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2012年03月

31号

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何に見える?

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怪しい、実に怪しい。 この限りなく怪しい姿。。。皆さんは何に見えるんでしょうか?
強盗?神秘超人?仮面ライダー?

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実は、これ、精製してるんです。お茶を審査して問題がないことを確認したら
一鍋ずつ2回目の精製して炒茶後の伝統工程に進む。
なるほど、これならあとでまとめてやるより手間が省けるし、間違えないし、掃除も愛子の自宅よりこっちのほうがしやすいものね。
いろいろなところが合理的、効率的に進化した模様。

お茶はロジカルに考えられないところがあるけれど、それでもひとつひとつの作業をロジカルに考えて改善している愛子はすごい。
それにしても、よくこんな大きいボールをここまで持ってこられたものだ。

ふいみん

審査中?指導中?

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審査しながら、おとんがメモ。(内容は、摘み日、摘み場所など)
おとん『3月31日 陽梅山・・・』
愛『おとん!楊梅山ってどこよ?初めて聞いたよ、楊梅のある山?楊梅はどこでもあんじゃん!適当に書かないでこれまでと同じにしてよ。』
おとん『へへ、じゃ、○○下面。どこどこの上中下と書くんだったかな。ちゃんと覚えてるよ』

RIMG0021 甘くておいしい♪

ふいみん

新兵器

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その1:けほけほ防止板(青い板。前からあるらしいが、私は初めて見た)
その2:炒茶しながら火の状態のわかる『火鏡』(向こうの壁にかかっているの、見えるかしら)

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さらに炒茶すること20分・・・できた   え?こっち(右)は砕茶扱い?なんかすごくもったいない。普通ありえない。

ふいみん

炒茶中

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相変わらず力が入っている               

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旅の疲れに、まず去年の茶片紅茶で喉を潤す       なごやか~

さて、質問です。
前回私が見た鍋と何がどう違うのでしょうか?
(前回っていつよっ!)

ふいみん   

妙な感覚

長い道のりを経て、ようやくおとんの家へ到着。

愛子、炒茶待機中。おとん、薪調整中。

久々に見た光景なのに、なぜかあまり久しぶりの感じではない。

でも、年月は確かに全員に刻まれている。一番目立つのは小花。

ついこの間まで「売花小姑娘」(当時幼稚園)だったのに、
もう中学生。。。子供って成長早いなあ。。。

と、感慨深く考えていたら、、、もう2鍋目の炒茶が始まった。

写ーー真!

ふいみん

ふおお~

ビジネスクラスって、2回目の経験かな?前乗ったのは随分昔のことで、
そのときも何かあってそれで変更してもらったようが記憶が。

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ひ、広い☆(あたりまえ) ふおお~豪華なのはメニューだけじゃなくて食器も。テーブルクロスまで付いている☆☆☆

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メインディッシュ                   デザート♪

感動・・・

田舎者ですみません(汗)。

ふいみん

満席です

『申し訳ございません。この便は満席です。』

「えっ?」

『あと10分ほどお待ちいただいてよろしいでしょうか。』

「どういうこと?」

『受付終了時間までキャンセルが出たらこの便でチェックインしていただけますし、 満席なら30分後の便は今はまだあるのでそちらに変更させていただけます。』

「はあ・・・」

・・・10分後・・・

『お客様、申し訳ございません。やはり満席です。もしよろしければ、11時発の便でビジネスクラスにアップグレードしますので、 そちらを考えていただけませんか?』

「今11時発のは空いているんですよね?」

『はい、すぐチェックインできます。』

「まず10時発の便を調べていただけますか。」

『かしこまりました。・・・すみません。こちらも満席ですね。』

「わかりました。ほかに選択肢はなさそうですね。じゃ、そちらでお願いします。」

『かしこまりました。11時発の便でビジネスクラスに変更、(同僚に)伝票を書いて。申し訳ございません。 こちらが搭乗券とこちらは空港の食事クーポン(40ドル)です。大体どこでも使えますが、念のため、 食事する前に一度店の人に確認してからお使いください。』

「ありがとうございます。」

今日から香港のGW(みたいな連休の取りやすい週)なのです(清明節の休み(中国本土は1日~4日休み、香港は4日のみ休み) とイースター休み(学校は1週間ほど休み?))。

空港では見たこともないような集団でいっぱい。特に驚いたのは小学生?と思われる集団(皆さん制服姿)が多いこと。

しかも学校の先生が添乗員のような感じで付いている。今どきの小学生って普通に修学旅行が海外旅行??

といっても香港では修学旅行という形のものはなさそうだが、どこかへ研修みたいな感じで行くのでしょう。

というわけで、1時間半ほど遅れまーーす。

ふいみん

養殖池の碧螺春

今日は雨で停工、この家では誰も茶摘みをしていない。

なのに鮮葉がある?! これから私が炒ります、チェック中。 
さて、これは何でしょう?
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なんかちょっと汚い・・・芽の中にほこり、なんで? まあ、炒っちゃえばわからないけど。
ところどころ色が変色している、これは雨天の影響が大きい。まあ、炒っちゃえば。。。(笑笑)

答え:親戚(おかんのお兄さん)の家の鮮葉!

おかんのお兄さんの家(おかんの実家♪)は、東山の太湖側で蟹(上海蟹)の養殖をしている。
現代になって、その養殖池の周囲に茶樹を植えたので、わずかだが毎年鮮葉の収穫ができる。
通常は、このまま鮮葉を売って収入にするのだが、今日は『礼品』にしたいそうだ。
いつもの蟹のお客さんから、注文があったそうだ。
そうなると、炒って茶葉にする必要がある。
でも、彼らは炒れない、もともと碧螺春を作っている家系ではないから。
そこで、碧螺春農家の親戚(妹の嫁ぎ先)に炒ってもらうためにここに持ってきた。

東山で、もともと碧螺春を作っているのは、山間部の一部の果樹園エリアだけ。
しかし現代になって、多くの東山の住民が、収入源として自分が使える土地に茶樹を植えるようになった。
魚や蟹の養殖池の周囲や、平地に新しく開拓した蜜柑などの果樹園(もともと東山に蜜柑はない)など、
土があれば茶樹が植えられる。
しかし、とうぜん彼らは自分で炒ることはできない。

