さん
愛『機械を使う技術の違い。
同じ機器炒でも、炒茶人の技術の違いでこういうふうになることもあるの。
いくら機械を使ってもやはり炒茶の技術が大きく影響するよね。』

「なるほど、、、鮮葉条件はほとんど同じだったのに、、、。
道具を使うのは人間だもんね。」 [女尼]

濡れた鮮葉に・・・

朝ごはんを済ませたら早速家事のお手伝い。

 これはおばちゃんのメッセージ?
(東山のおかんみたい)

 早朝組鮮葉第1便到着。愛子は台所からすぐ来た。

 夕べ雨が降ったため、葉っぱに露水が。

  
おじちゃん、ネットを取り出し、鮮葉を入れたら・・・

 洗濯機に入れて脱水♪
(これは愛子がオーダーしたものではない)

  
それから鮮葉を広げ扇風機を全開!
普通に攤放するより早く露水が乾くね。 [女尼]

朝ごはん♪

 今日は稀飯がなくなりそうなので外で朝ごはん♪
愛『ふいみん、朝ごはん食べに行くよ~。』 「は~い!」

昨日寝ていたときにだいぶ雨が降ったみたい。なんか一気に寒くなった気がする。

 
早速いろいろチェック             おお、茶葉蛋がある 

 
うわ~、きれいなワンタン。ねえ、愛子~これにしよう。
あれ?いない?

 ワンタンの中身をチェックしに行ったのか。

 煎餅も頼んだ。

 
あつあつでおいしそう~、いただきまーす♪  [女尼]

Home > Archives > 2007年04月

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