だが、炒れる必要もない。
収穫した鮮葉は、碧螺春の製茶工場や販売会社などに持っていけば、好値で売れる。
逆に、炒って『碧螺春』にしてしまうと、買い取ってもらえない。
だから、炒る技術は必要ない。

 

『礼品用』2鍋ですね、はい、かしこまりましたー♪

鍋。入りますっ!
RIMG0237  ←下鍋(鍋に入れる)

RIMG0240 ←回鍋(鍋に戻す)  

RIMG0242 ←できた。満足☆

RIMG0238  ←紙の水分飛ばしているところ

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かなり好い外形のできばえ☆  よっしゃー♪
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工賃として、1鍋につき3gもらった!(笑笑)
おお☆きれい♪見た目ではおとんの原料との違いがぜんぜんわからないね。
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香気。。。うわぁ、これはぜんぜん違うや、おもしろ~~。ん?草??草だ、青草香・・・。
ううん、こういうときは、「新鮮香」と表現すれば、、、好!
湯も「清che」で好。うんうん、問題なさそう。
でも、飲んでみないことにはね。
うん、うん、「焦味」ないし「砕」もないし。。。んー、なかなか「新鮮味」で、好!(笑笑)
※この少し後で「大変なこと」になる、が、このときはまだ気づいていない。

ごはんごはん♪
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食べた食べた!お茶お茶~~♪さっきのお茶、ごく~・・・  

ウガアアアーーーッッッ、なに??? 渋ぅっっっーーー!!!
えええーーー??なんでこんな渋いの???尋常じゃないよ、この渋み・・・。

「おとん、ちょっとなにこれ、さっきこんなひどくなかったよ、飲んでみてよーーー。」
『いやだ、飲まない、知ってる。』
「なんでこうなるの?」
『そりゃ、たぶん土と水だろ。あのへんはここらと違って、水は。。。(省略)。。。土は。。。(省略)。。。』

だめだ、完全に舌がやられてる・・・とりあえず歯磨きしよ。

彫刻入りの木箱☆ 今日炒った茶葉に使う包装。
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老四(おとんの息子:碧螺春の「包装」の製作販売、茶葉は扱っていない)のところの商品。 
RIMG0270 専用の本皮風手提げ布袋付き♪

雨の日は贈り物

本日は雨、おとんの家では停工。
RIMG0222 ご近所さんは摘んでいるけれど。
こんな日は、休む。

おかんからの贈り物、ずら~♪ 
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やったあああーーーっっっ☆ これこれっ!!毎年おかんに頼んでいるの♪
RIMG0225 『正宗的枇杷蜂蜜』byおとん
「純正の枇杷花の蜂蜜」☆ 

春蜜ではない、希少な冬の蜜♪
蜂はもちろん伝統の地蜂『中蜂』、一般的な蜂蜜を作る『輸蜂』ではない。
企業では作れない、流通はしない、本当に貴重な蜂蜜の中でも最高級品。

これだけは、村に住んでいる地元の人間でないと、ほんっっっとに手に入らないの!!!(お茶と同じね。)
手に入るのは収穫期のみ。11月末から12月初め。村人でも予約が必要。
家まで巣箱ごと持ってきて目の前で『ゴーロゴーロ(byおかん)』回して採り立てを瓶に詰めてくれる。
純正の中蜂蜂蜜を作っている農家さんは3家残っているそうで、村の人間が購入する分でほぼなくなるそうだ。
『東山(町の市場)まで出ると、もうまがいもの(混ざりもの)』になるそうで・・・。その先に行くとさらに・・・。
産量と流通量を比較すれば納得。。。(これもお茶と同じか。)

やったあああーーー♪ 大好物、おかんの(買う)鴨子皮蛋。これこれーー☆
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しかも、全部『老鴨』のだ!!! やったーーー♪

大陸各地で、おいしい皮蛋を探し求めて早17年。(笑笑)
実はおかんが購入しているこれが、今までの中で一番おいしい!!!
初めて食べたときは驚いた、まさかこんなところで。。。
これは予約しなくても東山のある場所で買える。太湖の中だもん、鴨子はいっぱいいる♪

見事な『松花』、食べるときにお見せしますねっ☆

29号

摘んできた『毛茶』(碧螺春の場合は精製前の鮮葉のこと)を、おとんとおかんが一芽一芽精製すると 

↓こうなる
RIMG0157  ←これを炒ると

↓こうなる
RIMG0170  ←これを飲むと

↓翌日こうなる
RIMG0162 ←昨日の♪3鍋分審評後の茶葉全部ミックス、9g

↓鍋に入る前(炒る直前)                      ↓鍋から出た後(炒り終わった直後)                            
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↓起鍋(鍋から引き上げ)直後の精製中(※普通はこんなことしない)   
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質問:この時の精製で外したこの極上のおいしい部分(笑笑)は、誰が飲むのでしょう~♪

答え:ピンポーン♪ 《2012碧の宝茶箱》の隊員ですっ!(※募集記事、いま少しお待ちくださ~い☆)

RIMG0171 おとん、焼火師中。

帰宅した小花から、炒茶中の私へプレゼント☆
RIMG0175 好香~♪
おとん曰く、これは野生の梅(?)で、赤くてイチゴみたいにとってもおいしい実がなるんだって。

お、その隙におとんが炒っている! と思ったらこれは茶片。
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まだ精製が終了していないので最後の鍋が炒れない、ので、先に炒茶片。

その間に、精製完了。

第3鍋、入る準備。メラメラーーーッッ。
RIMG0179 ←このくらい大火で。

終了!  うわあ~~す・ご・いっ☆  いったいどこの誰が炒ったのかしらーーっ♪(大笑)
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ごはん、今晩は小花とふたりで。   小花の好きな、筍入りトマト卵スープ↓
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↓馬蘭頭♪今だけしか食べられない。残念ながら野生ではない、でもおいしい♪
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おとんとおかんは、近所の親戚の家にjian茶葉(毛茶の精製)の手伝いに行った。

本日の3鍋、審評中。
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へ~へっへっへ♪
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ふふん♪             。。。かなり嬉しい。。。(笑笑)
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うぶうぶ、全開~~っ!                     きらきらだあーーー☆
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                    ↑白毛(新芽のうぶ毛)舞っているの、わかる?

早種の第1蓬

今春は昨春よりも遅い。数日から一週間ほど、かな。春節が例年に比べ早くて寒かったから。
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まだ硬い。           新しい細枝はちょっとだけ早い感じ、先っちょに薄緑が覗いている。

摘み立て~♪ 本日もほぼすべて初摘み樹の第1蓬だよ☆  ぎっしりどっしり詰まっている感!
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『早種の第1蓬がそろそろ終わる、明日はもし雨が降らなくて摘めたとしてもあと1鍋分摘めるかどうか、だ。
晩種がまだ発芽しない、そろそろ発芽してくれないと、、、今年は寒い、まだ発芽しない。』byおとん

おとんの家は代々果樹園を継いで碧螺春を作ってきた家系なので、碧螺春の茶樹も伝承の品種しかない。
伝承の茶樹(老蓬)は野生種なので、現在多く栽培されている改良種のように一斉に揃って発芽するわけではなく、
一本一本個体差がある。その中でも『早種(発芽の早い樹)』と『晩種(発芽の遅い樹)』に分類することができる。

今、おとんの家で収穫期を迎えているのは、その『早種』。
例年、初摘みからの数日間は、ほぼこの『早種の第1蓬』。
この天然の『野生種の早種の第1蓬』は、非常に高値で取引される碧螺春の中でも一番の高級等級。
しかし、近所の農家さん(みんな代々果樹園を受け継いできた)でも、ほとんど残っていない。
私たちが毎年この希少な天然種の原料で作った春分前後の茶葉(【分前茶】や【明前前期】)が飲めるのは、
この伝承の『早種』をおとんとおかんが大切に残し年間を通して丁寧な手入れをして育てているから。
今は、それがほぼ終わりに差しかかっている。

この『早種の第1蓬』が終わる頃に、今度は『晩種の第1蓬』が収穫期を迎え、それが終わる頃に『早種の第2蓬』。。。
そうしているうちに、日に日に気候が暖かくなり、あっちもこっちも発芽してくる。
という感じなのだが、年によってはそううまくいかないときもあり、途中で発芽待ちで『停工』になることもある。
今年は、『早種の第1蓬』の途中で、すでに3日間停工している。
寒くてなかなか発芽しないのだ。

しかし、自然というのはうまくできているなあ、と関心する。
野生種の発芽期には一本一本個体差があるから、たとえば天災(冬の冷害、夏の害虫異常発生、等)から
全滅を避けることができるし、収穫期が分かれるから収穫期も長くなり収穫物のバランスも取れる。
これをもし人間の都合で、高値で売れる時期に収穫期を迎える品種のみに全部植え替えてしまうと、
いつかの「翁のおばちゃんの末の弟」のように、その年の収穫物が全滅・・・なんてことになっちゃうんだなぁ。
稼ぎたい気持ちはわかるんだけどね・・・。

翁のおじちゃんは、周りがどんどん植え替えてしまっている中で、老蓬の前に発芽する新蓬も作るけど、
老蓬の早種も晩種も自分の意思できちんと残していた。

それにしても、明日は果樹園めぐりしてあっちこっちで探して摘んで集めて、やっと1鍋分だって~~。

ただいま東山

無事到着しています。
ネットに繋ぐまで時間かかった。
やっと繋がった☆

と思ったら、もっと大変なことに・・・。
ぶろぐの記事が投稿できないッッッ、これは真剣に大変。
古い子でも新しい子でもだめ。
いろいろ試したけどだめ。
どうする・・・。

数時間後。
「奥の手」使ってテスト投稿成功。
しかしその「奥の手」でとりあえずの対策として準備してきた。
のに、それもだめになった・・・ってことは、うーん、またすぐに同じことが起きるかもしれない。
とりあえず投稿できるうちにここまで投稿しておく。
音信不通になるかも。。。

とりあえず急いでメモ。

すごいあったかい!!!
昨日(27日)から突然、しかしそれまでは「冷」。
昨日26℃、本日(28日)25℃。
この先また寒くなるかも。
でも今日はまるで清明節後のよう。

だが茶葉は始まったばかり☆
おとんは22日スタート、その後停止3日。
今年は分前茶なし。
昨日は1鍋。
本日でまだ今春の4日目!!!!今春始まったばかりーーー♪

3鍋(小)炒ったーーー、うわーん最高~~~♪

3月28号

まずは飲む♪    今春第1日目(22日)の碧螺春。
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あとで炒る♪   今春第4日目、本日の鮮葉。
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おとん、起火。炒茶の準備、まず底火作り。
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おかん、起火。炒菜の準備、まず開水(熱湯)作り。     ↓漬物甕、下に多心菜が漬かっている。
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愛子、「起心☆」(※造語です、イメージイメージ!)  炒茶の準備。  
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第4日目、まだまだ第一蓬!!!   すべて初摘み樹、すべて初芽☆
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途中でごはん。
RIMG0119 ごちそういっぱい♪

食べたらすぐに開始炒茶、第2鍋&第3鍋。
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碧螺春、炒茶終了。最後は炒茶片、おとん用。
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本日小3鍋、今春で一番多い、と言ってもまだ4日目。
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本日の3鍋、審評。見た目(色、形)がきれいなのは第3鍋。でも第2鍋が好き、一番おいしい。(笑笑) 
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どれも分前茶のよう。。。贅沢♪

白毛(新芽の産毛)いっぱい。。。きらきら~☆
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ということで、いつもの春♪始まってま~すっ!

出国&到着

どうにかこうにか、出国っ!
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雲海~♪                          食べる&寝る。

第2楼に到着、閑散、長距離バス停まで遠くなった。    洗剤くさい・・・、掃除中。
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数時間後、東山到着。また道路が開通して以前より早くなった。

ただいまーーー!!! おっとーん、おっか~ん♪

炒って参りま~すっ♪

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございます、成田空港です、ちょっと東山まで炒ってきます。(笑笑)

お知らせやらご報告やらいろいろあるのですが、今少しお待ちくださいませ。
パソコンが新しくなり、その影響でちょっとこれまでのようにはいかなくなってしまい、
そのままでは現地に行って消息不明(!)になってしまうので、その対策を優先していました。

行かなくちゃ、時間だわ、また夜に☆。。。炒って参りま~すっ♪

てすと3

てすと3  終了~☆

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《2010眠れる森の碧螺春》ご紹介&品茶希望者募集

茶友のみなさま!これから茶友のみなさま!
お待たせいたしました。
先日、 隊員御用達茶の募集記事で【ちょこっと予告】した、新カテゴリーの≪秘密の蔵出し茶≫をご紹介します♪
(※カテゴリーは他に≪心の隊員茶≫≪隊員御用達茶≫≪品茶セット≫≪老茶(ビンテージ)≫等があります。)

≪秘密の蔵出し茶≫のカテゴリーでご紹介する茶葉は、分かりやすく言うと『訳あり』、ってところかしら。
しかし単なる『訳あり』ではありませんッ!
日本で唯一の、【国家一級の訳あり】です~~っっ♪(笑笑)


訳あって、「本物のおいしい洞庭碧螺春」を超破格で出しますっ!!!
セット名は、《2010眠れる森の碧螺春》~~♪

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その内容は、2年前の「10東山おとんの碧螺春」~♪(※ご参照記事:眠れる森の碧螺春ぜひご一読ください)
当時「30000円」の《碧の宝茶箱》 から5gだけ抜いた内容(100g)を、「10000円」でお分けしまーすっ!!!
中国茶葉の国家機関の先生方もこの価格破壊にはびっくり~~っっ。
しかも、当時小分けした袋ではなく、まだ未開封の保存用ロットから新しく小分け包装してお分けしますっ☆

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以前、研究のために依頼されて私が保存している過去の「東山おとんの碧螺春」を持参した際、
審評室に集まった専門家たちのほとんどが『これは新茶だ』『シールが間違っている』と言い、
数年前の茶葉だとは絶対に信じてもらえず、私は嘘つき呼ばわりされました・・・。
しかしその隙に、なぜか持参した茶葉はすっかり姿を消していましたアーッッ。
「それほど高い評価!!!」をいただける実力ある茶葉ですっっっ♪(笑笑)

実は、洞庭碧螺春は『世界で一番保存の難しい茶葉』と中国茶葉の国家機関でも言われています。
『5月になればもうおいしい碧螺春は存在しない』と当たり前のように会話されてしまうほど(※今の市場の現状)、
「おいしい状態のおいしい碧螺春」には製茶人に高度な個人技術が要求されるためその存在そのものが希少で、
国中のトップ茶葉が集まる専門機関の先生たちでも、現実にそれを飲める機会は少ないのです。


「本物のおいしい洞庭碧螺春」を一度きちんと飲んでみたかったみなさま!
でも《宝茶箱》では手が出なかったみなさま、大チャンスですーーっっ☆
いつか《宝茶箱》を飲みたいと検討中のみなさまも!
緑茶は保存できないなんて概念も吹っ飛び、安心して《宝茶箱》に踏み切る確認ができますーっ☆(笑笑)
もちろんすでにおとんの碧螺春大好きな茶友も!
すでにその実力を知っているみなさまにとっては、超ラッキ~~☆

みなさま、ぜひこの機会に碧螺春を召し上がってみていただけませんか♪
そして、どうか想像してみていただけませんかーー♪
《宝茶箱》の時に飲んだら、どれほど感動的で夢のようなおいしい体験ができたであろうことを~~~っっ☆
今なお飲めばおいしい笑顔になっちゃうこの茶葉から、それは十二分に想像できると思います。

ぜひぜひ召し上がっていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます♪
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【数量限定】◆《2010眠れる森の碧螺春》◆ セット:10000円(送料別) ※ひとり上限あり

2010東山洞庭碧螺春3種:計100g (25g×4袋)     
  1.【明前 前期☆】 25g×1袋 
  2.【明前 後期☆】 25g×1袋 
  3.【明后】          25g×2袋                 
    ※茶葉の詳細は、2010《碧の宝茶箱》 をご参照ください。
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★募集の補足★
 ・対象者:このサイトを見てくださるすべての方(【これから茶友(初めての方)】も大歓迎♪)
 ・ひとり上限:1箱(※ただし、過去に《宝茶箱(碧&龍)》参加経験ある茶友は制限なし)
 ・無くなり次第終了
 ・包装:《宝茶箱》と同じ25g形態(※画像こちらにあります) 、今回小分け分は各袋シールに赤ラインで区別あり
 ・梱包:《宝茶箱》と違い、簡易式の箱利用・クッション材不使用等、経済的工夫あり
 ・発送方法:1箱の場合はレターパック(500円)、2箱以上及び同梱茶葉がある場合はゆうパック

☆お申し込み方法
 ・【これから茶友】のみなさま:品茶してみるっ♪からご連絡をお願いしますっ!     
         ※チェック項目がありませんので、 メッセージ欄にご希望数をご記入ください。
    ※品茶してみるっ♪を送信しただけではお茶葉は届きません (お申し込み完了ではありません)。
      数日内に私から「初めましてメール」が届きますので、その内容をご理解ご了承後ご返信ください。
      「迷惑フォルダ」に自動振り分けされる場合がありますので、チェックを忘れずにお願いします。
      お互いにメールで連絡が取り合えるまでお茶葉は届きませんので、ご注意ください。
 ・【すでに茶友】のみなさま:私に直接メールください♪

☆お届け時期
 ・3月24日付までのお申し込み分 → 3月末
 ・3月25日付~4月末までのお申し込み分 → 4月末
 ※お届け時期のご希望が先々の場合は、ご遠慮なくご相談くださいませ。

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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記します↑↑↑


大丈夫、やけになった訳ではありません。。。(笑笑)
「こんなおいしい茶葉、誰かに飲んでもらいたいーーっっ!!」(※眠れる森の碧螺春ぜひご一読ください! )
久しぶりにこの茶葉を飲んで、2日間飲み続けて、すっっっごくそう思ったのです。

緑茶の場合は、トップシーズンを過ぎたら価格等で処理するのが鉄則です。
どんなに状態が好くてもそこは2年前の新茶。
悔しいけれど、その時期に自分でも飲み切れず、《宝茶箱》の茶友も探しきれなかった。
トップシーズン時のあの感動的なきらきらの素晴らしさはもう再現できないけれど、
体に害はなく時間を経たことで体当たりが柔らかく味わいに深みが出て。。。おいしいよ~っ。(笑笑)

ひょっとしたら、『碧螺春に興味はあるけれど《宝茶箱》にはなかなか手が出せなくて、
でもおいしくて10000円で100gも飲めるなら、2年前のでもいいから一度本物を飲んでみたい~っ♪』
そんなふうに思ってくれる人がいるかもしれない?!、とも思ったのです。

それが例えおひとりでも、これが碧螺春を飲むきっかけになったら!!!
それで碧螺春を飲む人がひとりでも増えたら、これほど嬉しいことはないですーーー♪

もしも数名いたら!碧螺春のおいしさを再発見してくれたり、碧螺春を見直してくれたり、
とにかく碧螺春を好きな茶友が少しでも増えたらもう最高~、そこから製茶ぶろぐ見てくれたり、
もしかして今春の《宝茶箱》を検討してくださる人が現れちゃったりなんかしちゃったりしたらっっっ!!!
きゃああーーーっ、絶叫ーーー♪(笑笑)

あはは。。。とにかくおひとりでも碧螺春を飲んでくれる人が増えてくれるのが望みです。
飲めばおいしいのはきっと分かる、けれど、まずは飲まないと何も始まらないから☆


でも・・・もしかして・・・これで満足して今春の《宝茶箱》飲まなくなっちゃう茶友がいたりして???
あわわーーーッッ、そ、それは困る、どうしようーーッッッ・・・、と手が止まってしまったが、
それでも碧螺春を飲んでくれる人がひとりでも増えてくれることの方が嬉しい♪と思い直した。(笑笑)
それに、《宝茶箱》の時だけに体験できるあの感動的なおいしさは一度経験すると忘れられるものではない。
(たぶん。笑笑)
それと、もしかしたら、日本不景気だし経済的な事情で最近碧螺春飲みたくても飲めない茶友もいるのかも???
とちょっと思って、長い茶友なら茶葉の実力と状態の好さは知っているからもしかしたら喜んでくれるかも?!
そんなことも考えました。


理由はなんでもいいです♪
早春が詰まったような生命力溢れる芳醇な味わいは、ひと口飲んだ瞬間からきっと花のような元気が咲きますっ☆
1回3gで毎日飲み続けたとしても、1か月以上元気が続きますっ!!!(笑笑)
(※淹れ方はおいしい碧螺春の飲み方♪をご参照くださいませ)
これを飲みながら今春の製茶ぶろぐでご参戦いただけましたら、もう雰囲気抜群春爛漫~~~♪
みなさま、ぜひこの機会に召し上がってくださいませ。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ついでに今年の《碧の宝茶箱》のご検討も。。。ぜひよろしくお願いしまーすっ☆(笑笑)

眠れる森の碧螺春

※この記事を書いた直後に、≪秘密の蔵出し茶≫のカテゴリーを作ることを思いつき、
 「本物のおいしい洞庭碧螺春」を超破格で飲める素敵なセット(笑笑)を作っちゃいましたっっっ☆
 みなさま、ぜひぜひ飲んでください、よろしくお願いしますっ♪
  《2010眠れる森の碧螺春》ご紹介&品茶希望者募集

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先日、ちょっと考えるところあって、2年前の碧螺春を開けた。
2010 《碧の宝茶箱》の茶葉たちだ。
当時小分けした袋ではなく、当時「魔法」をかけて眠らせたまだ一度も開封していないロット保管用の袋を。
すごい香りがした。

最初に開けたのは【明后】。
開けた瞬間、最初だったせいかこれが一番驚いた。すごいフルーツの香りがした!
熟れたメロンが入ったフルーツボックスに顔突っ込んだみたいだった♪

次に開けたのは【明前 後期】。
フルーツを期待したのだが、花の香りがぶわっと広がった!
色とりどりのパステルカラーのフラワーブーケを鼻先に差し出されたようだった♪

最後に開けたのは【明前 前期】。
ふわ。。。作りたての砂糖菓子のような新鮮でとろんと甘い香り、表現できない!
春のあの穏やかな湖の中の果樹園の森の香りに意識が飛ぶ、蜜蜂たちの羽音が聞こえてきそうだった♪

たまらず飲んだ。
開けた順に、全部飲んだ。
驚いた、鮮度が好い、まるで新茶。
あまりにおいしくて、涙が出そうになった。

眠っていた碧螺春。
自分でも飲みきれず、飲んでくれる茶友を探しきることもできず、2年間眠らせてしまった。
生まれた春から数えて3度目の春がやって来る。
湯を差す前から香っている。
KIMIのくちづけで、私のくちづけで。
かけた魔法が解けていくように、それぞれのグラスの中で目覚めていった♪

飲めば体がぐんと春になった。
表情がぱあっと明るくなった。
KIMIが横で笑っていた。
わたしも笑っている。
魔法にかけられたみたいだ、今度は私たちが、碧螺春に♪

これ、黙って出したら、今年の新茶だと思われるだろう。
初夏頃に市場で売っているその年の碧螺春よりも、はるかに状態が好い。
保存技術の大切さ。
だがなんでも保存すればこうなるわけではない。
それ以前に、「保存できる茶葉」に仕上がっていることが必要で、その技術が難しい。
普通の茶葉ではこうはならない。
すごい、すごいやおとんの碧螺春、本当に素晴らしい。

久しぶりに見るグラスの中のその姿は、かわいくて、愛しくて、いっぱい詰まっていて、感動する。
お茶でこんなに感動するなんて、すごい。

本当は、碧螺春ももう難しいと感じていた。
心のどこかで、終わる姿を想像しかけていたような気がする。

でもこのお茶、やっぱりこれからも飲みたい。
おいしい、体が「おいしい」になる。
この時代に生まれ、今生きてこのお茶が飲めたことが、すごく嬉しい。
今年も飲みたい。
2年前の茶葉を飲んで強くそう思った。

10春は《宝茶箱》の最初の年。(ご参照:当時の碧螺春&龍井《宝茶箱》 募集記事はこちら
最後の龍井の春でもあった。
岐路の年。
その年のおとんの碧螺春を振り返り、改めて、こんなに地球の宝のような素晴らしい茶葉はないと思った。

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抜けたっ!

少し前、2週間ほど前だったかな、急に「抜けた」感じになった。
何かが変わった。
気持ちがふーっと軽くなった。
急に浮かび上がったような感じだ。

特に何があったわけではない。
ずっと真剣に考え続けてきたことに対して、急に考えの方向性というより感じ方が変わった感覚。
突然「抜けた」。
なんだろう?

今から思えば、秋茶が終わってからここ数か月、心はまるでいきなり襲われた雪崩の雪に埋もれたようだった。
そっちでいいかわからないけれど掘らないと埋もれたままだからもくもくと真面目に掘り続けていて、
そうしたら、いきなり目の前が明るくなって突然スコンと抜けた。
出口のないトンネルからいきなり出たような、
何かがつるんと剥けて突然視界がひらけたような、
重い屋根雪が一気に落ちて長い冬が終わったことに急に気付いたような。

あはは、本当になんだろう。
すごくすっきりして、心が軽くなったの。
やっぱり何か「抜けた」んだろうなあ。


長いこと真剣に考え続けてきた問題の答えや解決の名案が見つかったわけではない。
たぶん、答えはなくて自分のすることが答えになっていくことが分かったのと、
大きな壁は今もこれからも変わらずそびえたっていてその中で進んでいくことになるのが分かったのと、
それよりももっともっと大きな素晴らしいものがすでに存在していることを心から実感できたからかもしれない。

何か浄化され、新しい風が吹いた。
突然ぶわっと、心に幸福の花が咲いた。
本当の感覚だ。
考えてそうなったのではなく、考えていないときにそう感じた。

そうだ、感じたんだ。
ああ、好かった、間に合った。
そうやって、考えでなく自分の心が本当に感じないと、私は前には進めない。
意識してそうなるわけではないしいつ来るかわからないし自分でそうなろうとしてなれるものでもないけれど、
待っているだけではいつまで経ってもこうはならなくて、日々目の前のことに一生懸命向き合ってやっていると、
ある時突然こんな感覚になる。
基本、こうならないと私は動けない。

もちろん仕事や生活は違うよ。
気が向かない仕事だって自分を説得しながら日々を調整する。
計画しないと生活は成り立たない。

でも、お茶に関しては違う。
このサイト活動は、感覚でやっている。
計画ではない。
飲みたい感覚が自分になくなればやめるだろうし、やめても誰にも迷惑はかからない。
そうか、それなのに、それに対して考えすぎていたのかもしれない。
ひとりで考えていると、いつのまにか違う方向に考え詰めてしまっていることがあるよね。
そうなると、どんどん気持ちが凹んで知らないうちにそこから抜け出せなくなっている。
何とかしたいと難しく考えすぎてしまっていたのかもしれない。

もちろん、考えることは大切で、やめない。
壁にぶつかったら、直視する。
決して目の前の現実を放棄しない。
いつだって逃げずに真剣に考えて、そして実践してみるからまた新しい感覚が来て、次に進める。
だから、結果がどうなろうといつもぎりぎりまで精一杯やってしまう。
この数か月は、きっと真剣に考える期間だったんだろうなあ。
こういう心の展開になるとは思っていなかったなあ。


もともと、一部の人間が何をどう頑張ったところで、どうすることもできないことはたくさんある。
人件費や物価の高騰による製造コストの上昇も、国の経済成長や景気動向も、市場の流れや嗜好の変化も。
それらは自然の流れで、解決するとかしないとか、そういう類のことじゃない。
直面した時は「壁」にぶつかったと感じたのだが、実は壁ではなかった。
「景色」だった。

見たこともない山に惹かれて自分から進んで歩いて来たのに、自分の想像の範囲を超える巨大な山山が現れたら
貧血起こしてこの先どうやって歩いて行こうと凹むなんて、あはは笑っちゃう。
もともと、そういう景色の道だったんだ。
その山を歩きたいのだから、歩ける方法を探してまた一歩進むだけだ。
この先どうなっていくのかわからないけれど、考えたってわからないから一生懸命進む。
これまでと変わらない。
大蛇や老虎に襲われるかもしれないけれど、その向こうには素晴らしい景色が広がっているかもしれない。
いろんな備えをしつつ、できることを見つけながら、歩けるところまで進む。
まだ私は歩ける。

ということに気が付いた!


休暇を取ったのもよかったかな。
同じことをずっと考え続けていると時に変な方向に考え詰めてしまうから、
そうなったら、一度そこから完全に離れてみると逆にそれが近道になったりすることがある。
日常とまったく違う環境に身を置いたり、普段動かさない筋肉をいっぱい使ったりすると、すっきりする。
ここ数年、冬の休暇は仕事を持ち込んでスキーしていなかった。
けれど今年は、数年ぶりに連日スキー練習して毎日温泉も睡眠も満喫して、きちんと「休暇」を過ごした。
数日間で本当にリフレッシュして、それが好かった。


一番大きかったのは、品茶会で茶友たちに会えたこと。
1月と2月、合計6日間。
本当に好かった。
茶友たちに会えて一緒に時を過ごしていると、ものすごく元気になっていくのを自分で感じた。

いろんなことを感じたけれど、茶友たちのおかげで心の向きが大きく変わって、前に進めた。
会って一緒にお茶を飲んでいろんな会話をして、いつのまにか心は迷いや悩みから脱出していた。
会えば会うほど、次々に。
品茶会が終わってから気が付いたんだけど。

品茶会には「好い気」が集まる。
おいしい笑顔、肩肘張らない無邪気な会話、素直で健全な気持ち、人を思いやるやさしさ、
そういうのが集まってますます「好い気」になって、自分もいつのまにかその中に染まっている。

以前は、自分が迷ったり悩んだりしているときは品茶会を開催しないほうがよいのでは、と思っていた。
心配させたり困らせてしまうかもしれないし、自分が心から楽しんでいないと半端にしか伝わらないだろうし。
が、もしかしたら違うかもしれない。
茶友と会うと何か悪いもの(?)が浄化(?)していく感じがする。
とにかく気持ちは明るくなって心は軽くなって、終わってみるとすごく前向きで元気になっていた。
気のせいかもしれないが、集まった茶友のみんなもどんどん元気になっていたような気がする。
次からは、なにか迷いがあるときは品茶会をしよう。
茶友とともに過ごす時間が道しるべになってくれる。

人の心って不思議。
温かい心に触れると自分の心も温かくなる。
心って見えないけれど何をするにも一番の根源だ。
その心を作るのも人の心なんだなあ、と思った。
茶友たちに会っているうちに、心に何かが生まれていくのを感じた。


茶友の数は以前よりも少ない。
努力して茶葉に結果を出しても、飲む人が減っている現実に凹む。
けれど、数が少なくても茶友が「いる」、ということがすごいことだと感じた。
伝わる人が「いる」、サイトを見て何かを感じて行動を起こしてくれている人が「いる」。
少なくても「いる」、そのことの方が素晴らしい奇跡だと気が付いた。

茶友の中には、何度も会っている人もいれば、これから会うことになる人もいる。
生涯会う機会がなかったとしても、同じ釜の茶葉の感覚を共有するこの世で数少ない心の友だ。
経済的な理由や体調の都合などいろんな事情でしばらく飲めない状況の茶友は何人もいるが、
今は飲めないけれどいつかまた飲みたいから頑張ってほしいと寄せてくださる心からのメールは、
いつまでも温かく心に残って消えない。

お茶を通じていつのまにか人との縁を作っていた。
いつかお茶が作れなくなっても、お茶を通じてこうやって作ってきた人との縁は消えない。
そっちの方が、お茶よりも何よりも得難くて、そういう人と出会えた、ということの方が奇跡だ。
心の底からそう感じた。
そうしたら、ものすごい涙があふれて、すごい幸福を感じていた。

素晴らしい人生だと思った。
たとえこの先お茶がなくなっても、それ以上に素晴らしいものがその時にはたくさんある。
茶友とはきっと会うし、おとんやおかんとも縁が切れることはなく生涯会い続けるだろう。
お茶がなくなっても、人は残る。
お茶が作れなくなっても、何かを失うわけではない。
そのことを、本当に心から感じた。
そうしたら、自分にはもっと何かできるのではないかと思った。

ふーっと軽くなって、気持ちが明るくなっていた。
そうか、それまで私は望みを失いかけていたのかもしれない。


春だ、碧螺春だ。
おとんが待っている、おかんが待っている、会いたいなあ。
ふいみんも向こうで待っている、会いたいよ。
日本で楽しみに待っている茶友もいる、笑顔で会いたい。

まだ終わりではない。
希望は捨てない。
まだ私にやれることはある。

2011秋鉄観音≪隊員御用達茶≫

2011秋鉄観音≪心の隊員オプションセット≫の続きです。

11秋《心の隊員》 のみなさま、お待たせいたしましたー♪ 鉄観音の《心の隊員》 まだまだ募集中ですっ!
隊員みんなのお楽しみ、おいしくて超お得な「隊員御用達茶」~☆
1種だけですが、今秋もありまーすっ!

【びっくり砕茶】の進化型。。。その名を【秋鉄♪全韵集合】!!!(笑笑)

RIMG2241 RIMG2228

呼び名は遊んでいるようですが、その内容は「とんでもなく高クオリティーの安渓鉄観音」☆
こんなの他では絶対飲めない、「天然の紅芽鉄観音の韵の塊」です!
その呼び名の通り、このお茶は「11秋すべての韵の集合体」なのですっ♪

それもそのはず。
おとんの製茶人生でも記録に残るだろう11秋。(製茶の様子はこちら
その王揃いの高クオリティの茶葉たちぜーーーんぶが、「ここ」に凝縮されています。
例年であれば間違いなく茶王だった【月峰王】も【虹蜜王】も!
もちろんあの【伝承桂花王】も!なんとあの【銀河王】も!(宇宙の中で作るお茶)  
そして人生で数度しかめぐり合えない【特王】だってざくざく入っちゃっているんですー!!

【びっくり砕茶】の進化型ですが、画像で見てわかる通りこれまでとは一線を画します。(詳しくは後ほど)
そのため、呼び方も変えました。

全ての茶王が集結し、この秋で一番贅沢な茶葉かもしれない☆
11秋おとん鉄観音の「全種ミックス茶」、【秋茶♪全韵集合】~~♪

それでは、ご紹介いたします。
前回までの御用達茶とは価格等違いますので、最後までどうぞよくご確認くださいませ。
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◆2011秋鉄観音≪隊員御用達茶≫◆※個数制限等あり

1.【秋鉄♪全韵集合】~11秋祥華高山鉄観音より~ 25g 2000円(送料別)※ 10袋以上で1袋おまけ付き 終了~☆

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★募集の補足★
 ・対象者:11秋鉄《心の隊員》 現在も引き続き募集中☆ぜひ飲んでください! ご連絡お待ちしております♪
 ・個数制限:《心の隊員》参加数(例:3心参加隊員は上限3袋。オプションまで全種参加隊員は上限13袋。)
 ・もしも希望者が多かった場合は、ご希望量に不足してお届けの可能性あり
 ・もしも希望者が少なかった場合は、後にブログで再募集
 ・無くなり次第終了
 ・小分け包装:25g脱酸素(アルミガゼットスタンドジップ+内袋使用)
 ・発送用梱包:メイン茶葉とは違い「それなりの方法」
 ・発送方法:個数によっては定型外利用(1~2袋でも定型外を避けたい方はメールに書き添えてください)
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記します↑↑↑

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包装前の精製中~。アップ☆                 25gでこのくらい♪ずっしり!

◆この秋一番のお勧め?!

このお茶は、御用達茶にするような内容ではなく、まずその形状に「なんでこれ外すの?」と驚くはず!
飲んだらその「回韵」に思わずおおお♪と小躍りしちゃうよーっ。(笑笑)

ほとんどが小葉の部分なので抽出も早く、味わいの好さがダイレクトでわかりやすい☆
なのに、しっかりおとんの茶葉だから持久力があって驚くほどへたれなくて満足度が高い☆
時間がないけど超おいしいのをがっつり飲みたい時なんか、超おすすめです~♪

ここにもメイン茶葉と同じ製茶コストはかかっているけれど、御用達茶でお分けするために、
「茶片」(ほとんど葉の形を成さない茶葉の切れ端)に近い部分もわざと多少は残したので、
御用達茶でいいのですっ!
ただでさえ量がないのに(1日に出る量は秋のブログ画像でわかります、この日のRIMG1341とか)
さらに丁寧な精製をしてしまったら、もっと減っちゃってみんなに分けられなくなっちゃうものね!
もちろん、「茶末」(妖怪ティーパックの原料にしたような部分)は篩って外してあります。

公平さを期するために、《心の隊員》参加数と同じ個数を上限にしました、ごめんなさい。
メインの茶葉を製茶することによって、出てくる部分なので。。。
でもでも、「心の追加」も「心のおかわり」もまだまだ大歓迎ですので、この機会にぜひーっ!(笑笑)

※「心のおかわり」=次のセットに進まず、すでに参加したセットの中からお好きなセットをもう一度。


◆【びっくり砕茶】はいづこ?

いつの頃からか、おとんと私が「砕茶」として篩い落とす部分は「砕茶」ではなくなっていた。
どういうわけか、ほとんどが「茶葉」になっていたの。。。なぜだ。

もともとお分けしていた【びっくり砕茶】は、製茶の加工中に生じる「茶片」(ほとんど葉の形を
成さない茶葉の切れ端)の中でも比重が重いおいしい部分だけを取り出して、それを別仕上げにして
毎日集めておいたもの。つまり、製茶人しか手に入れられない「製茶室の砕茶」。
(※仕上がり後の茶葉から、移動や精製や包装等で生じた「一般的な砕茶」ではないです。)
煎はもたないが、これがまたおいしくて、多くの場合は作り手の自宅用茶。

今は、加工中に枝から外れたり粒が小さかったり軽かったりする葉もその後の理想の加工に影響するので、
加工の段階ごとに丁寧な精製をして篩い外すのだが、実際は、外では当たり前に製品に入っている部分で、
本体とほぼ変わらない上等な品質。間違いなくおいしい。なので、毎日きちんと別仕上げして集めておく。
それが、今回ご紹介する【秋茶♪全韵集合】。

つまり、精製度が上がってきちゃった、ってことなのかなあ。。。年々。
要求レベルが年々上がっているから、当然といえば当然の流れなのかも。
この秋は、かなりいっちゃっていた(!)ようで、どこからどう見ても世で言う高級鉄観音、、、の茶葉!!!
よくよく考えてみたら、この形状(枝から外した茶葉)って、今の市場では、人を雇ったり機械を使ったりして
わざわざこういう状態にしたのを製品にしているんだよなぁ・・・。
それに、粒はどんどん小さくなっていっているし、その茶葉よりこっちの方が締まっている!!!
って、なんだかなぁ・・・。

こうやって自分たちの底辺部分をじっくり振り返って見ると、おとんと私ってなんかばかみたいに思えてきた。
あはは、だって自分たちの「砕茶」が世間では「茶葉」って。。。変な感じー。(笑笑)

ところで、「砕茶」はどうしたんだっけ???
あーーー、畑だ。
毎日おとんが篩いながら畑に撒いていた・・・肥料になっちゃったよーーっ、あはは。

次回は取っておこう。。。製茶室に入っても覚えていたらねっ☆


◆今秋の【おとんの熟香梗】はありません。

今秋は作れませんでした。
原料がなくて作れなかったのです。

【熟香梗】を作るには、自然気候下で発酵させた茶葉が必要なのですが(そこから取り除いた茎を使う)、
うぇいうぇいとおかんが担当する市場用鉄観音を作っているおとんの山の下の製茶所では、もう完全に
空調茶の注文しか来なくなってしまいました。

今秋、山の下の製茶所で自然気候下で製茶した種類は1種だけ。
その1種は、私たちの【観音熟】の原料になりました。(ただいまデビュー待機中☆)

空調茶の茎なら産地のどこへ行っても山ほどあるのですが、空調茶の茎ではおいしく体に好い熟香梗には
決してならないので、作りません。
かといって、【観音熟】から茎を取り除くようなもったいないことも、絶対しません。

熟香梗を秋に作るのはもう無理かもしれない・・・。でも春なら可能性があります!
次の機会を待ちましょうか♪


◆追熟中の【おとんの熟香梗】お分けできます☆

今秋のがなくても、過去の【熟香梗】がありますっ!
火が入った感じのお茶が好きな方へは、追熟されてとっても飲み頃のこちらがお勧めです~♪
お好きな方へはいつでもお分けしていますので、ぜひ飲んでください、お願いしまーす☆

・10春【おとんの熟香梗】(ご紹介記事はこちら:2010春鉄観音≪隊員御用達茶≫
・10秋【おとんの熟香梗】(ご紹介記事はこちら:2010秋鉄観音≪隊員御用達茶≫
・11春【おとんの熟香梗】(ご紹介記事はこちら:2011春鉄観音≪隊員御用達茶≫


◆熟香型【観音熟】、デビュー待機中♪

梗がなくても、この秋の熟香型(焙煎タイプ)の「茶葉」があります!
上でも少し書きました、【観音熟】です☆
《心の隊員》5心目で先行的にご紹介しましたが、もう少ししたらきちんとご紹介しますね。

すごくお得な形でお分けしたいと考えていますっ!!!

なぜなら、11秋は製茶コスト等の急騰で状況が状況だったので、《心の隊員セット》 だけでは量的に
飲み足りなくて、もっと鉄観音飲みたい隊員がきっといるだろうし、熟香梗も作れなかったので
火の入った感じの茶葉がお好きな方はなんとなく物足りないだろうし、そんな茶友たちになんとかお手頃で、
でも満足感ある本物のおいしい安渓鉄観音を分けてあげたい、と強く思った。
あの打ちのめされた秋の終わり、自分もそうだったから。
それで、もう一歩踏ん張って。。。すごく頑張りました。

結果、原料が活きた絶妙な火入れ!!!おお☆
バランスが非常に好い♪
実は、だんだんと審評しながらどう火入れするか打ち合わせしたとき、ちょっと「裏ワザ」使ったの☆ふふふ。
それも功を成し、とってもおいしい焙煎タイプの鉄観音に仕上がりましたー♪
お分けできるのがすごく楽しみです~。

現在「収火」のタイミング待ち中。まだちょっと早い感じなの。
ご紹介できるのは、この様子だと4~5月頃でしょうか、どうぞお楽しみに☆

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それでは、まずは【秋茶♪全韵集合】、ぜひぜひ召し上がってくださいませ。
ご連絡お待ち申し上げております。どうぞよろしくお願いいたしまーすっ!


【ちょこっと予告】
近日中に、碧螺春の超破格セット【眠れる森の碧螺春(仮)】を限定数でご紹介する予定☆
新しいカテゴリー《秘密の蔵出し茶》に属する茶葉です♪(謎)

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ただいま新環境のテスト中

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